JPH036090Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH036090Y2 JPH036090Y2 JP16589985U JP16589985U JPH036090Y2 JP H036090 Y2 JPH036090 Y2 JP H036090Y2 JP 16589985 U JP16589985 U JP 16589985U JP 16589985 U JP16589985 U JP 16589985U JP H036090 Y2 JPH036090 Y2 JP H036090Y2
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- JP
- Japan
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- arm
- moving device
- wire support
- wire
- support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012777 electrically insulating material Substances 0.000 claims description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 3
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 3
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004873 anchoring Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(1) 産業上の利用分野
本考案は電気工事において、電線を支持するた
めに高所作業車やクレーン車のブームの先端に取
付けられて使用される仮腕木装置に関するもので
ある。
めに高所作業車やクレーン車のブームの先端に取
付けられて使用される仮腕木装置に関するもので
ある。
(2) 従来の技術
電線を挿通して支持する仮腕木装置の電線支持
具を腕木に対して取外しできるようにして、腕木
上の電線支持具の位置を変えることは、例えば実
公昭54−13595号公報に記載されているように従
来公知である。
具を腕木に対して取外しできるようにして、腕木
上の電線支持具の位置を変えることは、例えば実
公昭54−13595号公報に記載されているように従
来公知である。
(3) 考案が解決しようとする問題点
しかし、従来の仮腕木装置はボルト等をゆるめ
て腕木に対して摺動自在にした電線支持具を人手
で摺動させるものであつたため、活線である電線
を電線支持具により支持した状態で、ボルト等を
ゆるめて電線支持具を腕木に対して移動させよう
とすると、作業者が電線と接触する危険があつ
た。つまり、第4図aに示すような、電柱40に
水平に取付けた腕木41に電柱40を中心に片側
に中線42bを復む2線42b,42cが、他端
に1線42aがそれぞれ等間隔Lで支持された引
通し装柱を、第4図bに示すような、電柱40側
面に中線42bを引留めると共に、電柱40に水
平に取付けた腕木41に電柱40を中心に等間隔
Lで他の2線42a,42cをそれぞれ引留める
引留め装柱にするときに、第4図cに示すよう
に、引通し装柱された電線42a〜cを仮腕木装
置の電線支持具44で支持した後、第4図dに示
すように、引留め装柱位置へ移動させると、引通
した電線の間隔Lと電線を引留める間隔Lとが同
じために、中線42bが電柱40に当たつてしま
うので、中線42bを支持している電線支持具4
4のみを腕木43に対して紙面の右へ移動させな
くてはならないために、電線支持具を使用するこ
とができないものであつた。
て腕木に対して摺動自在にした電線支持具を人手
で摺動させるものであつたため、活線である電線
を電線支持具により支持した状態で、ボルト等を
ゆるめて電線支持具を腕木に対して移動させよう
とすると、作業者が電線と接触する危険があつ
た。つまり、第4図aに示すような、電柱40に
水平に取付けた腕木41に電柱40を中心に片側
に中線42bを復む2線42b,42cが、他端
に1線42aがそれぞれ等間隔Lで支持された引
通し装柱を、第4図bに示すような、電柱40側
面に中線42bを引留めると共に、電柱40に水
平に取付けた腕木41に電柱40を中心に等間隔
Lで他の2線42a,42cをそれぞれ引留める
引留め装柱にするときに、第4図cに示すよう
に、引通し装柱された電線42a〜cを仮腕木装
置の電線支持具44で支持した後、第4図dに示
すように、引留め装柱位置へ移動させると、引通
した電線の間隔Lと電線を引留める間隔Lとが同
じために、中線42bが電柱40に当たつてしま
うので、中線42bを支持している電線支持具4
4のみを腕木43に対して紙面の右へ移動させな
くてはならないために、電線支持具を使用するこ
とができないものであつた。
(4) 問題点を解決するための手段
本考案は、上記の問題点を解決するために、垂
直な支柱の上端に水平な腕木を備え、この腕木に
回転運動を腕木と平行な直線運動に変換する移動
装置を介して電線支持具を設け、前記移動装置に
回転力を与える駆動装置と連結される連結具を前
記移動装置に備えたものである。
直な支柱の上端に水平な腕木を備え、この腕木に
