JPH06346512A - 大スパン構造物及びその構築方法 - Google Patents

大スパン構造物及びその構築方法

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JPH06346512A
JPH06346512A JP13962693A JP13962693A JPH06346512A JP H06346512 A JPH06346512 A JP H06346512A JP 13962693 A JP13962693 A JP 13962693A JP 13962693 A JP13962693 A JP 13962693A JP H06346512 A JPH06346512 A JP H06346512A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 張弦梁への張力導入を適正に行なうことがで
き、これによりリフトアップ作業を好ましく実施できる
と共に、構造物の構造安全性を十分に確保でき、さらに
は施工の安全性も向上させることができる大スパン構造
物及びその構築方法を提供する。 【構成】 平面四角形状の屋根架構2を地組みすると共
にその角部位置に主柱3を構築し、最後に屋根架構2を
リフトアップして主柱3に支持させるようにし、その際
の地組み作業を、屋根架構2の形状中心から主柱3が位
置する各角部に向かって放射方向に張弦大梁6を地組み
し、次いでこれら張弦大梁6によって区画された三角形
状屋根部8に張弦小梁9を地組みし、次いでこれら張弦
大梁6等に対して地上で屋根仕上工事を施工し、その後
これら張弦大梁6等の弦材5,8に地上で張力を導入す
るようにして、地組み作業によって屋根架構2を完全に
構築するようにし且つその完成の最終段階で弦材5,8
に張力を導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、張弦梁を利用した大ス
パン構造物及びその構築方法に係り、特に張弦梁への張
力導入を容易且つ適正に行なうことができ、これにより
リフトアップ作業の導入を可能として施工性を向上でき
ると共に、構造物の構造安全性を十分に確保でき、さら
には施工の安全性も向上させることができる大スパン構
造物及びその構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、張弦梁を利用した大スパン構造物
に関しては、種々の提案がなされている。例えば、張弦
梁におけるビームの柱に対する支承形態を、張力導入時
においてはローラ支承とし、かつ、張力導入後は完全な
ピン支承に切り替えることを企図した「張弦梁の施工方
法」(特開平1−250543号公報)や、放射形張弦
梁構造においてケーブルに張力を導入する際に、その効
果を低減させることがないようにした特有の構成に係る
「放射形張弦梁構造の張力導入方法」(特開平1−29
5942号公報)や、さらには、張力導入の適正化・施
工性の向上等を企図した「張弦梁屋根の張力導入方法」
(特開平3−93938号公報)が既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記提案はい
ずれも、張弦梁への張力の導入作業を、これら張弦梁を
柱上などの高所に支持させた後に実施するものであっ
た。このような手法にあっては、高所に支持させた後で
実施する張力の導入作業により柱と張弦梁との接合部に
相対変位が生じることを考慮して、張弦梁を高所に搭載
した時点では、仮止め状態としておき、弦材に張力を導
入した後で柱などに強固に固定することになる。また、
弦材に生ずる張力は、これが掛け渡された梁重量、即ち
梁に仕上材が施工されているか否か等で異なるため、仕
上材を後から施工する場合には張弦梁を高所に搭載する
際、仕上材の重量を考慮して若干導入張力値を小さめに
設定しておき、仕上材を施工した最終状態で適正な張力
値となるように配慮している。このように高所に搭載し
た後で張弦梁の弦材に張力を導入するという手法は、搭
載後に高所で種々の調整や多くの作業を行なう必要があ
