JPH0634148U - シリンダライナー押込み装置 - Google Patents

シリンダライナー押込み装置

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JPH0634148U
JPH0634148U JP7465392U JP7465392U JPH0634148U JP H0634148 U JPH0634148 U JP H0634148U JP 7465392 U JP7465392 U JP 7465392U JP 7465392 U JP7465392 U JP 7465392U JP H0634148 U JPH0634148 U JP H0634148U
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JP
Japan
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cylinder liner
cylinder
push
pushing
pressing plate
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JP7465392U
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Inventor
雄市 山本
正 佐々木
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石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダライナーの押込みに用する人手を削
減する。 【構成】 シリンダライナー3の一端側にプラグ状の押
圧板13を嵌合させる。架構1に立てた複数本のシリン
ダカバー締付ボルト9に押し込み金物10を移動自在に
支持させる。押し込み金物10の内側面に押圧板13を
均一にシリンダライナー3の端面に押し付けるための押
し込み支持金物14を固定する。更に、押し込み金物1
0の内側面の中央部に油圧ラム装置15を取り付ける。
押し込み支持金物14で押圧板13を押して保持した状
態で油圧ラム装置で押圧板13を押し、Oリング8をシ
リンダジャケット5の小径部5aを通過させて、シリン
ダライナー3を掃気室2に押し込む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はシリンダライナーを引抜いた後に新品又は補修済のシリンダライナー を押し込むときに用いるシリンダライナー押込み装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
主機の架構に形成されている掃気室の内面には円筒形状のシリンダライナーが 挿入されている。
【0003】 図3は従来のシリンダライナー押込み装置を示すもので、架構1の掃気室2入 口前面には、シリンダライナー3の肩部4と密着するためのリング状のシリンダ ジャケット5が立設されており、該シリンダジャケット5の内面は、掃気室2の 入口に近いところで入口径に合わせて小径に絞られている。一方、シリンダライ ナー3には、図示の如く肩部4のある一端部と、該シリンダライナー3を挿入す る途中で上記シリンダジャケット5の小径部5aや掃気室2の口径部と干渉する ような位置に3本のOリング6,7,8が取り付けてあり、架構1の掃気室2に シリンダライナー3を挿入するとき、中間位置寄りのOリング8がシリンダジャ ケット5の小径部5aや掃気室2の入口部を通過できるように大きな力をシリン ダライナー3に与えることが必要となる。
【0004】 かかるシリンダライナー3に押込み力を付与させる従来のシリンダライナー押 込み装置としては、図3の如く、架構1の各掃気室2ごとに、架構1の上面に装 着された複数本のシリンダカバー締付ボルト9の先端側を押し込み金物10に通 して、その先端部に所要長さのスペーサー11を嵌めた後、シリンダカバー締付 ボルト9の先端にナット12を螺合させ、上記押し込み金物10をシリンダライ ナー3の肩部4側の端面に直接接触させ、該押し込み金物10を介してシリンダ ライナー3を押し込むようにしたものがある。
