JPH0720227U - 大型フランジ用面合わせ治具 - Google Patents
大型フランジ用面合わせ治具Info
- Publication number
- JPH0720227U JPH0720227U JP5519793U JP5519793U JPH0720227U JP H0720227 U JPH0720227 U JP H0720227U JP 5519793 U JP5519793 U JP 5519793U JP 5519793 U JP5519793 U JP 5519793U JP H0720227 U JPH0720227 U JP H0720227U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- jig
- bolt
- face
- flanges
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- Pending
Links
Landscapes
- Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 比較的簡便に対となるフランジの位置ずれを
修正できる大型フランジ用面合わせ治具を提供する。 【構成】 複数のボルト孔23が周囲に設けられた対と
なるフランジ21、22の面合わせを行う治具10であ
って、吊りラグ13の片側に一方のフランジ21のボル
ト孔23に挿通するピン14を設け、他側に他方のフラ
ンジ21を側方から押圧する押圧手段15、16を設け
た。
修正できる大型フランジ用面合わせ治具を提供する。 【構成】 複数のボルト孔23が周囲に設けられた対と
なるフランジ21、22の面合わせを行う治具10であ
って、吊りラグ13の片側に一方のフランジ21のボル
ト孔23に挿通するピン14を設け、他側に他方のフラ
ンジ21を側方から押圧する押圧手段15、16を設け
た。
Description
【0001】
本考案は、配管等の端部に設けられた大型のフランジの面合わせ(正確には、 フランジのボルト孔の位置合わせ)を行う治具に関する。
【0002】
図5(A)、(B)に示すように、フランジ接続される機器の配管工事におい ては、接続される大径のフランジ30、31の面や、周のずれを修正しフランジ 30、31の位置合わせをした後でなければ、ねじ固定ができない。そこで、一 方のフランジ30に接続された配管32に、チェーン33等をかけ、これを一端 が固定物に掛止されたチェーンブロック34によって所定方向に引っ張って対向 するフランジ30、31の面のずれを修正し、ボルト孔35に所定のボルトを入 れ込み、ねじ締めすることが行われていた。また、前記チェーンブロック34の 代わりにジャッキ等を用いることもあった。
【0003】
しかしながら、前記作業においてはチェーンブロック34の一端を固定する固 定物が必要となり、配管にチェーン等をかけて、比較的重量のあるチェーンブロ ック34を搬送して所定の位置に取付けてから、前記チェーン等を引っ張る作業 を行う必要があり、更には二次元的にフランジの位置合わせを行う場合には、二 台のチェーンブロックを必要とし、危険な重労働の作業であるという問題点があ った。これはチェーンブロックの代わりにジャッキ等を使用する作業においても 同様に生じる問題点であった。 本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、比較的簡便に対となるフランジ の位置ずれを修正できる大型フランジ用面合わせ治具を提供することを目的とす る。
【0004】
【課題を解決するための手段】 請求項1記載の大型フランジ用面合わせ治具は、複数のボルト孔が周囲に設け られた対となるフランジの面合わせを行う治具であって、吊りラグの片側に一方 のフランジのボルト孔に挿通するピンを設け、他側に他方のフランジを側方から 押圧する押圧手段を設けて構成されている。 また、請求項2記載の大型フランジ用面合わせ治具は、請求項1記載の治具に おいて、押圧手段は、吊りラグの他側に形成された雌ねじ孔と、該雌ねじ孔に嵌 入する押しボルトから構成されている。
【0005】
請求項1、2記載の大型フランジ用面合わせ治具においては、2個の大型フラ ンジ用面合わせ治具を用意し、位置合わせをしようとする対となるフランジの最 大偏心して外側に突出した部分にある一方のフランジのボルト孔の両側あるいは 更に少し離れた位置の両側にあるボルト孔(90度の位置にあるボルト孔を使用 するのが好ましい)に、大型フランジ用面合わせ治具のピンをそれぞれ入れ込む 。そして、それぞれの吊りラグに設けられた押圧手段を作動させて、他方のフラ ンジを側方から押圧し、双方のフランジの軸心を合わせ、それぞれのボルト孔の 位置を合わせ、所定のボルトを挿入する。
【0006】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施例につき説明し 、本考案の理解に供する。 ここに、図1は本考案の一実施例に係る大型フランジ用面合わせ治具の使用状 態の部分断面図、図2は同使用状態の部分平面図、図3は本考案の他の実施例に 係る大型フランジ用面合わせ治具の使用状態の側面図である。
【0007】 図1、図2に示すように、本考案の一実施例に係る大型フランジ用面合わせ治 具10は、直交する長板11及び短板12を有するL字状の吊りラグ13と、前 記短板12の下部に突出状態で固着されたピン14と、前記長板11に形成され た雌ねじ孔15に螺入する押しボルト16とを備えている。以下、これらについ て詳しく説明する。
【0008】 前記吊りラグ13は、鋼材からなる長板11と短板12を直交させた状態で、 外側に対となる補強リブ17及び補助リブ18、19を溶接して構成され、上部 には吊りロープ等を挿通する孔20が形成されている。 短板12の下部には対象となる対となるフランジ21、22のボルト孔23よ り直径の小さいピン14が固着されている。このピン14の下部にはねじ穴24 が設けられ、ピン14より直径のやや大きいボルト孔を有するフランジの位置合 わせを行う場合に使用するスリーブ25をねじ止めできるようになっている。
【0009】 前記吊りラグ13の長板11の下部中央には押圧手段の一例である雌ねじ孔1 5及び該雌ねじ孔15に螺入する押しボルト16が設けられている。この押しボ ルト16は、ピン14と直交する方向に進退し、ピン14が装着されたフランジ 21に対向するフランジ22を側方から押圧するようになっている。
