JPH06342002A - 回転センサの製造方法および構造 - Google Patents

回転センサの製造方法および構造

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JPH06342002A
JPH06342002A JP5217648A JP21764893A JPH06342002A JP H06342002 A JPH06342002 A JP H06342002A JP 5217648 A JP5217648 A JP 5217648A JP 21764893 A JP21764893 A JP 21764893A JP H06342002 A JPH06342002 A JP H06342002A
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bobbin
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英敏 斉藤
Masahiro Kume
昌宏 粂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサ素子部を覆う樹脂を樹脂成形により形
成する場合に、樹脂成形中にセンサ素子部が移動するの
を有効に防止し得るとともに防水性および気密性に優れ
た樹脂部を形成することが可能な回転センサの製造方法
を提供することを目的とする。 【構成】 ボビン5の一端をスライドコア52によって
固定した状態で第1の注入工程により樹脂を注入し、そ
の後スライドコア52を引抜きその引抜いた部分に第2
の注入工程により再び樹脂を注入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転センサの製造方
法および構造に関し、特に、自動車用の車輪速センサな
どに用いる回転センサの製造方法および構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車などの車輪速度を検出する
センサとして、車輪速センサが知られている。この車輪
速センサには、使用環境の性格上、高い気密性が要求さ
れる。このため、従来では、車輪速センサの内部検出部
(センサ素子部)をステンレスなどのケースに挿入し、
そのケースの開口部を樹脂により封止した構造が用いら
れていた。これらは、たとえば、特開昭63−2358
11号公報に開示されている。図10は、その開示され
た従来の車輪速センサを示した断面構造図である。図1
0を参照して、従来の車輪速センサ(回転センサ)で
は、磁石102、コイル103、磁極104およびボビ
ン105などからなるセンサ素子部が、ステンレスなど
からなるケース108内に収納されている。ケース10
8内は、第1の樹脂部109aによってケース108の
開口部112付近まで樹脂によりモールドされている。
コイル103に巻付けられた細線の両端は、端子106
の下部106aに半田付けされており、端子の下部10
6aは第1の樹脂部109aにより覆われている。
【0003】また、ケース108の外側には、回転セン
サ101を固定するためのブラケット111がろう付け
で接合されている。出力線107の先端部113は、端
子106の上部106bにかしめ接合されている。先端
部近傍の出力線107のまわりには、パイプ状の出力線
用保護材110が設けられている。ケース108の開口
部112と端子の上部106bとは第2の樹脂部109
bによって覆われている。第2の樹脂部109bは、高
温高圧でモールド成形されることにより、開口部112
と、出力線用保護材110と、ブラケット111の出力
線107側の面とがそれぞれ第2の樹脂部109bと密
着する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図10に示した従来の
回転センサでは、ケース108がステンレスなどの高価
な金属によって形成されているため、製品コストを低減
するのが困難であるという問題点があった。
【0005】そこで、従来、ステンレス等からなるケー
ス108を用いずに、センサ素子部全体を樹脂で覆う方
式が提案されている。しかしながら、このセンサ素子部
全体を樹脂で覆う方式では、センサ素子部の外部を樹脂
