JP2846946B2 - 多導体用懸垂ヨーク金具への線条取付方法 - Google Patents

多導体用懸垂ヨーク金具への線条取付方法

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JP2846946B2 JP33643490A JP33643490A JP2846946B2 JP 2846946 B2 JP2846946 B2 JP 2846946B2 JP 33643490 A JP33643490 A JP 33643490A JP 33643490 A JP33643490 A JP 33643490A JP 2846946 B2 JP2846946 B2 JP 2846946B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、送電線鉄塔に架線される1相当りの導体の
線条数が複数のときに用いられる多導体用懸垂ヨーク金
具への線条取付方法に関する。
【従来の技術】
第4図は、水平角θの角度型懸垂鉄塔Tの平面図であ
って、第3図には、その鉄塔Tの右側アームA1に吊り下
げられている1相当り6条の線条(導体というときもあ
る)の従来の一体型のヨーク金具1′が示されている。 このヨーク金具1′は、単一の鋼製の板状体2からな
り、その平面形状はほぼ五角形を呈しているとともに、
その中央部に重量軽減のために孔2aがあけられている。 板状体2の五角形の上端角に当る部分には、左右に伸
びるアーム片3a,3bを有する上部片3が一体的に設けら
れていて、これらアーム片3a,3bの両先端部と、板状体
2の上端角を除く他の角に当る部分にクランプ取付孔4,
4…がそれぞれ開孔され、これら取付孔4,4…に取付けら
れた各懸垂クランプ(以下、「クランプ」という)C1〜
C6を順次結ぶ線は、正六角形となるように構成されてい
る。 このヨーク金具1′は、アーム片3のほぼ中央部上端
に設けられたがいし取付孔5を介して、送電線用鉄塔
(以下、「鉄塔」という)の右側アームA1に吊り下げら
れた懸垂がいし装置Bの下端に取付けられている。そし
て、各クランプC1〜C6には、線条l1〜l6がそれぞれ取付
けられている。 各クランプC1〜C6への各線条l1〜l6の取付けは、先
ず、複数条(第3図の例では、天外線l1、中外線l6の2
条)の線条が鉄塔Tに延線される。すなわち、線条l1,l
2は鉄塔Tに設けられたワイヤー20a,20bの先端の延線用
金車(図示せず)に懸架されるとともに、鉄塔Tの先端
外方に延在して設けられた仮枠A1′に取付けられた補助
ワイヤー21a,21bの先端の延線用金車(図示せず)に懸
架され、これらワイヤーを操作して線条l1をクランプC1
に、また線条l2をクランプC2に移動(移線)させて取付
けられる。 各クランプC1〜C6への線条の取付順序は、鉄塔Tの外
方(外側)に位置し、かつ上部に位置するクランプC1か
ら行われ、次いで、クランプC2,C3,C4,C5,C6の順に行わ
れる。 このうち、クランプC1,C2への線条の取付けは、ワイ
ヤー20a,20b及び補助ワイヤー21a,21bの操作を線条l1,l
2が板状体2の下方を迂回させるように行われる。なぜ
ならば、線状l1,l2はワイヤー20a,20bを緩めながら補助
ワイヤー21a,21bで懸架させて、ほぼ平行状に移動させ
ようとすると、板状体2が障害となって移動できないか
らである。 この迂回移動は、鉄塔Tが図示のような角度型懸垂鉄
塔以外の垂直型懸垂鉄塔でも同様であり、また、ヨーク
金具が分割されて構成されているような場合(例えば、
実公昭47−7933号公報)であっても同様である。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のヨーク金具は、鉄塔の外側
に位置するクランプへの線条の取付けの際、線条をヨー
ク金具を迂回するように移動させなければならず、線条
取付作業が複雑化する欠点があった。 殊に、線条取付作業は高所作業であり、しかも大重量
の線条を複雑に移動させることは極めて危険を伴うの
で、移線作業の容易なヨーク金具の出現が待たれてい
た。 そこで、本発明は、上記の要望に応えるためになされ
たものであって、その目的は、鉄塔に延線された多線条
を容易に取付けることのできる多導体用懸垂ヨーク金具
への線条取付方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
本発明に係る多導体用懸垂ヨーク金具への線条取付方
法は、上記目的達成のために、懸垂がいし装置に取付け
られたヨーク金具のワイヤー取付部にワイヤーの一端側
を取付け、そのワイヤーの他端側を所定方向に引き付け
てそのヨーク金具を回動させてそのヨーク金具の線条取
付箇所に送電線鉄塔へ延線された線条の移動方向を一致
させ、その移線された線条をそのヨーク金具に取付ける
ことを特徴としている。
【作用】
上記構成において、多導体用懸垂ヨーク金具は、懸垂
がいし装置を介して鉄塔に取付けられる。鉄塔に取付け
られたヨーク金具は、ワイサー取付孔にワイヤーが取付
けられて所定方向へ引き寄せられると、がいし装置取付
位置を中心に回動する。 上述のようにして、ヨーク金具を回動させるとヨーク
金具の線条取付箇所が鉄塔に延線された線条の移動(移
線)方向と一致する。
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
なお、従来と同一構成要素には同一符号を用い、これら
同一構成要素の説明は重複を避けるために省略する。 第1図には、6導体用懸垂ヨーク金具(以下、「ヨー
ク金具」という)1が上記4図に示された角度型懸垂鉄
塔Tの左側アームA2に懸垂がいし装置Bを介して取付け
られている状態が示されている。 この取付状態において、各クランプC1〜C6を結ぶ線は
正六角形となるように、各クランプの取付孔4の位置が
