JPH0633922Y2 - アライメントチェック装置 - Google Patents

アライメントチェック装置

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JPH0633922Y2
JPH0633922Y2 JP1989097621U JP9762189U JPH0633922Y2 JP H0633922 Y2 JPH0633922 Y2 JP H0633922Y2 JP 1989097621 U JP1989097621 U JP 1989097621U JP 9762189 U JP9762189 U JP 9762189U JP H0633922 Y2 JPH0633922 Y2 JP H0633922Y2
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JP
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light
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cornea
memory
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JP1989097621U
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幸治 西尾
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Topcon Corp
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はアライメント光学系を用いて被検眼に対する装
置本体のアライメントを行い、アライメント用受光素子
の受光出力に基づき自動的に流体の放出を開始させ、該
流体を前記被検眼の角膜に吹き付けて眼圧を測定する非
接触式眼圧計に用いるアライメントチェック装置に関す
る。
(従来の技術) 従来から、アライメント光学系を用いて被検眼に対する
装置本体のアライメントを行い、アライメント用受光素
子の受光出力に基づき自動的に図示を略すロータリーソ
レノイドによりピストンを駆動させ、被検眼に対向する
ノズルから流体の放出を開始させて、この流体をその被
検眼の角膜に吹き付けて角膜を変形させることにより被
検眼の眼圧を測定する非接触式眼圧計が知られている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、この従来の非接触式眼圧計では、いったん被
検眼に対する装置本体の上下左右方向のアライメント、
被検眼に対する装置本体の作動距離(ワーキングデイス
タンス)調整が完了すると自動的に被検眼の角膜に向け
てノズルから流体の放出が開始されるが、作動距離の調
整はまだしも、被検眼に対する上下左右方向のアライメ
ントは被検眼の固視微動、被検眼に対する装置本体の上
下左右方向の移動中等にも偶発的に完了することがあ
り、このような場合にも、自動的に被検眼の角膜に向け
て流体の放出が開始される可能性があって、流体が放出
されてから角膜が圧平されるまで数十ミリ秒の遅れがあ
るため、角膜変形開始直前から角膜変形終了直後に至ま
での間に本当の意味でのアライメントが完了していたと
判断してよいものであったのか否かの判断に一抹の不安
があり、このため、測定により得た眼圧に信頼性の面で
一抹の不安が残るという問題点が残存していた。
本考案は上記従来技術の有する問題点に鑑みて為された
もので、その目的とするところは、角膜変形開始直前か
ら角膜変形終了直後に渡ってのアライメントが本当の意
味で完了していたか否かの判断に際して残る一抹の不安
を解消することのできるアライメントチェック装置を提
供することにある。
(課題を達成するための手段) 本考案に係わるアライメントチェック装置は、流体の放
出による角膜変形開始直前から角膜変形終了直後に渡る
アライメント用受光素子の受光出力の変化をアライメン
トデータとして記憶するメモリを有し、このメモリに記
憶されたアライメントデータに基づき角膜変形開始直前
から角膜変形終了直後に渡ってのアライメント状態をチ
ェックするものである。
(作用) 本考案によれば、メモリに記憶されたアライメントデー
タを必要に応じてアウトプットさせることにより、角膜
変形開始直前、角膜変形終了直後のアライメント状態を
確認することができるので、角膜変形開始直前から角膜
変形終了直後に渡ってのアライメントが本当の意味で完
了していたか否かの判断に際して残る一抹の不安を解消
できる。
(実施例) 第3図は本考案に係わるアライメントチェック装置を適
用した非接触式眼圧計を示すものである。この第3図に
