JPH06345922A - 加硫可能ゴム組成物 - Google Patents

加硫可能ゴム組成物

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JPH06345922A
JPH06345922A JP14096893A JP14096893A JPH06345922A JP H06345922 A JPH06345922 A JP H06345922A JP 14096893 A JP14096893 A JP 14096893A JP 14096893 A JP14096893 A JP 14096893A JP H06345922 A JPH06345922 A JP H06345922A
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JP
Japan
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rubber
olefin copolymer
chlorosulfonated polyethylene
ethylene
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Withdrawn
Application number
JP14096893A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Okada
圭司 岡田
Yoshihide Matsuo
嘉英 松尾
Muneyuki Matsumoto
宗之 松本
Yoshiharu Kikuchi
義治 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】メンテナンスフリーの要求等に対応でき、より
高い製品寿命を持ち、価格的にも実用的でありしかも耐
熱老化性、耐油性、耐寒性、耐退色性に優れ、成形加工
性の良好な加硫可能ゴム組成物を提供すること。 【構成】 (A)塩素含量が20〜40重量%でありそ
してム−ニ−粘度[ML 1+4(121℃)]が10〜1
90である塩素化エチレン・α−オレフィン共重合ゴム
および(B)塩素含量が20〜50重量%でありそし
て硫黄含量が0.2〜3.0重量%であるクロロスルホン
化ポリエチレンを、前記(A)成分対(B)成分の重量
比が95/5〜20/80の割合で、含有する加硫可能
ゴム組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加硫可能ゴム組成物に
関する。更に詳しくは耐熱老化性、耐油性、耐寒性、耐
退色性、耐候性に優れ、成形加工性の良好な加硫可能ゴ
ム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、耐熱老化性、耐油性を要求される
用途には、クロロプレンゴムが多用されてきた。しかし
昨今のメンテナンスフリーの要求等により、クロロプレ
ンゴムの性能では対応できない用途が増加している。そ
のため、耐オゾン性、耐熱老化性、耐油性、耐候性に優
れ、また明色化に適し耐退色性に優れている塩素化エチ
レン・α−オレフィン共重合ゴムば提案されている。し
かしながら、塩素化エチレン・α−オレフィン共重合ゴ
ムは、ロール加工時のグリーン強度が小さく加工しずら
く、また高価で実用的なコストを達成できない等の問題
点を有している。
【0003】一方、クロロスルホン化ポリエチレンは、
安価ではあるが耐寒性、耐熱性が悪く、またロール加工
時のロール粘着性が強く、またスコーチ性も強いため加
工しづらいという問題点を有していた。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、メ
ンテナンスフリーの要求等に対応でき、より高い製品寿
命を持ち、価格的にも実用的なゴム組成物を提供するこ
とにある。本発明の他の目的は、耐熱老化性、耐油性、
耐寒性、耐退色性に優れ、成形加工性の良好な加硫可能
ゴム組成物を提供することにある。本発明のさらに他の
目的および利点は以下の説明から明らかとなろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、本発明
の上記目的および利点は、(A)塩素含量が20〜40
重量%でありそしてム−ニ−粘度[ML1+4(121
℃)]が10〜190である塩素化エチレン・α−オレ
フィン共重合ゴムおよび(B)塩素含量が20〜50重
量%でありそして硫黄含量が0.2〜3.0重量%である
クロロスルホン化ポリエチレンを、前記(A)成分対