って、施工性が良くないという問題があった。他方、弦
材の緊張によって架構に加わる応力が不均衡とならない
ように架構を分割構造とし、それぞれ独立に緊張力を導
入する方法も採られているが、これも分割部分を別々に
構築して順次に搭載していくものであるため、施工が煩
雑であった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、張弦梁への張力導入を容易且つ適正
に行なうことができ、これによりリフトアップ作業の導
入を可能として施工性を向上できると共に、構造物の構
造安全性を十分に確保でき、さらには施工の安全性も向
上させることができる大スパン構造物及びその構築方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る大スパン構造物の構築方法は、大ス
パン構造物の屋根部分を構成する、平面多角形状の屋根
架構を地組みすると共に、該屋根架構の角部位置それぞ
れに主柱を構築し、上記屋根架構の地組み作業は、多角
形状の該屋根架構の形状中心から上記主柱が位置する各
角部に向かって放射方向に、弦材を備える張弦大梁を地
組みし、次いで、これら張弦大梁によって区画された三
角形状屋根部に、弦材を備える張弦小梁を地組みし、次
いで、これら張弦大梁及び張弦小梁に対して地上で屋根
仕上工事を施工し、その後、これら張弦大梁及び張弦小
梁の弦材に地上で張力を導入する、上記手順で完了し、
最後に、上記屋根架構をリフトアップして上記主柱に支
持させるようにしたことを特徴とする。
【0006】また、前記屋根架構が平面2n角形状(n
≧2の自然数)であって、前記張弦大梁が該屋根架構の
形状中心を通る対角線方向に直線的に地組みされること
を特徴とする。
【0007】さらに、前記屋根架構の外周にこれに沿っ
て間隔を隔てて予め間柱を地組みし、該屋根架構のリフ
トアップに従ってこれら間柱を吊り上げて起立させるこ
とを特徴とする。
【0008】他方、本発明に係る大スパン構造物は、大
スパン構造物の屋根部分を構成する、平面多角形状の屋
根架構の角部位置それぞれに構築された主柱と、多角形
状の上記屋根架構の各辺に配設されたアーチ形状のトラ
ス梁、多角形状の該屋根架構の形状中心から上記主柱が
位置する各角部に向かって放射方向に配設された、弦材
を備えるアーチ形状の張弦大梁、これら張弦大梁によっ
て区画された三角形状屋根部をアーチ形状とすべく、該
張弦大梁と該トラス梁との間に配設された、弦材を備え
る張弦小梁、並びにこれら張弦大梁及び張弦小梁に対し
て設けられた屋根仕上材とからなり、これらトラス梁、
張弦大梁、張弦小梁及び屋根仕上材が地組みされ且つ該
弦材に地上で張力が導入され、リフトアップされて該主
柱に支持される屋根架構と、からなることを特徴とす
る。
【0009】また、前記屋根架構が平面四角形状であっ
て、前記張弦大梁が該屋根架構の対角線方向に直線的に
配設されたことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明方法の作用について述べると、大スパン
構造物の屋根部分を構成する、平面多角形状の屋根架構
を地組みすると共に、屋根架構の角部位置それぞれに主
柱を構築し、最後に、屋根架構をリフトアップして主柱
に支持させるようにし、その際の屋根架構の地組み作業
を、多角形状の屋根架構の形状中心から主柱が位置する
各角部に向かって放射方向に、弦材を備える張弦大梁を
地組みし、次いで、これら張弦大梁によって区画された
三角形状屋根部に、弦材を備える張弦小梁を地組みし、
次いで、これら張弦大梁及び張弦小梁に対して地上で屋
根仕上工事を施工し、その後、これら張弦大梁及び張弦
小梁の弦材に地上で張力を導入するようにして、地組み
作業によって屋根架構を完全に構築するようにし、且つ
屋根架構完成の最終段階で弦材に張力を導入するように
した。そして殊に、構造物の大骨となる部分に大型の張
弦大梁を用い、他方この張弦大梁に対して枝となる付加
的部分に小型の張弦小梁を採用するようにし、且つまた
