JPS6345695Y2 - - Google Patents

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JPS6345695Y2
JPS6345695Y2 JP16149081U JP16149081U JPS6345695Y2 JP S6345695 Y2 JPS6345695 Y2 JP S6345695Y2 JP 16149081 U JP16149081 U JP 16149081U JP 16149081 U JP16149081 U JP 16149081U JP S6345695 Y2 JPS6345695 Y2 JP S6345695Y2
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JP
Japan
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yoke
suspension
conductor
attached
line
Prior art date
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JP16149081U
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JPS5866821U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は送電線線路において軽角度箇所(線路
水平角)に適用する2連懸垂型となる8,10,
12等の多導体用傾斜懸垂装置に関するものであ
る。
近時は、送電線の開発も大容量送電へ進展し、
これに伴つて導体数も8,10,12導体等の多
導体送電使用を余儀無くされている(所謂、
UHV級大容量送電)。この場合、送電線を支持
する懸垂装置にあつては、懸垂ヨーク自体も大型
化回避とクランプ作業の容易化を狙つて分割自在
型懸垂ヨーク構成を採ることが各種提案されてい
る。。例えば、第1図に示す如き懸垂ヨークを上
ヨークと下ヨークに分割しその中央を1本の連結
杆で連結する構成においては、下ヨークに吊架す
る電線6条は線路方向の動きに対し自由度があ
り、線路方向荷重に対する疲労強度面に利点はあ
るが、不平均な着氷雪が乗つたとき下ヨークが連
結杆を支点として回動し、該下ヨークと上ヨーク
側に取付いた懸垂クランプが接触する虞がある。
又、上記懸垂ヨークの次陥を改善せしめた構成と
して第2図の様に上ヨークと下ヨークを逆八状に
配す2本の連結杆を直接連結した半固定の分割タ
イプもあるが、これ等にてはいまだ線路水平角箇
所の使用には対処しえない。即ち、送電線路方向
に多少の水平角があれば、その水平分力により導
体が常時一定角度に横振れされる結果となり、こ
れに伴い環状配列の多導体(図示にあつては10
導体)全体が傾くため、宙乗り機使用に支障を来
たすものである。しかも、懸垂クランプの横振れ
幅も小さく忽ち連結杆との接触を招く欠点を有し
ている。
本考案は上記実情に鑑み、軽角度の水平角箇所
使用に適する多導体用懸垂装置を提供するもので
ある。
以下本考案を実施例の図面について説明すれば
次の通りである。
図面は環状配列の10導体使用の実施例で、1
はパイプ型鉄塔アーム2に直接取付いた取付座3
に配す取付金具4に1点支持となつて引留められ
る2連ヨーク5に連結の2連の碍子連である。6
は10導体を上下に2分してクランプする弯曲状
の上ヨーク7と下ヨーク8を、該上ヨーク7と下
ヨーク8に夫々直交する連結ヨーク部11,1
1、12,12端に介在する4本の連結杆9で固
定する分割自在の懸垂ヨーク体で、該懸垂ヨーク
体6の上ヨーク7の上部に直交して配す前記碍子
連1を両端に連結する吊ヨーク部10を、水平角
に起因する常時横振れ角となる懸垂荷重線が懸垂
ヨーク体6全体の重心a位置(図示にあつて、下
ヨーク8部の上方)を通る作用線Aと合致するよ
う中央線Bに対し傾斜させると共に、前記上ヨー
ク7に直交の連結ヨーク部11,11も吊ヨーク
部10の両側部にあつて、該吊ヨーク部10と平
行となるよう傾斜して配し、該連結ヨーク部1
1,11に対向する下ヨーク8の連結ヨーク部1