で成形する際の圧力によって、センサ素子部が樹脂成形
時に移動してしまうという不都合が生じる。
【0006】従来ではこのような不都合を防止するため
に、センサ素子部の構成部品の1つであるボビンの一部
を樹脂の外部に露出させてその露出させたボビンの一部
を用いてセンサ素子部を固定する方法が提案されてい
る。これらは、たとえば実開昭61−181321号公
報に開示されている。図11は、その開示された回転セ
ンサを示した断面構造図である。図11を参照して、こ
の従来の回転センサでは、ボビン214の一端部214
aがセンサ素子部全体を覆う樹脂部220から露出する
ように構成されている。このように構成することによっ
て、樹脂部220の成形時にボビンの一端214aを用
いてセンサ素子部を固定することができる。なお、図1
1の構造においてセンサ素子部は、フェライト磁石21
2と、スペーサ213と、ポール211と、ボビン21
4と、コイル215とによって構成されている。
【0007】ところが、図11に示した従来の構造で
は、樹脂部220の成形時にセンサ素子部が移動するの
を防止することができる反面、実際の使用時にボビンの
一端部214aと樹脂部220との間から水が浸入する
という不都合が生じる。この結果、内部の絶縁抵抗が劣
化して性能が低下するという問題点があった。なお、ポ
ール211と樹脂部220との間からの水の侵入に対し
ては、ポール211の周辺または樹脂部220の周辺に
Oリングを入れる等して容易に防水性を高めることがで
きる。
【0008】また、樹脂成形の際のセンサ素子部の移動
を防止する別の方法として、樹脂成形時に小さなピンに
よってセンサ素子部を固定する方法も一般的に知られて
いる。しかしながら、この方法では、樹脂成形時にピン
を立てた部分に対応する樹脂部に穴が形成される。後工
程で樹脂ポッティング等により穴埋めを行なうが、穴の
埋込み部から水が浸入し、図11に示した構造と同様の
問題点が発生していた。すなわち、樹脂の内部(センサ
素子部)に水が浸入することによって内部の絶縁抵抗が
劣化して性能が低下するという問題点があった。また、
穴埋め工程が増えるという問題もあった。
【0009】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、請求項1〜10に記載の発明の
目的は、センサ素子部の周囲を取囲むように樹脂が形成
される場合に、センサ素子部へ水が浸入するのを有効に
防止することが可能な回転センサの製造方法および構造
を提供することである。請求項7〜9に記載の発明のも
う1つの目的は、樹脂成形によってセンサ素子部の周囲
を取囲む樹脂を形成する際にセンサ素子部の位置決めを
より正確に行なうことが可能な回転センサを提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1〜5における回
転センサの製造方法は、磁石と磁極子とボビンとコイル
とを有するセンサ素子部と、そのセンサ素子部の周囲を
取囲む樹脂部とを含む回転センサの製造方法であって、
センサ素子部を形成する工程と、そのセンサ素子部を樹
脂成形金型内に挿入するとともに樹脂成形金型に付属す
る入れ子をボビンに当接させる工程と、樹脂成形金型の
注入口から樹脂成形金型内に樹脂を注入する第1の注入
工程と、第1の注入工程の後入れ子を引抜く工程と、樹
脂成形金型の注入口から再び樹脂を注入することによっ
て入れ子が引抜かれた部分に樹脂を充填する第2の注入
工程とを備えている。また、上記した成形金型の注入口
を入れ子の周辺に設けるように構成してもよい。さら
に、成形金型の注入口をその延長線上に入れ子が位置す
るように設けるようにしてもよい。また、入れ子は第1
の注入工程の完了と同時に引抜くように構成してもよ
い。さらに、入れ子は第1の注入工程の完了後所定の時
間経過後引抜くように構成してもよい。
【0011】請求項6における回転センサの構造は、磁
石と磁極子とボビンとコイルとを含むセンサ素子部と、
そのセンサ素子部の磁極子の先端以外の部分の周囲を取
囲んで密閉するように形成された樹脂部と、センサ素子
部および樹脂部を支持固定するための金属支持部とを備
えている。そしてその金属支持部は、センサ素子部と所
定の間隔を隔てて樹脂部に埋込まれるように設けられ、
