JPH06351077A - 多重伝送装置 - Google Patents

多重伝送装置

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JPH06351077A
JPH06351077A JP5138211A JP13821193A JPH06351077A JP H06351077 A JPH06351077 A JP H06351077A JP 5138211 A JP5138211 A JP 5138211A JP 13821193 A JP13821193 A JP 13821193A JP H06351077 A JPH06351077 A JP H06351077A
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JP
Japan
Prior art keywords
control unit
abnormality
control
units
transmission line
Prior art date
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Pending
Application number
JP5138211A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Nakajima
仁志 中嶋
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP5138211A priority Critical patent/JPH06351077A/ja
Publication of JPH06351077A publication Critical patent/JPH06351077A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のコントロールユニットがこれらをつな
ぐ伝送路を介して相互に通信し得るように構成された多
重伝送装置において、コントロールユニット各部につい
ての異常検出を、低コストかつコンパクトな構成で精度
よく行う。 【構成】 多重伝送装置においては各コントロールユニ
ット相互間で通信が可能であるという点に着目し、この
通信機能を利用して各コントロールユニット相互間で異
常監視を行う。すなわち、あるコントロールユニット1
2Aが所定期間毎に伝送路14へ出力した検査信号を、
他のコントロールユニット12Bが該所定期間毎に入力
しなかったときには、コントロールユニット12Bはコ
ントロールユニット12Aに異常が発生したと判定す
る。これにより、従来コントロールユニット12A自体
に設けられていたウォッチドッグ回路等の異常検出手段
を廃止できる。また、コントロールユニット間の相互監
視により、いずれかのコントロールユニットに何等かの
異常が発生した場合すべてこれを検出することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車等で用い
られる多重伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車においては、電子制御技術
の発達に伴いこれに搭載される電装機器が著しく増大し
ており、このため各電装機器間を結ぶ配線の肥大化、複
雑化が問題となってきている。かかる問題を解決するた
め、複数の電装機器のコントロールユニット(通信ノー
ド)を伝送路(バス)に接続し、この伝送路を介して各
コントロールユニット相互間で通信を行うようにした多
重伝送装置が提案されている(例えば特開平1−143
533号公報参照)。
【0003】上記各コントロールユニットは、一般に、
上記複数の電装機器に接続されたCPU(信号処理手
段)と、このCPUに接続され、上記伝送路に対する信
号の入出力を行う多重IC(通信制御手段)とを備えて
なっている。そして、各電装機器からCPUに入力され
た信号は、多重ICにおいて多重化された後上記伝送路
へ出力されるようになっている。
【0004】ところで、従来より、上記各コントロール
ユニットのCPUには、該CPUが暴走するのを防止す
るためのウォッチドッグ回路(暴走検出回路)が設けら
れている。このウォッチドッグ回路は、CPUが定期的
に出力した信号(暴走検出信号)が入力されるようにな
っており、所定時間内に該信号入力がなされなかったと
きには、CPUに異常が発生したとしてCPUにリセッ
ト信号を出力し、これによりCPUが暴走するのを未然
に防止するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の多重伝送装置においては、次のような問題が
ある。
【0006】すなわち、CPUの異常検出のために各コ
ントロールユニット毎にウォッチドッグ回路を設けるこ
とが必要であり、このため、多重伝送装置が大型化しか
つコスト高になってしまう、という問題がある。
【0007】また、CPUの異常が演算処理フロー上の
異常等のように上記リセット信号によりCPUが再起動
可能な異常であれば、コントロールユニットとしての機
能が損なわれることはないが、例えばCPUが物理的損
傷を受けた場合等にはコントロールユニットはその機能
が損なわれることとなり、かかる異常の場合、該コント
ロールユニットにより作動制御されるべき電装機器を全
く作動させることができなくなる、という問題がある。
【0008】さらに、上記ウォッチドッグ回路では、多
重ICの故障等のようにコントロールユニットにおける
他の部分の異常については、全くこれを検出することが
できない、という問題がある。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、コントロールユニット各部についての