(B)成分の重量比が95/5〜20/80の割合で、
含有することを特徴とする加硫可能ゴム組成物によって
達成される。
【0006】塩素化エチレン・α−オレフィン共重合ゴ
ムの塩素化前のエチレン・α−オレフィン共重合体はエ
チレン対炭素数3〜10のα−オレフィンのモル比が7
5/25〜95/5であるエチレンと該α−オレフィン
との共重合体であることが好適である。
【0007】
【作用】本発明の加硫可能ゴム組成物は、必須成分とし
て前記した塩素含量とムーニー粘度を有する塩素化エチ
レン・α−オレフィン共重合ゴム(A)と前記した塩素
含量と硫黄含量を有するクロロスルホン化ポリエチレン
(B)とを、重量基準で、(A)/(B)=95/5〜
20/80の割合で含有されていることを特徴とする。
【0008】塩素化エチレン・α−オレフィン共重合ゴ
ム(A)は、耐オゾン性、耐熱老化性、耐油性、耐寒
性、耐退色性、耐候性等に優れ、本発明の組成物にこれ
らの特性を付与し、また加硫速度も良好で、本発明の組
成物に実用的な加硫速度を与える働きをする。反面単独
使用では、高価で目標とする実用的なコストが達成でき
なくなるおそれがあり、またロール加工時のグリーン強
度が小さいので加工しづらい等の問題を有する。
【0009】一方、クロロスルホン化ポリエチレン
(B)は、安価ではあるが耐寒性、耐熱性が悪く、また
ロール加工時のロール粘着性が強く、またスコーチ性も
強すぎて加工しづらいという問題がある。
【0010】本発明においては、塩素化エチレン・α−
オレフィン共重合ゴム(A)とクロロスルホン化ポリエ
チレン(B)の比率(A)/(B)=95/5〜20/
80の割合が両者の特徴を活かし且つ欠点を補い、相乗
作用効果として本発明の目的を達成することを可能とし
ている。
【0011】すなわち、上記組成範囲内において、耐オ
ゾン性、耐熱老化性、耐油性、耐退色性、耐寒性、耐候
性等に優れ、且つ実用的な加硫速度を有し、成形加工性
の良い、しかもより高い製品寿命を持ち価格的にも実用
的な加硫可能ゴム組成物を得ることができる。
【0012】上記比率において(A)成分が95重量部
を越え、(B)成分が5重量部を下まわると実用的なコ
ストを達成できなくなるおそれがあり、またロール加工
時に加工しづらい等の問題を生ずる。
【0013】また逆に(A)成分が20重量部を下まわ
り、(B)成分が80重量部を越えると、耐熱性、耐寒
性が悪くなり、ロール表面への粘着性が高くなり、また
加工性が悪くなる。
【0014】
【発明の好適な実施態様】本発明に使用される塩素化エ
チレン・α−オレフィン共重合ゴムおよびクロロスルホ
ン化ポリエチレンは、次のとおりである。
【0015】塩素化エチレン・α−オレフィン共重合ゴ
ム(A) 本発明に使用される塩素化エチレン・α−オレフィン共
重合ゴムは、塩素含量が20〜40重量%であり、ム−
ニ−粘度[ML1+4(121℃)]が10〜190であ
る。
【0016】塩素化前のエチレン・α−オレフィン共重
合体のα−オレフィンは、炭素数で3〜10のものが好
ましい。とりわけ、プロピレン、1−ブテン、4−メチ
ル−ペンテン−1、ヘキセンが好ましい。エチレンとα
−オレフィンの割合が、モル基準でエチレン/α−オレ
フィン=75/25〜95/5であることが好ましい。
【0017】エチレン・α−オレフィン共重合体は、上
記の成分の他に、他の重合可能な成分を共重合していて
もよく、特にエチレン/α−オレフィン単位の総重量1
00gに対し、5−ビニル−2−ノルボルネンを最大3
0mmol含有しているのが好ましい。エチレン・α−
オレフィン共重合体は、上記各成分をランダム重合させ
て得られたゴム状重合体である。
【0018】塩素化エチレン・α−オレフィン共重合ゴ
ムは上記により得られたエチレン・α−オレフィン共重
合体を塩素化することにより得られる。
【0019】上記共重合体の塩素化は、例えば共重合体
を粉砕して細粒化し、この細粒を水性懸濁状態にして、
約70〜90℃の温度で分子状塩素と接触させる方法、
四塩化炭素、クロロホルム、テトラクロロエチレンのよ
うな塩素に対して安定な溶媒中に共重合体を溶解し、均
一な溶液状態として分子状塩素と接触させる方法、ある
いはN−クロロアセトアミド、N−クロロサクシニイミ
ド、1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルヒダントインの
ような塩素化合物をロ−ルやバンバリ−等で共重合体中
に均一に練り込み、塩素を遊離する温度に加熱する方法
等によって行なわれる。特に、四塩化炭素、クロロホル
