JP3092329B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents

燃料噴射装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃料噴射装置に関し、特
に噴射時期制御を行う燃料噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、先に我々が特許出願した「燃料噴
射装置」(特願平3−67941号)では、エンジン回
転速度、アクセル開度等の各種の検出信号から基本噴射
量が演算されている。
【0003】エンジン状態が定常のとき、1燃料噴射間
における爆発行程中の瞬時回転速度と次気筒における圧
縮行程中の瞬時回転速度とが等しくなる測定位置が設定
されている。この測定位置は、基準位置信号から所定計
数される回転速度センサからの出力パルスによってそれ
ぞれ決定されている。そして2つの瞬時回転速度に差が
生じ、この差が所定値以上となるとき、エンジン回転の
変動が発生していると判断される。そこで、この変動を
抑制するように瞬時回転速度差に応じた補正係数が算出
され、上記基本噴射量を補正し、この補正した基本噴射
量が次気筒へ噴射されている。
【0004】したがって、1噴射間の爆発行程および圧
縮行程での瞬時回転速度の差に基づいた補正が、前記圧
縮行程直後に行われる燃料噴射の噴射量へ反映させるこ
とができる。このため、燃料噴射量の補正は高応答で行
われ、エンジン回転変動は素早く抑制される。
【0005】したがって、例えば車両発進時にクラッチ
ミートしたときや、ブレーキングがなされたときのよう
なエンジン負荷がかかった場合に、エンジン回転が変動
するのが抑えられ、安定するようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、運転者
が加速をかけようとしてエンジン回転が上昇するとき、
上記制御によってエンジン回転変動が素早く抑制される
ため、エンジン回転速度を下げるように燃料噴射量は減
量されてしまう場合がある。したがって、運転者が加速
したいときにも十分な加速性を得ることができないた
め、加速フィーリングが悪くなるという問題がある。
【0007】本発明は、上記問題に鑑み、加速時におけ
る燃料噴射量制御を改善し、車両の加速フィーリングの
向上を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、図1に示すように、エンジンの運転状態を検
出する運転状態検出手段100と、前記運転状態検出手
段100よりの検出信号より基本噴射量を演算する基本
噴射量演算手段101と、爆発行程での瞬時回転速度と
連続した次気筒における圧縮行程での瞬時回転速度とを
算出する瞬時回転速度算出手段102と、前記瞬時回転
速度算出手段102で算出された前記2つの瞬時回転速
度の差を算出する瞬時回転速度差算出手段103と、前
記瞬時回転速度差を少なくするように、この瞬時回転速
度差に応じて前記基本噴射量を補正する基本噴射量補正
手段104と、加速状態を検出する加速状態検出手段1
05と、前記加速状態検出手段105で加速状態が検出
されたときに、前記基本噴射量補正手段104で算出さ
れた補正基本噴射量を修正し、この補正基本噴射量修正
量を次気筒に対する燃料噴射量とする燃料噴射量演算手
段106とを備えたことを特徴とする燃料噴射装置、と
いう技術的手段を採用する。
【0009】また、前記加速状態検出手段で加速状態が
検出されたときに、前記基本噴射量補正手段で実行され
る基本噴射量補正を無効とし、前記基本噴射量を次気筒
に対する燃料噴射量とする燃料噴射量演算手段を備えて
もよい。
【0010】
【作用】本発明の燃料噴射装置では、運転状態検出手段
100からの検出信号に基づいて基本噴射量演算手段1
01で基本噴射量が演算されている。また、瞬時回転速
度検出手段102によって算出される爆発行程での瞬時
回転速度と連続した次気筒における圧縮行程での瞬時回
転速度といった2つの瞬時回転速度の差が、瞬時回転速
度差算出手段102において算出される。そして、基本
噴射量補正手段104でこの瞬時回転速度差を少なくす
るように、瞬時回転速度差に応じて前記基本噴射量は補
正される。ここで、加速状態検出手段105で加速状態
が検出されたとき、燃料噴射量演算手段106におい
て、補正基本噴射量はさらに修正される。この補正基本
噴射量修正量が次気筒に対する燃料噴射量として噴射さ