異常検出を、低コストかつコンパクトな構成で精度よく
行うことができる多重伝送装置を提供することを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、多重伝送装置
においては各コントロールユニット相互間で通信が可能
であるという点に着目し、この通信機能を利用して各コ
ントロールユニット相互間で異常監視を行う構成とし、
もって上記目的達成を図るようにしたものである。
【0011】すなわち、請求項1に記載したように、複
数のコントロールユニットがこれらをつなぐ伝送路を介
して相互に通信し得るように構成された多重伝送装置に
おいて、前記複数のコントロールユニットのうち、第1
のコントロールユニットが所定期間毎に検査信号を前記
伝送路へ出力するように構成されるとともに、第2のコ
ントロールユニットが前記所定期間毎に前記検査信号を
前記伝送路から入力するように構成されており、前記第
2のコントロールユニットは、前記検査信号入力がなか
ったとき前記第1のコントロールユニットに異常が発生
したと判定するように構成されている、ことを特徴とす
るものである。
【0012】上記「所定期間毎」とは、繰り返して到来
するタイミング毎(例えば所定時間毎あるいはコントロ
ールユニットの処理フローの所定サイクル毎等)を意味
するものである。
【0013】上記「第2のコントロールユニット」は、
単数でも複数でもよい。
【0014】
【発明の作用および効果】上記構成に示すように、第1
のコントロールユニットが所定期間毎に伝送路へ出力し
た検査信号を、第2のコントロールユニットが該所定期
間毎に入力しなかったときには、第2のコントロールユ
ニットは、第1のコントロールユニットに異常が発生し
たと判定するようになっているので、第1のコントロー
ルユニット自体にウォッチドッグ回路等の異常検出手段
を設ける必要がなく、多重伝送装置のコスト低減を図る
ことができる。また、このようなコントロールユニット
間の相互監視により、いずれかのコントロールユニット
に何等かの異常が発生した場合すべてこれを検出するこ
とができる。
【0015】このように本発明によれば、コントロール
ユニット各部についての異常検出を、低コストかつコン
パクトな構成で精度よく行うことができる。
【0016】上記構成に加え、請求項2に記載したよう
に、上記異常が発生したと判定したとき、第1のコント
ロールユニットにより作動制御されるべき電装機器を所
定作動させるための信号を、第2のコントロールユニッ
トが該電装機器または伝送路へ出力する構成とすれば、
いずれかのコントロールユニットに異常が発生したとき
の対応を適切に行うことができる。
【0017】ここに「所定作動」とは、第1のコントロ
ールユニットの異常発生時、第2のコントロールユニッ
トあるいは他のコントロールユニットの作動制御によっ
て行い得る上記電装機器の作動を意味する。
【0018】また、上記「所定作動させるための信号」
は、第2のコントロールユニットが上記電装機器を所定
作動させるための作動制御を行い得る場合には、直接上
記電装機器へ出力し、あるいは、この作動制御を行い得
る他のコントロールユニットに該作動制御を行わしめる
ために伝送路へ出力するようにすればよく、また、第2
のコントロールユニットが上記電装機器を所定作動させ
るための作動制御を行い得ない場合には、伝送路へ出力
するようにすればよい。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて詳述する。
【0020】図1は、本実施例に係る多重伝送装置10
を示すブロック図である。
【0021】この多重伝送装置10は、自動車用多重伝
送装置であって、複数のコントロールユニット12A、
12B、…がこれらをつなぐ伝送路(バス)14を介し
て相互に通信し得るように構成されている。
【0022】このように通信ノードを構成する各コント
ロールユニット12A、12B、…相互間の通信は、時
分割分散制御方式の多重伝送により行われ、いずれかの
コントロールユニットが送信した信号は他のすべてのコ
ントロールユニットが受信するように設定されている。
なお、このような多重伝送の具体的方法については、公
知であり、また上記特開平1−143533号公報にも
詳細に開示されているので、その詳細な説明は省略す
る。
【0023】上記各コントロールユニット12A、12
B、…は、各々複数の電装機器16A、16B、…に接
続されたCPU18と、このCPU18に接続され、上
記伝送路14に対する信号の入出力を行う多重IC20
とを備えてなっている。上記コントロールユニット12
AのCPU18に接続された電装機器16Aは、スイッ
チ22、ランプ24およびモータ26であり、上記コン
トロールユニット12BのCPU18に接続された電装
機器16Bは、スイッチ28およびランプ30、32で
ある。
【0024】上記各コントロールユニット12A、12
B、…において、各電装機器16A、16B、…からC
PU18に入力された信号は、多重IC20において多
重化された後、伝送路14へ出力されるようになってい
る。そして、上記各コントロールユニット12A、12
B、…のCPU18は、他のコントロールユニットから
伝送路14へ出力された上記信号を伝送路14から多重
IC20を介して入力するように構成されている。
【0025】図2に示すように、上記各コントロールユ
ニット12A、12B、…のCPU18は、通常動作す
なわち各電装機器16A、16B、…に対する作動制御
を行うとともに(ステップS1)、所定の設定時間毎に
該CPU18が正常に動作していることを示す検査信号