ム等のハロゲン系溶媒中で、ラジカル開始剤の存在化に
塩素を吹き込む方法が好ましい。
【0020】塩素化反応後は、次のようにして処理され
る。水性懸濁状態で塩素化を行った場合、塩素化エチレ
ン・α−オレフィン共重合ゴムは、水洗を行なうことに
より分子状塩素、副生する塩化水素を除き、乾燥させ
る。溶液状態で塩素化を行った場合には、反応溶液を過
剰のメタノ−ル等の塩素化エチレン・α−オレフィン共
重合ゴムの貧溶媒中に投入し、沈澱物を濾過し、この溶
媒で洗浄し乾燥させる。
【0021】本発明で使用する塩素化エチレン・α−オ
レフィン共重合ゴムの塩素含量は、20〜40重量%、
好ましくは25〜35重量%である。塩素化はこの範囲
になるように行われる。またム−ニ−粘度[ML
1+4(121℃)]は、物性、作業性の見地から10〜
190、好ましくは20〜150、さらに好ましくは3
0〜120である。
【0022】クロロスルホン化ポリエチレン(B) 本発明に使用されるクロロスルホン化ポリエチレンは、
塩素含量が20〜50重量%、好ましくは23〜45重
量%であり、硫黄含量が0.2〜3.0重量%、好ましく
は0.4〜1.6重量%である。
【0023】クロロスルホン化ポリエチレン(B)のク
ロロスルホン化前のポリエチレンとしては、エチレンホ
モポリマーの他に、エチレンと10モル%以下の共重合
成分からなるエチレン共重合体も好ましく使用される。
【0024】この共重合成分としては、プロピレン、1
−ブテン、4−メチル−ペンテン−1、ヘキセン、酢酸
ビニル、アクリル酸、アクリル酸エステル等を挙げるこ
とができる。
【0025】これらポリエチレンの比重は、好ましくは
0.87〜0.96である。また、メルトインデックスが
0.1〜10g/分であるものが好ましい。
【0026】ポリエチレンを塩素化およびクロロスルホ
ン化してクロロスルホン化ポリエチレンを製造する方法
としては、例えば溶媒にポリエチレンを溶解あるいは懸
濁させ、光あるいはラジカル開始剤を触媒として塩素と
亜硫酸ガス、塩素と塩化スルフリル、塩素と亜硫酸ガス
と塩化スルフリルの三試薬あるいは塩化スルフリルを反
応させる方法を挙げることができる。
【0027】塩化スルフリルを用いる場合には必要に応
じて助触媒としてのピリジン、キノリン等のアミン系化
合物が添加される。
【0028】反応温度は、好ましくは40〜150℃、
より好ましくは60〜110℃であり、反応圧力は、好
ましくは0〜10kg/cm2、より好ましくは2〜7
kg/cm2である。
【0029】ラジカル開始剤としては、例えばa,a’
−アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスシクロヘキサ
ンカルボニトリル、過酸化ベンゾイルまたは過酸化アセ
チル等が挙げられる。好ましくはアゾ化合物である。
【0030】反応終了後、生成物ポリマーを溶媒と分離
するには、例えば水蒸気蒸留、ドラムドライヤー、ベン
ト付押出機の如き公知の手段が用いられ、それにより両
者が分離されクロロスルホン化ポリエチレンが得られ
る。
【0031】次に本発明の加硫可能ゴム組成物について
説明する。 加硫可能ゴム組成物 本発明の加硫可能ゴム組成物(以下単にゴム組成物とい
う)において、塩素化エチレン・α−オレフィン共重合
ゴム(A)とクロロスルホン化ポリエチレン(B)の最
適な配合比率は、本発明のゴム組成物の用途、目的に応
じて選択されるが、重量比で(A)/(B)=95/5
〜20/80の範囲内にあることが本発明の目的を達成
する上に必要である。より好ましくは(A)/(B)=
90/10〜50/50の範囲が選択される。
【0032】上記(A)/(B)の比率において、塩素
化エチレン・α−オレフィン共重合ゴム(A)が95重
量部を越え、クロロスルホン化ポリエチレン(B)が5
重量部を下まわると実用的なコストが達成できなくなる
とかロール加工時に加工しづらい等の問題が生じる。
【0033】また塩素化エチレン・α−オレフィン共重
合ゴム(A)が20重量部を下まわりクロロスルホン化
ポリエチレン(B)が80重量部を越えると、耐熱性、
耐寒性が悪くなり、ロール表面への粘着性が高くなり、
加工性が悪くなるという欠点を生じる。
【0034】本発明のゴム組成物は、意図する加硫物の
用途、それに基づく性能に応じて、塩素化エチレン・α
−オレフィン共重合ゴム(A)、クロロスルホン化ポリ
エチレン(B)に加えて、ゴム製品を製造する上でのそ
れ自体公知の配合剤、例えば加硫剤、加硫助剤、ゴム用
補強剤、顔料、充填剤、軟化剤、金属活性化剤、スコ−
チ防止剤、塩酸吸収剤、老化防止剤、加工助剤等を適宜