決められているとともに、その正六角形の上,下辺が地
面と平行となるように懸垂がいし装置Bの取付孔5の位
置が決められている。 図中、6はワイヤー取付孔(ワイヤー取付部)であっ
て、がいし装置取付孔5の右隣りで、かつクランプC1の
取付孔4の上方に位置する上部片3(アーム片3a)に開
孔されている。このワイヤー取付孔6には、線条l1〜l6
をヨーク金具1に取付ける際、アームA2に設けられたと
び金車p1を介して張設されたワイヤWの一端が接続され
る。 また、図中、7は延線用金車取付孔で板条体2の下端
中央部に開孔されていて、線条の一部を延線するための
延線用金車(後述の延線用金車P1)が取付けられる。 次に、第2図を参照してヨーク金具1への線条取付手
順について説明する。 先ず、アームA2に設けられた図示しないとび金車によ
り懸垂がいし装置Bを持ち上げてアームA2に取付ける。
そして、地上で延線用金車取付孔7に延線用金車P1の取
付けたヨーク金具1をとび金車で持ち上げ、そのヨーク
金具1をがいし取付孔5を介して懸垂がいし装置Bの先
端へ取付ける。 次いで、延線用金車P1に線条(天内線)l1と線条(天
外線)l6を延線し、その延線された線条l1,l6をクラン
プC1,C6へ移線して取付ける。 線条l1の移線は、クランプC1のほぼ上方に位置するア
ームA2に設けられたとび金車(図示せず)を用いて延線
用金車P1から持ち上げて行うが、この持ち上げの際、線
条l1は内側(鉄塔T側)に引き付けられているので、ヨ
ーク金具1の本体に衝突することなくクランプC1へ移線
することができる。 線条l6の移線は、上述のとび金車で延線用金車P1から
持ち上げて行うが、この持ち上げの際、ヨーク金具1が
第2図の実線で示される向きにある場合は、線条l6がヨ
ーク金具本体に衝突してしまうので、これを防ぐためワ
イヤWの引き寄せを行う。すなわち、ワイヤWの他端側
をとび金車p1を介して引き寄せると、ヨーク金具1は、
懸垂がいし装置B自身の回動と懸垂がいし装置Bへの取
付孔5の部分を中心に第2図の矢印イ方向に回動する。
したがって、このヨーク金具1の回動をクランプC6の下
方にヨーク金具1の本体が存在しない位置まで行って一
旦停止させ、そこで線条l6をクランプC6へ移線して取付
ける。 線条(中内線)l2と線条(中外線)l5はとび金車p2を
介して設けられた延線用金車P2に延線され、また、線条
(地内線)l3と線条(地外線)l4は、とび金車p3を介し
て設けられた延線用金車P2に延線されているが、これら
各線条l2,l3,l4,l5も上記線条l6と同様にヨーク金具を
回動させてヨーク金具本体が障害とならないようにして
行われる。また、ヨーク金具1に既に取付けられた線条
が障害とならないように線条l5→l2→l4→l3の順序で移
線される。そして、ワイヤWを弛めてワイヤ取付孔6か
らワイヤWが取外される。 本実施例に係るヨーク金具2は、ワイヤ取付孔6を有
しているので、懸垂がいし装置Bに懸架されたヨーク金
具1をワイヤWで引き寄せて回動させることができる。
したがって、ヨーク金具1の線条取付位置(箇所)を延
線された線条の移線方向と一致させることができ、線条
取付作業を極めて容易に行うことが可能となる。 なお、上述の実施例では、延線用金車P1をヨーク金具
1と一緒に持ち上げるようにしたが、他の延線用金車P
2,P3と同様にアームA2に設けたとび金車で持ち上げるよ
うにしてもよい。しかし、本実施例のようにすると、持
ち上げ作業数を少なくできる特長がある。 また、ヨーク金具1は角度型懸垂鉄塔用としたが、も
ちろん、垂直型懸垂鉄塔用ヨーク金具であってもよい。 さらに、ワイヤ取付孔5の位置を第1クランプC1の取
付孔4の上方にしたが、他の位置、例えば第2クランプ
C2取付孔4の上方としてもよい。
【発明の効果】
本発明に係るヨーク金具への線条取付方法は、懸垂が
いし装置に懸架されたヨーク金具をワイヤで引き寄せて
回動させることができる。したがって、ヨーク金具の線
条取付箇所を延線された線条の移線方向と一致させるこ
とができ、線条取付作業を極めて容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るヨーク金具を鉄塔に取付けた状態
を示す正面図、第2図はそのヨーク金具に線条を取付け
る順序を示す説明図、第3図は従来のヨーク金具の正面
図、第4図は角度型懸垂鉄塔の平面図である。 1……多導体用懸垂ヨーク金具(ヨーク金具)、 5……がいし装置取付孔、 6……ワイヤ取付孔(ワイヤ取付部)、 T……鉄塔、 B……懸垂がいし装置、 C1〜C6……懸垂クランプ、 l1〜l6……線条(導体)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴井 浩一 静岡県掛川市南2丁目25番地11号 (56)参考文献 特開 平4−200211(JP,A) 特開 平4−206214(JP,A) 特開 平5−49131(JP,A) 特公 昭57−58842(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01B 17/06 H02G 1/00 - 1/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多導体用懸垂ヨーク金具への線条取付方法
    において、 懸垂がいし装置に取付けられたヨーク金具のワイヤー取
    付部にワイヤーの一端側を取付け、そのワイヤーの他端
    側を所定方向に引き付けてそのヨーク金具を回動させて
    そのヨーク金具の線条取付箇所に送電線鉄塔へ延線され
    た線条の移動方向を一致させ、その移線された線条をそ
    のヨーク金具に取付けることを特徴とする多導体用懸垂
    ヨーク金具への線条取付方法。
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