JP2926147B2 - 躯体構築工法 - Google Patents

躯体構築工法

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JP2926147B2
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beams
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九州男 本田
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、構造物の構築時に用いて好適な躯体構築工
法に関する。
「従来の技術およびその課題」 従来は、大スパンの梁を各階で単独に荷重を負担させ
るため、各階とも大きな断面となる。
したがって、階高も大きくなり、架構全体の重量も大
きくなり結果的には躯体のみに限らず、仕上げおよび仮
設費もアップし、部材が大きくなることや階高が大きく
なることで全体のコストが高くなり、生産性が良くな
い。
また、トラス構造体を含む構造体の構築にあっては、
第3図に示すように、トラス構造体1の自重等によっ
て、破線2で示すように湾曲してしまうといった問題が
あった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであって、
構造物を構成する躯体の柱、梁等の各部材断面を細くし
得る躯体構築工法を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 本発明の躯体構築工法の第1の態様は、構造物を構成
する躯体において、躯体の上部位置に構築された上部ト
ラス構造体と、躯体の下部位置に構築された下部トラス
構造体との下弦材に予めプレストレスを与えて上方へ向
って凸状態に湾曲させ、前記上部トラス構造体の下弦材
から弦材を垂下し、この躯体の下方において弦材を枝分
かれさせて、それぞれの弦材の先端部を下部トラス構造
体の下弦材に接続し、各階の梁を前記弦材で支持しなが
ら構築していくことにより行うものである。
本発明の躯体構築工法の第2の態様は、構造物を構成
する躯体において、躯体の上部位置に構築された上部ト
ラス構造体の下弦材に予めプレストレスを与えて上方へ
向って凸状態に湾曲させ、当該上部トラス構造体の下弦
材から弦材を垂下し、この躯体の下方において弦材を枝
分かれさせて、それぞれの弦材の先端部を下部トラス構
造体の下弦材に接続し、この弦材に架設する梁の本数に
見合ったプレストレスを予め与えて、前記下部トラス構
造体を上方へ向って凸状態へ湾曲させ、各階の梁を前記
弦材で支持しながら構築していくことにより行うもので
ある。
「作用」 本発明の躯体構築工法は、トラス構造体は下弦材にプ
レストレスを与えておくことにより、該下弦材に圧縮力
がかかり、全体的に上方へ湾曲し、トラス構造体の全体
のたわみを制御するとともに、上弦材に生じる圧縮力を
減少させることができる。
なお、上部トラス構造体と、下部トラス構造体の下弦
端部のつなぎは緊張後の状態で寸法合わせする。この場
合、軸圧縮力によって部材長さが縮んだ長さになってい
る。したがって、完成後の荷重による材の伸び量よりも
小さく造ることで下弦材の引張力を減少させることがで
きる。
「実施例」 以下、本発明の躯体構築工法の実施例について図面を
参照して説明する。
第1図に示すように、本実施例の躯体構築工法により
地盤G上に躯体5を構築する場合は、構造物の上部位置
と下部位置にそれぞれ上部トラス構造体7と下部トラス
構造体8を配置する。
これらトラス構造体7、8は、それぞれ柱10…によっ
て支持されている。
そして、第2図中の破線で示すように、これら上部ト
ラス構造体7と下部トラス構造体8の下弦材7a、8aに予
めプレストレスを与えてトラス構造体全体を上方へ向っ
て凸状態に湾曲させる。
この後、上部トラス構造体7の下弦材7aから弦材20を
垂下し、この躯体5の下方において弦材20を枝分かれさ
せて、弦材20のそれぞれの先端部20a、20bを下部トラス
構造体8の下弦材8aに接続する。
そして、前記トラス構造体7、8の中間部に、複数本
の梁12、13、14、15を順次設けていく。
これら各梁12〜15は、梁の中間部に中間柱を設けるこ
