JPH0747949Y2 - 洞道におけるケーブル用吊線の吊架金具 - Google Patents
洞道におけるケーブル用吊線の吊架金具Info
- Publication number
- JPH0747949Y2 JPH0747949Y2 JP2920691U JP2920691U JPH0747949Y2 JP H0747949 Y2 JPH0747949 Y2 JP H0747949Y2 JP 2920691 U JP2920691 U JP 2920691U JP 2920691 U JP2920691 U JP 2920691U JP H0747949 Y2 JPH0747949 Y2 JP H0747949Y2
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- JP
- Japan
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- piece
- pieces
- cable suspension
- support
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- Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、洞道の壁面等に張設す
る主として自己支持型ケーブル用吊線の吊架金具に関す
るものである。
る主として自己支持型ケーブル用吊線の吊架金具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来例として、例えば、実公昭43−1
4581号公報所載のものがある。
4581号公報所載のものがある。
【0003】同公知例のものは、上部側には取付ボルト
貫通孔を設けた離隔用筒状部を、また、下端よりには挾
持溝を、さらにそれら中間部に円孔をそれぞれ設けた固
定金具と、下端寄りに前記固定金具の挾持溝と相対向す
る挾持溝を設け、該挾持溝の上部に前記同様に固定金具
の円孔に相対向する円孔を設けて成る押え金具と、これ
ら固定金具と押え金具の両円孔に貫通し両者を組付ける
緊締ボルトおよびナットで構成し、固定金具の上部のボ
ルト貫通孔に筒状部の反対側から嵌挿した取付ボルトの
先端を洞道の壁面に設けたソケットに螺合して、該吊架
金具を洞道壁面に固定すると共に、相対向する挾持溝に
掛止したケーブルの吊線を緊締ボルトおよびナットによ
り締付け吊架する構造となっている。
貫通孔を設けた離隔用筒状部を、また、下端よりには挾
持溝を、さらにそれら中間部に円孔をそれぞれ設けた固
定金具と、下端寄りに前記固定金具の挾持溝と相対向す
る挾持溝を設け、該挾持溝の上部に前記同様に固定金具
の円孔に相対向する円孔を設けて成る押え金具と、これ
ら固定金具と押え金具の両円孔に貫通し両者を組付ける
緊締ボルトおよびナットで構成し、固定金具の上部のボ
ルト貫通孔に筒状部の反対側から嵌挿した取付ボルトの
先端を洞道の壁面に設けたソケットに螺合して、該吊架
金具を洞道壁面に固定すると共に、相対向する挾持溝に
掛止したケーブルの吊線を緊締ボルトおよびナットによ
り締付け吊架する構造となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記従来例の場合、吊
架金具を壁面に固定するボルト杆と前記吊架金具の固定
金具面とが常に直交する構造であるため、垂直な壁面以
外への取付には不適当である。なぜならば、例えば洞道
の天井面にケーブルを吊架した場合、垂直壁面の場合に
は、固定金具の板面方向の引張金具のみを受け持ってい
た該固定金具の筒状部際には、ケーブル重量による大き
な曲げモーメントが働き、著しい強度低下を来すと共
に、このような状況で吊架された自己支持型ケーブル自
身は、図4に示す如く、首曲がり状態となりケーブ被覆
に吊架金具の挾持部先端が直接接触して該被覆を破損さ
せ、漏洩事故や破断事故の原因となるのである。
架金具を壁面に固定するボルト杆と前記吊架金具の固定
金具面とが常に直交する構造であるため、垂直な壁面以
外への取付には不適当である。なぜならば、例えば洞道
の天井面にケーブルを吊架した場合、垂直壁面の場合に
は、固定金具の板面方向の引張金具のみを受け持ってい
た該固定金具の筒状部際には、ケーブル重量による大き
な曲げモーメントが働き、著しい強度低下を来すと共
に、このような状況で吊架された自己支持型ケーブル自
身は、図4に示す如く、首曲がり状態となりケーブ被覆
に吊架金具の挾持部先端が直接接触して該被覆を破損さ
せ、漏洩事故や破断事故の原因となるのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】洞道の壁面に固着する取
付杆の先端と、一対の支持片の立面部片の上端にそれぞ
れ設けた接続部片を、互いに回動自在に枢着し、各支持
片の互いに相対向する前記立面部片に、一方の支持片の
該立面片側より螺杆を貫通させ、他の一方の支持片の該
立面部片より突出する前記螺杆の先端にナットを螺合す
ると共に、各支持片の立面部片には、前記螺杆を介在さ
せた前記接続部片の直下にしてケーブル用吊線の保持部
片を突設して構成したものである。
付杆の先端と、一対の支持片の立面部片の上端にそれぞ
れ設けた接続部片を、互いに回動自在に枢着し、各支持
片の互いに相対向する前記立面部片に、一方の支持片の
該立面片側より螺杆を貫通させ、他の一方の支持片の該
立面部片より突出する前記螺杆の先端にナットを螺合す
ると共に、各支持片の立面部片には、前記螺杆を介在さ
せた前記接続部片の直下にしてケーブル用吊線の保持部
片を突設して構成したものである。
【0006】
【実施例】図面は本考案に係る洞道におけるケーブル用
吊線の吊架金具の一実施例を示し、図1は分解した主部
品の斜視図、図2は取付状態を示す一部断面図、図2は
図2a−a線に沿う断面図、図4は従来例により自己支
持型ケーブルを吊架した状態を示す一部断面図である。
吊線の吊架金具の一実施例を示し、図1は分解した主部
品の斜視図、図2は取付状態を示す一部断面図、図2は
図2a−a線に沿う断面図、図4は従来例により自己支
持型ケーブルを吊架した状態を示す一部断面図である。
【0007】図中1は取付杆で、取付杆1は先端側を偏
平状にして該偏平部1aに枢支ピン2の透孔3を設け、
後部側を螺子部1bと成し、該螺子部1bに周面六角状
の操作鍔4を設けたものである。
