JPH063559B2 - 電子写真によるカラ−画像記録方法 - Google Patents
電子写真によるカラ−画像記録方法Info
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- JPH063559B2 JPH063559B2 JP58125455A JP12545583A JPH063559B2 JP H063559 B2 JPH063559 B2 JP H063559B2 JP 58125455 A JP58125455 A JP 58125455A JP 12545583 A JP12545583 A JP 12545583A JP H063559 B2 JPH063559 B2 JP H063559B2
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/01—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
- G03G15/0142—Structure of complete machines
- G03G15/0147—Structure of complete machines using a single reusable electrographic recording member
- G03G15/0152—Structure of complete machines using a single reusable electrographic recording member onto which the monocolour toner images are superposed before common transfer from the recording member
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、カラー原稿を色分解して得られる各色画像情
報を含む複数の光束で感光体を露光し、電子写真法によ
りカラー画像を記録する方法に関する。
報を含む複数の光束で感光体を露光し、電子写真法によ
りカラー画像を記録する方法に関する。
従来技術 カラーフアクシミリ、CRT、コンピユータなどの端末カ
ラーハードコピー装置で、カラー原稿を多色分解した画
像信号よりカラー画像記録を行なう方法としては、原稿
を多色分解した各色の原稿画像信号によりレーザ光線を
変調し、電子写真法により記録を行なうカラー画像記録
装置が、例えば、特開昭55−67275号公報や特開昭56―1
4775号公報により提案されている。
ラーハードコピー装置で、カラー原稿を多色分解した画
像信号よりカラー画像記録を行なう方法としては、原稿
を多色分解した各色の原稿画像信号によりレーザ光線を
変調し、電子写真法により記録を行なうカラー画像記録
装置が、例えば、特開昭55−67275号公報や特開昭56―1
4775号公報により提案されている。
これらの装置の画像読取部の一例を第１図に示す。図に
おいて、符号50はカラー原稿、51はコンタクトガラス、
52は原稿照明ランプ、53は支点Ｐを中心に揺動する走査
ミラー、54は結像レンズ、55は色分解フイルタ、56は固
体イメージセンサを夫々示している。フイルタ55は互い
に余色関係にある青、緑、赤のフイルタ55B，55G，55R
より成り、又固体イメージセンサ56はこれらに対応して
56B，56G，56Rの３個で構成されている。
おいて、符号50はカラー原稿、51はコンタクトガラス、
52は原稿照明ランプ、53は支点Ｐを中心に揺動する走査
ミラー、54は結像レンズ、55は色分解フイルタ、56は固
体イメージセンサを夫々示している。フイルタ55は互い
に余色関係にある青、緑、赤のフイルタ55B，55G，55R
より成り、又固体イメージセンサ56はこれらに対応して
56B，56G，56Rの３個で構成されている。
原稿読取りに当つては、照明ランプ52により照射された
原稿50の反射光Lrは、走査ミラー53により反射され、結
像レンズ54を透過し、さらに各色フイルタ55B，55G，55
Rを透過し、夫々固体イメージセンサ56B，56G，56Rに入