おいて、1は被検眼の角膜、2は被検眼と装置本体との
アライメントを行うために用いるアライメント光学系で
ある。アライメント光学系2は被検眼にアライメント指
標光Pを投影するためのアライメント指標投影系3と、
被検眼の虹彩4を含んでその前眼部を照明する照明光源
5と、被検眼の前眼部を観察するための前眼部観察光学
系6とを有する。
アライメント指標投影系3は光源7とコンデンサレンズ
8と絞り板9とハーフミラー10とから概略なっている。
光源7はコンデンサレンズ8の略焦点位置に置かれてい
る。アライメント指標光Pはコンデンサレンズ8により
平行光束として絞り板9に向かって照射される。絞り板
9には開口9a、9aが形成されている。
アライメント指標光Pはその絞り板9により2本の分割
平行光束P、Pとしてハーフミラー10に導かれ、角
膜1に向けて反射されるもので、ハーフミラー10にはそ
の中央に反射膜10aが形成されている。この2本の分割
平行光束P、Pの反射方向前方には、角膜1に向け
て流体を放出するためのノズル12が前眼部観察光学系6
の光軸lと同軸に設けられている。なお、14はそのノズ
ル12を保持するカバーガラスである。
分割平行光束P、Pは前眼部観察光学系の光軸lを
境に対称光束として角膜1に照射されるもので、角膜1
にはこの分割光束P、Pによって角膜曲率中心Cと
角膜頂点Mとの中間点に位置する焦点面上に虚像P′が
形成される。
前眼部観察光学系6はアライメント指標受光系としての
役割をも果たすもので、対物レンズ15とエリアCCD16と
を備えている。照明光源5によって照明された前眼部の
虹彩を含む像と虚像P′とはその対物レンズ15によって
エリアCCD16に形成され、エリアCCD16に形成された像は
CRT17に表示される。
この実施例に係わるアライメント光学系2によれば、被
検眼に対するアライメント光学系2のアライメントが適
正(ノズル12の先端から角膜頂点Mまでの光軸方向の距
離が適正)であれば、角膜1によって反射された2本の
分割平行光束P、PはエリアCCD16上に互いに合致
した像を形成する。また、虹彩4は光軸方向に関し虚像
P′と略同じ位置にあるので、虹彩4を含む前眼部の像
もエリアCCD16に鮮明に結像される。一方、被検眼に対
してアライメント光学系2の作動距離が適正でなくてア
ライメントが不適正であると、角膜1によって反射され
た2本の分割平行光束P、Pに基づいてエリアCCD1
6に形成される像は互いに分離する。従って、この2本
の分割平行光束P、Pに基づく像の鮮明さと像の合
致・分離によりアライメントの適正、不適正を判断でき
る。
眼圧測定は、アライメント光学系2によりノズル12と被
検眼とのアライメントとが適正状態のときに行われるも
ので、アライメント光学系2には対物レンズ15とエリア
CCD16との間にダイクロイックミラー18が設けられてい
る。このダイクロイックミラー18は分割光束P、P
をアライメント用受光素子19に向けて反射する役割を果
たす。このアライメント用受光素子19の受光出力は第1
図に示す制御回路に入力されているが、その詳細は後述
する。なお、20は絞りである。
角膜の変形は、公知の圧平検出光投影系18A、圧平検出
光受光系18Bを用いる。圧平検出光投影系18Aは光源21、
レンズ22から概略なり、圧平検出光受光系18Bはレンズ2
3、圧平検出器24から概略なっている。レンズ22は光源2
1から出射された圧平検出光を平行光束として角膜1に
向けて照射するためのものであり、レンズ23は圧平角膜
(破線で示す)からの反射平行光束を圧平検出器24に導
くためのものである。眼圧測定は、圧平検出器24の受光
量が最大となった時点を検出して行う。
アライメント用受光素子19の受光出力は第1図に示すよ
うに制御回路の一部を構成する増幅器25を介して遅延タ
イマー回路26とアナログスイッチ回路27とに入力されて
いる。アライメント用受光素子19の受光出力が第2図
(イ)に示すようにスレッショルドレベルL以上になっ
て所定ミリ秒tが経過すると、遅延タイマー回路26はソ
レノイド駆動回路28、タイミングクロック生成回路29、
アナログスイッチ回路27に向かって駆動信号を出力す
る。ソレノイド駆動回路28はその駆動信号に基づき図示
を略すロータリーソレノイドを駆動してノズル12の先端
から流体の放出を開始させる。タイミングクロック生成
回路29はその駆動信号に基づきA/D変換器31、メモリ32
にタイミング信号の出力を開始する。アナログスイッチ
回路27はその駆動信号に基づきオンされる。
従って、アライメント用受光素子19の受光出力がアナロ
グスイッチ回路27を介してメモリ32に所定のタイミング
で転送され、アライメント完了後、所定ミリ秒経過後か
らアライメント用受光素子19の受光出力がアライメント
データとして所定のタイミングでメモリ32に記憶される
