JPH06342911A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH06342911A
JPH06342911A JP13016793A JP13016793A JPH06342911A JP H06342911 A JPH06342911 A JP H06342911A JP 13016793 A JP13016793 A JP 13016793A JP 13016793 A JP13016793 A JP 13016793A JP H06342911 A JPH06342911 A JP H06342911A
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JP
Japan
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silicon
island
oxide film
silicon substrate
nitride film
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JP13016793A
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English (en)
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Hiroshi Aoki
浩 青木
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 縦型SOIMOSFETのトランジスタ形成
アイランド部をその下のシリコン基板と分離するための
フィールド酸化膜によって生じる応力を緩和する。 【構成】 縦型SOIMOSFETのトランジスタ形成
アイランド部に、このトランジスタ形成アイランド部よ
り幅の広い土台部を設け、トランジスタ形成アイランド
部の下部をエッチングした後で、熱酸化を行う。また、
異なる幅のトランジスタ形成アイランド部を有する縦型
SOIMOSFETには、幅の広いトランジスタ形成ア
イランド部の下部のみ追加エッチングし、その後、熱酸
化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置、特に、
縦型SOIMOSFET(Silicon on Insulating MOS
Filed Effect Transistor)の構造およびその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、縦型SOIMOSFETには、例
えば、アイ.イー.イー.イー.エレクトロン デバイ
ス レター(IEEE Electron Devic
e Lett.vol.11 pp.36〜38,19
90)に開示されるものがあり、図4(a)〜(d)
は、同文献に開示された縦型SOIMOSFETの製造
方法を示す断面フロー図である。図4を参照して、従来
の縦型SOIMOSFETの製造方法を以下に説明す
る。
【0003】まず、シリコン基板401に、熱酸化によ
り250Åのシリコン酸化膜403を形成した後、ケミ
カル・ヴェイパー・デポジション(以下CVDという)
法により2000Åのシリコン窒化膜405を形成す
る。さらに、フォトレジストを窒化膜405上に形成
し、周知のフォトリソグラフィー法によりレジストパタ
ーンを形成する。次いで、このレジストパターンをマス
クとして、リアクティブ・イオン・エッチング(以下R
IEという)を行い窒化膜405、酸化膜403および
シリコン基板401を選択的に除去し、シリコンアイラ
ンド401aを形成する。その後、熱酸化により100
Åのシリコン酸化膜407をシリコンアイランド401
aの側壁およびシリコン基板401の露出表面に形成す
る(図4(a))。
【0004】次に、CVD法により全面に1000Åの
シリコン窒化膜を形成した後に、RIEにより全面をエ
ッチバックすることにより、シリコンアイランド401
aの側壁に形成されたシリコン酸化膜上におよびシリコ
ン窒化膜405側壁に、シリコン窒化膜のスペーサ40
9を形成する。さらに、シリコン窒化膜405およびシ
リコン窒化膜のスペーサ409をマスクとして、フッ酸
と硝酸の混合液を用いて、シリコン酸化膜407をエッ
チングする。その後、シリコン基板401の露出表面を
わずかにエッチングする(図4(b))。
【0005】その後、1100℃の熱酸化処理により、
フィールド酸化膜411を形成する(図4(c))。こ
のようにして、シリコンアイランド401aは、シリコ