を、多重IC20を介して伝送路14へ出力するように
構成されている(ステップS2、S3)。
【0026】さらに、図3に示すように、上記各コント
ロールユニット12A、12B、…のCPU18は、他
のコントロールユニットから伝送路14へ出力された信
号を伝送路14から入力するが(ステップS11)、上
記設定時間内に上記検査信号入力がなかったときには、
該検査信号を出力すべきコントロールユニットに異常が
発生したと判定し、フェイルモード動作を行い(ステッ
プS12、S13)、一方、上記設定時間内に上記検査
信号入力があれば、かかるフェイルモード動作は行わ
ず、通常動作を行うように構成されている(ステップS
12、S14)。
【0027】次に、上記フェイルモード動作の具体例に
ついて説明する。
【0028】図1において、例えば、電装機器16Aの
スイッチ22がヘッドライトスイッチであり、電装機器
16Bのランプ30がヘッドライトスイッチ22により
点灯するヘッドランプであるとする。かかる場合におい
て、コントロールユニット12A(第1のコントロール
ユニット)に異常が発生すると、ヘッドライトスイッチ
22をオンしてもヘッドランプ30が点灯しなくなって
しまうことがある。しかしながら、本実施例において
は、図4に示すように、上記設定時間内にコントロール
ユニット12B(第2のコントロールユニット)への上
記検査信号入力がなかったときには、コントロールユニ
ット12Bは、コントロールユニット12Aに異常が発
生したと判定して、ヘッドライトスイッチ22のオンオ
フにかかわらず、ヘッドランプ30を点灯状態に固定す
る(ステップS21、S22、S23)。一方、上記設
定時間内に上記検査信号入力があれば、コントロールユ
ニット12Bは、ヘッドライトスイッチ22のオンオフ
状態に従ってヘッドランプ30を点灯状態あるいは消灯
状態にする(ステップS21、S22、S24、S2
5、S26)。
【0029】以上詳述したように、本実施例において
は、あるコントロールユニット12Aが所定期間毎に伝
送路へ出力した検査信号を、他のコントロールユニット
12Bが入力しなかったときには、コントロールユニッ
ト12Aに異常が発生したと判定するようになっている
ので、コントロールユニット12A自体にウォッチドッ
グ回路等の異常検出手段を設ける必要がなくなり、多重
伝送装置10のコンパクト化およびコスト低減を図るこ
とができる。また、このようなコントロールユニット間
の相互監視により、いずれかのコントロールユニットに
何等かの異常が発生した場合すべてこれを検出すること
ができる。
【0030】このように本実施例によれば、コントロー
ルユニット各部についての異常検出を、低コストかつコ
ンパクトな構成で精度よく行うことができる。
【0031】さらに、本実施例によれば、コントロール
ユニット12Bは、コントロールユニット12Aに異常
が発生したと判定したとき、コントロールユニット12
Aにより作動制御されるべき電装機器16Bを所定作動
させるための信号を、コントロールユニット12Bが電
装機器16Bへ出力するようになっているので、コント
ロールユニット12Aに異常が発生したときの対応を適
切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る多重伝送装置を示すブロック図
【図2、3、4】上記実施例の作用を示すフローチャー
【符号の説明】
10 多重伝送装置 12A 第1のコントロールユニット 12B 第2のコントロールユニット 14 伝送路 16A、16B、… 電装機器 18 CPU 20 多重IC 22 スイッチ(ヘッドライトスイッチ) 30 ランプ(ヘッドランプ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコントロールユニットがこれらを
    つなぐ伝送路を介して相互に通信し得るように構成され
    た多重伝送装置において、 前記複数のコントロールユニットのうち、第1のコント
    ロールユニットが所定期間毎に検査信号を前記伝送路へ
    出力するように構成されるとともに、第2のコントロー
    ルユニットが前記所定期間毎に前記検査信号を前記伝送
    路から入力するように構成されており、 前記第2のコントロールユニットは、前記検査信号入力
    がなかったとき前記第1のコントロールユニットに異常
    が発生したと判定するように構成されている、ことを特
    徴とする多重伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のコントロールユニットは、前
    記異常が発生したと判定したとき、前記第1のコントロ
    ールユニットにより作動制御されるべき電装機器を所定
    作動させるための信号を前記電装機器または前記伝送路
    へ出力する、ことを特徴とする請求項1記載の多重伝送
    装置。
JP5138211A 1993-06-10 1993-06-10 多重伝送装置 Pending JPH06351077A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6938190B2 (en) 2000-11-17 2005-08-30 Denso Corporation Failure detector for communication network in automobile
JPWO2015194407A1 (ja) * 2014-06-18 2017-04-20 日立オートモティブシステムズ株式会社 車載制御装置または車載制御システム

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