れるため、加速時における燃料噴射量制御は改善され、
車両の加速フィーリングの向上が図られる。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本発明が適用されるディ
ーゼルエンジンについて説明する。図2は電磁スピル式
分配型燃料噴射ポンプを備えたディーゼルエンジンの概
略図である。電磁スピル式分配型燃料噴射ポンプは、シ
リンダ内壁面とプランジャ先端面とで形成される高圧室
とポンプ内の低圧室(ポンプ室)とを連通させる連通路
に、電磁弁を設け、この電磁弁をオンオフ制御すること
により連通路を遮断および連通させ、燃料噴射量を制御
するものである。
【0012】フィルタにより通過された燃料は、ドライ
ブシャフト2で駆動されるベーン式フィードポンプ(9
0°展開して図示)4によって給油口6からプレッシャ
レギュレーティングパルブ8に導かれ、このプレッシャ
レギュレーティングパルブ8により圧力を調整された
後、ポンプハウジング10内の低圧室であるポンプ室1
2内に満たされる。ポンプ室12内に満たされた燃料
は、ポンプ室12内で作動部分の潤滑を行うと同時に、
吸入ポート14を介してプランジャ16の先端部に形成
される高圧室18に送られる。また一部の燃料は過剰燃
料の排出と作動部分の冷却のために、オーバフローバル
ブ20から燃料タンクに戻して循環される。
【0013】プランジャ16の先端部には、気筒数と同
数の吸入グルーブ22が形成され、プランジャ16の尾
端部には、カムプレート28が固定され、このカムプレ
ート28にはローラリング30に嵌合された気筒数と同
数のローラ32が接触されている。このプランジャ16
は、先端側からシリンダ34に挿入され、プランジャ1
6の先端面とシリンダ34の内壁面とにより高圧室18
を形成している。シリンダ34には、吸入ポート14が
形成されるとともにシリンダ内面からデリバリバルブ3
6に連通する気筒数と同数の分配通路38が形成されて
いる。そして、ポンプハウジング10には、連通路40
を連通および遮断する電磁弁44が取り付けられてい
る。この連通路40は高圧室18とポンプ室12とを連
通させるものである。また、電磁弁44は、ソレノイド
46がオンされると弁体42を突出して連通路40を遮
断させ、ソレノイド46がオフされると弁体42を吸引
して連通路40を連通させる。
【0014】ドライブシャフト2は、ポンプ室12方向
へ突出してカップリングを介してカムプレート28に連
結されている。そして、カムプレート28はプランジャ
16に固定されるとともにスプリング50によりローラ
32に押圧されている。したがって、ローラ32とカム
プレート28との接触状態に応じて回転するカムプレー
ト28にカム山にローラ32が乗り上げることによっ
て、プランジャ16は1回転中に気筒数と等しい回数だ
け往復動される。
【0015】燃料噴射ポンプの下部には、燃料送油圧力
の変化を利用してドライブシャフト2とプランジャ16
を駆動するカムプレート28との位相を変化させて燃料
噴射時期を変化させる油圧式タイマ(90°展開して図
示)52が設けられている。このタイマ52の油圧室5
3内には、スプリング54がタイマピストン56の一端
に設けられ、タイマピストン56を噴射遅れの方向へ付
勢する。この油圧室53は給油口6と連通し、タイマピ
ストン56の他端に形成される油圧室55は、ポンプ室
12と連通する。そして、エンジン回転速度が上昇する
と送油圧力が上昇するため、油圧室55の圧力は油圧室
53の圧力よりも高くなり、タイマピストン56はスプ
リング54の付勢力に抗して油圧室53の方向へ移動す
る。そして、ロッド58を介してローラリング30が噴
射ポンプの回転方向と逆方向に回転され、油圧に比例し
て燃料噴射時期が進められる。さらに、油圧室53と油
圧室55との間には連通路57が形成され、この連通路
57にタイミングコントロールバルブ59(以下TCV
と記す)が設けられる。TCV59はデューティ比によ
って制御され、連通路57を断続して、燃料噴射時期を
制御する。
【0016】次に、ドライブシャフト2の先端部にはシ
グナルロータ60がドライブシャフト2と同軸に固定さ
れ、ローラリング30にはシグナルロータ60の周面に
対向するようにピックアップ62が取り付けられてい
る。このシグナルロータ60とピックアップ62とは、
エンジン回転速度を検出する回転速度センサとして作用
する。シグナルロータ60には、所定角(例えば、5.