この大骨となる張弦大梁を屋根架構に対して対角線方向
に配置して、この張弦大梁で屋根架構主要部の構造強度
を得るように構成しているので、張弦小梁での応力状態
をこの張弦大梁で良好に受容させることができ、弦材へ
の導入張力の設定・管理は殆どこの大型の張弦大梁を基
準として行なうことができる。従って地上で張力を導入
するにあたっても、この大型の張弦大梁にいかなる張力
を導入するかで決定することができて、他の多数の張弦
小梁が存在してもそれによる応力状態の複雑化、張力設
定の煩雑化を解決することができる。換言すれば、架構
構造上構造材を主材・従材に分け、主材である張弦大梁
に対して必要十分な張力導入を達成することで、張弦梁
の有する特性、即ち梁材に対して弦材の作用で梁材の応
力負担を軽減させることができるという性質を有効利用
して、従材となる張弦小梁の応力状態を大型の張弦大梁
で受容させるようにしたので、結果的に地上においても
適切な張力の導入を容易に確保することができる。ま
た、適正な張力の導入で屋根架構としては架構応力の安
定性を確保でき、構造強度も十分に得ることができてい
るので、リフトアップ作業も安全且つスムーズに実施す
ることができる。さらに、適正な張力の導入で構成でき
た屋根架構であるので、構造物としての強度・耐力を十
分に確保でき、構造安全性を確保することができる。さ
らには、屋根架構の全体を地組みによって完成すること
ができるので、高所作業を必要最小限とすることがで
き、施工の安全性も向上できる。
【0011】また、屋根架構の外周にこれに沿って間隔
を隔てて予め間柱を地組みし、屋根架構のリフトアップ
に従ってこれら間柱を吊り上げて起立させるようにした
ので、本来屋根架構の設置とは別途に地上から立ち上げ
て構築される屋根下の間柱を、屋根架構の構築及び設置
作業と同時に行なうことができて、施工性を向上するこ
とができる。
【0012】他方、本発明構造物にあっては、大スパン
構造物の屋根部分を構成する、平面多角形状の屋根架構
の角部位置それぞれに構築された主柱と、多角形状の屋
根架構の各辺に配設されたアーチ形状のトラス梁、多角
形状の屋根架構の形状中心から主柱が位置する各角部に
向かって放射方向に配設された、弦材を備えるアーチ形
状の張弦大梁、これら張弦大梁によって区画された三角
形状屋根部をアーチ形状とすべく、張弦大梁とトラス梁
との間に配設された、弦材を備える張弦小梁、並びにこ
れら張弦大梁及び張弦小梁に対して設けられた屋根仕上
材とからなり、これらトラス梁、張弦大梁、張弦小梁及
び屋根仕上材が地組みされ且つ弦材に地上で張力が導入
され、リフトアップされて主柱に支持される屋根架構
と、から構成されて、上記したように地上においても適
切な張力の導入を容易に確保することができる。従って
上述したように、リフトアップ作業の導入を可能として
施工性を向上できると共に、構造物の構造安全性を十分
に確保でき、さらには施工の安全性も向上させることが
できる。
【0013】また、屋根架構を平面四角形状として、張
弦大梁を屋根架構の対角線方向に直線的に配設すること
とすれば、さらに一般化して屋根架構を平面2n角形状
(n≧2の自然数)として、張弦大梁を屋根架構の形状
中心を通る対角線方向に直線的に配設することとすれ
ば、この対角線方向で且つ直線的な張弦大梁によって強
固、且つ安定性の高い大スパン構造物を構成することが
できる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の好適な実施例を添付図面に
基づき詳述する。図1には、本発明に係る大スパン構造
物の一実施例が示されており、例えば1辺が100〜1
50m程度の構造物1に適用したものである。この構造
物1は、平面多角形状に形成されて当該構造物1の屋根
部分を構成する屋根架構2と、屋根架構2の各角度部位
置それぞれに立設される主柱3とから主に構成される。
本実施例では、屋根架構2は平面四角形状に形成され、
主柱3はその4隅に4本構築されている。この主柱3
は、鉄骨材によってトラス構造で構成されている。
【0015】他方、屋根架構2は主に、四角形状の当該
