JPH0635017Y2 - 折版屋根面戸部の耐火構造 - Google Patents

折版屋根面戸部の耐火構造

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JPH0635017Y2
JPH0635017Y2 JP10200388U JP10200388U JPH0635017Y2 JP H0635017 Y2 JPH0635017 Y2 JP H0635017Y2 JP 10200388 U JP10200388 U JP 10200388U JP 10200388 U JP10200388 U JP 10200388U JP H0635017 Y2 JPH0635017 Y2 JP H0635017Y2
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door
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弘三 小原
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Fujita Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は折版屋根面戸部の耐火構造に係るものである。
(従来の技術) 鉄骨造における折版屋根においては、第9図及び第10図
に示すように、壁版(A)上に配設された鉄骨横架材
(B)上に取付けられたタイトフレーム(C)上に、折
版屋根(D)が軒先より突出するように載架、固定され
ている。
従来、前記折版屋根の面戸部(d)の耐火処理は、前記
横架材(B)上にアングルピース(E)を取付け、同ピ
ース(E)を下地として面戸部にロツクウール(F)を
充填することによって行なわれていた。
(第7図及び第8図参照) (考案が解決しようとする課題) 前記従来の耐火構造は、狭小な面戸部分にロツクウール
を充填するので、同ロツクウールは隅々にまで十分に充
填できず、経時変化に伴って耐候性が劣化し、部分的に
落下して耐火性能を保持できないという問題点があっ
た。
本考案はこのような問題点に鑑みて提案されたもので、
その目的とする処は、耐火性能が確保され施工性が向上
された折版屋根の面戸部の耐火構造を提供する点にあ
る。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本発明に係る折版屋根面戸
部の耐火構造は、薄肉鋼製条片を方形枠状に成形すると
ともに、同枠状体における前記面戸部の高さより長尺の
先端縦部片を蛇腹状に曲成し、基端縦部片に取付孔を穿
設してなる取付金物を、主板の上端部から突設された、
前記折版屋根の面戸部と同一形状の面戸封塞片に、同片
と直角に取付けてなる表裏一双の耐火板で前記折版屋根
面戸部の両面を挟着し、同折版屋根の面戸部を前記面戸
封塞片で閉塞するとともに、前記各耐火板の取付金物を
前記鉄骨横架材の上面とタイトフレームとの間に嵌着
し、前記各耐火板の主板下部を前記壁版に固着して構成
されている。
(作用) 本考案は前記したように構成されているので、主板の上
端に突設された面戸封塞片に、同片と直角に取付金物が
取付けられた表裏一双の耐火板で前記折版屋根の両面を
挟着することによって、同折版屋根の面戸部の全面を前
記耐火板の面戸封塞片によって封塞し、前記面戸部の耐
火処理が行なわれる。
この際、前記面戸封塞片に同片と直角に取付けられた取
付金物が前記鉄骨横架材とタイトフレームとの間に嵌入
されるが、取付金物を構成する方形枠体の先端縦部片が
面戸の高さより長尺で、且つ蛇腹状に曲成されているの
で、取付金物にばね作用が生起し、前記タイトフレーム
と鉄骨横架材との間に弾性的に嵌着し、耐火板の主板下
部が前記壁版に固着されることと相俟って、同耐火板が
折版屋根の面戸部に確実に取付けられる。
(実施例) 以下本考案を図示の実施例について説明する。
(1)は耐火板で、帯状主板(1a)の上端部から折版屋
根(D)の面戸部(d)と同一形状の面戸封塞片(1b)
が突設され、耐火板(1)の幅は面戸部(d)の高さと
鉄骨横架材(B)の高さの和より少し長尺に形成されて
いる。
(2)は取付金物で、薄肉鋼製条片で方形枠状に成形さ
れるとともに、同枠状体における前記面戸部(d)の高
さより少し長尺に形成された先端縦部片(2a)が蛇腹状
に曲成され、基端縦部片(2b)は平滑な垂直片に形成さ
れ、上下一双の取付孔(2c)が穿設されている。
前記耐火板(1)における面戸封塞(1b)に、前記取付
金物(2)を、その基端縦部片(2b)の取付孔(2c)に
挿貫したビス(3)を介して取付ける。
