JP2673133B2 - 大束径6導体3連耐張碍子装置 - Google Patents

大束径6導体3連耐張碍子装置

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JP2673133B2
JP2673133B2 JP33515292A JP33515292A JP2673133B2 JP 2673133 B2 JP2673133 B2 JP 2673133B2 JP 33515292 A JP33515292 A JP 33515292A JP 33515292 A JP33515292 A JP 33515292A JP 2673133 B2 JP2673133 B2 JP 2673133B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多導体交流送電線路に
使用する大束径6導体3連耐張碍子装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】送電線路の送電容量を高めるには、送電
電圧の高圧化、送電線路の電流容量の増大化を図るのが
通例であるが、最近、多導体交流送電線路において、図
14および図15に示す如く導体61の間隔Dを拡げて
線路のインダクタンスを小さくすることにより、送電容
量をアップした大束径6導体3連耐張碍子装置62が提
案されている。
【0003】この大束径6導体3連耐張碍子装置62
は、例えば図16および図17に示す如く平行リンク6
3,63、一対の碍子側ヨ−ク64,64、水平3連の
碍子連機構65,65,65、3連ヨ−ク等を介して鉄
塔アームに連結した水平ヨ−ク部66の左右両端および
水平ヨ−ク部66に直角クレビス67,67を介して連
結した垂直ヨ−ク部68,68の上下両端に、それぞれ
連結金具連69を介して耐張クランプ70を取付け、6
導体の束径φ(多導体の中心を通る円の直径)が大とな
る大束径6導体送電線を張設していた。
【0004】なお、図14に示す71は導体間隔を保つ
ためのスペ−サである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電線引留ヨ−ク72を
構成する水平ヨ−ク部66と一対の垂直ヨ−ク部68,
68は、直角クレビス67,67を介して連結されてい
るので、図17に示す如く水平ヨ−ク部66と垂直ヨ−
ク部68,68とを緊線用ロック工具73,73によつ
て一体化しないと緊線工事ができない。
【0006】また、上2条緊線時電線引留ヨ−ク72と
水平3連の碍子連機構65,65,65とは上2条を含
む平面74上から外れて緊線用ロック工具箇所で屈折し
た状態にて張設されるため、見込み弛度設定が面倒とな
る。
【0007】さらに、水平ヨ−ク部66と垂直ヨ−ク部
68は、連結金具連連結点の間隔が大束径6導体の対応
する導体間隔と等しいので大型となり、しかも上2条緊
線時平面74から外れるために生じる大きな曲げモ−メ
ントにも対応させるため強度を著しく高めている。従つ
て、水平ヨ−ク部66と垂直ヨ−ク部68は大型で大重
量となり、その取扱い、特に山岳地帯の鉄塔への搬入、
鉄塔への取付け、緊線工事その他の高所作業が困難とな
る不都合があつた。
【0008】そこで本発明は、電線引留ヨ−クが軽量で
取扱い易く、しかも緊線用ロック工具が不要となる大束
径6導体3連耐張碍子装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の大束
径6導体3連耐張碍子装置においては、鉄塔ア−ムに連
結する水平3連の碍子連機構1,1,1の間隔を大束径
6導体の上2条および下2条の導体間隔の1/2にと
り、各碍子連機構1の導体側に三角枠を回動可能に取付
ける。
【0010】三角枠は中間の碍子連機構では水平三角枠
8,34であつて、外側の両碍子連機構1,1に取付け
る垂直三角枠19,19、35,35とは互に干渉しな
いように碍子連機構軸線方向の取付け位置をずらしてい
