JPH069113U - トランス - Google Patents
トランスInfo
- Publication number
- JPH069113U JPH069113U JP5215692U JP5215692U JPH069113U JP H069113 U JPH069113 U JP H069113U JP 5215692 U JP5215692 U JP 5215692U JP 5215692 U JP5215692 U JP 5215692U JP H069113 U JPH069113 U JP H069113U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- circuit board
- printed circuit
- transformer
- coil bobbin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、コイルをプリント基板上に直接に形
成することにより、部品点数を少なくし、且つ薄型に構
成すると共に、高電圧型や絶縁型にも好適に使用され得
るようにした、トランスを提供することを目的とする。 【構成】プリント基板11の表面に、螺旋状に成形され
た導電パターンから成るコイル12と、該プリント基板
のコイル領域の上に載置されたコイルボビン13に巻回
された巻線コイル14と、該コイルの領域にて、該プリ
ント基板及びコイルボビンを挟持して、両面から対向す
るように、該プリント基板に取り付けられたコア15,
16とを含むように、トランス10を構成する。
成することにより、部品点数を少なくし、且つ薄型に構
成すると共に、高電圧型や絶縁型にも好適に使用され得
るようにした、トランスを提供することを目的とする。 【構成】プリント基板11の表面に、螺旋状に成形され
た導電パターンから成るコイル12と、該プリント基板
のコイル領域の上に載置されたコイルボビン13に巻回
された巻線コイル14と、該コイルの領域にて、該プリ
ント基板及びコイルボビンを挟持して、両面から対向す
るように、該プリント基板に取り付けられたコア15,
16とを含むように、トランス10を構成する。
Description
【0001】
本考案は、プリント基板上に配設されるトランスに関するものである。
【0002】
従来、プリント基板上にトランスを配設するような場合、トランスは、例えば 図5に示すように構成されている。即ち、図5において、トランス1は、中空部 2aを有する中空筒状に形成され且つ両端に鍔部2b,2cを備えたコイルボビ ン2に対して、該鍔部2b,2cの間にある巻溝2d内に巻線を巻回することに より、一次コイル3及び二次コイル4を形成し、各コイル3,4の巻線リード端 末を、該コイルボビン2の下側の鍔部2cから下方に延びるように設けられたピ ン5にからげると共に、該コイルボビン2の中空部2a内にコア6を挿入固定す ることにより、構成されている。
【0003】 このように構成されたトランス1をプリント基板7上に実装する場合、上記各 ピン5をプリント基板7に備えられた取付孔7a内に挿入し、ハンダ付け等によ り、該トランス1をプリント基板7上に固定すると共に、該プリント基板7上に 形成された導電パターン等に対して電気的に接続するようになっている。
【0004】
しかしながら、このように構成されたトランス1においては、巻線をコイルボ ビン2の溝部に巻回することにより一次コイル3及び二次コイル4を形成し、さ らに該コイル3,4の巻線リード端末を、ピン5にからげる作業が必要である。
【0005】 このため、部品点数が多く、組立作業が複雑になると共に、プリント基板への 実装時には、該プリント基板上に、ピンを有するコイルボビンが取り付けられる ことになるため、取付寸法が比較的高くなってしまうという問題があった。
【0006】 また、一次コイル3及び二次コイル4が同じ溝部に巻回されていることから、 高電圧型や絶縁型のトランスを構成するような場合には、適していないという問 題もあった。
【0007】 本考案は、以上の点に鑑み、一部のコイルをプリント基板上に直接に形成する ことにより、部品点数を少なくし、且つ薄型に構成すると共に、高電圧型や絶縁 型にも好適に使用され得るようにした、トランスを提供することを目的としてい る。
【0008】
上記目的は、本考案によれば、プリント基板の表面に、螺旋状に成形された導 電パターンから成るコイルと、該プリント基板のコイル領域の上に載置されたコ イルボビンに巻回された巻線コイルと、該コイルの領域にて、該プリント基板及 びコイルボビンを挟持して、両面から対向するように、該プリント基板に取り付 けられたコアとを含んでいることを特徴とする、トランスにより、達成される。
【0009】
上記構成によれば、コイルの一部が、プリント基板への導電パターンの形成に よって、構成され得ることになるので、このコイルのためのコイルボビンが不要 となるため、部品点数が削減され得ると共に、コイルボビンの巻溝への巻線の巻 回作業が軽減されることから、部品コスト及び組立コストが大幅に低減され得る ことになる。
【0010】 また、コイルボビンにピンを設ける必要がなくなり、従ってコイルボビン全体 の高さが小さくて済むことになり、さらに上記コイルは、プリント基板上に平面 的に形成されているので、プリント基板上に突出する高さが大幅に少なくなり、 全体が薄型に構成され得ることとなる。
【0011】 さらに、プリント基板上のコイルとコイルボビンに巻回されたコイルとは、隔 置されていることから、互いに確実に絶縁され得ることになり、容易に、高電圧 型や絶縁型のコイルが構成され得ることになる。
【0012】
以下、図面に示した実施例に基づいて、本考案を詳細に説明する。 図1は、本考案によるトランスの一実施例を示している。
【0013】 トランス10は、プリント基板11の下面に、螺旋状に成形された導電パター ンから成るコイル、例えば一次コイル12と、該プリント基板11の上記一次コ イル12の領域の上に載置されたコイルボビン13の巻溝13aに巻回された巻 線コイル、例えば二次コイル14と、該コイル12,14の領域にて、該プリン ト基板11及びコイルボビン13の上下から互いに対向するように、該プリント 基板11に取り付けられたコア15,16とから構成されている。
