JPH06349172A - カセット案内装置 - Google Patents

カセット案内装置

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JPH06349172A
JPH06349172A JP5154451A JP15445193A JPH06349172A JP H06349172 A JPH06349172 A JP H06349172A JP 5154451 A JP5154451 A JP 5154451A JP 15445193 A JP15445193 A JP 15445193A JP H06349172 A JPH06349172 A JP H06349172A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カセットを所定位置に案内するまでにカセット
挾持力を2段階に分け、カセット挿入力量を小さくして
操作性を向上させ、経時的、使用の繰返しによる挾持力
の低下がなく、カセットの表面を傷つけることもないカ
セット案内装置を得る。 【構成】カセットを保持するホルダ4、ホルダ4にカセ
ット挿入方向に移動可能に設けられかつカセット受け部
46を有するスライダ43、スライダ43に回動可能に
設けられた押さえ部材50、押さえ部材50を付勢して
カセットをスライダ43のカセット受け部46に押し付
ける第1の付勢部材56、押さえ部材50に当接して押
さえ部材50とスライダ43をカセット引き込み方向に
移動させかつ押さえ部材50との当接により押さえ部材
50に付勢方向への回動力を付加する第2の付勢部材1
8を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カセット式テープレコ
ーダにおけるカセット案内装置に関するもので、例えば
デジタル・コンパクト・カセット(以下「DCC」とい
う)テープレコーダなどに適用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、DCCは、アナログ・コンパク
ト・カセット(以下「ACC」という)とは異なり、天
板にはリールハブをリール台に係合させるための開放孔
がない。従って、DCCテープレコーダでは、上記開放
孔に替わってカセットに係合し、カセットを所定の位置
まで案内するものが必要になる。また、DCCテープレ
コーダはACCと互換性をもつため、ACCとも係合し
て所定の位置まで案内するものが必要になる。
【0003】従来のACCテープレコーダでは、カセッ
トを所定の位置まで案内する部材として、板ばねを
「コ」字状に折り曲げて成形し、この板ばねの弾力によ
りカセットを挾み込んでカセットホルダ内部の所定位置
まで案内していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のカセット案
内装置のように、「コ」字状の板ばねによりカセットを
挾持して所定位置まで案内するようにしたものによれ
ば、カセットを確実に挾持するためには板ばねの弾力を
強くする必要があり、カセット挿入時にこの強力な弾力
に抗して挿入する必要があるため操作性がよくないとい
う難点がある。また、板ばねは経時変化により、あるい
は使用を繰り返すことによる疲労によって弾力が低下
し、やがてカセットを所定位置まで案内するのに必要な
挾持力が得られなくなることもある。さらに、金属板な
どからなる板ばねは、カセットの表面を傷つけやすい欠
点もある。
【0005】本発明は、かかる従来技術の問題点を解消
するためになされたもので、カセットをホルダに挿入し
所定定位置に案内するまでにカセットの挾持力を2段階
に分けることにより、カセットをホルダに挿入するとき
に必要な力量を小さくして操作性を向上させ、また、板
ばねを不要にして、経時的あるいは使用の繰返しによる
挾持力の低下がなく、カセットの表面を傷つけることも
ないカセット案内装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、カセットを保持するホルダと、このホルダ
にカセット挿入方向に移動可能に設けられかつカセット
受け部を有するスライダと、このスライダに回動可能に
設けられた押さえ部材と、この押さえ部材を付勢して、
ホルダに挿入されるカセットをスライダのカセット受け
部に押し付ける第1の付勢部材と、押さえ部材に当接し
て押さえ部材及びスライダをカセット引き込み方向に移
