JPH0520234B2 - - Google Patents

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JPH0520234B2
JPH0520234B2 JP58503751A JP50375183A JPH0520234B2 JP H0520234 B2 JPH0520234 B2 JP H0520234B2 JP 58503751 A JP58503751 A JP 58503751A JP 50375183 A JP50375183 A JP 50375183A JP H0520234 B2 JPH0520234 B2 JP H0520234B2
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JP
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mandrel
tool
liner
piston
driver
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JP58503751A
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JPS60501199A (ja
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Ruisu Efu Beichon
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Caterpillar Inc
Original Assignee
Caterpillar Inc
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Publication date
Application filed by Caterpillar Inc filed Critical Caterpillar Inc
Publication of JPS60501199A publication Critical patent/JPS60501199A/ja
Publication of JPH0520234B2 publication Critical patent/JPH0520234B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/0043Arrangements of mechanical drive elements
    • F02F7/0046Shape of casings adapted to facilitate fitting or dismantling of engine parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B27/00Hand tools, specially adapted for fitting together or separating parts or objects whether or not involving some deformation, not otherwise provided for
    • B25B27/02Hand tools, specially adapted for fitting together or separating parts or objects whether or not involving some deformation, not otherwise provided for for connecting objects by press fit or detaching same
    • B25B27/06Hand tools, specially adapted for fitting together or separating parts or objects whether or not involving some deformation, not otherwise provided for for connecting objects by press fit or detaching same inserting or withdrawing sleeves or bearing races
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B9/00Hand-held gripping tools other than those covered by group B25B7/00

