JPH076461A - カセットシャッタ開閉装置 - Google Patents

カセットシャッタ開閉装置

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JPH076461A
JPH076461A JP5166048A JP16604893A JPH076461A JP H076461 A JPH076461 A JP H076461A JP 5166048 A JP5166048 A JP 5166048A JP 16604893 A JP16604893 A JP 16604893A JP H076461 A JPH076461 A JP H076461A
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JP
Japan
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cassette
shutter opening
shutter
pin
closing member
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JP5166048A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Tamura
保 田村
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Shinwa Co Ltd
Original Assignee
Shinwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カセットの種類に応じたシャッタ開閉動作が的
確に、簡単な機構で行われるカセットシャッタ開閉装置
を得る。 【構成】挿入されるカセットとの当接部76を有し、当
接部76がカセットのテープ走行側の面に当接する向き
に付勢されたシャッタ開閉部材75と、挿入されるカセ
ットを引き込む引き込み部材18と、引き込み部材18
に設けられ、シャッタ開閉部材75の付勢方向への移動
を規制し、引き込み部材18のカセット引き込み動作で
規制を解除してカセットのテープ走行側の面にシャッタ
開閉部材75の当接部76を当接させる規制部73とを
有し、シャッタ開閉部材75の当接部76は、ACCの
場合はそのテープ走行側の面に摺接し、DCCの場合は
その段部に付勢力により落ち込みカセットの引き込みに
伴ってシャッタを開く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ・コンパクト
・カセット(以下「ACC」という)と互換性を有する
デジタル・コンパクト・カセット(以下「DCC」とい
う)テープレコーダに適用可能なカセットシャッタ開閉
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ACCと互換性を有するDCCテープレ
コーダが実用化されている。図13ないし図15はDC
Cカセットを示すもので、ACCカセットと大きく異な
るのは、シャッタ61を有し、また、テープ走行側の縁
部に切欠状の段部62を有する点である。シャッタ61
はカセット60の長手方向に摺動可能であり、リール台
をテープリールに係合させるための孔を形成した面とテ
ープ走行側の面とを遮蔽する向きに付勢されている。シ
ャッタ61が付勢方向に移動しているとき、上記段部6
2の一部のみが露出している。その他基本的にはACC
と共通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】DCCテープレコーダ
はACCと互換性をもたせるため、DCCが挿入された
ときはシャッタ開閉機構を有効に作動させ、ACCが挿
入されたときはシャッタ開閉機構がACCの挿入の障害
にならないようにする必要がある。
【0004】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、DCCが挿入されたときはシャッタ開閉機構が有効
に作動してシャッタが開かれ、ACCが挿入されたとき
はシャッタ開閉機構の動作が阻止されるようにして、挿
入されるカセットの種類に応じた動作が的確に、かつ、
簡単な機構で行われるようにしたカセットシャッタ開閉
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、挿入通路に挿入されるカセットとの当接部
