JPH06292311A - 工事用開閉器のケーブル仮把持装置 - Google Patents

工事用開閉器のケーブル仮把持装置

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JPH06292311A
JPH06292311A JP7670793A JP7670793A JPH06292311A JP H06292311 A JPH06292311 A JP H06292311A JP 7670793 A JP7670793 A JP 7670793A JP 7670793 A JP7670793 A JP 7670793A JP H06292311 A JPH06292311 A JP H06292311A
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JP
Japan
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switch
clamp
connection
cable
work
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JP7670793A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Gunji
勉 郡司
Atsuo Uchiyama
敦雄 内山
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Furukawa Electric Co Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、開閉器を電柱に仮設する
際、各接続ケーブルが垂れ下がるのが防止でき、作業ロ
ボットによる各接続ケーブルの送電線に対する接続作業
が効率よくでき、しかも、各接続ケーブルを送電線に接
続したときの接続ケーブルの破損等が防止できる工事用
開閉器のケーブル仮把持装置を提供することにある。 【構成】 この発明の工事用開閉器のケーブル仮把持装
置は、開閉器本体20の両側方にそれぞれ導き出される
複数の接続ケーブル28を備え、工事中、電柱に仮設さ
れたとき、これら接続ケーブル28を送電線にそれぞれ
接続され、送電線の送電回路中に介挿される一方、工事
終了後、各接続ケーブル28と送電線との接続を解除
し、電柱から降ろされる工事用開閉器において、各接続
ケーブル28に設けられ、開閉器本体20および送電線
に対して取り外し自在に係止されるクランプ70を有し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工事用開閉器のケー
ブル仮把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電柱上における配電線の配電工事は、通
電したままの状態で行う活線作業が多く、従来、図1に
示すように、作業者が電気絶縁用ゴム手袋をはめて電柱
1に上り、直接配電作業を行う直接活線工法、あるい
は、作業者が電柱に上りホットスティックを使用して配
電工事を行う間接活線工法により行っていた。しかしな
がら、これらの直接活線工法、間接活線工法などは、い
ずれも作業者が高所に上り、かつ、手作業により配電作
業を行うため、作業者の疲労が極めて大きい。また、複
数人が電柱1上で作業を行うために、作業効率が悪いな
どの問題がある。
【0003】そこで、近年、図2に示すような、作業用
ロボットマニピュレータシステム3(以下、作業用ロボ
ット3)により、配電作業を行う間接工法が採用されて
きている。この作業用ロボット3は、油圧により駆動さ
れて、旋回および伸縮可能なブーム7と、ブーム7の上
端に配設されたキャビン8と、キャビン8に配設された
操作レバー9と、操作レバー9の操作により作動するマ
ニピュレータ10などを搭載したマニピュレータ車(高
所作業車)からなり、作業者がキャビン8に搭乗して操
作レバー9を操作し、マニピュレータ10により配電作
業を行うものである。この工法によれば、手作業では困
難な種々の作業を安全に行うことが可能であり、複雑な
作業を少なくとも一人の作業者で行うことができ、作業
能率も高い。また、作業者がキャビン8内に搭乗してい
るため、転落などのおそれもなく、雨の降る日など天候
の悪いときにも、作業ができる等の利点がある。なお、
図1および図2中、符号4〜6は配電線を示す。