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエンジンのシリンダライナ取り外し用
工具に関し、詳細にはシリンダライナと共にピス
トン、ピストンリング、ロツド等をユニツトとし
てエンジンから取り外すための工具に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
内燃機関には、通常、ピストンが往復動するボ
アを形成するシリンダライナが用いられている。
エンジンの作動の間、燃焼により、ライナのピス
トン行程上部近傍に、カーボンの付着あるいは段
付摩耗が生じる。この種、あるいは他の種類の摩
耗により通常、所定期間後にシリンダライナとピ
ストンの交換が必要となる。
しかし、ライナの取外しは、ライナとブロツク
との間の嵌合の締め代のため複雑になつている。
この嵌合の締め代は、例えば、ライナの周囲のO
リングにより与えられ、また一般に、高温や他の
エンジン使用の条件によつて増大する。従来、吸
気ポートのないライナは、通常、工具をボア内へ
挿入して、ライナ端面を把持するように調整する
ことにより取外されていた。そしてライナは、ど
んな嵌合にも打勝つのに充分な力を工具に付与す
ることにより、ブロツクから引上げられるように
されていた。
この操作の欠点は、工具をライナ内に挿入でき
るように、まずピストンを、シリンダライナの上
部を通つて取り外さなければならないことであ
る。これらの個々の工程を実施することは、カー
ボンの付着あるいは段付摩耗が著しく、まずピス
トンをスライドさせてボアから取り出すためにシ
リンダライナ内面を研摩する必要がある場合、特
に不便で、時間を要する。
ライナに吸気ポートを有する2サイクルエンジ
ンにおいては、2つの端部を備えたロツドを有す
る工具をライナ内に挿入する方法が知られてい
る。ロツドの両端部はそれぞれライナの対向した
ポートに位置決めされ、エンジンが、ライナを変
位させるために、ピストンがロツドを押動するよ
うに回転させられる。この方法は、1974年4月23
日にウエブに対して発行された米国特許第
3805359号に記載されている。1976年3月23日に
ブルツクオーバーに発行された米国特許第
3945104号は、衝撃装置が工具上を摺動して金敷
き(anvil)をたたき、ライナをゆるめるような
他の工具を示している。しかし、この種の取り外
し方法は、ピストンおよびロツドを取り外すため
に別の工程を必要とする。
本発明は上記問題の1またはそれ以上を解消す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の1つの態様においては、シリンダユニ
ツト、ピストン、リング、およびロツドをユニツ
トとしてエンジンブロツクから取外す方法が採用
されている。この方法は、ライナのボア内に工具
を挿入し、ライナに対して工具を拡大させ、工具
とライナ間を摩擦接触させる工程を含んでいる。
この方法はさらに、工具に力を付与し、エンジン
ブロツクに対してライナと共に工具を移動させ、
少なくとも不完全な真空をピストンの上のライナ
内に発生させ、ピストン、リング、およびロツド
と共にライナをユニツトとして除去する工程を含
んでいる。
本発明の他の態様においては、この方法は、シ
リンダライナのボア内に、ドライバと心棒とを有
する工具を挿入し、ピストンを移動させてドライ
バを心棒の穴の中に押込む工程を含んでいる。こ
の方法はさらに、心棒にピストンの移動方向の力
を付与し、ドライバが心棒内に押込められるのに
応じて心棒を径方向に拡大させてライナと摩擦係
合させ、ライナと共に工具をエンジンブロツクに
対して移動させる工程を含んでいる。少なくとも
不完全な真空がピストンの上のライナ内に発生
し、組付けられたピストン、リング、およびロツ
ドと共にライナがユニツトとして取り外される。
更に、本発明の他の態様においては、エンジン
ブロツクからシリンダライナを取外すための工具
は心棒とドライバを有している。ドライバは心棒
の穴の中に挿入可能とされ、ドライバを心棒の穴
の中の予め選定された最初の位置に移動させるた
めに、ドライバに力を付与する手段が設けられ
る。
シリンダライナ、ピストン、および他の関連部
品は、ユニツトとして取り外され、エンジンの修
理作業を容易にする。ユニツトとして取り外すこ
とにより、最初にライナを通してピストンを除去
することと、その後、ブロツクからライナを引上
げるためにライナの下側を把持するため、工具を
挿入することを含む、他の工程が不要になる。
