JP2757026B2 - 地下階構造の逆打工法 - Google Patents

地下階構造の逆打工法

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、建物の地下階構造部分の構築に実施され
る逆打工法に関する。
従来の技術 建物の地下階構造部分を構築するにあたり、逆打工法
が好都合に実施されることは、既に広く公知に属する。
従来一般の逆打工法は、図面の第2図A〜Eに例示し
たように、まず山止め壁aを所望の深さまで施工し、構
真柱bを施工した後、地盤cの1次堀削を行ない、地上
1階の床梁鉄骨を施工し、さらに同1階部分の床梁躯体
fを施工する(第2図A)。続いて地盤cの2次掘削を
行ない、地下1階の床梁鉄骨d1を施工し(第2図B)、
ひきつづき地下1階の床梁躯体f1を施工する(第2図
C)。以下同様に地盤cの掘削と床梁鉄骨d2の施工及び
床梁躯体f2の施工を順次1階分づつ下へ下へと構築して
ゆくのである(第2図D,E)。
したがって、この場合のコンクリート打継ぎ位置は、
第2図E中に指示したイ、ロ、ハ、ニのようになる。
本発明が解決しようとする課題 上述した従来の逆打工法の場合、施工される山止め壁
aの壁厚、剛性などは、通常最下階部分における側圧
(土圧、水圧)の大きさと、支持される階高及び支保工
間隔とにより決定される。また、地下階構造の耐震壁や
杭に兼用される連続壁も、前記した要因に基いてで壁体
の仕様を決定されることが多い。
かくして、最下層部分(最下階部分)を基準にして定
められた山止め壁aの仕様を、そのまま上層部分にも採
用して実施する現状では、上層部分における山止め壁a
の壁厚、剛性には余裕がありすぎて不経済であるから、
この点が解決するべき課題となっている。
また、各階毎に床梁躯体f,f1,f2…を施工してゆく従
来の手順では、各階毎にコンクリートを打継ぎ部分イ、
ロ、ハ、ニが発生することになり(第2図E)、打継ぎ
部の型枠作業が面倒でコスト高になるほか、コンクリー
トの品質も悪くなるという欠点があり、この点も解決す
るべき課題となっている。
さらに、掘削と躯体の施工とを各階毎にくり返す手順
では、工程を短縮することは難しいので、この点も解決
するべき課題である。
課題を解決するための手段 上記した従来技術の課題を解決するための手段とし
て、この発明に係る地下階構造の逆打工法は、図面の第
1図A〜Eに好適な実施例を示したとおり、 山止め壁1と構真柱2を施工した後、地上レベルから
地下方向に向って地盤3の掘削と躯体の施工とを順に繰
り返して地下階構造を構築する逆打工法において、 地下階構造のうち地上レベルに近い上方部分であって
山止め壁1の曲げモーメント、変形などが許容値内に納
まる範囲、例えば地下2〜3階ぐらいの部分では、山止
め壁1と構真柱2を施工した後、地盤3の1次掘削と1
階の床躯体4の施工を行なう(第1図A)。次に地盤3
の2次掘削を行なって地下1階の床梁鉄骨51だけの施工
を行ない(第1図B)、さらに地盤3の3次掘削を行な
って先に地下2階の床梁躯体の施工を行なう(第1図
D)。しかる後に地盤3の第4次掘削を行なって地下3
階の床梁鉄骨53の施工と前記地下1階の床梁躯体41の施
工を行なう(第1図E)。以後は地盤3の掘削にしたが
い、上記同様の手順により床梁躯体の施工と床梁鉄骨だ
けの施工とを一つおきの階で上下逆の順序で行い、かつ
上下に一つおきの階では床梁躯体の施工と床梁鉄骨だけ
の施工とを並行して行なうことを特徴とする。
作用 下層部分の側圧等を基準に定められた仕様の山止め壁
1の上方部分では、これに負荷する側圧も比較的小さい
ため、床梁躯体4,42…による支持間隔が2階分ぐらいに
拡大されても、比較的良質な地盤においては山止め壁1
の曲げモーメント、変形などは十分に許容値内に納ま
る。
また、上下に一つおきの階で施工手順を入れ替えて床
梁躯体の施工と床梁鉄骨の施工とが並行して行なわれる
