JPH06339957A - 射出成形用金型装置 - Google Patents
射出成形用金型装置Info
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- JPH06339957A JPH06339957A JP15303793A JP15303793A JPH06339957A JP H06339957 A JPH06339957 A JP H06339957A JP 15303793 A JP15303793 A JP 15303793A JP 15303793 A JP15303793 A JP 15303793A JP H06339957 A JPH06339957 A JP H06339957A
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- Japan
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- cavity
- balance pin
- small diameter
- pin
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- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
にあって、金型のキャビティ−下方に成型品をキャビテ
ィ−より突き出すエジェクタ−ピンを配置すると共に、
製品突出し時抵抗作用が働くバランスピンを配置し、そ
のバランスピンをキャビティ−内に突設せしめた射出成
形用金型装置において、前記バランスピンの突出部を小
径部と大径部とより構成した射出成形用金型装置。 【効果】 外観の見映えの良い長軸物を成形する金型装
置を提供することができる。
Description
式の射出成形用金型装置に関するものであり、特に成形
する長軸物の両端の形状が相違する成形に有効な金型装
置に関するものである。
射出成形用金型装置として、図10に示すような金型装
置が知られている。下金型102には、長軸物101を
成形するキャビティ−103の約半分が形成されてお
り、そのキャビティ−103の下方には、キャビティ−
103に沿って、成形品(長軸物101)を突き出すた
めのエジェクタ−ピン104が摺動自在に配置されてい
る。しかしながら、長軸物101の両端の形状が相違し
ているため、3本のエジェクタ−ピン104で同時に突
き出そうとしても、長軸物101の細い側(図中左端)
が早く収縮してしまい、また、太い側(図中右端)の離
型抵抗が大きく、その結果太い側が細い側に比し遅延し
てキャビティ−104より離型する。このため、長軸物
101はしなった(湾曲した)状態で、キャビティ−1
04より離型することになり、その際に長軸物101の
太い側がキャビティ−104に噛ってしまう。この噛り
作用により、長軸物101の右端に傷、割れ、曲がりな
どが発生してしまい、製品としての価値を落していた。
そこで、図11に示すようにバランスピン105をキャ
ビティ−104内に突設するように設け、成形の際長軸
物101に喰い付かせるようにする方法が採られるよう
になってきた。作用について説明すると、エジェクタ−
ピン104で成形品(長軸物101)を突き出そうとす
ると、前記バランスピン105により長軸物101の細
い側が抵抗となり、遅延して離型する。この細い側の遅
延動作が、太い側の遅延動作と同期し、両端同時に離型
するようになり傷、割れなどを防止できる。
技術においても、長軸物101は多少しなってしまう。
そのため、バランスピン105から長軸物101が抜け
出る際、バランスピンによって成形された穴106の1
部の内周面をバランスピン頂部で強く擦ってしてしま
う。その結果、図12に示すように穴106の開口短近
傍に捲れ107が発生し、これもまた見映えを悪くして
しまうものであった。
鑑みてなされたものであり、長軸物を成型する割型式の
射出成型用金型装置にあって、金型のキャビティ−下方
に成型品をキャビティ−より突き出すエジェクタ−ピン
を配置すると共に、成形品突出し時抵抗作用が働くバラ
ンスピンを配置し、そのバランスピンをキャビティ−内
に突設せしめた射出成形用金型装置において、前記バラ
ンスピンの突出部を小径部と大径部とより構成したこと
を要旨とするものである。
し説明する。最初に成形する長軸物の1例を図1乃至図
3に示し説明する。その長軸物1は、後述する複数本の
筆記体が収納されるレッドホルダ−式筆記具の中軸に使
用される。そして、その中軸1は、小径部2と大径部3
とより構成されている。また、中軸1の長手方向中心部
には、スリット4が形成されている。さらに、前記中軸
1の中間部には、後述するバランスピンにより形成され
る小径孔5と大径孔6とよりなる孔7が連設して形成さ
れている。
図4、図5割型式の金型8の下金型9には、成形品(中
軸)1が成形されるキャビティ−10が形成されてい
る。そして、そのキャビティ−10には、適宜間隔をお
いて成形品を突き出すエジェクタ−ピン11がキャビテ
ィ−10に対して突出可能に3本配置されている。
は、そのキャビティ−10に突出した状態でバランスピ
ン12が配置されている。そして、そのバランスピン1
2の頂部は、図5に示すように小径部13と大径部14
とより連設されて構成されている。尚、図6に示すよう
に小径部13と大径部14との連設部に段部15を形成
しても良く、また、図7、図8に示すようにテ−パ−状
の大径部16としても良く、その形状は種々のものが選
択可能である。
き、エジェクタ−ピン11が成形品1をキャビティ−1
0より離型させる。このとき従来技術でも述べたよう
に、バランスピン12が小径孔5内面を摺動する。この
とき、図3に示すように捲れ17が生じるが、中軸1の
内部に隠れてしまってるため、外観的に問題が生じな
い。
げたように、複数本の筆記体が収容可能なレッドホルダ
−式筆記具に内挿されている中軸(長軸物)を成形する
場合に、特に有効である(図9参照)。以下、そのレッ
ドホルダ−式筆記具について簡単に説明すると、最初に
中軸1を回転させ、選択したい筆記体18にダンパ−1
9を位置決めする。次いで、ノック部材20を押圧する
しダンパ−19の前方を傾斜させる。そのダンパ−19
の傾斜により1本の筆記体18が芯室21より抜け出す
(下降する)。このように、回転による筆記体18の表
面と摺動作用が生じる中軸1、特に中軸1の表面(筆記
体との摺動面)においては、筆記体18に傷を付けない
ように(削り粉で筆記体の出没不良の原因になる)、成
形時発生するバリ(捲れ)、エッジなどを極力防止しな
ければならない。
出成型用金型装置にあって、金型のキャビティ−下方に
成型品をキャビティ−より突き出すエジェクタ−ピンを
配置すると共に、製品突出し時抵抗作用が働くバランス
ピンを配置し、そのバランスピンをキャビティ−内に突
設せしめた射出成形用金型装置において、前記バランス
ピンの突出部を小径部と大径部とより構成したので、外
観の見映えの良い長軸物を成形する金型装置を提供する
ことができる。
を示す平面図である。
す拡大図である。
例を示す拡大図である。
例を示す拡大図である。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 長軸物を成型する割型式の射出成型用金
型装置にあって、金型のキャビティ−下方に成型品をキ
ャビティ−より突き出すエジェクタ−ピンを配置すると
共に、製品突出し時抵抗作用が働くバランスピンを配置
し、そのバランスピンをキャビティ−内に突設せしめた
射出成形用金型装置において、前記バランスピンの突出
部を小径部と大径部とより構成したことを特徴とする射
出成形用金型装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15303793A JP3303438B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 射出成形用金型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15303793A JP3303438B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 射出成形用金型装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06339957A true JPH06339957A (ja) | 1994-12-13 |
JP3303438B2 JP3303438B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=15553600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15303793A Expired - Lifetime JP3303438B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 射出成形用金型装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3303438B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007203548A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Pentel Corp | 金型装置 |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP15303793A patent/JP3303438B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007203548A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Pentel Corp | 金型装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3303438B2 (ja) | 2002-07-22 |
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