JPH0635616Y2 - 架空線の仮支持装置 - Google Patents

架空線の仮支持装置

Info

Publication number
JPH0635616Y2
JPH0635616Y2 JP7817289U JP7817289U JPH0635616Y2 JP H0635616 Y2 JPH0635616 Y2 JP H0635616Y2 JP 7817289 U JP7817289 U JP 7817289U JP 7817289 U JP7817289 U JP 7817289U JP H0635616 Y2 JPH0635616 Y2 JP H0635616Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temporary
utility pole
overhead wire
pole
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7817289U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0318608U (ja
Inventor
健一 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Corp filed Critical Aichi Corp
Priority to JP7817289U priority Critical patent/JPH0635616Y2/ja
Publication of JPH0318608U publication Critical patent/JPH0318608U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0635616Y2 publication Critical patent/JPH0635616Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jib Cranes (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、水平装柱における碍子交換作業等に於いて架
空線を仮置きする架空線の仮支持装置に関し、特に仮支
持装置を電柱に装柱する作業効率を向上させようとする
ものである。
〔従来技術と考案が解決すべき課題〕
従来、水平装柱における碍子交換作業等に於いて架空線
を仮置きする場合には、第2図に示す如く、高所作業車
のブーム21の先端に装備したバケット22に併設したポー
ルに取り付けた仮腕木23の四面ローラ23aに電線Wを預
けるようにしていた。しかしながら、このような仮置き
では電線Wがバケット22に固定されたままとなるためバ
ケット22を動かすことが困難になり、作業性の点で問題
があった。しかも各四面ローラ23aでもって架空線Wを
仮支持する等の作業はたとえマニピュレータ装置を使わ
ずに作業車が柱上近傍において直接行ったとしても、そ
の作業工程は多岐・多様にわたっており、作業内容も複
雑微妙な手作業が随所に必要であり、極めて煩雑であっ
た。この様な作業は手間と時間の点からマニピュレータ
装置には不向きであった。
〔考案の目的及び課題を解決するための手段〕
本考案は、前述した問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、水平装柱に於ける碍子交
換作業等を効率良く行うための架空線の仮支持装置を提
供することにあり、そのために、絶縁性を有する仮腕木
本体と、該仮腕木本体を吊り下げるための係止部と、前
記仮腕木本体に架空線を懸下する為の架空線保持部と、
電柱の上端の径より大きなスリットを有し前記電柱に取
付けられている腕木より所定距離上方の電柱に嵌着する
環状の電柱把持部とを設けた構成とする。
〔作用〕
本考案は上記の架空線の仮支持装置により水平装柱に於
ける碍子交換作業等を行うものであるから、もはやバケ
ット等を仮保持中固定しておく必要がなく、作業の向上
を図ることができる。また仮腕木に対する架空線の仮預
け作業が極めて容易であるので、マニピュレータ装置を
装備した高所作業車を導入することが可能となり、作業
時間の大幅な短縮が可能になる。
〔実施例〕
以下、第1図(a),(b)に基づいて本考案に係る架
空線の仮支持装置の一実施例を詳細に説明する。
同図中、1はブーム2の先端にマニピュレータ操作室3
とマニピュレータ装置4を装備した高所作業車であり、
5は碍子交換作業等における架空線の仮支持工法に採用
する仮腕木である。
仮腕木5は同図(b)に示す様に絶縁性を有する仮腕木
本体5aと、この仮腕木本体5aの略中央部上面に取付けら
れた一対の吊り具5bと、仮腕木本体5aの中央部に側方に
突出するように取付けられ電柱の架空線より所定距離上
方に嵌着される電柱把持部5cと、仮腕木本体5aの下面に
所定間隔で取付けられ架空線を仮支持する複数個(この
例では3個)のフック5dとからなっている。電柱把持部
5cはC字形即ち正面位置にスリットを有する環状をして
いる。この場合スリットの幅は電柱6の上端6aの径より
大きくなっており、このため電柱6の上部位置で電柱把
持部5cを電柱6に嵌合させ、そののち電柱把持部5aを電
柱6に沿って降下させ電柱把持部5aを電柱6に嵌着させ
ることができる。
以下、上記の構成に基づいて本考案に係る架空線の仮支
持装置の作用を説明する。
この作業ではまず高所作業車1の吊り上げ装置で吊り具
の係止により仮腕木5を吊り上げ電柱6の上端6aに仮腕
木5の電柱把持部5cを近づけて電柱把持部5cを電柱6に
嵌合させ、さらにこの状態で仮腕木5を降下させ、既存
の腕金8の上部の所定位置で電柱6を嵌着させる。この
嵌着の後には、吊り上げ装置を仮腕木5の吊り具5bから
外してもよく、従って吊り上げ装置さらにはマニュピレ
ータ操作室3及び高所作業車1を随意に移動させること
が出来る。
尚、電柱把持部5aの径は上述の位置での嵌着に適合した
ものとなっている。
この作業では仮腕木5の電柱6に対する装柱に先立ち電
柱6の先端に架装したグランドワイヤ7を取り外す必要
がなくなりその分の高所作業を軽減することが出来る。
このようにして腕金8の上方に仮腕木5を装柱した後、
前記腕金8に対して碍子交換作業等を行なう。そしてこ
の際既存の架空線Wを、前記仮腕木5の各フック5dに預
けて仮支持する。
碍子交換作業等が終了したら仮腕木5を電柱6から取り
外す。即ち前記仮腕木5を吊り上げ装置を上述と同様に
して吊り上げ、さらに電柱6の上部位置で電柱6と電柱
把持部5cとの嵌合を解除し、電柱6から仮腕木5を撤去
するのである。
以上の手順にて架空線Wを仮保持し、碍子の交換作業等
を行なうものであるから、仮腕木5を電柱6に装柱した
後は吊り上げ装置、操作室、高所作業車1を同一箇所に
停止して置くことなく、随意に移動して所定の作業をさ
せることが出来、作業性が極めて向上する。更にこの作
業にマニピュレータ装置4を導入することが非常に容易
となり、作業時間の大幅な短縮が可能になる。
〔考案の効果〕
本考案では、以上詳細に説明した如く、水平装柱におけ
る碍子交換作業等のための架空線の仮支持装置に於い
て、絶縁性を有する仮腕木本体と、該仮腕木本体を吊り
下げるための係止部と、前記仮腕木本体に架空線を懸下
する為の架空線保持部と、電柱の上端の径より大きなス
リットを有し前記電柱に取付けられている腕木より所定
距離上方の電柱に嵌着する環状の電柱把持部とを設けた
架空線の仮支持装置を提供するものであるから、前記仮
腕木を作業対象の電柱の上部に案内し、前記電柱把持部
のスリットを用いて前記電柱把持部を前記電柱に係合さ
せたのち、前記腕木より所定長上端に嵌着させ、腕木よ
り既設の架空線を外し前記仮腕木の前記架空線保持部に
て保持し、碍子交換作業等の終了後、前記吊り下げ用係
止部を用いて前記仮腕木を前記電柱の上部に引き上げ、
前記電柱把持部のスリットより電柱を外して架空線の仮
支持作業の全てを終了するものであるから、仮腕木に対
する架空線の仮預け作業が極めて容易であり、しかもマ
ニピュレータ装置を装備した高所作業車を導入すること
ができるから、作業時間の大幅な短縮が可能で、安全性
も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)及び(b)は本考案に係る架空線の仮支持
装置を説明するためのもので、同図(a)は架空線の仮
支持装置を用いて架空線交換作業の状態を示す斜視図、
同図(b)は架空線の仮支持装置を示す斜視図、第2図
は従来の架空線の仮支持作業の説明図である。 1……高所作業車、2……ブーム、3……マニピュレー
タ操作室、4……マニピュレータ装置、5……仮腕木、
5a……仮腕木本体、5b……吊り具、5c……電柱把持部、
5d……フック、6……電柱、6a……上端、7……グラン
ドワイヤ、8……腕金、W……架空線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平装柱における碍子交換作業等のための
    架空線の仮支持装置に於いて、絶縁性を有する仮腕木本
    体と、該仮腕木本体を吊り下げるための係止部と、前記
    仮腕木本体に架空線を懸下する為の架空線保持部と、電
    柱の上端の径より大きなスリットを有し前記電柱に取付
    けられている腕木より所定距離上方の電柱に嵌着する環
    状の電柱把持部とを設けたことを特徴とする架空線の仮
    支持装置。
JP7817289U 1989-06-30 1989-06-30 架空線の仮支持装置 Expired - Lifetime JPH0635616Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7817289U JPH0635616Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 架空線の仮支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7817289U JPH0635616Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 架空線の仮支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0318608U JPH0318608U (ja) 1991-02-25
JPH0635616Y2 true JPH0635616Y2 (ja) 1994-09-14