る。そして、各三角枠の両端の耐張クランプ15連結の
ための連結金具連の連結点の間隔は大束径6導体の対応
する導体間隔と等しくしている。従つて、上2条緊線
時、外側の碍子連機構1,1、垂直三角枠19,19、
35,35の上辺部、これにつながる両導体連結金具連
および耐張クランプ15,15が同じ平面上で張設され
るため、緊線用ロック工具が不要である。
【0011】上2条緊線および中2条緊線では、鉄塔ア
−ムに吊り下げられた3連耐張碍子装置を緊線位置へ張
り上げる前に3連碍子連機構の導体側を固定しておく碍
子連機構固定金具42を取付けたままで行つている。こ
の碍子連機構固定金具は、中間碍子連機構取付部48と
外側の両碍子連機構取付部44,44との間に段差を設
け、緊線位置へ張り上げた状態において取付部48が取
付部44,44より低くなるように予め碍子連機構に取
付けているので、中2条緊線では、水平三角枠8,34
は垂直三角枠19,35の上辺部より一段低い位置にあ
つて垂直三角枠19,35と干渉することなしに中間碍
子連機構、両連結金具連、耐張クランプ15,15と同
じ平面上で緊線される。従つて、緊線ロック工具は不要
である。
【0012】碍子連機構固定金具42は、中2条緊線後
または下2条緊線後、外側の両碍子連機構の連結を緩め
ることにより、中間碍子連機構取付部48が持ち上がり
外側の両碍子連機構取付部44,44との段差が次第に
縮まるので、段差がなくなつたところで、碍子連機構
1,1,1から取外す。緊線完了後導体を所定弛度に設
定し、中間碍子連機構は左右2条を、外側碍子連機構は
上下2条をそれぞれ張設する。ここで碍子連機構固定金
具42の代りに連結片41,41で碍子連機構1,1,
1を一体的に連結すれば、風圧等により装置が横振れや
上下動しても大束径6導体の正6角形配列が大きくくず
れることがない。
【0013】さらに、水平3連碍子連機構1,1,1の
導体側を連結する連結片41,41に、ジャンパ線荷重
等分配手段、例えば外側碍子連機構軸線1a より中間碍
子連機構軸線1b へ向け1:2となる連結片箇所に連結
金具51の両端を連結し、この連結金具の中間に取付け
たジャンパ線補強体54にジャンパ線を沿わせれば、水
平3連碍子連機構1,1,1でジャンパ線荷重を等分に
分担することができる。
【0014】ジャンパ線補強体は、図13に示す如くジ
ャンパ線56の中間部分を沿わせる水平剛性部材55
と、その両端を連結金具51,51に取付ける吊下げ具
57,57で構成したもの、あるいはジャンパ線56の
全体または一部を補強するようにしたものであつてもよ
い。
【0015】各碍子連機構1に取付ける三角枠は、一対
のリンク31,31と連結杆32からなる組立分解自在
の構成とするか、あるいは一対のリンク36をV状体3
6で置換したものであつてもよい。また、中間の碍子連
機構に取付ける三角枠は一体形である水平2連ヨ−ク3
9であつてもよい。これは、垂直三角枠19,35では
連結杆32,37を取外しておかないと、中2条の緊線
作業が困難となるが、水平2連ヨ−ク39は一体形であ
つても上2条および下2条の緊線作業の障害とならない
からである。
【0016】
【実 施 例】本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1及び図2において、鉄塔ア−ムに個別に連結さ
れ、あるいは鉄塔ア−ムに3連ヨ−クなどを介して連結
された水平3連の碍子連機構1,1,1の間隔は、正六
角形配列の大束径6導体の上2条および下2条の導体間
隔の1/2にとつている。
【0017】碍子連機構1は、碍子連2、碍子連2を鉄
塔ア−ムへ連結する連結金具連および碍子連2の導体側
に連結する連結金具連、例えば平行ソケットリンク3、
ホ−ン取付金具4からなつている。
【0018】中間の碍子連機構1の導体側の端部には一
枚リンク5、直角クレビス6、直角クレビスリンク7を
介して水平三角枠8をその頂点部箇所で水平回動可能に
連結し、水平三角枠8の左右両端部にはそれぞれ直角ク
