JPH06349996A - リードフレーム用タイバー切断装置 - Google Patents
リードフレーム用タイバー切断装置Info
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- JPH06349996A JPH06349996A JP15819093A JP15819093A JPH06349996A JP H06349996 A JPH06349996 A JP H06349996A JP 15819093 A JP15819093 A JP 15819093A JP 15819093 A JP15819093 A JP 15819093A JP H06349996 A JPH06349996 A JP H06349996A
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- JP
- Japan
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- tie bar
- lead frame
- punch
- die
- punching
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- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リードフレームの品種が変わっても金型交換
を必要とする。 【構成】 打ち抜き金型13,14を、タイバーのみを
打ち抜く単一のパンチ23により一度の打ち抜きでタイ
バーを1箇所だけ切断する構造にする。この打ち抜き金
型13,14をスライドユニット16,17に支持させ
る。このスライドユニット16,17に隣接する位置
に、リードフレーム27を水平状態で保持するリードフ
レームセットプレート15を設けた。パンチ23、ダイ
25がリードフレーム27のタイバー切断位置に移動さ
れてタイバーが切断される。このため、形状が異なるリ
ードフレームでもタイバーを切断でき、リードフレーム
の品種毎に打ち抜き用金型を用意せずに済む。
を必要とする。 【構成】 打ち抜き金型13,14を、タイバーのみを
打ち抜く単一のパンチ23により一度の打ち抜きでタイ
バーを1箇所だけ切断する構造にする。この打ち抜き金
型13,14をスライドユニット16,17に支持させ
る。このスライドユニット16,17に隣接する位置
に、リードフレーム27を水平状態で保持するリードフ
レームセットプレート15を設けた。パンチ23、ダイ
25がリードフレーム27のタイバー切断位置に移動さ
れてタイバーが切断される。このため、形状が異なるリ
ードフレームでもタイバーを切断でき、リードフレーム
の品種毎に打ち抜き用金型を用意せずに済む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置を製造する
際に使用するリードフレームの各リードどうしを連結す
るタイバーを切断するリードフレーム用タイバー切断装
置に関するものである。
際に使用するリードフレームの各リードどうしを連結す
るタイバーを切断するリードフレーム用タイバー切断装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置を製造する際に使用す
るリードフレームは、リードが多数並設されると共に、
各リードをタイバーによって連結して形成されていた。
そして、このタイバーは、樹脂封止工程の後にリードフ
レームから分断されていた。タイバーをリードフレーム
から分断するに当たっては、パンチおよびダイを有する
打ち抜き金型が使用されていた。従来のこの種のタイバ
ー切断装置を図4および図5によって説明する。
るリードフレームは、リードが多数並設されると共に、
各リードをタイバーによって連結して形成されていた。
そして、このタイバーは、樹脂封止工程の後にリードフ
レームから分断されていた。タイバーをリードフレーム
から分断するに当たっては、パンチおよびダイを有する
打ち抜き金型が使用されていた。従来のこの種のタイバ
ー切断装置を図4および図5によって説明する。
【0003】図4は従来のリードフレーム用タイバー切
断装置の正面図、図5は図4におけるV−V線断面図であ
る。これらの図において、1は打ち抜き金型で、この打
ち抜き金型1は、ダイ2が上面に固着された下金型3
と、パンチ4が下部に固着されかつガイドポスト5を介
して前記下金型3に上下移動自在に支持された上金型6
等を備え、上金型6を不図示のプレス装置に連結させて
構成されている。2aはダイ2に形成されたパンチ挿入
用凹部である。また、前記パンチ4は、リードフレーム