屋根架構2の各辺に配設されたアーチ形状のトラス梁4
と、屋根架構2の形状中心(中央部)から主柱3が位置
する各角部に向かって放射方向に配設された、PC鋼材
などからなる弦材5を備えるアーチ形状の張弦大梁6
と、これら張弦大梁6によって区画された三角形状屋根
部7をアーチ形状とすべく、張弦大梁6とトラス梁4と
の間に配設された、PC鋼材などからなる弦材8を備え
る張弦小梁9と、これら張弦大梁6及び張弦小梁9に対
して設けられた、図示しない屋根仕上材とから構成され
る。
【0016】さらに詳述すると、屋根架構2が平面四角
形状であることから、この屋根架構2は4つの角部と4
つの辺を備えており、当該形状に対応する対角線として
は、形状中心で互いに交差しつつ角部相互間を繋ぐもの
が一対存在し、これら対角線に沿って主柱3間に一対の
張弦大梁6が平面視して直線的に配設されている。これ
ら張弦大梁6は、屋根架構2の大骨として機能し構造強
度上屋根架構2の主体となるもので、鉄骨材で構成され
る左右一対の梁材10と、これら梁材10それぞれから
下方に垂下された複数の束材11と、これら束材11の
下端に掛けられつつ梁材10の両端間に渡って張設され
る弦材5とから構成される。本実施例の梁材10は、張
弦大梁6がアーチ状をなすことから、上方に湾曲させて
形成されており、束材11は梁材10の中央部で長く両
端部側で短く形成されていて、弦材5は梁材10の両端
部側で浅く、中央部で深く位置するように配索されてい
る。また、梁材10相互間には、トラス形式で複数の連
結材12が掛け渡されている。そして殊に、これら一対
の張弦大梁6相互は、屋根の形状中心部分、即ち屋根架
構2の中央で一体的に結合されて構成されている。そし
てこの張弦大梁6にあっては、弦材5に張力が導入され
ることで、張弦梁特有の応力制御及び変形制御が行われ
るようになっている。特にこの張弦大梁6は、上述のよ
うに屋根架構2の主体を構成する構造体として機能させ
るようにしているので、後述する張弦小梁9における応
力状態の影響を受容させてこれを負担させることがで
き、屋根架構2全体からみた導入張力の調整に関して、
当該張弦大梁6に必要且つ十分な張力導入の設定を行な
うことで、屋根架構2として十分な構造強度を確保する
ことができる。
【0017】このように構成された張弦大梁6が、主柱
3の上端間に屋根架構2の対角線方向に掛け渡されて支
持されることになる。この支持構造は、張弦大梁2の両
端部に強固な鉄骨構造の出隅部13が形成され、この出
隅部13を主柱3の上端にピン支承させることで構成さ
れる。これにより屋根架構2全体は、力学的に閉鎖した
形態で、主柱3上端の4点で支持されることになり、従
って、主柱3の不同沈下によっても屋根架構2の応力状
態が影響を受けることはなく、地盤沈下に対するジャッ
キアップ作業も極めて容易に行なうことができるという
利点がある。
【0018】また、屋根架構2の大骨となる張弦大梁6
を、平面四角形状の対角線方向に平面視して直線的に掛
け渡して配設していることから、構造力学的に効率が良
くむだのない強度を屋根架構2に付与することができ、
強固且つ安定性の高い大スパン構造物を構成することが
できる。このことは一般化することができ、屋根架構2
を平面2n角形状(n≧2の自然数)とし、張弦大梁6
が屋根架構2の形状中心を通る対角線方向に直線的に配
設することによって、同様の効果を確保することができ
る。
【0019】このようにして屋根架構2の対角線方向に
配設された張弦大梁6に対し、屋根架構2の各辺部分に
は、張弦大梁6の端部相互を屋根架構2の外周方向に沿
って連結するアーチ形状のトラス梁4が配設される。こ
のトラス梁4は全体が鉄骨材で構成され、張弦大梁6と
同様に中央部が高く両端部で低くなる上方に湾曲された
アーチ形状に形成され、その中央部高さは張弦大梁6の
中央部とほぼ同一高さに設定されている。
【0020】そしてこれら張弦大梁6及びトラス梁4で
取り囲まれた4つの三角形状の屋根部7それぞれには、
屋根架構2において張弦大梁6に対し枝となる張弦小梁