〔実施例〕 第1図を参照すると、内燃機関10の一部分が
その機関のシリンダを図示して示されている。こ
こで工具12を無視すると、エンジンはブロツク
14を有し、このブロツクの開口内にはシリンダ
ボアを形成するシリンダライナ16が配置され
る。シリンダライナの外表面19はブロツクの孔
に「案内嵌め」される大きさに成形され、その外
表面の下方部分の溝に配置されたOリング20を
有する。ライナがブロツクに嵌合される時、Oリ
ングはブロツクの下方段部24に嵌合の締め代を
生じる。
頂面27を有し、外表面の溝内に保持されたリ
ング28を有するピストン26は、シリンダボア
18内に配置される。ピストンは、リストピン3
4を含む従来の手段によりロツド32に揺動自在
に連結される。ロツドはロツドキヤツプ38を用
いることにより、クランクシヤフト37に連結さ
れる。エンジンヘツド(図示せず)はブロツク1
4の上面35に設けられる。このようなエンジン
の構造および作用は従来技術により公知であるの
で、詳細な説明は省略する。
第3図、第4図は、本発明を一部適用したシリ
ンダライナ、ピストンおよびロツドの取り外し用
工具12の例を示している。この工具は、ライナ
16にカーボンが付着していたり、あるいは段付
摩耗が形成されていても、シリンダボア18内に
挿入できるように、直径を調整可能である。この
工具は、機械加工の工程においてワークピースを
保持するためのチヤツクを成形するのにしばしば
用いられるような、スロツト42を有するシング
ルテーパのコレツトとして示される2つのセグメ
ント40を有している。セグメントは、参照符号
44で示されるエラストマあるいはプラスチツク
材料により充填あるいはシールされたスロツトを
有する金属製である。また、2つのテーパ付心棒
46はセグメント40内のテーパ付開口47に嵌
合可能である。これらの心棒は金属製であり、各
心棒には、各セグメント内のスロツトに係合する
キーを受容するためのスロツトを形成しても良
い。ボルト48はセグメントおよび心棒の開口を
貫通して配置可能である。心棒の一方にはボルト
の頭部を受容するために端ぐりの穴があけられる
(第1図および第2図参照)。ボルトはまた、スペ
ーサ50と大きめに成形されたワツシヤ52内の
開口を貫通して設けられ、一端においてナツト5
4に螺合する。工具が組立てられ、ナツトがボル
トに対して回わされる時、テーパ付心棒は各テー
パ付開口内にさらに挿入れられてセグメントを径
方向に拡張させることが理解されよう。
第3図および第4図の工具12は、後述するよ
うに、第1図および第2図において、作動状態に
組立てられたシリンダライナ16、ピストン2
6、リング28、およびロツド32を含んで構成
されるユニツト58のエンジン10からの取り外
しを説明するために図示されている。
第5図および第6図は、本発明の実施例である
シリンダライナとピストンおよびロツドの取り外
し用工具12を示している。この工具は円周壁6
2を備えた心棒60を有する。円周壁62は心棒
の直径を形成する外周面64と、少なくとも部分
的にテーパがつけられ、孔68を形成する内周面
66とを有する。孔68は、心棒の第1および第
2端部69,70において開口している。心棒は
また、円周壁をセグメント74に分割する複数の
スロツト72を有し、心棒の径方向の拡大が内周
面に付与された力に応じて生じやすいようになつ
ている。スロツトは、好ましくは対称に配置さ
れ、実質的に心棒の長さにわたつて延びており、
拡大が本質的に均一になるようになつている。心
棒はまた、円周壁外周面と、前記第2端部とを好
ましくはエラストマから成る可撓性のあるカバー
76により覆われている。貫通する穴80を有す
るキヤツプ78は、心棒の第2端部に配置され
る。
工具12はさらに、ドライバ82を有し、この
ドライバは基部84とテーパ付壁88を備えたボ
デイ部86とを有している。テーパ付壁は基部か
ら延び切頭円錐状を形成している。ボデイ部は心
棒60の第1端部69から穴68の中へ挿入され
るようになつている。またドライバは、少なくと
も部分的にねじが形成された穴90を有してい
る。ドライバの基部は、ボデイ部が心棒の中に配
置された時、心棒の第1端部69を横切つて延び
るようになつている。
ドライバが心棒60の中に挿入された時、ボデ
イ部86が内周面66を押圧して心棒の直径を拡
大するような、穴68の予め定められた位置へド
ライバを移動させるために、このドライバ86に
力を付与する手段94が設けられている。この手
段は、ナツト98とねじ部100を備えたねじ付
ロツド96を含み、ねじ部は、ナツトをキヤツプ