金属支持部とセンサ素子部との間には樹脂部の樹脂が充
填されている。
【0012】請求項7〜9における回転センサの構造
は、磁石と磁極子とその磁極子の一部および磁石をその
中に収納するように形成されたボビンとそのボビンの外
周部に巻回されたコイルとを含むセンサ素子部と、その
センサ素子部の磁極子の先端以外の部分の周囲を取囲ん
で密閉するように形成された樹脂部とを備えている。そ
して、上記したボビンには樹脂部を形成する際に位置決
めとなる凹部が形成されている。また、上記した凹部を
ボビンの上部表面に形成してもよい。さらに、上記した
凹部をボビンのコイルが巻回される位置よりも上部の側
部表面に形成してもよい。
【0013】請求項10における回転センサの構造は、
磁石と磁極子とその磁極子の一部および磁石をその中に
収納するように形成されたボビンとボビンの外周部に巻
回されたコイルとを含むセンサ素子部と、そのセンサ素
子部の磁極子の先端以外の部分の周囲を取囲んで密閉す
るように形成された樹脂部とを備えている。そしてその
樹脂部は、少なくともコイルの表面を覆う第1の膜厚を
有する第1の樹脂部と、ボビンの上部を覆う第1の膜厚
の略4倍以上の第2の膜厚を有する第2の樹脂部とを含
んでいる。
【0014】
【作用】請求項1〜5に係る回転センサの製造方法で
は、センサ素子部を構成するボビンに樹脂成形金型に付
属する入れ子が当接され、その状態で第1の注入工程に
よって樹脂成形金型内に樹脂が注入され、その後入れ子
が引抜かれ、その入れ子が引抜かれた部分に第2の注入
工程によって再び樹脂が注入されるので、第1の注入工
程により注入された樹脂が固化し始めた後に入れ子を引
抜いてその引抜いた部分に第2の注入工程によって樹脂
が注入されることにより、樹脂成形中にセンサ素子部が
移動することがないとともにセンサ素子部を密閉するよ
うに容易に樹脂成形が行なわれる。この結果、実際に使
用時にセンサ素子部を覆う樹脂の外部からセンサ素子部
に水が浸入するのが有効に防止される。さらに、成形金
型の注入口を入れ子の周辺に設けるように構成すれば、
第1の注入工程の後樹脂が固化する際に入れ子の周辺で
はその固化がさらに進行しにくくなり、他の部分が十分
固化し始めた後に入れ子を引き抜くことができるので、
入れ子を引抜いた後にセンサ素子部が移動するのがより
有効に防止される。また、成形金型の注入口をその延長
線上に入れ子が位置するように形成すれば、第1の注入
工程の際に樹脂温度の高い注入直後の樹脂が入れ子に衝
突するように注入される。これにより、入れ子の温度が
上昇し、入れ子の周辺での樹脂の硬化がさらに抑制され
る。
【0015】請求項6に係る回転センサの構造では、セ
ンサ素子部および樹脂部を支持固定するための金属支持
部がセンサ素子部と所定の間隔を隔てて樹脂部に埋込ま
れるように設けられるとともに、その金属支持部とセン
サ素子部との間に樹脂部の樹脂が充填されているので、
実際の使用時に外部から金属支持部を介してセンサ素子
部に水が浸入するのが有効に防止され、高い防水性およ
び気密性が得られる。
【0016】請求項7〜9に係る回転センサの構造で
は、センサ素子部を構成するボビンに樹脂部を形成する
際に位置決めとなる凹部が形成されているので、樹脂成
形時に入れ子をそのボビンの凹部に挿入することによっ
て自己調整的にボビンの位置決めが行なわれる。これに
より、センサ素子部の位置決め精度がさらに向上され
る。また、凹部をボビンの上部表面に形成すれば、スラ
イドコアを1ヶ所にするだけでよく金型構造が簡素化さ
れる。また、凹部をボビンのコイルが巻回される位置よ
りも上部の側部表面に形成すれば、金型の構成上スライ
ドコアと樹脂の注入口とを近づけることが容易となる。
これにより、樹脂の注入口から樹脂を注入する場合に入
れ子周辺には注入直後の温度の高い樹脂が注入されるた
め、入れ子の温度が上昇し入れ子周辺の樹脂の硬化が抑
制される。
【0017】請求項10に係る回転センサの構造では、
センサ素子部を密閉するように形成された樹脂部が、コ
イルの表面を覆う第1の肉厚を有する第1の樹脂部とボ
ビンの上部を覆う第1の肉厚の略4倍以上の第2の肉厚
を有する第2の樹脂部とから形成されているので、肉厚
の厚い第2の樹脂部では金型による冷却硬化が小さくな