9と補助材14とが多数配設される。具体的に説明する
と、張弦大梁6とトラス梁4との間には、屋根架構2の
各辺に平行に縦横に多数の張弦小梁9と補助材14とが
掛け渡される。張弦小梁9はトラス梁4と直交する方向
に並設され、また補助材14は張弦小梁9を互いに連結
すべくトラス梁4と平行に並設されている。張弦小梁9
は張弦大梁6と同様に、梁材15と束材16と弦材8と
から構成されている。殊にこの張弦小梁9は、中央部か
ら両端部に向かって順次低くなるアーチ状に形成された
張弦大梁6及びトラス梁5間に水平に掛け渡されるよう
に、隣接する張弦小梁9相互の関係では、屋根架構2の
中央から外方に向かって順次低くなるように取付け高さ
位置が設定されている。従って、これら張弦小梁9の梁
材15相互を連結する補助材14は、トラス梁4のアー
チ形状とほぼ同一の曲率で張弦大梁6間に張弦小梁9相
互を連結すべくアーチ状に掛け渡される。従って、この
三角形状屋根部7は、トラス梁4の有する曲率の曲面が
屋根架構2の中央まで連続されて、いわゆるカマボコ形
状に形成されている。このようにして構築された三角形
状屋根部7は、小型の張弦小梁9や補助材14という構
成によって極めて軽量な構造となっている。そしてこの
ようにして張弦大梁6、トラス梁4及び張弦小梁9から
主に形成された屋根架構2の表面には、屋根仕上材が施
工されて屋根が形成される。
【0021】ところで、当該屋根架構2は、後述する構
築方法でも明らかなように、これら張弦大梁6やトラス
梁4並びに張弦小梁9などの屋根架構構成部材がそれぞ
れ地組みされることはもちろんのこと、これら相互が互
いに接合されて屋根架構2全体が地組みされ、さらには
地上において屋根架構2の重量の影響を受けない状況で
弦材5,8に張力が導入されて構築される。このように
地組み作業で屋根架構2を完全に構築することで、弦材
5,8への張力の導入を適正化することができる。この
点をさらに詳述すると、従来にあっては、実際に高所に
設置してみなければ弦材に現実に加わる張力を的確に把
握することができず、従って適正な張力導入作業を行な
うことはできないという観点で構造物を構築するように
していた。この従来技術で特に問題となることは、殆ど
等価に機能する張弦梁を屋根架構全体に亘って多数配設
して架構を構成していたことにある。すなわち、このよ
うに等価に機能する張弦梁を多数配設して架構を構成す
ることは、それだけ張弦梁相互における応力関係が複雑
化し、応力状態は不確定となってそれに伴う応力計算も
複雑化し、実際に張力を導入するにあたっても、いずれ
を主材とし、いずれを従材として張力を調節することが
好ましいかを適切に判断することも困難であるために、
実際に設置してから適宜張力を加減しなければ張力を的
確に導入することはできなかった。これに対し本実施例
では、構造物1の大骨となる部分に大型の張弦大梁6を
用い、他方この張弦大梁6に対して枝となる付加的部分
に小型の張弦小梁9を採用するようにし、且つまたこの
大骨となる張弦大梁6を屋根架構2に対して対角線方向
に配置して、この張弦大梁6で屋根架構2主要部の構造
強度を得るように構成しているので、張弦小梁9での応
力状態をこの張弦大梁6で良好に受容させることがで
き、弦材5,8への導入張力の設定・管理は殆どこの大
型の張弦大梁6を基準として行なうことができる。従っ
て地上で張力を導入するにあたっても、この大型の張弦
大梁6にいかなる張力を導入するかで決定することがで
きて、他の多数の張弦小梁9が存在してもそれによる応
力状態の複雑化、張力設定の煩雑化を解決することがで
きる。換言すれば、架構構造上構造材を主材・従材に分
け、主材である張弦大梁6に対して必要十分な張力導入
を達成することで、張弦梁の有する特性、即ち梁材に対
して弦材の作用で梁材の応力負担を軽減させることがで
きるという性質を有効利用して、従材となる張弦小梁9
の応力状態を大型の張弦大梁6で受容させるようにした
ので、結果的に地上においても適切な張力の導入を確保
することができる。
【0022】従って、従来における、高所に支持させた