動させると共に押さえ部材との当接により押さえ部材に
その付勢方向への回動力を付加する第2の付勢部材とを
設けた。
【0007】
【作用】ホルダにカセットを挿入すると、カセットが押
さえ部材を第1の付勢部材の付勢力に抗して回動させ、
第1の付勢部材の付勢力により押さえ部材がカセットを
スライダのカセット受け部に押し付ける。カセットが挿
入されたことを検知してモータを起動するなどの手段に
より、第2の付勢部材をカセット引き込み方向に移動さ
せると、第2の付勢部材が押さえ部材に当接して押さえ
部材及びスライダをカセット引き込み方向に移動させる
とともに、第2の付勢部材が押さえ部材に当接すること
により押さえ部材をその付勢方向にさらに付勢し、押さ
え部材に回動力を付加して、押さえ部材とスライダのカ
セット受け部との間でのカセットの挾持力を増大させ
る。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明にかかるカ
セット案内装置の実施例について説明する。図1におい
て、シャーシ1は左下側の面が前面で、前面側から見て
左側縁部に折り曲げによって立ち上がった側壁2を有
し、また、シャーシ1上には右側縁に沿ってサブシャー
シ7が固定されている。上記側壁2には垂直方向のガイ
ド孔3が形成され、このガイド孔3を挾んだ前後位置に
水平方向のガイド孔12,12が形成されている。上記
サブシャーシ7も側壁を有し、この側壁には一対の垂直
方向のガイド孔8、8と一対の水平方向のガイド孔1
3,13が形成されている。上記垂直方向のガイド孔3
には、カセットホルダ4の一方の側壁に固植されたピン
5が嵌まり、上記一対のガイド孔8,8には、カセット
ホルダ4の他方の側壁に固植されたピン6,6が嵌ま
り、これらのピン5,6,6がガイド孔3,8,8に案
内されることによりカセットホルダ4が垂直方向に移動
可能に支持されている。
【0009】上記カセットホルダ4は、板の両側端縁部
を下方に直角に折り曲げ、さらに内方に直角に折り曲げ
ることによってカセットテープを抱え込むことができる
ように形成されると共に、天井部分に後述のスライダ4
3を受け入れるための窓孔41と、この窓孔41の両側
部に折り曲げによって形成された上記スライダ43のガ
イド部42が形成されている。カセットホルダ4には上
から重なるようにして吊り板10が配置されている。
【0010】上記吊り板10は、カセットホルダ4の両
側壁に沿う側壁を両側に有し、これらの側壁に折り曲げ
によって形成された複数の突起11,11が前記水平方
向のガイド孔12,13にそれぞれ嵌まることによっ
て、吊り板10はガイド孔12,13の範囲内で水平方
向に移動可能に支持されている。吊り板10の一方の側
壁には、上記カセットホルダ4の各ピン6,6が嵌まる
傾斜溝14,14が形成されている。傾斜溝14,14
は手前側(図1において左側)が低く、奥に向かって高
くなるように傾斜している。これら各傾斜溝14,14
と前記各垂直方向のガイド溝8,8との交差部に各ピン
6,6が位置している。従って、吊り板10が手前側に
移動しているときはホルダ4は上昇態位をとり、吊り板
10が奥方に移動するとホルダ4は下降させられる。
【0011】吊り板10の天井部分には前記スライダ4
3に対する逃げ部57が形成されると共に、ピン15が
固植されている。このピン15は昇降レバー35の先端
部に形成された長孔38に嵌まっている。昇降レバー3
5はそのスリーブ36がシャーシ1に設けられた軸に嵌
められることにより水平面内で回動可能に設けられてい
る。昇降レバー35には長さ方向中間部にピン37が固
植されている。
【0012】図4に示すように、前記サブシャーシ7に
はサブモータ25が水平方向に固定されている。サブモ
ータ25の駆動力は、その出力軸に取付けられたウォー
ム26、ウォームホイル27、減速歯車列28,29,
30,31を介してロードギヤ32に伝達される。ロー
ドギヤ32の下面側には同心円弧の部分とこれに続いて
回転中心からの距離を連続して異ならせた部分からなる
カム溝39が形成され、このカム溝39に上記吊り板1
0のピン37が嵌まっている。従って、サブモータ25
が正転方向又は逆転方向に駆動されると、ロードギヤ3
2が正転又は逆転してカム溝39がピン37を押し、昇
降レバー35を図4において時計方向又は反時計方向に
回動させ、昇降レバー35の長孔38とピン15との嵌
まりあいにより吊り板10を前後に移動させるようにな
っている。
【0013】上記ロードギヤ32の上面側にはピン33