【0004】また、電柱1上には、配電線4〜6の配線
回路中に、遮断器、すなわち、開閉器が設置される場合
がある。この開閉器は、その用途により、自動開閉型お
よび手動開閉型のものに分けられる。自動開閉型の開閉
器は、各配電線4〜6の異相間、あるいは、配電線各相
とアース(地上)間に過電流および短絡電流等が流れる
といった事故が発生したときに、事故が発生した区域へ
の送電を自動的に切離し、全体停電を防止する。一方、
手動開閉型の開閉器は、一部の区域で配電工事を行うよ
うな場合に使用され、その区域への送電を手動で切り離
して、部分停電を行う。
【0005】また、開閉器には、電柱に常設される据置
き型のものや、配電工事などのときのみ使用される仮設
置型(工事用開閉器)のものがある。これらの開閉器に
は、一般に、配電線に接続するための複数の接続ケーブ
ルが設けられており、各接続ケーブルの先端には連結コ
ネクタが設けられている。そして、工事用開閉器の場
合、各接続ケーブルは、この連結コネクタにより、取り
外し自在に各配電線に接続される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、工事用開閉
器を電柱に仮設する場合においては、開閉器を電柱に設
置した後、各接続ケーブルを配電線へ接続する作業は、
作業用ロボットのマニピュレータにより行われている。
しかしながら、開閉器を電柱に仮設した場合、開閉器の
各接続ケーブルは垂れ下がる。このため、下方に垂れ下
がった各接続ケーブルを拾い上げてから配電線に接続す
るといった作業を作業用ロボットにより行うとき、キャ
ビンを定位置に固定したままでは、マニピュレータの作
業範囲を越えることになるため、接続ケーブルの接続作
業は、キャビンの上下移動を伴い、マニピュレータ操作
が煩雑となるなどの不具合がある。
【0007】また、工事用開閉器は、汎用性をもたせる
ため長尺の接続ケーブルを有しており、この接続ケーブ
ルはそれ自体が重くなっている。そのため、接続ケーブ
ルを配電線に接続した場合、各接続ケーブルの開閉器か
らの導出部や接続ケーブルと連結コネクタとの接続部
に、接続ケーブルの自重による荷重負担が直接かかるこ
とになる。この状態において、接続ケーブルが風にあお
られて揺れたりした場合、接続ケーブルの導出部や接続
部にかかる荷重負担が増大し、疲労による接続ケーブル
の損傷等が発生するおそれがあるなどの不具合がある。
【0008】この発明は、上述の事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、開閉器を電柱に仮設する際、各
接続ケーブルが垂れ下がるのが防止でき、作業ロボット
による各接続ケーブルの配電線に対する接続作業が効率
よくでき、しかも、各接続ケーブルを配電線に接続した
場合の接続ケーブルの損傷等が防止できる工事用開閉器
のケーブル仮把持装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の工事用開閉器のケーブル仮把持装置は、
開閉器本体の両側方にそれぞれ導き出される複数の接続
ケーブルを備え、工事中、電柱に仮設されたとき、これ
ら接続ケーブルを配電線にそれぞれ接続し、配電線の送
電回路中に介挿される一方、工事終了後、各接続ケーブ
ルと配電線との接続を解除し、電柱から降ろされる工事
用開閉器において、各接続ケーブルに設けられ、開閉器
本体および配電線に対して取り外し自在に係止されるク
ランプを有して構成されている。
【0010】
【作用】この発明の工事用開閉器のケーブル仮把持装置
によれば、あらかじめ、各接続ケーブルはクランプによ
り開閉器本体に係止され、開閉器は電柱に取り付けられ
る。開閉器が電柱に仮設された後、クランプは開閉器本
体から配電線に移動され、各接続ケーブルは配電線にそ
れぞれ接続される。なお、工事中、接続ケーブルはクラ
ンプによっても配電線に係止される。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図3ないし図1
1に基づいて詳細に説明する。なお、従来例と同じ部材
には、同じ符号を付けることにする。一般に、電柱1に
張り巡らされている配電線は、三相交流式の送電方式が
採用されている関係から3本で一組とされている。開閉
器20は、変電所から各家庭に至る配電線の送電回路中
に設置され、送電に異常がある場合や配電工事等を行う
場合などに、一部あるいは特定の地域への送電を遮断す