レビス9、一枚リンク10、平行クレビス11、バ−ニ
ヤ金具12、平行クレビスリンク13等を介して耐張ク
ランプ15を連結している。外側の両碍子連機構1,1
の導体側の端部には、それぞれ一枚リンク17、直角ク
レビス18を介して垂直三角枠19をその頂点部箇所で
垂直回動可能に連結し、垂直三角枠19の上下両端部に
はそれぞれ直角クレビス20、直角クレビスリンク21
を連結する。さらに上側の直角クレビスリンク21には
平行クレビスリンク22、バ−ニヤ金具23、平行クレ
ビスリンク24を介して耐張クランプ15を連結し、下
側の直角クレビス21には一枚リンク26、平行クレビ
ス27、バ−ニヤ金具28、平行クレビスリンク29を
介して耐張クランプ15を連結している。
【0019】水平三角枠8の左右両端の直角クレビス
9,9取付点の間隔および垂直三角枠19の上下両端の
直角クレビス20,20取付点の間隔は、大束径6導体
の対応する導体間隔と等しくしている。
【0020】図1および図2に示す第1の実施例では、
水平三角枠8と垂直三角枠19は、いずれも一対のリン
ク31,31と両端を一対のリンク31,31に着脱可
能に連結する連結杆32とで構成されている。図3およ
び図4に示す第2の実施例では、水平三角枠34と垂直
三角枠35は、V状体36と両端をV状体36の両端に
着脱可能に連結する連結杆37とで構成されており、そ
の他の構成は図1および図2に示す第1の実施例と同じ
である。図5に示す第3の実施例では、水平三角枠は孔
部40を有する水平2連ヨ−ク39であり、その他の構
成は図3および図4に示す第2の実施例と同じである。
【0021】なお、第1の実施例の両垂直三角枠19,
19と水平三角枠8、第2の実施例の両垂直三角枠3
5,35と水平三角枠34及び第3の実施例の両垂直三
角枠35,35と水平2連ヨ−ク39は、それぞれ互に
干渉しないようにその頂角を選定しており、水平三角枠
8,34(または水平2連ヨ−ク39)は側方よりみて
垂直三角枠19,35の枠内にある。また、垂直三角枠
と水平三角枠(または水平2連ヨ−ク)との組合せは、
前記のほか例えば垂直三角枠19と水平三角枠34、垂
直三角枠35と水平三角枠8、垂直三角枠19と水平2
連ヨ−ク39であつてもよい。
【0022】鉄塔ア−ムに吊り下げた本発明装置は、碍
子連機構1,1,1に連結した一枚リンク5,17,1
7を図6および図7に示す如き碍子連機構固定金具42
で一体的に連結してから、緊線位置へ張り上げている。
碍子連機構固定金具42は、連結板43の両端に突設し
た外側碍子連機構取付部であるリンク取付部44,44
にそれぞれ2本のねじ軸45,45を挿通して各ねじ軸
45に2個のナット46,46を螺合すると共に、連結
板43の中央下方に連結板部分とで形成した枠部47の
中間碍子連機構取付部である底板部48に2本のボルト
49,49を挿通して各ボルト49にナット50,50
を螺合してなるものであり、一枚リンク5,17,17
の取付けは、図7に示す如く、両側のリンク取付部4
4,44とその下面に当接した両側の一枚リンク17,
17とをそれぞれ2本のねじ軸45,45とねじ軸に螺
合するナット46,46とで連結し、さらに底板部48
とその下面に当接した中間の一枚リンク5とを2本のボ
ルト49,49、ナット50,50で連結することによ
つて、3連の碍子連機構1,1,1を段差をつけた状態
にて取付けている。
【0023】上2条および中2条の緊線工事は、第1の
実施例では図9に、第2の実施例および第3の実施例で
は図10に示す如く、連結杆32,37は取外すが碍子
連機構固定金具42は取付けたままで行う。上2条緊線
では、外側の両碍子連機構1,1、垂直三角枠19,1
9、35,35の上辺部31,31,36,36、連結
金具連、耐張クランプ15,15が同じ平面上で張設さ
れ、中2条緊線では、碍子連機構固定金具42によつて
垂直三角枠の上辺部より一段低い位置をとる水平三角枠
8,34,39が垂直三角枠と干渉することなく中間の
碍子連機構1、連結金具連、耐張クランプ15,15と