625°)毎に凸状歯が複数個配置されるとともに、気
筒数と同数等間隔に凸状歯が切りかかれて欠歯部が形成
されている。すなわち、4気筒ディーゼルエンジンの場
合には、図3に示すように、5.625°(11.25
°CAに相当する)毎に凸状歯60α、60β・・・が
複数個配置されるとともに、90°(180°CAに相
当する)毎に欠歯部60a〜60dが形成されている。
したがって、シグナルロータ60が回転すると凸状歯が
ピックアップ62に対して接近離反するため、電磁誘導
によってピックアップ62から図4に示すパルス信号が
出力される。このパルス信号の幅広の谷部は基準位置信
号として作用し、その他の部分が回転角信号として作用
する。また、ピックアップ62とシグナルロータ60と
は、高圧室が縮小される方向にプランジャ16が押動さ
れる前すなわちプランジャ16がリフトする前に、欠歯
部の1つがピックアップ62に接近してピックアップ6
2から基準位置信号が出力されるよう、すなわちパルス
信号の谷部の幅が広くなるように相対位置が定められて
いる。
【0017】そして、ピックアップ62から出力される
パルス信号が、後述のマイクロコンピュータ82へ入力
されることによってエンジン平均回転速度Na、瞬時回
転速度Neiが算出される。なお、エンジン平均回転速
度Naは、例えば図3に示す凸状歯60αによって現れ
るパルスから、凸状歯60γによって現れるパルスまで
の時間、すなわち本実施例では180°CAに相当する
時間から算出されている。一方、瞬時回転速度Nei
は、1凸状歯がピックアップ62に対して接近離反する
ときに出力される1パルス時間、すなわち本実施例では
11.25°CAに相当する時間から算出されている。
【0018】上記回転速度センサの構成より、タイマ5
2の作動によりローラリング30が回動すると、ピック
アップ62もローラリング30と同じ位相だけ回動す
る。このため、ピックアップ62から出力される基準位
置信号も同じ位相だけずれるので、電磁弁44の作動時
期が変わる。すなわち、プランジャ16の往復運動のず
れ分に応じてスピル時期も変化するから噴射量に変化を
及ぼさないようになっている。
【0019】また、ポンプハウジング10には吸入ポー
ト14を遮断することによって燃料噴射を停止させる燃
料噴射カットバルブ64が取り付けられている。前記デ
リバリバルブ36は、ディーゼルエンジン66の副燃料
室に突出するように取り付けられた燃料噴射弁68に接
続されている。この副燃料室にはグロープラグ70が取
り付けられている。また、吸気通路には、スロットル弁
88が配置され、このスロットル弁88を含んでベンチ
ュリ90が構成されている。
【0020】なお、74はアクセル開度を検出するアク
セルセンサ、76は吸気管圧力を検出する圧力センサ、
78はエンジン冷却水温を検出する水温センサ、80は
グローリレー、92は車速センサである。また、84は
クランク軸に固定されるとともに特定気筒の上死点位置
に突起を備えたシグナルロータ、86は突起の通過に伴
って上死点信号を出力する上死点センサ、94はシフト
ポジションスイッチである。マイクロコンピュータ82
には、アクセルセンサ74の他、ピックアップ62、圧
力センサ76、水温センサ78、車速センサ92、シフ
トポジションスイッチ94および上死点センサ86が接
続されている。
【0021】また、マイクロコンピュータ82の出力ポ
ートはグローリレー80を介してグロープラグ70に接
続されるとともに、電磁弁44のソレノイド46および
燃料噴射カットバルブ64のソレノイドに接続されてい
る。さらに、タイマ52に設けられるTCV59へ接続
され、TCV59へデューティ信号を出力する。マイク
ロコンピュータ82はCPU、RAM、ROM、AD変
換器等から構成され、AD変換器はCPUの指示に応じ
てアクセルセンサ74、圧力センサ76および水温セン
サ78からの信号を順次デジタル信号に変換する。ま
た、マイクロコンピュータ82のROMにはアクセル開
度αと平均エンジン回転速度Naとによって計算される
基本噴射量Qと平均エンジン回転速度Naとで定められ
た燃料噴射時期等が予め記憶されている。