回転運動を腕木と平行な直線運動に変換する移動
装置を介して電線支持具を設け、前記移動装置に
回転力を与える駆動装置と連結される連結具を前
記移動装置に備えたものである。
(5) 作用
上記の構成により、移動装置の連結具に駆動装
置を連結し、移動装置に回転力を付与することに
より、電線支持具は腕木に沿つて移動し、駆動装
置を逆転させることにより、電線支持具は逆方向
に移動する。
置を連結し、移動装置に回転力を付与することに
より、電線支持具は腕木に沿つて移動し、駆動装
置を逆転させることにより、電線支持具は逆方向
に移動する。
(6) 実施例
以下、図面により本考案の実施例について説明
する。
する。
仮腕木装置は第2図に示すように、高所作業車
1のブーム2の先端に作業台3とともに備えられ
た吊り上げ装置4のサブブームを垂直に立てて支
柱5とし、この支柱5の上端に水平面内で揺動可
能に腕木6を水平に取付け、腕木6の適所に電線
支持具7,8,9を備えたものであり、電柱への
取付け位置の移し替え作業を行う電線を各電線支
持具7,8,9にそれぞれ通して仮支持するもの
である。
1のブーム2の先端に作業台3とともに備えられ
た吊り上げ装置4のサブブームを垂直に立てて支
柱5とし、この支柱5の上端に水平面内で揺動可
能に腕木6を水平に取付け、腕木6の適所に電線
支持具7,8,9を備えたものであり、電柱への
取付け位置の移し替え作業を行う電線を各電線支
持具7,8,9にそれぞれ通して仮支持するもの
である。
第1図に示すように、支柱5の上端に水平に取
付けられた腕木6は電気絶縁性の材料で作られて
おり、腕木6には直接取付けられた電線支持具7
と移動装置10を介して取付けられた電線支持具
8が設けられている。移動装置10は一対のブラ
ケツト11,11′により腕木6の上面にガイド
12が腕木6と平行に取付けられ、ガイド12面
には電線支持具8が取付けられたスライダ1がガ
イド12の長手方向に沿つて摺動自在に嵌合さ
れ、ガイド12の側面にはガイドと平行にねざ軸
14が備えられ、ねじ軸の両端はガイド12に固
着された軸受15,15′により回転自在に枢支
され、ねじ軸14の両先端は軸受15,15′か
ら突出して六角形あるいは四角形断面の連結具1
6,16′が形成されており、ねじ軸17の中間
位置にはナツト17が螺合され、ナツト17はス
ライダ13に固着されている。18は移動装置1
0に回転力を与える駆動装置であり、先端に備え
られたソケツト20をモータ19により回転させ
るものである。
付けられた腕木6は電気絶縁性の材料で作られて
おり、腕木6には直接取付けられた電線支持具7
と移動装置10を介して取付けられた電線支持具
8が設けられている。移動装置10は一対のブラ
ケツト11,11′により腕木6の上面にガイド
12が腕木6と平行に取付けられ、ガイド12面
には電線支持具8が取付けられたスライダ1がガ
イド12の長手方向に沿つて摺動自在に嵌合さ
れ、ガイド12の側面にはガイドと平行にねざ軸
14が備えられ、ねじ軸の両端はガイド12に固
着された軸受15,15′により回転自在に枢支
され、ねじ軸14の両先端は軸受15,15′か
ら突出して六角形あるいは四角形断面の連結具1
6,16′が形成されており、ねじ軸17の中間
位置にはナツト17が螺合され、ナツト17はス
ライダ13に固着されている。18は移動装置1
0に回転力を与える駆動装置であり、先端に備え
られたソケツト20をモータ19により回転させ
るものである。
上記の構成により、電線支持具8を移動させる
ときは、まず駆動装置18のソケツトを移動装置
10の連結具16又は16′に連結し、モータ1
9を駆動することにより、ねじ軸14が回転し
て、ねじ軸14に螺合されたナツト17が移動
し、スライダ13がガイド12に沿つて摺動し
て、電線支持具8が移動し、駆動装置18のモー
タ19を逆転させることにより電線支持具8は逆
方向に移動する。電線支持具8が目差す位置に達
したら、駆動装置18のモータ19を停止し、ソ
ケツト20を連結具16又は16′から取外すこ
とにより、電線支持具8を所定の位置に保持する
ことができる。そのため、電柱に水平に取付けた
腕木に電柱を中心に片側に中線を含む2線が、他
側に1線がそれぞれ等間隔で支持された引通し装
柱を、電柱側面に中線を引留めると共に、電柱に
取付けた腕木に電柱を中心に等間隔で他の2線を
それぞれ引留める引留め装柱にするときに、引通
し装柱された各電線を各電線支持具7,8,9で
支持して、引留める位置へ移動させるときにも、
中線が電柱に当たらないように中線を支持してい
る電線支持具8を安全に左又は右へ移動させるこ
とができる。
ときは、まず駆動装置18のソケツトを移動装置
10の連結具16又は16′に連結し、モータ1
9を駆動することにより、ねじ軸14が回転し
て、ねじ軸14に螺合されたナツト17が移動
し、スライダ13がガイド12に沿つて摺動し
て、電線支持具8が移動し、駆動装置18のモー
タ19を逆転させることにより電線支持具8は逆
方向に移動する。電線支持具8が目差す位置に達
したら、駆動装置18のモータ19を停止し、ソ
ケツト20を連結具16又は16′から取外すこ
とにより、電線支持具8を所定の位置に保持する
ことができる。そのため、電柱に水平に取付けた
腕木に電柱を中心に片側に中線を含む2線が、他
側に1線がそれぞれ等間隔で支持された引通し装
柱を、電柱側面に中線を引留めると共に、電柱に
