JPH06346556A - 葺き合わせ時に三本の棧峠ラインが形成される平瓦及び軒先平瓦 - Google Patents
葺き合わせ時に三本の棧峠ラインが形成される平瓦及び軒先平瓦Info
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- JPH06346556A JPH06346556A JP13562993A JP13562993A JPH06346556A JP H06346556 A JPH06346556 A JP H06346556A JP 13562993 A JP13562993 A JP 13562993A JP 13562993 A JP13562993 A JP 13562993A JP H06346556 A JPH06346556 A JP H06346556A
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04D—ROOF COVERINGS; SKY-LIGHTS; GUTTERS; ROOF-WORKING TOOLS
- E04D1/00—Roof covering by making use of tiles, slates, shingles, or other small roofing elements
- E04D1/30—Special roof-covering elements, e.g. ridge tiles, gutter tiles, gable tiles, ventilation tiles
- E04D2001/301—Special roof-covering elements, e.g. ridge tiles, gutter tiles, gable tiles, ventilation tiles at roof edges, e.g. intersections with walls
- E04D2001/303—Eave tiles
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 葺き合わせ時に三本の棧峠ラインが形成さ
れ、かつ雨水の拡流用の拡流帯域が形成される平瓦に関
する。 【構成】 葺き合わせ時に三本の棧峠ラインが形成され
る平瓦は、棧側2に三本の棧峠ラインが形成される山形
状の膨出部8、並びに尻側3の棧側隅部にきき幅調整用
の肉薄重ね下舌6、及び頭側5の差込み側4隅部にきき
幅調整用の肉薄重ね上舌7を、それぞれ形成した平瓦本
体1で、この平瓦本体の表面111には、その谷部11
1aに尻側から頭側に向かった水平表面帯域9を、同表
面に設けた山形状の膨出部の頭側端部511に削面と同
山形状の膨出部の尻側端部512に嵌合凹部を、及び表
面の尻側と差込み側4に亘る水返し突条13を設け、ま
た平瓦本体の裏面には、山形状の膨出対応凹部、及び谷
部の水平裏面帯域に載せ台脚当部を、並びに尻側に引掛
けを、その裏面の頭側から棧側に亘る水返し突条を設け
る。
れ、かつ雨水の拡流用の拡流帯域が形成される平瓦に関
する。 【構成】 葺き合わせ時に三本の棧峠ラインが形成され
る平瓦は、棧側2に三本の棧峠ラインが形成される山形
状の膨出部8、並びに尻側3の棧側隅部にきき幅調整用
の肉薄重ね下舌6、及び頭側5の差込み側4隅部にきき
幅調整用の肉薄重ね上舌7を、それぞれ形成した平瓦本
体1で、この平瓦本体の表面111には、その谷部11
1aに尻側から頭側に向かった水平表面帯域9を、同表
面に設けた山形状の膨出部の頭側端部511に削面と同
山形状の膨出部の尻側端部512に嵌合凹部を、及び表
面の尻側と差込み側4に亘る水返し突条13を設け、ま
た平瓦本体の裏面には、山形状の膨出対応凹部、及び谷
部の水平裏面帯域に載せ台脚当部を、並びに尻側に引掛
けを、その裏面の頭側から棧側に亘る水返し突条を設け
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、葺き合わせ時に三本の
棧峠ラインが形成され、かつ雨水の拡流用の拡流帯域が
形成される平瓦及び同構成の軒先平瓦に関する。
棧峠ラインが形成され、かつ雨水の拡流用の拡流帯域が
形成される平瓦及び同構成の軒先平瓦に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、棧峠ラインが形成される瓦
(即ち、太陽光により多様な陰陽模様が形成される瓦)
としては、通常S瓦と称する構造の瓦がある。例えば、
