JP2626842B2 - 多導体用耐張碍子装置 - Google Patents

多導体用耐張碍子装置

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JP2626842B2
JP2626842B2 JP3094848A JP9484891A JP2626842B2 JP 2626842 B2 JP2626842 B2 JP 2626842B2 JP 3094848 A JP3094848 A JP 3094848A JP 9484891 A JP9484891 A JP 9484891A JP 2626842 B2 JP2626842 B2 JP 2626842B2
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眞 祐成
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はUHV級大容量送電用と
なる多導体用耐張碍子装置に関し、引留対象となる多導
体は6導体以上の偶数多導体である。
【0002】
【従来の技術】この種の多導体用耐張碍子装置は、例え
ば図5および図6に示す如く、鉄塔アーム51に取付け
られた二つの耐張装置取付金具52,52に、それぞれ
バーニヤ金具53、直角クレビス54、2連ヨーク5
5、水平2連の碍子連56、ソケットリンク57、直角
クレビス58、2連ヨーク59を連結して、2組の水平
2連の碍子連機構60,60を構成し、両碍子連機構の
軸線上に位置する一対の直角クレビス61,61、直角
クレビスリンク62,62により多導体引留ヨーク63
の両端を連結する。
【0003】多導体引留ヨーク63は、最上段水平ヨー
ク部64、上側中段水平ヨーク部65、中央段水平ヨー
ク部66、下側中段水平ヨーク部67および最下段水平
ヨーク部68と、2枚の垂直ヨーク部69,69とで格
子状に組合わせて溶着した溶接構造の固定ヨークであ
る。その中央段水平ヨーク部66の両側端部は前述の如
く直角クレビスリンク62,62に連結され、その他の
水平ヨーク部64,65,67,68の両側端部には導
体側の直角クレビス70、バーニヤ金具71、直角クレ
ビスリンク72、平行クレビスリンク73、直角クレビ
スリンク74、特殊平行クレビスリンク75を介して耐
張クランプ76を連結するが、耐張クランプ76の突き
出し量は下段になるほど長くするため、バーニヤ金具7
1と直角クレビスリンク72との間には、上側中段では
平行クレビスリンク77、下側中段では平行クレビスリ
ンク78、最下段では平行クレビスリンク77と78を
介装している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の多導体用耐張
碍子装置における多導体引留ヨークは、多導体の束径が
大きいので送電線等に作用する横風圧等により生じる装
置の回転モーメントが大きく、装置を構成する金具類も
大型となり、これに対応するため、多数のヨーク部材を
格子状に組合わせて溶着した固定ヨークとしている。
【0005】このため、多導体引留ヨークの製作には非
能率な溶接作業に加え、困難な格子部の隅部の溶接作
業、溶接部の品質管理等を遂行する上で多大の労力と時
間を要し、製作費が高騰する不都合がある。さらに、多
導体引留ヨークは大型で大重量となるので、取扱いが困
難で、特に山岳地帯の鉄塔への搬入・取付け、緊線のた
めの緊線用ロック工具の取付けその他の高所作業がきわ
めて困難となる。しかも近年は若い作業者の入社が激減
して人手が不足するだけでなく、作業者の平均年齢が上
昇し、しかも作業者の高齢化に比例して多導体引留ヨー
クは益々大型化、大重量化するので、作業能率の低下、
施工期間の長期化、架線工事費の高騰等深刻な事態とな
つており、抜本的な対策が切望されている。
【0006】そこで、本発明は、多導体引留ヨークの製
作、取扱いおよび持ち運びが容易となる安価な多導体用
耐張碍子装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の多導
体用耐張碍子装置においては、6導体以上の偶数多導体
を引留めるようにした耐張碍子装置において、並列の碍
子連機構10,10に連結された水平ヨーク12に一対
の垂直ヨーク17,17をそれぞれ直角クレビス16,
16を介して連結し、一対の垂直ヨーク17,17の導
体側には、所定数の導体側水平ヨーク部21をそれぞれ
一対の直角クレビス18,18を介して連結すると共