を有しこの当接部がカセットのテープ走行側の面に当接
する向きに付勢されたシャッタ開閉部材と、挿入通路に
挿入されるカセットをさらに引き込む引き込み部材と、
この引き込み部材に設けられていて、シャッタ開閉部材
の付勢方向への移動を規制し、引き込み部材のカセット
引き込み動作により上記規制を解除してカセットのテー
プ走行側の面にシャッタ開閉部材の当接部を当接させる
規制部とを設けた。
【0006】
【作用】カセットが挿入されると、引き込み部材がさら
にカセットを引き込む。この引き込み部材の動作によっ
て引き込み部材に設けられた規制部がシャッタ開閉部材
の規制を解除し、シャッタ開閉部材はその付勢力でその
当接部がカセットのテープ走行側の面に当接する向きに
移動する。挿入されたカセットがアナログ・コンパクト
・カセットの場合はシャッタ開閉部材の当接部はカセッ
トのテープ走行側の面に摺接してシャッタ開閉部材は動
作しない。デジタル・コンパクト・カセットの場合はシ
ャッタ開閉部材の当接部がカセットの段部に付勢力によ
り落ち込みカセットの引き込みに伴って上記当接部がシ
ャッタの移動を阻止し、シャッタはカセット本体との相
対関係でシャッタを開くことになる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明にかかるカ
セット案内装置の実施例について説明する。図1におい
て、シャーシ1は左下側の面が前面で、前面側から見て
左側縁部に折り曲げによって立ち上がった側壁2を有
し、また、シャーシ1上には右側縁に沿ってサブシャー
シ7が固定されている。側壁2には垂直方向のガイド孔
3が形成され、このガイド孔3を挾んだ前後位置に水平
方向のガイド孔12,12が形成されている。サブシャ
ーシ7も側壁を有し、この側壁には一対の垂直方向のガ
イド孔8,8と一対の水平方向のガイド孔13,13が
形成されている。垂直方向の各ガイド孔3,8,8に
は、カセットホルダ4の側壁に固植されたピン5,6,
6が嵌まり、これらのピン5,6,6がガイド孔3,
8,8に案内されることによりカセットホルダ4が垂直
方向に移動可能に支持されている。
【0008】上記カセットホルダ4は、板の両側端縁部
を下方に直角に折り曲げ、さらに内方に直角に折り曲げ
ることによってカセットテープの挿入通路を形成しかつ
カセットテープを抱え込むことができるように形成され
ている。カセットホルダ4はまた、天井部分に後述のス
ライダ43を受け入れるための窓孔41と、この窓孔4
1の両側部に折り曲げによって形成された上記スライダ
43のガイド部42が形成されている。カセットホルダ
4には上から重なるようにして吊り板10が配置されて
いる。
【0009】上記吊り板10は、カセットホルダ4の両
側壁に沿う側壁を両側に有し、これらの側壁に折り曲げ
によって形成された複数の突起11,11が前記水平方
向のガイド孔12,13にそれぞれ嵌まり、吊り板10
はガイド孔12,13の範囲内で水平方向に移動可能に
支持されている。吊り板10の両側壁には、上記カセッ
トホルダ4の各ピン6,6が嵌まる傾斜溝14,14が
形成されている。傾斜溝14,14は手前側(図1にお
いて左側)が低く、奥に向かって高くなるように傾斜し
ている。これら各傾斜溝14,14と前記各垂直方向の
ガイド溝8,8との交差部に各ピン6,6が位置してい
る。従って、吊り板10が手前側に移動しているときは
ホルダ4は上昇態位をとり、吊り板10が奥方に移動す
るとホルダ4は下降させられる。
【0010】吊り板10の天井部分には前記スライダ4
3に対する逃げ部57が形成されると共に、ピン15が
固植されている。このピン15は昇降レバー35の先端
部に形成された長孔38に嵌まっている。昇降レバー3
5はそのスリーブ36がシャーシ1に設けられた軸に嵌
められることにより水平面内で回動可能に設けられてい
る。昇降レバー35には長さ方向中間部にピン37が固
植されている。
【0011】図4に示すように、前記サブシャーシ7に
はサブモータ25が水平方向に固定されている。サブモ
ータ25の駆動力は、ウォーム26、ウォームホイル2
7、減速歯車列28,29,30,31を介してロード
ギヤ32に伝達される。ロードギヤ32の下面側には同
心円弧の部分とこれに続いて回転中心からの距離を連続
して異ならせた部分からなるカム溝39が形成され、こ
のカム溝39に昇降レバー35のピン37が嵌まってい
