JPH079559Y2 - 電柱用吊線の引留補助装置 - Google Patents

電柱用吊線の引留補助装置

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JPH079559Y2
JPH079559Y2 JP10681690U JP10681690U JPH079559Y2 JP H079559 Y2 JPH079559 Y2 JP H079559Y2 JP 10681690 U JP10681690 U JP 10681690U JP 10681690 U JP10681690 U JP 10681690U JP H079559 Y2 JPH079559 Y2 JP H079559Y2
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JP
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suspension
tightening bolt
suspension wire
annular portion
utility pole
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Application number
JP10681690U
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JPH0464931U (ja
Inventor
俊雄 池田
Original Assignee
イワブチ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 電柱にケーブルを架線する際に、該ケーブルの重量を支
えるのは勿論のこと、ケーブルにかかる風圧力をも該ケ
ーブルに変わって受止め、耐える役割をする電柱用吊線
は、硬鋼線を撚り合わせて構成し、高い耐引張強度(逆
に曲げ荷重には弱く脆い性質をもっている。)を有す
る。このような吊線を電柱に取り付けるには、垂直荷重
および線路方向への単純な引張荷重しか加わらない直線
路にあっては、一般的に実公昭35−5253号公報に例示さ
れた、山形鋼を切断して形成した構造の吊架金物で挾持
するようにしているが、内角方向への水平荷重(左右の
ケーブルの合成荷重)の働く曲線路に立設した電柱(曲
柱)に吊線を吊架する場合には、吊架金物だけでは、そ
の構造上、前記の水平荷重に耐えられず、また、使用時
に幅挾な吊架金物で支持した吊線を該吊線部で局部的に
曲げることとなり、低荷重破断の危険がある。
本考案は、このような曲柱に吊架する電柱用吊線の引留
補助装置の改良に関するものである。
従来の技術 従来技術としては、例えば、実公昭43−5807号公報所載
のものがある。
同公報所載のものは、略U字状のバンド体の両端に設け
た環状部に回動子を回動自在に嵌め込み、工具係合部
(角形部分)を頭部に接近して設けた緊締ボルトを円柱
状止杆を有する吊線支持金物の中央部に設けた孔に挿入
して両者を回動自在に組付け、該緊締ボルトの先端をバ
ンド体の前記回動子に螺合して締付けるようにしたもの
で、同従来例により吊線を引留めるにあたっては、前記
実公昭35−5253号公報には図示していないが、第4図に
示すごとく予め電柱D面一側に記述の吊架金物16で固定
した吊線Wの該吊架金物16の両側部を、電柱D裏面に沿
わせたバンド体1′の両環状部から突出した一対の緊締
ボルト7,7′の一端から組付けた支持金物10′の円柱状
止杆17内側に嵌合係止し、然る後に緊締ボルト7′に設
けた工具係合部18にスパナを係合して、該スパナで緊締
ボルト7′自体を回動し、バンド体1′の環状部19に係
合した回動子20に緊締ボルト7′の他側を螺入すること
によって緊締ボルト7,7′の前記一端側に係止した吊線
Wを両吊線支持金物10′とその中間に位置する吊架金物
16の3点間が一直線になるまで電柱面側に引寄せて緊張
支持するようにして水平荷重をバンド体で受けとめるよ
うにすると共に、該支持部での吊線Wの急激な曲げ状態
を無くし、低荷重破断を防止するようにしている。
従来技術の問題点 前記従来例の場合、吊架金物への水平荷重の負荷を無く
し、また、吊線の局部的な曲げ状態も避けて、低荷重破
断の危険は一応防止され、バンド体の両端の回動子に螺
合した緊締ボルトおよび吊線支持金物が自由に角度を代
えることができるので、通常の取付状態においては、取
付けた吊線の成すさまざまな内角に対応でき実用的では
あるが、実際上では前記の吊線の成すさまざまな内角の
他に、電柱径の大小、さらには吊線と電柱との間隔が常
に一定であるという制約をも含め対応する必要があり、
このことからバンド体の環状部の回動だけでの対応では
吊線の任意の内角に対応できず、取付け後において、左
右の緊締ボルトが水平荷重を均等に分担できずに一方が
過大な負荷を受けて規定以下の荷重で破壊する危険があ
る。
また、吊線支持金物で引き留めた吊線を電柱側に引寄せ
る作業において、緊締ボルトに設けた工具係合部(緊締
ボルトの素材径の範囲で形成されているので、二面幅は
狭く、しかも規格外のため、所謂モンキースパナしか適
合しない)にスパナを係合して該緊締ボルト自体を回動
する必要があるが、緊締ボルトの頭部裏面が吊線支持金
物の中央部に面接触しているので、締付けが進むほど
に、この接触部に大きな摩擦力が働き、回動作業に多大
な労力を必要とするとともに、回動にあたり、スパナの
掛け替えが何度も必要となる等、装柱作業性が非常に悪
い欠点があり、締付操作が楽に行える構造のものが待望
