JPH0751535Y2 - 天吊用部材 - Google Patents

天吊用部材

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JPH0751535Y2
JPH0751535Y2 JP1990111992U JP11199290U JPH0751535Y2 JP H0751535 Y2 JPH0751535 Y2 JP H0751535Y2 JP 1990111992 U JP1990111992 U JP 1990111992U JP 11199290 U JP11199290 U JP 11199290U JP H0751535 Y2 JPH0751535 Y2 JP H0751535Y2
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JP
Japan
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ceiling
suspension member
runner
channel
pair
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990111992U
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English (en)
Other versions
JPH0468117U (ja
Inventor
允和 山形
和之 永津
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Sanki Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sanki Engineering Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建屋内において、各種の器具,装置等を天井
に吊るために使用される天吊用部材に関する。
〔従来の技術〕
一般に、ビル等の建屋では、各種の器具,装置等を天井
に吊るために天吊用部材が使用されている。
第7図は、従来の天吊用部材を示すもので、図において
符号11は、断面コ字形状のチャンネル部材を示してお
り、このチャンネル部材11の開口端13には、開口端13に
沿って、内側に向けて突出するランナー係止部15が形成
されている。
ランナー係止部15の内側には、ランナー17が挿入され、
ランナー係止部15の外側に、ランナー17を固定するため
のランナー固定金具19が配置されている。
そして、吊りボルト21の先端を、ランナー17の螺子部23
に螺合し、吊りボルト21に螺合するナット25により、ワ
ッシャ27を介して、ランナー固定金具19をチャンネル部
材11に押圧することにより、吊りボルト21がチャンネル
部材11に固定されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の天吊用部材では、比較
的重量の大きい器具,装置等を吊る時には、チャンネル
部材11の剛性が比較的小さいため、長尺のチャンネル部
材11が容易に撓んでしまうという問題があった。
また、必要な長さが長いために、このような天吊用部材
を、繋げて使用しようとする時には、接続構造が非常に
複雑になるという問題があった。
本考案は、上記のような問題を解決したもので、剛性が
大きく、簡易に接続することのできる天吊用部材を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案にかかわる天吊用部材は、ほぼ同一長さを有する
断面コ字形状の一対のチャンネル部材の背面を、端部を
長手方向に所定距離ずらした状態で、相互に当接し、こ
の状態で、一対のチャンネル部材を相互に溶接するとと
もに、前記チャンネル部材の開口端に沿って、内側に向
けて突出するランナー係止部を形成してなるものであ
る。
〔作用〕
本考案においては、チャンネル部材のランナー係止部に
よりランナーが所定位置に係止され、また、天吊用部材
の接続は、例えば、一方の天吊用部材の端部の背面に、
他方の天吊用部材の端部の背面を当接し、この状態で、
これ等の端部を締結部材により連結することにより行な
われる。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例について説明
する。
第1図および第2図は、本考案の天吊用部材の一実施例
を示すもので、図において符号31,33は、例えば、ステ
ンレス等の金属からなる一対のチャンネル部材を示して
いる。
これ等のチャンネル部材31,33は、断面コ字形状をして
おり、それぞれのチャンネル部材31,33の開口端35に
は、開口端35に沿って、内側に向けて突出するランナー
係止部37が形成されている。
ランナー係止部37の内側には、ランナー39が挿入され、
ランナー係止部37の外側に、ランナー39を固定するため
のランナー固定金具41が配置されている。
そして、吊りボルト43の先端を、ランナー39の螺子部45
に螺合し、吊りボルト43に螺合するナット45により、ワ
ッシャ47を介して、ランナー固定金具41をチャンネル部
材33に押圧することにより、吊りボルト43がチャンネル
部材31に固定されている。
しかして、この実施例では、第2図に示すように、一対
のチャンネル部材31,33は、例えば、4m程度のほぼ同一
長さとされており、一対のチャンネル部材31,33の背面
が、端部51,53を長手方向に、例えば、50cm程度の所定
距離ずらした状態で、相互に当接されている。
そして、この状態で、一対のチャンネル部材31,33が相
互にスポット溶接55されている。
以上のように構成された天吊用部材57の接続は、第3図
に示すように、一方の天吊用部材57の端部51,53の背面
に、他方の天吊用部材57の端部51,53の背面を当接し、
この状態で、これ等の端部51,53を、締結部材により連
結することにより行なわれる。
第4図は、接続部の詳細を示すもので、この実施例で
は、端部51,53の3箇所が締結部材61により連結されて
いる。
すなわち、断面コ字形状の一対の締結金具63を、端部5
1,53の両側から対向配置し、さらに、この締結金具63の
外側から小型の締結金具65を配置し、この一対の締結金
具65をU字形状のボルト67により連結することにより、
端部51,53の連結が行なわれている。
第5図は、以上のように構成された天吊用部材の使用方
法の一例を示すもので、図において符号57は、天吊用部
材を示している。
この天吊用部材57は、上側のチャンネル部材31をブラケ
ット71および吊りボルト73を介して、建屋の天井のI型
鋼75に固定されるチャンネル部材77に支持されている。