実開昭52−94019号の棧かわらがある。この考案
による棧峠ラインは瓦の葺き合わせ目で、当該ラインが
分断されることから、一連の棧峠ラインが形成されない
課題があった。一方、この考案の改良としては、特公平
4−38859号の瓦屋根の施工方法及び屋根瓦があ
る。この発明には、曲面状の棧峠山部に嵌合凹部を形成
し、一連の棧峠ラインを形成する構成が開示されてい
る。また本出願人の考案に係る実願平4−2488号の
葺き合わせ時に棧峠ラインが形成される和形瓦がある。
この考案は、棧峠ラインを形成する湾曲膨出部の尻側端
部に段付部を形成し、この段付部に形成し、この段付部
に次の和形瓦の湾曲膨出部を葺き合わせ、一連の棧峠ラ
インが形成される構成としたものである。
(即ち、太陽光により多様な陰陽模様が形成される瓦)
としては、通常S瓦と称する構造の瓦がある。例えば、
実開昭52−94019号の棧かわらがある。この考案
による棧峠ラインは瓦の葺き合わせ目で、当該ラインが
分断されることから、一連の棧峠ラインが形成されない
課題があった。一方、この考案の改良としては、特公平
4−38859号の瓦屋根の施工方法及び屋根瓦があ
る。この発明には、曲面状の棧峠山部に嵌合凹部を形成
し、一連の棧峠ラインを形成する構成が開示されてい
る。また本出願人の考案に係る実願平4−2488号の
葺き合わせ時に棧峠ラインが形成される和形瓦がある。
この考案は、棧峠ラインを形成する湾曲膨出部の尻側端
部に段付部を形成し、この段付部に形成し、この段付部
に次の和形瓦の湾曲膨出部を葺き合わせ、一連の棧峠ラ
インが形成される構成としたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上で詳述した発明・
考案では一連の棧峠ラインは形成されるが、通常の曲面
状の棧峠ラインであることから、前記した陰陽模様の生
成、又は葺き上げ時における明確な棧峠ライン並びに平
瓦ライン(谷部ライン)の表現態様としては、今だ力不
足の感がある。また瓦表面部における谷部には、特別な
構成を採用しないことから、雨水の流下が一連の流れ
(直流)となり、僅かの雨水でも樋より溢流すること、
及び樋の一箇所に衝撃を与え、該部を損傷させること、
等の課題が考えられる。
考案では一連の棧峠ラインは形成されるが、通常の曲面
状の棧峠ラインであることから、前記した陰陽模様の生
成、又は葺き上げ時における明確な棧峠ライン並びに平
瓦ライン(谷部ライン)の表現態様としては、今だ力不
足の感がある。また瓦表面部における谷部には、特別な
構成を採用しないことから、雨水の流下が一連の流れ
(直流)となり、僅かの雨水でも樋より溢流すること、
及び樋の一箇所に衝撃を与え、該部を損傷させること、
等の課題が考えられる。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は三本の
明確な棧峠ラインが形成されること、雨水を拡流させる
拡流帯域を形成すること、又は屋根地と瓦棧に安定的な
葺き上げを図ること、等を目的に下記の構成を採用す
る。
明確な棧峠ラインが形成されること、雨水を拡流させる
拡流帯域を形成すること、又は屋根地と瓦棧に安定的な
葺き上げを図ること、等を目的に下記の構成を採用す
る。
【0005】即ち、葺き合わせ時に三本の棧峠ラインが
形成される平瓦は、棧側に三本の棧峠ラインが形成され
る山形状の膨出部、並びに尻側の棧側隅部にきき幅調整
用の肉薄重ね下舌、及び頭側の差込み側隅部にきき幅調
整用の肉薄重ね上舌を、それぞれ形成してなる平瓦本体
であって、この平瓦本体の表面には、その谷部に尻側か
ら頭側に向かった水平表面帯域を、またその表面に設け
た山形状の膨出部の頭側端部に削面と同山形状の膨出部
の尻側端部に嵌合凹部を、更にその表面の尻側と差込み
側に亘る倒L字形の水返し突条をそれぞれ設け、また前
記平瓦本体の裏面には、その山形状の膨出対応凹部、及
び谷部の水平裏面帯域に載せ台脚当部を、またその尻側
に引掛けを、更にその裏面の頭側から棧側に亘るL字形
の水返し突条を設け、てなる構成である。
形成される平瓦は、棧側に三本の棧峠ラインが形成され
る山形状の膨出部、並びに尻側の棧側隅部にきき幅調整
用の肉薄重ね下舌、及び頭側の差込み側隅部にきき幅調
整用の肉薄重ね上舌を、それぞれ形成してなる平瓦本体
であって、この平瓦本体の表面には、その谷部に尻側か
ら頭側に向かった水平表面帯域を、またその表面に設け
た山形状の膨出部の頭側端部に削面と同山形状の膨出部
の尻側端部に嵌合凹部を、更にその表面の尻側と差込み