【0014】 上記一次コイル12は、図2に示すように、図面にて左方に延びる二本の接続 リードパターン17,18に対して、一側(螺旋状の外側)の端部12aが、直 接に一体的に一方のリードパターン17に接続されていると共に、他側(螺旋状 の内側)の端部12bが、螺旋状に成形された該一次コイル12に交差するよう にして、他方のリードパターン18に接続されている。
【0015】 この交差部分に関しては、図1の場合には、多層構造のプリント基板11の内 側に形成された導電パターン19を介して、端部12bがリードパターン18に 接続され、また図2の場合には、該一次コイル12の上に載置された絶縁層20 上を交差するジャンパ21を介して、リードパターン18に接続され得るように なっている。
【0016】 上記コア15,16のうち、コア15は、図1に示すように、円板状の本体1 5aと、該本体15aの中央部から下方に延びている中心コア部15bと、該本 体15aの周辺部から下方に延びている環状コア部15cとから構成されており 、該環状コア部15cは、互いに直径方向に対向する一部が、切り欠かれている 。
【0017】 このように構成されたコア15は、プリント基板11のコイル12を含む領域 に対して、コイルボビン13の上方から、中心コア部15bが、コイルボビン1 3の中心の挿入孔13b孔を通って挿入孔11aに、環状コア部15cが、挿入 孔11bに挿入され、プリント基板11の下面に突出した、該中心コア部15b 及び環状コア部15cが、絶縁シート17を介して、コア16の上面に固定され 得るようになっている。これにより、該コア15,16は、プリント基板11を 挟持するようにして、取り付けられることになる。
【0018】 また、上記コイルボビン13は、上コア15の中心コア部15bと環状コア部 15cの間に画成される内部空間に挿入され得るように、中心に挿入孔13bが 形成されており、その巻溝13a内に巻回された巻線コイル14の巻線リード端 末は、プリント基板11を貫通して、該プリント基板11の下面に形成されたリ ードパターン22,23に接続されるようになっている。
【0019】 本考案によるトランス10は、以上のように構成されており、コイル12が形 成されているプリント基板11に対して、コイル14が巻回されたコイルボビン 13を載置した後に、コア15,16を装着することにより、トランス10の組 立が完了することになる。
【0020】 従って、部品点数が少なくて済み、また組立が容易に行なわれ得ることになる 。
【0021】 而も、各コイル12,14が、プリント基板11の表面に平面的に形成されて いることから、コア15,16を装着した状態で、該プリント基板11の上方に 突出する高さが、著しく低減され得ることになり、薄型化が促進され得ることと なる。
【0022】 尚、上述した実施例においては、プリント基板11と、その上に載置されたコ イルボビン13とを含んでいて、それぞれ一つの一次コイル12及び二次コイル 14を備えているが、これに限らず、プリント基板11の下面に、例えば複数の コイルが、互いに近接した状態で螺旋状になるように形成されていてもよく、ま たコイルボビンに対して複数のコイルが巻回されていてもよいことは明らかであ る。
【0023】
以上述べたように、本考案によれば、コイルをプリント基板上に直接に形成す ることにより、部品点数を少なくし、且つ薄型に構成すると共に、高電圧型や絶 縁型にも好適に使用され得るようにした、極めて優れたトランスが提供され得る ことになる。
【図1】本考案によるトランスの一実施例を示す概略断
面図である。
面図である。
【図2】図1のトランスのコアを外した状態のプリント
基板の概略平面図である。
基板の概略平面図である。
【図3】図1のトランスの概略斜視図である。
【図4】従来のトランスの一例を示す概略である。
10 トランス 11 プリント基板 11a,11b 挿入孔 12 一次コイル 13 コイルボビン 14 二次コイル 15 上コア 16 下コア 17,18,22,23 リードパターン 19 導電パターン 20 絶縁層 21 ジャンパ
Claims (1)
- 【請求項1】 プリント基板の表面に、螺旋状に成形さ
れた導電パターンから成るコイルと、該プリント基板の
コイル領域の上に載置されたコイルボビンに巻回された
巻線コイルと、該コイルの領域にて、該プリント基板及
びコイルボビンを挟持して、両面から対向するように、
該プリント基板に取り付けられたコアとを含んでいるこ
とを特徴とする、トランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5215692U JPH069113U (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5215692U JPH069113U (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | トランス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH069113U true JPH069113U (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=12906995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5215692U Pending JPH069113U (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH069113U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013219093A (ja) * | 2012-04-05 | 2013-10-24 | Mitsubishi Electric Corp | 回路基板 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP5215692U patent/JPH069113U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013219093A (ja) * | 2012-04-05 | 2013-10-24 | Mitsubishi Electric Corp | 回路基板 |
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