が固植されている。ピン33は、回動アーム18の窓孔
を通して補助レバー20のカム溝23(図1参照)に嵌
まっている。回動アーム18と補助レバー20は重なり
あい、ともにシャーシ4に固植された固定軸16を中心
に水平面内で回動可能に支持されている。上記カム溝2
3は、図1に示すように、直線状の範囲l1とこれに続
く円弧状の範囲l2とを有してなる。回動アーム18と
補助レバー20は引っ張りばね21で連結され、補助レ
バー20が回動アーム18の突起に当接して補助レバー
20は回動アーム18と暫定的に一体に回動することが
できるようになっている。回動アーム18には下向きの
突起22が形成され、図4に示すように回動アーム18
が反時計方向に回動したとき突起22がスイッチ24の
アクチュエータを押すようになっている。スイッチ24
はサブモータ25の起動、停止を制御する。
【0014】回動アーム18の先端部下面側にはピン1
9が固植されており、ピン19は、図3に詳細に示すよ
うに押さえ部材50の孔54に空間的余裕をもって挿入
されている。図1ないし図3に示すように、押さえ部材
50は前後方向中間部の両側に受け穴51,51を有
し、その手前側に平板状の先端部52を、後側に上記孔
54を形成する枠体59を有する。上記受け穴51,5
1にはスライダ43に形成されたボス47,47が嵌ま
り、押さえ部材50はボス47,47を中心に垂直面内
で回動可能に支持されている。ここで、上記受け穴5
1,51は側方から見てリングの上部を切除した形、上
記ボス47,47は側方から見て円の上部と下部を平行
な平面で切除した形になっていて、スライダ43に対し
押さえ部材50を90度回転させた状態で上記受け穴5
1,51に上記切除部から上記ボス47,47を挿入し
た後、ボス47,47を中心に押さえ部材50をスライ
ダ43と略平行になるように回動させる。こうすること
により、押さえ部材50はスライダ43から脱落するこ
となく回動自在に支持される。
【0015】押さえ部材50の先端部52の下面にはホ
ルダ4に挿入されるカセットを押さえるための押さえゴ
ム53が固着されている。押さえゴム53の前端部はカ
セットを迎え入れやすいように傾斜面になっている。上
記スライダ43は両側にガイドリブ44,44を有し、
このガイドリブ44,44がホルダ4の前記ガイド部4
2,42にガイドされることによりスライダ43は押さ
え部材50と共に前後方向に移動可能に保持されてい
る。スライダ43の後端部には、垂直方向下方に延びた
あと手前側に延びることによって受け部46が形成され
ている。図3に示すように、ホルダ4に挿入されたカセ
ット60の後端部は、上記受け部46と押さえ部材50
の押さえゴム53の間に進入する。
【0016】スライダ43と押さえ部材50には付勢部
材としてのばね56が掛けられ、このばね56の弾力に
より、スライダ43に対し押さえ部材50が図3におい
て時計方向に回動付勢され、これにより、押さえ部材5
0の押さえゴム53とスライダ43の受け部46との間
でカセット60を挾持するようになっている。図3に示
すように、前記回動アーム18のピン19を受け入れる
孔54を画する後側の壁には突面55が形成され、この
突面55にピン19が当接するようになっている。上記
ばね56を第1の付勢部材とし、回動アーム18を第2
の付勢部材とする。
【0017】図1、図7に示すように、シャーシ1上に
は、記録再生位置でカセットの位置決め孔が嵌まり、カ
セットを所定位置に位置決めするための基準ピン70,
71が植立されている。奥側の基準ピン70の先端部は
円錐形に形成されているのに対し、手前側の基準ピン7
1は横断面が十字状になるように肉取りされている。
【0018】次に、上記実施例の動作を説明する。図4
は初期位置を示しており、回動アーム18及び昇降レバ
ー35は反時計方向に回動し、スライダ43と共に押さ
え部材50が手前側に移動し、吊り板10も手前側に移
動している。吊り板10が手前側に移動していることに
よりホルダ4は上昇し、ホルダ4にカセット60を挿入
可能な位置にある。また、押さえ部材50はばね56の
付勢力により図3において時計方向に回動付勢され、押
さえゴム53の一部がカセット60の挿入通路上に進出
している。
【0019】上記初期位置においてホルダ4のカセット
挿入口からカセット60をその長手方向に挿入すると、
図3に示すようにカセット60の後端部が押さえ部材5
0の押さえゴム53を押し上げ、押さえ部材50を第1