取付けた腕木に電柱を中心に等間隔で他の2線を
それぞれ引留める引留め装柱にするときに、引通
し装柱された各電線を各電線支持具7,8,9で
支持して、引留める位置へ移動させるときにも、
中線が電柱に当たらないように中線を支持してい
る電線支持具8を安全に左又は右へ移動させるこ
とができる。
第3図は他の実施例を示し、支柱25の上端に
水平に取付けられた腕木26に電線支持具27,
28,29が摺動自在に嵌合され、腕木26の下
面には長手方向にラツク30が形成されており、
各電線支持具27,28,29の下部にそれぞれ
ラツク30と噛合うねじ歯車31,33,35が
枢支され、ラツク30とねじ歯車31,33,3
5により移動装置が形成され、各ねじ歯車31,
33,35の軸端にそれぞれ連結具32,34,
36が固着されたものであり、駆動装置37のソ
ケツト38を移動させようとする電線支持具の連
結具と連結してねじ歯車を回転させることによ
り、電線支持具を任意の位置へ移動するものであ
る。
水平に取付けられた腕木26に電線支持具27,
28,29が摺動自在に嵌合され、腕木26の下
面には長手方向にラツク30が形成されており、
各電線支持具27,28,29の下部にそれぞれ
ラツク30と噛合うねじ歯車31,33,35が
枢支され、ラツク30とねじ歯車31,33,3
5により移動装置が形成され、各ねじ歯車31,
33,35の軸端にそれぞれ連結具32,34,
36が固着されたものであり、駆動装置37のソ
ケツト38を移動させようとする電線支持具の連
結具と連結してねじ歯車を回転させることによ
り、電線支持具を任意の位置へ移動するものであ
る。
(7) 考案の効果
以上のように本考案によれば、電線を支持した
状態で安全に電線支持具間の間隔を変えることが
できるので、引通し装柱の位置から引留装柱の位
置へ電線を移動する作業等においても仮腕木を使
用することが可能となり、本考案は電気工事の作
業効率向上と安全性向上に有効である。
状態で安全に電線支持具間の間隔を変えることが
できるので、引通し装柱の位置から引留装柱の位
置へ電線を移動する作業等においても仮腕木を使
用することが可能となり、本考案は電気工事の作
業効率向上と安全性向上に有効である。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は要部の
詳細図、第2図は高所作業車に取付けた状態を示
す側面図、第3図は他の実施例を示す側面図、第
4図a,b,c,dは従来の引通し装柱を引留め
装柱にする場合の説明図である。 5……支柱、6……腕木、7,8……電線支持
具、10……移動装置、16,16′……連結具、
18……駆動装置。
詳細図、第2図は高所作業車に取付けた状態を示
す側面図、第3図は他の実施例を示す側面図、第
4図a,b,c,dは従来の引通し装柱を引留め
装柱にする場合の説明図である。 5……支柱、6……腕木、7,8……電線支持
具、10……移動装置、16,16′……連結具、
18……駆動装置。
Claims (1)
- 高所作業車あるいはクレーン車のブームの先端
に取付けられる垂直な支柱の上端に水平な腕木を
備え、この腕木に架空電線を支持する複数の電線
支持具を設けた仮腕木装置において、前記腕木を
電気絶縁性を有する材料で作り、腕木に回転運動
を腕木と平行な直線運動に変換する移動装置を介
して前記電線支持具の少なくとも1つを設け、前
記移動装置に回転力を与える駆動装置と連結され
る連結具を前記移動装置に備えたことを特徴とす
る仮腕木装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16589985U JPH036090Y2 (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16589985U JPH036090Y2 (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6274408U JPS6274408U (ja) | 1987-05-13 |
JPH036090Y2 true JPH036090Y2 (ja) | 1991-02-15 |
Family
ID=31096362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16589985U Expired JPH036090Y2 (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH036090Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH087768Y2 (ja) * | 1990-03-14 | 1996-03-04 | 株式会社アイチコーポレーション | 架線支持用仮腕木装置 |
JP4754048B2 (ja) * | 2000-06-02 | 2011-08-24 | 北陸電力株式会社 | アプローチアーム装置 |
-
1985
- 1985-10-28 JP JP16589985U patent/JPH036090Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6274408U (ja) | 1987-05-13 |
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