JP2533179B2 - 4連四角配列懸垂碍子装置 - Google Patents

4連四角配列懸垂碍子装置

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JP2533179B2
JP2533179B2 JP63327329A JP32732988A JP2533179B2 JP 2533179 B2 JP2533179 B2 JP 2533179B2 JP 63327329 A JP63327329 A JP 63327329A JP 32732988 A JP32732988 A JP 32732988A JP 2533179 B2 JP2533179 B2 JP 2533179B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は例えば海峡を横断する架空送電線のような、
鉄塔間の径間が長く送電線の張力や垂直荷重も大きい架
空送電線を支持するために使用される4連四角配列懸垂
碍子装置に関するものである。
(従来の技術) 架空送電線が海峡のような広い場所を横断する場合に
は、上記のように送電線の張力や垂直荷重が大きくなる
うえ、強風を受けて送電線の揺れも大きくなるので、こ
れを支える懸垂碍子装置も4連碍子を用いる必要が生ず
る。ところが従来の4連懸垂碍子装置は、4連の碍子連
を線路の前後方向に一列に並べて配置したものであるた
めに、海峡を吹抜ける風が線路に対して横方向に吹付け
た場合には受風面積が大きくなって揺れ易い欠点があっ
た。また場所によっては海峡を吹く風は雪を伴った冷風
であることが多いが、従来の4連懸垂碍子装置は着雪面
積も大きいために大量の雪が装置に着き易いという欠点
もあった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記したような従来の問題点を解決して、張
力や垂直荷重の大きい送電線を確実に支持することがで
きることは勿論、強風を受けた場合の揺れが少なく、ま
た着氷雪も少ないうえに、装置を構成する各金具などの
寸法誤差により連長差が生じた場合や、強風を受けて装
置が揺れた場合にもヨークに取付けられているライン側
のアークホーンに無理なこじれ等が発生しないようにし
た4連四角配列懸垂碍子装置を目的として完成されたも
のである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するためになされた本発明は、線路
に対して直角方向にアース側ヨークを介して並列させた
2つの碍子連からなる組を、線路の前後方向に2組配列
した4連四角配列懸垂碍子装置において、線路方向に2
つのライン側ヨークを前記2つの組にまたがるように並
列に設けて前記碍子連の下端部を連結し、その2つのラ
イン側ヨークの端部に線路と直角方向に多導体ヨークを
連結し、その多導体ヨークの側面にライン側アークホー
ンを取り付けたことを特徴とするものである。
(実施例) 以下に本発明を図示の実施例によって更に詳細に説明
する。
第1図は本発明の4連四角配列懸垂碍子装置の全体を
示す斜視図、第2図は線路方向から見た正面図、第3図
は線路に対して直角方向から見た側面図である。これら
の図中、(1)は碍子連であり、線路に対して直角方向
に並列させた第2図に示される2つの碍子連(1)、
(1)からなる組が、第3図に示されるように線路の前
後方向に2組配列されている。図示のとおり線路に対し
て直角方向に並列された各組の2つの碍子連(1)、
(1)のアース側は各組ごとにアース側バランスヨーク
(2)の両端にそれぞれ取付けられ、これらの各組のア
ース側バランスヨーク(2)、(2)の中央をこれと直
角方向(線路の前後方向)の鉄塔側バランスヨーク
(3)の両端に取付け、更にこの鉄塔側バランスヨーク
(3)の頂部を鉄塔の取付金具(4)に対して上下2本
のピン(4a)、(4b)を利用して1軸で取り付けてあ
る。この結果、4連の碍子連(1)を含む懸垂碍子装置
の全体は1軸によって鉄塔に取付けられることとなる。
(5)、(5)は前記2つの組にまたがるように線路
方向に配置されたライン側バランスヨークであり、この
ライン側バランスヨーク(5)、(5)は前記アース側
ヨーク(2)、(2)に対して下端部に位置すると共
に、上方または下方より見て井桁状に配置されており、
前記碍子連(1)、(1)の下端部が連結されて4連四
角配列碍子連を構成している。そしてこれらのライン側
バランスヨーク(5)、(5)の下方には、これと直角
方向、即ち線路と直角方向の多導体用ヨーク(6)、
(7)が取付けられ、多導体用ヨーク(6)、(7)の
先端に取付けられた導体クランプ(8)によってそれぞ