側に亘る倒L字形の水返し突条をそれぞれ設け、また前
記平瓦本体の裏面には、その山形状の膨出対応凹部、及
び谷部の水平裏面帯域に載せ台脚当部を、またその尻側
に引掛けを、更にその裏面の頭側から棧側に亘るL字形
の水返し突条を設け、てなる構成である。
【0006】また三本の棧峠ラインが形成される軒先平
瓦は、棧側に三本の棧峠ラインが形成される山形状の膨
出部、並びに尻側の棧側隅部にきき幅調整用の肉薄重ね
下舌、及び頭側に万十と前垂れとを、それぞれ形成して
なる軒先平瓦本体であって、この平瓦本体の表面には、
その谷部に尻側から頭側に向かった水平表面帯域を、ま
たその表面に設けた山形状の膨出部の頭側端部に削面と
同山形状の膨出部の尻側端部に嵌合凹部を、更にその表
面の尻側と差込み側に亘る倒L字形の水返し突条をそれ
ぞれ設け、また前記平瓦本体の裏面に広小舞安定部を、
またその裏面の尻側に引掛けを、更にその裏面の棧側に
一文字状の水返し突条をそれぞれ設け、てなる構成であ
る。
瓦は、棧側に三本の棧峠ラインが形成される山形状の膨
出部、並びに尻側の棧側隅部にきき幅調整用の肉薄重ね
下舌、及び頭側に万十と前垂れとを、それぞれ形成して
なる軒先平瓦本体であって、この平瓦本体の表面には、
その谷部に尻側から頭側に向かった水平表面帯域を、ま
たその表面に設けた山形状の膨出部の頭側端部に削面と
同山形状の膨出部の尻側端部に嵌合凹部を、更にその表
面の尻側と差込み側に亘る倒L字形の水返し突条をそれ
ぞれ設け、また前記平瓦本体の裏面に広小舞安定部を、
またその裏面の尻側に引掛けを、更にその裏面の棧側に
一文字状の水返し突条をそれぞれ設け、てなる構成であ
る。
【0007】
【作用】次に、本発明の作用(葺き合わせ)を説明す
る。先ず、屋根地の軒先に施設した広小舞の上に、軒先
平瓦Aの広小舞安定部を当接し、かつその尻側裏面に設
けた引掛けを瓦棧に掛け、しかも当該瓦棧に軒先平瓦A
の裏面に設けた瓦棧安定面を当接する(葺土の場合も有
り得る。以下同じ、)。その後、当該軒先平瓦Aの棧側
に次の軒先平瓦Bの棧峠、即ち、山形状の膨出部を覆せ
る(即ち、かぶせ葺き施工である。この施工に限定され
ない。以下同じ)。その際、軒先平瓦Aの葺き合わせ切
欠部が、軒先平瓦Bの山形状の膨出部対応凹部(山形状
の膨出部の裏面)に衝止し、当該軒先平瓦Aの棧側を押
圧する構成となっている。このように葺かれた軒先平瓦
Bには同様にして、更に次の軒先平瓦Cが葺かれる。以
上の操作及び手順を介して、原則として、軒先平瓦A、
B、C、・・・・・・(以下、単にA、B、Cとす
る。)が順次葺かれ、これによって、軒先平瓦A、B、
Cのすべてが施工され、かつ場合によりきき幅調整がさ
れる。尚、軒先平瓦A、B、Cの山形状の膨出部の頭側
端面には削面が設けられていることから、例えば、雪の
降下(落下)を促し、積雪による軒先平瓦への荷重及び
破損(主として、万十の破損)を回避する。
る。先ず、屋根地の軒先に施設した広小舞の上に、軒先
平瓦Aの広小舞安定部を当接し、かつその尻側裏面に設
けた引掛けを瓦棧に掛け、しかも当該瓦棧に軒先平瓦A
の裏面に設けた瓦棧安定面を当接する(葺土の場合も有
り得る。以下同じ、)。その後、当該軒先平瓦Aの棧側
に次の軒先平瓦Bの棧峠、即ち、山形状の膨出部を覆せ
る(即ち、かぶせ葺き施工である。この施工に限定され
ない。以下同じ)。その際、軒先平瓦Aの葺き合わせ切
欠部が、軒先平瓦Bの山形状の膨出部対応凹部(山形状
の膨出部の裏面)に衝止し、当該軒先平瓦Aの棧側を押
圧する構成となっている。このように葺かれた軒先平瓦
Bには同様にして、更に次の軒先平瓦Cが葺かれる。以
上の操作及び手順を介して、原則として、軒先平瓦A、
B、C、・・・・・・(以下、単にA、B、Cとす
る。)が順次葺かれ、これによって、軒先平瓦A、B、
Cのすべてが施工され、かつ場合によりきき幅調整がさ
れる。尚、軒先平瓦A、B、Cの山形状の膨出部の頭側
端面には削面が設けられていることから、例えば、雪の
降下(落下)を促し、積雪による軒先平瓦への荷重及び
破損(主として、万十の破損)を回避する。
【0008】その後、軒先平瓦A、B、Cのいずれか、
例えば、軒先平瓦Aの屋根の棟方向(上方向とする。)
に平瓦Dを施工するが、この際、当該平瓦Dの頭側裏面
の水返し突条を、前記軒先平瓦の山形状の膨出部の尻側
端部に設けた嵌合凹部に嵌合し、かつ尻側裏面に設けた
引掛けを瓦棧に掛け、しかも当該平瓦D裏面で、かつ尻
側に設けた帯状の瓦棧安定面を前記瓦棧に当接する(葺