射する。走査ミラー53が支点Ｐを中心に揺動することに
より、原稿50の画像面は固体イメージセンサ56上に走査
され、各固体イメージセンサ56B，56G，56R上には色分
解された原稿画像信号が検知される。その際、固体イメ
ージセンサ56Bに検知された画像情報、つまり青色フイ
ルタを透過した光による画像情報はイエロー色トナーに
より現像さるべきものであつて画像信号SYとして出力さ
れる。同様に固体イメージセンサ56Gに検知された緑色
フイルタを透過した光による画像情報はマゼンタ色で現
像さるべき画像信号SMに、固体イメージセンサ56Rに検
知された赤色フイルタを透過した光による画像情報はシ
アン色で現像さるべき画像信号SCに変換されて発信され
る。
原稿50の反射光Lrは、走査ミラー53により反射され、結
像レンズ54を透過し、さらに各色フイルタ55B，55G，55
Rを透過し、夫々固体イメージセンサ56B，56G，56Rに入
射する。走査ミラー53が支点Ｐを中心に揺動することに
より、原稿50の画像面は固体イメージセンサ56上に走査
され、各固体イメージセンサ56B，56G，56R上には色分
解された原稿画像信号が検知される。その際、固体イメ
ージセンサ56Bに検知された画像情報、つまり青色フイ
ルタを透過した光による画像情報はイエロー色トナーに
より現像さるべきものであつて画像信号SYとして出力さ
れる。同様に固体イメージセンサ56Gに検知された緑色
フイルタを透過した光による画像情報はマゼンタ色で現
像さるべき画像信号SMに、固体イメージセンサ56Rに検
知された赤色フイルタを透過した光による画像情報はシ
アン色で現像さるべき画像信号SCに変換されて発信され
る。
なお、カラーCRTの信号よりカラー画像記録を行なう場
合にはSYは緑と赤、SMは青と赤、SCは青と緑の各信号を
合成して形成することができる。
合にはSYは緑と赤、SMは青と赤、SCは青と緑の各信号を
合成して形成することができる。
第２図はこれらの画像信号SY，SM，SCに対応した光像を
書き込む為のビームを形成する装置の一例を示す図であ
つて、光源１から発射されるレーザー光はビームエキス
パンダ２によつて光径拡大され、第１レンズ３によつて
集束光とされ多周波同時駆動の音響光学光変調素子４に
入射され、０次光Lb0と夫々イエロー、マゼンタ、シア
ンの各色トナーで現像すべき光像を書き込む１次回折光
LbY，LbM，LbCとに分割される。この分割された１次回
折光は、第２レンズ５で平行光に変換された後回転多面
鏡６で反射されて偏向し、ｆ―θレンズ７により補正さ
れ所望の倍率で結像面に結像し走査される。上記の各１
次回折光は前記の各色画像信号によつて次のようにして
変調される。前記の各固体イメージセンサ56B，56G，56
Rより発信された画像信号SY，SM，SCは、第２図に示す
変調器17，18，19に夫々入力される。変調器17，18，19
には夫々異る周波数を有する高周波搬送波FY，FM，FCが
入力されており、上記各画像信号は各変調器17，18，19
にて各搬送波により変調され、混合器20で混合されて１
つの信号となり、パワーアンプ21によつて増幅されて、
上記の音響光学光変調素子４に入力され、前記の各１次
回折光LbY，LbM，LbCを夫々画像信号SY，SM，SCにより
変調するとともに、搬送波FY，FM，FCの周波数に応じて
異る回折角度で出射され、結像面に投影して走査した場
合は、互いに近接した平行な３条の走査線が形成される
ことになる。
書き込む為のビームを形成する装置の一例を示す図であ
つて、光源１から発射されるレーザー光はビームエキス
パンダ２によつて光径拡大され、第１レンズ３によつて
集束光とされ多周波同時駆動の音響光学光変調素子４に
入射され、０次光Lb0と夫々イエロー、マゼンタ、シア
ンの各色トナーで現像すべき光像を書き込む１次回折光
LbY，LbM，LbCとに分割される。この分割された１次回
折光は、第２レンズ５で平行光に変換された後回転多面
鏡６で反射されて偏向し、ｆ―θレンズ７により補正さ
れ所望の倍率で結像面に結像し走査される。上記の各１
次回折光は前記の各色画像信号によつて次のようにして
