JPH0634214U - トランス - Google Patents

トランス

Info

Publication number
JPH0634214U
JPH0634214U JP7095692U JP7095692U JPH0634214U JP H0634214 U JPH0634214 U JP H0634214U JP 7095692 U JP7095692 U JP 7095692U JP 7095692 U JP7095692 U JP 7095692U JP H0634214 U JPH0634214 U JP H0634214U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary side
copper plate
terminal
transformer
side copper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7095692U
Other languages
English (en)
Inventor
広明 高橋
Original Assignee
ネミック・ラムダ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ネミック・ラムダ株式会社 filed Critical ネミック・ラムダ株式会社
Priority to JP7095692U priority Critical patent/JPH0634214U/ja
Publication of JPH0634214U publication Critical patent/JPH0634214U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立作業性に優れ、電気的ロスの少ないトラ
ンスを提供する。 【構成】 ボビン本体4に一次巻線3を巻回し、この一
次巻線3を二次側の導電性板材である二次側銅板17で覆
う。この二次側銅板17の端部を延設して延設部18を一体
に形成し、この延設部18の下部に略L字形の端子たる取
付脚部19を一体に形成する。 【効果】 二次側銅板17と端子たる取付脚部19を一体形
成することにより、従来端子取付に用いられた半田付け
などの作業が不要となる。また、二次側銅板17と端子と
の接続箇所がなくなるため、電気的ロスが少なくなり、
かつ二次側銅板17と取付脚部19を同一材質で一体形成す
ることにより、トランスの電気的信頼性を高めることが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はプリント基板に実装されるトランスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スイッチング電源装置などの電子機器においては、トランス、チョーク コイル、コンデンサ等の電子部品の搭載と、これら各部品間の配線とを行うため に、パターン形成されたプリント基板が用いられている。そして、そのプリント 基板としては、下面にパターンを形成し、上面から挿通した端子ピンを下面のパ ターンに半田付けするものや、上面にパターンを形成し、その上面のパターンに 端子を半田付けする所謂面実装のものなどが知られており、例えばその面実装の トランスは、上下一対のEE形コアを縦設し、これらEEコア間にボビン本体を 縦設し、このボビン本体に一次巻線を巻回し、この一次巻線を前記ボビンに設け た端子ピンに電気的に接続して外部と電気的に接続し、また二次側は前記一次巻 線を導電性板材により覆い、この導電性板材に端子ピンを設けて外部と電気的に 接続しており、この導電性板材としては図5に示すように導電性板材である銅板 Aを、円筒形ボビン本体の一次巻線(図示せず)を覆うように彎曲形成し、その 端部に、基板と電気的に接続するL字型の端子ピンBを、半田付け部Cあるいは 溶着によって取り付けるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術においては、二次側巻線である銅板Aに、この銅板Aと別体の端 子ピンBを半田付けあるいは溶着によって取付けるようにしているため、その取 付箇所において電気的な抵抗が生じてロスが発生し、またその抵抗によって半田 付け部Cなどの取付箇所が部分的に加熱しトランスの動作に悪影響を与える虞れ があった。さらに組立工程においては、端子ピンBの半田付けあるいは溶着作業 が必要になるため組立作業性に劣るという問題があった。
【0004】 そこで、本考案は上記問題点を解決し、組立作業性に優れ、電気的ロスの少な いトランスを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案はボビン本体に一次巻線を巻回し、この一次巻線を二次側の導電性板材 で覆い、この導電性板材に外部と電気的接続を行う端子を設けたトランスにおい て、前記導電性板材の端部を延設して前記端子を一体形成したものである。
【0006】
【作用】
導電性板材の端部を延設して端子を一体形成することにより、導電性板材と端 子との取付作業が不要となり、また、その取付箇所による電気的なロスがなくな る。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例につき、添付図面を参照して説明する。図1ないし図4 は本考案に一実施例を示し、1はプリント基板であるメタルコア基板であり、こ のメタルコア基板1はアルミベース表面に絶縁層を形成し、この絶縁層上に所定 のプリント配線加工を施している。2は前記メタルコア基板1上の所定位置に載 置される面実装トランスである。この面実装トランス2は、その外周に一次巻線 3を施した合成樹脂などからなる中空状のボビン本体4を偏平状に形成し、例え ばそのボビン本体4は高さ5ミリ,内径10ミリの径大で薄型をなし、そのボビ ン本体4の上下鍔部5には、長孔状をなす複数の注入孔6が等間隔で穿設されて いる。また、ボビン本体3の下鍔部5には、外部との電気的接続を行う一次側の 取付脚部7と、二次側の取付台部8とが突設され、その取付脚部7は平面略T字 型をなし、その端部には4個の導電性ピン9が所定の間隔毎に設けられ、これら 導電性ピン9に前記巻線3の各端部が電気的に接続されている。前記ボビン本体 4は、偏平状で略円筒型をなす上下一対のコア10,10内に収納され、このコア10 は、略円筒状の側壁部11と円柱状の中心部12との間に、前記ボビン本体4を収納 する収納溝13が形成され、また取付脚部7および取付台部8の基部を挿通する切 欠溝状の開口部14が形成され、かつ上,下面15,15は平面状に形成され、この下 面15と前記導電性ピン9の下面とが同一高さに形成されている。前記一次側の取 付脚部7には、中央2箇所の導電性ピン9を挟んで2箇所の切込溝16が形成され ている。これら切欠溝16は取付脚部7,8の上下面にそれぞれ切込み状に形成さ れている。
