JPH0634746B2 - インターロイキンの増収法 - Google Patents

インターロイキンの増収法

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JPH0634746B2
JPH0634746B2 JP61045667A JP4566786A JPH0634746B2 JP H0634746 B2 JPH0634746 B2 JP H0634746B2 JP 61045667 A JP61045667 A JP 61045667A JP 4566786 A JP4566786 A JP 4566786A JP H0634746 B2 JPH0634746 B2 JP H0634746B2
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cells
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はインターロイキンの増収法に関する。
従来の技術 サイトカインやペプチドホルモンなど種々の生理活性蛋
白質の存在が明らかにされ、また近年の遺伝子工学技術
の進歩は、これら生理活性蛋白質の大量生産、臨床への
適用の途を開きつつある。
インターロイキン−2[以下IL−2と略称する。なお
IL−2は、T細胞増殖因子(TCGF)とも呼ばれる。]
は、レクチンやアロ抗原等で刺激されたT細胞によって
産生されるリンホカインである[サイエンス,第193
巻,1007頁(1976)]。
IL−2を利用して、これまでにキラーT細胞やヘルパ
ーT細胞、さらにはナチュラルキラー細胞などのクロー
ンが多数得られている[たとえば、ネイチャー,第268
巻,154頁(1977)]。このようなT細胞やナチュラルキラ
ー細胞のクローン化という直接的用途のほかに、IL−
2を用いてある特殊な抗原、たとえば腫瘍抗原を認識し
破壊する抗原特異的なキラーT細胞をインビトロで選択
的に増殖させることができる。このようにして増殖させ
た腫瘍特異的キラーT細胞を動物に移入して腫瘍の増殖
を抑制阻止することが可能である[ザ・ジャーナル・オ
ブ・イムノロジー,第125巻,1904頁(1980)]。
これらの実験事実はIL−2が抗腫瘍剤として用いられ
る可能性を示すものである。IL−2はまた、胸腺機能
を欠如しているヌードマウスのヘルパーT細胞機能を回
復させること[ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・イム
ノロジー,第10巻,719頁(1980)]や、同種細胞に対する
キラーT細胞の誘導を回復させること[ネイチャー,第
284巻,278頁(1980)]が知られており、免疫機能低下疾
患への応用も期待できる。
また、インターフェロン−α(以下、IFN−αと略記
する)およびインターフェロン−γ(以下、IFN−γ
と略記する)は、ウイルスや核酸によって活性化された
リンパ球によって産生されるリンホカインであり、細胞
に作用してその細胞を抗ウイルス状態にするという生物
活性をもち、感染防禦系や腫瘍免疫系において重要な働
きをしている。
これらサイトカインなど蛋白質は、天然物として得るこ
とができるが、極めて限られた量である。しかし近年遺
伝子組換え技術の進歩によって、これら蛋白質の遺伝子
を組入れた発現ベクターを持つ大腸菌などの培養物から
生物学的に活性な蛋白質として取得できる途が開けた
[IL−2:ネイチャー,第302巻,305頁(19
83):ヌクレイック・アシッズ・リサーチ,第11
巻,4307頁(1983),IFN−α:ジャーナル
・オブ・インターフェロン・リサーチ,第1巻,381
(1981),IFN−γ:ネイチャー,第295巻,
503頁(1982)]。
発明が解決しようとする問題点 蛋白質の生合成は、真核生物,原核生物を問わずメチオ
ニンに対応するメッセンジャーRNAコドンAUGから開始さ
れるために、生成される蛋白質にはN末端にメチオニン
