JPH0748848A - 逆打ち工法による地下躯体の構築工法 - Google Patents

逆打ち工法による地下躯体の構築工法

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JPH0748848A
JPH0748848A JP5198105A JP19810593A JPH0748848A JP H0748848 A JPH0748848 A JP H0748848A JP 5198105 A JP5198105 A JP 5198105A JP 19810593 A JP19810593 A JP 19810593A JP H0748848 A JPH0748848 A JP H0748848A
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JP
Japan
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concrete
formwork
floor
construction method
skeleton
Prior art date
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Pending
Application number
JP5198105A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Katsumata
浩 勝間田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 地下階の躯体をコンクリートの逆打ち工法に
よって構築する際に、コンクリートを容易に打設し、か
つ、コンクリートの打ち継ぎ部を確実に施工できるよう
にしたコンクリートの逆さ打ち工法による地下躯体の構
築工法を提供する。 【構成】 各地下階のRC床スラブ6付近に、このRC
床スラブ6より下方の一定範囲(躯体B)を構築するた
めの型枠10を組み立て、この上下型枠10,10間に、前記
RC柱3、RC間仕切り壁7及びRC土圧壁8の残りの
部分(躯体C)を構築するための型枠11を組み立て、前
記型枠10内に前記型枠11内にコンクリートを打設するた
めのコンクリート打設管12を設置し、前記型枠10にコン
クリートを打設し、次に、前記型枠11内に前記コンクリ
ート打設管12よりコンクリートを打設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、逆打ち工法による建
物の地下躯体の構築工法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】建物
の地下階の躯体を逆打ち工法によって構築する場合、地
下階の柱や壁部分のコンクリートを上部から下部へ打ち
進むことがあるが、打設直後のコンクリートの沈下のた
めに打ち継ぎ部に隙間が出来やすい。
【0003】また、コンクリートの型枠には、一般に合
板型枠が使用されるが、合板型枠は余剰水の排水が少な
いので、コンクリートの打ち継ぎ部にコンクリートの乾
燥収縮による隙間ができやすく、この隙間から地下水が
漏れる等の課題があった(図5参照)。
【0004】このため、コンクリートの打ち継ぎ部に斜
め型枠を取り付け、この型枠の中にコンクリートを余盛
りができるように打設し、コンクリートが硬化したら、
斜め型枠を撤去し、余盛り部分をはつる等していた(図
6参照)。
【0005】この発明は、以上の課題を解決するために
なされたもので、建物の地下階の躯体のコンクリートを
逆打ち工法によって打設する際に、コンクリートを確実
に打設し、かつ、コンクリート打ち継ぎ部を確実に施工
できるようにしたコンクリートの逆打ち工法による建物
の地下躯体の構築工法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る逆打ち工
法による建物の地下躯体の構築工法は、各地下階のRC
床スラブ6付近に、このRC床スラブ6より下方の一定
範囲(躯体B)を構築するための型枠10を組み立て、こ
の上下型枠10,10 間に、前記RC柱3、RC間仕切り壁
7及びRC土圧壁8の残りの部分(躯体C)を構築する
ための型枠11を組み立て、前記型枠10内に前記型枠11内
にコンクリートを打設するためのコンクリート打設管12