る。これにより、第2の樹脂部に位置する入れ子周辺の
硬化が遅くなる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0019】図1は、本発明の車輪速センサ(回転セン
サ)の製造方法の第1実施例を説明するための回転セン
サの断面構造図である。図2は図1に示した車輪速セン
サの製造方法に用いる樹脂成形金型を示した断面構造図
である。図1および図2を参照して、車輪速センサの製
造方法の第1実施例について説明する。
【0020】まず、磁石2とヨーク6と磁極子4とをそ
の中に収納するとともに、所定の箇所に端子(図示せ
ず)が埋込まれたボビン5を樹脂成形によって形成す
る。ボビン5は、たとえばPPS樹脂などによって形成
する。
【0021】次に、ボビン5にコイル3を巻回する。コ
イル3の両端部(図示せず)を端子(図示せず)に接続
する。ケーブル保護部材10に挿入されたケーブル7の
端部(図示せず)を上記した端子に接続する。
【0022】次に、その内部に磁石2、ヨーク6、磁極
子4が収納されるとともにその外周部の一部にコイル3
が巻回されたボビン5(センサ素子部)と、ケーブル7
とを下側金型53および上側金型54内に配置する。こ
の際、磁極子4の先端部4aを下側金型53の凹部53
aに挿入することによってセンサ素子部の先端側を固定
する。
【0023】次に、上側金型54に付属するスライドコ
ア(入れ子)52を金型内に挿入して入れ子52の先端
部分をボビン5の後端側表面に当接させる。これによ
り、ボビン5の後端側を固定する。
【0024】この状態から、たとえば66ナイロンなど
の樹脂をゲート(注入口)55から注入し始める。その
注入された樹脂はコイル3の外周部などの肉厚の薄い部
分から固化し始める。したがって、肉厚が厚いとともに
ゲート55に近いボビン5の後端部近傍(スライドコア
52の周辺)では他の部分に比べて固化の進行が遅くな
る。
【0025】スライドコア52による押えがなくてもボ
ビン5の位置ずれが発生しない程度に樹脂の固化が進行
し、かつボビン5の後端部の近傍の樹脂が依然として溶
融された状態になったときに、スライドコア52を後部
に向かって引抜く。
【0026】スライドコア52の引抜きによって、樹脂
が流入していなかった部分(スライドコア52を引き抜
いた部分)8aに向かってゲート55から再び樹脂が流
入する。これにより、樹脂が流入していなかった部分8
aに樹脂が充填される。このようにして樹脂の注入工程
が完了する。
【0027】最後に、樹脂全体が固化した後、樹脂成形
された車輪速センサを金型(53、54)から取出す。
【0028】本実施例の車輪速センサの製造方法では、
上記のように、樹脂の注入工程を2段階に分けることに
よって、樹脂成形時のセンサ素子部の移動を有効に防止
しながら、センサ素子部を覆う防水性の高い樹脂部8を
容易に成形することができる。
【0029】すなちわ、第1の注入工程ではスライドコ
ア52によってボビン5を固定した状態で樹脂を注入す
る。そしてボビン5が移動しない程度にその注入した樹
脂が固化しかつスライドコア52近傍の樹脂がまだ溶融
している状態でスライドコア52を引抜く。そして第2
の注入工程としてスライドコア52が引抜かれた部分8
aに溶融している樹脂を流入せさる。そのスライドコア
52が引抜かれた部分8aに流入された樹脂はその近傍
のまだ溶融している樹脂と一体化し徐々に固化が進行す
る。これにより、第2の注入工程で注入された樹脂と第
1の注入工程で注入された樹脂との間に境界ができるこ
とがなく、固化した後に気密性を確保することができ
る。この結果、防水性の高い樹脂部8を形成することが
できる。また、ボビン5は樹脂成形中にスライドコア5
2または第1の注入工程により注入された樹脂によって
固定されているので、従来のように樹脂成形中にボビン
5が移動することもない。このような製造方法によって
図1に示したような車輪速センサ1が完成される。
【0030】なお、磁極子4と樹脂部8との間から侵入
する水は、ボビン5の先端側のつば部5aと樹脂部8と
がかん合している箇所でそれ以上の侵入が阻止される
が、更に防水性を高めるためにつば部5aにポリアミド
系等からなるシーリング剤をあらかじめ塗布した後に樹