に、各導体側水平ヨーク部21の左右両端に設ける連結
金具連連結点24の間隔および導体側水平ヨーク部2
1,21相互の間隔を張設すべき多導体に応じる間隔と
したことを特徴としている。本発明は、図3に示す如く
水平ヨーク12に直角クレビス16,16を介して連結
された一対の垂直ヨーク17,17とこれに直交する所
定数の導体側水平ヨーク部21とを直角クレビス18を
介して連結して立体的な構成としたので、ジャンパ線に
作用する風圧等による捩り荷重に対する対抗力を増強で
きる。また、水平ヨーク12に対する垂直ヨーク17,
17の横振れおよび上下振れが導体側水平ヨーク部21
によつて一様となり、引留める多導体の自由な振れを制
限するので導体配列が大きくくずれることがない。な
お、一対の垂直ヨーク17,17、所定数の導体側水平
ヨーク部21を直角クレビス18で連結してなる多導体
引留ヨーク13は、組立分解可能な構成である。
【0008】また、並列の碍子連機構10,10、並列
の碍子連機構10,10を水平ヨーク12に連結する一
対のリンク11,11、水平ヨーク12のリンク連結点
14,14をむすぶ直線15上に一対の直角クレビス1
6,16を介して連結する一対の垂直ヨーク17,1
7、一対の垂直ヨーク17,17に導体側水平ヨーク部
21を連結する一対の直角クレビス18,18、導体側
水平ヨーク部21の一対の直角クレビス連結点22,2
2をむすぶ直線23上に設ける一対の連結金具連連結点
24,24は、いずれも耐張碍子装置の軸線25に対し
て対称に配置している。このため、図4に示す如く耐張
碍子装置が横振れしても、導体張力の合力作用線は耐張
碍子装置の軸線25上をとおり、並列の碍子連機構1
0,10は導体荷重を等分に分担する。
【0009】
【実 施 例】本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図および第2図において、1は鉄塔アーム2に
所定間隔をおいて取付けられた耐張装置取付金具であ
る。両耐張装置取付金具1,1はそれぞれバーニヤ金具
3、直角クレビス4、2連ヨーク5、2連の碍子連6、
ソケットリンク7、直角クレビス8、2連ヨーク9を順
次連結して水平2連の碍子連機構10を構成する。そし
て、両碍子連機構10,10の軸線上に位置する平行ク
レビス11,11により水平ヨーク12の両端を連結す
る。
【0010】多導体引留ヨーク13は、水平ヨーク12
と、その平行クレビス連結点14,14をむすぶ直線1
5上に一対の直角クレビス16,16を介して連結する
一対の垂直ヨーク17,17と、一対の垂直ヨーク1
7,17の導体側に図3で示す如く一対の直角クレビス
18,18を介して連結され、かつ耐張クランプ19,
19を連結した一対の連結金具連20,20を連結する
導体側水平ヨーク部21a,21b,21c,21dか
らなる。そして、一対の碍子連機構10,10、一対の
平行クレビス11,11、一対の垂直ヨーク17,1
7、一対の垂直ヨーク17,17に導体側水平ヨーク部
21を取付ける一対の直角クレビス18,18および導
体側水平ヨーク部21の直角クレビス連結点22,22
をむすぶ直線23上に設ける一対の連結金具連連結点2
4,24はいずれも耐張碍子装置の軸線25に対して対
称配置となる。
【0011】多導体引留ヨーク13における導体側水平
ヨーク部21a,21b,21c,21dの上下間隔お
よび各導体側水平ヨーク部の左右両連結金具連連結点2
4,24の間隔は、正8角配列となる張設8導体の対応
する間隔と等しくとつている。
【0012】水平ヨーク12に垂直ヨーク17を連結す
る直角クレビス16には、垂直ヨーク17を回動可能に
取付けるピン26のほか、ピン26とで垂直ヨーク17
の回動を阻止するためのロックピン27を挿脱可能に取
付けている。このため、導体側水平ヨーク部21a,2
1bの2条緊線では、ロックピン27を挿入すれば水平
ヨーク12に対する垂直ヨーク17の上下動なしに緊線
でき、緊線が終わればロックピン27を取外している。
なお、水平ヨーク12と垂直ヨーク17とを緊線用ロッ
ク工具(図示せず)で一体的に固定する場合には、ロッ
クピン27は不要である。
【0013】導体側水平ヨーク部21a,21b,21
c,21dに連結する連結金具連20は、本実施例では
各導体側水平ヨーク部に平行クレビス30、バーニヤ金
具31、直角クレビス32、平行クレビス33、直角ク
レビスリンク34、特殊平行クレビスリンク35等から
なるが、下段ほど耐張クランプ突出量を長くするため、