後で実施する張力の導入作業により柱と張弦梁との接合
部に相対変位が生じることを考慮して、張弦梁を高所に
搭載した時点では、仮止め状態としておき、弦材に張力
を導入した後で柱などに強固に固定するという高所にお
ける煩雑な作業を廃止することができる。また従来の、
弦材に生ずる張力は、これが掛け渡された梁重量、即ち
梁に仕上材が施工されているか否かで異なるため、張弦
梁を高所に搭載する際には仕上材の重量を考慮して若干
導入張力値を小さめに設定しておき、仕上材を施工した
最終状態で適正な張力値となるように配慮するという手
法についても、地上において屋根仕上材を施工してお
き、且つ屋根架構2全体の載架重量の設計値に基づい
て、張弦小梁9に設計上の張力を導入した上で、後は上
述したように張弦大梁6を基準に張力を導入するように
すれば良いので、張力設定に関わる煩雑な作業をなくす
ことができる。さらに従来の、弦材の緊張によって架構
に加わる応力が不均衡とならないように架構を分割構造
とし、それぞれ独立に緊張力を導入するなどの設計・施
工上の煩雑さも解決することができる。
【0023】そして、適正な張力の導入で屋根架構2と
しては架構応力の安定性を確保でき、構造強度も十分に
得ることができているので、後述するリフトアップ作業
も安全且つスムーズに実施することができる。さらに、
適正な張力の導入で構成できた屋根架構2であるので、
構造物としての強度・耐力を十分に得ることができ、構
造安全性を確保することができる。さらには、屋根架構
2の全体を地組みによって完成することができるので、
高所作業を必要最小限とすることができ、施工の安全性
も向上できる。
【0024】次に、構築方法について、図2から図5を
参照して説明する。図2に示すように敷地17内におい
て、構造物1の屋根部分を構成する、平面多角形状の屋
根架構2を地組みすると共に、屋根架構2の角部位置そ
れぞれに主柱3を構築する。この作業にあたっては、敷
地17内に張弦大梁6のアーチ形状に従って高さの異な
る構台18を間隔を隔てて立設すると共に、その外側に
主柱3を別途構築する。本実施例では、上述のように屋
根架構2が平面四角形状であるので、主柱3は4隅に構
築されると共に、上記構成の張弦大梁6は、地上におい
て屋根架構2の形状中心を通る対角線に沿って平面Xの
字状に構築されていく。この際、張弦大梁6の両端部の
出隅部13は中空で、主柱3を囲繞するように構築され
る。また、主柱3の上端には図6及び図7に示すよう
に、後述するリフトアップ作業に使用するセンターホー
ルジャッキ19を備えた制御室20が設置される。この
センターホールジャッキ19は、張弦大梁6の長手方向
と直交する方向に主柱3の上端から張り出された架台2
1の両端部にそれぞれ2台設けられ、そのロッド22が
張弦大梁6の端部にアンカーヘッド23を介して定着さ
れる。そして張弦大梁6、ひいては屋根架構2は、この
センターホールジャッキ19を起動することで、主柱3
を囲繞する出隅部13をガイドとしてリフトアップされ
るようになっている。この制御室20には、さらにリフ
トアップ作業中において張弦大梁6や張弦小梁9などに
取り付けたセンサなどからのデータが入力されて、リア
ルタイムで応力・変位・歪を計測し、計画値と合致して
いるか監視するための、図示しないコンピュータも設置
されている。
【0025】次に図3に示すように、張弦大梁6によっ
て区画された三角形状屋根部7に対して、上述した張弦
小梁9、トラス梁4及び補助材14を順次取り付けて当
該部分7を地上で構築していく。
【0026】このようにして屋根架構2の構築が完了し
たら、次に図4に示すように屋根仕上工事を施工する。
本実施例では、屋根仕上材として折板24を採用してい
る。この際、屋根裏の付属物の取付けも完全に完了して
おく。そして、屋根架構2に対する上記施工が全て完了
した後に、各張弦大梁6及び張弦小梁9の弦材5,8に
対して地上で張力を導入する。
【0027】最後に、図5に示すように、屋根架構2を
上記センターホールジャッキ19でリフトアップしてゆ
く。そして屋根架構2を主柱3上端に設置する際には、