(図示せず)のリードを避けてタイバーのみを打ち抜く
ように構成され、リードに隣接するタイバーを打ち抜く
ためのパンチ本体4aを多数本備えている。例えば、一
つの半導体素子搭載部に切断箇所が100箇所存在する
ようなリードフレームに用いるパンチ4では、パンチ本
体4aは100個設けられていた。なお、これらのパン
チ本体4aはパンチプレート4bを介して前記上金型6
に固着されている。
断装置の正面図、図5は図4におけるV−V線断面図であ
る。これらの図において、1は打ち抜き金型で、この打
ち抜き金型1は、ダイ2が上面に固着された下金型3
と、パンチ4が下部に固着されかつガイドポスト5を介
して前記下金型3に上下移動自在に支持された上金型6
等を備え、上金型6を不図示のプレス装置に連結させて
構成されている。2aはダイ2に形成されたパンチ挿入
用凹部である。また、前記パンチ4は、リードフレーム
(図示せず)のリードを避けてタイバーのみを打ち抜く
ように構成され、リードに隣接するタイバーを打ち抜く
ためのパンチ本体4aを多数本備えている。例えば、一
つの半導体素子搭載部に切断箇所が100箇所存在する
ようなリードフレームに用いるパンチ4では、パンチ本
体4aは100個設けられていた。なお、これらのパン
チ本体4aはパンチプレート4bを介して前記上金型6
に固着されている。
【0004】7はリードフレーム(図示せず)が搬送さ
れる搬送レールで、この搬送レール7は、上下両金型
3,6の間であってダイ2の上方に配置されている。ま
た、この搬送レール7はダイ2と対向する部分に開口部
7aが形成され、タイバー打ち抜き時にパンチ4がこの
開口部7aに上方から臨むことができる構造になってい
る。
れる搬送レールで、この搬送レール7は、上下両金型
3,6の間であってダイ2の上方に配置されている。ま
た、この搬送レール7はダイ2と対向する部分に開口部
7aが形成され、タイバー打ち抜き時にパンチ4がこの
開口部7aに上方から臨むことができる構造になってい
る。
【0005】8は前記搬送レール7上のリードフレーム
をダイ2に押し付けるためのパットで、このパット8は
前記パンチプレート4bに上下移動自在に支持され、不
図示の弾性部材によって下方へ向けて付勢されている。
をダイ2に押し付けるためのパットで、このパット8は
前記パンチプレート4bに上下移動自在に支持され、不
図示の弾性部材によって下方へ向けて付勢されている。
【0006】次に、このように構成された従来のタイバ
ー切断装置の動作を説明する。先ず、半導体素子搭載部
がモールド成形されたリードフレームを搬送レール7に
沿って順送りし、その半導体素子搭載部がダイ2と対応
する位置に停止させる。このようにリードフレームを位
置決めした状態で上金型6を下降させる。
ー切断装置の動作を説明する。先ず、半導体素子搭載部
がモールド成形されたリードフレームを搬送レール7に
沿って順送りし、その半導体素子搭載部がダイ2と対応
する位置に停止させる。このようにリードフレームを位
置決めした状態で上金型6を下降させる。
【0007】上金型6が下降すると、パンチ4がリード
フレームのタイバーに上方から押し付けられ、それを切
断する。このように切断を行って上金型6が上昇した
後、リードフレームが半導体素子搭載部の1ピッチ分だ
け順送りされる。そして、次の半導体素子搭載部のタイ
バー切断を行う。このとき、タイバーは、一度の切断動
作によって一つの半導体素子搭載部での全てが一度に切
断されることになる。従来のタイバー切断装置ではこの
ようにしてタイバーを切断していた。
フレームのタイバーに上方から押し付けられ、それを切
断する。このように切断を行って上金型6が上昇した
後、リードフレームが半導体素子搭載部の1ピッチ分だ
け順送りされる。そして、次の半導体素子搭載部のタイ
バー切断を行う。このとき、タイバーは、一度の切断動
作によって一つの半導体素子搭載部での全てが一度に切
断されることになる。従来のタイバー切断装置ではこの
ようにしてタイバーを切断していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このように
構成された従来のタイバー切断装置では、順送りされる
リードフレームの半導体素子搭載部の形状に合うパンチ
4を用いて全てのタイバーを一度に切断するため、同一
形状のリードフレームしか用いることができないという
問題があった。すなわち、切断箇所が増加したり半導体
素子搭載部の形状が変わったりすると、パンチ4、ダイ
2等をパンチ本体4aの本数を増やしたり切断位置を変
更したりして形成しなければならない関係から、別の金
型を用意してそれを使用する必要がある。