る。従って、サブモータ25が正転方向又は逆転方向に
駆動されると、ロードギヤ32が正転又は逆転してカム
溝39がピン37を押し、昇降レバー35を図4におい
て時計方向又は反時計方向に回動させ、昇降レバー35
の長孔38とピン15との嵌まりあいにより吊り板10
が前後に移動する。
【0012】上記ロードギヤ32の上面側にはピン33
が固植されている。ピン33は、レバーからなる引き込
み部材18の窓孔を通して補助レバー20のカム溝23
(図1参照)に嵌まっている。引き込み部材18と補助
レバー20は重なりあい、ともにシャーシ4に固植され
た固定軸16を中心に水平面内で回動可能に支持されて
いる。上記カム溝23は、図1に示すように、直線状の
範囲L1とこれに続く円弧状の範囲L2とを有してなる。
引き込み部材18と補助レバー20は引っ張りばね21
で連結され、補助レバー20が引き込み部材18の突起
に当接して補助レバー20は引き込み部材18と暫定的
に一体に回動することができるようになっている。引き
込み部材18には下向きの突起22が形成され、図4に
示すように引き込み部材18が反時計方向に回動したと
き突起22がスイッチ24のアクチュエータを押すよう
になっている。スイッチ24はサブモータ25の起動、
停止を制御する。
【0013】引き込み部材18の先端部下面側にはピン
19が固植されており、ピン19は、図2、図3に詳細
に示すように押さえ部材50の孔54に空間的余裕をも
って挿入されている。図1ないし図3において、押さえ
部材50は前後方向中間部の両側に受け穴51,51を
有し、その手前側に平板状の先端部52を、後側に上記
孔54を形成する枠体59を有する。上記受け穴51,
51にはスライダ43に形成されたボス47,47が嵌
まり、押さえ部材50はボス47,47を中心に垂直面
内で回動可能に支持されている。ここで、上記受け穴5
1,51は側方から見てリングの上部を切除した形、上
記ボス47,47は側方から見て円の上部と下部を平行
な平面で切除した形になっていて、受け穴51,51に
上記切除部からボス47,47を挿入した後、ボス4
7,47を中心に押さえ部材50を回動させることによ
り、押さえ部材50がスライダ43から脱落することな
く回動自在に支持されている。
【0014】押さえ部材50の先端部52の下面には押
さえゴム53が固着されている。押さえゴム53の前端
部は傾斜面になっている。上記スライダ43は両側にガ
イドリブ44,44を有し、このガイドリブ44,44
がホルダ4のガイド部42,42にガイドされることに
よりスライダ43は押さえ部材50と共に前後方向に移
動可能に保持されている。スライダ43の後端部には、
垂直方向下方に延びたあと手前側に延びることによって
受け部46が形成されている。図3に示すように、ホル
ダ4に挿入されたカセット60の後端部は、上記受け部
46と押さえ部材50の押さえゴム53の間に進入す
る。
【0015】スライダ43と押さえ部材50にはばね5
6が掛けられ、ばね56の弾力によりスライダ43に対
し押さえ部材50が図3において時計方向に回動付勢さ
れ、これにより、押さえ部材50の押さえゴム53とス
ライダ43の受け部46との間でカセット60を挾持す
るようになっている。図3に示すように、前記引き込み
部材18のピン19を受け入れる孔54を画する後側の
壁には突面55が形成され、この突面55にピン19が
当接するようになっている。
【0016】図1、図4、図7において、ホルダ4の天
井部の右側縁部にはピン72が固植され、ピン72によ
ってシャッタ開閉部材75が水平面内で回動可能に支持
されている。開閉部材75の先端付近にはこの開閉部材
75を貫いて上下両方向に延びるピン76が一体に設け
られている。開閉部材75の一側部には突起77が一体
に形成され、この突起77とホルダ4の切り起こしとの
間に引っ張りばね79が掛けられている。ばね79の弾
力によって開閉部材75が反時計方向に回動付勢され、
上記ピン76がホルダ4に形成された窓孔からホルダ4
内に進入し、ホルダ4に挿入されるカセットのテープ走
行側の面に当接するようになっている。従って、上記ピ
ン76はカセットとの当接部となっている。
【0017】前記引き込み部材18の長手方向中央部の
手前側には鎌形の突片からなる規制部73が形成されて
いる。引き込み部材18がカセットの引き込み動作を開
始するまでは引き込み部材18は図4に示す回動位置に