配合することができる。
【0035】本発明のゴム組成物中に占める塩素化エチ
レン・α−オレフィン共重合ゴム(A)およびクロロス
ルホン化ポリエチレン(B)の総量は、意図する加硫物
の性能、用途に応じて適宜選択されるが、好ましくは3
0重量%以上、より好ましくは40重量%以上である。
【0036】また、本発明のゴム組成物には、塩素化エ
チレン・α−オレフィン共重合ゴム(A)およびクロロ
スルホン化ポリエチレン(B)の他に、本発明の目的を
妨げない範囲内において、前記(A)、(B)以外のゴ
ム成分を加えて使用することもできる。
【0037】本発明のゴム組成物の加硫方法としては、
例えばトリアジン加硫、有機過酸化物加硫が適当であ
る。
【0038】トリアジン加硫を行なう場合、加硫剤とし
ては、下記一般式
【0039】
【化1】
【0040】(式中、R1は−NR23、−OR2または
−SR2を表わし、ここでR2、R3は、それぞれ水素原
子、未置換もしくは置換アルキル基、または未置換もし
くは置換アリ−ル基を表わすものとする。)で表わされ
るトリアジンジチオ−ル類が好適に使用される。
【0041】このような一般式で表わされるトリアジン
チオ−ル類として具体的には、トリアジン−2,4,6−
トリチオ−ル、2−ジブチルアミノトリアジン−4,6
−ジチオ−ル、2−フェニルアミノトリアジン−4,6
−ジチオ−ル、2−ヘキシルアミノトリアジン−4,6
−ジチオ−ル、2−ジエチルアミノトリアジン−4,6
−ジチオ−ル、2−ブトキシトリアジン−4,6−ジチ
オ−ル等を挙げることができる。
【0042】加硫剤は塩素化エチレン・α−オレフィン
共重合ゴム(A)とクロロスルホン化ポリエチレン
(B)との総量100gに対して、好ましくは1×10
-3〜2.5×10-2モル、より好ましくは1.5×10-3
〜2×10-2モル、更に好ましくは3×10-3〜1.3
×10-2モルの割合で配合される。加硫剤は1種または
2種以上用いられる。
【0043】加硫剤の配合量が上記範囲よりも小さい場
合には、好適なゴム弾性を有する加硫物が得られず、ま
た上記範囲よりも多量に配合すると伸びが低下し、実用
に供し難くなる傾向がある。
【0044】加硫剤としてトリアジン化合物を使用する
ときは加硫助剤が添加される。加硫助剤は加硫速度を加
工成形上実用的なものとするために添加される。加硫助
剤としては、酸解離定数(pKa)が7以上の有機塩基
であるか、あるいはこのような有機塩基を発生しうる化
合物が使用される。
【0045】これらの加硫助剤としては、1,8−ジア
ザビシクロ(5.4.0)ウンデセン−7、ラウリルアミ
ン、ベンジルアミン、ジベンジルアミン、N−メチルモ
ルフォリン、ジシクロヘキシルアミン、ジブチルジチオ
カルバミン酸亜鉛、ペンタメチレンジチオカルバミン酸
ピペリジン塩、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾ
リルスルフェンアミド、安息香酸・ピペリジン塩、安息
香酸・ジシクロヘキシルアミン塩、ジフェニルグアニジ
ン、ジオルトトリルグアニジン、ジペンタメチレンチウ
ラムテトラスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフ
ィド、ヨウ化テトラメチルスルフォニウム、塩化テトラ
メチルアンモニウム、臭化テトラブチルホスホニウム、
臭化テトラブチルアンモニウム、ジステアリルジメチル
アンンモニウムクロライド等のオニウム塩が例示でき
る。
【0046】加硫助剤は、塩素化エチレン・α−オレフ
ィン共重合ゴム(A)とクロロスルホン化ポリエチレン
(B)との総量100gに対して、好ましくは5×10
-4〜2×10-2モル、より好ましくは1×10-3〜1×
10-2モル、1種単独あるいは2種以上一緒に用いられ
る。
【0047】また、有機過酸化物加硫を行なう場合、加
硫剤としてはジクミルペルオキシド、2,5−ジメチル
−2,5−ジ(第三ブチルペルオキシ)ヘキサン、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルペルオキシ)ヘキ
サン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(第三ブチルペルオ
キシ)ヘキシン−3、ジ第三ブチルペルオキシド、ジ第
三ブチルペルオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキ
サン、第三ジブチルヒドロペルオキシドを例示できる
が、なかでもジクミルペルオキシド、ジ第三ブチルペル