2,12も同様傾斜して一線上としてなる。又、
連結杆9の両端にはクリビス部9aを有し、連結
ヨーク部11,11、12,12の上下端を取付
けた上ヨーク7と下ヨーク8を、線路方向へは可
動するが、横振れ方向へは固定としてなるもので
ある。13は懸垂クランプで、上ヨーク7の弯曲
下縁の中央位置へ環状配列10導体中の上2条用
懸垂クランプ13,13の上端を取付け、該上ヨ
ーク7の両側端に上中2条用懸垂クランプ13,
13を取付け、下ヨーク8の外周縁上方両側に中
2条用懸垂クランプ13,13を、その下部に下
中2条用懸垂クランプ13,13を、最下縁部に
下2条用懸垂クランプ13,13を夫々取付け、
全体として10導体用傾斜懸垂装置14となるも
のである。
いまこの作用を説明すると、先ず電線(導体)
の架設に際しこの傾斜懸垂装置14を塔体側へ1
点支持として吊下げる。即ち、上ヨーク7部に直
交の吊ヨーク部10に連結の2連の碍子連1を線
路方向とし、その上端に配した2連ヨーク5部を
鉄塔アーム2側の取付金具4に有する連結リンク
部4aに枢着するものである。
ここにおいて、適宜手段にて延線して来た10本
の導体15を各懸垂クランプ13ヘクランプイン
させるものである。このクランプイン作業に際し
ては、上ヨーク7部の懸垂クランプ13群への導
体の渡し込みにおいて、下ヨーク8部が邪魔とな
るため、該下ヨーク8を連結ヨーク部12,12
端の連結杆9を外し、予め下ヨーク8部を分離状
態としておくものである(第6図A,B参照)。
この場合、上ヨーク7側に垂下せる連結杆9はロ
ープ等をもつて上方へ回動しておき、導体15の
搬入に支障を来たさないようしておく。
この状態にて、上ヨーク7部に取付いた上2条
用、上中2条用の各懸垂クランプ13へ導体15
を順次案内して緊締するものである。この後、上
ヨーク7の連結杆9を垂下状とし、該連結杆9の
下端に別途手段にて吊上げて来た下ヨーク8の連
結ヨーク部12端を連結し、該下ヨーク8部に配
された中2条用、下中2条用、下2条用の各懸垂
クランプ13へ残る導体15を順次クランプする
ものである。
この様に、10本の導体15を懸垂クランプ13
へ緊線すれば、この場合塔体位置には線路方向に
水平角が予め構成されるように設定してなるた
め、導体15に掛る左右の張力による水平分力に
て傾斜懸垂装置14全体は一定横方向へ傾くもの
である(第5図参照)。このとき、懸垂ヨーク体
6は懸垂荷重線となる作用線Aが、この重心a点
を通過する構成となつているため、上ヨーク7部
と下ヨーク8部は中央線B位置からずれることな
く連結されていて、且つ該上ヨーク7と下ヨーク
8の各懸垂クランプ13は夫々均等に一定横方向
へ流れる状態を呈す(常時横振れ角)。従つて、
各懸垂クランプ13の各導体15間隔はくずれる
ことなく、実質的に水平配列を保ち、このため導
体15上に載置する宙乗り機(図示せず)のセツ
ト及び走行に支障を来たさないものである。
次に、この状態で風圧荷重により横振れを生じ
る場合、傾斜懸垂装置14は碍子連1の取付点を
基点として全体的に動くものとなる。このとき、
上ヨーク7と下ヨーク8は各連結ヨーク部11,
12の前後となる4本の連結杆9のクレビス嵌合
連結にて横方向へは不動となつているため、下ヨ
ーク8部のみが必要以上に回動し上方の懸垂クラ
ンプ13に接衝する虞もない。又、懸垂クランプ
13自体の横振れにあつては、連結ヨーク部1
1,12巻に介在する連結杆9の間隔が懸垂クラ
ンプ13の長さより大に設定してなるため、該懸
垂クランプ13の横振れ許容範囲が、従来の上ヨ
ークと下ヨークへ直接連結杆を配するタイプに比
して大となる。
又、この連結ヨーク部11,12は線路方向と
平行に配され、これにクレビス嵌合となる連結杆
9の介在で上ヨーク7と下ヨーク8は取付いてい
るため、スリートジヤンプ等にて環状配列の導体
15中、上方の導体15と下方の導体15に線路
方向へずれを生じても適宜追従しえるものであ
る。
尚、多導体が8導体のときは、下ヨーク8に配
す懸垂クランプ13が4個となり、12導体にあ
つては上ヨーク7に配す懸垂クランプ13を6個
取付ければよいものである。
上述の様に本考案は環状配列となる多導体をク