【0010】 この大型フランジ用面合わせ治具10を使用する場合には、図2に示すように 、2組の大型フランジ用面合わせ治具10を用意し、位置合わせをしようとする フランジ21、22の最大偏心位置を中心にして略90度の角度を有するボルト 孔23にスリーブ25付きのピン14をそれぞれ装着する。そして、下部の雌ね じ孔15に螺着されている押しボルト16を締めて、下部のフランジ22の側面 を2方向から押圧し、ボルト孔23の位置合わせを行い、2個の大型フランジ用 面合わせ治具10が装着されているボルト孔以外のボルト孔23に所定のボルト を挿入し、しかる後、該大型フランジ用面合わせ治具10を外し、その部分に所 定のボルトを挿入する。
【0011】 次に、図3に示す本考案の第2の実施例に係る大型フランジ用面合わせ治具2 6について説明するが、図に示すように、長板11に2本の押しボルト16a及 び16bが螺着されている。これによって、フランジ22の厚みに対応して押し ボルト16a、16bを選択することができる。
【0012】 前記実施例においては、ピン14は短板12に溶接固定されているが、ねじ込 み式、あるいはその他の簡易脱着式として交換可能とすることも可能である。こ の場合、予め径の異なるピンを用意して種々のボルト孔に対応させることが可能 である。 また、前記実施例においては押圧手段として押しボルトを使用したが、小型の 油圧シリンダーを用いることも可能である。 更に、前記スリーブ25の代わりに、前記ねじ穴24に螺入するボルトの頭に よって、図1に示すようにピン14をガタなくボルト孔に挿入する場合も本考案 は適用される。
【0013】
請求項1及び2記載の大型フランジ用面合わせ治具は、一方のフランジのボル ト孔を利用して、他方のフランジの位置合わせを行うので、装置が小型となり、 容易にフランジの面のずれを修正できる。 従って、従来のように片側を特定物に固定して作業を行うチェーンブロック等 は必要で無くなったのて、作業性及び安全性が向上する。
【図1】本考案の一実施例に係る大型フランジ用面合わ
せ治具の使用状態の部分断面図である。
せ治具の使用状態の部分断面図である。
【図2】同使用状態の部分平面図である。
【図3】本考案の他の実施例に係る大型フランジ用面合
わせ治具の使用状態の側面図である。
わせ治具の使用状態の側面図である。
【図4】従来の大型フランジの面合わせの作業状態を示
す説明図である。
す説明図である。
【符号の説明】 10 大型フランジ用面合わせ治具 11 長板 12 短板 13 吊りラグ 14 ピン 15 雌ねじ孔 16 押しボルト 16a 押しボルト 16b 押しボルト 17 補強リブ 18 補助リブ 19 補助リブ 20 孔 21 フランジ 22 フランジ 23 ボルト孔 24 ネジ穴 25 スリーブ 26 大型フランジ用面合わせ治具
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のボルト孔が周囲に設けられた対と
なるフランジの面合わせを行う治具であって、 吊りラグの片側に一方のフランジのボルト孔に挿通する
ピンを設け、他側に他方のフランジを側方から押圧する
押圧手段を設けたことを特徴とする大型フランジ用面合
わせ治具。 - 【請求項2】 押圧手段は、吊りラグの他側に形成され
た雌ねじ孔と、該雌ねじ孔に嵌入する押しボルトからな
る請求項1記載の大型フランジ用面合わせ治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5519793U JPH0720227U (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 大型フランジ用面合わせ治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5519793U JPH0720227U (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 大型フランジ用面合わせ治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0720227U true JPH0720227U (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=12991962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5519793U Pending JPH0720227U (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 大型フランジ用面合わせ治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720227U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100663670B1 (ko) * | 2005-07-06 | 2007-01-02 | 대우조선해양 주식회사 | 파이프 정렬 지그 |
JP2016138520A (ja) * | 2015-01-28 | 2016-08-04 | 中電プラント株式会社 | タービンケーシング上半同士の位置合わせ用治具 |
JP2017094481A (ja) * | 2015-11-20 | 2017-06-01 | 利夫 牧田 | フランジ合わせ冶具 |
JP2022070298A (ja) * | 2020-10-27 | 2022-05-13 | ダイハツ工業株式会社 | 全方向車輪 |
KR20230101084A (ko) * | 2021-12-29 | 2023-07-06 | 한전케이피에스 주식회사 | 배관 플랜지용 정렬지그 |
-
1993
- 1993-09-16 JP JP5519793U patent/JPH0720227U/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100663670B1 (ko) * | 2005-07-06 | 2007-01-02 | 대우조선해양 주식회사 | 파이프 정렬 지그 |
JP2016138520A (ja) * | 2015-01-28 | 2016-08-04 | 中電プラント株式会社 | タービンケーシング上半同士の位置合わせ用治具 |
JP2017094481A (ja) * | 2015-11-20 | 2017-06-01 | 利夫 牧田 | フランジ合わせ冶具 |
JP2022070298A (ja) * | 2020-10-27 | 2022-05-13 | ダイハツ工業株式会社 | 全方向車輪 |
KR20230101084A (ko) * | 2021-12-29 | 2023-07-06 | 한전케이피에스 주식회사 | 배관 플랜지용 정렬지그 |
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