変調される。前記の各固体イメージセンサ56B，56G，56
Rより発信された画像信号SY，SM，SCは、第２図に示す
変調器17，18，19に夫々入力される。変調器17，18，19
には夫々異る周波数を有する高周波搬送波FY，FM，FCが
入力されており、上記各画像信号は各変調器17，18，19
にて各搬送波により変調され、混合器20で混合されて１
つの信号となり、パワーアンプ21によつて増幅されて、
上記の音響光学光変調素子４に入力され、前記の各１次
回折光LbY，LbM，LbCを夫々画像信号SY，SM，SCにより
変調するとともに、搬送波FY，FM，FCの周波数に応じて
異る回折角度で出射され、結像面に投影して走査した場
合は、互いに近接した平行な３条の走査線が形成される
ことになる。
さて、上述の如くレーザー光線を３つの画像情報信号
SY，SM，SCで変調分割した３本の光線で感光体を走査し
電子写真法によりカラー画像記録を行なう場合、従来提
案されている装置では、ある色のトナーが別の色で現像
すべき潜像に付着して起きる混色を防ぐためにイエロ
ー、マゼンタ、シアンの各色に対する光像を夫々１つの
感光体ドラムの別の領域に、あるいは、１つの感光体ド
ラムを３回転させて、１回毎に異る色に対する光像を、
タイミングをずらせて投影して潜像を形成し、夫々イエ
ロー、マゼンタ、シアンのトナーで現像して、転写ドラ
ムに巻装された１枚の転写紙を３回転させてこの上に３
色のトナー像を重ね合せて転写するか、あるいは、３分
割されたレーザー光を３本の感光体ドラムの夫々に投影
して夫々異る色のトナーで現像し、これら３本の感光体
ドラムに順次接して搬送される転写紙の同一領域に重な
り合うように転写して、フルカラー画像を得るようにし
ていた。
SY，SM，SCで変調分割した３本の光線で感光体を走査し
電子写真法によりカラー画像記録を行なう場合、従来提
案されている装置では、ある色のトナーが別の色で現像
すべき潜像に付着して起きる混色を防ぐためにイエロ
ー、マゼンタ、シアンの各色に対する光像を夫々１つの
感光体ドラムの別の領域に、あるいは、１つの感光体ド
ラムを３回転させて、１回毎に異る色に対する光像を、
タイミングをずらせて投影して潜像を形成し、夫々イエ
ロー、マゼンタ、シアンのトナーで現像して、転写ドラ
ムに巻装された１枚の転写紙を３回転させてこの上に３
色のトナー像を重ね合せて転写するか、あるいは、３分
割されたレーザー光を３本の感光体ドラムの夫々に投影
して夫々異る色のトナーで現像し、これら３本の感光体
ドラムに順次接して搬送される転写紙の同一領域に重な
り合うように転写して、フルカラー画像を得るようにし
ていた。
このように従来提案されている方式では、ある色のトナ
ーが別の色で現像すべき潜像に付着して起きる混色を防
ぐために多工程、複雑化、大型化が避けがたいという問
題があった。また、３色のトナー像を１枚の転写紙に重
ね合わせて転写する（すなわち、３回の転写を行なう）
ために、転写された各色画像間の位置ずれが生じやすい
という問題もある。これらの問題から、必然的に記録速
度の低下や信頼性の欠如、あるいはコストアップ等を生
じて、電子写真法によるカラー画像記録の普及を阻害し
ていた。
ーが別の色で現像すべき潜像に付着して起きる混色を防
ぐために多工程、複雑化、大型化が避けがたいという問
題があった。また、３色のトナー像を１枚の転写紙に重
ね合わせて転写する（すなわち、３回の転写を行なう）
ために、転写された各色画像間の位置ずれが生じやすい
という問題もある。これらの問題から、必然的に記録速
度の低下や信頼性の欠如、あるいはコストアップ等を生
じて、電子写真法によるカラー画像記録の普及を阻害し
ていた。
目的 本発明は、従来の電子写真法によるカラー画像記録方法
における、上述の多工程、複雑化、大型化が避けがたい
という問題及び転写された各色画像間の位置ずれが生じ
やすいという問題を解決し、各色潜像を選択的に現像し
て混色を防止するとともに、転写工程を各色毎に行なわ
ず１回で済ませることにより、省工程化を達成して記録
速度の向上、構成部品点数の減少、機器サイズの小型
化、コスト低減及び信頼性の向上に寄与し、転写ずれの