あって上記規制部73に開閉部材75のピン76が当接
し、ピン76がホルダ4内のカセットから離間した位置
で開閉部材75の付勢力による回動を規制している。し
かし、引き込み部材18が時計方向に回動してカセット
の引き込み動作を開始すると、上記規制部73が上記ピ
ン76から逃げ、開閉部材75の付勢力による回動を許
容してそのピン76をホルダ4内のカセットのテープ走
行側の面に当接させる。カセットがACCであればピン
76はカセットの直線状の面に摺接するだけで開閉部材
は付勢力による回動は行われない。カセットがDCCで
あればピン76はカセット60の段部62に落ち込むよ
うになっている。
【0018】図1に示すように、シャーシ1上には、記
録再生位置でカセットの位置決め孔が嵌まり、カセット
を所定位置に位置決めするための基準ピン70,71が
植立されている。
【0019】次に、上記実施例の動作を説明する。図4
は初期位置を示しており、引き込み部材18及び昇降レ
バー35は反時計方向に回動し、スライダ43と共に押
さえ部材50が手前側に移動し、吊り板10も手前側に
移動している。吊り板10が手前側に移動していること
によりホルダ4は上昇し、ホルダ4にカセット60を挿
入可能な位置にある。また、押さえ部材50はばね56
の付勢力により図3において時計方向に回動付勢され、
押さえゴム53の一部がカセット挿入通路上に進出して
いる。
【0020】上記初期位置においてホルダ4のカセット
挿入口からカセット60をその長手方向に挿入すると、
図3に示すようにカセット60の後端部が押さえ部材5
0の押さえゴム53を押し上げて押さえ部材50を付勢
力に抗し反時計方向に回動させ、押さえゴム53とスラ
イダ43の受け部46との間にカセット60の後端部が
進入し、ばね56の付勢力により、押さえゴム53とス
ライダ43の受け部46との間にカセット60の後端部
を挾持する。
【0021】カセット60をさらに押し込むと、カセッ
ト60の後端が押さえ部材50の枠体59を後方に押
し、押さえ部材50と共にスライダ43が後方に移動さ
せられ、また、押さえ部材50がピン19を押して引き
込み部材18を図4において時計方向に回動させる。引
き込み部材18の回動によりその突起22がスイッチ2
4のアクチュエータから逃げ、スイッチ24を切換動作
させてサブモータ25を起動する。サブモータ25の起
動により、その出力軸上のウォーム26、ウォームホイ
ル27、減速歯車列28,29,30,31を介してロ
ードギヤ32が図4において時計方向に回転駆動され
る。
【0022】ロードギヤ32の時計方向への回転の前半
部ではピン37が嵌まるカム溝39は同心円に沿った形
をしているため昇降レバー35は回動せず、一方、カム
溝23に嵌まっているピン33がカム溝23の側壁を押
し、補助レバー20及び引き込み部材18を図4におい
て時計方向に回動させる。引き込み部材18の回動によ
りそのピン19が後方に(図4において上方)に移動
し、それ以後はカセット60を押し込まなくても、ピン
19が押さえ部材50の突面55を押し、スライダ43
と共に押さえ部材50を後方に移動させ、押さえ部材5
0の押さえゴム53とスライダ43の受け部46との間
で挾持されたカセット60を後方に引き込む。また、ピ
ン19が上記突面55を押すことにより押さえ部材50
はさらに図3において時計方向に回動付勢され、この回
動付勢力がばね56による回動付勢力に加算され、カセ
ット60は押さえ部材50の押さえゴム53とスライダ
43の受け部46との間にさらに強い力で挾持された状
態で引き込まれる。
【0023】引き込み部材18が所定角度回動してカセ
ット60が所定の待機位置まで引き込まれると、図6に
示すようにピン33と協働するカム溝23はロードギヤ
32の回転中心を中心とする同心円弧上に位置する態位
となり、以後、引き込み部材18は図6に示す回動位置
に保持される。一方、ロードギヤ32に形成されたカム
溝39のピン37との協働位置はロードギヤ32との同
心円弧位置を脱し、カム溝39がピン37を押して昇降
レバー35を図6において時計方向に回動させる。
【0024】昇降レバー35の上記回動で、その長孔3
8が吊り板10のピン15を後方に移動させ、吊り板1
0を後方(図6において上方)に移動させる。吊り板1
0の移動により、その傾斜溝14,14(図1参照)が
ホルダ4のピン5,6を下方に押し下げる。この押し下
げ力によりホルダ4はそのピン5,6がガイド溝3,8