残基を持つ分子種と持たない分子種の両者が存在する可
能性がある。事実大腸菌においては、多くの菌体蛋白の
N末端がメチオニンであり(コーン・スタンプ,アウト
ラインス・オブ・バイオケミストリー,4版,ジョン・
ウィリー・アンド・サンズ,1976年)、又大腸菌のイニ
シェーション・ファクターIF−3にはN末端にメチオニ
ン残基を持つ分子種と持たない分子種の両者が存在する
こと[ホッペ・ザイラー,ツァイシュリフト・フェア・
フィジオロジッシェ・ヘミー,第354巻,1415頁(1973)]
などが知られている。又組換えDNA技術を用いて大腸
菌で製造される蛋白質に関しては、N末端へのメチオニ
ン残基の付加率がIFN−αにおいて約50%[ジャーナ
ル・オブ・インターフェロン・リサーチ,第1巻,381
頁(1981)],ヒト成長ホルモンにおいて100%[ネイチャ
ー,第293巻,408頁(1981)]にも達する事が知られてい
る。しかし、これらのメチオニン残基の付加率を制御し
た例は今までのところ報告されていない。
本発明者らはIL−2遺伝子を組入れた大腸菌を用いる
IL−2蛋白質の製造法について研究中、大腸菌で生産
されるIL−2蛋白質には、N−末端にメチオニン残基
のないIL−2、すなわちN末端アミノ酸がアラニン残
基から始まる分子種[Ala-IL-2]とN末端にメチオニン残
基の付加したメチオニル・アラニン残基から始まる分子
種[Met-Ala-IL-2]の2種が混在しており、後者の量が前
者に比べ著しく多いことを見出した。
また同様に、大腸菌で生産されるIFN−αやIFN−
γにおいても、それぞれN末端がシステイン残基から始
まる分子種[Cys−IFN−αおよびCys−IFN−γ]
にN末端にメチオニン残基の付加したメチオニル・シス
テイン残基から始まる分子種[Met-Cys−IFN−αおよ
びMet-Cys−IFN−γ]が5〜50%混在しているこ
とを見い出した。
N末端にメチオニン残基を有する蛋白質は、対応する天
然型蛋白質と同様の生物活性を示すと考えられている
が、異なる物質であり、従って天然型のアミノ酸配列を
有する蛋白質の製造法としては、必ずしも十分なものと
はいえない。
問題を解決するための手段 本発明は、上記サイトカインにおいて特にインターロイ
キンの増収法に関し、翻訳開始コドンATGの下流にイ
ンターロイキンの構造遺伝子を、かつその上流にλPLプ
ロモーターを含有する発現ベクターを有する大腸菌の培
養によりインターロイキンを製造する方法において、当
該大腸菌を(1)鉄イオン源または(および)マンガン
イオン源および(2)天然物由来の窒素源を添加した培
地で培養することを特徴とするN末端に翻訳開始コドン
ATGに対応するメチオニン残基のないインターロイキ
ンの増収法を提供するものである。
上記インターロイキンとしては、インターロイキン−
1、IL−2などが挙げられる。
とりわけ、IL−2を大腸菌の培養により製造する場合
に本発明の方法は有利に適用できる。
ここでIL−2とは天然のヒトIL−2と同様の生物学
的もしくは免疫学的活性例えばIL−2レセプターや抗
IL−2抗体との結合能、を有するものであればいずれ
でもよく、具体的には第1図で示されるアミノ酸配列を
有するポリペプチド(I)や、その生物学的もしくは免
疫学的活性に必要な一部分のアミノ酸配列からなるフラ
グメントでもよく、例えばポリペプチド(I)のN末端
から1個のアミノ酸(EPC公開91539号公報)ま
たは4個のアミノ酸を欠くフラグメント(特願昭58−
235638号(昭和58年12月13日出願)、該出
願は特開昭60−126088号として公開されてい
る、明細書参照)やC末端部分の数個のアミノ酸を欠く
フラグメントなどが挙げられ、さらに上記ポリペプチド
(I)の構成アミノ酸の一部が欠損しているか他のアミ
ノ酸に置換されたもの、例えば125位のシステイン残
基がセリン残基に置換されたもの(特開昭59−930
93号公報)でもよい。こられのポリペプチドは、非グ
リコシル化ポリペプチドであることが好ましい。