ない高品位の画像が得られる電子写真カラー画像記録方
法を提供することを目的とする。
における、上述の多工程、複雑化、大型化が避けがたい
という問題及び転写された各色画像間の位置ずれが生じ
やすいという問題を解決し、各色潜像を選択的に現像し
て混色を防止するとともに、転写工程を各色毎に行なわ
ず１回で済ませることにより、省工程化を達成して記録
速度の向上、構成部品点数の減少、機器サイズの小型
化、コスト低減及び信頼性の向上に寄与し、転写ずれの
ない高品位の画像が得られる電子写真カラー画像記録方
法を提供することを目的とする。
また、各色潜像を選択的に現像する際に、既に現像が行
なわれて形成された他の色のトナー像に接触することに
より発生する混色を防止することも本発明の目的であ
る。
なわれて形成された他の色のトナー像に接触することに
より発生する混色を防止することも本発明の目的であ
る。
構成 以下、本発明を図面に示す装置を用いた実施例に基き詳
細に説明する。
細に説明する。
第３図は、本発明の方法を実施するに適した電子写真カ
ラー画像記録装置の一実施例を示すものであり、感光体
ドラム16の周囲には矢印で示すその回転方向の順に暗中
１次帯電用コロナ放電器８、暗中２次帯電用コロナ放電
器９、イエロー色（以下Ｙ色と略す）現像装置10、マゼ
ンタ色（Ｍ色）現像装置11、シアン色（Ｃ色）現像装置
12、転写用コロナ放電器13、クリーニング装置14、除電
装置15が配置されている。
ラー画像記録装置の一実施例を示すものであり、感光体
ドラム16の周囲には矢印で示すその回転方向の順に暗中
１次帯電用コロナ放電器８、暗中２次帯電用コロナ放電
器９、イエロー色（以下Ｙ色と略す）現像装置10、マゼ
ンタ色（Ｍ色）現像装置11、シアン色（Ｃ色）現像装置
12、転写用コロナ放電器13、クリーニング装置14、除電
装置15が配置されている。
感光体１６は、基板上にＬ層感光体とＵ層感光体とを積
層して構成されており、Ｌ層感光体とＵ層感光体とは異
なるキャリヤ特性（現像剤のキャリアではなく、荷電粒
子の電荷の正負が異なること）を有している。Ｌ層感光
体は例えばＳｅ―Ｔｅにより形成される。また、Ｕ層感
光体は例えば有機光導電体（ＯＰＣ）により形成され、
その場合ある程度の透明さを有している。
層して構成されており、Ｌ層感光体とＵ層感光体とは異
なるキャリヤ特性（現像剤のキャリアではなく、荷電粒
子の電荷の正負が異なること）を有している。Ｌ層感光
体は例えばＳｅ―Ｔｅにより形成される。また、Ｕ層感
光体は例えば有機光導電体（ＯＰＣ）により形成され、
その場合ある程度の透明さを有している。
Ｙ，Ｍ，Ｃ各色現像装置10，11，12は、トナー剤層と静
電潜像を保持する感光体表面との間に空隙を有し、接触
することなくトナーを潜像に移転させて現像する乾式非
接触現像装置である。この現像装置の構成の一例を第４
図により説明すると、現像器底部には導電性表面を持つ
たスリーブローラ30が設けられており、これに接して導
電性ドナーローラ31が設けられている。このドナーロー
ラ31は感光体16との間に適当な間隙を保持して対向して
いる。現像剤33としては磁性キヤリア、非磁性トナーを
用いた２成分現像剤が使用され、スリーブローラ30に付
着した現像剤はドクター32により層厚を規制された後、
ドナーローラ31に移転し、ドナーローラ31から感光体ド
ラム16の潜像部にトナーを飛翔させて現像する。スリー
ブローラ30、ドナーローラ31には、図に示すバイアス印
加回路により直流バイアスVA，VB、交流バイアスVacを
印加することが出来るようになつている。バイアス電位
VAはドナーローラに付着するトナー層の厚みを、VBは感
光体潜像へのトナーの付着量を制御するのに使われ、V
acはトナーの飛翔を安定し、地汚れを防止するのに使用
される。導電性ドナーローラは、表層に簿層誘電体膜
（樹脂又はセラミツク等）を設けてもよく、又導体面と
誘電体面の混合した面をドナーローラの面として使うこ
とも出来る。
電潜像を保持する感光体表面との間に空隙を有し、接触
することなくトナーを潜像に移転させて現像する乾式非
接触現像装置である。この現像装置の構成の一例を第４