ため、工程の複合化が達成される。
実 施 例 次に、第1図A〜Eに示した本発明の実施例を説明す
る。
本発明の逆打工法も、山止め壁1とH形鋼等による構
真柱2を施工した後に、地上レベル(G.L)から地下方
向に向かって地盤3の1次掘削を行ない、1階床の床梁
鉄骨の取り付けを行ない、さらに床梁躯体4の施工を行
なうまで(第1図A)の手順は、従来工法と変わりがな
い。
次に、地盤3の2次掘削を行ない、地下1階の床梁鉄
骨51だけの取り付け施工を行ない(第1図B)、その後
は直ちに地盤3の3次掘削に進み、地下2階の床梁鉄骨
52の取り付け施工を行なう(第1図C)。そして、前記
地下2階の床梁鉄骨52を基礎にして地下2階の床梁躯体
42を先に施工し完成する(第1図D)。
つづいて地盤3の第4次掘削を行ない、しかる後に地
下3階の床梁鉄骨53の取り付け施工と、地下2階床の先
に施工された床梁鉄骨51を基礎とする床梁躯体4及び
柱、側壁などの施工とを並行して行なう(第1図E)。
したがって、この手順による場合のコンクリートの打
継ぎ位置は、第1図E中に指示したイ、ロ、ハのように
なり、従来工法よりも一つ減る。
以後も山止め壁1の応力、変形に余裕のある場合にか
ぎり、地盤3の掘削にしたがい、上記同様の手順によ
り、床梁躯体の施工と床梁鉄骨だけの施工とを一つおき
の階で上下逆の順序で行ない(第1図D参照)、かつ上
下に一つおきの階では床梁躯体と床梁鉄骨だけの施工と
を並行して行なう(第1図DとEの変化参照)。
かくして地下階構造のうち地上レベルに近い上方部分
であって山止め壁1の曲げモーメント、変形などが許容
値内に納まる範囲では、上述の手順による逆打工法を実
施することにより、下層部分を基準にして仕様を定めら
れた山止め壁1の余裕ある厚さ、剛性等が有効に活用さ
れるのである。
本発明が奏する効果 以上に実施例と併せて詳述したとおりであって、この
発明に係る地下階構造の逆打工法によれば、山止め壁1
の上方部分において同山止め壁1の余裕ある壁厚、剛性
等を有効に活用した工程の複合化が行なわれ、工程の短
縮が達成されるので、工期の短縮に寄与する。
また、コンクリートの打継ぎ部の減少が達成されるの
で、打継ぎ部の型枠作業の簡略化、省略化とコスト低減
及びコンクリートの品質向上にも寄与するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図A〜Eは本発明に係る逆打工法の枢要な工程を示
した説明図、第2図A〜Eは従来の逆打工法の工程図で
ある。 1……山止め壁、2……構真柱 3……地盤、4,41,42……床梁躯体 5,52,53……床梁鉄骨

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】山止め壁と構真柱を施工した後、地上レベ
    ルから地下方向に向って地盤の掘削と躯体の施工とを順
    に繰り返して地下階構造を構築する逆打工法において、 地下階構造のうち地上レベルに近い上方部分であって山
    止め壁の曲げモーメント、変形などが許容値内に納まる
    範囲では、山止め壁と構真柱を施工した後、地盤の1次
    掘削と1階床の躯体施工を行ない、次に地盤の2次掘削
    を行なって地下1階の床梁鉄骨だけの施工を行ない、さ
    らに地盤の3次掘削を行なって地下2階床の躯体施工を
    行ない、しかる後に地盤の第4次掘削を行なって地下3
    階の床梁鉄骨の施工と前記地下1階床の躯体施工とを行
    ない、以後は地盤の掘削にしたがい、上記同様の手順に
    より躯体施工と床梁鉄骨だけの施工とを一つおきの階で
    上下逆の順序で行い、かつ上下に一つおきの階では躯体
    施工と床梁鉄骨だけの施工とを並行して行なうことを特
    徴とする地下階構造の逆打工法。
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