オキシド、ジ第三ブチルペルオキシ−3,3,5−トリメ
チルシクロヘキサンが好ましく使用される。
【0048】有機過酸化物の使用量は、塩素化エチレン
・α−オレフィン共重合ゴム(A)とクロロスルホン化
ポリエチレン(B)との総量100gに対して、好まし
くは3×10-3〜5×10-2モル、より好ましくは1×
10-3〜3×10-2モルの範囲である。
【0049】加硫剤として有機過酸化物を使用するとき
は、加硫助剤の併用が好ましい。加硫助剤としては硫
黄、p−キノンジオキシム等のキノンジオキシム系、エ
チレングリコ−ルジメタクリレ−ト、トリメチロ−ルプ
ロパントリメタクリレ−ト等のアクリル系、ジアリルフ
タレ−ト、トリアリルイソシアヌレ−ト等のアリル系、
その他マレイミド系、ジビニルベンゼン等が例示され
る。
【0050】このような加硫助剤は、使用する有機過酸
化物1モルに対して、好ましくは0.5〜2モル、より
好ましくは均等モル使用する。
【0051】ゴム用補強剤としては、例えばSRF、G
PF、FEF、MAF、ISAF、SAF、FT、MT
等の各種カ−ボンブラック、微粉けい酸等が適宜用いら
れる。
【0052】顔料としては、公知の無機顔料(例えばチ
タンホワイト)、有機顔料(例えばナフトール・グリー
ンB)が使用される。
【0053】充填剤としては、例えば軽質炭酸カルシウ
ム、重質炭酸カルシウム、タルク、クレ−等が用いられ
る。
【0054】これらの補強剤および充填剤の配合量は、
所望の製品により適宜選択されるが、いずれも塩素化エ
チレン・α−オレフィン共重合ゴム(A)とクロロスル
ホン化ポリエチレン(B)との総量100重量部に対し
て、好ましくは200重量部以下、より好ましくは15
0重量部以下で用いられる。
【0055】また軟化剤としては、例えばプロセスオイ
ル、潤滑油、パラフィン、流動パラフィン、石油アスフ
ァルト、ワセリン等の石油系物質;コ−ルタ−ル、コ−
ルタ−ルピッチ等のコ−ルタ−ル類;ヒマシ油、ナタネ
油、大豆油、ヤシ油等の脂肪油;ト−ル油、蜜ロウ、カ
ルナウバロウ、ラノリン等のロウ類;リシノ−ル酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、ステアリン酸バリウム、ス
テアリン酸カルシウム等の脂肪酸またはその金属塩;ナ
フテン酸またはその金属石鹸;パイン油、ロジンまたは
その誘導体、テルペン樹脂、石油樹脂、クマロンインデ
ン樹脂、アタクチックポリプロピレン;ジオクチルフタ
レ−ト、ジオクチルアジペ−ト、ジオクチルセバケ−ト
等のエステル系可塑剤;その他マイクロクリスタリンワ
ックス、サブ(ファクチス)、液状ポリブタジエン、変
性液状ポリブタジエン、液状チオコ−ル等を挙げること
ができる。
【0056】これらの軟化剤の配合量は、所望の製品に
より適宜選択されるが、いずれも塩素化エチレン・α−
オレフィン共重合ゴム(A)とクロロスルホン化ポリエ
チレン(B)との総量100重量部に対して、好ましく
は100重量部以下、より好ましくは70重量部以下で
用いられる。
【0057】金属活性化剤としては、酸化マグネシウ
ム、高級脂肪酸亜鉛、鉛丹、リサ−ジ、酸化カルシウ
ム、ハイドロタルサイト等を使用しうる。
【0058】これらの金属活性化剤は、塩素化エチレン
・α−オレフィン共重合ゴム(A)とクロロスルホン化
ポリエチレン(B)との総量100重量部に対して、好
ましくは3〜15重量部、より好ましくは5〜10重量
部の範囲で用いられる。
【0059】スコ−チ防止剤としては、公知のスコ−チ
防止剤、例えば無水マレイン酸、チオイミド系化合物、
スルフェンアミド系化合物、スルフォンアミド系化合物
等を用いることができる。上記成分は、塩素化エチレン
・α−オレフィン共重合ゴム(A)とクロロスルホン化
ポリエチレン(B)との総量100重量部に対して、好
ましくは0.2〜5重量部、より好ましくは0.3〜3重
量部の範囲で用いられる。
【0060】塩酸吸収剤としては、周期律表第IIA族
金属の酸化物および有機酸塩が用いられ、例えばステア
リン酸マグネシウム、マグネシア、ステアリン酸カルシ
ウム、マナセアイト、ハイドロタルサイト、エポキシ化
大豆油、エポキシ系塩酸吸収剤等が例示できる。これら
の塩酸吸収剤は、塩素化エチレン・α−オレフィン共重
合ゴム(A)とクロロスルホン化ポリエチレン(B)と
の総量100重量部に対して、通常10重量部以下の量
で適宜配合できる。
【0061】また本発明のゴム組成物は、老化防止剤を
使用しなくても、優れた耐熱性、耐久性を示すが、なお
老化防止剤を使用すれば、本発明のゴム組成物を用いた