【0008】 このような面実装トランス2において、本考案では二次側巻線を銅板により構 成し、この導電性板材である二次側銅板17は、前記一次巻線3を覆うようにボビ ン本体4に設けられ、その両端部を延設した延設部18が一体に設けられており、 その延設部18は、前記二次側銅板17と同幅を有し、その下部には該二次側銅板17 と一体形成された略L字形の取付脚部19がそれぞれ形成され、この取付脚部19の 下面は、前記導電性ピン9及びコア10の下面15と同一高さに形成されている。
【0009】 そして、ボビン本体4に一次巻線3を施しこの端部を各導電性ピン9に電気的 に接続し、その一次側巻線3を二次側銅板17にて覆い、ボビン本体4の鍔部5に 形成した注入孔6から一次巻線3および二次側銅線17に図示しない含浸剤等を注 入する。またこの場合、二次側銅板17の延設部18を取付台部8にテープ等により 固定するようにしてもよい。この後、収納溝13にボビン本体4を合わせ上下のコ ア10,10内にボビン本体4を収納して面実装トランス2を組立てる。その面実装 トランス2をメタルコア基板1上にコア10の下面15が当接するようにして載置し 、各導電性ピン9および前記二次側銅板17の取付脚部19をメタルコア基板1のパ ターンに半田付けなどにより電気的に接続して固定する。そして、その二次側銅 板17は、従来のように別体の端子を半田付けなどにより取付ける必要がなくない 、かつ取付脚部19を同一材料により一体に形成しているため、電気的なロスが少 なくなる。
【0010】 以上のように上記実施例によれば、ボビン本体4に一次巻線3を巻回し、この 一次巻線3を二次側の導電性板材である二次側銅板17で覆い、この二次側銅板17 に外部と電気的接続を行う端子を設けたトランスにおいて、二次側銅板17の端部 を延設して端子たる取付脚部19を一体形成したものであるから、従来の二次側銅 板と端子との半田付けなどの取付作業が不要となり組立作業性に優れたものとな り、また、二次側銅板17と端子との接続箇所がなくなるため、電気的ロスが少な くなり、かつ二次側銅板17と取付脚部19を同一材質で一体形成することにより、 トランスの電気的信頼性を高めることができる。
【0011】 また、実施例上の効果として、一次側巻線3を覆う銅板17と同幅に延設部18を 形成したことにより、この延設部18が比較的広い面積を有するため、その延設部 18から通電により発生する熱を良好に外部に放熱することができ、トランス動作 性能の安定化が図られる。さらに、二次側銅板17と取付脚部19を同幅にして、こ の取付脚部19をメタルコア基板1に半田付けなどにより電気的接続と固定とを行 うものであるため、端子を介して電気的接続を行いかつ別個の手段によりトラン スを固定するものに比べて、面実装トランス2の実装作業性に優れたものとなる 。さらにまた、コア10の下面15を前記導電性ピン9の下面及び取付脚部19の下面 と同一高さに形成したことにより、メタルコア基板1に実装した面実装トランス 2は、コア10の平面状下面15全体がメタルコア基板1に当接し、この当接部分か らメタルコア基板1に熱が吸収されるため冷却効果に優れ、トランス動作性能の 向上が図られる。さらに、上下一対のコア10,10を偏平状で薄型に形成し、それ らコア10,10内部に収納するボビン本体4を大径に形成し、これにより面実装ト ランス2を薄型にして巻線3の巻数と巻線径とを大きく取ることができ、面実装 トランス3の容量を確保し、かつ大幅な薄型化が可能となる。
【0012】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内に おいて種々の変形実施が可能である。例えば、実施例においては面実装トランス を用いて説明したが、実施例で説明した従来の基板に端子を挿通するタイプのも のにも本考案のトランスは適用することができる。また、導線性板材は銅板に限 らず各種材質のものを用いることができ、その取付脚部の形状も各種形状に形成 することができる。
【0013】
【考案の効果】
本考案はボビン本体に一次巻線を巻回し、この一次巻線を二次側の導電性板材 で覆い、この導電性板材に外部と電気的接続を行う端子を設けたトランスにおい て、前記導電性板材の端部を延設して前記端子を一体形成したものであり、組立 作業性に優れ、電気的ロスの少ないトランスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す一部切欠き平面図であ
る。
【図4】本考案の一実施例を示すボビン本体の側面図で
ある。
【図5】従来例を示す導電性板材の斜視図である。
【符号の説明】
4 ボビン本体 17 二次側銅板(導電性板材) 18 延設部 19 取付脚部(端子)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビン本体に一次巻線を巻回し、この一
    次巻線を二次側の導電性板材で覆い、この導電性板材に
    外部と電気的接続を行う端子を設けたトランスにおい
    て、前記導電性板材の端部を延設して前記端子を一体形
    成したことを特徴とするトランス。
JP7095692U 1992-10-12 1992-10-12 トランス Pending JPH0634214U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7095692U JPH0634214U (ja) 1992-10-12 1992-10-12 トランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7095692U JPH0634214U (ja) 1992-10-12 1992-10-12 トランス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0634214U true JPH0634214U (ja) 1994-05-06

