JPH0236934Y2 - - Google Patents

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JPH0236934Y2
JPH0236934Y2 JP1984012032U JP1203284U JPH0236934Y2 JP H0236934 Y2 JPH0236934 Y2 JP H0236934Y2 JP 1984012032 U JP1984012032 U JP 1984012032U JP 1203284 U JP1203284 U JP 1203284U JP H0236934 Y2 JPH0236934 Y2 JP H0236934Y2
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needle valve
fuel adjustment
fuel
adjustment needle
cylinder
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JP1984012032U
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は刈払機、チエーンソーなどの携帯作業
機に搭載される小型内燃機関の気化器における燃
料調整針弁の作動制限装置に関するものである。
〔従来の技術〕
実開昭52−89525号公報に開示されるアイドル
リミツタ装置では、自動車用内燃機関の排ガスの
有害成分を抑えるために、アイドル混合気を調整
する燃料調整針弁の頭部周囲に形成したセレーシ
ヨンに、樹脂成形キヤツプの内周面に形成したセ
レーシヨンを係合するとともに、キヤツプの開口
縁部から径内方へ突出する突縁を燃料調整針弁の
頭部の鍔に弾性係合し、これにより燃料調整針弁
に固定したキヤツプの外周壁から径方向へ突出す
る突片が、気化器本体の壁部のストツパに係合さ
れる。このアイドルリミツタ装置では、燃料調整
針弁の頭部周面にセレーシヨンを加工するという
点でコストが高くなるだけでなく、樹脂製キヤツ
プの取付位置を変更するために取り外すと、突縁
が破損し、再使用できない。
また、実開昭52−89525号公報には凹凸を形成
した規制部材としての環状板を、燃料調整針弁の
ねじ部に外嵌し、かつ頭部の鍔に形成した凹凸部
に弛み止めばねの力により係合したものも開示さ
れているが、これも燃料調整針弁に機械加工を要
するという点でコストが高くなるばかりでなく、
燃料調整針弁を回転して燃料量を調整する場合
に、特殊な工具を必要とする点で好ましくない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、携帯作業機ではアタツチメント(作
業具)の使用条件や周囲温度に対応して気化器か
ら機関へ送られる燃料量を調整する必要がある。
しかし、一般に携帯作業機の運転者は機関の整備
に未熟であるから、燃料調整針弁の回し過ぎによ
り機関の出力不足を来たし、作業能率の低下を招
いたり、燃料調整針弁の戻し過ぎにより、混合気
が過薄になり、機関が焼付きを起す恐れがある。
したがつて、作業条件や周囲温度に対応して、機
関に支障を来たさない範囲で、簡単に燃料量を調
整し得ることが要求される。
本考案の目的は燃料調整針弁に特殊な機械加工
を必要とせず、規制部材の組付が簡単で、機関に
支障を来たさない範囲で、簡単に燃料量を調整し
得る、燃料調整針弁の作動制限装置を提供するこ
とにある。
〔問題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の構成はば
ね鋼板を円筒形に巻いて形成した燃料調整針弁の
軸部よりも小口径の筒体の一端から軸方向に延び
る板片を、先端側が筒体の周囲と平行になるよう
に燃料調整針弁の内端側へ折り返してL字形の突
片を形成し、前記筒体を燃料調整針弁の軸部に加
圧外嵌し、前記L字形の突片を気化器本体に設け
た停止壁と当接可能に配設したものである。
〔作用〕
標準的な機関の運転条件に合せて燃料調整針弁
4を気化器本体のねじ穴へ螺合する。その後に規
制部材10の筒体11を燃料調整針弁4の軸部8
へ突片12の向きが停止壁13と反対側になるよ
うに打ち込んで加圧外嵌すると、規制部材10が
燃料調整針弁4に固く結合される。
上述のセツトは工場で行われるが、携帯作業機
の運転者が使用条件や周囲温度に応じて燃料量を
調整する場合は、割溝14または9にドライバを
係合して燃料調整針弁4を回転する。過度に燃料
調整針弁4が回転されると、突片12が停止壁1
3に当接するので、機関に支障を来さない範囲に
制限され、過大な調整が防止される。
〔考案の実施例〕
第1図に示すように、気化器本体1はベンチユ
リ2に臨む燃料ノズル3を備えており、この燃料
ノズル3が通路17,18を経て燃料供給機構へ
連通される。小型内燃機関のダイヤフラム型気化
器では、燃料供給機構は燃料を所定圧力に保留す
るダイアフラムにより区画されたメータリング室
を備えている。
気化器本体1に通路17と同軸にねじ穴16
と、ねじ穴16よりも大径の円筒部15が形成さ
れる。通路18はねじ穴16の先端部周壁に開口
される。円筒部15の開口端側周壁部は肉厚が均
一となつており、一部に径外方に突出する停止壁
13が形成される。
前述のメータリング室から燃料通路17へ流れ
る燃料量を調整するために、ねじ穴16に燃料調
整針弁4が螺合され、かつ燃料調整針弁4のフラ
ンジと円筒部15の内端壁との間に弛み止めばね
7が介装される。燃料調整針弁4のねじ部6より
も先端側は小径となつており、ねじ穴16との間
に隙間が形成される。さらに、先端に形成したテ
ーパ部5が通路17の内部へ突出され、テーパ部
5と通路17との環状の隙間により燃料量が加減
される。燃料調整針弁4の基端部に断面円形の軸
部8が備えられ、この端面に工具を係合する割溝
9が形成される。このような構成は従来の燃料調
整針弁とほぼ同様である。
本考案によれば、燃料調整針弁4の回転範囲な
いし調整範囲を規制するために、燃料調整針弁4
の軸部8に規制部材10の筒体11が固く外嵌さ
れ、筒体11の端部から径外方へ突出する好まし
くはL字形に湾曲した突片12が気化器本体1の
停止壁13に当接可能に構成される。
第3図に示すように、規制部材10はばね鋼板
を円筒形に巻いて燃料調整針弁の軸部8よりも小
口径の筒体11を形成し、筒体11の端部に工具
を係合する割溝14を形成するとともに、筒体1
1の一端から軸方向に延びる板片を、先端側が筒
体11の周面と平行になるように燃料調整針弁4
の内端側へ折り返してL字形の突片12を形成し