構成された従来のタイバー切断装置では、順送りされる
リードフレームの半導体素子搭載部の形状に合うパンチ
4を用いて全てのタイバーを一度に切断するため、同一
形状のリードフレームしか用いることができないという
問題があった。すなわち、切断箇所が増加したり半導体
素子搭載部の形状が変わったりすると、パンチ4、ダイ
2等をパンチ本体4aの本数を増やしたり切断位置を変
更したりして形成しなければならない関係から、別の金
型を用意してそれを使用する必要がある。
【0009】このため、従来のタイバー切断装置では、
リードフレームの品種に応じて上下金型3,6を交換し
なければならなかった。
リードフレームの品種に応じて上下金型3,6を交換し
なければならなかった。
【0010】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、リードフレームの品種が変わっても
金型交換を必要としないタイバー切断装置を得ることを
目的とする。
になされたもので、リードフレームの品種が変わっても
金型交換を必要としないタイバー切断装置を得ることを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るリードフレ
ーム用タイバー切断装置は、打ち抜き金型を、互いに接
離する上下金型にタイバーのみを打ち抜く単一のパンチ
と、このパンチと対応するダイとを突設させることによ
り一度の打ち抜きによってタイバーを1箇所だけ切断す
る構造にすると共に、XYテーブルに支持させ、このX
Yテーブルに隣接する位置に、打ち抜き金型の移動範囲
内であって上下金型の間となる高さ位置に上下を解放さ
せた状態でリードフレームを水平に保持するリードフレ
ーム保持台を配置したものである。
ーム用タイバー切断装置は、打ち抜き金型を、互いに接
離する上下金型にタイバーのみを打ち抜く単一のパンチ
と、このパンチと対応するダイとを突設させることによ
り一度の打ち抜きによってタイバーを1箇所だけ切断す
る構造にすると共に、XYテーブルに支持させ、このX
Yテーブルに隣接する位置に、打ち抜き金型の移動範囲
内であって上下金型の間となる高さ位置に上下を解放さ
せた状態でリードフレームを水平に保持するリードフレ
ーム保持台を配置したものである。
【0012】
【作用】パンチおよびダイがリードフレームのタイバー
切断位置に移動されてタイバーが切断される。
切断位置に移動されてタイバーが切断される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係るリードフレ
ーム用タイバー切断装置の平面断面図、図2は同じく左
側面図である。なお、図1は図2におけるI−I線断面図
を示している。図3は本発明に係るタイバー切断装置に
よってタイバーが切断されるリードフレームを部分的に
拡大して示す平面図で、同図(a)はタイバー切断前の
状態を示し、同図(b)はリードフレームの幅方向へ延
びるタイバーが切断された状態を示している。
よって詳細に説明する。図1は本発明に係るリードフレ
ーム用タイバー切断装置の平面断面図、図2は同じく左
側面図である。なお、図1は図2におけるI−I線断面図
を示している。図3は本発明に係るタイバー切断装置に
よってタイバーが切断されるリードフレームを部分的に
拡大して示す平面図で、同図(a)はタイバー切断前の
状態を示し、同図(b)はリードフレームの幅方向へ延
びるタイバーが切断された状態を示している。
【0014】これらの図において、11は本発明に係る
タイバー切断装置で、このタイバー切断装置11は、ベ
ース12上に打ち抜き金型13,14とリードフレーム
保持用のリードフレームセットプレート15とを設けて
構成されている。前記打ち抜き金型13,14は、後述
するパンチおよびダイの形状が僅かに異なる以外は略同
一に形成されており、ベース12上にスライドユニット
16,17を介して支持されている。
タイバー切断装置で、このタイバー切断装置11は、ベ
ース12上に打ち抜き金型13,14とリードフレーム
保持用のリードフレームセットプレート15とを設けて
構成されている。前記打ち抜き金型13,14は、後述
するパンチおよびダイの形状が僅かに異なる以外は略同
一に形成されており、ベース12上にスライドユニット
16,17を介して支持されている。
【0015】前記スライドユニット16は可動子16a
を水平方向へ移動させる構造になっており、横長形状の
ベース12にその長手方向に沿って延設されて固定され
ている。また、このスライドユニット16は互いに平行
になるように2本並べて設けられている。そして、この
スライドユニット16の可動子16aにスライドユニッ