インターロイキンの構造遺伝子としては、上記インター
ロイキンのアミノ酸配列をコードするDNAであれば、
天然由来のまたは合成によるDNAのいずれでもよい。
例えば、IL−2については第1図で示されるアミノ酸
配列をコードする第2図で示される塩基配列を有するD
NA(IV)が挙げられる。
上記構造遺伝子(DNA)は翻訳開始コドンATGの下
流に存在するが、該遺伝子はATGに直結してその下流
に存在してもよく、またATGと該遺伝子の間に発現さ
れないスペーサーもしくは他の構造遺伝子が介在してい
てもよい。とりわけATGと構造遺伝子が直結している
のが好ましい。
上記遺伝子(DNA)は、その上流にλファージの増殖
に関与するλPLプロモーターを有している。
上記遺伝子およびプロモーターは、通常ベクターに組込
まれ発現ベクターとして使用される。該ベクターの製造
のためのプラスミドとして、例えばColE 1由来のpBR3
22[ジーン,第2巻,95頁(1977)]が最もよく利用され
るが、その他のプラスミドであっても、大腸菌内で複製
保持されるものであれば、いずれも用いることができ
る。その例としては、pBR313[ジーン,第2巻,75頁(1
977)],pBR324,pBR325[ジーン,第4巻,121頁(1978)],
pBR327,pBR328[ジーン,第9巻,287頁(1980)],pKY228
9[ジーン,第3巻,1頁(1978)],pKY2700[生化学,第
52巻,770頁(1980)],pACYC177およびpACYC184[ジャー
ナル・オブ・バクテリオロジー,第134巻,1141頁(197
8)],pRK248,pRK646,pDF41[メソッズ・イン・エンジー
モロジー,第68巻,268頁(1979)]などが挙げられる。
また、バクテリオファージ、たとえばλファージを使用
したλgt系のλgt・λC[プロシージング オブ ナシ
ョナル アカデミー オブ サイエンス USA,第71
巻,4579頁(1974)],λgt・λB[同誌第72巻,3416頁
(1975)],λDam[ジーン,第1巻,255頁(1977)]やシャ
ロンベクター[サイエンス,第196巻,161頁(1977);ジ
ャーナル・オブ・ビロロジー,第29巻,555頁(1979)],
繊維状ファージを使用したベクターなども発現ベクター
として使用可能である。
上記発現ベクターの構築は、公知の方法に従って行なえ
ばよい[例えば、ネイチャー,第302巻,305頁(1983),
ヌクレイック・アシッズ・リサーチ,第11巻,4307頁(1
983),特開昭57−79897号公報,特開昭58−1
89197号公報]。
インターロイキンの構造遺伝子を組入れた発現プラスミ
ドを導入する宿主菌としては、大腸菌(Escherichia col
i=E.coli)が用いられるが、なかでも大腸菌K-12株由来
のものが、取扱い、安全性の面から特に好ましい。該大
腸菌K-12株由来のものとしては294株,RR−1株,D
H−1株,N4830株,C−4株などが有利に用いられ
る。
294株は公知菌株であり[プロシーディング・オブ・ナ
ショナル・アカデミー・オブ・サイエンス・USA第73
巻,4174頁(1976)]、又財団法人発酵研究所(IFO)
にIFO−14171として寄託もされている。
RR−1株はジーン,第2巻,75頁(1977)に、
DH 1株はネイチャー第217巻,1110頁(1968)に、N48
30株はセル,第25巻,713頁(1981)に記載されている。N
4830株は温度感受性cIリプレッサーを宿主中に持ってい
るため、発現プロモーターとしてλPLを用いる際には特
に有用でありファーマシアP-Lビオケミカル社より入手
可能である。
C−4株は本願出願人によりIFOにIFO−1442
1として、昭和60年2月16日からFRIにFERM
BP−966として寄託されている。
本発明で使用する大腸菌は、宿主大腸菌をインターロイ
キンの構造遺伝子発現ベクターで形質転換することによ
り製造でき、形質転換は、例えばジャーナル・オブ・モ
