JPH0634213U - 面実装トランス - Google Patents

面実装トランス

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JPH0634213U
JPH0634213U JP7095592U JP7095592U JPH0634213U JP H0634213 U JPH0634213 U JP H0634213U JP 7095592 U JP7095592 U JP 7095592U JP 7095592 U JP7095592 U JP 7095592U JP H0634213 U JPH0634213 U JP H0634213U
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JP7095592U
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ネミック・ラムダ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容量を確保することができると共に、薄型化
が可能な面実装トランスを提供する。 【構成】 上下一対のコア10,10を偏平状に形成し、こ
れらコア10,10の内部にボビン本体4を収納する収納溝
13,13を形成する。ボビン本体4に巻線3を施し、かつ
側部には外部と電気的接続を行う取付脚部7,8を突設
する。また、コア10の側面には取付脚部7,8が挿通す
る開口部14を形成する。 【効果】 上下一対のコア10,10を偏平状で薄型に形成
し、それらコア10,10内部に収納するボビン本体4を大
径に形成し、これにより面実装トランス2を薄型にして
巻線3の巻数と巻線径とを大きく取ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はプリント基板に実装される面実装トランスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スイッチング電源装置などの電子機器においては、トランス、チョーク コイル、コンデンサ等の電子部品の搭載と、これら各部品間の配線とを行うため に、パターン形成されたプリント基板が用いられている。そして、そのプリント 基板としては、下面にパターンを形成し、上面から挿通した導電性ピンを下面の パターンに半田付けするものなどが用いられているが、この下面にパターンを形 成したプリント基板では、導電性ピンの下端とその半田付け部が下面に突出し、 また実装する電子部品も比較的大型のため、プリント基板の配置及び薄形化の点 で制約を受けやすく、このためこの種のスイッチング電源装置では装置の小型化 を図るため、パターンを上面に形成したプリント基板に電子部品を実装する所謂 面実装タイプのものが用いられ、例えばそのなかの面実装トランスは、上下一対 のEE形コアを縦設し、これらEEコア間に、巻線したボビン本体を縦設し、前 記巻線を電気的に接続した取付脚部を前記ボビンの下部に設け、その取付脚部を プリント基板上面のパターンに半田付け固定している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術においては、電源装置の小型化のため、プリント基板に実装した 面実装トランスの薄型化を図る場合、ボビン本体の高さ寸法を縮小しなければな らず、そのボビン本体を薄型に形成すると巻線の巻幅が制約を受け、比較的大き な容量のトランスには用いることができないという問題があった。
【0004】 そこで、本考案は上記問題点を解決し、容量を確保すると共に、薄型化が可能 な面実装トランスを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は巻線が巻回されるボビン本体と、このボビン本体を収納する溝部を内 部に有し、かつ偏平状をなす上下一対のコアと、前記ボビン本体から側方に突出 し、外部との電気的接続を行う取付脚部と、前記コアの側面に開口し前記取付脚 部が挿通する開口部とを具備するものである。
【0006】
【作用】
上下一対のコアを偏平状で薄型に形成し、それらコア内部に収納するボビン本 体を大径に形成し、これによりトランスを薄型にしてボビン本体に巻回す巻線の 巻数と巻線径とを大きく取ることができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例につき、添付図面を参照して説明する。図1ないし図4 は本考案に一実施例を示し、1はプリント基板であるメタルコア基板であり、こ のメタルコア基板1はアルミベース表面に絶縁層を形成し、この絶縁層上に所定 のプリント配線加工を施している。2は前記メタルコア基板1上の所定位置に載 置される面実装トランスである。この面実装トランス2は、その外周に巻線3を 巻回した合成樹脂などからなる中空状のボビン本体4を偏平状に形成し、例えば そのボビン本体4は高さ5ミリ,内径10ミリの径大で薄型をなし、そのボビン 本体4の上下鍔部5には、長孔状をなす複数の注入孔6が等間隔で穿設されてい る。また、ボビン本体4の下部の鍔部5には、両側方にそれぞれ外部との電気的 接続を行う一次側,二次側の取付脚部7,8が突設され、これら取付脚部7,8 は平面略T字型をなし、その端部には4個の導電性ピン9が所定の間隔毎に設け られ、これら導電性ピン9に前記巻線3の各端部が電気的に接続されている。前 記ボビン本体4は、偏平状で略円筒型をなす上下一対のコア10,10内に収納され 、このコア10は、略円筒状の側壁部11と円柱状の中心部12との間に、前記ボビン 本体4を収納する収納溝13が形成され、また前記各取付脚部7,8の基部を挿通 する切欠溝状の開口部14が形成され、かつ上,下面15,15は平面状に形成され、 この下面15と前記導電性ピン9の下面とが同一高さに形成されている。前記一次 側の取付脚部7には、中央2箇所の導電性ピン9を挟んで2箇所の切込溝16が形 成され、二次側の取付脚部8には中央2箇所の導電性ピン9を挟んだ2箇所の切 欠溝16と基部側に1箇所の切欠溝16Aが形成され、これら切欠溝16,16Aは取付 脚部7,8の上下面に切込み状に形成されている。
