JPH0634171U - 車両用エンジンの始動装置 - Google Patents

車両用エンジンの始動装置

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JPH0634171U
JPH0634171U JP7057492U JP7057492U JPH0634171U JP H0634171 U JPH0634171 U JP H0634171U JP 7057492 U JP7057492 U JP 7057492U JP 7057492 U JP7057492 U JP 7057492U JP H0634171 U JPH0634171 U JP H0634171U
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relay switch
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠隔操作によるエンジン始動のために設けら
れた複数のリレースイッチが接点溶着することに起因し
た数々の不具合の発生を未然に防止する。 【構成】 CPU8は、動作指令信号Scを受信したと
きに、まずリレースイッチ13bをオンさせた後にリレ
ースイッチ10b、11b、12bを順次オンさせてス
タータモータ7の通電路の通電路を形成し、エンジンを
始動させる。CPU8は、エンジンが正常に始動したこ
とを示す始動信号Saを受けたときには、リレースイッ
チ12bをオフしてスタータモータ7を断電し、また、
この後にエンジンを停止させる場合には、まず、リレー
スイッチ10b、11bをオフさせた後にリレースイッ
チ13bをオフさせる。CPU8は、各リレースイッチ
10b〜12bにオフ指令を与えた後に、対応するA/
D変換回路14〜16からのモニタ電圧V1〜V3が設
定レベル以上となるものがあった場合には直ちに他のリ
レースイッチをオフさせた後にリレースイッチ13bを
オフさせる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用エンジンの始動を遠隔地からの動作指令信号により行い得る ようにした車両用エンジンの始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、遠隔地に停車した自動車のエンジンを、運転者が携帯した端末装置 からの電波信号によって始動させるようにした装置が実用に供されている。この ような自動車用エンジンの始動装置では、イグニッション回路、エンジンスター タ回路及びアクセサリ回路をイグニッションスイッチとは別系統で形成するため の複数のリレースイッチを設け、これらリレースイッチを端末装置からの電波信 号によりオン動作させてエンジンを始動させる構成となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のような自動車用エンジンの始動装置に用いられているリレー スイッチは、接点溶着を起こす可能性を否定できないものであり、接点溶着が発 生した場合には種々の不具合を生ずることになる。つまり、イグニッション回路 形成用のリレースイッチに接点溶着が発生した場合には、エンジンを遠隔操作に より始動させた場合にそのエンジンを停止できなくなり、また、遠隔操作による エンジンの始動が失敗した状態のまま放置されたときにバッテリ上りを招くこと になる。エンジンスタータ回路形成用のリレースイッチに接点溶着が発生した場 合には、スタータモータが通電されたままとなるため、そのスタータモータが焼 損するという重大な問題に繋がり、また、アクセサリ回路形成用のリレースイッ チに接点溶着が発生した場合にもバッテリ上りを招く可能性が出てくる。
【0004】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遠隔操作による エンジン始動に複数のリレースイッチを利用する場合において、それらのリレー スイッチの接点溶着に起因した数々の不具合の発生を未然に防止できるようにな るなどの効果を奏する車両用エンジンの始動装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、オン状態でイグニッション回路及びエン ジンスタータ回路などを夫々形成する複数のリレースイッチと、遠隔操作用送信 機からの動作指令信号を受信したときに車両用エンジンを始動させるために前記 複数のリレースイッチを所定の順序でオンさせると共に所定のタイミングでそれ らリレースイッチをオフさせる制御手段とを備えた車両用エンジンの始動装置に おいて、電源端子から前記複数のリレースイッチに至る共通通電路に介在された 補助スイッチ要素、並びに前記各リレースイッチの負荷側端子の電圧をモニタす る複数のモニタ手段とを設けた上で、前記制御手段に対して、前記補助スイッチ 要素を前記複数のリレースイッチのオンに先立ってオンさせ且つそれらリレース イッチのオフ後にオフさせると共に、リレースイッチにオフ指令を与えた後に前 記モニタ電圧が設定レベル以上となるモニタ手段があった場合には直ちに他のリ レースイッチをオフさせた後に前記補助スイッチ要素をオフさせる機能を付与し たものである。
【0006】
【作用】
制御手段は、遠隔操作用送信機からの動作指令信号を受信したときには、補助 スイッチ要素をオンさせた後に複数のリレースイッチを所定の順序でオンさせる ことにより、イグニッション回路及びエンジンスタータ回路などを形成し、以て 車両用エンジンを始動させる。また、制御手段は、所定のタイミング(例えばエ ンジンの暖機運転が終了したタイミング或は遠隔操作用送信機からの動作停止指 令を受けたタイミングなど)で上記リレースイッチをオフさせてエンジンを停止 させるものであり、それらリレースイッチのオフ後に補助スイッチ要素をオフさ せる。従って、このような通常のエンジン始動制御が行われる状態では、補助ス イッチ要素により負荷電流を直接的に断続することがなく、その接点容量を小さ くできる。
【0007】 制御手段からリレースイッチに対しオフ指令が与えられた場合、そのリレース イッチが正常にオフしたときには、当該リレースイッチの負荷側端子の電圧が下 がるが、リレースイッチが接点溶着を起こしていたときには、上記共通接続点の 電圧が下がることはない。制御手段は、このような電圧変化状態をモニタ手段を 通じてモニタし、リレースイッチに対しオフ指令を与えた後に上記のようなモニ タ電圧が設定レベル以上となるモニタ手段があった場合には直ちに他のリレース イッチをオフさせた後に前記補助スイッチ要素をオフさせる。従って、補助スイ ッチ要素により負荷に対する通電路の遮断が行われるようになり、リレースイッ チの接点溶着に起因した不具合を未然に防止できる。この場合、補助スイッチ要 素により負荷電流を遮断することになるが、上記のような負荷電流遮断動作は定 常的に行われるものではなく、しかも、補助スイッチ要素は、接点溶着を起こし たリレースイッチに対応した負荷の通電路のみを遮断すれば良いから、その接点 容量を大きく設定する必要がなくなる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面を参照しながら説明する。 図1には、自動車用エンジンの始動装置の電気的構成が示されている。この図 1において、特定小電力形規格の携帯型送受信機1(本考案でいう遠隔操作用送 信機に相当)は、自動車の運転者が携帯するものであり、その操作に応じてエン ジンの始動を指令する所定コードの動作指令信号Sc及びエンジンの停止を指令 する所定コードの停止指令信号Szをアンテナ1aを通じた電波信号として送信 すると共に、アンテナ1aを通じた受信内容を図示しない表示器により表示する 機能を有する。尚、実際には、携帯型送受信機1は、自動車のドアロック機構の 解錠及び施錠を指令するための動作指令信号、エアコンの駆動を指令する動作指 令信号なども送信する構成となっているが、ここでは説明の簡単化を図るために 割愛している。
【0009】 携帯型送受信機1と対をなす特定小電力形規格の送受信ユニット2は、アンテ ナ2aを一体的に有したもので、自動車の車室内における電波受信状況の良い場 所に設置される。
【0010】 この送受信ユニット2は、アンテナ2aを通じて携帯型送受信機1との間で電 波信号の授受を行うように構成されており、前記動作指令信号Sc及び停止指令 信号Szを受信する動作と、後述の制御ユニット3から与えられる始動完了信号 Skを携帯型送受信機1にフィードバックする機能を有する。尚、斯かる送受信 ユニット2は、その電源を制御ユニット3内の電源回路4から受ける構成となっ ており、制御ユニット3との間で入出力回路5を介して信号の授受を行うように なっている。
【0011】 さて、以下においては、制御ユニット3について関連した部分の構成と共に説 明する。即ち、この制御ユニット3は、自動車の車室内の適宜場所に設置される ものであり、前記電源回路4は、図示しない車載バッテリから給電されるように なっており、送受信ユニット2用及び制御ユニット3用の電源を供給する構成と なっている。