脂部8を成形するとより効果的である。
【0031】ここで、図1を参照して、車輪速センサ1
の機能について説明する。実際に車輪速センサ1を使用
する場合には、自動車のタイヤとともに回転するセンサ
ロータ80の近くに車輪速センサ1を取付ける。車輪速
センサ1内の磁石2から発生した磁束は磁極子4を通っ
てセンサロータ80に至る。タイヤの回転に伴ってセン
サロータ80が回転すると、センサロータ80の凹凸形
状に応じて磁極子4を通過する磁束が変調を受ける。こ
の変調の時間的変化に比例してコイル3に出力電圧が発
生する。この出力電圧は、ケーブル7を介して外部に取
出される。そして、外部に設けられた外部演算装置(図
示せず)において出力電圧の周波数から回転速度が算出
される。
【0032】図3は、本発明の車輪速センサ(回転セン
サ)の製造方法の第2実施例を説明するための回転セン
サの断面構造図である。図3を参照して、この車輪速セ
ンサ11は図1に示した製造方法の第1実施例によって
形成された車輪速センサ1と同様の外観形状を有する。
ただし、説明の都合上、図1に示した断面と90°をな
す断面で切断した断面構造を表わしている。
【0033】この第2実施例の製造方法では、第1実施
例と異なり、樹脂成形時にスライドコア62aおよび6
2bによって横方向からボビン5を固定する。そして、
第1の注入工程の後スライドコア62aおよび62bを
引抜き、そのスライドコア62aおよび62bが引抜か
れた部分18aおよび18bに再び樹脂を注入する。こ
れにより、第1実施例と同様に、樹脂成形中のボビン5
の移動を有効に防止しながら防水性の高い樹脂部18を
形成することができる。なお、この図3に示した断面に
は、図1に示した断面と異なり、ボビン5の上部に設け
られた端子9aおよび9bと、ケーブル7の端部7aお
よび7bとが現われる。
【0034】図4は本発明の車輪速センサの構造の第1
実施例を説明するためのセンサ素子部の断面図であり、
図5は図4に示したセンサ素子部を含む車輪速センサの
断面構造図である。図4および図5を参照して、この第
1実施例の車輪速センサ21では、センサ素子部を構成
するボビン25の後端部表面に円錐台状の凹部25aを
形成している。これにより、ボビン25を覆う樹脂部2
8の形成時にボビン25の位置決めをより容易に行なう
ことができる。
【0035】すなわち、この第1実施例の構造では、ボ
ビン25に円錐台状の凹部25aを形成するとともに、
スライドコア72の先端部72aを凹部25aの傾斜と
同じ傾斜を有するように形成する。これにより、スライ
ドコア72を金型内に挿入してボビン25の位置決めを
行なう際、スライドコア72とボビン25とが多少の位
置ずれを起こしていたとしても、自動的に位置決め調整
を行なうことができる。この結果、ボビン25を覆う樹
脂部28を形成する際にボビン25の位置決めをより正
確に行なうことができる。さらに、スライドコア72は
1ヶ所に設ければよいので、金型の構成が簡単になると
いう利点もある。なお、第1の注入工程の後スライドコ
ア72が引抜かれた部分28aには第2の注入工程によ
って樹脂が注入される。これにより、凹部25aを有す
るボビン25を覆う気密性および防水性に優れた樹脂部
28を容易に形成することができる。
【0036】図6は、本発明の車輪速センサの構造の第
2実施例を示した断面図である。図6を参照して、この
第2実施例の車輪速センサ31では、車輪速センサ31
を検出対象の近傍に強固に固定するためのステンレス・
スチールなどからなる金属製のセンサ取付ブラケット4
0を有している。センサ取付ブラケット40は、インサ
ート成形によって樹脂部38に組込まれている。ここ
で、この第2実施例の車輪速センサ31では、金属製の
センサ取付ブラケット40を樹脂部38内に組込む際
に、センサ取付ブラケット40とボビン85との間に隙
間を設けるように構成する。そして、その隙間に全周に
わたって樹脂38cを充填している。このように構成す
ることによって、センサ取付ブラケット40から浸入し
た水がボビン85に到達するのを有効に防止することが
できる。この結果、センサ素子部(内部構成部)の気密
性を確保することができる。
【0037】図7は、図6に示した車輪速センサを製造
する際に使用する金型および成形品を示した横断面図で
