JPH06346823A - ディーゼルエンジンの燃料制限ボルトの封印装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの燃料制限ボルトの封印装置

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JPH06346823A
JPH06346823A JP16019493A JP16019493A JPH06346823A JP H06346823 A JPH06346823 A JP H06346823A JP 16019493 A JP16019493 A JP 16019493A JP 16019493 A JP16019493 A JP 16019493A JP H06346823 A JPH06346823 A JP H06346823A
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JP
Japan
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fuel
diesel engine
limiting bolt
regulating bolt
cap
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Pending
Application number
JP16019493A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Yamashita
健次 山下
Masahiro Nagahama
真裕 長浜
Kozo Yoshida
鉱三 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 デイーゼルエンジンの燃料制限ボルトの封印
装置において、簡単な日常工具では容易に改変できない
ようにした装置を提供する。 【構成】 ディーゼルエンジンEの固定壁14に燃料制
限ボルト15を貫通させて進退調整可能に固定し、燃料
制限ボルト15の内側先端部16で燃料噴射ポンプの最
大噴射量を制限する。固定壁14から外方へ突出した燃
料制限ボルト15の外側部分17に締結ナット18を螺
着する。燃料制限ボルト15の外側部分17と締結ナッ
ト18を筒状キャップ22で覆う。固定壁14の外面
に、締結ナット18を取り囲む状態に嵌合部Sを形成
し、筒状キャップ22の開口端部23を嵌合部Sに圧入
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジンの
燃料制限ボルトの封印装置に関し、詳しくは燃料制限ボ
ルトを所定の調整状態に維持し、調整状態の改変を防止
するための装置に関する。
【0002】
【発明の背景】ディーゼルエンジンは、その特質上、空
気過剰下において燃料噴射ポンプの最大噴射量を制限す
ることにより、エンジンの出力調整を行う。例えば、機
械式ガバナ装置を備えたディーゼルエンジンには、図4
に示すように、エンジン(E)の固定壁(14)に燃料制限ボ
ルト(15)を貫通させて進退調整可能に固定し、燃料制限
ボルト(15)の内側先端部(16)をガバナ装置(G)のガバナ
レバー(5b)に接当可能に位置させて、ガバナレバー(5b)
を所定の位置よりも燃料増量側への揺動を規制するよう
に構成し、これにより、ラックピン(6)を介して燃料噴
射ポンプ(1)のコントロールラックの可動範囲を制限
し、最大噴射量を制限するように構成したものがある。
【0003】この燃料噴射ポンプ(1)の最大噴射量は、
エンジンの出力だけでなく、NOxやパティキュレート
など排気ガス中に含まれる大気汚染物質の排出量にも影
響を与える。従って、上記燃料制限ボルト(15)の内側先
端部(16)の固定位置はディーゼルエンジン(E)の性能上
重要な要素であり、所定の調整状態に維持されているこ
とを保証する必要がある。そこで、燃料制限ボルトは、
その調整状態が容易に改変操作できないように、また、
改変操作された場合にはその事実が判明できるように、
外側端部が封印されている。
【0004】
【従来技術】この封印装置として、従来、図5に示すよ
うに、固定壁(14)から外方へ突出した燃料制限ボルト(1
5)の外側部分(17)とこの外側部分(17)に螺着した締結ナ
ット(18)とを、鉛やアルミニウムなどの薄肉金属製の筒
状キャップ(51)で覆い、この筒状キャップ(51)の中間部
(52)をかしめて縮径し、燃料制限ボルト(15)の調整後の
取付状態を維持するように構成したものがある。なお、
符号(53)はねじ溝からのオイル洩れを防止するための袋
ナットを示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のもの
は、筒状キャップ(51)の中間部(52)をかしめて縮径する
必要から鉛やアルミニウムなどの比較的柔らかい金属で
薄肉に形成してある。このため、筒状キャップ(51)を締