レキュラー・バイオロジー,第53巻,159頁(1970),メ
ソッズ・イン・エンジモロジー,第68巻,253頁(197
9),ジーン,第3巻,279頁(1978),プロシージング・
オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス・US
A,第69巻,2110頁(1972)などに記載されている手段によ
って行うことができる。
本発明においては、上記大腸菌を鉄イオン源または(お
よび)マンガンイオン源を添加した培地で培養する。
培地に添加する鉄イオン源およびマンガンイオン源に関
し、鉄イオン源とは、溶液にしたときに鉄イオンとなる
物質あるいは鉄イオンの形で利用される物質をいい、例
えば鉄の塩が挙げられる。好ましくは2価もしくは3価
の鉄の無機塩(例、塩化第1鉄,塩化第2鉄,硫酸第1
鉄,硫酸第2鉄,リン酸第2鉄,硝酸第2鉄など)であ
り、とりわけ3価の鉄の鉱酸塩(例、塩化第2鉄,硫酸
第2鉄など)が好ましい。
マンガンイオン源とは、溶液にしたときマンガンイオン
となる物質あるいはマンガンイオンの形で利用される物
質をいい、例えばマンガンの塩が挙げられる。好ましく
はマンガンの無機塩(例、硫酸マンガン,塩化マンガ
ン,炭酸マンガン,リン酸マンガンなど)であり、とり
わけマンガンの鉱酸塩(例、硫酸マンガン,塩化マンガ
ンなど)が好ましい。
鉄イオン源およびマンガンイオン源は、それぞれ単独で
または併用して添加するが、これらの水溶液で添加する
のが好ましい。
鉄イオン源およびマンガンイオン源はそれぞれ10-6〜10
-3モル、好ましくは2×10-5〜5×10-4モル添加するの
がよく、これらを併用する場合は、それぞれ上記濃度範
囲で加える。
上記大腸菌の培養のための天然物由来の窒素源を添加し
た培地とは、公知の基礎培地に、カザミノ酸,ペプト
ン,イーストエキス、麦芽エキスなど天然物から得られ
る窒素源を添加した培地をいう。これら本発明に用いら
れる培地の組成の一例を第1表に例示する。
本発明の増収法は、酸性で、例えばpH4.8〜6.0に
調整した培地に接種し、当該pH範囲を維持しつつ生育さ
せることにより培養することによっても行うことができ
る。上記pHは5.0〜5.8、とりわけpH5.5付近に
調整することが好ましい。なお、生育が十分達成された
後は、上記pH領域外、例えばより酸性側で培養してもよ
い。所望によりpH調整を行う場合は培地を作製し滅菌す
る前または後に無機塩基または鉱酸を用いて行い、大腸
菌を接種後生育中、さらに所定のpH領域を維持するため
にpH調整を行う。
通常培養によりpHは低下するので塩基性物質、例えばア
ンモニア,水酸化ナトリウム,炭酸ナトリウムなど無機
塩基を添加することにより行うが、所望により硫酸など
の鉱酸を添加することもできる。とりわけアンモニア水
が好ましく、アンモニアを用いる場合は、培地の窒素源
ともなりうる。
宿主菌が栄養要求性を示す場合には、たとえば要求する
アミノ酸(例、L−リジン,L−アルギニン,L−メチ
オニン,L−ロイシン,L−プロリン,L−イソロイシ
ン,L−バリン,L−トリプトファンなど)を約10ない
し1000mg/の割合で適宜添加することが好ましい。
又培養中必要に応じて、グルコースやカザミノ酸などの
成分を追加することも可能である。さらに組換え大腸菌
を選択的に増殖させるために、プラスミド中に保持され
ている薬剤耐性等の遺伝子に応じて、耐性を示す薬剤
(テトラサイクリンなど)を添加してもよい。
上記した鉄イオン源またはマンガンイオン源は、通常本
培養の培地にあらかじめ所定の濃度で添加するが、種培
養の培地にも添加することができる。
培養は通常15〜45℃で行われる。λPLプロモーター保持
株では25〜35℃で増殖させたのち42℃付近へシフトアッ
プさせる事により遺伝子を有利に発現させる。
培養は、通常、通気攪拌培養によって行われる。培地中
の酸素濃度を飽和酸素濃度の約5%(V/V)以上になるよう
に保ちつつ培養を行なうと、目的とするインターロイキ