【0022】上記構成の第1実施例における燃料噴射制
御について図5のメインルーチンを示すフローチャート
および図6のタイムチャートを参照して説明する。燃料
噴射制御は、前記マイクロコンピュータ82のROMに
記憶された制御プログラムに従ってCPUが実行する処
理により実現される。処理がスタートすると、ステップ
200でエンジンパラメータとしてエンジン平均回転速
度Na、アクセル開度α、エンジン冷却水温、車速等を
取り込む。
【0023】ステップ201では、ステップ200で取
り込んだエンジン平均回転速度Na、アクセル開度αか
ら基本噴射量である噴射量指令値Q、噴射時期目標値T
等を演算する。
【0024】ステップ202では、1噴射間における2
つの瞬時回転速度Nei-1 、Nciを取り込む。この瞬
時回転速度Nei-1 、Nci は、それぞれシグナルロー
タ60とピックアップ62とから構成される回転速度セ
ンサからの出力信号の基準位置信号から所定番目のパル
ス時間によって算出されている。この所定パルスの番号
は、エンジン状態が定常のときに瞬時回転速度N
i-1 、Nci が等しくなる(図6(a))ように決め
られる。
【0025】次に、ステップ203で、この瞬時回転速
度差ΔNi =Nei-1 −Nci を算出する。ステップ2
04で、この瞬時回転速度差ΔNi に応じた予測補正係
数KFを図7の特性マップにより求める。
【0026】ステップ205では、加速状態検出のた
め、アクセル開度変化量Δα=|αi- 1 −αi |を算出
する。アクセル開度は一定時間ごとに検出されていて、
αi-1は、前回測定されたアクセル開度であり、αi
今回測定されたアクセル開度である。そして、ステップ
206で、アクセル開度変化量Δαが所定値A以上であ
るか否かを判定する。アクセル開度変化量Δαが所定値
A以上である場合、ステップ207で、加速状態での燃
料噴射量減量を補正するために、スロットル開度変化量
Δαに応じた予測補正修正係数KDを図8の特性マップ
により算出する。アクセル開度変化量Δαが所定値A以
上でない場合、ステップ208で予測補正修正を行わ
ず、予測補正修正係数KD=1.0とリセットする。
【0027】そして、ステップ209で、ステップ20
4およびステップ208で算出された予測補正係数KF
および予測補正修正係数KDをステップ201で算出さ
れた基本噴射量Qに乗ずることにより補正し、次気筒に
噴射する燃料噴射量QOUT =Q×KF×KDが算出され
る。次に、ステップ210でQOUT を出力ポートにセッ
トする。
【0028】以降、再度ステップ200に戻り、上述の
制御を繰り返す。したがって、例えば車両発進時にクラ
ッチミートしたときや、ブレーキングがなされたときの
ようなエンジン負荷がかかった場合に、エンジン回転が
変動するのが抑えられ、安定するようになる。
【0029】ここで図6(b)のアクセル開度αが大き
くなり加速状態とされたとき、従来の予測補正修正が実
施されないと図6(c)の予測補正係数KFの値が1以
下となる。このため、図6(e)中1点鎖線のように燃
料噴射量減量が行われてしまい、図6(a)中1点鎖線
のようにエンジン回転速度も十分に上昇しなくなってし
まう。しかしながら、図6(d)に示す本実施例の予測
補正修正係数KDにより燃料噴射量減量が抑制され、図
6(e)中実線のように燃料噴射量が要求される燃料噴
射量(図6(e)中破線)となる。これによって、図6
(a)中実線のようにエンジン回転速度も上昇し、車両
を加速させたいときに十分加速することができる。この
ため、加速フィーリングの向上を図ることができる。
【0030】次に、他の実施例を図9に示すフローチャ
ートを用いて説明する。ステップ301、302で取り
込んだエンジンパラメータより基本噴射量Qと噴射時期
目標値T等を演算する。
【0031】そして、ステップ303で算出されたアク
セル開度変化量Δαより、加速状態かどうかをステップ
304で検出し、加速状態でないとされたときには上記
第1実施例のステップ202、203、204と同様の
予測補正係数KFを求めるための制御をステップ30
6、307、308で実行する。一方、加速状態とされ
たとき、ステップ305で予測補正係数KF=1として