【0005】 架構1の掃気室2からシリンダライナー3をライナー引抜き治具で引き抜いた 後に、新しいシリンダライナー又は補修済の旧シリンダライナー3を挿入すると きは、最初に、各掃気室2にすべてのシリンダライナー3を、図3の如くOリン グ8がシリンダジャケット5の小径部5aに干渉する位置、すなわち、シリンダ ライナー3の肩部4とシリンダジャケット5の端との間隔が約50mm程度のとこ ろで押し込み抵抗が大きくなる位置まで、ライナー押込み治具で押し込んでおく 。次に、シリンダライナー3の押し込みに大きい力を必要とするときに、ナット 12を締付け方向に回わすことによってスペーサー11を介し押し込み金物10 をシリンダカバー締付ボルト9に沿い移動させ、該押し込み金物10でシリンダ ライナー3を押し込むようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の方式では、1つのシリンダライナー3を押し込むのに、 複数本のシリンダカバー締付ボルト9のうち、少なくとも2本のボルトの先端の ナット12を別々に且つ均一に異なる作業員が回わすことによって押し込み金物 10を移動させるものであるため、1本のボルト9毎に1人の作業員が付いてナ ット12の回転操作を行うようにしていると共に、シリンダライナー3の押込み 状態を監視する別の作業員が付いており、少なくとも合計3人の作業員を必要と していた。そのため、シリンダライナー3の押し込みに多くの人手を要する問題 がある。
【0007】 そこで、本考案は、上記従来のシリンダライナーを押し込むときに人手による ナット回わしを止めて人員の削減が図れるようにしようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するために、架構の掃気室入口前面に立設されたリ ング状シリンダジャケットの基部内径を掃気室の入口径に合わせて小径とし、且 つシリンダライナーの外周にOリングが嵌めてあり、シリンダライナーのOリン グ部をシリンダジャケットの小径部を通過させるときにシリンダライナーに押込 み力を付与させるようにするシリンダライナー押込み装置において、架構の表面 に立てた複数本のシリンダカバー締付ボルトの先端を押し込み金物に貫通させ、 該押し込み金物の内側面に、シリンダライナーの端に嵌合できるようにした押圧 板に先端が均一に接するように複数の押し込み支持金物を固定すると共に、押し 込み金物の内側面の中央部に上記押圧板を押すための油圧ラム装置を取り付けた 構成とする。
【0009】
【作用】
シリンダライナーを架構の掃気室に、Oリングがシリンダジャケットの小径部 と干渉するところまで押し込んだ後、シリンダライナーの端に押圧板を載せ、押 し込み金物を、その内側面の押し込み支持金物が押圧板に当接するまでシリンダ カバー締付ボルトに沿い移動させる。次いで、油圧ラム装置を伸長作動させると 、押圧板を介してシリンダライナーが掃気室に押し込まれる。
【0010】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
【0011】 図1は本考案の実施例を示すもので、図3に示すと同様に、架構1の掃気室2 の入口部周辺にリング状のシリンダジャケット5を立設し、該シリンダジャケッ ト5に小径部5aがあり、肩部4のある端部側に3本のOリング6,7,8が嵌 着させてあるシリンダライナー3のOリング8をシリンダジャケット5の小径部 5aを通して押し込むようにしてある構成において、上記架構1の表面に、先端 にねじ部9aを有する複数本のシリンダカバー締付ボルト9を立て、周辺部に上 記ボルト9を貫通させるための複数個の孔を穿設した押し込み金物10を、各々 の孔にボルト9の先端側を貫通させて組み付けるようにし、又、シリンダライナ ー3の端に嵌着できるようにしたプラグ状の押圧板13を肩部4上に載せるよう にする。上記押し込み金物10の内側面(架構側の面)には、シリンダライナー 3の端面に嵌合させた押圧板13の周辺部に先端が当接するように複数本の押し 込み支持金物14を平行に配して固定すると共に、押し込み金物10の中央部に 、ストロークの長い油圧ラム装置15を取り付け、上記複数本の押し込み支持金 物14で押圧板13をシリンダライナー3の端に押し付けた状態で油圧ラム装置 15を伸長作動させることにより、押圧板13を介してシリンダライナー3が掃 気室2に押し込まれるようにする。
【0012】 シリンダライナー3がライナー押込み装置にて掃気室2内へ挿入させられ、O リング8がシリンダジャケット5の小径部5aと当るような或る深さまでシリン ダライナー3が押し込まれると、該シリンダライナー3の端に押圧板13を嵌着 させると共に、複数のシリンダカバー締付ボルト9の先端側を押し込み金物10 の周辺部の孔に貫通させ、該押し込み金物10を、各シリンダカバー締付ボルト 9に沿い架構1側へ移動させて、各押し込み支持金物14の先端を均一に押圧板 13に当接させるようにする。この状態で各シリンダカバー締付ボルト9の先端 部のねじ部9aに螺合させたナット12を回わして締めることによりシリンダラ イナー3の端面に押圧板13を押し付けて保持させるようにする。次に、油圧ラ ム装置15を伸長作動させてラムを押圧板13の中央部に当接させる。この際、 押圧板13は押し込み支持金物14で押えられているので、押圧板13を保持す るための人手を省略することができる。更に、油圧ラム装置15を伸長作動させ ると、押圧板13を介しシリンダライナー3は肩部4がシリンダジャケット5に 当る最後の位置まで図2の如く押し込まれ、Oリング8は掃気室2の内側面に接 して水密状態となる。