に対して徐々に締めつけることによりドライバが
心棒の所定位置に引かれるように、ドライバの穴
90のねじ部に係合する。ボデイ部のテーパ壁
は、十分な力がドライバに付与された場合、穴の
テーパ付内周面66に沿つてスライドするので、
ボデイ部は穴の中各位置に連続的に移動可能であ
ることがわかる。それぞれ連続した位置におい
て、ボデイ部のテーパ壁は、内周面をより強く押
圧して心棒の直径を拡大させるようになつてい
る。
図示されたような工具12は、シリンダボア1
8内に挿入され、シリンダライナ16の内壁に抗
して拡大される(第1図)。拡大により、シリン
ダライナと工具の外周面との間に摩擦嵌合すなわ
ち摩擦接触が生じる。例えば、第3図および第4
図の工具により、ボルト48は、ボア18内にお
いてライナの嵌合力より大きい工具とライナの間
の摩擦力を得るよう調整される。第5図の工具に
おいても、ナツト98を調整することにより、こ
の操作が可能である。図示された工具の特徴であ
る、均一な直径の拡大と、金属とゴムの構成によ
り、実質的にライナの損傷は生じない。力は、ラ
イナに対して長手方向すなわち軸方向に、工具に
連続的に付与される。ライナと工具との摩擦嵌合
により、工具に充分な力を加えると、嵌合の締め
代に打ち勝つて、ライナをエンジンブロツク14
内の位置から工具とともに移動させることができ
る(第2図)。このようにしてライナをブロツク
から取り外すことが可能となる。
取り外しのために充分な力が、ボア18内でピ
ストン26を移動させることにより、またピスト
ンを工具の底部に対して係合させて押圧すること
により、工具12に付与される。ピストンは、例
えば、エンジンスタータピニオンと同じようにフ
ライホイルに係合する工具を用いてクランクシヤ
フト37を回転させることにより移動させる。ま
た、バーを工具の上部に間隔をあけてこれに横切
る方向に位置させ、上記工具のいずれかの上部に
力を加えても良い。バーは、例えば、ブロツク1
4の上面35の上に係止するスペーサによつて支
持するようにしてもよい。第3図の工具におい
て、ロツドは、バーに設けた開口を通され、一端
が工具に取付けられると共に、他端にナツトが螺
合される。ナツトを、バーに対して作用してロツ
ドを引上げるように調整して工具に引上げ力を付
与するようにしても良い。第5図の工具において
は、ねじ付ロツド96がバーを貫通している。付
加的なナツトがキヤツプ78に締付けられ、ナツ
ト98を引上げ力を付与するために調整する際
に、ねじ部をドライバの中において所定位置に保
持するようにされる。また他の装置を用いてもよ
い。
第5図および第6図の工具12もまた、ピスト
ン26の動きを利用して取り外しのための力と工
具の拡大のための力とを加えることにより、ユニ
ツト58を取り外すことを可能にする。工程初期
には、最初にピストンがドライバに向つて動く時
心棒がライナ内でスライドすることに対向するの
に充分なだけの力で、心棒60をシリンダライナ
内で動かないように保持することだけが必要であ
る。この力は例えば、ねじ付ロツド96とナツト
98を用いて、心棒をライナに対して所定の摩擦
係合をさせるように径方向に拡大することによ
り、得ることができる。その後、ピストンはさら
に移動してドライバをしだいに心棒の中に連続的
に押込み、心棒を径方向に拡大してライナ内にお
いて工具を保持する摩擦力を増加させる。同時
に、工具に加わるピストンの移動方向の力は増大
して行き、ライナはボア18から解放される。本
技術分野に知識を有する者であれば上記目的のた
め、心棒およびドライバの相対的なテーパ形状や
他の形状を設定することが可能である。通常、ピ
ストンが付勢する基部84は、付与される力を拡
散させるためにできるだけ大きくすべきである。
図示されたエンジン10に対しては、ピストン
26あるいは力を付与する他の装置による工具1
2およびライナ16の移動は、Oリング20の締
め代を解除するのに充分なものであることだけが
必要である。他のエンジン構成においては、ライ
ナとエンジンブロツク14の嵌合の状態に応じて
工具とライナとをもつと大きく移動させることが
必要となる場合もある。
少なくとも、不完全な真空が、ピストン26の
頂面27の上におけるライナ16に与えられて、
取り外しの間ユニツト58を完全な状態に保持す
る。工具12は、取り外し作業の間、ライナ内の
工具とピストンの間に発生する負圧に対する気密
カバーとして用いても良い。例えば、図示された
工具を拡大することにより、同時に工具とライナ
の間の気密接触が確立され、負圧の形成が可能と
なる。また、ライナの嵌合を解除した後、ライナ
上部に気密カバーとして機能するキヤツプを設置