ン基板401と絶縁される。
【0006】以下、周知の方法により、シリコン窒化膜
405、シリコン窒化膜のスペーサ409およびシリコ
ン酸化膜405、407を除去した後、ゲート酸化膜
(図示せず)、ゲート電極417およびソース、ドレイ
ン拡散層413、415を形成し、図4(d)に示すよ
うな縦型SOIMOSFETが得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
製造方法では、図4(c)を参照して説明したように、
シリコン基板401とシリコンアイランド401aを絶
縁するためのフィールド酸化膜形成工程において、シリ
コンアイランドの下部を熱酸化するためシリコンアイラ
ンド401a内にバーズビークが生じる。このため、シ
リコンアイランド401aが、応力を受け欠陥が発生す
るという問題点があった。
【0008】さらに、図4(e)に示すようなシリコン
アイランド幅W1、W2の異なる2つのシリコンアイラ
ンドを形成した場合、幅の広いシリコンアイランドが完
全に分離するまで熱酸化しなければならず、幅の狭いシ
リコンアイランドが、応力を受け欠陥が発生するという
問題点があった。
【0009】この発明は、以上述べた、バーズビークの
発生による、シリコンアイランドの欠陥を防止するため
の、半導体装置の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0010】さらに、幅の異なるシリコンアイランドを
有する半導体装置においてもシリコンアイランドの欠陥
を防止する半導体装置の製造方法を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
ほぼ直方体形状の第1および第2のシリコン島を基準面
上に有するシリコン基板であって、前記第1および第2
のシリコン島はそれぞれが接合した接合面を有し、前記
第1のシリコン島の底面の短辺は、前記第2のシリコン
島の底面の短辺より短い第1のシリコン島を有するシリ
コン基板を準備する工程と、前記第1および第2のシリ
コン島の前記基準面近傍を等方性エッチングする工程
と、前記シリコン基板の前記基準面下のシリコン基板部
と、前記第1のシリコン島を分離する熱酸化膜を形成す
る工程とを有する半導体装置の製造方法である。
【0012】さらに、本発明の第2の発明は、ほぼ直方
体形状の第1および第2のシリコン島を基準面上に有す
るシリコン基板であって、前記第1のシリコン島の底面
の短辺は、前記第2のシリコン島の底面の短辺より短い
第1のシリコン島を有するシリコン基板を準備する工程
と、前記第2のシリコン島の前記基準面近傍を等方性エ
ッチングする工程と、前記シリコン基板の前記基準面下
のシリコン基板部と、前記第1および第2のシリコン島
を分離する熱酸化膜を形成する工程とを有する半導体装
置の製造方法である。
【0013】
【作用】このように、それぞれが接合し、第1のシリコ
ン島の底面の短辺は、前記第2のシリコン島の底面の短
辺より短い第1のシリコン島と第2のシリコン島を形成
したので、第1のシリコン島の下部を十分等方性エッチ
ングすることができるので、その後の熱酸化により第1
のシリコン島に生じるバーズビークなどの応力を緩和で
きる。
【0014】さらに、ほぼ直方体形状の2つのシリコン
島で、第1のシリコン島の底面の短辺が第2のシリコン
島の底面の短辺より短い第1のシリコン島および第2の
シリコン島を有するシリコン基板の第2のシリコン島の
下部を等方性エッチングしたので、それぞれのシリコン
島の下部の幅を一定にすることができ、その後の熱酸化
処理が幅の広いトランジスタ形成アイランド部に制限さ
れないので、この熱酸化によるそれぞれのシリコン島に
生じるバーズビークなどの応力を緩和できる。
【0015】
【実施例】
〔実施例1〕図1は、本発明の第1の実施例を示す製造
工程図である。以下図1を参照して第1の実施例を説明
する。
【0016】まず、シリコン基板101に、熱酸化によ
り250Åのシリコン酸化膜103を形成した後、CV
D法により2000Åのシリコン窒化膜105を形成す
る。さらに、フォトレジストを窒化膜105上に形成
し、周知のフォトリソグラフィー法によりレジストパタ
ーンを形成する。次いで、このレジストパターンをマス
クとして、RIEを行い窒化膜105、酸化膜103お
よびシリコン基板101を選択的に除去し、シリコンア
イランド102を形成する(図1(a))。
【0017】この時、シリコンアイランドの形状が、図
1(b)に示すように、真上から見たとき、I字形状に
