JPH0740770B2 - パイプ式ジャンパ装置 - Google Patents
パイプ式ジャンパ装置Info
- Publication number
- JPH0740770B2 JPH0740770B2 JP62144103A JP14410387A JPH0740770B2 JP H0740770 B2 JPH0740770 B2 JP H0740770B2 JP 62144103 A JP62144103 A JP 62144103A JP 14410387 A JP14410387 A JP 14410387A JP H0740770 B2 JPH0740770 B2 JP H0740770B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- conductor
- conductors
- jumper device
- type jumper
- Prior art date
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- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、架空送電線のパイプ式ジャンパ装置に関する
ものである。
ものである。
〔従来技術とその問題点〕 パイプ式ジャンパ装置は、架空送電線路の耐張部におい
て、引留められた両側の送電線を電気的に接続するもの
で、剛性のあるパイプ導体の両側に可撓性のある撚線導
体を接続した構造となっている。パイプ導体はその両側
を吊り金具により支持されて水平に保たれ、撚線導体の
端部が送電線を引き留める引留クランプに接続される。
て、引留められた両側の送電線を電気的に接続するもの
で、剛性のあるパイプ導体の両側に可撓性のある撚線導
体を接続した構造となっている。パイプ導体はその両側
を吊り金具により支持されて水平に保たれ、撚線導体の
端部が送電線を引き留める引留クランプに接続される。
ところで最近の送電容量の増大にともない、パイプ式ジ
ャンパ装置も大型化してきており、パイプ導体も大径、
長尺なものが要求されるようになっている。しかし大
径、長尺のパイプ導体は製造が困難で、運搬に不便であ
ることから、従来は半分の長さのパイプ導体を２本製造
し、工場現場に搬入してから、接続を行い、１本のパイ
プ導体としていた。
ャンパ装置も大型化してきており、パイプ導体も大径、
長尺なものが要求されるようになっている。しかし大
径、長尺のパイプ導体は製造が困難で、運搬に不便であ
ることから、従来は半分の長さのパイプ導体を２本製造
し、工場現場に搬入してから、接続を行い、１本のパイ
プ導体としていた。
このため従来のパイプ式ジャンパ装置における導体は長
手方向中央部に接続部が存在することになるが、パイプ
導体の中央部は、鉄塔アームからの冠雪落下の直撃など
を受けた場合、発生応力が最大となるところである。も
ちろんパイプ導体の接続部は外力に十分耐え得る強度に
設計されているのであるが、発生応力が最大ということ
は破壊の危険性が大きいということである。万一、パイ
プ導体の接続部が破壊すると、パイプ導体が接続部で二
分されて落下し、二次的な破壊を誘発するおそれがあ
る。
手方向中央部に接続部が存在することになるが、パイプ
導体の中央部は、鉄塔アームからの冠雪落下の直撃など
を受けた場合、発生応力が最大となるところである。も
ちろんパイプ導体の接続部は外力に十分耐え得る強度に
設計されているのであるが、発生応力が最大ということ
は破壊の危険性が大きいということである。万一、パイ
プ導体の接続部が破壊すると、パイプ導体が接続部で二
分されて落下し、二次的な破壊を誘発するおそれがあ
る。
本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなさ
れたもので、長手方向の同じ位置にパイプ導体の接続部
を有する接続パイプ導体を複数本平行に配置したパイプ
式ジャンパ装置において、前記パイプ導体の接続部を、
鉄塔アーム直下領域から端部側へ離れた位置に設け、か
つ接続パイプ導体の間に前記接続部の両側に跨がるよう
に連結パイプを配置すると共に、前記接続部の両側で複
数本のパイプ導体と連結パイプを一括して把持するスペ
ーサで一括把持したことを特徴とするものである。
れたもので、長手方向の同じ位置にパイプ導体の接続部
を有する接続パイプ導体を複数本平行に配置したパイプ
式ジャンパ装置において、前記パイプ導体の接続部を、
鉄塔アーム直下領域から端部側へ離れた位置に設け、か
つ接続パイプ導体の間に前記接続部の両側に跨がるよう
に連結パイプを配置すると共に、前記接続部の両側で複
数本のパイプ導体と連結パイプを一括して把持するスペ