となく、それぞれの梁が比較的大きいスパンを持つもの
である。
各階の梁12〜15を設ける場合、前記弦材20によって各
梁12〜15の中間部を支持しながら構築していく。したが
って、各梁12〜15の自重等は、前記弦材20によって支持
されることとなり、すべての梁の構築が完了した時点で
前記トラス構造体7、8のプレストレスが解除されるこ
ととなる。
前記トラス構造体7、8の下弦材7a、8aには、これら
が縮んだ状態でつなぎ材22が設けられており、躯体5の
完成時に柱10と接続する。
本実施例の柱梁の構築工法によれば、以下のような優
れた効果を奏する。
各階の各梁12〜15が、それぞれ大きな部材断面になる
のを最上階に上部トラス構造体7を掛けることで中間階
の荷重をトラス構造体7に吊り下げることによって柱、
梁等の各部材断面を小さくできる。
また、最下階は、上階の作業用人工地盤としての役目
となり、作業の効率化を図ることができる。
この最下階の下部トラス構造体8の下弦材8aにプレス
トレス力を与えて引張力を減少させ応力コントロールと
たわみの抑制を行うことができる。
なお、最上階の上部トラス構造体8にも同様のプレス
トレス力を下弦材に与えることで応力コントロールとた
わみの制御を行い、架構のスリム化を図り、コストの低
減を図る。
次に、本発明の柱梁の構築工法の他の実施例について
説明する。
本実施例の柱梁の構築工法は、躯体の上部位置に構築
された上部トラス構造体の下弦材にのみ予めプレストレ
スを与えて上方へ向って凸状態に湾曲させ、下部トラス
構造体には、弦材に引っ張り張力を与えることによって
プレストレスを与える点で前記実施例と異なっている。
本実施例の躯体構築工法によっても、前記実施例と同
様の効果を奏することができる。
「発明の効果」 本発明の躯体構築工法によれば、各階の各梁が、それ
ぞれ大きな部材断面になるのを最上階にトラス構造体を
掛けることで中間階の荷重をトラス構造体に吊り下げる
ことで柱、梁等の各部材断面を小さくできる。
また、下部トラス構造体は、上階の作業用人工地盤と
しての役目となり、作業の効率化を図ることができる。
この下部トラス構造体の下弦材にプレストレス力を与
えて引張力を減少させ応力コントロールとたわみの制御
を行うことができる。
さらに、上部トラス構造体にも同様のプレストレス力
を下弦材に与えることで応力コントロールとたわみの制
御を行い、架構のスリム化を図り、コストの低減を図
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の躯体構築工法を説明する
ための全体図、第3図は一従来例を示す図である。 5……躯体、 7……上部トラス構造体、 8……下部トラス構造体、 7a、8a……下弦材、 10……柱、 12、13、14、15……梁、 20……弦材。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造物を構成する躯体において、躯体の上
    部位置に構築された上部トラス構造体と、躯体の下部位
    置に構築された下部トラス構造体との下弦材に予めプレ
    ストレスを与えて上方へ向って凸状態に湾曲させ、前記
    上部トラス構造体の下弦材から弦材を垂下し、この躯体
    の下方において弦材を枝分かれさせて、それぞれの弦材
    の先端部を下部トラス構造体の下弦材に接続し、各階の
    梁を前記弦材で支持しながら構築していく躯体構築工
    法。
  2. 【請求項2】構造物を構成する躯体において、躯体の上
    部位置に構築された上部トラス構造体の下弦材に予めプ
    レストレスを与えて上方へ向って凸状態に湾曲させ、当
    該上部トラス構造体の下弦材から弦材を垂下し、この躯
    体の下方において弦材を枝分かれさせて、それぞれの弦
    材の先端部を下部トラス構造体の下弦材に接続し、この
    弦材に架設する梁の本数に見合ったプレストレスを予め
    与えて、前記下部トラス構造体を上方へ向って凸状態へ
    湾曲させ、各階の梁を前記弦材で支持しながら構築して
    いく躯体構築工法。
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