屋根架構2の重量が各主柱3にスムーズに移行するよう
にジャッキ19をコンピュータ制御しながらジャッキダ
ウンさせ、その後ジャッキ19の張力を開放する。この
ようにして主柱3上に屋根架構2を設置した後には、構
台18や制御室20の撤去を行なうと共に、他方、外壁
仕上施工など残余の作業を実施する。
【0028】以上の本実施例によれば、大スパン構造物
1の屋根部分を構成する、平面四角形状の屋根架構2を
地組みすると共に、屋根架構2の角部位置それぞれに主
柱3を構築し、最後に、屋根架構2をリフトアップして
主柱3に支持させるようにし、その際の屋根架構の地組
み作業を、屋根架構2の形状中心から主柱3が位置する
各角部に向かって放射方向に、弦材5を備える張弦大梁
6を地組みし、次いで、これら張弦大梁6によって区画
された三角形状屋根部7に、弦材8を備える張弦小梁9
を地組みし、次いで、これら張弦大梁6及び張弦小梁9
に対して地上で屋根仕上工事を施工し、その後、これら
張弦大梁6及び張弦小梁9の弦材5,8に地上で張力を
導入するようにして、地組み作業によって屋根架構2を
完全に構築するようにし、且つ屋根架構2完成の最終段
階で弦材5,8に張力を導入するようにしたので、上記
の構造物1の説明で明らかにしたように、地上において
も適切な張力の導入を容易に確保することができる。従
って、リフトアップ作業の導入を可能として施工性を向
上できると共に、構造物1の構造安全性を十分に確保で
き、さらには施工の安全性も向上させることができる。
【0029】上記方法において、図2から図4に亘る地
組み作業の間にトラス梁4の部分に屋根架構2の外周に
沿って間隔を隔てて、屈伸自在な間柱25を地組みして
おけば、図8に示すように、屋根架構2のリフトアップ
に従ってこれら間柱25を吊り上げて起立させることが
でき、本来屋根架構2の設置とは別途に地上から立ち上
げて構築される屋根下の間柱25を屋根架構2の構築及
び設置作業と同時に行なうことができて、施工性を向上
することができる。
【0030】
【発明の効果】以上実施例で説明したように本発明によ
れば、構造物の大骨となる部分に大型の張弦大梁を用
い、他方この張弦大梁に対して枝となる付加的部分に小
型の張弦小梁を採用するようにし、且つまたこの大骨と
なる張弦大梁を屋根架構に対して対角線方向に配置し
て、この張弦大梁で屋根架構主要部の構造強度を得るよ
うに構成しているので、張弦小梁での応力状態をこの張
弦大梁で良好に受容させることができ、弦材への導入張
力の設定・管理は殆どこの大型の張弦大梁を基準として
行なうことができる。従って地上で張力を導入するにあ
たっても、この大型の張弦大梁にいかなる張力を導入す
るかで決定することができて、他の多数の張弦小梁が存
在してもそれによる応力状態の複雑化、張力設定の煩雑
化を解決することができる。従って、地上においても適
切な張力の導入を容易に確保することができる。また、
適正な張力の導入で屋根架構としては架構応力の安定性
を確保でき、構造強度も十分に得ることができているの
で、リフトアップ作業も安全且つスムーズに実施するこ
とができる。さらに、適正な張力の導入で構成できた屋
根架構であるので、構造物としての強度・耐力を十分に
確保でき、構造安全性を確保することができる。さらに
は、屋根架構の全体を地組みによって完成することがで
きるので、高所作業を必要最小限とすることができ、施
工の安全性も向上できる。
【0031】また、屋根架構の外周にこれに沿って間隔
を隔てて予め間柱を地組みし、屋根架構のリフトアップ
に従ってこれら間柱を吊り上げて起立させるようにした
ので、本来屋根架構の設置とは別途に地上から立ち上げ
て構築される屋根下の間柱を、屋根架構の構築及び設置
作業と同時に行なうことができて、施工性を向上するこ
とができる。
【0032】また、屋根架構を平面四角形状として、張
弦大梁を屋根架構の対角線方向に直線的に配設すること
とすれば、さらに一般化して屋根架構を平面2n角形状
(n≧2の自然数)として、張弦大梁を屋根架構の形状
中心を通る対角線方向に直線的に配設することとすれ