ンの生産量が増大されるので有利である。このために、
培養途中に純酸素を空気と混合して通気することも効果
的である。
かくして生成されるインターロイキンは公知の方法によ
って測定することができる。
例えばIL−2の測定にはIL−2依存性細胞株を用い
ることができるが、ヒトIL−2はヒト以外にラットお
よびマウスなどのIL−2依存性細胞の増殖をも促進す
ることが知られている[イムノロジカル・レビュー,第
51巻,257頁(1980)]ので、IL−2依存性ヒト細
胞株のみならずラットまたはマウスのIL−2依存性細
胞株を用いることができる[ジャーナル・オブ・イムノ
ロジー,第130巻,981頁および988頁(198
3)]。
特にマウスのIL−2依存性細胞株は、長期間安定に継
代維持され得るので再現性の高い測定結果が得られる。
本明細書において全IL−2の生産量は、IL−2依存
性マウス細胞を用いて放射性チミジンの取込みを指標と
する方法[バイオケミカル・バイオフイジカル・リサー
チ・コミュニケイションズ,第109巻,363頁(1
982)]によって測定した。
Ala-IL-2の生産量は、菌体からIL−2を7M−塩酸グ
アニジンで抽出した後透析し、後述するFPLC(Fast Prot
ein Liquid Chromatography)に付してAla-IL-2画分とMe
t-Ala-IL-2画分を分離し、両画分のIL−2活性を上述
の方法で求め、Ala-IL-2の生成比率を算出し、全IL−
2生産量にこの比率を乗ずる事によって求めた。
精製標品についてはFPLC法で分離されるインターロイキ
ンの280nm吸光度の比率より求めた。
本発明で製造されるインターロイキンを培養菌体から抽
出するに際しては、培養後、公知の方法で菌体を集め、
菌体を塩酸グアニジンなどの蛋白質変性剤を含む緩衝液
に懸濁し、冷所で攪拌したのち、遠心分離によりインタ
ーロイキンを含む上澄液を得る方法、あるいは緩衝液に
懸濁し、超音波処理,リゾチームおよび(または)凍結
融解によって菌体を破壊したのち、遠心分離によりイン
ターロイキンを含む上澄液を得る方法などが適宜用い得
る。
上記上澄液からインターロイキンを分離,精製するに
は、自体公知の分離,精製法を適切に組み合わせて行う
ことができる。これらの公知の分離,精製法としては、
塩析や溶媒沈澱法などの溶解度を利用する方法,透析
法,限外ろ過法,ゲルろ過法およびSDS−ポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動法などの主として分子量の差を利
用する方法,イオン交換クロマトグラフィーなどの荷電
の差を利用する方法,アフィニティークロマトグラフィ
ーなどの特異的親和性を利用する方法,逆相高速液体ク
ロマトグラフィーなどの疎水性の差を利用する方法,等
電点電気泳動法などの等電点の差を利用する方法などが
挙げられる。特に、ヒトIL−2蛋白質は高い疎水性を
有しているので、疎水性カラムクロマトグラフィーとり
わけ逆相系カラムを用いる高速液体クロマトグラフィー
は該蛋白質の精製に極めて有効である。
上記IL−2蛋白質が、Ala-IL-2とMet-Ala-IL-2の混合
物である場合、所望により例えば本願出願人が既に出願
したPCT/JP84/00460(国際出願日:1984年9月26
日)に開示した等電点の差異に基づく分離手段によりAl
a-IL-2を単離することができる。
すなわち等電点の差異に基づく分離手段としては、等電
点の差が0.01〜0.2程度である蛋白質を相互に分離する
方法であればどんなものでも適用でき、たとえばアンホ
ラインを利用する密度勾配等電点電気泳動,ゲル等電点
電気泳動法,等速度電気泳動法などの電場の中で蛋白質
を泳動させる方法やクロマトホーカシング法,FPLC法(F
ast Protein Liquid Chromatography),DEAE(diethyl-am
inoethyl)−およびCM(carboxymethyl)-PH勾配イオン交
