JPH02136445A - スーパーフレームを含む構造物の構築方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、トラス柱とトラス梁とを門形に組んだいわゆ
るスーパーフレームを含む構造物の構築方法に関する。

「従来の技術」 超高層建物の下部に大空間を設ける場合、核部をスーパ
ーフレームにて構築し、これに上部架構を受けるように
することが多い。

「発明が解決しようとする課題」 しかし、この場合、次のような問題点がある。

■　スーパーフレームの上の鉄骨建方が進むに従がい、
鉛直たわみが大きくなり、外装ＰＣａ版等の仕上材の調
整が、鉄骨建方完了後までできない、また、たわみが大
きくなりすぎて、大きな調整用クリアランスが必要とな
ったり、ファスナーが大きくなったりする。

■　上部架構にフィーレンディールトラスとしての曲げ
応力が生じ、大きな部材断面が必要となり、これを生じ
させないためには、スーパーフレームの剛性を非常に高
めなければならず、不経済である。

■　スーパーフレームのたわみを抑えるために剛性を高
めると、水平剛性も同時に高くなり、地震時の剛性調整
が難しくなる。

本発明は、これらの問題点を解決しようとするものであ
る。

「課題を解決するための手段」 本発明は、梁に所要のむくりを与えてスーパーフレーム
を組み立て、その組み立て完了後、梁のむくりを戻すよ
う梁の中間部を張弦材により下方へ引張ってプレストレ
スを導入し、断るスーパーフレームの上に、梁に加わる
上１７＆荷重がその張弦材の張力に見合った重量の上部
架構を構築し、その構築完了後、張弦材を撤去すること
にある。

「作用」 張弦材によるプレストレスの導入には、下部の構造ある
いは基礎に反力を取って、ジヤツキ等により張弦材を強
力に引張る。

張弦材の張力は、上部架構の建方が進むに従かい次第に
抜けて行き、最終的には零となるが、スーパーフレーム
の応力、形態とも最後まで変化しない。

「実施例」 図面は、本発明の実施例を示し、■、〜■、は、その工
程を順次に表している。

図示例は、地上第１階を大空間に形成し、地上２０階程
度、地下２階の建物であり、以下、工程順に説明する。

■、まず、地中にて、支持層１に達する複数のコンクリ
ート基礎杭２・・・を構築し、該基礎杭の上端にコンク
リート基礎梁３を架設する。また、中間部の幾つかの基
礎杭２・・・の下にあらかじめ埋込みアンカー４・・・
を埋設しておき、これらのアンカーには、それぞれ張弦
材たる２０ｗ４材５・・・の下端を連ね、各ｐｃ鋼材を
基礎杭２・・・及び基ｉＭ梁３・・・に挿通させる。

次に、基礎梁３の上に、基礎机上で充填コンクリート鋼
管柱６・・・を建て込み、鉄骨梁７・・・を接合して、
地下の鉄骨架構Ｂを構築し、上記ＰＣ鋼材５・・・を、
対応する充填コンクリート鋼管柱６・・・に貫通させる
。

続いて、その地下の鉄骨架構Ｂの上に、同様の充填コン
クリート鋼管柱６・・・、鉄骨梁７・・・及びプレース
８・・・によりトラス柱Ａａ　とトラス梁Ａｂとを門形
に組んだスーパーフレームＡを組み立て、そのトラス梁
Ａａに所要のむくりを与える。

なお、トラス柱Ａａは、せい８ｍ、幅６．４ｍ。

スパン３２ｍ、トラス梁Ａｂは、甘い４ｍ程度である。

■、スーパーフレームＡにおいて、トラス梁Ａｂ下面の
各節点に、支持金物９・・・を取り付け、これらの支持
金物からそれぞれ張弦材たるｐｃｍ材１０・・・を垂没
し、これらのｐｃ鋼材と地下の鉄骨架構Ｂの側のＰＣｉ
ｌ材５・・・とをそれぞれジヤツキ１１・・・で結合し
、これらのジヤツキを作動させて各ＰＣ鋼材に張力を与
え、トラス梁Ａｂのむくりを戻す。

なお、各ｐｃ鋼材に与える張力は、１０００　を内外で
ある。

■、スス−−フレームへの上に、充填コンクリート鋼管
柱６・・・及び鉄骨梁７・・・を建方し、上部架構Ｃを
構築する。

なお、トラス梁Ａｂに加わる上部架構Ｃの荷重が、ｐｃ
鋼材５・・・、１０・・・の張力に見合ったものとなる
よう相互に設定する。

而して、上部架構Ｃの構築完了後、乗載荷重により張力
が零となっている上部のＰＣ鋼材ｌＯ・・・、支持金物
９・・・及びジヤツキ１１・・・を撤去し、下部のＰＣ
鋼材１０・・・の突出部分を切断し除去する。

なお、以上の実施例では、鉄骨柱に充填コンクリート鋼
管柱を用いているが、中空の鋼管柱、十字鋼柱、クロス
Ｈ鋼柱等でもよい、接合手段としては溶接がよい。

「発明の効果」 本発明によれば、上部架構の建方にあたり、その始めか
ら終りまで、スーパーフレームの梁には応力の変化も形
態の変動も生ぜず、したがって、上部架構でも共に応力
の変化も形態の変動も生しない。

また、これにより、仕上材の取り付は調整も上部架構の
建方と同時に進行でき、更に、むくりを大きくすれば、
スーパーフレームの剛性が小さくて良いから、経済性を
向上でき、地震時応力における高すぎる水平剛性の問題
を解決できる。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明の実施例を示す工程説明図である。 Ａ・・・スーパーフレーム　Ｂ・・・地下の鉄骨架構Ｃ
・・・上部架構 ｌ・・・支持層　　　　　２・・・コンクリート基礎杭
３・・・コンクリート基礎梁 ４・・・埋込みアンカー ５．１０・・・ｐｃ鋼材 ６・・・充填コンクリート鋼管柱 ７・・・鉄骨梁　　　　　８・・・プレース９・・・支
持金物　　　　１１・・・ジヤツキ′１−ご／ 職元年３ 月 日 特言年月：１灸−白′ 殿 １、事 件 の 表 不 ２゜ 発 明 の 名 称 昭和６３年特許願第２８９８３９号 スーパーフレームを含む構造物の構築方法３、補正をす
る者 事件との関係

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 梁に所要のむくりを与えてスーパーフレームを組み立て
   、その組み立て完了後、梁のむくりを戻すよう梁の中間
   部を張弦材により下方へ引張ってプレストレスを導入し
   、斯るスーパーフレームの上に、梁に加わる上載荷重が
   その張弦材の張力に見合った重量の上部架構を構築し、
   その構築完了後、張弦材を撤去することを特徴とするス
   ーパーフレームを含む構造物の構築方法。