【0013】
【考案の効果】
以上述べた如く本考案のシリンダライナー押込み装置によれば、シリンダライ ナーの一端側に嵌着させたシール用のOリングが、架構表面のリング状のシリン ダジャケットの小径部を通るときに必要とされる押込み力を付与させるために、 シリンダライナーの端に嵌着させる押圧板を、架構上の複数本のシリンダカバー 締付ボルトに沿い移動できるようにしてある押し込み金物に固定した押し込み支 持金物にてシリンダライナーの端面に押し付けて保持させるようにし、且つ上記 押し込み金物の中央部に油圧ラム装置を取り付け、該油圧ラム装置のラムで押圧 板を介してシリンダライナーを押込むようにした構成としてあるので、シリンダ ライナーの挿入に大きい力を必要とするようになった時点から最後の押込み位置 まで油圧ラム装置の動作で押し込むことができ、又、上記油圧ラム装置のラムで 押すための押圧板を、シリンダライナーの端に、押し込み金物に固定した押し込 み支持金物で押し付けて保持させておくようにしてあることから、ラムを伸長し て押圧板に当接させるまでの押圧板の保持を人手による必要性をなくして省人化 が図れ、更に、従来の押し込み金物を2つのナットを別人の操作で移動させてシ リンダライナーを押込むようにしている方式に比して、油圧ラム装置の動作で行 わせることから、人手の削減が図れ、省力化が図れる、という優れた効果を奏し 得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシリンダライナー押込み装置の実施例
を示す概略切断面図である。
【図2】図1の状態からシリンダライナーが最後まで押
し込まれたときの状態を示す断面図である。
【図3】従来のシリンダライナー押込み装置の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 架構 2 掃気室 3 シリンダライナー 4 肩部 5 シリンダジャケット 5a 小径部 6,7,8 Oリング 9 シリンダカバー締付ボルト 10 押し込み金物 13 押圧板 14 押し込み支持金物 15 油圧ラム装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架構の掃気室入口周辺に立設されたリン
    グ状のシリンダジャケットの基部内面を小径にし、上記
    掃気室に挿入するシリンダライナーの一端側の外周に嵌
    着させたOリングが上記シリンダジャケットの小径部を
    通るときに必要とされる押込み力をシリンダライナーに
    付与させるようにするシリンダライナー押込み装置にお
    いて、上記架構の表面に装着された複数本のシリンダカ
    バー締付ボルトに沿って移動できるようにした押し込み
    金物の内側面に、上記シリンダライナーの端に嵌合でき
    るようにした押圧板をシリンダライナーの端面に押し付
    けるための複数本の押し込み支持金物と、上記押圧板を
    押してシリンダライナーを押込むための油圧ラム装置を
    取り付けたことを特徴とするシリンダライナー押込み装
    置。
JP1992074653U 1992-10-05 1992-10-05 シリンダライナー押込み装置 Expired - Lifetime JP2575391Y2 (ja)

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JPH0634148U true JPH0634148U (ja) 1994-05-06
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101270886B1 (ko) * 2009-01-14 2013-06-05 현대중공업 주식회사 크랭크축 지지용 메인베어링 캡의 설치를 위한 유압잭 리프팅 지그
KR101823327B1 (ko) * 2017-06-28 2018-01-30 글로벌마린서비스 주식회사 디젤 발전기의 실린더 유닛 조립방법
CN113649782A (zh) * 2021-07-30 2021-11-16 江西昌河航空工业有限公司 一种用于支撑件非同轴孔上压装衬套的工具及安装方法

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JP2575391Y2 (ja) 1998-06-25

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