ランプする懸垂装置を、懸垂ヨーク体を前後左右
となる四方に配す4本の連結杆で固定する上ヨー
クと下ヨークの分割構成とし、該上ヨークを引留
める2連の碍子連を、水平角で常時横振れ角とな
る傾く懸垂荷重線が重心を通るよう傾斜した直交
吊ヨーク部に取付け、且つ前後連結杆が取付く上
ヨーク及び下ヨークの各連結ヨーク部も吊ヨーク
部に平行して傾斜させた構成としたことにより、
線路方向に対して上ヨークと下ヨークはヒンジ可
動を得、横振れについては碍子連全体が振れるた
め、電線に疲労を与えない軽角度箇所適用の懸垂
装置となるものである。しかも、懸垂クランプは
四方の連結杆中に位置するため、該懸垂クランプ
自体の横振れ許容範囲も拡大する。更に、本考案
は懸垂ヨーク体を上ヨークと下ヨークとに分割し
えるため、クランプイン作業が簡単、容易となる
等の実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図、
第2図は従来品の分割型懸垂ヨークの正面図、第
3図は本考案の正面図、第4図は同側面図、第5
図は使用状態の正面図、第6図A,B及び第7図
はクランプイン作業を示す説明図である。 1……碍子連、5……2連ヨーク、6……懸垂
ヨーク体、7……上ヨーク、8……下ヨーク、9
……連結杆、10……吊ヨーク部、11……連結
ヨーク部、12……連結ヨーク部、13……懸垂
クランプ、a……重心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 全体として環状配列を呈す多導体を上下に2分
    した上方導体を配す上ヨークと下方導体を配す下
    ヨークを連結杆をもつて固定する分割型懸垂ヨー
    ク体おいて、上ヨークの上部に直交して設ける線
    路方向に並ぶ2連碍子連を配す吊ヨーク部を、水
    平角による常時横振れ角の懸垂荷重線が懸垂ヨー
    ク体の重心位置を通る作用線上に合致した傾斜設
    置とすると共に、この吊ヨーク部の両側部に直交
    する連結ヨーク部を該吊ヨーク部と平行に傾斜設
    置し、該各連結ヨーク部の前後端に連結の4本の
    連結杆の下端を、下ヨークの上部に直交した前記
    各連結ヨーク部と一線上となる傾斜の連結ヨーク
    部端に連結し、且つ上ヨークに上方導体の懸垂ク
    ランプを、下ヨークに下方導体の懸垂クランプを
    取付けてなる多導体用傾斜懸垂装置。
JP16149081U 1981-10-29 1981-10-29 多導体用傾斜懸垂装置 Granted JPS5866821U (ja)

Priority Applications (1)

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JP16149081U JPS5866821U (ja) 1981-10-29 1981-10-29 多導体用傾斜懸垂装置

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JP16149081U JPS5866821U (ja) 1981-10-29 1981-10-29 多導体用傾斜懸垂装置

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Publication Number Publication Date
JPS5866821U JPS5866821U (ja) 1983-05-07
JPS6345695Y2 true JPS6345695Y2 (ja) 1988-11-28

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JP16149081U Granted JPS5866821U (ja) 1981-10-29 1981-10-29 多導体用傾斜懸垂装置

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JPS5866821U (ja) 1983-05-07

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