るものである。また、開閉器には、電柱に常設される据
置き型のものや、配電工事を行うときのみに使用される
仮設置型のものがあり、図3に示す開閉器20は後者の
仮設置型、すなわち、工事用開閉器20である。
【0012】図3および図4には、電柱1の腕金2に吊
り下げられた工事用開閉器20(以下単に開閉器20と
する)が示されている。開閉器20は、ボックス形状を
有しており、縦に長く延びている。開閉器20の上面に
は、吊下アーム21が設けられており、この吊下アーム
21により、開閉器20は電柱の腕金2に吊下られてい
る。
【0013】開閉器20の両側には、3本づつ合計6本
の接続端子22が突出して設けられており、これら接続
端子22は開閉器20の長手方向に離間されている。開
閉器20の接続端子22には、コネクタ27を介して、
6本の接続ケーブル28が接続されている。各コネクタ
27は、L字状を有しており、接続ケーブル28を斜め
下方に向けて導き出している。
【0014】一方、開閉器20の両側には、一対のガー
ドフレーム23が設けられており、これらガードフレー
ム23は開閉器20の側面から側方に張り出し、接続端
子22を囲むようにして位置付けられている。これらガ
ードフレーム23は、図4に示すように、その上下部分
は水平(水平部)とされており、その前後部分は垂直
(垂直部)とされている。
【0015】開閉器20の下面側には、開閉器20の制
御機器24が取り付けられており、その下面からは、制
御機器24を保護すべく、台フレーム24が下方に向け
て張り出して設けられている。開閉器20の下側には、
その前面側に位置して、切換レバー26が設けられてい
る。この切換レバー26は、図3の実線に示す状態にあ
るとき、両側の接続端子22間をそれぞれ電気的に接続
し、図3の2点鎖線に示す状態にあるとき、両側の接続
端子22間をそれぞれ電気的に切り離す。すなわち、切
換レバーは開閉器20におけるオン/オフスイッチであ
る。なお、切換レバー26の両端の孔には、図示されて
いないが、ひもが接続されており、そのひもを引くこと
により、切換レバー26のオン/オフを切り換えること
ができるが、この実施例の場合、切換レバー26の切換
は、作業用ロボットのマニピュレータにより行っても構
わない。
【0016】一方、一対のガードフレーム23には、一
対のケーブル仮把持装置30(以下単に把持装置30と
する)が取り外し可能に取り付けられている。なお、図
3には、開閉器20の左に取り付けられた把持装置30
しか示されていないが、右側にも同様の機能を有する把
持装置30(二点鎖線)が取り付けられている。把持装
置30は、たとえば、ステンレス製のパイプフレーム3
1を備えており、このパイプフレーム31は立体的に曲
げられている。すなわち、パイプフレーム31は、ガー
ドフレーム23の上側の水平部およびガードフレーム2
3の前側の垂直部に沿うようにして曲げられている。パ
イプフレーム31の水平部と垂直部には、係止装置32
がそれぞれ設けられている。パイプフレーム31の垂直
部の下端は、開閉器20に対して一端斜め外側下方に向
けて延び、さらに側方に向けて延びている。側方に向け
て延びたパイプフレーム31の先端側には、クランプハ
ンガ33が設けられており、開閉器20の前方向に張り
出している。パイプフレーム31の垂直部とクランプハ
ンガ33との間の傾斜部には、その上側に金属板34が
渡して溶接され、この金属板34によりパイプフレーム
31の撓みが防止されている。
【0017】パイプフレーム31は、前記係止装置32
により、開閉器20のガードフレーム23に対し取り外
し可能にして取り付けられる。図5および図6には、パ
イプフレーム31に設けられた係止装置32が示されて
おり、以下、係止装置32の構成を説明する。なお、係
止装置32は、パイプフレーム31の水平部および垂直
部の2箇所に設けられており、両者は同様の機構を有し
ている。したがって、垂直部の係止装置32について
は、水平部の係止装置32の説明にて省略する。
【0018】図5および図6に示すように、係止装置3
2は、係止ホルダ40およびトグルクランプ41より構
成されており、この係止ホルダ40がパイプフレーム3
1に溶接されている。係止ホルダ40は、さらに一対の
受け部42,43と一対のガイド部44より構成されて
おり、一対の受け部42,43は、パイプフレーム31
の下側から側方に向けて突き出し、一対のガイド部44
も受け部42,43と同方向に突き出している。一対の