予測補正を中止する。そして、ステップ309で出力指
令値QOUT =Q×KFが算出され、ステップ210でQ
OUT を出力ポートにセットする。
【0032】この制御により、加速時に予測制御によっ
て燃料噴射量が減量されることがなくなるため、車両を
加速させたいときに十分加速することができる。このた
め、加速フィーリングの向上を図ることができる。
【0033】なお、上記実施例では、加速状態判定をア
クセル開度αの変化量で行っているが、エンジン平均回
転速度Naの変化量から加速状態判定を行ってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明の燃料噴射装置
は、加速時において補正基本噴射量をさらに修正する。
これによって、エンジン回転変動を抑制する制御により
加速時に燃料噴射量減量が行われ、加速性が損なわれる
ことが防止できる。そして、この補正基本噴射量修正量
が、次気筒に対する燃料噴射量とされるため、加速時に
おける燃料噴射量制御は改善でき、車両の加速フィーリ
ングの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーム対応図。
【図2】本発明を適用した第1実施例の概略図。
【図3】シグナルロータの平面図。
【図4】ピックアップから出力されるパルス信号波形。
【図5】第1実施例の噴射制御を示すフローチャート。
【図6】第1実施例の効果を示すタイムチャート。
【図7】予測補正係数KFを求めるための特性図。
【図8】予測補正修正係数KDを求めるための特性図。
【図9】第2実施例の噴射制御を示すフローチャート。
【符号の説明】
52 タイマ 60 シグナルロータ 62 ピックアップ 74 アクセルセンサ 82 マイクロコンピュータ 100 運転状態検出手段 101 基本噴射量演算手段 102 瞬時回転速度検出手段 103 瞬時回転速度差算出手段 104 基本噴射量補正手段 105 加速状態検出手段段 106 燃料噴射量演算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−310145(JP,A) 特開 昭61−14446(JP,A) 特開 昭62−276240(JP,A) 特開 平3−134249(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 41/10 330 F02D 41/04 330 F02D 41/14 F02D 45/00 362

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの運転状態を検出する運転状態
    検出手段と、 前記運転状態検出手段よりの検出信号より基本噴射量を
    演算する基本噴射量演算手段と、 爆発行程での瞬時回転速度と連続した次気筒における圧
    縮行程での瞬時回転速度とを算出する瞬時回転速度算出
    手段と、 前記瞬時回転速度算出手段で算出された前記2つの瞬時
    回転速度の差を算出する瞬時回転速度差算出手段と、 前記瞬時回転速度差を少なくするように、この瞬時回転
    速度差に応じて前記基本噴射量を補正する基本噴射量補
    正手段と、 加速状態を検出する加速状態検出手段と、 前記加速状態検出手段で加速状態が検出されたときに、
    前記基本噴射量補正手段で算出された補正基本噴射量を
    修正し、この補正基本噴射量修正量を次気筒に対する燃
    料噴射量とする燃料噴射量演算手段とを備えたことを特
    徴とする燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 前記加速状態検出手段で加速状態が検出
    されたときに、前記基本噴射量補正手段で実行される基
    本噴射量補正を無効とし、前記基本噴射量を次気筒に対
    する燃料噴射量とする燃料噴射量演算手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の燃料噴射装置。
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