ト17が固定されている。
を水平方向へ移動させる構造になっており、横長形状の
ベース12にその長手方向に沿って延設されて固定され
ている。また、このスライドユニット16は互いに平行
になるように2本並べて設けられている。そして、この
スライドユニット16の可動子16aにスライドユニッ
ト17が固定されている。
【0016】スライドユニット17も可動子17aを水
平方向へ移動させる構造になっており、横長形状のベー
ス12の幅方向(短手方向)に沿って延設されて前記ス
ライドユニット16に支持されている。すなわち、スラ
イドユニット16,17はベース12上に設けられたX
Yテーブルとして構成される。前記打ち抜き金型13,
14は、このスライドユニット17の可動子17aに固
定されている。このため、打ち抜き金型13,14は水
平2方向へ各々移動自在になる。
平方向へ移動させる構造になっており、横長形状のベー
ス12の幅方向(短手方向)に沿って延設されて前記ス
ライドユニット16に支持されている。すなわち、スラ
イドユニット16,17はベース12上に設けられたX
Yテーブルとして構成される。前記打ち抜き金型13,
14は、このスライドユニット17の可動子17aに固
定されている。このため、打ち抜き金型13,14は水
平2方向へ各々移動自在になる。
【0017】打ち抜き金型13,14は、前記可動子1
7aにベースプレート18を介して固定された下金型と
してのダイホルダ19と、このダイホルダ19にガイド
ポスト20を介して上下動自在に支持された上金型とし
てのパンチホルダ21と、このパンチホルダ21にパン
チプレート22を介して固定されたパンチ23と、パン
チホルダ21に上下動自在に支持されかつ不図示の弾性
部材によって下方へ付勢された従来周知の構造のリード
フレーム押さえ用パット24と、前記パンチ23が挿入
される凹部25a,25bが形成されかつ前記ダイホル
ダ19にパンチ23と対向するように上方へ向けて突設
されたダイ25と、パンチホルダ21の上面に固定され
たハンガ26とから形成されている。なお、このダイ2
5は、図1において右側に位置する打ち抜き金型13に
設けられたものは図1の左右方向に細長いパンチ挿入用
凹部25aが形成され、左側に位置する打ち抜き金型1
4に設けられたものは図1の上下方向に細長いパンチ挿
入用凹部25bが形成されている。
7aにベースプレート18を介して固定された下金型と
してのダイホルダ19と、このダイホルダ19にガイド
ポスト20を介して上下動自在に支持された上金型とし
てのパンチホルダ21と、このパンチホルダ21にパン
チプレート22を介して固定されたパンチ23と、パン
チホルダ21に上下動自在に支持されかつ不図示の弾性
部材によって下方へ付勢された従来周知の構造のリード
フレーム押さえ用パット24と、前記パンチ23が挿入
される凹部25a,25bが形成されかつ前記ダイホル
ダ19にパンチ23と対向するように上方へ向けて突設
されたダイ25と、パンチホルダ21の上面に固定され
たハンガ26とから形成されている。なお、このダイ2
5は、図1において右側に位置する打ち抜き金型13に
設けられたものは図1の左右方向に細長いパンチ挿入用
凹部25aが形成され、左側に位置する打ち抜き金型1
4に設けられたものは図1の上下方向に細長いパンチ挿
入用凹部25bが形成されている。
【0018】そして、この打ち抜き金型13,14は、
前記パンチホルダ21が不図示のプレス装置に連結さ
れ、ダイホルダ19に対して接離するように構成されて
いる。なお、前記プレス装置は、この打ち抜き金型1
3,14が前記スライドユニット16,17によって水
平移動したとしてもパンチホルダ21を駆動することが
できる構造になっている。
前記パンチホルダ21が不図示のプレス装置に連結さ
れ、ダイホルダ19に対して接離するように構成されて
いる。なお、前記プレス装置は、この打ち抜き金型1
3,14が前記スライドユニット16,17によって水
平移動したとしてもパンチホルダ21を駆動することが
できる構造になっている。
【0019】前記パンチ23は、図3に示すリードフレ
ーム27のタイバー28を打ち抜くように構成されてい
る。なお、このリードフレーム27は、半導体素子(図
示せず)を樹脂封止してなるモールド樹脂29と、この
モールド樹脂29から複数本導出されたリード30とに
よって半導体素子搭載部が構成され、各リード30どう
しがタイバー28によって連結された従来周知のもので
ある。パンチ23は、前記リード30どうしの間隔より
幅狭に形成された単一のもので、パンチプレート22に
下方へ向けて突設されている。そして、図1において右