結ナット(18)から無理に取外すと内面に傷痕が残ること
から改変操作されたことが容易に判明するものの、筒状
キャップ(51)の取外し操作自体はペンチなどの簡単な日
常工具で行うことができる。
【0006】また、この比較的変形し易い筒状キャップ
(51)は、外側から締付けることにより袋ナット(53)や締
結ナット(18)の外面に沿って変形させることができるの
で、この変形した筒状キャップ(51)を介して日常工具に
より袋ナット(53)等を回動させ、筒状キャップ(51)と締
結ナット(18)を燃料制限ボルト(15)から取外すこともで
きる。
【0007】そして、筒状キャップ(51)を取外すと、簡
単な日常工具で燃料制限ボルト(15)を進退移動できるの
で、所定の状態に調整された燃料制限ボルト(15)の内側
先端部(16)の位置は容易に改変される虞れがある。
【0008】このような改変はエンジンの出力や性能に
影響を与えるうえ、排気ガス対策上の基準から外れてし
まう問題があるので、燃料制限ボルトの調整状態は簡単
な日常工具では容易に改変操作できないように封印する
必要がある。本発明は、このような問題点を解消し、簡
単な日常工具では容易に改変できないようにした、ディ
ーゼルエンジンの燃料制限ボルトの封印装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成したことを特徴とする。即
ち、ディーゼルエンジン(E)の固定壁(14)の外面に、上
記締結ナット(18)を取り囲む状態に嵌合部(S)を形成
し、筒状キャップ(22)の開口端部(23)をこの嵌合部(S)
に圧入して筒状キャップ(22)を固定壁(14)に固定した。
【0010】
【作用】筒状キャップ(22)は、開口端部(23)が固定壁(1
4)に形成した嵌合部に圧入されるので、エンジン(E)の
固定壁(14)に確りと固定され、簡単な日常工具では容易
に外れたり回動したりすることがない。
【0011】
【発明の効果】筒状キャップは簡単な日常工具では固定
壁から容易に取外すことができない。しかも、この筒状
キャップはエンジン固定壁に対し回動不能であるので、
固定壁に固定された燃料制限ボルトに対しても回動でき
ず、従って、筒状キャップを介して締結ナットを外部か
ら間接的に回動操作することもできない。この結果、燃
料制限ボルトの調整状態は簡単な日常工具では容易に改
変されず、所定の調整状態が維持される。
【0012】
【実施例】図1および図2は本発明の実施例を示し、図
1はディーゼルエンジンの燃料制限ボルトを封印装置で
封印した状態のガバナ装置の正面図、図2は燃料制限ボ
ルトの封印装置の縦断正面図である。
【0013】このディーゼルエンジン(E)のガバナ装置
(G)は、エンジン(E)に付設した燃料噴射ポンプ(1)の
ポンプハウジング(2)内に配設してあり、エンジン(E)
の回転軸(3)に支持したガバナウエイト(4)と燃料噴射
ポンプ(1)のコントロールラックのラックピン(6)とを
ガバナレバー(5)を介して連動連結している。
【0014】即ち、このガバナレバー(5)は主ガバナレ
バー(5a)と副ガバナレバー(5b)からなり、主ガバナレバ
ー(5a)の先端部をコントロールラックのラックピン(6)
に係合するとともに、主ガバナレバー(5a)の他端部にガ
バナウエイト(4)の回転に生じるガバナフォース(F)を
受止め、一方、副ガバナレバー(5b)と調速レバー(7)と
の間にガバナスプリング(8)を張設し、主ガバナレバー
(5a)にトルクスプリング機構(9)を付設してトルクピン
(10)の先端を副ガバナレバー(5b)に押圧可能に構成して
ある。これにより、エンジン(E)の回転に生じるガバナ
フォース(F)とガバナスプリング(8)のばね力との不釣
合い力でコントロールラックの移動が制御される。
【0015】主ガバナレバー(5a)の先端部には、ポンプ
ハウジング(2)の側壁(12)との間にスタートスプリング
(11)が張設してあり、このスタートスプリング(11)のば
ね力によりエンジン始動時に主ガバナレバー(5a)を介し
てコントロールラックのラックピン(6)を始動増量位置
へ移動させることができる。
【0016】一方、エンジン(E)の固定壁であるポンプ
ハウジング(2)の上壁(14)に燃料制限ボルト(15)を貫通
させて進退調整可能に固定し、この燃料制限ボルト(15)
の内側先端部(16)を副ガバナレバー(5b)に臨ませてあ
る。副ガバナレバー(5b)は燃料増量側へ揺動移動する
と、所定の位置で燃料制限ボルト(15)の内側先端部(16)
に接当する。これにより、副ガバナレバー(5b)はこの位
置から燃料増量側への移動が不能となり、燃料噴射ポン
プ(1)の最大噴射量が制限される。
【0017】上記ポンプハウジング(2)の上壁(14)に螺
着された燃料制限ボルト(15)は、上壁(14)から上方へ突
出した燃料制限ボルト(15)の外側部分(17)に締結ナット
(18)が螺着してあり、これにより燃料制限ボルト(15)が