に案内されてシャーシ1に向い降下させられる。ホルダ
4はカセット60を保持したまま、また、スライダ43
をガイド部42,42で保持し、スライダ43は押さえ
部材50を支持したまま降下する。降下したカセット6
0の位置決め孔にシャーシ1上の基準ピン70,71が
嵌まり、カセット60がシャーシ1上に位置決めされ
る。この位置決め態位でサブモータ25が停止する。こ
の位置決め態位が記録再生位置であり、この位置で記録
再生その他各種の動作が行われる。
【0025】上記記録再生態位からカセット60をイジ
ェクトしようとするときは、イジェクト信号によりサブ
モータ25を逆転させ、前述の動作と逆の順に動作させ
る。すなわち、図6において昇降レバー35が反時計方
向へ回転し、吊り板10が前方へ移動してホルダ4がシ
ャーシ1から上昇させられ、続いて引き込み部材18が
図4に示すように反時計方向に回動してスライダ43及
び押さえ部材50が前方に移動させられ、カセット60
が図4に示す状態まで押し出され、引き込み部材18の
突起22がスイッチ24のアクチュエータを押してサブ
モータ25を停止させる。
【0026】さて、引き込み部材18が図4において時
計方向に回動してカセットを奥の方に引き込むとき、そ
の規制部73がシャッタ開閉部材75の当接部としての
ピン76から逃げ、開閉部材75を付勢力によってピン
72を中心に反時計方向に回動させようとする。ここ
で、ホルダ4に挿入されたカセットが図7に示すような
ACCカセット80であったとすると、ACCカセット
80のテープ走行側の面は凹凸のない直線に沿った面で
あるため、上記ピン76がカセット80のテープ走行側
の面に当接し、図8に示すようにカセット80がさらに
引き込まれてもピン76がカセット80のテープ走行側
の面に摺接するだけで開閉部材75は回動しない。従っ
て、開閉部材75の存在がACCカセット80の挿入を
妨害することはない。カセット80を排出するときは逆
の動作をたどって図7に示す動作態様に戻る。
【0027】一方、ホルダ4に挿入されたカセットが図
9に示すようなDCCカセット60であったとする。引
き込み部材18の規制部73が図9、図10の順に示す
ように上記ピン76から逃げて開閉部材75が付勢力で
回動し始めると、まず、そのピン76がカセット60の
テープ走行側の面に当接する。引き込み部材18の回動
によってさらにカセット60が引き込まれると、図11
に示すようにカセット60の段部62がピン76の位置
に達してピン76が段部62に落ち込み、カセット60
のシャッタ61の通路に進出する。カセット60がさら
に引き込まれると、図12に示すようにシャッタ61が
ピン76で阻止され、カセット60本体との関係ではシ
ャッタ61が開かれた状態となる。
【0028】シャッタ61が開かれた状態でホルダ4が
カセット60を保持したまま降下して前述の記録再生位
置となり、各種モードに応じた動作が行われる。また、
イジェクト時は上記の動作と逆の順に動作し、図9に示
すように、引き込み部材18の規制部73が開閉部材7
5のピン76を係止して開閉部材75の動作を規制する
態位に戻る。
【0029】以上説明した実施例によれば、挿入される
カセットをさらに引き込む引き込み部材18に規制部7
3を設け、カセット引き込み動作によって規制部73に
よるシャッタ開閉部材75の規制を解除してシャッタ開
閉部材75の付勢方向への動作を許容するようにしたた
め、DCCカセット60の場合はシャッタ開閉部材75
の当接部76がカセット60の段部に落ち込んでシャッ
タ61を開くことができ、ACCカセット80の場合は
シャッタ開閉部材75の当接部76がカセット80のテ
ープ走行側の面に摺接するだけでカセット80の挿入に
対して何ら障害とはならない。また、カセットの引き込
み部材18の動作でシャッタ開閉部材75の規制を解除
するだけの簡単な機構でACCカセットにもDCCカセ
ットにも対応できる利点がある。
【0030】なお、図示の実施例では、シャッタ開閉部
材75や引き込み部材18などが回動レバーによって構
成されているが、これら各部材はスライドする形式のも
のであっても差し支えない。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、挿入されるカセットを
さらに引き込む引き込み部材に規制部を設け、カセット
引き込み動作によって規制部によるシャッタ開閉部材の
規制を解除してシャッタ開閉部材の付勢方向への動作を