ことになる。第2図(イ)はそのメモリ32に記憶された
アライメントデータに対応するアライメント受光出力曲
線33を示した図であるが、そのアライメント受光出力曲
線33の意味は後述する角膜1の変形状態と共に説明する
ことにする。
図示を略すロータリーソレノイドの駆動開始に伴って図
示を略すシリンダーに設けられた圧力検出器34の圧力が
上昇すると共に、第2図(ロ)に示すようにその圧力検
出器34の圧力上昇から遅れて圧平検出器24の受光出力が
増加する。これは、流体の放出開始に遅れて角膜1が変
形されるためである。圧力検出器34の圧力信号は増幅器
35を介してタイミングパルス生成回路36に入力され、タ
イミングパルス生成回路36の出力は所定圧力上昇毎にタ
イミングパルスをA/D変換器37とメモリ38とに入力され
ている。A/D変換器37には増幅器39を介して圧平検出器2
4の受光出力が入力され、メモリ38は所定圧力上昇毎に
圧平検出器24の受光出力を記憶する。
第2図(ロ)に示すように、圧平検出器24の圧力曲線40
の増大に伴って角膜1が偏平状態に近づくと圧平検出器
24の受光出力が急速に増加し、更に角膜1が変形されて
凸から凹に変形されると、圧平検出器24の受光出力が低
下する。そして、角膜1が流体放出圧力の減少に伴って
凹から凸に戻るときの偏平状態に至る際に再び圧平検出
器24の受光出力が最大となる。従って、圧平検出器24の
受光出力曲線は符号41で示す形となる。
CPU42はそのメモリ38に記憶された圧力と光量との関係
に基づき眼圧値を算出する。一方、アライメント用受光
素子19の受光出力は角膜1が変形される直前までは、サ
チュレート状態にあるが角膜1が凸から偏平状態に変形
を開始すると角膜1においての反射方向がランダムにな
るために急速にその大きさが減少する。そして、角膜1
が元の状態に戻るまでその出力は減少したままであり、
角膜変形終了直後に再びサチュレートすることになる。
従って、メモリ32に記憶されているアライメントデータ
をCPU42により呼び出してアウトプットさせれば、この
メモリ32のアライメントデータに基づき角膜変形開始直
前(第2図の符号K参照)から角膜変形終了直後(第2
図符号M参照)に渡ってのアライメント状態をチェック
できることになる。
(効果) 本考案は、以上説明したように構成したので、メモリに
記憶されたアライメントデータに基づき角膜変形開始直
前から角膜変形終了直後に渡ってのアライメント状態を
チェックすることができ、アライメントが本当の意味で
完了していたか否かの判断に際して残る一抹の不安を解
消できるという効果を奏し、得られた眼圧測定値がより
一層信頼のおけるものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わるアライメントチェック装置の回
路構成を示す図、 第2図は受光出力曲線を示す図であって、(イ)はメモ
リに記憶されたアライメントデータに対応するアライメ
ント受光出力曲線を示し、(ロ)はメモリに記憶された
圧力曲線と受光出力曲線とを示し、 第3図は本考案に係わる非接触式眼圧計のアライメント
光学系を示す図、 である。 2…アライメント受光系 19…アライメント用受光素子 28…ソレノイド駆動回路 32…メモリ 42…CPU

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アライメント光学系を用いて被検眼に対す
    る装置本体のアライメントを行い、アライメント用受光
    素子の受光出力に基づき自動的に流体の放出を開始さ
    せ、該流体を前記被検眼の角膜に吹き付けて眼圧を測定
    する非接触式眼圧計において、 前記流体の放出による角膜変形開始直前から角膜変形終
    了直後に渡る前記アライメント用受光素子の受光出力の
    変化をアライメントデータとして記憶するメモリを有
    し、該メモリに記憶された前記アライメントデータに基
    づき角膜変形開始直前から角膜変形終了直後に渡っての
    アライメント状態をチェックするアライメントチェック
    装置。
JP1989097621U 1989-08-22 1989-08-22 アライメントチェック装置 Expired - Lifetime JPH0633922Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63283620A (ja) * 1987-05-18 1988-11-21 Canon Inc 眼科装置
JPH01153138A (ja) * 1987-12-11 1989-06-15 Canon Inc 眼圧測定装置

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