バーニヤ金具31と直角クレビス32の間に、適宜直角
クレビスリンク36,37を介装してある。
【0014】なお、本発明は例示の如き実施態様に拘束
されるものではなく、その要旨の範囲内において各様に
改変し得るもので、例えば並列の碍子連機構10におい
て、碍子連機構10は3列であつてもよいし、碍子連機
構の各碍子連を直接水平ヨーク12に連結してもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、下記するような効果を奏する。
【0016】 多導体引留ヨークは、水平ヨークに直
角クレビスを介して連結された一対の垂直ヨークの導体
側に所定数の導体側水平ヨーク部をそれぞれ一対の直角
クレビスを介して連結してなるので、溶接が不要で製作
容易となり製作費を低減できると共に、組立分解可能ゆ
え取扱いや持ち運び特に山岳地帯への搬入や高所作業が
容易となる。また、一対の垂直ヨークと所定数の導体側
水平ヨーク部とを直角クレビスを介して連結して立体的
に構成したので、ジャンパ線に作用する風圧等による捩
り荷重に対する抵抗力を増強できてヨークを軽量化する
ことができる。従つて、架線工事の作業能率の向上、施
工期間の短縮、架線工事費の低減に役立つ。
【0017】 並列の碍子連機構は耐張碍子装置が横
振れしても、導体荷重を等分に分担できるようにしてい
るので、耐張碍子装置の軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の一部切欠き平面図である。
【図2】本発明の実施例の一部切欠き側面図である。
【図3】本発明の実施例の要部拡大斜視図である。
【図4】本発明の実施例における装置横振れ時の導体荷
重分担説明図である。
【図5】従来装置の一部切欠き平面図である。
【図6】従来装置の一部切欠き側面図である。
【符号の説明】
10 碍子連機構 11 リンク 12 水平ヨーク 13 多導体引留ヨーク 14 リンク連結点 15 直線 16 直角クレビス 17 垂直ヨーク 18 直角クレビス 19 耐張クランプ 20 連結金具連 21 導体側水平ヨーク部 22 直角クレビス連結点 23 直線 24 連結金具連連結点 25 軸線 27 ロックピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳田 敏郎 大阪府枚方市磯島南町13番1号 日本カ タン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−147296(JP,A) 実開 昭50−114700(JP,U) 実公 昭60−1453(JP,Y2) 実公 昭41−20699(JP,Y1) 実公 昭47−20239(JP,Y1)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 6導体以上の偶数多導体を引留めるよう
    にした耐張碍子において、並列の碍子連機構に連結され
    た水平ヨーク(12)に一対の垂直ヨーク(17,1
    7)をそれぞれ直角クレビス(16)を介して連結し、
    一対の垂直ヨーク(17,17)の導体側には、所定数
    の導体側水平ヨーク部(21)をそれぞれ一対の直角ク
    レビス(18,18)を介して連結すると共に、導体
    側水平ヨーク部(21)の左右両端に設ける連結金具連
    連結点(24)の間隔および導体側水平ヨーク部(2
    1,21)相互の間隔を張設すべき多導体に応じる間隔
    としたことを特徴とする多導体用耐張碍子装置。
  2. 【請求項2】 並列の碍子連機構(10,10)、並列
    の碍子連機構(10,10)を水平ヨーク(12)に連
    結する一対のリンク(11,11)、水平ヨーク(1
    2)のリンク連結点(14,14)をむすぶ直線(1
    5)上に一対の直角クレビス(16,16)を介して連
    結する一対の垂直ヨーク(17,17)、一対の垂直ヨ
    ーク(17,17)に導体側水平ヨーク部(21)を連
    結する一対の直角クレビス(18,18)、導体側水平
    ヨーク部(21)の一対の直角クレビス連結点(22,
    22)をむすぶ直線(23)上に設ける一対の連結金具
    連連結点(24,24)は、いずれも耐張碍子装置の軸
    線(25)に対して対称に配設した請求項1記載の多導
    体用耐張碍子装置。
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