許容するようにしたため、DCCカセットの場合はシャ
ッタ開閉部材の当接部がカセットの段部に落ち込んでシ
ャッタを開くことができ、ACCカセットの場合はシャ
ッタ開閉部材の当接部がカセットのテープ走行側の面に
摺接するだけでACCカセットの挿入に対して何ら障害
とはならない。また、カセットの引き込み部材の動作で
シャッタ開閉部材の規制を解除するだけの簡単な機構で
ACCカセットにもDCCカセットにも対応できる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるカセット案内装置の実施例を示
す分解斜視図である。
【図2】同上実施例中のスライダと押さえ部材の部分の
分解斜視図である。
【図3】同上スライダと押さえ部材の部分の断面側面図
である。
【図4】上記実施例の平面図である。
【図5】同上側面断面図である。
【図6】上記実施例の異なる作動態様を示す平面図であ
る。
【図7】上記実施例にACCカセットを挿入した場合の
要部の動作を示す平面図である。
【図8】同じくACCカセットを挿入した場合の要部の
別の動作を示す平面図である。
【図9】同じくDCCカセットを挿入した場合の要部の
動作を示す平面図である。
【図10】同じくDCCカセットを挿入した場合の要部
の別の動作を示す平面図である。
【図11】同じくDCCカセットを挿入した場合の要部
のさらに別の動作を示す平面図である。
【図12】同じくDCCカセットを挿入した場合の要部
のさらに別の動作を示す平面図である。
【図13】DCCカセットの平面図である。
【図14】DCCカセットの正面図である。
【図15】DCCカセットの平面図である。
【符号の説明】
18 引き込み部材 60 デジタル・コンパクト・カセット 61 シャッタ 62 段部 73 規制部 75 シャッタ開閉部材 76 当接部 80 アナログ・コンパクト・カセット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入通路に挿入されるカセットとの当接
    部を有し、この当接部がカセットのテープ走行側の面に
    当接する向きに付勢されたシャッタ開閉部材と、 挿入通路に挿入されるカセットをさらに引き込む引き込
    み部材と、 この引き込み部材に設けられていて、上記シャッタ開閉
    部材の付勢方向への移動を規制し、引き込み部材のカセ
    ット引き込み動作により上記規制を解除してカセットの
    テープ走行側の面にシャッタ開閉部材の当接部を当接さ
    せる規制部とを有し、 上記シャッタ開閉部材の当接部は、アナログ・コンパク
    ト・カセットの場合はそのテープ走行側の面に摺接し、
    デジタル・コンパクト・カセットの場合はその段部に付
    勢力により落ち込みカセットの引き込みに伴ってシャッ
    タを開くことを特徴とするカセットシャッタ開閉装置。
JP5166048A 1993-06-11 1993-06-11 カセットシャッタ開閉装置 Pending JPH076461A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5166048A JPH076461A (ja) 1993-06-11 1993-06-11 カセットシャッタ開閉装置

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JP5166048A JPH076461A (ja) 1993-06-11 1993-06-11 カセットシャッタ開閉装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004102554A1 (ja) * 2003-05-13 2004-11-25 Fujitsu Limited カートリッジローディング機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004102554A1 (ja) * 2003-05-13 2004-11-25 Fujitsu Limited カートリッジローディング機構
US7184243B2 (en) 2003-05-13 2007-02-27 Fujitsu Limited Cartridge loading mechanism

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