して、本工具は他のシリンダやエンジンに使用す
るために取り除いても良い。キヤツプは例えば、
ボア18内に簡単に嵌入するプラスチツクの栓で
あつて、ライナの内周面をシールするものであつ
てもよい。この場合、負圧は栓とピストンの間に
生じる。
経験的に、ライナをブロツク14から持上げる
前に、ピストン26を工具12あるいはキヤツプ
に対して接触あるいは近接させることにより充分
な負圧を発生する条件が得られることがわかつて
いる(第2図参照)。負圧は、ライナがピストン、
リング28、および支持されないコネクテイング
ロツド32とともに持上げられる時、ピストンが
下方に動くことにより発生する。
開示された方法は、他の工程とともに実行され
てもよく、また工程の順序は、本発明から逸脱す
ることなく、変更可能であることは上記の説明か
ら明らかであろう。
ユニツト58をエンジンブロツク14から取り
外す方法は上記記載から充分明らかであると思わ
れる。しかし、開示された方法でエンジンを修理
することの利点が充分理解されるよう、簡単に説
明する。
最初に、エンジン10のヘツドを除去し、クラ
ンクシヤフト37を回転させてピストン26をシ
リンダボア18内の所定の行程位置に置くこと
が、工具の位置決めと取り外し作業の完了とを可
能にするために望ましく、また必要である。工具
12は、カーボンの付着あるいは段付き摩耗部に
重ならないように、ボア内において好ましくは充
分遠くまで挿入される。
個々のエンジンと工具のためのピストンの好適
な初期位置は経験的に決められる。ライナをブロ
ツクから持上げる時、ピストンが工具12に、も
しキヤツプが用いられるときにはキヤツプに近接
あるいは接触して負圧の発生を容易にするよう
に、ピストンが配置されることが推奨される。ピ
ストン26が工具12およびライナ16を移動さ
せるのに用いられる場合、その初期位置は、ピス
トンが工具に近接あるいは接触するように上昇行
程にあることが好ましい。このことは、ボア18
内に工具により保持された、リングを通過して排
出すべき空気によるピストンの動きに対する抵抗
を最小限にする。うまく作動するひとつの方法
は、シリンダボア18の中に工具を挿入し、それ
をピストン上に載置することである。第3図の工
具の場合、底側のセグメント40がピストン上に
載せられ、一方、第5図の工具の場合、ドライバ
82の基部84がピストン上に載せられる。これ
により、工具を径方向に拡大させるのに先立つ
て、ピストンと工具を所定の位置に動かすために
クランクシヤフト34を単に回転させるだけでよ
く、必要であれば、その後、取外し工程を容易に
するために、ピストンと接触している工具を拡大
させる。
工具12は拡大されて摩擦嵌合が得られる。全
取外し工程の間工具が充分利用できるように、付
加的なシールを用いることなく気密を保つた嵌合
が同時に得られる。しかし、充分な負圧のため
に、第3図の工具内のボルト48の頭部にOリン
グを用いること、あるいはボルトに沿う空気流を
阻止する他の手段が必要となるかもしれない。な
お、ボルト頭部が心棒46の端ぐり穴の中に嵌入
されることにより、ボルト頭部26によつてピス
トンが損傷を受ける可能性が減少し、またボルト
が工具の拡大の間動くのが阻止されることに注意
されたい。また、心棒48が各セグメント40に
キー止めされることにより、これらの間の相対移
動が阻止される。第5図の工具において、エラス
トマのカバー76により、負圧を得るためのシー
ル機能が果される。
シリンダライナ16は、次に、既に述べたよう
に工具12に充分な力を付与することにより嵌合
位置から外れて嵌合関係が解除される。必要であ
れば、工具はその後取除かれ、ピストンが適当な
位置にあるエンジンの次のライナの嵌合関係を解
除するのに用いられる。取外し工程を完全なもの
にするために負圧を得るように、キヤツプが解放
されたライナに嵌合される。あるいは、工具がそ
の位置に保持されても良い。次に、ロツドキヤツ
プ38が除去され、そしてライナあるいはもしラ
イナ内に残されていれば工具が把持されて、ライ
ナがブロツク14から抜き出される。例えば、第
3図の工具とともに示された大きめのワツシヤ5
2あるいは第5図の工具の輪部は、持上げる目的
のために必要であれば、オーバヘツド装置に用い
られる工具を連結するのに適当な部分である。負
圧により、ピストン26、リング28、およびロ
ツド32は、別途支持されることなく、ユニツト
58としてライナとともにエンジン10から取り
外される。
他の特徴、目的および利点は、明細書、図面、
および添付された請求の範囲を参照することによ