土の場合も有り得る。以下同じ)。尚、瓦棧安定面は尻
側に深く頭側に向かって浅くなる帯状平面となってい
る。また釘孔に釘を挿入、打ち込む。そして、これら作
業により、最初の平瓦Dが施工される。続いて次の平瓦
Eを施工するが、この際、当該平瓦Eの引掛けを瓦棧に
引掛けるとともに、当該平瓦Eの頭側裏面の水返し突条
を、前記平瓦Dの山形状の膨出部の尻側端部に設けた嵌
合凹部に嵌合し、かつ当該平瓦Eの裏面の尻側に設けた
帯状の瓦棧安定面を前記瓦棧に当接する。尚、瓦棧安定
面は尻側に深く頭側に向かって浅くなる帯状平面となっ
ている。また釘孔に釘を挿入、打ち込む。そして、これ
ら作業により、次の平瓦Eが施工される。以上で説明し
た平瓦Eの施工を、図示しない次の平瓦につき順次上方
向になすことにより、当該一連の平瓦D、E、・・・・
・・が施工される。
例えば、軒先平瓦Aの屋根の棟方向(上方向とする。)
に平瓦Dを施工するが、この際、当該平瓦Dの頭側裏面
の水返し突条を、前記軒先平瓦の山形状の膨出部の尻側
端部に設けた嵌合凹部に嵌合し、かつ尻側裏面に設けた
引掛けを瓦棧に掛け、しかも当該平瓦D裏面で、かつ尻
側に設けた帯状の瓦棧安定面を前記瓦棧に当接する(葺
土の場合も有り得る。以下同じ)。尚、瓦棧安定面は尻
側に深く頭側に向かって浅くなる帯状平面となってい
る。また釘孔に釘を挿入、打ち込む。そして、これら作
業により、最初の平瓦Dが施工される。続いて次の平瓦
Eを施工するが、この際、当該平瓦Eの引掛けを瓦棧に
引掛けるとともに、当該平瓦Eの頭側裏面の水返し突条
を、前記平瓦Dの山形状の膨出部の尻側端部に設けた嵌
合凹部に嵌合し、かつ当該平瓦Eの裏面の尻側に設けた
帯状の瓦棧安定面を前記瓦棧に当接する。尚、瓦棧安定
面は尻側に深く頭側に向かって浅くなる帯状平面となっ
ている。また釘孔に釘を挿入、打ち込む。そして、これ
ら作業により、次の平瓦Eが施工される。以上で説明し
た平瓦Eの施工を、図示しない次の平瓦につき順次上方
向になすことにより、当該一連の平瓦D、E、・・・・
・・が施工される。
【0009】その後、前記一連の平瓦D、E、・・・・
・・に隣接する一連の次の平瓦F、G、・・・・・・を
順次かぶせ葺き施工(即ち、かぶせ葺き施工である。こ
の施工に限定されない。以下同じ)するが、この際、先
ず最初の平瓦Fの引掛けを瓦棧に引掛けるとともに、当
該平瓦Fの頭側裏面の水返し突条を、前記軒先平瓦Bの
山形状の膨出部の尻側端部に設けた嵌合凹部に嵌合し、
かつ当該棧側を既に葺かれた平瓦Dの差込み側にかぶせ
葺きするとともに、当該平瓦Fの裏面で、かつ尻側に設
けた帯状の瓦棧安定面を前記瓦棧に当接する。尚、瓦棧
安定面は尻側に深く頭側に向かって浅くなる帯状平面と
なっている。また、当施工のかぶせ葺きの場合は、当該
平瓦Fの尻側に設けた肉薄重ね下舌と、既に葺かれた平
瓦Eの頭側に設けた肉薄重ね上舌との間できき幅調整が
され、かつ前記かぶせ葺き寸法を調整する。そして、こ
のきき幅及びかぶせ葺き寸法が調整された処で、当該平
瓦Fを釘止めする。これらの作業により、一連の次の最
初の平瓦Gが施工される。続いて当該一連の次の平瓦G
をかぶせ葺き施工するが、この際、当該平瓦Gを引掛け
を瓦棧に引掛けるとともに、当該平瓦Gの頭側裏面の水
返し突条を、前記平瓦Fの山形状の膨出部の尻側端部に
設けた嵌合凹部に嵌合し、かつ当該棧側を既に葺かれた
平瓦Eの差込み側にかぶせ葺きするとともに、当該平瓦
Gの裏面で、かつ尻側に設けた帯状の瓦棧安定面を前記
瓦棧に当接する。尚、瓦棧安定面は尻側に深く頭側に向
かって浅くなる帯状平面となっている。そして、当該施
工のかぶせ葺きの場合は、当該平瓦Gの尻側に設けた肉
薄重ね下舌と、既に葺かれた平瓦(図示せず)の頭側に
設けた肉薄重ね上舌との間できき幅調整がされ、かつ前
記かぶせ葺き寸法を調整する。そして、このきき幅及び
かぶせ葺き寸法が調整された処で、当該平瓦Gを釘止め
する。これらの作業を繰り返して当該一連の次の平瓦
F、G、・・・・・・が施工される。
・・に隣接する一連の次の平瓦F、G、・・・・・・を
順次かぶせ葺き施工(即ち、かぶせ葺き施工である。こ
の施工に限定されない。以下同じ)するが、この際、先
ず最初の平瓦Fの引掛けを瓦棧に引掛けるとともに、当
該平瓦Fの頭側裏面の水返し突条を、前記軒先平瓦Bの
山形状の膨出部の尻側端部に設けた嵌合凹部に嵌合し、
かつ当該棧側を既に葺かれた平瓦Dの差込み側にかぶせ
葺きするとともに、当該平瓦Fの裏面で、かつ尻側に設