あり、図8は図7のX−Xに沿った縦断面図である。図
7および図8を参照して、次に図6に示した車輪速セン
サの製造方法について説明する。なお、図8は図6に示
した車輪速センサを磁極子4の周りに90°回転させた
位置の断面を表している。
【0038】まず、この製造方法に用いる金型81は、
図7に示すように、スライドコア82aおよび82bが
金型81の左右に移動可能に設置されている。そして、
そのスライドコア82aおよび82bと同一平面内に位
置するようにゲート83aおよび83bが設けられてい
る。すなわち、ゲート83aおよび83bはその口元8
3cおよび83dがそれぞれスライドコア82aおよび
82bに向けられている。このような構成を有する金型
81を用いて図6に示した車輪速センサが製造される。
【0039】具体的には、まず、磁石2とヨーク6と磁
極子4とをその中に収納するとともに所定の箇所に端子
9aおよび9bが埋込まれたボビン85を樹脂成形によ
って形成する。ボビン5は、たとえば、PPS樹脂など
によって形成する。ここで、ボビン85の上部両側面に
は、入れ子82aおよび82bによって支持する際の位
置決めとなる凹部85aおよび85bが形成されてい
る。図9は、そのような樹脂成形によって形成されたボ
ビン85を示した断面図である。このうち、ボビン85
にコイル3を巻回する。コイル3の両端部を端子9aお
よび9bに接続する。この後、ケーブル保護部材(図示
せず)に挿入されたケーブルの端部を端子9aおよび9
bに接続する。
【0040】次に、上記のように形成したボビン85
(センサ素子部)と、ケーブル(図示せず)とを図7お
よび図8に示した金型81内に配置する。この後、金型
81に附属するスライドコア(入れ子)82aおよび8
2bを金型内に挿入して、入れ子82aおよび82bの
先端部分をボビン85の凹部85aおよび85bに当接
させる。これにより、ボビン85を固定する。
【0041】この状態から、たとえば66ナイロンなど
の樹脂88をゲート(注入口)83aおよび83bから
注入し始める。その注入された樹脂88は最初にスライ
ドコア82aおよび82bに当たりその後周囲へと拡散
する。これにより、スライドコア82aおよび82bに
は注入直後の温度の高い樹脂88が衝突することにな
り、スライドコア82aおよび82bの温度が上昇す
る。この結果、スライドコア82aおよび82bの周辺
での樹脂88の冷却硬化が抑制される。
【0042】また、注入口83aおよび83bの周辺で
は樹脂88の流動が最も大きいため、このことからもス
ライドコア82aおよび82bの周辺での樹脂88の硬
化が抑制される。さらに、スライドコア82aおよび8
2bの位置する部分の樹脂88の肉厚は、コイル3を覆
う樹脂部分の肉厚よりも約5倍程度厚いため、スライド
コア82aおよび82bの位置する部分の熱容量は大き
くなる。この結果、その部分での樹脂88の硬化も遅く
なる。つまり、本実施例では、コイル3を覆う部分や、
ボビン85と金属製ブラケット40との間の部分のよう
な肉厚の薄い部分から樹脂88の硬化が始まる。具体的
には、樹脂注入を開始して3秒後に樹脂88が完全に充
填され、6秒後には肉厚の薄い部分から樹脂88の硬化
が始まった。
【0043】肉厚の薄い部分が硬化し始めた後でスライ
ドコア82aおよび82b周辺の樹脂88がまだ硬化し
ていない状態で、スライドコア82aおよび82bを引
抜く。具体的には、樹脂の注入完了後3秒経過した後に
スライドコア82aおよび82bを引抜く。
【0044】この後、スライドコア82aおよび82b
を引抜いた部分に連続して樹脂を注入する。これによ
り、初期に注入した樹脂と一体に結合した外装の樹脂8
8を形成することができる。
【0045】なお、本実施例では、スライドコア82a
および82bの引抜き時期を樹脂の充填後3秒経過後と
したが、本発明はこれに限らず、車輪速センサの形状に
よっては樹脂の注入が完了した段階で既に樹脂の硬化が
始まっているものもある。この場合には、樹脂の注入完
了と同時にスライドコア82aおよび82bを引抜いて
も問題はない。
【0046】また、本実施例では、スライドコア82a
および82bを引抜く時期を樹脂の注入開始からの時間
で判断したが、本発明はこれに限らず、樹脂を注入する