り、明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のシリンダライナとピストン
およびロツドの取り外しの方法について説明する
図、第2図は、第1図の取り外しの方法における
中間工程を示す第1図と同様な図、第3図は本発
明を一部適用したシリンダライナとピストンおよ
びロツドの取り外し工具を示す図第4図は第3図
の−線に沿う第3図の工具の一部断面図、第
5図は本発明方法を実施するのに用いられる工具
を示す本発明の一実施例の図、および第6図は第
5図の工具の一部断面の側面図である。 10……内燃機関、12……工具、16……シ
リンダライナ、26……ピストン、40……セグ
メント、42……スロツト、44……エラスト
マ、46……心棒、47……開口、48……ボル
ト、50……スペーサ、54……ナツト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シリンダライナ内に挿入され、該シリンダラ
    イナと摩擦係合し、外部から加えられる力に応じ
    てエンジンブロツクからシリンダライナをピスト
    ンと共に取り外すための工具であつて、 円周壁と、第1及び第2の端部と、長手方向に
    延設された複数のスロツトとを有する心棒であつ
    て、上記円周壁が、心棒の直径を規定する円筒状
    外周面と、前記第1の端部に開口を形成するとと
    もに前記スロツトによつてセグメントに分割され
    ているテーパ付内周面とを有する心棒と、 基部とボデイ部とを有するドライバであつて、
    上記ボデイ部が切頭円錐形状を有し、前記心棒の
    前記開口に挿入し、上記ボデイ部の切頭円錐形状
    により前記心棒の前記テーパ付内周面を次第に強
    く押圧するように連続的に移動させ、このボデイ
    部の移動に対応して前記心棒の前記外周面の直径
    を拡大させることができ、上記基部がドライバが
    前記心棒内に挿入されたときに前記心棒の前記第
    1の端部を覆うようになつているドライバと、 前記心棒の前記第2の端部に配置されるキヤツ
    プと 前記ドライバ及び上記キヤツプと協働して、前
    記ドライバと上記キヤツプとを互いに近づける方
    向に動かすことにより、前記ドライバの前記ボデ
    イ部を前記心棒の前記テーパ付内周面に押圧して
    前記心棒を半径方向に拡大させる器具と、 前記心棒の前記円筒状外周面に取着され、前記
    円筒状外周面の略全体を覆い、シリンダライナと
    摩擦係合すると共に前記心棒を半径方向内側に密
    封して気密シールを形成することにより、シリン
    ダライナ取外しの際にシリンダ内のピストン上部
    に少くとも不完全な真空を発生させる可撓性のエ
    ラストマから成るカバーであつて、前記心棒との
    係合によつて保持されているカバー、とを具えた
    工具。 2 前記可撓性のエラストマから成るカバーは前
    記心棒の円筒状外周面と第2の端部とに延設さ
    れ、前記スロツトを覆つて気密シールを形成して
    いる請求の範囲第1項に記載の工具。
JP58503751A 1983-05-02 1983-10-24 エンジンのシリンダライナ、ピストン、およびロッドのひとまとめにした取外し Granted JPS60501199A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US49094283A 1983-05-02 1983-05-02
US490942 1983-05-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60501199A JPS60501199A (ja) 1985-08-01
JPH0520234B2 true JPH0520234B2 (ja) 1993-03-18

Family

ID=23950161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58503751A Granted JPS60501199A (ja) 1983-05-02 1983-10-24 エンジンのシリンダライナ、ピストン、およびロッドのひとまとめにした取外し

Country Status (5)

Country Link
EP (2) EP0140894B1 (ja)
JP (1) JPS60501199A (ja)
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