また、下側のチャンネル部材33には、ブラケット79を介
して吊りボルト81が垂下され、この吊りボルト81の下端
には、例えば、フィルタ枠,ヘパボックス,パネル天井
が吊り下げ可能とされている。
このような使用方法によれば、天井の高さが高い場合に
も、容易に器具,装置等を吊り持ちすることができる。
第6図は、以上のように構成された天吊用部材の使用方
法の他の例を示すもので、図において符号57は、天吊用
部材を示している。
この天吊用部材57では、上側のチャンネル部材31に所定
間隔を置いて一対のアイボルト83が固定されており、こ
れ等のアイボルト83にワイヤーロープ85が挿通され、ワ
イヤーロープ85の端部が、建屋の天井に固定される引き
止め金具87に固定されている。
また、下側のチャンネル部材33には、吊りボルト89が垂
下され、この吊りボルト89の下端には、例えば、フィル
タ枠,ヘパボックス,パネル天井が吊り下げ可能とされ
ている。
このような使用方法によれば、天井部にダクト91等が存
在し、天井への吊りボルト93を垂直に配置できない時に
も、ワイヤーロープ85に所定の角度を持たすことによ
り、支持間隔を短くし、これにより、天吊用部材57の撓
み量を小さくすることができる。
しかして、以上のように構成された天吊用部材では、ほ
ぼ同一長さを有する断面コ字形状の一対のチャンネル部
材31,33の背面を、端部51,53を長手方向に所定距離ずら
した状態で、相互に当接し、この状態で、一対のチャン
ネル部材31,33を相互に溶接55するとともに、チャンネ
ル部材31,33の開口端35に沿って、内側に向けて突出す
るランナー係止部37を形成したので、剛性が大きく、簡
易に接続することのできる天吊用部材を提供することが
できる。
すなわち、以上のように構成された天吊用部材では、断
面コ字形状の一対のチャンネル部材31,33の背面を相互
に当接した状態で溶接55したので、断面二次モーメント
が増大し、非常に剛性の大きい天吊用部材を得ることが
できる。
また、ほぼ同一長さを有する一対のチャンネル部材31,3
3の端部51,53を長手方向に所定距離ずらした状態で溶接
55したので、天吊用部材57の接続を、一方の天吊用部材
57の端部51,53の背面に、他方の天吊用部材57の端部51,
53の背面を当接し、この状態で、これ等の端部51,53を
締結部材61により連結することが可能となり、これによ
り、天吊用部材57を、直線的に簡易確実に接続すること
ができ、また、接続部への応力の集中を緩和することが
できる。
さらに、以上のように構成された天吊用部材では、チャ
ンネル部材31,33の開口端35に沿って、内側に向けて突
出するランナー係止部37を形成したので、ランナー39を
任意の位置に容易確実に固定することが可能となる。
また、一対のチャンネル部材31,33の背面を、相互に当
接した状態で溶接55したので、ランナー39を使用するこ
とにより、吊りボルトを上方および下方に向けて容易に
固定することが可能となる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案では、ほぼ同一長さを有する
断面コ字形状の一対のチャンネル部材の背面を、端部を
長手方向に所定距離ずらした状態で、相互に当接し、こ
の状態で、一対のチャンネル部材を相互に溶接するとと
もに、チャンネル部材の開口端に沿って、内側に向けて
突出するランナー係止部を形成したので、剛性が大き
く、簡易に接続することのできる天吊用部材を提供する
ことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の天吊用部材の一実施例を示す横断面図
である。 第2図は第1図の側面図である。 第3図は第2図の天吊用部材の接続方法を示す説明図で
ある。 第4図は第3図の接続部の構造を示す説明図である。 第5図および第6図は第1図の天吊用部材の使用方法を
示す説明図である。 第7図は従来の天吊用部材を示す横断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 31,33……チャンネル部材 35……開口端 37……ランナー係止部 51,53……端部 55……スポット溶接。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ同一長さを有する断面コ字形状の一対
    のチャンネル部材の背面を、端部を長手方向に所定距離
    ずらした状態で、相互に当接し、この状態で、一対のチ
    ャンネル部材を相互に溶接するとともに、前記チャンネ
    ル部材の開口端に沿って、内側に向けて突出するランナ
    ー係止部を形成してなることを特徴とする天吊用部材。
JP1990111992U 1990-10-24 1990-10-24 天吊用部材 Expired - Lifetime JPH0751535Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1990111992U JPH0751535Y2 (ja) 1990-10-24 1990-10-24 天吊用部材

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JP1990111992U JPH0751535Y2 (ja) 1990-10-24 1990-10-24 天吊用部材

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Publication Number Publication Date
JPH0468117U JPH0468117U (ja) 1992-06-17
JPH0751535Y2 true JPH0751535Y2 (ja) 1995-11-22

Family

ID=31859486

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5342418B2 (ja) * 1974-04-18 1978-11-11

Family Cites Families (3)

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JPS5342418U (ja) * 1976-09-16 1978-04-12
JPS5484118U (ja) * 1977-11-28 1979-06-14
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JPH0468117U (ja) 1992-06-17

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