同じ平面上で張設される。中2条の取付けが終われば、
第1の実施例ではリンク31,31の他端を連結杆32
で連結して、第2の実施例および第3の実施例ではV状
体36の両端を連結杆37で連結して、緊線した下2条
を耐張クランプ15,15、連結金具連を介して垂直三
角枠の下端に取付ける。碍子連機構固定金具42は、下
2条取付け後あるいは中2条取付後、リンク取付部44
と接するナット46,46または一枚リンク17,17
の下面と接するナット46,46を緩めていくと中間碍
子連機構1が固定金具42と共に持ち上がり、一枚リン
ク5と17,17との段差が縮まるので、ナットを緩め
て段差がなくなつたところで一枚リンク5,17,17
から取外す。
【0024】緊線完了後一枚リンク5,17,17は碍
子連機構固定金具42の代りに連結片41,41で一体
的に連結している。なお、一枚リンク5は直角クレビス
6、直角クレビスリンク7を介して水平三角枠8を連結
し、一枚リンク17は直角クレビス18を介して垂直三
角枠19を連結しているので、横振れ時三角枠8,19
と一枚リンク5,17との間でこじれることがない。
【0025】連結片41,41には、図11および図1
2に示す如く、外側碍子連機構軸線1a より中間碍子連
機構軸線1b へ向け1:2となる連結片箇所に連結金具
51の両端のフランジ部52,52をボルト58、ナッ
ト59で固着し、連結金具51の中間ブラケット53に
ジャンパ線補強体54を取付けている。従つて、ジャン
パ線補強体54に作用するジャンパ線荷重は水平3連碍
子連機構1,1,1によつて等分に分担される。ジャン
パ線補強体54は、本実施例では図13に示す如く、ジ
ャンパ線56の中間部分をスペ−サ71を介して取付け
る水平剛性部材55とその両端を連結金具51,51に
取付ける吊下げ金具57,57とで構成している。ま
た、ジャンパ線補強体54はジャンパ線56の全体また
は一部を補強するようにしたものであつてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、下記するような効果を奏する。
【0027】 上2条緊線時は外側の両碍子連機構と
垂直三角枠の上辺部とが同じ平面上で張設され、中2条
緊線時では水平三角枠は垂直三角枠と干渉することなし
に中間碍子連機構と同じ平面上で張設されるために、緊
線用ロック工具が不要であり、また見込み弛度設定が容
易となると共に、各三角枠の強度は、緊線された導体を
含む平面上から外れて張設される場合に比べて小さくて
すみ、三角枠を軽量化できる。
【0028】 三角枠が一対のリンクと連結杆よりな
る組立分解自在の構成では、特に山岳地帯の鉄塔への搬
入や取扱いが一層容易となると共に、保管格納スペ−ス
を削減できる。
【0029】 大束径6導体を引留める電線引留ヨ−
クは、水平3連碍子連機構のそれぞれに直結された互に
独立の3個の三角枠からなる簡潔で軽量な構成ゆえ、大
束径6導体3連耐張碍子装置を比較的簡潔な構成となし
得て装置全体の重量軽減に役立つ。
【0030】 水平3連碍子連機構の導体側を連結す
る連結片にはジャンパ線荷重等分配手段を設けているの
で、ジャンパ線荷重を水平3連碍子連機構で等分に分担
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の一部切欠き平面図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施例の一部切欠き側面図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施例の一部切欠き平面図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施例の一部切欠き側面図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施例の一部切欠き平面図であ
る。
【図6】本発明の実施例に使用した碍子連機構固定金具