けた帯状の瓦棧安定面を前記瓦棧に当接する。尚、瓦棧
安定面は尻側に深く頭側に向かって浅くなる帯状平面と
なっている。また、当施工のかぶせ葺きの場合は、当該
平瓦Fの尻側に設けた肉薄重ね下舌と、既に葺かれた平
瓦Eの頭側に設けた肉薄重ね上舌との間できき幅調整が
され、かつ前記かぶせ葺き寸法を調整する。そして、こ
のきき幅及びかぶせ葺き寸法が調整された処で、当該平
瓦Fを釘止めする。これらの作業により、一連の次の最
初の平瓦Gが施工される。続いて当該一連の次の平瓦G
をかぶせ葺き施工するが、この際、当該平瓦Gを引掛け
を瓦棧に引掛けるとともに、当該平瓦Gの頭側裏面の水
返し突条を、前記平瓦Fの山形状の膨出部の尻側端部に
設けた嵌合凹部に嵌合し、かつ当該棧側を既に葺かれた
平瓦Eの差込み側にかぶせ葺きするとともに、当該平瓦
Gの裏面で、かつ尻側に設けた帯状の瓦棧安定面を前記
瓦棧に当接する。尚、瓦棧安定面は尻側に深く頭側に向
かって浅くなる帯状平面となっている。そして、当該施
工のかぶせ葺きの場合は、当該平瓦Gの尻側に設けた肉
薄重ね下舌と、既に葺かれた平瓦(図示せず)の頭側に
設けた肉薄重ね上舌との間できき幅調整がされ、かつ前
記かぶせ葺き寸法を調整する。そして、このきき幅及び
かぶせ葺き寸法が調整された処で、当該平瓦Gを釘止め
する。これらの作業を繰り返して当該一連の次の平瓦
F、G、・・・・・・が施工される。
【0010】その後は、棟方向と同方向に向かって、順
次一連の平瓦が順次施工された後、棟瓦を葺き上げる。
尚、図示の如く、山形状の膨出部の頭側端面は削面とさ
れていることから、風の抵抗を少なくすること、及び瓦
のめくれ防止を図ること、並びに頭側の全体に同じ立上
り壁面とすること、等を目的にしている。
次一連の平瓦が順次施工された後、棟瓦を葺き上げる。
尚、図示の如く、山形状の膨出部の頭側端面は削面とさ
れていることから、風の抵抗を少なくすること、及び瓦
のめくれ防止を図ること、並びに頭側の全体に同じ立上
り壁面とすること、等を目的にしている。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。先ず、平瓦につき説明すると、1は棧側2に三
本の棧峠ラインを形成する山形状の膨出部8、並びに尻
側3と棧側2との隅部にきき幅調整用の肉薄重ね下舌
6、及び差込み側4と頭側5との隅部にきき幅調整用の
重ね上舌7を、それぞれ形成した平瓦本体であり、この
平瓦本体1の表面111で、かつ谷部111aには水平
表面帯域9が形成されており、この水平表面帯域9は平
瓦本体1の表面111の主として谷部111aを流下す
る雨水を分流し、樋(図示せず)への集中流下を防止し
ている。また山形状の膨出部8の頭側端面511には削
面10、又尻側端部512には嵌合凹部11がそれぞれ
設けられている。図中12は釘孔を示す。また13は尻
側3か差込み側4に亘って設けた倒L字形の水返し突条
である。そして、図示の如く、平瓦ライン(谷部ライ
ン)は谷部111aの両面側において、尻側3から頭側
5に向かって設けられているとともに、山形状の膨出部
8は頭側5より尻側3に向かってやや幅狭となってい
る。
明する。先ず、平瓦につき説明すると、1は棧側2に三
本の棧峠ラインを形成する山形状の膨出部8、並びに尻
側3と棧側2との隅部にきき幅調整用の肉薄重ね下舌
6、及び差込み側4と頭側5との隅部にきき幅調整用の
重ね上舌7を、それぞれ形成した平瓦本体であり、この
平瓦本体1の表面111で、かつ谷部111aには水平
表面帯域9が形成されており、この水平表面帯域9は平
瓦本体1の表面111の主として谷部111aを流下す
る雨水を分流し、樋(図示せず)への集中流下を防止し
ている。また山形状の膨出部8の頭側端面511には削
面10、又尻側端部512には嵌合凹部11がそれぞれ
設けられている。図中12は釘孔を示す。また13は尻
側3か差込み側4に亘って設けた倒L字形の水返し突条
である。そして、図示の如く、平瓦ライン(谷部ライ
ン)は谷部111aの両面側において、尻側3から頭側
5に向かって設けられているとともに、山形状の膨出部
8は頭側5より尻側3に向かってやや幅狭となってい
る。
【0012】一方、平瓦本体1の裏面121で、かつ谷
部121aには水平裏面帯域20及び平干しライン(平
干しパレット)の載せ台Hの載せ台脚H1が当接される
膨出状の載せ台脚当部21が、またその尻側3には引掛
け22と、この引掛け22から頭側5に到り、かつ平瓦
のきき幅方向に向かう瓦棧安定面23が、更にその頭側