されていた。
考案の目的 本考案は前記の従来例の欠点を解消し、装柱作業性が良
く、且つ、安全で信頼性の高い電柱用吊線の引留補助装
置を提供することを目的とする。
目的を達成するための手段 バンド体の両端に環状部を設け、該環状部と環状部に回
動自在に係合した回動子とに緊締ボルトを貫通せしめ、
環状部より突出する緊締ボルトの一端に吊線支持金物を
設けた電柱用吊線の引留補助装置において、受止部片と
該受止部片に連設した上下一対の挾持部片とから成る断
面U字形の枠体で構成した吊線支持金物の前記一対の挾
持部片を緊締ボルトの一端側に左右方向に揺動自在に接
続するとともに、バンド体の環状部の他側に突出した緊
締ボルトの他端側にスペーサを介して緊締ナットを螺合
して構成する。
実施例 図面は、本考案に係る電柱用吊線の引留補助装置の一実
施例を示し、1はバンド体、2は該バンド体1の両端に
設けた環状部をそれぞれ示し、環状部2の周側には一対
の透孔3,4を互いに相対向させてある。
5は環状部2に前記一方の透孔3側において回動自在に
係合した回動子で、回動子5は環状部2の内面2′に沿
って自在に回動するように半円柱体で構成し、この回動
子5の平面状の後面に前記他の一方の透孔4を通じて環
状部2内に挿入したスペーサ筒6の一端を当接し、スペ
ーサ筒6の他の一端は環状部2より突出させてある。
7は一端に環状の接続部片8を設けた緊締ボルトで、緊
締ボルト7の他の一端側を前記一方の透孔3、回動子5
およびスペーサ筒6に順次貫通させ、スペーサ筒6より
突出するボルト7の前記他の一端に緊締ナット15を螺合
してある。
また、図示10は、吊線支持金物10で、吊線支持金物10
は、内面に電柱と反対側を曲率中心とした曲率半径の大
なる曲面を有する受止め部片11と該受止め部片11に連設
した上下一対の挾持部片12,12とから成る断面U字形の
枠体で構成し、この吊線支持金物10の前記一対の挾持部
片12,12との間に緊締ボルト7の前記接続部片8を介装
し、接続ボルト13の先端を一方の挾持部片12、接続部片
8および他の一方の挾持部片12に順次貫通させ、他の一
方の挾持部片12より突出する接続ボルト13の先端に接続
ナット14を螺合して前記支持金物10を緊締ボルト7に組
付けてある。
しかして、第3図で示すように、電柱Dに吊架金物16で
固定した吊線Wを吊線支持金物10の受止部片11に係止さ
せるようにして用いるのである。
考案の効果 本考案の電柱用吊線の引留補助装置は上述の構造である
から、バンド体の両端部の他の吊線の直近にある緊締ボ
ルトの一端と吊線支持金物との接続部が左右方向に揺動
するので、取り付けた吊線の任意の内角に対して極めて
自然に、かつ、無理なく対応でき、取付け作業性が向上
し、また、実用上においては、各部材が負荷を応力に分
担し、しかも、吊線に局部的に曲げ荷重がかかることも
なく、完全な装柱状態を得ることができる等有益であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る電柱用吊線の引留補助装置の一実施
例を示し、第1図は一部欠截平面図、第2図は正面図、
第3図は使用状態を示す横断面図、第4図は従来例の斜
視図である。 1…バンド対、2…環状部、5…回動子6…スペーサ
筒、7…緊締ボルト、15…緊締ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バンド体の両端に環状部を設け、該環状部
    と環状部に回動自在に係合した回動子とに緊締ボルトを
    貫通せしめ、環状部より突出する緊締ボルトの一端に吊
    線支持金物を設けた電柱用吊線の引留補助装置におい
    て、受止部片と該受止部片に連設した上下一対の挾持部
    片とから成る断面U字形の枠体で構成した吊線支持金物
    の前記一対の挾持部片を緊締ボルトの一端側に左右方向
    に揺動自在に接続すると共に、バンド体の環状部の他側
    に突出した緊締ボルトの他端側にスペーサを介して緊締
    ナットを螺合して成る電柱用吊線の引留補助装置。
JP10681690U 1990-10-11 1990-10-11 電柱用吊線の引留補助装置 Expired - Lifetime JPH079559Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10681690U JPH079559Y2 (ja) 1990-10-11 1990-10-11 電柱用吊線の引留補助装置

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JP10681690U JPH079559Y2 (ja) 1990-10-11 1990-10-11 電柱用吊線の引留補助装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0464931U JPH0464931U (ja) 1992-06-04
JPH079559Y2 true JPH079559Y2 (ja) 1995-03-06

Family

ID=31853060

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JP10681690U Expired - Lifetime JPH079559Y2 (ja) 1990-10-11 1990-10-11 電柱用吊線の引留補助装置

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