換カラムクロマトグラフ法などのカラム中にPH勾配を作
成して担体から蛋白質を順に脱離して溶出させる方法な
ど自体公知の方法やこれらを組合せた方法などが挙げら
れる。これらの分離法に用いられる試薬および器具類は
いずれも市販されているものであり容易に入手可能であ
る。
かくして精製されるN末端に翻訳開始コドンATGに対
応するメチオニン残基のないインターロイキンは、天然
のインターロイキンなど公知のインターロイキンと同様
の生理活性を有し、医薬品等として使用することができ
る。
Ala-IL-2蛋白質は公知のIL−2と同様に、たとえば腫
瘍抗原を認識し、破壊する抗原特異的なキラーT細胞や
抗原感作の経験の有無と無関係に腫瘍を殺す能力をもつ
ところのナチュラルキラー細胞をインビトロで選択的に
増殖させることができ、またこのキラーT細胞を生体へ
移入する際に、該IL−2を同時に接種することによ
り、その抗腫瘍効果を増大させることから、温血動物
(例、マウス,ラット,ウサギ,犬,ネコ,ブタ,ウ
マ,ヒツジ,ウシ,ヒトなど)の腫瘍の予防,治療や免
疫機能低下疾患の治療のために用いることができる。
上記Ala-IL-2蛋白質を腫瘍の予防,治療剤として用いる
には、当該蛋白質を自体公知の担体と混合稀釈して、た
とえば注射剤,カプセル剤などとして非経口的にまたは
経口的に投与することができる。さらに、前述したよう
にインビトロで増殖させたキラーT細胞やナチュラルキ
ラー細胞と共にまたは単独で使用することができる。
また上記Ala-IL-2蛋白質は、公知の天然から分離された
ヒトIL−2と実質的に同じ生物活性を有するのでこれ
と同様に使用することができ、細胞のIL−2受容体と
の解離定数がきわめて小さいことから、極く小量の投与
で良い。
作用および実施例 以下に実施例および参考例を挙げて本発明を更により具
体的に説明する。
なお実施例中に開示する形質転換体につき通商産業省工
業技術院微生物工業技術研究所(FRI)および財団法人発
酵研究所(IFO)にそれぞれ第2表に示す寄託番号で寄託
されている。
実施例1 参考例1(ii)で得たE.coli N4830/pTB285をL培地
(バクトトリプトン10g/,バクトイーストエキス5g/
,食塩5g/)にアンピシリンナトリウム50mg/,お
よびテトラサイクリン塩酸15mg/を添加した培地50ml
に接種し、37℃一夜回転振盪培養した。この培養液を修
正M−9培地2.5宛分注し、第3表に示す各種金属塩
を添加した5容ジャーファーメンターに移し、通気量
2.5/分,攪拌1000rpm,温度30℃で培養を開始した。
途中生育が1000クレット単位に達した時42℃へ温度をシ
フトアップし更に4時間培養を続けた後、集菌凍結し
た。夫々の凍結菌体についてAla-IL-2の生産性を調べ第
3表の結果を得た。
第3表から明らかなとおり、Mn++または(および)Fe
+++を添加するとAla-IL-2生産性が著しく向上したにも
かかわらず、他の金属イオン源(Cu++,Zn++,Ca++,Co++)
を添加しても何等生産性が向上しなかった。
実施例2 実施例1と同様にして種々の濃度のMnイオンを添加した
M-33培地にてE.coli N4830/pTB285株を培養し、第4表
に示す結果を得た。
実施例3 実施例1と同様にして種々の濃度のFeイオンを添加した
M-33培地にてE.coli N4830/pTB285株を培養し第5表の
結果を得た。
実施例4 E.coli N4830/pTB285を250ml容三角フラスコ内のL−
培地にアンピシリン・ナトリウム50mg/を含む液体培
地(pH7.0)50ml6本に接種して30℃で一晩回転振盪培養
した。この培養液を(A)アンピシリン・ナトリウム50mg/
を含むM-33培地2.5および(B)アンピシリン・ナトリ
ウム50mg/,MnSO・4〜6HO 8×10-5
ルおよびFeCl・6HO 4×10-4モルを含むM-
33培地2.5に夫々125mlづつ接種し、通気量2.5/mi
n,攪拌1000rpm,温度30℃で培養を開始し、途中pHはア