【0008】 そして、ボビン本体4に巻線3を施し該巻線3の各端部を各導電性ピン9に電 気的に接続し、そのボビン本体4の鍔部5に形成した注入孔6から巻線3に図示 しない含浸剤等を注入する。この後、収納溝13にボビン本体4を合わせ上下のコ ア10,10内にボビン本体4を収納して面実装トランス2を組立てる。その面実装 トランス2をメタルコア基板1上にコア10の下面15が当接するようにして載置し 、各導電性ピン9をメタルコア基板1のパターンに半田付けなどにより電気的に 接続して固定する。そして、その面実装トランス2は、上下一対のコア10,10を 偏平状に形成することにより薄型となり、その面実装トランス2を搭載した電源 装置の小型化を図ることができ、またコア10,10内に収納するボビン本体4を薄 型でその直径を大径に形成することにより、そのボビン本体4に巻回す巻線3の 巻数及び巻線径を大きく取ることができ、大容量の面実装トランス2として用い ることができる。また、ボビン本体4の鍔部5に注入孔6を形成したため、この 注入孔6から巻線に含浸剤等を充填し、巻線3全体を含浸剤により保護し、振動 および衝撃雰囲気中においてもトランスの安定した動作が可能となる。また、こ のような面実装トランス2において、一重巻線3のものを用いる場合は、取付脚 部7,8の切欠溝16から不要な導電性ピン9部分を切断して導電性ピン9を2本 だけにして使用する。さらに、二次側を巻線3に替えて図示しない銅板等のバン ド式のものを用いる場合は、二次側の切欠溝16Aから取付端部8の導電性ピン9 部分を切断して使用する。
【0009】 以上のように上記実施例によれば、巻線3が巻回されるボビン本体4と、この ボビン本体4を収納する溝部13を内部に有し、かつ偏平状をなす上下一対のコア 10,10と、ボビン本体4から側方に突出し外部との電気的接続を行う取付脚部7 ,8と、コア10の側面に開口し取付脚部7,8が挿通する開口部14とを具備する ものであるから、上下一対のコア10,10を偏平状で薄型に形成し、それらコア10 ,10内部に収納するボビン本体4を大径に形成し、これにより面実装トランス2 を薄型にして巻線3の巻数と巻線径とを大きく取ることができ、面実装トランス 3の容量を確保し、かつ大幅な薄型化が可能となる。
【0010】 また、実施例上の効果として、ボビン本体4の鍔部5に注入孔6を形成したこ とにより、ボビン本体4に施した巻線3全体に含浸剤等を注入することができ、 この含浸剤により面実装トランス2の振動および衝撃に対する性能を向上するこ とができる。また、取付脚部7,8に、導電性ピン9の配置に対応して切欠溝16 ,16Aを形成したことにより、面実装トランス2の巻線3が一重巻、二重巻の各 タイプにより取付脚部7,8の形状を変えることなく使用することができ、汎用 性に優れたものとなり、また、一重巻のものあるいは巻線として銅製バンドを用 いるものは、切欠溝16あるいは切欠溝16Aから取付脚部7,8の導電性ピン9部 分を切断することにより、面実装トランス2の取付スペースを削減することがで きる。さらに、コア10の下面15を前記導電性ピン9の下面と同一高さに形成した ことにより、メタルコア基板1に実装した面実装トランス2は、コア10の平面状 下面15全体がメタルコア基板1に当接し、この当接部分からメタルコア基板1に 熱が吸収されるため冷却効果に優れ、トランス動作性能の向上が図られる。さら にまた、ボビン本体4を略筒状の上,下コア10,10内に収納することにより、面 実装トランス2の取付作業中などにボビン本体4の巻線3に作業者が接触する虞 がなく、巻線3を外部から安定して保護することができる。
【0011】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内に おいて種々の変形実施が可能である。例えば、実施例においては円筒型のボビン 本体を示したが、このボビン本体は角筒型に形成してもよく、この場合はコアの 外形も偏平状で平面角型に形成すればよい。また、プリント基板もアルミベース を用いたメタルコア基板に限らず、各種タイプのものを用いることができる。
【0012】
【考案の効果】 本考案は巻線が巻回されるボビン本体と、このボビン本体を収納する溝部を内 部に有し、かつ偏平状をなす上下一対のコアと、前記ボビン本体から側方に突出 し外部との電気的接続を行う取付脚部と、前記コアの側面に開口し前記取付脚部 が挿通する開口部とを具備するものであり、容量を確保することができると共に 、薄型化が可能な面実装トランスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す一部切欠き平面図であ
る。
【図3】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図4】本考案の一実施例を示す取付脚部の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 メタルコア基板 2 面実装トランス 3 巻線 4 ボビン本体 7,8 取付脚部 10 コア 14 開口部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線が巻回されるボビン本体と、このボ
    ビン本体を収納する溝部を内部に有し、かつ偏平状をな
    す上下一対のコアと、前記ボビン本体から側方に突出し
    外部との電気的接続を行う取付脚部と、前記コアの側面
    に開口し前記取付脚部が挿通する開口部とを具備するこ
    とを特徴とする面実装トランス。
JP7095592U 1992-10-12 1992-10-12 面実装トランス Expired - Lifetime JP2584909Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JPH0634213U true JPH0634213U (ja) 1994-05-06
JP2584909Y2 JP2584909Y2 (ja) 1998-11-11

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000252134A (ja) * 1999-03-03 2000-09-14 Rohm Co Ltd トランス
WO2015137067A1 (ja) * 2014-03-14 2015-09-17 シャープ株式会社 トランスおよび電源装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000252134A (ja) * 1999-03-03 2000-09-14 Rohm Co Ltd トランス
WO2015137067A1 (ja) * 2014-03-14 2015-09-17 シャープ株式会社 トランスおよび電源装置
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