Family

ID=13446481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7095692U Pending JPH0634214U (ja) 1992-10-12 1992-10-12 トランス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0634214U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016506626A (ja) * 2012-12-19 2016-03-03 ホガナス アクチボラグ (パブル) 誘導鉄心

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016506626A (ja) * 2012-12-19 2016-03-03 ホガナス アクチボラグ (パブル) 誘導鉄心

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6342778B1 (en) Low profile, surface mount magnetic devices
JPH0821505B2 (ja) 電子デバイスおよびその製造方法
JPS6171609A (ja) インダクタンス素子
JPH077123U (ja) 大電流チョークコイル
CN112700956A (zh) 一种平面绕线变压器及其制作方法
US5296830A (en) Choke coil
JPH0634214U (ja) トランス
JPH0655228U (ja) チョークコイル
JP2584909Y2 (ja) 面実装トランス
JP4341096B2 (ja) チョークコイル
JPH0778717A (ja) 面装着型インダクタンス素子
JPH08288147A (ja) 表面実装型チョークコイル
JP2575302Y2 (ja) 基板型ノイズフィルタ
JPH021951Y2 (ja)
JPH0631111U (ja) 基板型ノイズフィルタ
JPH0624994Y2 (ja) 高周波トランス
JP3512758B2 (ja) 小型トランス
JP4007536B2 (ja) チョークコイル
JP2554453Y2 (ja) コンバータトランス
JPH0441621Y2 (ja)
JP2601244Y2 (ja) シートコイル装置
JPH0753429Y2 (ja) Dc−dcコンバータ
JPH069113U (ja) トランス
JP2575681Y2 (ja) ピン端子付コイル
JP2874707B2 (ja) 巻線部品

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000403