製品の材料寿命を長くすることが可能であることも通常
のゴムにおける場合と同様である。この場合に使用され
る老化防止剤としては、例えばフェニルブチルアミン、
N,N’ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン等
の芳香族第二アミン系安定剤、ジブチルヒドロキシトル
エン、テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシ)ヒドロシンナメ−ト]メタン等のフ
ェノ−ル系安定剤、ビス[2−メチル−4−(3−n−
アルキルチオプロピオニルオキシ)−5−t−ブチルフ
ェニル]スルフィド等のチオエ−テル系安定剤、ジブチ
ルジチオカルバミン酸ニッケル等の等のジチオカルバミ
ン酸塩系安定剤等が単独あるいは2種以上併用して配合
される。このような老化防止剤の使用量は、塩素化エチ
レン・α−オレフィン共重合ゴム(A)とクロロスルホ
ン化ポリエチレン(B)との総量100重量部に対し
て、好ましくは0.1〜5重量部、より好ましくは0.5
〜3重量部の割合である。
【0062】次に加工助剤としては、通常のゴムの加工
に使用されるものが使用できる。例えばリシノ−ル酸、
ステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、ステアリン
酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜
鉛、上記酸のエステル類等、高級脂肪酸、その塩および
そのエステル類等を用いることができる。これらの加工
助剤は通常の場合には、塩素化エチレン・α−オレフィ
ン共重合ゴム(A)とクロロスルホン化ポリエチレン
(B)との総量100重量部に対して、好ましくは約1
0重量部まで、より好ましくは約1〜5重量部用いられ
る。
【0063】本発明の塩素化エチレン・α−オレフィン
共重合ゴム組成物は、例えば次のような方法で調製する
ことができる。本発明の必須成分である塩素化エチレン
・α−オレフィン共重合ゴム、クロロスルホン化ポリエ
チレンに加え、補強剤、充填剤、軟化剤、顔料等の添加
剤をバンバリ−ミキサ−の如きミキサ−類を用いて約8
0〜170℃の温度で約3〜10分間混練した後、加硫
剤、加硫助剤をオ−プンロ−ルの如きロ−ル類を用いて
追加混合し、ロ−ル温度約40〜80℃で約3〜30分
間混練して押出し、リボン状またはシ−ト状のゴム配合
物を調製する。
【0064】あるいは、塩素化エチレン・α−オレフィ
ン共重合ゴム、クロロスルホン化ポリエチレンおよび配
合剤を80〜100℃に加熱された押出機に直接供給
し、滞留時間を0.5〜5分間採ることにより、ペレッ
ト状のゴム配合物を調製することもできる。
【0065】このようにして調製された未加硫ゴム配合
物は、例えば押出成形機、カレンダ−ロ−ル、プレス等
により所望の形状に成形され、成形と同時にまたはその
成形品を加硫槽内で、通常約150〜270℃で約1〜
30分間加熱する方法により加硫される。加硫槽として
は、スチ−ム加硫缶、熱空気加熱槽、ガラスビ−ズ流動
床、溶融塩加硫槽、マイクロ波加硫槽等が単独あるいは
組み合わせて使用される。
【0066】加硫物はそのもの自体でも電気絶縁材、自
動車工業部品、工業用ゴム製品、土木建材用品、ゴム引
布等として有用である。電気絶縁材としては、プラグキ
ャップ、イグニッションキャップ、デイストリビュ−タ
−キャップ等の自動車エンジン周辺のキャップ類、コン
デンサ−キャップ、舶用電線、自動車用イグニッション
ケ−ブル等の電線の通電部を円筒状に被覆した絶縁層、
ケ−ブルジョイントカバ−等に具体的に使用される。
【0067】自動車部品としては、ラジエ−タ−ホ−
ス、フュ−エルホ−ス等のホ−ス類、またバンパ−、バ
ンパ−フィラ−、バンパ−ストリップ、バンパ−サイド
ガ−ド、オ−バ−ライダ−、サイドプロテクションモ−
ル等の自動車外装用部品、各種ウエザ−ストリップ類、
ブ−ツ、ボ−ルジョイントシ−ル、各種防振ゴム等に使
用できる。工業用ゴム製品としては、ロ−ル、パッキン
グ、ライニング、ベルト等に使用できる。また土木建材
用としては、ル−フィングシ−ト、耐熱ベルト、建材用
ガスケット、ハイウエイジョイントシ−ル等に使用され
る。ゴム引布としては、防水布、天幕、レジャ−シ−ト
等に使用される。更に、加硫に先立ってゴム配合物中に
発泡剤および必要に応じて発泡助剤を配合し、発泡加硫
物とすることもできる。
【0068】発泡剤としては、例えば炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸アンモニウム、亜硝酸アンモニウム等の無機発