ンモニア水で6.5に保った。また、グルコース濃度が0.5
%以下になったときに、グルコースおよびカザミノ酸を
夫々1%づつ添加した。さらに、生育が1000クレット単
位に達したときに42℃へ温度を変更し、変更後4時間目
に培養を終了し、得られた培養液を夫々遠心分離し、菌
体を集め-80℃で凍結して保存した。
得られた凍結菌体夫々12gを7M塩酸グアニジン0.1M Tr
is-HClを含む抽出液(pH7.0)100mlに均一に懸濁し、4℃
で1時間攪拌した後、28,000×gで20分間遠心分離し上
清を得た。
得られた夫々の上清を0.01M Tris-HCl緩衝液(pH8.5)に
対して透析後19,000×gで10分間遠心分離して得た上清
を0.01M Tris-HCl緩衝液(pH8.5)で平衡化したDE52(DEAE
-セルロース,ワットマン社製,イギリス)カラム(50ml
容)に通して蛋白を吸着後、NaCl濃度直線勾配(0〜0.15
M NaCl,1)を作成して、IL−2を溶出させ、活性画分
を夫々得た。
上記で得られた活性画分をYM-5メンブラン(アミコン社
製,アメリカ)を用いて、夫々約5mlに濃縮し、0.1M T
ris-HCl(pH8.0)-1M NaCl緩衝液で平衡化したセファクリ
ルS-200(ファルマシア製,スウエーデン)カラム(500m
l容)を用いてゲルろ過を行った。活性画分夫々約30ml
をYM-5メンブランで夫々約2.5mlに濃縮した。得られた
濃縮液を、ウルトラポアRPSC(アルテックス社製,アメ
リカ)カラムに吸着させ、トリフルオロ酢酸−アセトニ
トリル系を溶出溶媒とする高速液体クロマトグラフィー
を行った。カラム,ウルトラポアRPSC(4.6×75mm);カ
ラム温度,30℃:溶出溶媒A,0.1%トリフルオロ酢酸-9
9.9%水;溶出溶媒B,0.1%トリフルオロ酢酸-99.9%ア
セトニトリル;溶出プログラム,0分(68%A+32%B)-25分
(55%A+45%B)-35分(45%A+55%B)-45分(30%A+70%B)-48分(1
00%B);溶出速度,0.8ml/min;検出波長,230nm。
本条件下で保持時間約39分の活性画分,夫々約10mlを集
めた。
かくして得られたAla-IL-2およびMet-Ala-IL-2の混合物
を含む液を凍結乾燥後、0.005M酢酸アンモニウム緩衝液
(pH5.0)夫々5mlに溶解後、0.025Mジエタノールアミン
−塩酸緩衝液(pH9.4)で平衡化したFPLC用モノPカラム
(0.5×20cm,ファルマシア製)にのせ、ついで1%(V/
V)ファルマライト(8-10.5)-5.2%(V/V)ポリバッファー96
-塩酸緩衝液(pH8.0)を用いてモノPカラムに吸着したタ
ンパク質を溶出した。なお、FPLCは室温下、流速30ml/h
でおこなった。溶出容量17〜19mlの活性画分を夫々分取
後、ポリバッファーを除去するため、トリフルオロ酢酸
−アセトニトリル系を溶出溶媒とする高速液体クロマト
グラフィーを行った:カラム,ウルトラポアRPSC(1.0×
25cm,アルテックス社製);カラム温度,溶出溶媒A,B
は前記とおなじ;溶出プログラム,0分(55%A+45%B)-4
分(55%A+45%B)-28分(42%A+58%B)-38分(34%A+66%B)-43分
(20%A+80%B)-44分(55%A+45%B);溶出速度3.0ml/min。
得られたAla-IL-2画分、夫々を凍結乾燥に付し、白色粉
末を得た。
金属塩無添加の培地(A)から得られた上記粉末量は1.53m
gであるのに対し、金属塩添加培地(B)からは6.31mgの粉
末が得られた。
これら2つの標品について、気相プロティンシークエン
サー(アプライド・バイオシステムズ社製470A型)を用
い、自動エドマン分解法によりN末端アミノ酸の同定を
おこなったところ、夫々98%以上がAlaであることが確
認された。また他の蛋白化学的諸性質(C末端アミノ
酸,アミノ酸組成分析,ペプチッドマッピング)は全く