側に位置する打ち抜き金型13のパンチ23は、モール
ド樹脂29から図3において左右方向に延びるリード3
0に連なるタイバー28を1つだけ打ち抜くように構成
されている。一方、図1に右側に位置する打ち抜き金型
14のパンチ23は、図3においてモールド樹脂29か
ら上下方向に延びるリード30に連なるタイバー28を
一つだけ打ち抜くように構成されている。
ーム27のタイバー28を打ち抜くように構成されてい
る。なお、このリードフレーム27は、半導体素子(図
示せず)を樹脂封止してなるモールド樹脂29と、この
モールド樹脂29から複数本導出されたリード30とに
よって半導体素子搭載部が構成され、各リード30どう
しがタイバー28によって連結された従来周知のもので
ある。パンチ23は、前記リード30どうしの間隔より
幅狭に形成された単一のもので、パンチプレート22に
下方へ向けて突設されている。そして、図1において右
側に位置する打ち抜き金型13のパンチ23は、モール
ド樹脂29から図3において左右方向に延びるリード3
0に連なるタイバー28を1つだけ打ち抜くように構成
されている。一方、図1に右側に位置する打ち抜き金型
14のパンチ23は、図3においてモールド樹脂29か
ら上下方向に延びるリード30に連なるタイバー28を
一つだけ打ち抜くように構成されている。
【0020】すなわち、打ち抜き金型13のパンチ23
は、図1に示すダイ25のパンチ挿入用凹部25aの開
口形状に対応するように左右方向に細長く形成され、打
ち抜き金型14のパンチ23は、ダイ25のパンチ挿入
用凹部25bの開口形状に対応するように上下方向に細
長く形成されている。
は、図1に示すダイ25のパンチ挿入用凹部25aの開
口形状に対応するように左右方向に細長く形成され、打
ち抜き金型14のパンチ23は、ダイ25のパンチ挿入
用凹部25bの開口形状に対応するように上下方向に細
長く形成されている。
【0021】前記リードフレームセットプレート15
は、ベース12上の左右方向略中央部であって前記スラ
イドユニット16に隣接して固定されかつベース12か
ら上方へ延びる基部15aと、この基部15aの上端部
に一体的に設けられて水平方向に沿ってスライドユニッ
ト16側へ延びるリードフレーム保持部15bとから形
成されている。このリードフレーム保持部15bは、図
1に示すように、リードフレーム27の半導体素子搭載
部より広い開口面積をもって開口する平面視略ロ字状に
形成されると共に、水平方向に延びかつリードフレーム
27の幅方向両側部が挿入されるガイド溝15cが形成
されており、スライドユニット16,17によって移動
される打ち抜き金型13,14の移動範囲内に配置され
ている。また、このリードフレーム保持部15bは打ち
抜き金型13,14のダイホルダ19とパンチホルダ2
1との間となる高さ位置に位置づけられている。
は、ベース12上の左右方向略中央部であって前記スラ
イドユニット16に隣接して固定されかつベース12か
ら上方へ延びる基部15aと、この基部15aの上端部
に一体的に設けられて水平方向に沿ってスライドユニッ
ト16側へ延びるリードフレーム保持部15bとから形
成されている。このリードフレーム保持部15bは、図
1に示すように、リードフレーム27の半導体素子搭載
部より広い開口面積をもって開口する平面視略ロ字状に
形成されると共に、水平方向に延びかつリードフレーム
27の幅方向両側部が挿入されるガイド溝15cが形成
されており、スライドユニット16,17によって移動
される打ち抜き金型13,14の移動範囲内に配置され
ている。また、このリードフレーム保持部15bは打ち
抜き金型13,14のダイホルダ19とパンチホルダ2
1との間となる高さ位置に位置づけられている。
【0022】リードフレーム27は、両側部をガイド溝
15cに挿通させて表裏面を上下方向へ向けた状態(水
平にした状態)でこのリードフレームセットプレート1
5に支承されており、位置決めピン31によって移動が
規制されている。また、リードフレーム27は、リード
フレームセットプレート15に装着された状態ではその
上下が解放された状態となる。しかも、打ち抜き金型1
3,14の移動範囲内であって、ダイホルダ19とパン
チホルダ21との間となる高さ位置に保持されることに
なる。
15cに挿通させて表裏面を上下方向へ向けた状態(水
平にした状態)でこのリードフレームセットプレート1
5に支承されており、位置決めピン31によって移動が
規制されている。また、リードフレーム27は、リード
フレームセットプレート15に装着された状態ではその
上下が解放された状態となる。しかも、打ち抜き金型1
3,14の移動範囲内であって、ダイホルダ19とパン