たものである。
燃料調整針弁4は標準的な機関の運転条件に合
せて気化器本体のねじ穴16へ螺合される。その
後に規制部材10の筒体11を燃料調整針弁4の
軸部8へ、L字形の突片12の向きが停止壁13
と反対側になるように打ち込んで加圧外嵌する
と、規制部材10が燃料調整針弁4に固く結合さ
れる。
燃料量を調整するには、割溝14または9にド
ライバを係合して燃料調整針弁4を回転すると、
テーパ部5と通路17との間の隙間が変化し、機
関の使用条件や周囲温度に適した燃料量が得られ
る。燃料調整針弁4を過大に回転しすぎると、L
字形の突片12が気化器本体1の停止壁13に当
接し、それ以上回転できないから、燃料量の過大
な調整が防止され、機関の出力不足による作業能
率の低下や、過薄な混合気による機関の焼付きな
どの不具合が回避される。
規制部材10の筒体11はばね鋼板を円筒形に
巻いて形成されるから、燃料調整針弁4の軸部8
に固く弾性的に嵌合し、燃料調整針弁4と一緒に
回転する。L字形の突片12が停止壁13に当接
すると、ドライバで燃料調整針弁4を回転しよう
としても回転しない。
筒体は燃料調整針弁の軸部よりも長く、軸部か
ら突出しているので、ドライバ以外の工具による
燃料調整針弁の無理な回転が阻止される。
燃料調整針弁の調整範囲を変更する場合に、規
制部材が破損することはないので、再使用が可能
である。
本考案による燃料調整針弁の作動制限装置は気
化器の燃料系統の高速系と低速系の何れにも適用
できる。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように、ばね鋼板を円筒形に巻
いて形成した燃料調整針弁の軸部よりも小口径の
筒体の一端から軸方向に延びる板片を、先端側が
筒体の周面と平行になるように燃料調整針弁の内
端側へ折り返してL字形の突片を形成し、前記筒
体を燃料調整針弁の軸部に加圧外嵌し、前記L字
形の突片を気化器本体に設けた停止壁と当接可能
に配設したものであるから、次のような効果を奏
する。
(a) ばね鋼板を巻いて燃料調整針弁の頭部よりも
口径が小さい筒体が形成されるから、当然筒体
にスリツトが生じ、筒体を燃料調整針弁の頭部
へ圧入すると、スリツトが開いて十分な圧着力
を発揮し、筒体が燃料調整針弁に固着され、弛
むことがない。
(b) L字形の突片は筒体から軸方向へ延長される
のでなく、折り返されて筒体の周面と平行に延
びるので、全体の軸方向寸法が短く、気化器本
体の停止壁に安定に係合可能とされる。
(c) L字形の突片は停止壁に突片の側縁で接する
ので、燃料調整弁を回転しようとする力に対
し、停止壁が突片に及ぼす抗力は板面方向に作
用する。したがつて、突片は板厚が比較的薄く
ても十分な剛性を発揮し、燃料調整針弁を無理
に回転しようとしても、突片が変形する恐れが
ない。
(d) 金属板から筒体と突片を一体に成形し得るの
で、コストが安価であり、燃料調整針弁への取
付も簡単で、作動が確実である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る燃料調整針弁の作動制限
装置の側面断面図、第2図は同正面図、第3図は
規制部材の斜視図である。 4……燃料調整針弁、8……軸部、10……規
制部材、11……筒体、12……L字形の突片、
13……停止壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ばね鋼板を円筒形に巻いて形成した燃料調整針
    弁の軸部よりも小口径の筒体の一端から軸方向に
    延びる板片を、先端側が筒体の周面と平行になる
    ように燃料調整針弁の内端側へ折り返してL字形
    の突片を形成し、前記筒体を燃料調整針弁の軸部
    に加圧外嵌し、前記L字形の突片を気化器本体に
    設けた停止壁と当接可能に配設したことを特徴と
    する気化器における燃料調整針弁の作動制限装
    置。
JP1203284U 1984-01-31 1984-01-31 気化器における燃料調整針弁の作動制限装置 Granted JPS60124562U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1203284U JPS60124562U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 気化器における燃料調整針弁の作動制限装置

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JP1203284U JPS60124562U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 気化器における燃料調整針弁の作動制限装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60124562U JPS60124562U (ja) 1985-08-22
JPH0236934Y2 true JPH0236934Y2 (ja) 1990-10-05

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ID=30494708

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JP1203284U Granted JPS60124562U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 気化器における燃料調整針弁の作動制限装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4822281U (ja) * 1971-07-20 1973-03-14

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5289525U (ja) * 1975-12-26 1977-07-04
JPS52132926U (ja) * 1976-04-02 1977-10-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4822281U (ja) * 1971-07-20 1973-03-14

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JPS60124562U (ja) 1985-08-22

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