れ導体を支持している。
本発明においては、ライン側のアークホーン(9)、
(9)のそれぞれの二つの基部は同一の多導体用ヨーク
(6)の両側面に固定されている。また、これと対向す
るアース側のアークホーン(10)は、前述したアース側
バランスヨーク(2)、(2)の側面にそれぞれ取付け
られている。
(作用) このように構成されたものは、線路に対して直角方向
に並列させた2つの碍子連(1)からなる組を線路の前
後方向に2組配列し、各碍子連(1)のアース側とライ
ン側をそれぞれ2つのアース側バランスヨーク(2)と
2つのライン側ヨーク(5)、(5)とによってバラン
ス良く支持させたものであるから、合計4連の碍子連
(1)によって張力及び垂直荷重の大きい架空送電線を
も確実にしかも安定に支持することができる。また送電
線路の側方から吹く風の力は並列に配置された2つの碍
子連(1)、(1)に加わるのみであり、装置全体の受
風面積が小さくなるので揺れを小さくすることができ
る。更に着雪面積も小さくなるので、着雪量も減少させ
ることができる。特に実施例のように装置全体を1軸で
鉄塔に取付けたものは、線路の側方から吹く風に対する
横揺れバランス性能のみならず、線路の前後方向に吹く
風に対する線路方向の横揺れバランス性能にも優れたも
のとなる。
また、本発明の4連四角配列懸垂碍子装置は、ライン
側のアークホーン(9)の二つの基部を単一の多導体用
ヨーク(6)の側面に固定したものであるので、風によ
って装置全体が揺れた場合や碍子連(1)の相互間に連
長差を生じたような場合にも、ライン側のアークホーン
(9)に無理なこじれが発生することもない。これに対
してライン側のアークホーン(9)の二つの基部を左右
のライン側バランスヨーク(5)、(5)に別々に固定
すると、無理なこじれが発生して折損のおそれが生ずる
こととなる。
そして、長径間の海峡横断部と隣接する径間は、通常
耐張引留径間であってその長さは比較的短く、略均等の
横風が吹いた場合には、前記径間長の差に基づく捩じり
モーメントが4連四角配列懸垂碍子装置に対して作用す
る。しかし本発明においては、アース側バランスヨーク
(2)、(2)に対してライン側バランスヨーク
(5)、(5)が上方または下方より見て井桁状に配置
されているので、碍子装置の耐捩じり剛性が増強される
ととも、碍子装置自体の揺動も抑制されて安定性を増す
ことができる。
(発明の効果) 本発明は以上に説明したとおり、4連の碍子連を備え
たものであるから海峡を横断する架空送電線のような張
力及び垂直荷重の大きい送電線をも確実に支持すること
ができ、しかも送電線路の横方向から吹く風に対しても
縦方向から吹く風に対しても優れたバランス性能を発揮
して揺れにくく、また着雪量も従来のものに比較してわ
ずかなものとなり、送電線の事故を防止するうえで好ま
しいものである。更に本発明においては風によって装置
全体が揺れた場合や各碍子連間に連長差を生じたような
場合にも、ライン側のアークホーンに無理なこじれが発
生することもない。そして、耐捩じり剛性が増強される
ととも揺動が抑制された4連四角配列懸垂碍子装置を得
ることができる。よって本発明は従来の問題点を一掃し
た4連四角配列懸垂碍子装置として、産業の発展に寄与
するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す斜視図、第2図はその線
路方向から見た正面図、第3図は線路に対して直角方向
から見た側面図である。 (1):碍子連、(2):アース側ヨーク、(5):ラ
イン側ヨーク、(6):多導体ヨーク、(9):ライン
側アークホーン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線路に対して直角方向にアース側ヨーク
    (2)を介して並列させた2つの碍子連(1)からなる
    組を、線路の前後方向に2組配列した4連四角配列懸垂
    碍子装置において、線路方向に2つのライン側ヨーク
    (5)、(5)を前記2つの組にまたがるように並列に
    設けて前記碍子連(1)、(1)の下端部を連結し、そ
    の2つのライン側ヨーク(5)、(5)の端部に線路と
    直角方向に多導体ヨーク(6)を連結し、その多導体ヨ
    ーク(6)の側面にライン側アークホーン(9)を取り
    付けたことを特徴とする4連四角配列懸垂碍子装置。
JP63327329A 1988-12-23 1988-12-23 4連四角配列懸垂碍子装置 Expired - Fee Related JP2533179B2 (ja)

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