5には、前記表面111の水返し突条13当接用の凹部
24が、又同裏面121で、かつ山形状の膨出部対応凹
部121bには載せ台脚H1が当接され、かつきき足方
向に向かう凸凹状の載せ台安定突条25及び載せ台脚当
部25a(但し、当該載せ台脚当部25aの凹条は、平
瓦D、E等の結束時、山形状の膨出部8の山部が当接さ
れる。)が、また前記山形状の膨出部対応凹部121の
差込み側4端部には結束時の山形状の膨出部8の内山裾
部が当接され、かつきき足方向に向かう結束凹条26
が、更に同裏面121で、かつ頭側5から棧側2に亘っ
てL字形の水返し突条27が、それぞれ設けられてい
る。尚、28は結束用の結束安定突条で、同裏面121
の差込み側4で平瓦のきき足方向に向かって設けられて
いる。また29は焼成用金櫛Iが係止される凹部で、同
裏面121で、かつ肉薄重ね上舌7の下方(尻側3)に
向かって縦設されている。
部121aには水平裏面帯域20及び平干しライン(平
干しパレット)の載せ台Hの載せ台脚H1が当接される
膨出状の載せ台脚当部21が、またその尻側3には引掛
け22と、この引掛け22から頭側5に到り、かつ平瓦
のきき幅方向に向かう瓦棧安定面23が、更にその頭側
5には、前記表面111の水返し突条13当接用の凹部
24が、又同裏面121で、かつ山形状の膨出部対応凹
部121bには載せ台脚H1が当接され、かつきき足方
向に向かう凸凹状の載せ台安定突条25及び載せ台脚当
部25a(但し、当該載せ台脚当部25aの凹条は、平
瓦D、E等の結束時、山形状の膨出部8の山部が当接さ
れる。)が、また前記山形状の膨出部対応凹部121の
差込み側4端部には結束時の山形状の膨出部8の内山裾
部が当接され、かつきき足方向に向かう結束凹条26
が、更に同裏面121で、かつ頭側5から棧側2に亘っ
てL字形の水返し突条27が、それぞれ設けられてい
る。尚、28は結束用の結束安定突条で、同裏面121
の差込み側4で平瓦のきき足方向に向かって設けられて
いる。また29は焼成用金櫛Iが係止される凹部で、同
裏面121で、かつ肉薄重ね上舌7の下方(尻側3)に
向かって縦設されている。
【0013】そして、図中30が平瓦本体1の尻側3と
棧側2との隅部に設けた葺合切欠、31は同頭側5と差
込み側4との隅部に設けた葺合切欠をそれぞれ示す。ま
た32は山形状の膨出部8の内山裾部と平瓦本体1の連
設部に設けた肉盛み部で、当該当該肉盛み部32は該部
の補強を主目的とする。尚図4の如く、葺合切欠30、
31に設けた肉薄重ね上下舌7、6の重ね合せを介し
て、僅かであるがきき幅調整ができる構造となってい
る。
棧側2との隅部に設けた葺合切欠、31は同頭側5と差
込み側4との隅部に設けた葺合切欠をそれぞれ示す。ま
た32は山形状の膨出部8の内山裾部と平瓦本体1の連
設部に設けた肉盛み部で、当該当該肉盛み部32は該部
の補強を主目的とする。尚図4の如く、葺合切欠30、
31に設けた肉薄重ね上下舌7、6の重ね合せを介し
て、僅かであるがきき幅調整ができる構造となってい
る。
【0014】次に、軒先平瓦につき説明すると(尚、同
一機能を有する部辺は同じ番号を使用する。)、40は
棧側2に三本の三峠ラインを形成する山形状の膨出部
8、並びに頭側5に前垂れ41及び万十42、及び頭側
5と差込み側4との隅部には、葺き合わせ切欠部43
を、それぞれ形成した軒先平瓦本体で、この軒先平瓦本
体40の表面111で、かつ谷部111aには雨水分流
を図る水平表面帯域9が形成されている。また山形状の
膨出部8には嵌合凹部11がそれぞれ設けられている。
図中13は尻側3か差込み側4に亘って設けた倒L字形
の水返し突条である。
一機能を有する部辺は同じ番号を使用する。)、40は
棧側2に三本の三峠ラインを形成する山形状の膨出部
8、並びに頭側5に前垂れ41及び万十42、及び頭側
5と差込み側4との隅部には、葺き合わせ切欠部43
を、それぞれ形成した軒先平瓦本体で、この軒先平瓦本
体40の表面111で、かつ谷部111aには雨水分流
を図る水平表面帯域9が形成されている。また山形状の
膨出部8には嵌合凹部11がそれぞれ設けられている。
図中13は尻側3か差込み側4に亘って設けた倒L字形
の水返し突条である。
【0015】一方、軒先平瓦本体40の裏面121で、
かつ谷部121aには広小舞安定部201が、また同裏
面121で、かつ山形状の膨出部対応凹部121bには
凸凹状の載せ台安定突条25及び載せ台脚当部25a
が、更に同裏面121で、かつ棧側21には一文字状の