泡剤;N,N’−ジメチルN,N’−ジニトロソテレフタ
ルアミド、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラ
ミン等のニトロ化合物;アゾジカルボンアミド、アゾビ
スイソブチロニトリル、アゾシクロヘキシルニトリル、
アゾジアミノベンゼン、アゾジカルボン酸バリウム等の
アゾ化合物;ベンゼンスルフォニトリルヒドラジド、ト
ルエンスルフォニルヒドラジド、p,p’−オキシビス
(ベンゼンスルフォニルヒドラジド)、ジフェニルスル
ホン−3,3’−ジスルフォニルヒドラジド等のスルフ
ォニルヒドラジド化合物;カルシウムアジド、4,4’
−ジフェニルジスルフォニルアジド、p−トルエンスル
フォニルアジド等のアジド化合物が挙げられ、特にニト
ロ化合物、アゾ化合物およびアジド化合物が好んで使用
される。
【0069】これらの発泡剤は、塩素化エチレン・α−
オレフィン共重合ゴム(A)とクロロスルホン化ポリエ
チレン(B)との総量100重量部に対して、好ましく
は0.3〜30重量部、より好ましくは0.5〜20重量
部の割合で配合される。一般に見掛比重約 0.03〜
0.9程度の発泡体が形成される。
【0070】発泡剤とともに使用することのできる発泡
助剤としては、サリチル酸、フタル酸、ステアリン酸等
の有機酸あるいは尿素またはその誘導体等が使用され、
発泡剤の分解温度の低下、分解促進、気泡の均一化等の
働きを示す。
【0071】発泡加硫物は、具体的に、例えば次のよう
な方法で調製することができる。塩素化エチレン・α−
オレフィン共重合ゴム、クロロスルホン化ポリエチレン
に加え、補強剤、充填剤、軟化剤、顔料等の添加剤をバ
ンバリ−ミキサ−の如きミキサ−類を用いて約80〜1
70℃の温度で約3〜10分間混練した後、加硫剤、加
硫助剤、発泡剤、および必要に応じて発泡助剤をオ−プ
ンロ−ルの如きロ−ル類を用いて追加混合し、ロ−ル温
度約40〜80℃で約3〜30分間混練して押出し、リ
ボン状またはシ−ト状のゴム配合物を調製する。
【0072】あるいは、塩素化エチレン・α−オレフィ
ン共重合ゴム、クロロスルホン化ポリエチレンおよび配
合剤を80〜100℃に加熱された押出機に直接供給
し、滞留時間を0.5〜5分間採ることにより、ペレッ
ト状のゴム配合物を調製することもできる。
【0073】このようにして調製された未加硫ゴム配合
物は、例えば押出成形機、カレンダ−ロ−ル、プレス等
により所望の形状に成形され、成形と同時にまたはその
成形品を加硫槽内で、通常約150〜270℃で約1〜
30分間加熱する方法により加硫と同時に発泡が行われ
る。加硫槽としては、スチ−ム加硫缶、熱空気加熱槽、
ガラスビ−ズ流動床、溶融塩加硫槽、マイクロ波加硫槽
等が単独あるいは組み合わせて使用される。
【0074】以上のようにして製造された架橋発泡体
は、鮮やかな着色が可能で、色彩安定性、耐候性に優れ
た特性を有すと同時に、製品の良好な手触りや風合い、
平滑な表面性、ソフトな感触等が得られるので スポー
ツ用品、シーリング材、家電用スポンジ材料、各種ウェ
ザーストリップ類、断熱材、クッション材、シーリング
材、、防音材、電気絶縁材等の広い範囲の用途に使用可
能である。
【0075】
【効果】本発明の加硫可能ゴム組成物は、前記したとお
り、必須成分として塩素化エチレン・α−オレフィン共
重合ゴム(A)とクロロスルホン化ポリエチレン(B)
とを、重量基準で、(A)/(B)=95/5〜20/
80の割合で含有することにより両者の優れた特長を活
かし、欠点を補い、その相乗効果として、耐熱老化性、
耐油性、耐寒性、耐退色性に優れ、鮮やかな着色が可能
で、加工性が良好で、且つ実用的な加硫速度を与え、し
かも高い製品寿命を持ち価格的にも実用的である。
【0076】本発明のゴム組成物は、このように優れた
物性を有するので前記したように電気絶縁材料、自動車
工業部品、工業用ゴム製品、土木建材用品、ゴム引布ス
ポーツ用品等に有効に使用することができる。
【0077】
【実施例】
実施例1 表1に示す配合剤を4.3リットル バンバリ−ミキサ
−(神戸製鋼社製)で5分間混練しダンプアウトした。
ついでダンプアウトした混練物を14インチオ−プンロ
−ル(日本ロ−ル社製)に巻き付けた。このときロ−ル
表面温度は、前ロ−ル60℃、後ロ−ル70℃であっ
た。このオ−プンロ−ル上で表2に示す配合剤を添加し
2分間混練したのち、厚さ3mmでシ−ト出しした。こ
の配合ゴムを用い、JIS K 6300未加硫ゴム物
理試験法に従って、125℃でムーニー粘度を測定し