の付勢部材であるばね56の付勢力に抗し反時計方向に
回動させ、押さえゴム53とスライダ43の受け部46
との間にカセット60の後端部が進入し、ばね56の付
勢力により、押さえゴム53とスライダ43の受け部4
6との間にカセット60の後端部を挾持する。
【0020】カセット60をさらに押し込むと、カセッ
ト60の後端が押さえ部材50の枠体59を後方に押
し、押さえ部材50と共にスライダ43が後方に移動さ
せられ、また、押さえ部材50がピン19を押して回動
アーム18を図4において時計方向に回動させる。回動
アーム18の回動によりその突起22がスイッチ24の
アクチュエータから逃げ、スイッチ24を切換動作させ
てサブモータ25を起動する。サブモータ25の起動に
より、その出力軸上のウォーム26、ウォームホイル2
7、減速歯車列28,29,30,31を介してロード
ギヤ32が図4において時計方向に回転駆動される。
【0021】ロードギヤ32の時計方向への回転の前半
部ではピン37が嵌まるカム溝39は同心円に沿った形
をしているため昇降レバー35は回動せず、一方、カム
溝23に嵌まっているピン33がカム溝23の側壁を押
し、補助レバー20及びこれと実質一体の回動アーム1
8を図4において時計方向に回動させる。回動アーム1
8の回動によりそのピン19が後方に(図4において上
方)に移動し、それ以後はカセット60を押し込まなく
ても、ピン19が押さえ部材50の突面55を押し、ス
ライダ43と共に押さえ部材50を後方に移動させ、押
さえ部材50の押さえゴム53とスライダ43の受け部
46との間で挾持されたカセット60を後方に移動させ
る。また、第2の付勢部材をなす回動アーム18のピン
19が上記突面55を押すことにより押さえ部材50は
さらに図3において時計方向に回動付勢され、この回動
付勢力がばね56による回動付勢力に加算され、カセッ
ト60は押さえ部材50の押さえゴム53とスライダ4
3の受け部46との間にさらに強い力で挾持される。
【0022】このようにカセット60の挾持力が強化さ
れた状態でスライダ43及び押さえ部材50が後方に移
動させられるため、カセット60も確実に後方に引き込
まれる。こうして回動アーム18が所定角度回動してカ
セット60が所定の待機位置まで引き込まれると、図6
に示すようにピン33と協働するカム溝23はロードギ
ヤ32の回転中心を中心とする同心円弧上に位置する態
位となり、以後、回動アーム18は図6に示す回動位置
に保持される。一方、ロードギヤ32に形成されたカム
溝39のピン37との協働位置はロードギヤ32との同
心円弧位置を脱し、カム溝39がピン37を押して昇降
レバー35を図6において時計方向に回動させる。
【0023】昇降レバー35の上記回動で、その長孔3
8が吊り板10のピン15を後方に移動させ、吊り板1
0を後方(図6において上方)に移動させる。吊り板1
0の移動により、その傾斜溝14,14(図1参照)が
ホルダ4のピン5,6を下方に押し下げる。この押し下
げ力によりホルダ4はそのピン5,6がガイド溝3,8
に案内されてシャーシ1に向い降下させられる。ホルダ
4はカセット60を保持したまま、また、スライダ43
をガイド部42,42で保持し、スライダ43は押さえ
部材50を支持したまま降下する。降下したカセット6
0の位置決め孔にシャーシ1上の基準ピン70,71が
嵌まり、カセット60がシャーシ1上に位置決めされ
る。この位置決め態位でサブモータ25が停止する。こ
の位置決め態位が記録再生位置であり、この位置で記録
再生その他各種の動作が行われる。
【0024】上記記録再生態位からカセット60をイジ
ェクトしようとするときは、イジェクト信号によりサブ
モータ25を逆転させる。これによって前述の動作と逆
の順に動作する。すなわち、図6において昇降レバー3
5が反時計方向へ回転し、吊り板10が前方へ移動して
ホルダ4がシャーシ1から上昇させられ、続いて回動ア
ーム18が図4に示すように反時計方向に回動してスラ
イダ43及び押さえ部材50が前方に移動させられ、カ
セット60が図4に示す状態まで押し出され、回動アー
ム18の突起22がスイッチ24のアクチュエータを押
してサブモータ25を停止させる。
【0025】以上説明した実施例によれば、カセットホ
ルダ4にスライダ43を設け、このスライダ43に押さ
え部材50を回動可能に設けると共に、この押さえ部材
50を、ホルダ4に挿入されるカセットをスライダ43
の受け部46に押し付ける向きに付勢し、上記押さえ部