【0012】 バッテリ電圧監視回路6は、電源回路4を通じて車載バッテリの出力電圧を監 視し、その監視電圧が所定の下限電圧(自動車用エンジンのスタータモータ7を 正常に動作させ得る電圧)より低くなったときに電圧不足信号Sfを発生するよ うになっており、この電圧信号Sfを、制御ユニット3内のCPU8(本考案で いう制御手段に相当)に与えるようになっている。
【0013】 エンジン始動検知回路9は、エンジン回転数及び点火装置の状態などに基づい てエンジンが正常に始動されたか否かを検知し、正常な始動状態を検知したとき には始動信号Saを発生してCPU8に与えるようなっている。
【0014】 ACCリレー10は動作状態で自動車のアクセサリ回路を形成し、IGリレー 11は動作状態で自動車用エンジンのイグニッション回路を形成し、スタータリ レー12は動作状態でスタータモータ7の通電路を含むエンジンスタータ回路を 形成するためのものであり、これら各リレー10、11、12は、CPU8によ りドライバ10a、11a、12aを介して動作される構成となっている。尚、 実際には、上記イグニッション回路及びエンジンスタータ回路は、異なるリレー を通じてもう1系統設けられるものであるが、ここでは図示を省略している。
【0015】 また、補助スイッチ要素としてのリレー接点13bを備えた補助リレー13は 、上記リレー10、11、12とは別途設けられたもので、これもCPU8によ りドライバ13aを介して動作される構成となっている。
【0016】 この場合、リレー10のリレースイッチ10bは、一端が補助リレー13のリ レースイッチ13bを介してバッテリの電源端子+Bに接続され、他端が自動車 のアクセサリ回路に接続される。また、リレー11のリレースイッチ11bは、 一端が前記リレースイッチ13bを介してバッテリの電源端子+Bに接続され、 他端が自動車のイグニッション回路に接続される。さらに、リレー12のリレー スイッチ12bは、一端が前記リレースイッチ13bを介してバッテリの電源端 子+Bに接続され、他端がスタータモータ7を介してグランド端子に接続される 。つまり、リレー13のリレースイッチ13bは、電源端子+Bから複数のリレ ー10〜12のリレースイッチ10b〜12bに至る共通通電路に介在された状 態となる。
【0017】 この場合、リレースイッチ10bの負荷側端子、つまりアクセサリ回路との共 通接続点Q1に現れる電圧は、モニタ手段たるA/D変換回路14によってデジ タル値のモニタ電圧V1に変換された後にCPU8に入力されるようになってい る。また、リレースイッチ11bの負荷側端子、つまりイグニッション回路との 共通接続点Q2に現れる電圧は、モニタ手段たるA/D変換回路15によってデ ジタル値のモニタ電圧V2に変換された後にCPU8に入力されるようになって いる。さらに、リレースイッチ12bの負荷側端子、つまりスタータモータ7と の共通接続点Q3に現れる電圧は、モニタ手段たるA/D変換回路16によって デジタル値のモニタ電圧V3に変換された後にCPU8に入力されるようになっ ている。
【0018】 リレースイッチ13bと他のリレースイッチ10b〜12bとの共通接続点Q 4は、高抵抗値の抵抗17を介してグランド端子に接続されており、斯かる共通 接続点Q4に現れる電圧は、A/D変換回路18によりデジタル値のモニタ電圧 V4に変換された後にCPU8に入力されるようになっている。
【0019】 CPU8には、制御ユニット3の外部に設けられたパーキングブレーキスイッ チ19、シフトポジションスイッチ20、ボンネットスイッチ21、ドアロック 検知スイッチ22からの各信号が入力回路19a〜22aを介して入力される構 成となっている。
【0020】 この場合、パーキングブレーキスイッチ19は、自動車のパーキングブレーキ が動作位置にある状態でブレーキ動作信号S1を発生し、シフトポジションスイ ッチ20は、トランスミッションのシフトポジションがパーキング位置(但し、 オートマチックトランスミッションの場合であり、マニュアルトランスミッショ ンの場合はニュートラル位置となる)にある状態でパーキング信号S2を発生し 、ボンネットスイッチ21は、自動車のボンネットが閉鎖されている状態でボン ネット閉鎖信号S3を発生し、ドアロック検知スイッチ22は、自動車のドアロ ック機構が全て施錠状態にあるときにドアロック信号S4を発生する。