チホルダ21との間となる高さ位置に保持されることに
なる。
【0023】次に、上述したように構成された本発明に
係るタイバー切断装置11の動作を説明する。先ず、リ
ードフレーム27をリードフレームセットプレート15
に装着させ、位置決めピン31によって位置決めする。
ここで用いるリードフレーム27は、半導体素子搭載部
が3箇所形成され、各半導体素子搭載部の半導体素子
(図示せず)が樹脂封止されてモールド樹脂29が成形
されたものである。
係るタイバー切断装置11の動作を説明する。先ず、リ
ードフレーム27をリードフレームセットプレート15
に装着させ、位置決めピン31によって位置決めする。
ここで用いるリードフレーム27は、半導体素子搭載部
が3箇所形成され、各半導体素子搭載部の半導体素子
(図示せず)が樹脂封止されてモールド樹脂29が成形
されたものである。
【0024】次に、図1において右側に位置する打ち抜
き金型13を、リードフレームセットプレート15に支
持されたリードフレーム27の例えば最も左側に位置す
る半導体素子搭載部と対応する位置にスライドユニット
16,17によって移動させる。この移動は、スライド
ユニット16,17に切断位置信号を入力させて行う。
そして、パンチ23およびダイ25をタイバー28と対
向する位置に位置づける。このときには、パンチ23と
ダイ25との間にリードフレーム27を臨ませるように
して行い、パンチ23およびダイ25を、図3において
左右方向に延びるリード30に連なるタイバー28のう
ち何れか一つに対向させる。
き金型13を、リードフレームセットプレート15に支
持されたリードフレーム27の例えば最も左側に位置す
る半導体素子搭載部と対応する位置にスライドユニット
16,17によって移動させる。この移動は、スライド
ユニット16,17に切断位置信号を入力させて行う。
そして、パンチ23およびダイ25をタイバー28と対
向する位置に位置づける。このときには、パンチ23と
ダイ25との間にリードフレーム27を臨ませるように
して行い、パンチ23およびダイ25を、図3において
左右方向に延びるリード30に連なるタイバー28のう
ち何れか一つに対向させる。
【0025】このようにパンチ23、ダイ25を位置決
めした後、ハンガ26を不図示のプレス装置によって上
下させ、パンチ23、ダイ25によってタイバー28を
切断する。このときには、リード30の一側に連なるタ
イバー28が1箇所だけ切断される。その後、スライド
ユニット16,17を作動させて打ち抜き金型13を上
下あるいは左右へ移動させると共に前記打ち抜き動作を
同様に行い、図3(a)中に左下がりの平行斜線を付し
て示したタイバー28を(左右方向に延びるリード30
に連なるタイバー28を)全て切断する。右側の打ち抜
き金型13でタイバー28を切断した状態を図3(b)
に示す。
めした後、ハンガ26を不図示のプレス装置によって上
下させ、パンチ23、ダイ25によってタイバー28を
切断する。このときには、リード30の一側に連なるタ
イバー28が1箇所だけ切断される。その後、スライド
ユニット16,17を作動させて打ち抜き金型13を上
下あるいは左右へ移動させると共に前記打ち抜き動作を
同様に行い、図3(a)中に左下がりの平行斜線を付し
て示したタイバー28を(左右方向に延びるリード30
に連なるタイバー28を)全て切断する。右側の打ち抜
き金型13でタイバー28を切断した状態を図3(b)
に示す。
【0026】次いで、左側の打ち抜き金型14によって
前記同様に上下方向に延びるリード30に連なるタイバ
ー28を切断させる。この打ち抜き金型14でのタイバ
ー切断作業もスライドユニット16,17によってパン
チ23およびダイ25を所定のタイバー切断位置に位置
決めして行う。左側の打ち抜き金型14によって切断さ
れるタイバー28を図3(b)中に右下がりの平行斜線
を付して示した。
前記同様に上下方向に延びるリード30に連なるタイバ
ー28を切断させる。この打ち抜き金型14でのタイバ
ー切断作業もスライドユニット16,17によってパン
チ23およびダイ25を所定のタイバー切断位置に位置
決めして行う。左側の打ち抜き金型14によって切断さ
れるタイバー28を図3(b)中に右下がりの平行斜線
を付して示した。
【0027】そして、リードフレーム27の最も左側に
位置する半導体素子搭載部のタイバー28を全て切断し
た後は、この半導体素子搭載部に隣接する半導体素子搭
載部のタイバー28を切断する。このようにしてリード
フレーム27の全てのタイバー28を切断することがで
きる。
位置する半導体素子搭載部のタイバー28を全て切断し
た後は、この半導体素子搭載部に隣接する半導体素子搭