図により説明すると、現像器底部には導電性表面を持つ
たスリーブローラ30が設けられており、これに接して導
電性ドナーローラ31が設けられている。このドナーロー
ラ31は感光体16との間に適当な間隙を保持して対向して
いる。現像剤33としては磁性キヤリア、非磁性トナーを
用いた２成分現像剤が使用され、スリーブローラ30に付
着した現像剤はドクター32により層厚を規制された後、
ドナーローラ31に移転し、ドナーローラ31から感光体ド
ラム16の潜像部にトナーを飛翔させて現像する。スリー
ブローラ30、ドナーローラ31には、図に示すバイアス印
加回路により直流バイアスVA，VB、交流バイアスVacを
印加することが出来るようになつている。バイアス電位
VAはドナーローラに付着するトナー層の厚みを、VBは感
光体潜像へのトナーの付着量を制御するのに使われ、V
acはトナーの飛翔を安定し、地汚れを防止するのに使用
される。導電性ドナーローラは、表層に簿層誘電体膜
（樹脂又はセラミツク等）を設けてもよく、又導体面と
誘電体面の混合した面をドナーローラの面として使うこ
とも出来る。
非接触現像装置としては、上に説明した構成のもの以外
に、例えば特開昭49―104639号公報に開示されたもの
等、各種の公知のものを使用することができる。
に、例えば特開昭49―104639号公報に開示されたもの
等、各種の公知のものを使用することができる。
Ｙ，Ｍ，Ｃの各色に対する画像書込みは、夫々対応する
色の現像部の直前の位置で、第２図により説明したレー
ザー光線の１次回折光LbY，LbM，LbCによつて行なわれ
る。これらの光線による画像書き込み部位は感光体ドラ
ム16上の同一作像領域で副走査方向に書き込み走査線が
Ｙ，Ｍ，Ｃ、Ｙ，Ｍ，Ｃ……と線順次に配列される如
く、各色１走査ラインずつずれた位置とされている。
色の現像部の直前の位置で、第２図により説明したレー
ザー光線の１次回折光LbY，LbM，LbCによつて行なわれ
る。これらの光線による画像書き込み部位は感光体ドラ
ム16上の同一作像領域で副走査方向に書き込み走査線が
Ｙ，Ｍ，Ｃ、Ｙ，Ｍ，Ｃ……と線順次に配列される如
く、各色１走査ラインずつずれた位置とされている。
したがつて、最初のＹ色画像書込みは１次回折レーザー
光線LbYによつて、２ライン置きに主走査して書き込
み、その部分に潜像が形成され、Ｙ色現像器10で現像さ
れる。
光線LbYによつて、２ライン置きに主走査して書き込
み、その部分に潜像が形成され、Ｙ色現像器10で現像さ
れる。
次に、Ｍ色画像書き込みは、レーザー光線LbMにより、
既にＹ色のトナー像が形成されたラインに隣接するライ
ンに対して行なわれる。あるＹ色のラインに書き込まれ
た時点と、これに隣接するＭ色のラインにLbM光線で書
込む時点とは、感光体ドラム16が回動してくる時間だけ
ずれている。同様にＣ色のラインにLbCの光線で書込む
時点はさらにずれる。したがつて、隣接するラインに書
込まれる画像情報を整合させるために、固体イメージセ
ンサ56G，56B，56Rより出力されメモリされた信号SY，S
M，SCは変調器17，18，19に入力される前にシフトレジ
スタ40で時系列的にずらされる。
既にＹ色のトナー像が形成されたラインに隣接するライ
ンに対して行なわれる。あるＹ色のラインに書き込まれ
た時点と、これに隣接するＭ色のラインにLbM光線で書
込む時点とは、感光体ドラム16が回動してくる時間だけ
ずれている。同様にＣ色のラインにLbCの光線で書込む
時点はさらにずれる。したがつて、隣接するラインに書
込まれる画像情報を整合させるために、固体イメージセ
ンサ56G，56B，56Rより出力されメモリされた信号SY，S
M，SCは変調器17，18，19に入力される前にシフトレジ
スタ40で時系列的にずらされる。
又、Ｍ色画像、Ｃ色画像を現像する際、隣接するライン
にＹ色、Ｍ色画像に対応する静電潜像が残つていると、
その部分もＭ色、Ｃ色のトナーで現像されて混色を生ず
るので、Ｍ色画像の書き込みと同時にこれに隣接するラ
インのＹ色画像に対する潜像を消去し、また、Ｃ色画像
の書き込み時にはこれと同時に隣接するラインのＭ色画
像に対する潜像を消去する必要がある。そのためこの装
