JPH059465Y2 - - Google Patents

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JPH059465Y2
JPH059465Y2 JP1984194730U JP19473084U JPH059465Y2 JP H059465 Y2 JPH059465 Y2 JP H059465Y2 JP 1984194730 U JP1984194730 U JP 1984194730U JP 19473084 U JP19473084 U JP 19473084U JP H059465 Y2 JPH059465 Y2 JP H059465Y2
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fuel
governor
governor lever
pump housing
lever
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、デイーゼルエンジンのように燃料噴
射ポンプで燃料を噴射する形式のエンジンにおい
て、燃料噴射ポンプの燃料の吐出量を制御するガ
バナレバーの燃料最大位置を燃料制限ネジで設定
するようにした最大燃料制限装置に関する。
〈従来技術〉 従来この種の装置として、本出願人が先に提案
した実開昭58−109530号公報に示すものがある。
これは第4図に示すように、ガバナ装置31を
主・副の2本のレバーからなるガバナレバー32
と、このガバナレバー32を燃料減量側Lに押圧
する遠心式ガバナ33と、ガバナレバー32を燃
料増量側Rへ引寄せるガバナスプリング34及び
ガバナスプリング34の張力を調節する速度設定
レバー35とで構成し、ガバナレバー32の上端
部の傾斜状接当面36に鋭角で接当してガバナレ
バー32の燃料最大位置37を設定する燃料制限
ネジ38をポンプハウジング39の前方開口部を
蓋する調時伝動ケース40の上壁40aに進退調
節可能に取付けてある。
このように構成した最大燃料制限装置は、燃料
制限ネジ38を進退調節すると、燃料制限ネジ3
8の先端部がガバナレバー32の傾斜状接当面3
6を受止めて位置決めするのでガバナレバー32
の燃料最大位置37を高精度に設定することがで
きるようになつている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記のように構成した最大燃料制限装置では、
燃料制限ネジ37がポンプハウジング39の調時
伝動ケース40に取付けてあることから、燃料噴
射ポンプ41や遠心式ガバナ33の保守・点検等
のために、調時伝動ケース40を一度取外して再
び組付けた時に組付けボルトの締付具合によつて
ガスケツト42の変形量が変わつてしまい、ガバ
ナレバー32の最大燃料制御位置37がずれてし
まう。
そこで従来では、ガバナレバー32の燃料最大
位置37をその都度設定しなおしており、保守・
点検等に手間を要する問題があつた。
本考案は、上記問題点を解決するために提案さ
れたもので、燃料噴射ポンプや遠心式ガバナの保
守・点検及び修理等で調時伝動ケースを取外した
場合でもガバナレバーの最大燃料制限位置がずれ
ることのないようにすることを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、上記目的を達成するために、例えば
第1図及び第3図に示すように、エンジン本体1
の横側面の上前部にポンプハウジング7を形成
し、このポンプハウジング7に燃料噴射ポンプ1
0とガバナ装置9を取付け、ガバナ装置9のガバ
ナレバー12を主ガバナレバー14とこれに接当
する副ガバナレバー15とで構成し、主ガバナレ
バー14の出力端部に燃料噴射ポンプ10の燃料
調節ラツク16を係合するとともに、副ガバナレ
バー15にガバナスプリング13を連結し、この
副ガバナレバー15の燃料最大位置23を燃料制
限ネジ21で設定するように構成し、燃料制限ネ
ジ21をポンプハウジング7に進退調節可能に設
けるように構成したものである。
〈作用〉 上記のように構成した最大燃料制限装置はポン
プハウジング7に設けた燃料制限ネジ21を進退
調節して固定すると、副ガバナレバー15を適正
な燃料最大位置23に制限することができる。
次に、燃料噴射ポンプ10やガバナ装置9等の
保守・点検等で調時伝動ケース8が取外されて