受け部42,43は、その上縁に切欠きが形成され、一
対のガイド部44は、パイプフレーム31に対し傾斜
し、下面側にガイド面45を有している。また、一対の
ガイド部44の間隔は、受け部42,43のそれより狭
くされ、受け部42,43とガイド部44とは、上下方
向に所定の間隔を存している。そして、これら受け部4
2,43とガイド部44との間には、図6に示すよう
に、開閉器20のガードフレーム23が嵌め入れられる
ようになっている。一対のガイド部44の上端間には、
金属製の板部材47が渡して連結されている。
【0019】トグルクランプ41は、軸支台48、ロッ
クレバー49および作用部50から構成されている。軸
支台48は、前記板部材47の上面に取り付けられてお
り、この軸支台48は、パイプフレーム31に沿う方向
に2つの回動軸51,52を有し、これら回動軸51,
52は板部材47の上面側に突出している。一方の回動
軸51は、作用部50の基端が回動自在に連結されてお
り、他方の回動軸52は、リンク53を介して、ロック
レバー49の回動軸に連結されている。また、ロックレ
バー49の作用軸は、作用部50の作用軸54に連結さ
れている。作用部50の先端には、クランプロッド55
が接続されており、このクランプロッド55は、図5に
示す状態のとき、係止ホルダ40にある一方の受け部4
2の方向に延び、その先端には押さえ部56が設けられ
ている。
【0020】従って、トグルクランプ41は、そのロッ
クレバー49をパイプフレーム31の水平部に対して平
行に倒すと、作用部50もパイプフレーム31に対して
水平となり、クランプロッド55は垂直となる。そし
て、係止ホルダ40に嵌め入れられたガードフレーム2
3は、クランプロッド55の押さえ部56と係止ホルダ
40の一方の受け部42との間に係止される。したがっ
て、2つの係止装置32の係止により、把持装置30
は、開閉器20のガードフレーム23に取り付けること
ができる。
【0021】逆に、ロックレバー49を図5の実線で示
す状態から2点鎖線で示す状態まで引き起こすと、作用
部50は一方の回動軸51を中心に回動し、2点差線で
示す状態まで起き上がる。この結果、ガードフレーム2
3は、クランプロッド55の押さえ部56と係止ホルダ
40の一方の受け部42とによる係止から解除され、ガ
ードフレーム23は、係止装置32の係止ホルダ40か
ら引き抜き可能となる。つまり、両方の係止装置32の
パイプフレーム31対する係止を解除すれば、パイプフ
レーム31、すなわち、把持装置30は、開閉器20の
ガードフレーム23から取り外すことができる。
【0022】また、パイプフレーム31の垂直部に設け
られた係止装置32には、図3に示すように、マニピュ
レータ把持部35が設けられている。このマニピュレー
タ把持部35は、係止装置32から開閉器20に対して
側方に延出されており、作業用ロボット3のマニピュレ
ータにより把持可能とされている。なお、マニピュレー
タ把持部35は、絶縁性を有するもの、たとえば、フッ
素樹脂等から形成されている。
【0023】一方、クランプハンガ33は、図7に示す
ように、パイプフレーム31とハンガパイプ60との間
に4枚のリンク板61を接続して構成されている。ハン
ガパイプ60の太さはパイプフレーム31とほぼ同径と
されており、その長さはパイプフレーム31の下側水平
部とほぼ同じ長さとされている。クランプハンガ33全
体としては、図4に示すように、開閉器20の正面側に
向けて延出されている。そして、ハンガパイプ60は、
リンク板61により、3つの部分に仕切られており、こ
の仕切られたハンガパイプ60には、図7に示すよう
に、それぞれクランプ70が取り外し可能に係止され
る。
【0024】クランプ70は、図8に示すように、クラ
ンプ本体71を備えており、クランプ本体71はコ字状
を有している。クランプ本体71の一端部72には、ク
ランプ本体71の長手方向に貫通したねじ孔74が設け
られており、このねじ孔74には、クランプねじ75が
ねじ込まれている。クランプ本体71内に突出したクラ
ンプねじ75の一端には摺動ブロック76が遊嵌されて
おり、クランプねじ75の他端には取手部77が設けら
れている。取手部77はアイリング状に形成されてお
り、作業用ロボットのマニピュレータにより操作が可能
となっている。この実施例の場合、マニピュレータ先端
の形状は鉤状のものが理想的である。なお、取手部77
は、種々のマニピュレータに対応して様々な変形例が考