置ではＭ色画像書込み時には、これに隣接するＹ色画像
ラインを除電用レーザー光線ＬｂＥで同期して走査し、
Ｙ色画像ラインのＬ層感光体を除電する。また、Ｃ色画
像書き込み時には、これに隣接するＭ色画像ラインを除
電用のレーザー光線ＬｂＥで同期して走査し、Ｍ色画像
ラインのＬ層感光体を除電するようにしている。この潜
像消去用のレーザー光線LbEとしては、例えば各色画像
書込用の１次回折レーザー光線LbY，LbM，LbCと同時に
多周波同時駆動音響光学変調素子４より出射される０次
光Lb0を使用することができる。
にＹ色、Ｍ色画像に対応する静電潜像が残つていると、
その部分もＭ色、Ｃ色のトナーで現像されて混色を生ず
るので、Ｍ色画像の書き込みと同時にこれに隣接するラ
インのＹ色画像に対する潜像を消去し、また、Ｃ色画像
の書き込み時にはこれと同時に隣接するラインのＭ色画
像に対する潜像を消去する必要がある。そのためこの装
置ではＭ色画像書込み時には、これに隣接するＹ色画像
ラインを除電用レーザー光線ＬｂＥで同期して走査し、
Ｙ色画像ラインのＬ層感光体を除電する。また、Ｃ色画
像書き込み時には、これに隣接するＭ色画像ラインを除
電用のレーザー光線ＬｂＥで同期して走査し、Ｍ色画像
ラインのＬ層感光体を除電するようにしている。この潜
像消去用のレーザー光線LbEとしては、例えば各色画像
書込用の１次回折レーザー光線LbY，LbM，LbCと同時に
多周波同時駆動音響光学変調素子４より出射される０次
光Lb0を使用することができる。
あるいは、書き込み用のは波長の異なる除電用光源を設
けても良い。
けても良い。
以上の如く構成された装置を使用してカラー画像記録を
行なう場合の感光体上の各色画像部位の潜像の形成及び
消去、並びにトナー像の形成モデルを、感光体各色画像
部の表面電位の変化と併せて、工程順に第５図を用いて
説明する。
行なう場合の感光体上の各色画像部位の潜像の形成及び
消去、並びにトナー像の形成モデルを、感光体各色画像
部の表面電位の変化と併せて、工程順に第５図を用いて
説明する。
なお、感光体は、Ｕ層をＯＰＣで、Ｌ層をＳｅ―Ｔｅで
形成したものとする。
形成したものとする。
(a) 暗中一次負帯電工程 コロナ放電器８による暗中一次負帯電では感光体16のＵ
層のOPCは負キヤリヤ特性であため、負に帯電し、Ｌ層
のSe―Teは正キヤリヤ特性であつて帯電せず、図示の如
くなる。
層のOPCは負キヤリヤ特性であため、負に帯電し、Ｌ層
のSe―Teは正キヤリヤ特性であつて帯電せず、図示の如
くなる。
(b) 暗中二次帯電工程 コロナ放電器９による暗中二次正帯電では、Ｕ層とＬ層
の分割電位を等しく（表面電位は零）する。
の分割電位を等しく（表面電位は零）する。
(c) Ｙ色画像書込み工程 Ｙ色画像部分に、Ｙ画像に相当する潜像を書込むため通
常の強さの、Ｙ画像情報を含むレーザー光線LbYで光走
査する。このレーザー光線LbYはＵ層のOPCのみを刺戟す
るようにしてあり、Ｌ層の電位は消えないので、正電位
が潜像として表現され、その他は零電位になつている。
常の強さの、Ｙ画像情報を含むレーザー光線LbYで光走
査する。このレーザー光線LbYはＵ層のOPCのみを刺戟す
るようにしてあり、Ｌ層の電位は消えないので、正電位
が潜像として表現され、その他は零電位になつている。
(d) Ｙ色現像工程 Ｙ色トナーは負帯電で、Ｙ色画像部に形成された潜像に
のみ飛翔して付着し、Ｙ色に現像される。
のみ飛翔して付着し、Ｙ色に現像される。
(e) Ｍ色画像書込み工程 前記(c)工程でＹ色画像を書込んだのと同様、Ｍ画像情
報を含む通常の強さのレーザー光線LbMでＭ色画像部を
光走査することによりその部分に正電位潜像を生ずる。
Ｙ色画像部分は強光度のレーザー光LbEで走査され、残
留電位が消去される。
報を含む通常の強さのレーザー光線LbMでＭ色画像部を
光走査することによりその部分に正電位潜像を生ずる。
Ｙ色画像部分は強光度のレーザー光LbEで走査され、残
留電位が消去される。
(f) Ｍ色現像工程 Ｍ色画像部に形成された潜像にのみＭ色トナーが飛翔、
付着してＭ色に現像される。
付着してＭ色に現像される。
以下、Ｃ色についても同様にＣ色画像情報を含むレーザ