なるよう、あらかじめレジストパターンを形成し、エッ
チングする。図1(a)は、図1(b)のA−A断面図
に対応している。図1(c)は、シリコンアイランド1
02の形状の見取り図である。これら図1(b)および
(c)に示すように、シリコンアイランド102は、ト
ランジスタ形成アイランド部102aと、土台部102
b、102cの部分から成り、この土台部102b、1
02cの幅WbおよびWcは、トランジスタ形成アイラ
ンド部102aの幅Waより大きく形成されている。こ
の場合、幅Waは約1500Å、幅WbおよびWcは約
3000Åである。
【0018】その後、熱酸化により100Åのシリコン
酸化膜107をシリコンアイランド102の側壁および
シリコン基板101の露出表面に形成する。
【0019】次に、CVD法により全面に1000Åの
シリコン窒化膜を形成した後に、RIEにより全面をエ
ッチバックすることにより、シリコンアイランド102
の側壁に形成されたシリコン酸化膜上およびシリコン窒
化膜105側壁に、シリコン窒化膜のスペーサ109を
形成する。さらに、シリコン窒化膜105およびシリコ
ン窒化膜のスペーサ109をマスクとして、フッ酸と硝
酸の混合液を用いて、シリコン酸化膜107をエッチン
グする(図1(d))。
【0020】その後、トランジスタ形成アイランド部1
02aがシリコン基板と完全に分離するよう等方性エッ
チングを行う(図1(e))。この時、土台部102b
および102cは、シリコン基板と完全に分離しないよ
うあらかじめ、エッチング処理時間もしくは土台部の幅
WbおよびWcを設定する必要がある。
【0021】その後、シリコンアイランド102を、シ
リコン基板101と絶縁するために、1100℃の熱酸
化処理により、フィールド酸化膜111を形成する(図
1(f))。
【0022】以下、周知の方法により、シリコン窒化膜
105、シリコン窒化膜のスペーサ109およびシリコ
ン酸化膜105、107を除去した後、ゲート酸化膜
(図示せず)、ゲート電極113およびソース、ドレイ
ン拡散層(図示せず)を形成し、図1(g)に示すよう
な縦型SOIMOSFETが得られる。
【0023】このように、本実施例においては、シリコ
ンアイランド部102に幅の広い土台部102b、10
2cを設けたので、トランジスタ形成アイランド部10
2a下部をシリコン基板と完全に分離するまでエッチン
グすることができる。従って、その後の熱酸化によるフ
ィールド酸化膜形成工程においてトランジスタ形成アイ
ランド部102a内に生じるバースビークの影響を緩和
することができ、バーズビークの影響による欠陥を防止
することができる。
【0024】ここで、本実施例においては、トランジス
タ形成アイランド部102aの下部をシリコン基板と完
全に分離するようエッチングしたが、完全に分離しない
場合でも同様の効果が得られる。
【0025】また、本実施例においては、トランジスタ
形成アイランド部102aの両側に土台部102b、1
02cを形成したが、片側のみでも同様の効果が得られ
る。さらに、この土台部は、フィールド酸化膜形成工程
後、取り除いてもよい。この土台部を、フィールド酸化
膜形成工程後に取り除く場合は、もちろんフィールド酸
化膜によって、シリコン基板と土台部とを完全に分離す
る必要はない。
【0026】〔実施例2〕図2は、本発明の第2の実施
例を示す製造工程図である。以下図2を参照して第2の
実施例を説明する。
【0027】まず、シリコン基板201に、熱酸化によ
り250Åのシリコン酸化膜203を形成した後、CV
D法により2000Åのシリコン窒化膜205を形成す
る。さらに、フォトレジストを窒化膜205上に形成
し、周知のフォトリソグラフィー法によりレジストパタ
ーンを形成する。次いで、このレジストパターンをマス
クとして、RIEを行い窒化膜205、シリコン酸化膜
203およびシリコン基板201を選択的に除去し、幅
の異なる(WA、WB)シリコンアイランド202Aお
よび202Bを形成する(図2(a))。
【0028】その後、熱酸化により100Åのシリコン
酸化膜207をシリコンアイランド202A、202B
の側壁およびシリコン基板201の露出表面に形成す
る。
【0029】次に、CVD法により全面に1000Åの
シリコン窒化膜を形成した後に、RIEにより全面をエ
ッチバックすることにより、シリコンアイランド202
A、202Bの側壁に形成されたシリコン酸化膜上およ
びシリコン窒化膜205の側壁に、シリコン窒化膜のス
ペーサ209を形成する。さらに、フッ酸と硝酸の混合
液を用いて、シリコン窒化膜のスペーサ209およびシ