ーサで一括把持したことを特徴とするものである。
すなわち本発明は、パイプ導体の接続部を、鉄塔アーム
直下領域から端部側へ離れた位置に設けることにより、
接続部が鉄塔アームからの冠雪落下の直撃を受けるのを
防止すると共に、接続部の発生応力を小さくし、さらに
接続部を連結パイプとスペーサで補強しているので、接
続部の破壊を防止でき、また、複数本のパイプ導体と連
結パイプを一括把持する構造であるので、構造的に簡単
であり、工事現場における組立も容易であるというもの
である。
直下領域から端部側へ離れた位置に設けることにより、
接続部が鉄塔アームからの冠雪落下の直撃を受けるのを
防止すると共に、接続部の発生応力を小さくし、さらに
接続部を連結パイプとスペーサで補強しているので、接
続部の破壊を防止でき、また、複数本のパイプ導体と連
結パイプを一括把持する構造であるので、構造的に簡単
であり、工事現場における組立も容易であるというもの
である。
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
る。
第１図はパイプ式ジャンパ装置の全体を示すもので、11
はパイプ導体11Aと11Bを接続部12で接続してなる接続パ
イプ導体、13・13はその両端に接続された撚線導体、14
・14は接続パイプ導体11を水平に手持する吊り金具、15
・15は送電線、16・16は耐張碍子連、17は鉄塔アームで
ある。
はパイプ導体11Aと11Bを接続部12で接続してなる接続パ
イプ導体、13・13はその両端に接続された撚線導体、14
・14は接続パイプ導体11を水平に手持する吊り金具、15
・15は送電線、16・16は耐張碍子連、17は鉄塔アームで
ある。
図示のようにパイプ導体11Aと11Bの接続部12は、鉄塔ア
ーム17の直下領域から端部側へ離れた位置に設けられて
いる。接続部12の構造は従来同様で、パイプ導体11A・1
1Bに溶接した端子をボルト・ナットで締付け接続したも
のである。
ーム17の直下領域から端部側へ離れた位置に設けられて
いる。接続部12の構造は従来同様で、パイプ導体11A・1
1Bに溶接した端子をボルト・ナットで締付け接続したも
のである。
接続パイプ導体11は第２図に示すように同一水平面内に
２本平行に配置されている。接続部12の両側のパイプ導
体11A・11Bは、接続部12で電気的・機械的に接続されて
いるほか、連結部材18によっても機械的に連結されてい
る。この連結部材18は剛性のある連結パイプとその両端
に配置した剛性のあるスペーサ20A・20Bとから構成され
ている。連結パイプ19は２本の接続パイプ導体11の間に
接続部12の両側に跨がるように配置される。スペーサ20
A（20Bも同じ）は第３図に示すように、両側にパイプ導
体11Aの把持部を、中間に連結パイプ19の把持部を有す
るものである。このような複数本のパイプ導体11A・11B
と連結パイプ19を一括して把持するスペーサ20A、20Bを
用いて、接続部12の片側でパイプ導体19を一括把持する
ことにより、パイプ導体11A・11Bを連結している。
２本平行に配置されている。接続部12の両側のパイプ導
体11A・11Bは、接続部12で電気的・機械的に接続されて
いるほか、連結部材18によっても機械的に連結されてい
る。この連結部材18は剛性のある連結パイプとその両端
に配置した剛性のあるスペーサ20A・20Bとから構成され
ている。連結パイプ19は２本の接続パイプ導体11の間に
接続部12の両側に跨がるように配置される。スペーサ20
A（20Bも同じ）は第３図に示すように、両側にパイプ導
体11Aの把持部を、中間に連結パイプ19の把持部を有す
るものである。このような複数本のパイプ導体11A・11B
と連結パイプ19を一括して把持するスペーサ20A、20Bを
用いて、接続部12の片側でパイプ導体19を一括把持する
ことにより、パイプ導体11A・11Bを連結している。
以上説明したように本発明によれば、パイプ導体の接続
部を、鉄塔アーム直下領域から端部側へ離れた位置に設
けたので、接続部が鉄塔アームからの冠雪落下の直撃を
受けることがなくなり、またたとえ接続パイプ導体の中
央部に冠雪落下があった場合でも接続部の発生応力を従
来より小さくすることができる。その上、パイプ導体の
接続部が連結パイプとスペーサにより補強されているの
で、接続部の破壊を確実に防止できる。また接続部の補
強構造は接続部の両側で複数のパイプ導体と連結パイプ
を一括して把持するスペーサで一括把持する構造である
ので、構造的に簡単であり、工事現場における組立も容
易である。
部を、鉄塔アーム直下領域から端部側へ離れた位置に設
けたので、接続部が鉄塔アームからの冠雪落下の直撃を
受けることがなくなり、またたとえ接続パイプ導体の中