【0021】 さて、以下においては、前記CPU8の制御内容について図2及び図3のタイ ミングチャートも参照しながら説明する。但し、図2は、リレースイッチ11b 、12b、13b及び14bのオンオフ状態、並びに自動車用エンジンの回転数 、エンジン始動検知回路9の出力状態を、エンジンの始動が正常に行われた場合 の制御内容について示し、また、図2は、リレースイッチ11b、12b、13 b及び14bのオンオフ状態を、エンジン始動時においてリレースイッチ12b に溶着が発生した場合の制御内容について示したものである。
【0022】 即ち、CPU8は、送受信ユニット2から動作指令信号Scを受信したときに は、電圧不足信号Sf、及び始動信号Saが入力されていないこと、ブレーキ動 作信号S1、パーキングポジション信号S2、ボンネット閉鎖信号S3、ドアロ ック信号S4が全て入力されていることを条件に、リレースイッチ13bをオン させ(図2、図3中のタイミングt1)、この後に所定時間τ0 が経過したとき にリレースイッチ10b及び11bをオンさせ(タイミングt2)、この後さら に所定時間τ1 が経過したときにリレースイッチ10bをオフさせると共に、リ レースイッチ12bをオンさせる(タイミングt3)。
【0023】 これにより、イグニッション回路がリレースイッチ13b及び11bを通じて 形成されると共に、スタータモータ7の通電路がリレースイッチ13b及び12 bを通じて形成されるようになるため、自動車用エンジンが始動されるようにな り、そのエンジン回転数は図2(e)に示すように上昇する。
【0024】 つまり、携帯型送受信機1から動作指令信号Scが送信されたときには、車載 バッテリの出力電圧がエンジンを始動させるに十分な状態にあること、エンジン が既に始動していないこと、パーキングブレーキが動作していること、自動車の シフトポジションがパーキングポジションにあること、自動車のボンネットが閉 鎖されていること、自動車のドアロック機構が全て施錠状態にあることを条件に 、エンジンが始動されるようになる。
【0025】 また、CPU8は、このようなエンジン始動制御を行った後に、エンジン始動 検知回路9から始動信号Saが入力された場合(エンジンが正常に始動された場 合)には、図2中のタイミングt4に示すように、リレースイッチ12bをオフ させてスタータモータ7の通電路を遮断すると共に、リレースイッチ10bをオ ンさせてアクセサリ回路を形成し、これと同時に送受信ユニット2を通じて始動 完了信号Skを送信する。尚、CPU8は、リレースイッチ12bのオン状態が 一定時間(例えば2秒程度)が経過しても始動信号Saが入力されなかった場合 、つまりスタータモータ7に上記一定時間継続して通電してもエンジンが始動し ない場合には、当該リレースイッチ12bをオフさせる。
【0026】 そして、CPU8は、上記のようなエンジン始動後において、例えば携帯型送 受信機1からの停止指令信号Szを受けたタイミングt5(或はエンジンの暖機 運転が終了したタイミング)では、リレースイッチ10b、11bをオフさせ、 この後に所定時間τ2 が経過したときにリレースイッチ13bをオフさせる(タ イミングt6)。
【0027】 また、CPU8は、リレースイッチ10b、11b、12bをオフさせる指令 を与えた各タイミングでは、それらリレースイッチと対応したA/D変換回路1 4、15、16からのモニタ電圧V1、V2、V3(つまり、上記リレースイッ チ10b、11b、12bの各負荷側端子の電圧)を監視し、それらのモニタ電 圧V1、V2、V3の何れかが設定レベル以上となったときには、上記のような オフ指令を与えたリレースイッチ以外の他のリレースイッチを直ちにオフさせる 制御を行う。
【0028】 即ち、このような制御について一例を挙げて説明すると、前記タイミングt4 において、リレースイッチ12bをオフさせる動作を行ったときには、A/D変 換回路16からのモニタ電圧V3を監視し、そのモニタ電圧V3が設定レベル以 上あった場合には、リレースイッチ12bに接点溶着(つまり短絡状態)が発生 したものと判断し、図3に示すように、他のリレースイッチ10b、11bを直 ちにオフさせる(タイミングt7)。また、CPU8は、このようにリレースイ ッチ10b、11bをオフさせたときには、その後に所定時間τ2 が経過したと きにリレースイッチ13bをオフさせる(タイミングt8)。勿論、このような 制御は、リレースイッチ10b、11bをオフさせる動作を行った各タイミング においても同様に行われる。