ためのシリンダの移動が止まった段階や注入に用いてい
る圧力(たとえば空気圧)が一定以上に上昇する段階か
らもスライドコア82aおよび82bを引抜く時期を判
断することができる。
【0047】
【発明の効果】請求項1〜5に記載の回転センサの製造
方法によれば、樹脂成形金型に付属する入れ子をボビン
に当接させた状態で第1の注入工程によって樹脂成形金
型の注入口から樹脂を注入し、その後入れ子を引抜き、
その入れ子を引抜いた部分に第2の注入工程によって再
び樹脂を注入することにより、樹脂成形中にセンサ素子
部が移動するのを有効に防止しながら気密性および防水
性に優れた回転センサを容易に製造することができる。
また、上記した樹脂成形金型の注入口を入れ子の近傍に
設けることによって、第1の注入工程により注入された
樹脂が入れ子の近傍で固化するのが他の部分に比べてよ
り遅くなるので、先に固化した他の部分によってセンサ
素子部が十分に固定された状態で入れ子を容易に引抜く
ことができる。この結果、従来のように樹脂成形中にお
いてセンサ素子部が移動するのを有効に防止することが
できる。また、成形金型の注入口をその延長線上に入れ
子が位置するように形成すれば、注入直後の温度の高い
樹脂が入れ子に衝突し入れ子の温度が上昇する。これに
より、注入された樹脂が入れ子の近傍で硬化するのが他
の部分に比べてさらに遅くなるので、他の部分が硬化し
た後にでも容易に入れ子を引抜くことができる。
【0048】請求項6に記載の回転センサの構造によれ
ば、センサ素子部および樹脂部を支持固定するための金
属支持部をセンサ素子部と所定の間隔を隔てて樹脂部に
埋込むように設けらるとともに金属支持部とセンサ素子
部との間に樹脂部の樹脂を充填することによって、セン
サ素子部の防水性が確保されるので、金属支持部から浸
入した水がセンサ素子部に到達することがない。
【0049】請求項7〜9に記載の回転センサの構造に
よれば、センサ素子部を形成するボビンに樹脂部を形成
する際に位置決めとなる凹部を形成することによって、
センサ素子部を入れ子によって位置決めする際にセンサ
素子部の位置が多少ずれていたとしても正しい位置に自
動的に調整することができる。この結果、センサ素子部
を覆う樹脂部を形成する際により正確にセンサ素子部の
位置決めを行なうことができる。また、凹部をボビンの
上部表面に形成するように構成すればスライドコアは1
ヶ所に設置するだけでよいので、金型構造を簡素化する
ことができる。また、凹部をボビンの上部の側部表面に
形成するように構成すれば、金型の構成上スライドコア
と樹脂の注入口とを近づけることができる。これによ
り、スライドコア周辺での樹脂の硬化をより抑制するこ
どかできる。
【0050】請求項10に記載の回転センサの構造によ
れば、樹脂部を少なくともコイルの表面を覆う第1の肉
厚を有する第1の樹脂部とボビンの上部を覆う第1の肉
厚の略4倍以上の第2の肉厚を有する第2の樹脂部とか
ら構成することによって、肉厚の厚い第2の樹脂部では
肉厚の薄い第1の樹脂部に比べて熱容量が大きくなる。
これにより、第2の樹脂部では第1の樹脂部に比べて樹
脂の硬化が遅くなる。この結果、第2の樹脂部に位置す
る入れ子の近傍で樹脂が硬化するのが遅くなり、他の部
分が先に硬化した後に容易に入れ子を引抜くことができ
る。これにより、従来のように樹脂成形中においてセン
サ素子部が移動するのを有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車輪速センサの製造方法の第1実施例
を説明するための車輪速センサの断面図である。
【図2】図1に示した車輪速センサを製造するために用
いる樹脂成形金型を示した断面図である。
【図3】本発明の車輪速センサの製造方法の第2実施例
を説明するための車輪速センサの断面図である。
【図4】本発明の車輪速センサの構造の第1実施例を説
明するためのセンサ素子部分の断面図である。
【図5】図4に示したセンサ素子部を含む車輪速センサ
を示した断面図である。
【図6】本発明の車輪速センサの構造の第2実施例を説
明するための断面図である。
【図7】図6に示した車輪速センサを製造する際に使用
する金型および成形品を示した横断面図である。
【図8】図7に示した金型および成形品のX−Xに沿っ