このように取付金物(2)が面戸封塞(1b)に同片(1
b)と直角に取付けられた表裏一双の耐火板(1)のう
ち、表側の耐火板(1)を、前記折版屋根(D)の表側
に、同屋根(D)の面戸部(d)を前記面戸封塞片(1
b)が封塞するように配設し、前記取付金物(2)を面
戸部(d)内に押し込むと、同取付金物(2)の先端の
蛇腹状の先端縦部片(2a)が面戸部(d)の高さより少
し長尺であるため抵抗を生じるので、軽く叩打して押し
込むと、方形枠状の取付金物(2)が弾性変形を生起し
て前記面戸部(d)内に嵌入し、同面戸部(d)内にお
いてタイトフレーム(C)と鉄骨横架材(B)の上部フ
ランジとの間に弾性的に圧着される。
かくして耐火板(1)の面戸封塞片(1b)を折版屋根
(D)の面戸部(d)に確固と取付けるとともに、主板
(1a)の下部を壁版(A)にビス(4)を介して固着す
る。
次いで裏側に耐火板(2)を前記表側の耐火板同様に前
記折版屋根(D)の裏側に取付けるが、この際、裏側の
耐火板(1)の取付金物(2)が前記表側の耐火板の取
付金物(2)と干渉しないように、表裏両耐火板(1)
の取付金物(2)の取付位置を齟齬せしめておく。
(考案の効果) 本考案によれば前記したように、主板の上端部から折版
屋根の面戸部と同一形状の面戸封塞片を突設した耐火板
と、薄肉鋼条片を方形枠状に成形し、同枠状体の先端縦
部片を前記面戸部の高さより長尺とするとともに蛇腹状
に曲成し、基端縦部片には取付孔を穿設した取付金物と
を使用し、同取付金物を基部縦部片を介して前記面戸封
塞片に取付け、かくして同面戸封塞片より直角に取付金
物が突設された表裏一双の耐火板で前記折版屋根の面戸
部両面を挟着し、同面戸部を前記面戸封塞片で封塞する
とともに、各耐火板の取付金物を前記鉄骨横架材の上面
とタイトフレームとの間に弾性的に嵌着させ、前記各耐
火板の主板下部を壁版に固着したとによって、前記両耐
火板で折版屋根の面戸部を確実に封塞し、狭小な面戸部
空間にロツクウールを充填した従来の耐火構造のよう
に、面戸部に耐火材料としてのロツクウールが十分に充
填されず、また経時変化に伴って耐候性が劣り部分的に
脱落するようなことがなく、耐火性能が保持できるよう
にしたものであり、また施工が簡単でしかも確実に行な
われるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る折版屋根面戸部分の耐火構造の一
実施例を示す縦断側面図、第2図及び第3図は夫々第1
図の矢視II−II図並に矢視III−III図、第4図は取付金
物の平面図、第5図は第2図の矢視V−V図、第6図は
取付金物を装架した耐火板の斜視図、第7図は従来の折
版屋根面戸部分の耐火構造の縦断側面図、第8図はその
縦断正面図、第9図は折版屋根面戸部の正面図、第10図
は第8図の矢視X−X図である。 (A)……壁版、(B)……鉄骨横架材 (C)……タイトフレーム、(D)……折版屋根 (d)……面戸部、(1)……耐火板 (1a)……主板、(1b)……面戸部封塞片 (2)……取付金物、(2a)……先端縦部片 (2b)……基端縦部片、(2c)……取付孔 (3)(4)……ビス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁版上に配設された鉄骨横架材の上面に固
    着されたタイトフレームに、折版屋根を軒先より突出す
    るように載架固定してなる折版屋根において、薄肉鋼製
    条片を方形枠状に成形するとともに、同枠状体における
    前記面戸部の高さより長尺の先端縦部片を蛇腹状に曲成
    し、基端縦部片に取付孔を穿設してなる取付金物を、主
    板の上端部から突設された、前記折版屋根の面戸部と同
    一形状の面戸封塞片に、同片と直角に取付けてなる表裏
    一双の耐火板で前記折版屋根面戸部の両面を挟着し、同
    折版屋根の面戸部を前記面戸封塞片で閉塞するととも
    に、前記各耐火板の取付金物を前記鉄骨横架材の上面と
    タイトフレームとの間に嵌着し、前記各耐火板の主板下
    部を前記壁版に固着してなることを特徴とする折版屋根
    面戸部の耐火構造。
JP10200388U 1988-08-02 1988-08-02 折版屋根面戸部の耐火構造 Expired - Lifetime JPH0635017Y2 (ja)

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JPH0223628U JPH0223628U (ja) 1990-02-16
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