平状にして該偏平部1aに枢支ピン2の透孔3を設け、
後部側を螺子部1bと成し、該螺子部1bに周面六角状
の操作鍔4を設けたものである。
【0008】図示5,5は、接続部片6に設けた透孔7
を取付杆1の前記透孔3に一致させ、これら透孔7,
3,7に前記枢支ピン2を貫通させて取付杆1の先端を
互いに回動自在に枢着した支持片で、支持片5は立面部
片8の上端に前記接続部片6を備え、立面部片8の下端
には保持部片9を立面部片8に対して交差する方向に突
設して構成したものである。
を取付杆1の前記透孔3に一致させ、これら透孔7,
3,7に前記枢支ピン2を貫通させて取付杆1の先端を
互いに回動自在に枢着した支持片で、支持片5は立面部
片8の上端に前記接続部片6を備え、立面部片8の下端
には保持部片9を立面部片8に対して交差する方向に突
設して構成したものである。
【0009】そして、一対のこの支持片5,5の立面部
片8,8を相対向させるようにして接続部片6,6にお
いて取付杆1に前記の通り組付け、立面部片8,8に設
けた貫通孔10,10に一方の支持片の立面部片側より
螺杆11を貫通させ、他の一方の支持片の立面部片より
突出する前記螺杆11にナット12を螺合して螺杆11
を組合わせ、この螺杆11を介在させた前記接続部片6
の直下に位置するようにして前記保持部片9,9を相対
向させて配したものである。
片8,8を相対向させるようにして接続部片6,6にお
いて取付杆1に前記の通り組付け、立面部片8,8に設
けた貫通孔10,10に一方の支持片の立面部片側より
螺杆11を貫通させ、他の一方の支持片の立面部片より
突出する前記螺杆11にナット12を螺合して螺杆11
を組合わせ、この螺杆11を介在させた前記接続部片6
の直下に位置するようにして前記保持部片9,9を相対
向させて配したものである。
【0010】しかして、吊線Bを吊架するにあっては、
壁面のケーブル吊架点に予め埋設したソケット20に、
先端側に一対の支持片5,5を回動自在に組付け、後部
側を螺子部1bと成した支持杆1の該螺子部1bを螺合
して本考案のケーブル用吊線の吊架金具を洞道に取付
け、しかる後に一対の支持片5,5保持部片9,9間に
ケーブルAの吊線Bを挾持し、螺杆11とナット12を
締め付けて終了するのである。
壁面のケーブル吊架点に予め埋設したソケット20に、
先端側に一対の支持片5,5を回動自在に組付け、後部
側を螺子部1bと成した支持杆1の該螺子部1bを螺合
して本考案のケーブル用吊線の吊架金具を洞道に取付
け、しかる後に一対の支持片5,5保持部片9,9間に
ケーブルAの吊線Bを挾持し、螺杆11とナット12を
締め付けて終了するのである。
【0011】図示Cは洞道の天井、Wは壁面を示す。
【0012】
【考案の効果】本考案は前記の通りの構成であるから、
一対の支持片を常に垂直に位置付けすることができ、無
理な負荷が吊架金具に働いて強度低下を来したり、ケー
ブル被覆に吊架金具の一部が接触して該被覆を損傷する
心配もなく安全であり、また、一対の支持片がまったく
同一形状でよいので、量産効果があり、安価に提供でき
る等、諸々の点で実用的である。
一対の支持片を常に垂直に位置付けすることができ、無
理な負荷が吊架金具に働いて強度低下を来したり、ケー
ブル被覆に吊架金具の一部が接触して該被覆を損傷する
心配もなく安全であり、また、一対の支持片がまったく
同一形状でよいので、量産効果があり、安価に提供でき
る等、諸々の点で実用的である。
【図1】本考案のケーブル用吊線の吊架金具の分解斜視
図。
図。
【図2】図1一部断面正面図。
【図3】図2a−a線断面図。
【図4】従来品により自己支持型ケーブルを吊架した状
態を示す一部断面正面図。
態を示す一部断面正面図。
1 取付杆 5 支持片 6 接続部片 8 立面部片 9 保線部片 11 螺杆 12 ナット
Claims (1)
- 【請求項1】 洞道の壁面に固着する取付杆の先端と、
一対の支持片の立面部片の上端にそれぞれ設けた接続部
片を、互いに回動自在に枢着し、各支持片の互いに相対
向する前記立面部片に、一方の支持片の該立面片側より
螺杆を貫通させ、他の一方の支持片の該立面部片より突
出する前記螺杆の先端にナットを螺合すると共に、各支
持片の立面部片には、前記螺杆を介在させた前記接続部
片の直下にしてケーブル用吊線の保持部片を突設した洞
道におけるケーブル用吊線の吊架金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2920691U JPH0747949Y2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 洞道におけるケーブル用吊線の吊架金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2920691U JPH0747949Y2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 洞道におけるケーブル用吊線の吊架金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04124829U JPH04124829U (ja) | 1992-11-13 |
JPH0747949Y2 true JPH0747949Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=31913106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2920691U Expired - Fee Related JPH0747949Y2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 洞道におけるケーブル用吊線の吊架金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747949Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-25 JP JP2920691U patent/JPH0747949Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04124829U (ja) | 1992-11-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |