JPH0239294Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0239294Y2
JPH0239294Y2 JP2458585U JP2458585U JPH0239294Y2 JP H0239294 Y2 JPH0239294 Y2 JP H0239294Y2 JP 2458585 U JP2458585 U JP 2458585U JP 2458585 U JP2458585 U JP 2458585U JP H0239294 Y2 JPH0239294 Y2 JP H0239294Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
suspension
yoke part
conductor
triangular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2458585U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61141714U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2458585U priority Critical patent/JPH0239294Y2/ja
Publication of JPS61141714U publication Critical patent/JPS61141714U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0239294Y2 publication Critical patent/JPH0239294Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案はUHV級大容量送電(超々高圧送電)
用となる8導体等の多導体を塔体(鉄塔)へ懸垂
支持する如くしたUHV送電用3連懸垂装置に関
するものである。
<従来の技術> 現在、実用化されている275KV,500KV容量
程度の超高圧送電容量においては、多導体(電
線)を塔体に吊下げる1点支持の懸垂碍子連とし
ては、最大でも54トン級碍子連程度のものを2連
使用としたもので十分懸垂し得る装置となつてい
る。しかし、昨今実用化がせまられている
1000KV送電に当つては、導体の大径化、懸垂ヨ
ークの大型化、シールドホーンの大型化等が相俟
つて前記程度の碍子連では対処し得ず、碍子連も
勢い少なくとも70トン級以上の碍子連を2連とし
たものを使わなければならない場合もでてきた。
この場合、70トン級以上の大型碍子連使用では著
しく費用が嵩み、経済的に問題を残すものであ
る。
<考案が解決しようとする問題点> 本考案は上記実情に鑑み、UHV送電用の電線
(導体)の懸垂支持に当つて、費用の嵩まない54
トン級以下の碍子連を用いて懸垂し得る如くした
UHV送電用3連懸垂装置を提供することを目的
としたものである。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、全体として環状配列を呈する8導体
以上の多導体を上下に二分した上方導体を懸垂す
る弯曲状上ヨーク部と、この前後に平行とする吊
ヨーク部とを直交組みとする連結ヨーク部をもつ
て格子組上部ヨークを形成し、該格子組上部ヨー
クの上ヨーク部の真下位置に配す残る下方導体を
懸垂する窓付下ヨーク部を、該下ヨーク部の両端
に直交した支持ヨーク部の各先端に連結した4本
の吊杆を、前記吊ヨーク部の各両端に連結し分割
型固定懸垂ヨークとし、且つ前記2枚の吊ヨーク
部の一端と中央の上ヨーク部の一端となる3点に
連結した正三角形配列を採る3連の懸垂碍子連の
上端を、線路方向となる2連ヨークの両端と該2
連ヨークを一端に連結する線路方向に直交配置の
不等辺三角ヨークの他端に直接連結し、このバラ
ンス連結となる不等辺三角ヨークの上端を塔体に
1点支持する如くしたものである。
<作用> 上記のような構成のため、多導体の懸垂クラン
プを上ヨーク部と下ヨーク部に別けて吊下げる分
割型固定懸垂ヨークの中心と、正三角形配列の3
連懸垂碍子連の中心及び2連ヨークと不等辺三角
ヨークのバランス中心並びに塔体に取付く支持点
が一線上に位置するので、懸垂バランスを崩すこ
となく、懸垂碍子連を3本使用することができ、
これに伴い1000KV容量送電にあつても54トン級
碍子連の使用が可能で経済的に良好な使用態様を
得る。
<実施例> 以下、本考案を実施例の図面に基づいて説明す
れば、次の通りである。
図面は8導体使用の懸垂装置を示し、1は環状
配列の8導体を上下に二分した上方の導体群とな
る電線2をクランプする懸垂クランプ3を配す弯
曲状上ヨーク部で、この線路方向に直交となる上
ヨーク部1の前後に平行配設の吊ヨーク部4,4
を、上ヨーク部1の両端に直交の連結ヨーク部
5,5をもつて格子組結構し格子組上部ヨーク6
を形成する。7は前記上ヨーク部1の真下位置に
平行とした残る上方導体群の電線2の懸垂クラン
プ3を配す下ヨーク部で、該下ヨーク部7の上方
両端に夫々直交した支持ヨーク部9,9の各先端
に取付ける4本の直角クレビスとなる吊杆10端
を、前記2枚の吊ヨーク部4,4の両端となる4
点に連結し、全体として分割型固定懸垂ヨーク1
1とする。この下ヨーク部7は軽量化と風圧軽減
のための抜き窓8を有する。12は正三角形配列
を垂直方向に採る3連の懸垂碍子連で、該懸垂碍
子連12中、鉄塔本体A側に平行する(線路方向
となる)2連の碍子連12,12の下端を前記2
枚の吊ヨーク部4,4の一端に連結し、他の鉄塔
本体A側より外方へ臨む1連の碍子連12の下端
を上ヨーク部1の一端に連結の3点支持とすると
共に、前記線路方向に向く2連の碍子連12,1
2の上端を導線路方向に平行とする2連ヨーク1
6の両端に取付け、残る碍子連12の上端を前記
2連ヨーク16を一端に1点支持した不等辺三角
ヨーク15の他端に連結する。この場合、不等辺
三角ヨーク15は、鉄塔アーム部Bの取付プレー
ト13に1点支持する鉄塔取付金具14の取付点
c位置を、碍子連12の取付点aと2連ヨーク1
6の取付点bを結ぶ線上にあつて2:1の比で分
けられて軸線d上に設定し、該不等辺三角ヨーク
15と2連ヨーク16で一種のバランスヨーク1
7を構成する。勿論、この軸線dは、鉄塔取付金
具14、3連の懸垂碍子連12の中心e及び分割
型固定懸垂ヨーク11の中心を通るものである。
いま、この3連懸垂装置の使用に際し、延線し
てきた多導体中、上半分の導体となる電線2を懸
垂するときは、予め分割型固定懸垂ヨーク11の
下ヨーク部7を連結してなる四方の吊杆10を外
しておき電線の渡し込みを容易としておく。この
状態で電線2をクランプする懸垂クランプ3を上
ヨーク部1の弯曲下縁1a位置の所定の箇所に吊
下げる。この後、前記外してなる下ヨーク部7
を、吊杆10をもつて吊ヨーク部4,4の下端に
夫々連結し、固定懸垂ヨーク11とし、更に下方
導体となる電線12の懸垂クランプし3を下ヨー
ク部7の下縁7aの所定箇所に吊下げる。
このように吊上つた懸垂装置は、正三角形配列
となる3連懸垂碍子連端12をもつた分割型固定
ヨーク11が、バランスヨークとなる不等辺三角
ヨーク15と2連ヨーク16の連結と相俟つてバ
ランス支持する。即ち、懸垂装置の荷重を3連の
碍子連にて分担し得るため、1000KV級大容量の
送電に伴う懸垂装置であつても50トン級の懸垂碍
子連12の使用で対処し得、装置全体もコンクパ
クトとなる。
また、この3連懸垂碍子連12の配列を、鉄塔
本体A側となる内側に正三角形配列中の2連を位
置させ、残る1連を外側に位置したことにより、
横振れに対するクリアランスも大きくし得、横振
れ特性もよい。
<考案の効果> 上述のように本考案のUHV送電用3連懸垂装
置は、懸垂ヨークを吊る懸垂碍子連を不等辺三角
ヨークと2連ヨークのバランス連結をもつて吊下
がる三角形配列の3連使用としたことにより、
1000KV送電等の超々高圧送電で大型化する懸垂
装置を、従来の54トン級の碍子連の使用で対処し
得、1000KV送電で従来方式を採る2連態様で70
トン級以上の碍子連使用とするものに比して極め
て大なる経済的使用となる。ちなみに、70トン級
碍子連使用とすれば、54トン級碍子連使用の1.5
倍も費用が嵩む。また、本考案の懸垂ヨークは分
割型を採つているため、緊線時には下ヨーク部を
外すことが可能で作業性もよく、且つ使用時は上
ヨーク部と下ヨーク部は四方に配す直角クレビス
リングとなる吊杆をもつて連結するため、一体の
固定ヨーク使用となり、横振れ、線路方向等への
ずれを招かない堅牢なヨークとなる等の実用的効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
正面図、第2図は側面図、第3図は要部を示す斜
面図、第4図は懸垂碍子連の配置を示す説明図で
ある。 1……弯曲状上ヨーク部、2……電線、3……
懸垂クランプ、4……吊ヨーク部、5……連結ヨ
ーク部、6……格子組上部ヨーク、7……下ヨー
ク部、9……支持ヨーク部、10……吊杆、11
……分割型固定懸垂ヨーク、12……懸垂碍子
連、15……不等辺三角ヨーク、6……2連ヨー
ク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 環状配列の8導体等の多導体を二分した上方導
    体を懸垂する弯曲状上ヨーク部と、この前後に平
    行とする吊ヨーク部を直交の連結ヨーク部をもつ
    て格子組上部ヨークとすると共に、この上ヨーク
    部の真下位置に配す下方導体を懸垂する下ヨーク
    部を、該下ヨーク部の両端に夫々直交した支持ヨ
    ーク部と前記吊ヨーク部の両端に連結した吊杆を
    もつて取付け、全体として分割型固定懸垂ヨーク
    とし、且つこの格子組上部ヨークの2枚の吊ヨー
    ク部端と上ヨーク部端の3点に三角形配列を採る
    3連の懸垂碍子連端を連結し、該懸垂碍子連の上
    端を、2連ヨークの両端と該2連ヨークを一端に
    連結する不等辺三角ヨークの他端に直接連結し、
    このバランス連結となる不等辺三角ヨークを塔体
    側へ1点支持とするUHV送電用3連懸垂装置。
JP2458585U 1985-02-22 1985-02-22 Expired JPH0239294Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2458585U JPH0239294Y2 (ja) 1985-02-22 1985-02-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2458585U JPH0239294Y2 (ja) 1985-02-22 1985-02-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61141714U JPS61141714U (ja) 1986-09-02
JPH0239294Y2 true JPH0239294Y2 (ja) 1990-10-22

Family

ID=30518870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2458585U Expired JPH0239294Y2 (ja) 1985-02-22 1985-02-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0239294Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61141714U (ja) 1986-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0239294Y2 (ja)
JPH0767236A (ja) ジャンパー線の横振れ防止装置
GB821264A (en) Improvements in or relating to overhead electrification systems for railways
JPS6036994Y2 (ja) ジヤンパ線補強装置
US2239656A (en) Trolley wire support
JPH019049Y2 (ja)
US4150252A (en) V-suspension insulator assemblies for suspending multiple conductors
JPS6345695Y2 (ja)
JPS5854831Y2 (ja) タイダウン式シヤンパ−線支持装置
JPH0749689Y2 (ja) 大束径6導体送電線用v吊懸垂装置
JPS594506Y2 (ja) 8導体用4連耐張装置
JP2003037924A (ja) 逆v吊2連懸垂装置
JP2952395B2 (ja) Y吊懸垂碍子装置
JPH1146429A (ja) テンションジャンパ装置
SU750629A1 (ru) Устройство дл подвески изолированных друг от друга проводов расщепленной фазы воздушной линии электропередачи
JPH0621134Y2 (ja) 大束径多導体送電線用耐張碍子装置
JPH026577Y2 (ja)
JPH0312169Y2 (ja)
JPS6029780Y2 (ja) ジヤンパ−v吊懸垂装置
JPS585385Y2 (ja) ル−ズコア型架空送電線の懸垂部
JPH0427055Y2 (ja)
JPH07135726A (ja) 狭線間架空送電線用ジャンパー装置
JPS5842564B2 (ja) タドウタイヨウvヅリケンスイガイシソウチ
SU1653052A1 (ru) Воздушна лини электропередачи
JPH0314916Y2 (ja)