載部のタイバー28を切断する。このようにしてリード
フレーム27の全てのタイバー28を切断することがで
きる。
【0028】したがって、本発明に係るタイバー切断装
置11では、パンチ23およびダイ25がリードフレー
ム27のタイバー切断位置に移動されてタイバー28の
切断が行われるから、半導体素子搭載部の形状が異なる
リードフレームを使用する場合であっても、リードどう
しの間にパンチ23を通すことが可能であればタイバー
を切断することができる。このため、リードフレームの
品種毎に打ち抜き用金型を用意する必要がなくなる。
置11では、パンチ23およびダイ25がリードフレー
ム27のタイバー切断位置に移動されてタイバー28の
切断が行われるから、半導体素子搭載部の形状が異なる
リードフレームを使用する場合であっても、リードどう
しの間にパンチ23を通すことが可能であればタイバー
を切断することができる。このため、リードフレームの
品種毎に打ち抜き用金型を用意する必要がなくなる。
【0029】なお、本実施例では打ち抜き金型をタイバ
ー28の形状に対応させて2つ設けた例を示したが、パ
ンチ23およびダイ25を鉛直軸回りに90度回動させ
るようにすれば、打ち抜き金型としては1つで済ませる
ことができる。すなわち、図3(a)で平行斜線を付し
たタイバー28を切断した後、パンチ23およびダイ2
5を回動させ、次に、図3(b)で平行斜線を付したタ
イバー28を切断する。
ー28の形状に対応させて2つ設けた例を示したが、パ
ンチ23およびダイ25を鉛直軸回りに90度回動させ
るようにすれば、打ち抜き金型としては1つで済ませる
ことができる。すなわち、図3(a)で平行斜線を付し
たタイバー28を切断した後、パンチ23およびダイ2
5を回動させ、次に、図3(b)で平行斜線を付したタ
イバー28を切断する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るリード
フレーム用タイバー切断装置は、打ち抜き金型を、互い
に接離する上下金型にタイバーのみを打ち抜く単一のパ
ンチと、このパンチと対応するダイとを突設させること
により一度の打ち抜きによってタイバーを1箇所だけ切
断する構造にすると共に、XYテーブルに支持させ、こ
のXYテーブルに隣接する位置に、打ち抜き金型の移動
範囲内であって上下金型の間となる高さ位置に上下を解
放させた状態でリードフレームを水平に保持するリード
フレーム保持台を配置したため、パンチおよびダイがリ
ードフレームのタイバー切断位置に移動されてタイバー
が切断されることになる。
フレーム用タイバー切断装置は、打ち抜き金型を、互い
に接離する上下金型にタイバーのみを打ち抜く単一のパ
ンチと、このパンチと対応するダイとを突設させること
により一度の打ち抜きによってタイバーを1箇所だけ切
断する構造にすると共に、XYテーブルに支持させ、こ
のXYテーブルに隣接する位置に、打ち抜き金型の移動
範囲内であって上下金型の間となる高さ位置に上下を解
放させた状態でリードフレームを水平に保持するリード
フレーム保持台を配置したため、パンチおよびダイがリ
ードフレームのタイバー切断位置に移動されてタイバー
が切断されることになる。
【0031】したがって、半導体素子搭載部の形状が異
なるリードフレームを使用する場合であっても、リード
どうしの間にパンチを通すことが可能であればタイバー
を切断することができるから、リードフレームの品種毎
に打ち抜き用金型を用意する必要がなくなる。また、打
ち抜き金型の構造を、一度に全てのタイバーを切断する
従来のものに較べて部品数を少なくして簡素化できると
いう効果もある。
なるリードフレームを使用する場合であっても、リード
どうしの間にパンチを通すことが可能であればタイバー
を切断することができるから、リードフレームの品種毎
に打ち抜き用金型を用意する必要がなくなる。また、打
ち抜き金型の構造を、一度に全てのタイバーを切断する
従来のものに較べて部品数を少なくして簡素化できると
いう効果もある。
【図1】本発明に係るリードフレーム用タイバー切断装
置の平面断面図である。
置の平面断面図である。
【図2】本発明に係るリードフレーム用タイバー切断装
置の左側面図である。
置の左側面図である。
【図3】本発明に係るタイバー切断装置によってタイバ
ーが切断されるリードフレームを部分的に拡大して示す
平面図で、同図(a)はタイバー切断前の状態を示し、
同図(b)はリードフレームの幅方向へ延びるタイバー
が切断された状態を示している。
ーが切断されるリードフレームを部分的に拡大して示す
平面図で、同図(a)はタイバー切断前の状態を示し、