【0029】 尚、CPU8は、リレースイッチ13bをオフさせる動作を行ったときには、 A/D変換回路18からのモニタ電圧V4を監視し、そのモニタ電圧V4が設定 レベル以上あった場合には、リレースイッチ12bに接点溶着(つまり短絡状態 )が発生したものと判断し、図示しない警報手段を通じて警報を発するように構 成されている。
【0030】 要するに、上記した本実施例によれば、携帯型送受信機1からの動作指令信号 Scを受信したときには、まず、リレースイッチ13bがオンされた後に、アク セサリ回路形成用のリレースイッチ10b、イグニッション回路形成用のリレー スイッチ11b及びエンジンスタータ回路形成用のリレースイッチ12bが所定 のタイミングでオンされることにより、自動車用エンジンが始動されるものであ り、また、このように始動されたエンジンの停止時には、上記各リレースイッチ 10b〜12bをオフ後にリレースイッチ13bがオフされるようになっている 。従って、リレースイッチ13bは、通常のエンジン始動制御が行われる状態に おいては負荷電流を直接的に断続する必要がないから、その接点容量を小さくで きる。
【0031】 また、リレースイッチ10b、11b、12bの何れかで接点溶着が発生した 場合には、当該リレースイッチ以外のものが直ちにオフされた後に、リレースイ ッチ13bがオフされるから、リレースイッチ10b、11b、12bの接点溶 着に起因した数々の不具合を未然に防止できる。この場合、リレースイッチ13 bにより負荷電流を遮断することになるが、このような負荷電流遮断動作は定常 的に行われるものではなく、しかも、その遮断動作は、接点溶着を起こしたリレ ースイッチに対応した負荷の通電路についてのみ行われることになるから、リレ ースイッチ13bの接点容量を大きく設定する必要がなくなる。
【0032】 尚、上記実施例では、補助スイッチ要素としてリレースイッチ13bを用いる ようにしたが、他のスイッチング素子を用いても良いものである。
【0033】
【考案の効果】
本考案によれば以上の説明によって明らかなように、遠隔操作によるエンジン 始動に複数のリレースイッチを利用する場合において、補助スイッチ要素を追加 して設けることによって、それらのリレースイッチの接点溶着に起因した数々の 不具合の発生を未然に防止できるようになると共に、上記補助スイッチ要素とし て小接点容量のものを用いれば済むようになるという優れた効果を奏することが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す電気回路構成図
【図2】CPU(制御手段)による制御内容説明用のタ
イミングチャートその1
【図3】同制御内容説明用のタイミングチャートその2
【符号の説明】
図中、1は携帯型送受信機(遠隔操作用送信機)、2は
送受信ユニット、3は制御ユニット、7はスタータモー
タ、8はCPU(制御手段)、9はエンジン始動検知回
路、10はACCリレー、11はIGリレー、12はス
タータリレー、10b、11b、12bはリレースイッ
チ、13は補助リレー、13bはリレースイッチ(補助
スイッチ要素)、14、15、16はA/D変換回路
(モニタ手段)を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オン状態でイグニッション回路及びエン
    ジンスタータ回路などを夫々形成する複数のリレースイ
    ッチと、遠隔操作用送信機からの動作指令信号を受信し
    たときに車両用エンジンを始動させるために前記複数の
    リレースイッチを所定の順序でオンさせると共に所定の
    タイミングでそれらリレースイッチをオフさせる制御手
    段とを備えた車両用エンジンの始動装置において、 電源端子から前記複数のリレースイッチに至る共通通電
    路に介在された補助スイッチ要素と、 前記各リレースイッチの負荷側端子の電圧をモニタする
    複数のモニタ手段とを設け、 前記制御手段は、前記補助スイッチ要素を前記複数のリ
    レースイッチのオンに先立ってオンさせ且つそれらリレ
    ースイッチのオフ後にオフさせると共に、リレースイッ
    チにオフ指令を与えた後に前記モニタ電圧が設定レベル
    以上となるモニタ手段があった場合には直ちに他のリレ
    ースイッチをオフさせた後に前記補助スイッチ要素をオ
    フさせるように構成されていることを特徴とする車両用
    エンジンの始動装置。
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