進退位置を調整した状態に固定される。この燃料制限ボ
ルト(15)の外側部分(17)と締結ナット(18)は、封印装置
(20)で封印され、燃料制限ボルト(15)の調整状態を維持
するように構成してある。
【0018】図2に示すように、上記固定壁(14)の外面
には締結ナット(18)を取り囲む状態に円環状の嵌合溝(2
1)を形成してある。この嵌合溝(21)の内径は、封印装置
(20)を構成する筒状キャップ(22)の内径よりもわずかに
大きく形成してあり、溝幅は筒状キャップ(22)の開口端
部(23)における肉厚よりも大きく形成してある。この結
果、この嵌合溝(21)により嵌合部(S)を構成し、筒状キ
ャップ(22)の開口端部(23)をこの嵌合溝(21)に圧入する
ことにより、筒状キャップ(22)が固定壁(14)に確りと固
定される。
【0019】この実施例の嵌合溝(21)は円環状に形成し
てあるが、嵌合部(S)は締結ナット(18)を取り囲む状態
に形成してあればよく、例えば破線状などの不連続形状
に形成してもよい。しかし、この実施例のように連続し
た形状に形成すると、筒状キャップ(22)を確りと固定で
きるうえ、筒状キャップ(22)内部が密封されるので、従
来必要とされた袋ナットなど、ねじ溝からのオイル洩れ
を防止するためのシール部材は不要である。
【0020】また、上記実施例では、筒状キャップ(22)
が内周面で嵌合溝(21)に固定されるが、嵌合溝(21)の外
径を小さくして、筒状キャップ(22)を外周面で固定する
ように寸法を設定することもできる。
【0021】図3は上記実施例の変形例を示し、嵌合部
(S)が円環状の突条(24)により構成してある。即ち、エ
ンジン(E)の固定壁(14)の外面には、締結ナット(18)を
取囲む状態に円環状の突条(24)が突設してあり、この突
条(24)に筒状キャップ(22)が外嵌される。筒状キャップ
(22)は、内径が突条(24)の外径よりも僅かに小さく形成
してあるので、突条(24)に外嵌する際圧入することによ
り固定壁(14)に確りと固定される。
【0022】上記実施例の嵌合部(S)は円環状に形成し
たが、他の形状に形成してもよい。しかし、円環状にす
ると嵌合部の形成が容易であるうえ、筒状キャップの周
方向が特定されず、位置合わせが容易である。また、筒
状キャップ(22)の外形も円筒状に形成すると加工が容易
であり、取付時の位置合わせも簡単に行える。
【0023】上記両実施例では、燃料制限ボルト(15)を
ポンプハウジング(2)の上壁(14)に貫通させた場合につ
いて説明したが、燃料制限ボルトはエンジンの固定壁に
貫通させて固定してあればよく、たとえばギヤケース(2
7)などに燃料制限ボルトを固定する場合にも適用でき、
またガバナ装置の種類や構造にも限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、ディーゼルエンジンの
燃料制限ボルトを封印装置で封印した状態のガバナ装置
の正面図である。
【図2】燃料制限ボルトの封印装置の縦断正面図であ
る。
【図3】実施例の変形例を示す、図2相当図である。
【図4】従来技術を示す、図1相当図である。
【図5】従来技術を示す、燃料制限ボルトの封印装置の
一部破断斜視図である。
【符号の説明】
1…燃料噴射ポンプ、 14…固定壁(ポンプハウジング
の上壁)、 15…燃料制限ボルト、 16…内側先端部、
17…外側部分、 18…締結ナット、 22…筒状キャッ
プ、 23…筒状キャップの開口端部、 E…ディーゼル
エンジン、 S…嵌合部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼルエンジン(E)の固定壁(14)に
    燃料制限ボルト(15)を貫通させて進退調整可能に固定
    し、この燃料制限ボルト(15)の内側先端部(16)により燃
    料噴射ポンプ(1)の最大噴射量を制限するように構成
    し、 上記固定壁(14)から外方へ突出した燃料制限ボルト(15)
    の外側部分(17)とこの外側部分(17)に螺着した締結ナッ
    ト(18)とを筒状キャップ(22)で覆うことにより、燃料制
    限ボルト(15)の調整後の取付状態を維持するように構成
    した、ディーゼルエンジンの燃料制限ボルトの封印装置
    において、 上記固定壁(14)の外面に、上記締結ナット(18)を取り囲
    む状態に嵌合部(S)を形成し、筒状キャップ(22)の開口
    端部(23)をこの嵌合部(S)に圧入して筒状キャップ(22)
    を固定壁(14)に固定することを特徴とする、ディーゼル
    エンジンの燃料制限ボルトの封印装置。
JP16019493A 1993-06-04 1993-06-04 ディーゼルエンジンの燃料制限ボルトの封印装置 Pending JPH06346823A (ja)

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