水返し突条44が、それぞれ設けられている。尚、前記
万十42の表面には、軒先平瓦本体40の棧峠ライン、
その他谷部ラインに相応する流れラインが形成されてい
る。
かつ谷部121aには広小舞安定部201が、また同裏
面121で、かつ山形状の膨出部対応凹部121bには
凸凹状の載せ台安定突条25及び載せ台脚当部25a
が、更に同裏面121で、かつ棧側21には一文字状の
水返し突条44が、それぞれ設けられている。尚、前記
万十42の表面には、軒先平瓦本体40の棧峠ライン、
その他谷部ラインに相応する流れラインが形成されてい
る。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上で詳述した如く、棧側に
三本の棧峠ラインが形成される山形状の膨出部と、水平
表面帯域を形成する谷部とを介して、棧峠ライン及び谷
部ラインが形成される構成であるので、当該平瓦、軒先
平瓦を葺き上げることにより、屋根の流れ方向に明確な
ラインが形成される効果、及び太陽光線による美しい陰
陽模様が楽しめる美的効果がある。また今までにないラ
イン感覚の屋根が構築される。更に谷部に水平表面帯域
を形成してあり、雨水の分流効果と、樋に対する雨水流
下の衝撃を軽減できる効果がある。
三本の棧峠ラインが形成される山形状の膨出部と、水平
表面帯域を形成する谷部とを介して、棧峠ライン及び谷
部ラインが形成される構成であるので、当該平瓦、軒先
平瓦を葺き上げることにより、屋根の流れ方向に明確な
ラインが形成される効果、及び太陽光線による美しい陰
陽模様が楽しめる美的効果がある。また今までにないラ
イン感覚の屋根が構築される。更に谷部に水平表面帯域
を形成してあり、雨水の分流効果と、樋に対する雨水流
下の衝撃を軽減できる効果がある。
【0017】また本発明は、山形状の膨出部の頭側端面
に削面を形成したので、雪降し効果、雨水侵入防止効
果、並びに瓦めくれ防止効果等の多くの効果が達成され
る。又は葺き合わせ時の平瓦の立上り壁面の均一化が達
成され、大変有益である。
に削面を形成したので、雪降し効果、雨水侵入防止効
果、並びに瓦めくれ防止効果等の多くの効果が達成され
る。又は葺き合わせ時の平瓦の立上り壁面の均一化が達
成され、大変有益である。
【0018】更に本発明は裏面に水返し、結束安定突
条、結束凹条を設ける構成であり、結束の容易化、安定
化並びに簡略化等実用的に役立つ卓効がある。
条、結束凹条を設ける構成であり、結束の容易化、安定
化並びに簡略化等実用的に役立つ卓効がある。
【0019】その他平干しライン用の載せ台の活用及び
安定的設置、焼成用金櫛等の製造過程での利点、並びに
平瓦施工の容易性、耐風性、耐雨水等の向上が達成され
有益である。
安定的設置、焼成用金櫛等の製造過程での利点、並びに
平瓦施工の容易性、耐風性、耐雨水等の向上が達成され
有益である。
【図1】平瓦の表面視した斜視図である。
【図2】平瓦の裏面視した斜視図である。
【図3】平瓦の流れ方向の葺き合わ平面図である。
【図4】平瓦の斜め方向の葺き合わ平面図である。
【図5】平瓦と焼成用金櫛との関係を示す拡大正面図で
ある。
ある。
【図6】平瓦の結束状態を示す拡大正面図である。
【図7】載せ台と平瓦との関係を示した正面図である。
【図8】軒先平瓦の表面視した斜視図である。
【図9】軒先平瓦の裏面視した斜視図である。
【図10】葺き上げ状態の斜視図である。
1 平瓦 111 表面 111a 谷部 121 裏面 121a 谷部 121b 山形状の膨出部対応凹部 2 棧側 3 尻側 4 差込み側 5 頭側 511 頭側端面 512 尻側端部 6 肉薄重ね下舌 7 肉薄重ね上舌 8 山形状の膨出部 9 削面 10 削面 11 嵌合凹部 12 釘孔 13 水返し突条 20 水平裏面帯域 201 広小舞安定部 21 載せ台脚当部 22 引掛け 23 瓦棧安定面 24 凹部 25 載せ台安定突条 25a 載せ台脚当部 26 結束凹条 27 水返し突条 28 結束安定突条 29 凹部 30 葺合切欠 31 葺合切欠 32 肉盛み部 40 軒先平瓦本体 41 前垂れ 42 万十 43 葺き合せ切欠部 44 水返し突条 A 軒先平瓦 B 軒先平瓦 C 軒先平瓦 D 平瓦 E 平瓦 F 平瓦 G 平瓦 H 載せ台 H1 載せ台脚 I 焼成用金櫛
Claims (4)
- 【請求項1】 棧側に三本の棧峠ラインが形成される山
形状の膨出部、並びに尻側の棧側隅部にきき幅調整用の
肉薄重ね下舌、及び頭側の差込み側隅部にきき幅調整用