ー光線LbCにより書込みが行なわれ、Ｍ色画像部分の残
留電位は強レーザー光LbEにより消去された後、Ｃ色潜
像はＣ色トナーで現像される。
ー光線LbCにより書込みが行なわれ、Ｍ色画像部分の残
留電位は強レーザー光LbEにより消去された後、Ｃ色潜
像はＣ色トナーで現像される。
又、必要ならば、原稿を緑、青、赤のフイルター以外に
黄色フイルターを加えて４色に色分解し、その画像信号
を含むレーザー光線で形成した潜像を黒色トナーで現像
し、４ステツプにすれば、更に高品質画像が得られる。
黄色フイルターを加えて４色に色分解し、その画像信号
を含むレーザー光線で形成した潜像を黒色トナーで現像
し、４ステツプにすれば、更に高品質画像が得られる。
以上の如く、同一領域に各色のトナー像を線順次に配列
して一体に形成されたトナー像は転写チヤージヤ13によ
り一度に転写紙に転写された後、定着されてカラー画像
記録が完了する。
して一体に形成されたトナー像は転写チヤージヤ13によ
り一度に転写紙に転写された後、定着されてカラー画像
記録が完了する。
なお、解像力はある程度犠牲になるが、ドツトパターン
をトナーにワツクスなどの易溶融性物質物質を適量混入
し、定着時、熱溶融拡大すれば、更に鮮明な色彩を得る
ことができる。
をトナーにワツクスなどの易溶融性物質物質を適量混入
し、定着時、熱溶融拡大すれば、更に鮮明な色彩を得る
ことができる。
本発明では各色現像装置に非磁性トナーを用いた非接触
現像装置を使用したので、ある色の現像に先立つて既に
感光体上に形成されている他の色のトナー像に接触して
像を乱したり混色したりするおそれがなく鮮明な色の画
像が得られる。
現像装置を使用したので、ある色の現像に先立つて既に
感光体上に形成されている他の色のトナー像に接触して
像を乱したり混色したりするおそれがなく鮮明な色の画
像が得られる。
効果 以上の如く、本発明によれば、１本の感光体を用いて、
各色のトナー像を同一の領域に線順次に形成し、一度に
転写紙に転写することができるので、色ずれ、混色のな
い鮮明な画像を得ることができ、又省工程に伴い画像記
録速度が向上し、さらに装置の簡素化、小型化、コスト
ダウン、信頼性の向上等種々の効果を得ることができ
る。
各色のトナー像を同一の領域に線順次に形成し、一度に
転写紙に転写することができるので、色ずれ、混色のな
い鮮明な画像を得ることができ、又省工程に伴い画像記
録速度が向上し、さらに装置の簡素化、小型化、コスト
ダウン、信頼性の向上等種々の効果を得ることができ
る。
第１図は公知のカラー画像読取部の構成の一例を示す断
面図、第２図は上記の読取部で読取られた画像信号に対
応した複数の光像を書き込むための光線を形成する装置
の１例を示す断面図、第３図は本発明の方法を実施する
ための装置の実施例を示す断面図、第４図はその装置の
現像装置の構成の一例を示す断面図、第５図(a)乃至(f)
は上記実施例の装置による感光体表面電位の変化、各色
画像部に対する潜像の形成、消去、トナー像の形成の模
様を工程順に示す図式図である。 10，11，12…現像装置 16…感光体 LbY，LbM，LbC…各色画像情報を含む光線 LbE…潜像消去用光線
面図、第２図は上記の読取部で読取られた画像信号に対
応した複数の光像を書き込むための光線を形成する装置
の１例を示す断面図、第３図は本発明の方法を実施する
ための装置の実施例を示す断面図、第４図はその装置の
現像装置の構成の一例を示す断面図、第５図(a)乃至(f)
は上記実施例の装置による感光体表面電位の変化、各色
画像部に対する潜像の形成、消去、トナー像の形成の模
様を工程順に示す図式図である。 10，11，12…現像装置 16…感光体 LbY，LbM，LbC…各色画像情報を含む光線 LbE…潜像消去用光線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 針生 一 東京都大田区中馬込１丁目３番６号 株式 会社リコ−内 (72)発明者 宮川 誠一 東京都大田区中馬込１丁目３番６号 株式 会社リコ−内
Claims (2)
- 【請求項１】原稿を色分解して得られる各色画像情報を