リコン窒化膜205をマスクにシリコン酸化膜207を
除去する(図2(b))。
【0030】次に、シリコン基板201を、シリコン窒
化膜のスペーサ209およびシリコン窒化膜205をマ
スクに等方性エッチングする(図2(c))。
【0031】次に、シリコンアイランド202Aをレジ
ストマスク210で覆い、レジストマスク210、シリ
コン窒化膜205およびシリコン窒化膜のスペーサ20
9をマスクとして、シリコン基板201を等方性エッチ
ングする。つまり、シリコンアイランド202Bの下部
のみ追加エッチングする(図2(d))。この時、シリ
コンアイランド202Bの下部がシリコンアイランド2
02Aの幅WAとほぼ同じになる程度エッチングする。
【0032】その後、レジストマスクを除去し、シリコ
ンアイランド202A、202Bとシリコン基板201
と絶縁するために、1100℃の熱酸化処理により、フ
ィールド酸化膜211を形成する(図2(e))。
【0033】以下、実施例1と同様に、ゲート酸化膜、
ゲート電極およびソース、ドレイン拡散層を形成する
と、縦型SOIMOSFETが得られる。
【0034】このように、本実施例においては、幅の広
いシリコンアイランド202Bの下部を追加エッチング
したので、その後の熱酸化によるフィールド酸化膜形成
工程において、シリコン202A、202Bに生じるバ
ースビークの影響を緩和することができ、バーズビーク
の影響による欠陥を防止することができる。
【0035】〔実施例3〕図3は、本発明の第3の実施
例を示す製造工程図である。以下図3を参照して第3の
実施例を説明する。
【0036】まず、シリコン基板301に、熱酸化によ
り350Åのシリコン酸化膜303を形成した後、CV
D法により2000Åのシリコン窒化膜305を形成す
る。さらに、フォトレジストを窒化膜305上に形成
し、周知のフォトリソグラフィー法によりレジストパタ
ーンを形成する。次いで、このレジストパターンをマス
クとして、RIEを行い窒化膜305、酸化膜303お
よびシリコン基板301を選択的に除去し、幅の異なる
(WA、WB)トランジスタ形成アイランド部302A
および302Bを有するシリコンアイランド302を形
成する(図3(a))。
【0037】この時、シリコンアイランドの形状が、図
3(b)に示すように、真上から見たとき、II字形状に
なるよう、あらかじめレジストパターンを形成し、エッ
チングする。図3(a)は、図3(b)のA−A断面図
に対応している。この図3(b)に示すように、トラン
ジスタ形成アイランド部302Aおよび302B両端に
は、土台部302b、302cが形成され、この土台部
302b、302cの幅WbおよびWcは、トランジス
タ形成アイランド部302aの幅WA(WA<WB)よ
り大きく形成されている。
【0038】その後、熱酸化により100Åのシリコン
酸化膜307をシリコンアイランド302の側壁および
シリコン基板301の露出表面に形成する。
【0039】次に、CVD法により全面に1000Åの
シリコン窒化膜を形成した後に、RIEにより全面をエ
ッチバックすることにより、シリコンアイランド302
の側壁に形成されたシリコン酸化膜上およびシリコン窒
化膜305側壁に、シリコン窒化膜のスペーサ309を
形成する。さらに、シリコン窒化膜305およびシリコ
ン窒化膜のスペーサ309をマスクとして、フッ酸と硝
酸の混合液を用いて、シリコン酸化膜307をエッチン
グする(図3(c))。
【0040】その後、トランジスタ形成アイランド部3
02Aがシリコン基板と完全に分離するまでシリコン基
板301を等方性エッチングする(図3(d))。この
時、土台部302bおよび302cは、シリコン基板と
完全に分離しないようあらかじめ、エッチング処理時間
もしくは土台部の幅WbおよびWcを設定する必要があ
る。
【0041】その後、シリコンアイランド302を、シ
リコン基板301と絶縁するために、1100℃の熱酸
化処理により、フィールド酸化膜311を形成する(図
3(e))。
【0042】以下、実施例1と同様に、ゲート酸化膜、
ゲート電極およびソース、ドレイン拡散層を形成し、縦
型SOIMOSFETが得られる。
【0043】このように、本実施例においては、シリコ
ンアイランド302に幅の広い土台部302b、302
cを設けたので、トランジスタ形成アイランド部302
Aおよび302Bの下部を十分エッチングすることがで
きる。従って、その後の熱酸化によるフィールド酸化膜
形成工程において、トランジスタ形成シリコンアイラン
ド部302A、302Bに生じるバースビークの影響を
緩和することができ、バーズビークの影響による欠陥を