の肉薄重ね上舌を、それぞれ形成してなる平瓦本体であ
って、 この平瓦本体の表面には、その谷部に尻側から頭側に向
かった水平表面帯域を、またその表面に設けた山形状の
膨出部の頭側端部に削面を、更にその表面の尻側と差込
み側に亘る倒L字形の水返し突条をそれぞれ設け、 また前記平瓦本体の裏面には、その山形状の膨出対応凹
部、及びその裏面の頭側から棧側に亘るL字形の水返し
突条を設け、 てなる葺き合わせ時に三本の棧峠ラインが形成される平
瓦。 - 【請求項2】 棧側に三本の棧峠ラインが形成される山
形状の膨出部、並びに尻側の棧側隅部にきき幅調整用の
肉薄重ね下舌、及び頭側の差込み側隅部にきき幅調整用
の肉薄重ね上舌を、それぞれ形成してなる平瓦本体であ
って、 この平瓦本体の表面には、その谷部に尻側から頭側に向
かった水平表面帯域を、またその表面に設けた山形状の
膨出部の頭側端部に削面と同山形状の膨出部の尻側端部
に嵌合凹部を、更にその表面の尻側と差込み側に亘る倒
L字形の水返し突条をそれぞれ設け、 また前記平瓦本体の裏面には、その山形状の膨出対応凹
部、及び谷部の水平裏面帯域に載せ台脚当部を、またそ
の尻側に引掛けを、更にその裏面の頭側から棧側に亘る
L字形の水返し突条を設け、 てなる葺き合わせ時に三本の棧峠ラインが形成される平
瓦。 - 【請求項3】 棧側に三本の棧峠ラインが形成される山
形状の膨出部、並びに尻側の棧側隅部にきき幅調整用の
肉薄重ね下舌、及び頭側に万十と前垂れとを、それぞれ
形成してなる軒先平瓦本体であって、 この平瓦本体の表面には、その谷部に尻側から頭側に向
かった水平表面帯域を、またその表面に設けた山形状の
膨出部の頭側端部に削面を、更にその表面の尻側と差込
み側に亘る倒L字形の水返し突条をそれぞれ設け、 また前記平瓦本体の裏面の棧側に一文字状の水返し突条
を設け、 てなる葺き合わせ時に三本の棧峠ラインが形成される軒
先平瓦。 - 【請求項4】 棧側に三本の棧峠ラインが形成される山
形状の膨出部、並びに尻側の棧側隅部にきき幅調整用の
肉薄重ね下舌、及び頭側に万十と前垂れとを、それぞれ
形成してなる軒先平瓦本体であって、 この平瓦本体の表面には、その谷部に尻側から頭側に向
かった水平表面帯域を、またその表面に設けた山形状の
膨出部の頭側端部に削面と同山形状の膨出部の尻側端部
に嵌合凹部を、更にその表面の尻側と差込み側に亘る倒
L字形の水返し突条をそれぞれ設け、 また前記平瓦本体の裏面に広小舞安定部を、またその裏
面の尻側に引掛けを、更にその裏面の棧側に一文字状の
水返し突条をそれぞれ設け、 てなる葺き合わせ時に三本の棧峠ラインが形成される軒
先平瓦。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13562993A JPH06346556A (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | 葺き合わせ時に三本の棧峠ラインが形成される平瓦及び軒先平瓦 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13562993A JPH06346556A (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | 葺き合わせ時に三本の棧峠ラインが形成される平瓦及び軒先平瓦 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06346556A true JPH06346556A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=15156281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13562993A Pending JPH06346556A (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | 葺き合わせ時に三本の棧峠ラインが形成される平瓦及び軒先平瓦 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06346556A (ja) |
-
1993
- 1993-06-07 JP JP13562993A patent/JPH06346556A/ja active Pending
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