同一であることもあわせて確認された。
参考例1 ヒトIL−2を産生する形質転換体の製造 (i)ヒトIL−2遺伝子を有するプラスミドplLOT 13
5-8[特願昭58-225079号(昭和58年11月28日出願)、該
出願は特開昭60−115528号として公開されてい
る。明細書実施例1(vii)参照]を制限酵素HgiAIで切
断した。得られた1294bpDNA断片をT4DNAポリメラ
ーゼで平滑末端とし、T4DNAリガーゼを用いて、Ec
oRIリンカーdTGCCATGAATTCATGGCAを結合させた。得られ
たDNAをEcoRIで消化し、翻訳開始コドンATGおよ
びヒトIL−2遺伝子を有するDNA断片を得た。
このDNA断片を、あらかじめEcoRI-PstI部位を消化し
たptrp781[ヌクレイック・アシズ・リサーチ,第11
巻,3077頁(1983)]にT4DNAリガーゼを用いて挿入
した。かくして得られた発現用プラスミドpTF1はtrpプ
ロモーターの下流に翻訳開始コドンとヒトIL−2遺伝
子を有する(第3図)。
プラスミドpTF1を制限酵素StuIで切断し、Bam HIリンカ
ーと結合させた。このプラスミドDNAを制限酵素Bam
HIおよびEcoRIで処理し、ついでEcoRI-Bam HI部位にλP
Lプロモーターを有するプラスミドpTB281に挿入した。
かくして得た発現用プラスミドをpTB285と命名した(第
4図)。
(ii)上記で得たプラスミドpTB285でE.coli N4830を
コーエンらの方法[プロシージングス・オブ・ナショナ
ル・アカデミー・オブ・サイエンスUSA,第69巻,2110
頁(1972)]に従い形質転換し、上記プラスミドを含有す
る形質転換体エシェリヒア コリN4830/pTB285を得た。
発明の効果 翻訳開始コドンATGの下流にインターロイキンの構造
遺伝子を、かつその上流にλPLプロモーターを含有す
る発現ベクターを有する大腸菌の培養によりインターロ
イキンを製造する方法において、当該大腸菌を(1)鉄
イオン源または(および)マンガンイオン源および
(2)天然物由来の窒素源を添加した培地で培養するこ
とを特徴とするN末端に翻訳開始コドンATGに対応す
るメチオニン残基のないインターロイキンの増収法を提
供するものである。
本発明の方法により、天然のインターロイキンと同一の
アミノ酸配列を有するインターロイキンなどN末端に翻
訳開始コドンATGに対応するメチオニン残基のないイ
ンターロイキンを増収することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はヒトIL−2のアミノ酸配列を示す。第2図は
ヒトIL−2をコードするDNAの塩基配列の一例を示
す。 第3図および第4図は参考例に記載したプラスミドpTF1
およびpTB285の構築図をそれぞれ示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12P 21/02 C12R 1:19) (C12N 1/21 C12R 1:19)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】翻訳開始コドンATGの下流にインターロ
    イキンの構造遺伝子を、かつその上流にλPLプロモー
    ターを含有する発現ベクターを有する大腸菌の培養によ
    りインターロイキンを製造する方法において、当該大腸
    菌を(1)鉄イオン源または(および)マンガンイオン
    源および(2)天然物由来の窒素源を添加した培地で培
    養することを特徴とするN末端に翻訳開始コドンATG
    に対応するメチオニン残基のないインターロイキンの増
    収法。
JP61045667A 1985-04-30 1986-03-03 インターロイキンの増収法 Expired - Lifetime JPH0634746B2 (ja)

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