えられるため、他の異なる形状であっても構わない。
【0025】従って、取手部77が操作されクランプね
じ75が回転されると、摺動ブロック76はクランプ本
体71の一端部72と他端部73との間を移動する。摺
動ブロック76とクランプ本体71の他端部73とは、
互いに対向する面にそれぞれV字状の切欠き78,79
が設けられており、これら両切欠き78,79を有する
面により把持部が構成されている。この把持部により、
クランプ70を前述した把持装置30のクランプハンガ
33および配電線等に係止することができる。
【0026】さらに、クランプ本体71の一端側72
は、図8で見て下側に位置する部位がクランプ本体71
より下方に突出しており、その突出した部位には両側に
貫通したひも孔80が設けられている。このひも孔80
には、クランプひも81が通して接続される。このひも
孔80に接続されるクランプひも81は、絶縁性を有す
るもの、たとえば、ガラス繊維やフッ素樹脂などの材料
から形成されるのが望ましい。また、クランプ70の構
成部品も絶縁性を有するもの、たとえば、フッ素樹脂等
から形成されている。
【0027】図9には、開閉器20から導き出された接
続ケーブル28のうちその一本が示されている。接続ケ
ーブル28の先端には連結コネクタ83が設けられてお
り、この連結コネクタ83にはクランプ70同様、アイ
リング84が設けられている。すなわち、この連結コネ
クタ83も作業用ロボット3のマニピュレータ10によ
り操作可能とされている。そして、この連結コネクタ8
3は、配電線に接続されて電気的導通がなされる。接続
ケーブル28の途中には、連結コネクタ83近傍に位置
して、波付絶縁スリーブ82が嵌められており、この波
付絶縁スリーブ82には、クランプ70に接続されたク
ランプひも81が接続されている。
【0028】以下、図10および図11を参照ながら開
閉器20の電柱1への取付け過程を説明する。先ず、開
閉器20には、その両側に把持装置30(ケーブル仮把
持装置)が係止装置32を介して取り付けられる。開閉
器20の接続ケーブル28は、クランプ70を介して把
持装置30のクランプハンガ33に把持される。これら
の作業はあらかじめ地上において行われる。そして、開
閉器20はウインチ等により上方に持ち上げられ、電柱
1の腕金2に仮設置される。図10には、電柱1の腕金
2に仮設された開閉器20が示されている。
【0029】次に、各クランプ70は、作業用ロボット
のマニピュレータにより、クランプハンガ33から取り
外され、各配電線に移される。そして、各接続ケーブル
28の連結コネクタ83が各配電線に接続される。この
とき、接続ケーブル28と配電線とは電気的導通がなさ
れる。送電工事の終了後、開閉器20は電柱1から取り
外されるが、開閉器20の電柱1からの取り外しは、取
付けの順序とは逆の過程で行われることは言うまでもな
い。
【0030】したがって、以上説明した工事用開閉器の
ケーブル仮把持装置によれば、あらかじめ、接続ケーブ
ル28をクランプ70を介して開閉器20に把持してお
くため、開閉器20を電柱1に取り付ける際には、接続
ケーブル28が垂れ下がることがない。そのため、作業
用ロボット3を利用して、開閉器20の各接続ケーブル
28を配電線に接続する作業を行ったとしても、そのマ
ニピュレータの移動範囲が小さくてすみ、作業が搭乗す
るキャビン8の上下移動も伴わないことから、マニピュ
レータ10の操作も簡単に行える。
【0031】また、接続ケーブル28が配電線に接続さ
れている間は、接続ケーブル28の連結コネクタ83近
傍は、クランプ70を介して配電線4〜6に吊下されて
いるため、接続ケーブル28の自重がクランプ70側に
も分散されることになる。そのため、開閉器28の接続
ケーブル28の導出部(接続端子27)や接続ケーブル
28の配電線への連結部(連結コネクタ68)等にかか
る接続ケーブル28の荷重負担が軽減され、接続ケーブ
ル28の損傷等が防止される等の効果が得られる。
【0032】さらに、開閉器20に取り付けられたケー
ブル仮把持装置30(把持装置30)は、開閉器20の
ガードフレーム23に対する係止装置32の係止を解除
することで、簡単に取り外すことができ、それぞれ分離
できる。したがって、開閉器20を運搬する際の省スペ
ース化も図ることができて大変有用である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の工事用