た縦断面図である。
【図9】図7および図8に示したボビン85の部分断面
図である。
【図10】従来の車輪速センサを示した断面図である。
【図11】従来の改良された車輪速センサを示した断面
図である。
【符号の説明】
1:車輪速センサ 2:磁石 3:コイル 4:磁極子 5:ボビン 8:樹脂 8a:スライドコアが引抜かれた部分 52:入れ子 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁石と磁極子とボビンとコイルとを有す
    るセンサ素子部と、前記センサ素子部の周囲を取囲む樹
    脂部とを含む回転センサの製造方法であって、 前記センサ素子部を形成する工程と、 前記センサ素子部を樹脂成形金型内に挿入するととも
    に、前記樹脂成形金型に付属する入れ子を前記ボビンに
    当接させる工程と、 前記樹脂成形金型の注入口から前記樹脂成形金型内に樹
    脂を注入する第1の注入工程と、 前記第1の注入工程の後、前記入れ子を引抜く工程と、 前記樹脂成形金型の注入口から再び樹脂を注入すること
    によって前記入れ子が引抜かれた部分に前記樹脂を充填
    する第2の注入工程とを備えた、回転センサの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記成形金型の注入口は、前記入れ子の
    周辺に設けられている、請求項1に記載の回転センサの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記成形金型の注入口は、その延長線上
    に前記入れ子が位置するように設けられている、請求項
    2に記載の回転センサの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記入れ子は、前記第1の注入工程の完
    了と同時に引抜く、請求項1に記載の回転センサの製造
    方法。
  5. 【請求項5】 前記入れ子は、前記第1の注入工程の完
    了後所定の時間経過した後に引抜く、請求項1に記載の
    回転センサの製造方法。
  6. 【請求項6】 磁石と磁極子とボビンとコイルとを含む
    センサ素子部と、 前記センサ素子部の前記磁極子の先端以外の部分の周囲
    を取囲んで密閉するように形成された樹脂部と、 前記センサ素子部および前記樹脂部を支持固定するため
    の金属支持部とを備え、 前記金属支持部は、前記センサ素子部と所定の間隔を隔
    てて前記樹脂部に埋込まれるように設けられ、前記金属
    支持部と前記センサ素子部との間には前記樹脂部の樹脂
    が充填されている、回転センサの構造。
  7. 【請求項7】 磁石と、磁極子と、前記磁極子の一部お
    よび前記磁石をその中に収納するように形成されたボビ
    ンと、前記ボビンの外周部に巻回されたコイルとを含む
    センサ素子部と、 前記センサ素子部の前記磁極子の先端以外の部分の周囲
    を取囲んで密閉するように形成された樹脂部とを備え、 前記ボビンには、前記樹脂部を形成する際に位置決めと
    なる凹部が形成されている、回転センサの構造。
  8. 【請求項8】 前記凹部は、前記ボビンの上部表面に形
    成されている、請求項7に記載の回転センサの構造。
  9. 【請求項9】 前記凹部は、前記ボビンの前記コイルが
    巻回される位置よりも上部の側部表面に形成されてい
    る、請求項7に記載の回転センサの構造。
  10. 【請求項10】 磁石と、磁極子と、前記磁極子の一部
    および前記磁石をその中に収納するように形成されたボ
    ビンと、前記ボビンの外周部に巻回されたコイルとを含
    むセンサ素子部と、 前記センサ素子部の前記磁極子の先端以外の部分の周囲
    を取囲んで密閉するように形成された樹脂部とを備え、 前記樹脂部は、少なくとも前記コイルの表面を覆う第1
    の膜厚を有する第1の樹脂部と、前記ボビンの上部を覆
    う前記第1の膜厚の略4倍以上の第2の膜厚を有する第
    2の樹脂部とを含む、回転センサの構造。
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