も、燃料制限ネジ21はポンプハウジング7で燃
料最大位置23を保持しつづけるので、調時伝動
ケース8を再びポンプハウジング7に組付けた時
に、燃料最大位置23がずれたり狂いだすことが
ない。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図はポンプハウジング部分の一部縦断側面
図、第2図は縦型デイーゼルエンジンの概略正面
図、第3図は要部の縦断正面図である。
図において、符号1はエンジン2のエンジン本
体を示し、このエンジン本体1は、クランクケー
ス3、シリンダブロツク4、シリンダヘツド5及
びヘツドカバー6とで構成してある。
クランクケース3とシリンダブロツク4に亘る
エンジン本体1の左側方にはポンプハウジング7
が一体に形成されており、ポンプハウジング7の
前方開口部は調時伝動ケース8で蓋してある。
ポンプハウジング7には、下方に遠心式ガバナ
装置9が設けられており、上方に燃料噴射ポンプ
10が組付けられている。
遠心式ガバナ装置9は、遠心式ガバナ11と、
このガバナ力GFで燃料減量側Lに揺動されるガ
バナレバー12及びガバナレバー12を燃料増量
側Rに押圧付勢するガバナスプリング13とで構
成されている。
ガバナレバー12は主ガバナレバー14と副ガ
バナレバー15とからなり、主ガバナレバー14
の上端部が燃料噴射ポンプ10のコントロールラ
ツク(燃料調節ラツク)16に係合するととも
に、スタートスプリング17で燃料増量側Rに付
勢してある。副ガバナレバー15の上端部は速度
設定レバー18で張力調節されるガバナスプリン
グ13が連結されている。
そして、副ガバナレバー15に作用するガバナ
スプリング13の張力は、主ガバナレバー14に
設けたトルクスプリング装置19を介して主ガバ
ナレバー14に伝えられるようになつている。
燃料噴射ポンプ10は、ポンプハウジング7の
前後に亘つて回転自在に枢支された燃料噴射カム
軸20で駆動されるようになつている。
ポンプハウジング7の上壁7aには燃料制限ネ
ジ21が進退調節可能に固定してあり、燃料制限
ネジ21の下端部21aが副ガバナレバー15の
上端寄り部に形成された傾斜接当面22を受け止
めて、副ガバナレバー15の燃料最大位置23が
設定されるようになつている。
尚、図中付号24は主ガバナレバー14の燃料
減量側Lへの過剰な動作を抑制する制限具であ
り、符号25は調時伝動ケース8内に設けられた
クランクギヤ26、アイドルギヤ27、動弁カム
ギヤ28及び燃料噴射カムギヤ29からなる調時
伝動装置である。
符号30は燃料噴射カムギヤ29の前方に設け
た進角装置である。
上記のように構成すると、エンジン2の始動時
は副ガバナレバー15が燃料制限ネジ21で燃料
最大位置23に受け止められているが、主ガバナ
レバー14がスタートスプリング17で燃料増量
側Rに引き寄せられており、燃料噴射ポンプ10
からの燃料吐出量が増量されるので簡単にエンジ
ンを容易に始動させることができる。
エンジン2が始動すると、遠心ガバナ17のガ
バナ力GFが発生し、ガバナ力GFと、これに対向
するガバナスプリング13及びスタートスプリン
グ17の張力との釣合いでガバナレバー12が揺
動制御され、燃料噴射ポンプ10の燃料が調節さ
れてエンジン2の回転速度が一定に保たれる。
即ち、エンジン2の回転が設定回転よりも上昇
すると、ガバナ11のガバナ力GFが上昇し、ガ
バナスプリング13及びスタートスプリング17
に抗してガバナレバー12を燃料減量側Lに揺動
させ、燃料噴射ポンプ10の燃料吐出量を減少さ
せてエンジン2の回転数を設定回転まで下降させ
る。
エンジン2の回転が設定回転より低下すると、
ガバナ力GFが低下することから、ガバナレバー
12はガバナスプリング13及びスタートスプリ
ング17の張力により燃料増量側Rへ大きく揺動
されようとするが、ガバナスプリング13の強い
張力が作用する副ガバナレバー15が燃料制限ネ
ジ21で燃料最大位置23に受止められる。
そして、燃料調節ラツク16に係合し、弱いス
タートスプリング17で燃料増量側Rに引かれて
いる主ガバナレバー14はガバナ力GFでトルク
スプリング装置19が副ガバナレバー15に接当
するまで燃料減量側Lに引かれる。
これにより、燃料噴射ポンプ10からの燃料噴
射量は、排気ガス中に黒煙を発生しない最大の量
を燃焼室に供給するので、低下したエンジン2の