央部に冠雪落下があった場合でも接続部の発生応力を従
来より小さくすることができる。その上、パイプ導体の
接続部が連結パイプとスペーサにより補強されているの
で、接続部の破壊を確実に防止できる。また接続部の補
強構造は接続部の両側で複数のパイプ導体と連結パイプ
を一括して把持するスペーサで一括把持する構造である
ので、構造的に簡単であり、工事現場における組立も容
易である。
第１図は本発明の一実施例に係るパイプ式ジャンパ装置
の側面図、第２図は同装置におけるパイプ導体接続部付
近の平面図、第３図は第２図のIII−III線断面図であ
る。 11……接続パイプ導体、11A・11B……パイプ導体、12…
…接続部、13……撚線導体、18……連結部材。
の側面図、第２図は同装置におけるパイプ導体接続部付
近の平面図、第３図は第２図のIII−III線断面図であ
る。 11……接続パイプ導体、11A・11B……パイプ導体、12…
…接続部、13……撚線導体、18……連結部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願昭59−184380号（実開昭61−98322 号）の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム（ＪＰ, Ｕ) 実願昭58−164066号（実開昭60−73319 号）の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム（ＪＰ, Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】長手方向の同じ位置にパイプ導体の接続部
を有する接続パイプ導体を複数本平行に配置したパイプ
式ジャンパ装置において、前記パイプ導体の接続部を、
鉄塔アーム直下領域から端部側へ離れた位置に設け、か
つ接続パイプ導体の間に前記接続部の両側に跨がるよう
に連結パイプを配置すると共に、前記接続部の両側で複
数本のパイプ導体と連結パイプを一括して把持するスペ
ーサで一括把持したことを特徴とするパイプ式ジャンパ
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62144103A JPH0740770B2 (ja) | 1987-06-11 | 1987-06-11 | パイプ式ジャンパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62144103A JPH0740770B2 (ja) | 1987-06-11 | 1987-06-11 | パイプ式ジャンパ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63310316A JPS63310316A (ja) | 1988-12-19 |
| JPH0740770B2 true JPH0740770B2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=15354255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62144103A Expired - Fee Related JPH0740770B2 (ja) | 1987-06-11 | 1987-06-11 | パイプ式ジャンパ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0740770B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107425495A (zh) * | 2017-06-16 | 2017-12-01 | 国家电网公司 | 支撑装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6073319U (ja) * | 1983-10-25 | 1985-05-23 | 古河電気工業株式会社 | ジヤンパ装置 |
| JPH038021Y2 (ja) * | 1984-12-05 | 1991-02-27 |
-
1987
- 1987-06-11 JP JP62144103A patent/JPH0740770B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63310316A (ja) | 1988-12-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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