を設置し、前記型枠10にコンクリートを打設し、次に、
前記型枠11内に前記コンクリート打設管12よりコンクリ
ートを打設する。
【0007】
【実施例】
実施例1.図1〜図4は、建物の地下階の躯体の一例を
示し、図において、符号1は地下階の躯体Aの基礎スラ
ブより下方に場所打ちコンクリートによって構築され、
地下躯体Aを支持する支持杭、2はこの地下躯体Aの周
囲に構築され、地下躯体Aの周囲地山の崩壊を防止する
山止め壁、3は支持杭1の上に鉄筋コンクリートによっ
て構築された地下躯体Aの鉄筋コンクリート柱(以下、
「RC柱3」という)、4はこのRC柱3のコンクリー
ト中に支持杭1より地上階まで連続して建て付けられた
構真柱、5はRC柱3,3 間に架設された地下躯体Aの各
階の鉄骨梁、6はこの鉄骨梁5の上に鉄筋コンクリート
によって構築された各階の鉄筋コンクリート床スラブ
(以下、「RC床スラブ6」という)、7は鉄筋コンク
リートによって構築された地下躯体Aの鉄筋コンクリー
ト間仕切り壁(以下、「RC間仕切り壁7」という)、
8は鉄筋コンクリートによって構築された地下躯体Aの
鉄筋コンクリート土圧壁(以下、「RC土圧壁8」とい
う)、9はRC柱3、RC床スラブ6、RC間仕切り壁
7及びRC土圧壁8のコンクリート中にそれぞれ適宜配
筋された補強鉄筋、10はRC柱3、RC間仕切り壁7及
びRC土圧壁8のうち、各階のRC床スラブ6よりその
直下の各階鉄骨梁5下の一定範囲の部分B(以下、「躯
体B」という)を構築する型枠、11はRC柱3、RC間
仕切り壁7及びRC土圧壁8のうち、上下躯体B,B 間
(以下、「躯体C」という)を構築する型枠、そして、
符号12は型枠11内にコンクリートを打設するためのコン
クリート打設管である。
【0008】山止め壁2は、従来一般に行われている山
止め工法によって構築されている。
【0009】また、構真柱4には角形鋼管や円形鋼管が
使用され、また、各階の鉄骨梁5にはH形鋼が使用され
ている。
【0010】型枠10には従来一般に使用されている合板
型枠が使用され、また、型枠11のうち、RC土圧壁8の
内型枠にはラス金網等のきわめて剛性の高い金網類が使
用されている。また、RC土圧壁8の内側には、コンク
リートブロック(図省略)が積層されている。
【0011】型枠11に金網類を使用すると、コンクリー
トの打ち込み状況が視覚的に確認できて、いわゆる豆板
や空洞等の施工不良を回避できてコンクリートを確実に
打設することができ、また、コンクリートの余剰水が速
やかに排水されて、コンクリートの乾燥収縮が大幅に低
減され、躯体Bと躯体Cとの打ち継ぎ部に出来やすい隙
間が無くなり、この部分からの漏水を防止できる効果が
ある。
【0012】コンクリート打設管12には薄鉄板製の波形
パイプ等が使用されている。
【0013】このような構成において、次に、この発明
に係る逆さ打ち工法による建物の地下躯体の構築工法を
順をおって説明する。
【0014】 まず、構築される地下躯体Aの周囲に
山止め壁2を構築し、次に、地下躯体Aの基礎13より下
方に場所打ちコンクリートによって支持杭1を構築す
る。
【0015】 次に、この支持杭1のコンクリートが
硬化する前にに、この支持杭1の上に構真柱4を地上階
まで連続して建て付ける。この場合、構真柱4の下端部
を支持杭1のコンクリート中に挿入し、このコンクリー
トが固化することで構真柱4を支持杭1の上に自立させ
る。
【0016】 次に、山止め壁2によって囲まれた敷
地地盤を、これから架設される地下一階の梁下の一定範
囲まで掘り下げる(一次掘削)。
【0017】 次に、この一次掘削が完了したら、地
下一階の鉄骨梁5を鉄骨柱3,3 間に架け渡し、その両端
部を構真柱4に接合する。
【0018】また、鉄骨梁5の上に地上一階のRC床ス
ラブ6の型枠(図省略)を組み立て、同時に、地下一階
の躯体Bを構築するための型枠10を、地盤を掘り下げた
位置まで組み立て、さらに、それぞれの型枠10の中に必
要な補強鉄筋9を配筋する。また、型枠10内にコンクリ
ート打設管12を設置する。そして、RC床スラブ6を構
築する床型枠(図省略)及び型枠10にコンクリートを打
設し、充分に養生して地下一階の躯体Bを構築する。
【0019】 次に、この地下一階の躯体Bのコンク
リートが十分な強度に発現したら、再び地盤の掘削を開
始し、これから架設される地下二階の梁下まで掘り下げ