材50に当接して押さえ部材50及びスライダ43をカ
セット引き込み方向に移動させると共に、上記押さえ部
材50との当接により押さえ部材50にその付勢方向へ
の回動力を付加するピン19とを設けることにより、カ
セット押圧力を、押さえ部材50の付勢力による押圧力
と、ピン19が押さえ部材50に当接して押さえ部材5
0をさらに付勢方向に回動させようとする力による押圧
力との2段階にわたって付与するようにしたため、カセ
ット60をホルダ4に挿入するときの押圧力は、押さえ
部材50の付勢力に抗するだけの弱い押圧力で足り、操
作性の向上を図ることができる。
【0026】また、従来のカセット案内装置のように、
「コ」字状の板ばねによりカセットを挾持する必要がな
いため、経時変化により、あるいは使用を繰り返すこと
による疲労によって弾力が低下したり、板ばねによって
カセット60の表面に傷をつけたりすることをなくすこ
とができる。
【0027】さらに、記録再生位置では、押さえ部材5
0を回動付勢するばね56の弾力に基づき、押さえ部材
50の押さえゴム53がカセット60をシャーシ1に向
かって押し付けているため、カセット60のがたつきを
防止することができる利点もある。
【0028】本発明にかかるカセット案内装置は、DC
CはもちろんACCのカセット案内装置としても適用可
能である。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、カセットホルダにスラ
イダを設け、このスライダに押さえ部材を回動可能に設
けると共に、この押さえ部材を、ホルダに挿入されるカ
セットをスライダの受け部に押し付ける向きに第1の付
勢部材で付勢し、上記押さえ部材に当接して押さえ部材
及びスライダをカセット引き込み方向に移動させると共
に、上記押さえ部材との当接により押さえ部材にその付
勢方向への回動力を付加する第2の付勢部材とを設け、
もって、カセット押圧力を、第1の付勢部材による押さ
え部材の押圧力と、第2の付勢部材が押さえ部材に当接
して押さえ部材をさらに付勢方向に回動させようとする
力による押圧力との2段階にわたって付与するようにし
たため、カセットをホルダ4に挿入するときの押圧力
は、第1の付勢部材による押さえ部材の付勢力に抗する
だけの弱い押圧力で足り、操作性の向上を図ることがで
きる。
【0030】また、従来のカセット案内装置のように、
「コ」字状の板ばねによりカセットを挾持する必要がな
いため、経時変化により、あるいは使用を繰り返すこと
による疲労によって弾力が低下したり、板ばねによって
カセットの表面に傷をつけたりすることをなくすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるカセット案内装置の実施例を示
す分解斜視図である。
【図2】同上実施例中のスライダと押さえ部材の部分の
分解斜視図である。
【図3】同上スライダと押さえ部材の部分の断面側面図
である。
【図4】上記実施例の平面図である。
【図5】同上側面断面図である。
【図6】上記実施例の異なる作動態様を示す平面図であ
る。
【図7】上記実施例中の基準ピンを示す斜視図である。
【符号の説明】
4 ホルダ 18 第2の付勢部材としての回動アーム 43 スライダ 46 受け部 50 押さえ部材 56 第1の付勢部材 60 カセット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットを保持するホルダと、 このホルダにカセット挿入方向に移動可能に設けられか
    つカセット受け部を有するスライダと、 このスライダに回動可能に設けられた押さえ部材と、 この押さえ部材を付勢して、ホルダに挿入されるカセッ
    トを上記スライダのカセット受け部に押し付ける第1の
    付勢部材と、 上記押さえ部材に当接して押さえ部材及びスライダをカ
    セット引き込み方向に移動させると共に、上記押さえ部
    材との当接により押さえ部材にその付勢方向への回動力
    を付加する第2の付勢部材とを有することを特徴とする
    カセット案内装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5861944A (en) * 1994-04-14 1999-01-19 Nikon Corporation Exposure apparatus

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