同図(b)はリードフレームの幅方向へ延びるタイバー
が切断された状態を示している。
【図4】従来のリードフレーム用タイバー切断装置の正
面図である。
面図である。
【図5】図4におけるV−V線断面図である。
11 タイバー切断装置 13 打ち抜き金型 14 打ち抜き金型 15 リードフレームセットプレート 16 スライドユニット 17 スライドユニット 19 ダイホルダ 20 ガイドポスト 21 パンチホルダ 23 パンチ 25 ダイ 27 リードフレーム 28 タイバー 30 リード
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
Claims (1)
- 【請求項1】 リードフレームの各リードどうしを連結
するタイバーを、パンチおよびダイを有する打ち抜き金
型によって切断するリードフレーム用タイバー切断装置
において、前記打ち抜き金型を、互いに接離する上下金
型にリードどうしの間隔より幅狭な単一のパンチと、こ
のパンチと対応するダイとを突設させることにより一度
の打ち抜きによってリードの一側に連なるタイバーを1
箇所だけ切断する構造にすると共に、XYテーブルに支
持させ、このXYテーブルに隣接する位置に、XYテー
ブルによって移動される打ち抜き金型の移動範囲内であ
って上下金型の間となる高さ位置に上下を解放させた状
態でリードフレームを水平に保持するリードフレーム保
持台を配置したことを特徴とするリードフレーム用タイ
バー切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15819093A JP2500454B2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | リ―ドフレ―ム用タイバ―切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15819093A JP2500454B2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | リ―ドフレ―ム用タイバ―切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06349996A true JPH06349996A (ja) | 1994-12-22 |
JP2500454B2 JP2500454B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=15666237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15819093A Expired - Lifetime JP2500454B2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | リ―ドフレ―ム用タイバ―切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2500454B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE1011521A3 (nl) * | 1997-10-30 | 1999-10-05 | Lvd Company N V | Inrichting voor het bewerken van werkstukken. |
JP2009272578A (ja) * | 2008-05-12 | 2009-11-19 | Nippon Inter Electronics Corp | 樹脂封止型半導体装置の製造方法 |
-
1993
- 1993-06-04 JP JP15819093A patent/JP2500454B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE1011521A3 (nl) * | 1997-10-30 | 1999-10-05 | Lvd Company N V | Inrichting voor het bewerken van werkstukken. |
JP2009272578A (ja) * | 2008-05-12 | 2009-11-19 | Nippon Inter Electronics Corp | 樹脂封止型半導体装置の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2500454B2 (ja) | 1996-05-29 |
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