含む複数の光束で電子写真感光体を光走査し、感光体に
形成された各静電潜像を異る色のトナーで現像し、同一
の転写紙に転写してカラー画像を得るカラー画像記録方
法において、各色画像に対応する光書込み部位を上層感
光体と該上層感光体とは異なるキャリヤ特性を有する下
層感光体とで構成された感光体の同一領域で１走査ライ
ンずつ線順次にずらした位置とし、夫々の色の画像書込
みは当該色の現像部の直前の位置で上層感光体の電位を
消去することにより行なわれ、第２色目以下の各色の画
像書込み時にはこれと同期してその画像書込みラインに
隣接する現像済みの画像ラインを除電用の光線で走査し
て下層感光体の電位を消去若しくは低下させ、得られた
当該１色の潜像のみを当該色のトナーで選択的に現像
し、この工程を所定の色数だけ繰返して感光体上に各色
トナー像を同一領域に線順次に形成し、このトナー像を
一度に転写紙に転写することを特徴とするカラー画像記
録方法。 - 【請求項２】上記の各色現像方法が非磁性トナーを用い
た方法であり、少なくとも第２色目以降の現像方法が非
接触現像方法であることを特徴とする特許請求の範囲第
１項に記載のカラー画像記録方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58125455A JPH063559B2 (ja) | 1983-07-12 | 1983-07-12 | 電子写真によるカラ−画像記録方法 |
| US06/629,354 US4578331A (en) | 1983-07-11 | 1984-07-10 | Color image forming method |
| DE3425575A DE3425575A1 (de) | 1983-07-11 | 1984-07-11 | Elektrophotographisches farbbild-erzeugungsverfahren |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58125455A JPH063559B2 (ja) | 1983-07-12 | 1983-07-12 | 電子写真によるカラ−画像記録方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6017770A JPS6017770A (ja) | 1985-01-29 |
| JPH063559B2 true JPH063559B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=14910518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58125455A Expired - Lifetime JPH063559B2 (ja) | 1983-07-11 | 1983-07-12 | 電子写真によるカラ−画像記録方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH063559B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4851402A (en) * | 1987-02-27 | 1989-07-25 | International Minerals & Chemical Corp. | Estriol growth promotant |
| US5245392A (en) * | 1992-10-02 | 1993-09-14 | Xerox Corporation | Donor roll for scavengeless development in a xerographic apparatus |
-
1983
- 1983-07-12 JP JP58125455A patent/JPH063559B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6017770A (ja) | 1985-01-29 |
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