回転速度は速やかに上昇するようになる。
次に、ガバナ装置9や進角装置30等の点検・
修理の為に調時伝動ケース8を取外しても、燃料
制限ネジ21はポンプハウジングに残り、副ガバ
ナレバー15の燃料最大位置23を維持してお
り、調時伝動ケース8を再び組付けるだけで点
検・修理が済ませられる。
〈考案の効果〉 本考案は、以上に述べたように構成され作用す
るので次の効果を奏する。
即ち、燃料制限ネジで燃料最大位置が一度正確
に設定されると、燃料制限ネジがポンプハウジン
グに設けてあることから、ガバナ装置等の点検や
修理で調時伝動ケースが着脱されても燃料制限ネ
ジで設定された燃料最大位置がずれたり狂つたり
することがない。これにより、調時伝動ケース組
付後の燃料最大位置の再調整が不要となり、点検
修理の作業性を大巾に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図はガバナ装置部分の側面図、第2図はデイ
ーゼルエンジンの概略正面図、第3図は要部の正
面図であり、第4図は従来例を示す第1図相当図
である。 1……エンジン本体、7……ポンプハウジン
グ、8……調時伝動ケース、9……ガバナ装置、
10……燃料噴射ポンプ、12……ガバナレバ
ー、13……ガバナスプリング、14……主ガバ
ナレバー、15……副ガバナレバー、16……燃
料調節ラツク、20……燃料噴射カム軸、21…
…燃料制限ネジ、23……燃料最大位置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジン本体1の横側面の上前部にポンプハウ
    ジング7を設け、エンジン本体1及びポンプハウ
    ジング7の前面に調時伝動ケース8を固定し、 ポンプハウジング7にガバナ装置9、燃料噴射
    ポンプ10及び燃料噴射カム軸20を設け、ガバ
    ナ装置9のガバナレバー12を主ガバナレバー1
    4とこれに接当する副ガバナレバー15とで構成
    し、 主ガバナレバー14の出力端部に燃料噴射ポン
    プ10の燃料調節ラツク16を係合するととも
    に、副ガバナレバー15にガバナスプリング13
    を連結し、 この副ガバナレバー15の燃料最大位置23を
    燃料制限ネジ21で規定するように構成した燃料
    噴射式エンジンの最大燃料制限装置において、 上記の燃料制限ネジ21をポンプハウジング7
    に取付け、ポンプハウジング7の外部から副ガバ
    ナレバー15の燃料最大位置23を調節可能に構
    成した事を特徴とする燃料噴射式エンジンの最大
    燃料制限装置。
JP1984194730U 1984-12-21 1984-12-21 Expired - Lifetime JPH059465Y2 (ja)

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JPS61108849U JPS61108849U (ja) 1986-07-10
JPH059465Y2 true JPH059465Y2 (ja) 1993-03-09

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5381828A (en) * 1976-12-25 1978-07-19 Nippon Denso Co Ltd Injection volume controller of fuel injection pump

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5452528U (ja) * 1977-09-20 1979-04-11

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5381828A (en) * 1976-12-25 1978-07-19 Nippon Denso Co Ltd Injection volume controller of fuel injection pump

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JPS61108849U (ja) 1986-07-10

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