る(二次掘削)。この二次掘削が完了したら、地下二階
の鉄骨梁5をRC柱3,3 間に架け渡し、かつ、その両端
部を構真柱4に接合する。
【0020】また、前記と同様に、地下二階の上にRC
床スラブ6を構築するための型枠(図省略)を組み立
て、また、地下二階の躯体Bを構築するための型枠10
を、地盤を掘り下げた位置まで組み立て、さらに、それ
ぞれの型枠10の中に必要な補強鉄筋9を配筋する。ま
た、型枠10内にコンクリート打設管12を設置する。
【0021】 次に、RC床スラブ6の型枠(図省
略)及び型枠10にコンクリートを打設し、充分に養生し
て、地下二階の躯体B構築する。
【0022】以下、同様にして、地下三階以降のRC床
スラブ6及び躯体Bを最下階まで順次構築する。
【0023】 最下階の基礎13の構築が完了したら、
次に、各階の躯体Bの下側に型枠11を組み立て、必要な
補強鉄筋9を配筋する。
【0024】そして、各型枠11内に、直ぐ上階の躯体B
の中に埋設されたコンクリート打設管12によりコンクリ
ートを打設し、十分に養生することにより各階の躯体C
を躯体Bと一体に構築する。
【0025】なお、躯体Cの構築は、最下階より上階に
順次行うものとし、また、コンクリート打設管12は、型
枠11へのコンクリートの打設が完了したらコンクリート
を充填して埋めてしまうものとする。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る逆
さ打ち工法による建物の地下躯体の構築工法によれば、
コンクリートを確実に打設することができ、また、コン
クリート打ち継ぎ部のはつりも省略できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】建物の地下階の躯体を示す地下階の一部縦断面
図である。
【図2】建物の地下階の躯体を示す地下階の一部横断面
図である。
【図3】建物の地下階の躯体を示す地下階の一部縦断面
図である。
【図4】建物の地下階の躯体を示す地下階の一部縦断面
図である。
【図5】従来のコンクリートの打ち継ぎ部の施工方法を
示す建物の地下階の一部縦断面図である。
【図6】従来のコンクリートの打ち継ぎ部の施工方法を
示す建物の地下階の一部縦断面図である。
【符号の説明】
1…支持杭、2…山止め壁、3…RC柱、4…構真柱、
5…鉄骨梁、6…RC床スラブ、7…RC間仕切り壁、
8…RC土圧壁、9…補強鉄筋、10,11 …型枠、12…コ
ンクリート打設管、13…基礎、A…地下躯体、B、C…
躯体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の地下階のRC柱3、RC床スラブ
    6、RC間仕切り壁7及びRC土圧壁8の地下躯体Aを
    逆打ち工法によって構築する逆打ち工法による地下躯体
    の構築工法において、前記各地下階のRC床スラブ6付
    近に、このRC床スラブ6より下方の一定範囲(躯体
    B)を構築するための型枠10を組み立て、この上下型枠
    10,10 間に、前記RC柱3、RC間仕切り壁7及びRC
    土圧壁8の残りの部分(躯体C)を構築するための型枠
    11を組み立て、前記型枠10内に前記型枠11内にコンクリ
    ートを打設するためのコンクリート打設管12を設置し、
    前記型枠10にコンクリートを打設し、次に、前記型枠11
    内に前記コンクリート打設管12よりコンクリートを打設
    することを特徴とする逆打ち工法による地下躯体の構築
    工法。
JP5198105A 1993-08-10 1993-08-10 逆打ち工法による地下躯体の構築工法 Pending JPH0748848A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018040231A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 鹿島建設株式会社 コンクリート躯体の構築方法
CN113530192A (zh) * 2021-08-16 2021-10-22 中国铁道科学研究院集团有限公司 超高垂直岩质边坡的多支撑悬挑脚手架结构

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Effective date: 19970513