開閉器のケーブル仮把持装置によれば、工事用開閉器を
電柱に仮設した際、各接続ケーブルは、係止クランプに
より開閉器本体に把持されるため、各接続ケーブルが開
閉器から垂れ下がるのが防止でき、配電線に対する各接
続ケーブルの接続作業が効率よく行うことができる。ま
た、接続ケーブルを配電線に接続した際、係止クランプ
も接続ケーブルに把持されるさめ、接続ケーブルの自重
による荷重負担がクランプ側にも分散して、接続ケーブ
ルの特定部位にその荷重負担が過度にかかるのが防止で
き、接続ケーブルの損傷等が防止できるなどの優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の配電線の配電工事における直接活性工法
を示す図である。
【図2】一部を破断した作業用ロボットによる配電工事
の様子を示す図である。
【図3】腕金に吊り下げられた開閉器の正面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】係止装置の側面図である。
【図6】図5の正面図である。
【図7】クランプハンガの平面図である。
【図8】クランプの側面図である。
【図9】接続ケーブルに接続されたクランプを示す図で
ある。
【図10】電柱に仮設された開閉器を示す図である。
【図11】接続ケーブルを配電線に接続した開閉器を示
す図である。
【符号の説明】
1 電柱 2 腕金 3 作業用ロボット 4〜6 配電線 10 マニピュレータ 20 開閉器 23 ガードフレーム 26 切換レバー 28 接続ケーブル 30 ケーブル仮把持装置(把持装置) 31 パイプフレーム 32 係止装置 33 クランプハンガ 35 マニピュレータ把持部 40 係止ホルダ 41 トグルクランプ 70 クランプ 81 クランプひも 83 連結コネクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉器本体の両側方にそれぞれ導き出され
    る複数の接続ケーブルを備え、工事中、電柱に仮設され
    たとき、これら接続ケーブルを配電線にそれぞれ接続
    し、配電線の送電回路中に介挿される一方、工事終了
    後、各接続ケーブルと配電線との接続を解除し、電柱か
    ら降ろされる工事用開閉器において、 各接続ケーブルに設けられ、開閉器本体および配電線に
    対して取り外し自在に係止されるクランプを有すること
    を特徴とする工事用開閉器のケーブル仮把持装置。
JP7670793A 1993-04-02 1993-04-02 工事用開閉器のケーブル仮把持装置 Pending JPH06292311A (ja)

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JP7670793A JPH06292311A (ja) 1993-04-02 1993-04-02 工事用開閉器のケーブル仮把持装置

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JP7670793A JPH06292311A (ja) 1993-04-02 1993-04-02 工事用開閉器のケーブル仮把持装置

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ID=13613004

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JP7670793A Pending JPH06292311A (ja) 1993-04-02 1993-04-02 工事用開閉器のケーブル仮把持装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011091953A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Kansai Electric Power Co Inc:The ケーブル支持金具及びケーブル接続方法
CN107257106A (zh) * 2017-07-03 2017-10-17 国网山东省电力公司曹县供电公司 电力配网抢修异物清除器
JP2020072623A (ja) * 2018-11-02 2020-05-07 中国電力株式会社 工事用開閉器用のケーブル仮置き具

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