の平面図である。
【図7】碍子連機構固定金具による3連碍子連機構固定
方法説明図である。
【図8】碍子連機構固定金具取外し方法説明図である。
【図9】本発明の第1の実施例の緊線工法説明図であ
る。
【図10】本発明の第2の実施例および第3の実施例の
緊線工法説明図である。
【図11】3連碍子連機構を連結する連結片の連結金具
取付位置説明図である。
【図12】図11におけるA−A線断面図である。
【図13】第1の実施例におけるジャンパ線補強装置の
一部切欠き側面図である。
【図14】従来の多導体交流送電線路の一部切欠き平面
図である。
【図15】同多導体交流送電線路の導体配列図である。
【図16】従来の大束径6導体送電線用耐張碍子装置の
一部切欠き平面図である。
【図17】同一部切欠き側面図である。
【符号の説明】
1 碍子連機構 1a 外側碍子連機構軸線 1b 中間碍子連機構軸線 8 水平三角枠 15 耐張クランプ 19 垂直三角枠 31 リンク 32 連結杆 34 水平三角枠 35 垂直三角枠 36 V状体 37 連結杆 39 水平2連ヨ−ク 41 連結片 42 碍子連機構固定金具 44 中間碍子連機構取付部 48 碍子連機構取付部 51 連結金具 54 ジャンパ線補強体 55 水平剛性部材 56 ジャンパ線 57 吊下げ具

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄塔アームに連結する水平3連碍子連機
    構の間隔を大束径6導体の上2条および下2条の導体間
    隔の1/2にとり、各碍子連機構の導体側には一対のリ
    ンクと連結杆からなる組立分解可能な三角枠を回動可能
    に取付け、三角枠は中間の碍子連機構では水平三角枠で
    あつて、外側の碍子連機構に取付ける垂直三角枠とは互
    に干渉しないように碍子連機構軸線方向の取付け位置を
    ずらして配設すると共に、各三角枠の両端の耐張クラン
    プ連結のための連結金具連の連結点の間隔が大束径6導
    体の対応する導体間隔と等しくなるようにしたことを特
    徴とする大束径6導体3連耐張碍子装置。
  2. 【請求項2】 水平三角枠における一対のリンクをV状
    体とした請求項1記載の大束径6導体3連耐張碍子装
    置。
  3. 【請求項3】 各碍子連機構に取付けた三角枠における
    一対のリンクをV状体とした請求項1記載の大束径6導
    体3連耐張碍子装置。
  4. 【請求項4】 水平三角枠を水平2連ヨ−クとした請求
    項1記載の大束径6導体3連耐張碍子装置。
  5. 【請求項5】 鉄塔ア−ムに吊り下げられた3連耐張碍
    子装置を緊線位置へ張上げる前に3連碍子連機構の導体
    側を固定しておく碍子連機構固定金具において、中間碍
    子連機構取付部と外側の両碍子連機構取付部との間に段
    差を設けたことを特徴とする請求項1記載の大束径6導
    体3連耐張碍子装置。
  6. 【請求項6】 緊線終了後の水平3連碍子連機構の導体
    側を連結片で一体的に連結した請求項1記載の大束径6
    導体3連耐張碍子装置。
  7. 【請求項7】 水平3連碍子連機構の導体側を連結する
    連結片に、ジャンパ線荷重等分配手段を設けた請求項6
    記載の大束径6導体3連耐張碍子装置。
  8. 【請求項8】 外側碍子連機構軸線より中間碍子連機構
    軸線へ向け1:2となる連結片箇所に両端を連結する連
    結金具と、この連結金具の中間に取付けたジャンパ線補
    強体とでジャンパ線荷重等分配手段を構成した請求項7
    記載の大束径6導体3連耐張碍子装置。
  9. 【請求項9】 ジャンパ線補強体がジャンパ線の中間部
    分を沿わせる水平剛性部材とその両端を連結金具に取付
    ける吊下げ具からなる請求項8記載の大束径6導体3連
    耐張碍子装置。
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