Family

ID=31621208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7817289U Expired - Lifetime JPH0635616Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 架空線の仮支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0635616Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4660835B2 (ja) * 2004-06-29 2011-03-30 直也 河島 ストラップ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0318608U (ja) 1991-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0635616Y2 (ja) 架空線の仮支持装置
JP2003189433A (ja) 配電線工事施工法とそれに使用する工具
JPH0833169A (ja) 懸垂支持物及び該懸垂支持物への架線作業方法
JPH087768Y2 (ja) 架線支持用仮腕木装置
CN213906101U (zh) 一种线缆穿线辅助装置
JPS645934Y2 (ja)
JPH079558Y2 (ja) 架空線の引留め装置
JP2782043B2 (ja) 架空ケーブル架設用補助具
JPH0628896Y2 (ja) 高所作業車に搭載したマニピュレータ対応の装柱用腕金吊具
JPH0365009A (ja) 引通し架空線の引留め化工法
JP2846946B2 (ja) 多導体用懸垂ヨーク金具への線条取付方法
JPH05115113A (ja) 引通し架空線の引留め化工法及び引留め装置
JPH06153368A (ja) 架空配電線路の支持装置
JP3440029B2 (ja) 吊線への筐体物吊下げ設置装置
JPH02294209A (ja) 架空線の仮支持工法
JPH0716708Y2 (ja) 作業車の吊り上げ装置
JPS6316274Y2 (ja)
JP2541834Y2 (ja) パネル吊支工具
JPH0721495Y2 (ja) マニピュレータ作業機
SU1105968A1 (ru) Устройство дл подвески кабелей на опоре
JPH04122593U (ja) 高所作業車の補助アーム
JPH06153350A (ja) 架空配電線路の支持装置
JP2530356Y2 (ja) 高 所 作 業 車
JPH0718714Y2 (ja) 高所作業車の作業装置
JPH058752Y2 (ja)