た。更に、この配合ゴムを160℃−20分間でプレス
加硫して2mm厚の加硫ゴムシ−トを調製した。この加
硫ゴムシ−トを用い、JIS K 6301加硫ゴム物
理試験方法に従って25℃雰囲気下で引張強さ、伸び、
低温脆化温度を測定した。同じく、JIS K 630
1に基づき耐熱老化試験を行なった。老化温度は150
℃であり、老化時間は70時間とした。これらの測定結
果を表3に示す。
【0078】
【表1】
【0079】
【表2】
【0080】実施例2 実施例1において、塩素化エチレン・α−オレフィン共
重合ゴムとクロロスルホン化ポリエチレンの比率を85
/15から50/50にした以外は、実施例1と同様に
行なった。結果は表3に示す。
【0081】実施例3 実施例1において、クロロスルホン化ポリエチレンにハ
イパロン40のかわりにACSIUM HPR−636
7を用いた以外は、実施例1と同様に行なった。結果は
表3に示す。
【0082】比較例1 実施例1において、塩素化エチレン・α−オレフィン共
重合ゴムとクロロスルホン化ポリエチレンの比率を85
/15からクロロスルホン化ポリエチレンのみにした以
外は、実施例1と同様に行なった。結果は表3に示す。
【0083】
【表3】
【0084】実施例4 表4に示す配合剤を4.3リットル バンバリ−ミキサ
−(神戸製鋼社製)で5分間混練しダンプアウトした。
ついでダンプアウトした混練物を14インチオ−プンロ
−ル(日本ロ−ル社製)に巻き付けた。このときロ−ル
表面温度は、前ロ−ル50℃、後ロ−ル50℃であっ
た。このオ−プンロ−ル上で表5に示す配合剤を添加し
3分間混練したのち、厚さ5mmでシ−ト出しした。更
に、この配合ゴムを縦×横×高さ=100×100×3
mmの型で130℃−7分間でプレスで一次成形し、引
き続きこの一次成形したスポンジ地ゴムを縦×横×高さ
=200×200×6mmの型で130℃−20分間で
プレスで二次成形して、スポンジシートを得た。こうし
て得られたスポンジシートのアスカーC硬度、見掛け比
重、縦×横=20×20mmの型で打ち抜き40%の歪
率で25℃−24時間放置後の圧縮永久歪、加硫発泡後
の黄ばみ、表面肌および手触りを測定した。これらの測
定結果を表6に示す。
【0085】
【表4】
【0086】
【表5】
【0087】実施例5 実施例4において、塩素化エチレン・α−オレフィン共
重合ゴムとクロロスルホン化ポリエチレンの比率を85
/15から50/50にした以外は、実施例4と同様に
行なった。結果は表6に示す。
【0088】実施例6 実施例4において、クロロスルホン化ポリエチレンにハ
イパロン40のかわりにACSIUM HPR−636
7を用いた以外は、実施例4と同様に行なった。結果は
表6に示す。
【0089】比較例2 実施例4において、塩素化エチレン・α−オレフィン共
重合ゴムとクロロスルホン化ポリエチレンの比率を85
/15からクロロスルホン化ポリエチレンのみにした以
外は、実施例4と同様に行なった。結果は表6に示す。
【0090】
【表6】
【0091】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊池 義治 千葉県市原市千種海岸3番地 三井石油化 学工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)塩素含量が20〜40重量%であ
    りそしてム−ニ−粘度[ML1+4(121℃)]が10
    〜190である塩素化エチレン・α−オレフィン共重合
    ゴム および(B)塩素含量が20〜50重量%であり
    そして硫黄含量が0.2〜3.0重量%であるクロロスル
    ホン化ポリエチレンを、前記(A)成分対(B)成分の
    重量比が95/5〜20/80の割合で、含有すること
    を特徴とする加硫可能ゴム組成物。
  2. 【請求項2】 塩素化エチレン・α−オレフィン共重合
    ゴムの塩素化前のエチレン・α−オレフィン共重合体が
    エチレン対炭素数3〜10のα−オレフィンのモル比が
    75/25〜95/5であるエチレンと該α−オレフィ
    ンとの共重合体である請求項1に記載の加硫可能ゴム組
    成物。
  3. 【請求項3】 請求項1の可硫可能ゴム組成物からなる
    可硫ゴム発泡体。
JP14096893A 1993-06-11 1993-06-11 加硫可能ゴム組成物 Withdrawn JPH06345922A (ja)

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