防止することができる。
【0044】ここで、本実施例においては、シリコンア
イランド部302A、302Bの両側に土台部を形成し
たが、幅の狭いシリコンアイランド(この場合302
A)にのみ土台部を設けてもよい。また、本実施例にお
いては、幅の狭いトランジスタ形成アイランドのみシリ
コン基板と完全に分離させたが、その後のフィールド酸
化膜形成工程においてフィールド酸化膜でシリコン基板
とトランジスタ形成用アイランドを接続できる程度であ
れば、幅の広いトランジスタ形成アイランドが完全に分
離するまで等方性エッチングを行っても良い。
【0045】また、本実施例においては、トランジスタ
形成アイランド部302A、302Bの両側に土台部3
02b、302cを形成したが、片側のみでも同様の効
果が得られる。さらに、この土台部は、フィールド酸化
膜形成工程後、取り除いてもよい。この土台部を、フィ
ールド酸化膜形成工程後に取り除く場合は、もちろんフ
ィールド酸化膜によって、シリコン基板と土台部とを完
全に分離する必要はない。
【0046】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、縦型SOIMOSFETのトランジスタ形成ア
イランド部に、このトランジスタ形成アイランド部より
幅の広い土台部を設けたので、トランジスタ形成アイラ
ンド部の下部を十分にエッチングすることができる。従
って、その後の熱酸化により生じるバーズビークなどの
応力を緩和できる。
【0047】また、異なる幅のトランジスタ形成アイラ
ンド部を有する縦型SOIMOSFETにおいて、幅の
広いトランジスタ形成アイランド部の下部のみ追加エッ
チングしたので、トランジスタ形成アイランド部の下部
の幅を一定にすることができ、その後の熱酸化処理が幅
の広いトランジスタ形成アイランド部に制限されない。
従って、その後の熱酸化により生じるバーズビークなど
の応力を緩和できる。
【0048】さらに、異なる幅のトランジスタ形成アイ
ランド部を有する縦型SOIMOSFETにおいて、少
なくとも幅の狭いトランジスタ形成アイランド部に、こ
のトランジスタ形成アイランド部より幅の広い土台部を
設けたので、このトランジスタ形成アイランド部の下部
を十分にエッチングすることができる。従って、その後
の熱酸化により生じるバーズビークなどの応力を緩和で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す製造工程図
【図2】本発明の第2の実施例を示す製造工程図
【図3】本発明の第3の実施例を示す製造工程図
【図4】従来の縦型SOIMOSFETの製造方法を示
す断面フロー図
【符号の説明】
101 シリコン基板 102 シリコンアイランド 102a トランジスタ形成シリコンアイランド部 102b、102c 土台部 103 シリコン酸化膜 105 シリコン窒化膜 107 シリコン酸化膜 109 シリコン窒化膜のスペーサ 111 フィールド酸化膜 113 ゲート電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ直方体形状の第1および第2のシリ
    コン島を基準面上に有するシリコン基板であって、 前記第1および第2のシリコン島はそれぞれが接合した
    接合面を有し、前記第1のシリコン島の底面の短辺は、
    前記第2のシリコン島の底面の短辺より短い第1のシリ
    コン島を有するシリコン基板を準備する工程と、 前記第1および第2のシリコン島の前記基準面近傍を等
    方性エッチングする工程と、 前記シリコン基板の前記基準面下のシリコン基板部と、
    前記第1のシリコン島を分離する熱酸化膜を形成する工
    程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 ほぼ直方体形状の第1および第2のシリ
    コン島を基準面上に有するシリコン基板であって、 前記第1のシリコン島の底面の短辺は、前記第2のシリ
    コン島の底面の短辺より短い第1のシリコン島を有する
    シリコン基板を準備する工程と、 前記第2のシリコン島の前記基準面近傍を等方性エッチ
    ングする工程と、 前記シリコン基板の前記基準面下のシリコン基板部と、
    前記第1および第2のシリコン島を分離する熱酸化膜を
    形成する工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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