ば、この対角線方向で且つ直線的な張弦大梁によって強
固、且つ安定性の高い大スパン構造物を構成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る大スパン構造物の好適な一実施例
の斜視図である。
【図2】本発明に係る大スパン構造物の構築方法の好適
な一実施例の第1工程を説明する説明図である。
【図3】上記実施例の第2工程を説明する説明図であ
る。
【図4】上記実施例の第3工程を説明する説明図であ
る。
【図5】上記実施例の第4工程を説明する説明図であ
る。
【図6】上記実施例に採用されるリフトアップ機構のジ
ャッキの平面図である。
【図7】上記実施例に採用されるリフトアップ機構のジ
ャッキの側面図である。
【図8】本発明に係る大スパン構造物の構築方法の変形
例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 大スパン構造物 2 屋根架構 3 主柱 4 トラス梁 5 張弦大梁の弦材 6 張弦大梁 7 三角形状屋根部 8 張弦小梁の弦材 9 張弦小梁 24 折板 25 間柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04G 21/14 7228−2E

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大スパン構造物の屋根部分を構成する、
    平面多角形状の屋根架構を地組みすると共に、該屋根架
    構の角部位置それぞれに主柱を構築し、 上記屋根架構の地組み作業は、 多角形状の該屋根架構の形状中心から上記主柱が位置す
    る各角部に向かって放射方向に、弦材を備える張弦大梁
    を地組みし、 次いで、これら張弦大梁によって区画された三角形状屋
    根部に、弦材を備える張弦小梁を地組みし、 次いで、これら張弦大梁及び張弦小梁に対して地上で屋
    根仕上工事を施工し、 その後、これら張弦大梁及び張弦小梁の弦材に地上で張
    力を導入する、上記手順で完了し、 最後に、上記屋根架構をリフトアップして上記主柱に支
    持させるようにしたことを特徴とする大スパン構造物の
    構築方法。
  2. 【請求項2】 前記屋根架構が平面2n角形状(n≧2
    の自然数)であって、前記張弦大梁が該屋根架構の形状
    中心を通る対角線方向に直線的に地組みされることを特
    徴とする請求項1に記載の大スパン構造物の構築方法。
  3. 【請求項3】 前記屋根架構の外周にこれに沿って間隔
    を隔てて予め間柱を地組みし、該屋根架構のリフトアッ
    プに従ってこれら間柱を吊り上げて起立させることを特
    徴とする請求項1または2に記載の大スパン構造物の構
    築方法。
  4. 【請求項4】 大スパン構造物の屋根部分を構成する、
    平面多角形状の屋根架構の角部位置それぞれに構築され
    た主柱と、 多角形状の上記屋根架構の各辺に配設されたアーチ形状
    のトラス梁、多角形状の該屋根架構の形状中心から上記
    主柱が位置する各角部に向かって放射方向に配設され
    た、弦材を備えるアーチ形状の張弦大梁、これら張弦大
    梁によって区画された三角形状屋根部をアーチ形状とす
    べく、該張弦大梁と該トラス梁との間に配設された、弦
    材を備える張弦小梁、並びにこれら張弦大梁及び張弦小
    梁に対して設けられた屋根仕上材とからなり、これらト
    ラス梁、張弦大梁、張弦小梁及び屋根仕上材が地組みさ
    れ且つ該弦材に地上で張力が導入され、リフトアップさ
    れて該主柱に支持される屋根架構と、 からなることを特徴とする大スパン構造物。
  5. 【請求項5】 前記屋根架構が平面四角形状であって、
    前記張弦大梁が該屋根架構の対角線方向に直線的に配設
    されたことを特徴とする請求項4に記載の大スパン構造
    物。
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