JPS6116729A - 眼圧測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、被検眼の角膜に空−気等の流体を噴射して角
膜を変形し、その変形を光学的に検出することにより眼
圧を測定するようにした所謂非接触型の眼圧測定装置に
関するものである。

従来の非接触型の眼圧測定装置は、一般に空気を被検眼
に向けて噴射し、角膜を圧平するまでの時間を外部に配
置した投光器と受光器で検出して眼圧に換算しているが
、眼球に対するアライメントは本体内部の噴射口を使用
している。

このように、従来の装置は噴射口の方向とアライメント
は同軸とされているが、計測は別の軸を用いて行われて
いるため作動距離による測定精度のばらつきという問題
がある。また、従来の装置で噴射、アライメント、測定
を同軸で行っているものでも角膜へ投射される測定用光
束が集光光束であるため、作動距離の変動により眼圧測
定値に不確定さが残る。

本発明の目的は、実際の計測時において、眼球へのアラ
イメント・流体の噴射及び計測を同一軸を使用してアラ
イメント精度を改善し、かつ測定用投射光束を角膜前面
で平行光束とすることによリ、作動距離の変動による影
響を除いて測定精度を高めた眼圧測定装置を提供するこ
とにあり、その要旨は、被検眼の角膜に流体を噴射して
角膜の変形を光学的に検出する非接触型の眼圧測定装置
において、流体噴射の方向とアライメント光学系及び測
定光学系の光軸が少なくとも被検眼から流体噴射口の間
は一致するようにし、かつ角膜に投射する測定用光束を
角膜前面で平行光束としたことを特徴とするものである
。

本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。

先ず、本発明の基本的な動作原理を第１図、第２図につ
いて説明する。第１図は被検眼Ｅの角膜Ｅｃが通常の球
面形状である場合に、平行光束をなす入射光束Ｌｉが角
膜Ｅｃへ入射して反射される状態を示すものであり、こ
の場合の反射光束Ｌｒは角膜Ｅｃの曲率中心ＲＯからＲ
Ｏ／２だけ距てた点Ａから放射された状態とみなすこと
ができる０次に、第２図のように圧平された状態の角膜
Ｅｃに入射した入射光束Ｌｉは、そのまま同じ平行光束
となって反射される。従って、測定用の光検出器を反射
光束Ｌｒが平行光束で入射した時にレンズで結像する位
置に配置すれば、角膜Ｅｃが圧平されるまでの時間を計
測でき、その値を基に眼圧を求めることができる。

第３図はこの原理を用いた本発明の一実施例を示し、光
源１から発した光束は、絞り２を経てハーフミラ−３及
び凸レンズ４を通過し、ノ＼−フミラー５により反射さ
れて光軸０１を被検眼Ｅ方向に向うようにされている。

絞り２は凸レンズ４の焦点位置に配置されており、凸レ
ンズ４を出た光束は平行光となり、流体噴射機構６のウ
ィンド７．８．９及び噴射口ｌＯを通って被検眼Ｅの外
膜Ｅｃ上に平行光束となって投射されるようになってい
る。

噴射口１０は空気等の流体を角膜Ｅｃへ噴射するための
ものであり、ピストン１１を内蔵するシリンダ１２等か
ら成る流体噴射機構６の先端に取り付けられ、噴射口１
０から被検眼Ｅに至る軸、つまり流体噴射の方向は、ア
ライメント及び測定光学系の光軸と一致するようになっ
ている。ウィンド７．８．９はシリンダ１２に設けられ
、ピストン１１は例えばソレノイド１３等の適当な駆動
源で駆動される。光軸０１上のハーフミラ−５の後方に
は、アライメント用のミラー１４が配置され、点線で示
すアライメント用光束Ｌａをこのミラー１４で反射し、
凸レンズ１５を介してアライメント用検知器１６へ導く
ようになっている。また、ハーフミラ−３の反射側には
測定用検出器１７が配置され、この測定用検出器１７の
位置は凸レンズ４の焦点面とされている。

以下に本実施例の作用を説明すると、光源Ｉから発せら
れた光が前述のようにして被検眼の角膜Ｅｃへ平行光束
となって投射され、先ずアライメント用光束Ｌａが検知
器１６に入射する。このとき、検知器１６の出力レベル
が一定以上になっていなければアライメントは不良であ
ると判断され、流体噴射スイッチを押しても流体は噴射
されない。

検知器１６の出力レベルが一定値以上で、アライメント
が良好であると判断されたときは、流体噴射スイッチを
押すことによりツルイド１２がピストン１１を駆動して
噴射口１０から流体を被検眼Ｅの角膜Ｅｃへ噴射する。

その噴射した瞬間から、角膜Ｅｃが圧平されるまでの時
間を測定して眼圧を求めるのである。第２図について述
べたように、角膜Ｅｃ上に平行光束が当っていれば、角
膜Ｅｃが圧平されたときに測定用検出器１７の出力信号
は最大となる。

第４図は測定用検出器１７の出力信号を示し、流体が噴
射した時点をｔｏ、測定用検出器１７の出力信号が最大
になった時点をｔｌとすれば、時間差（ｔｌ−ｔ（１）
が眼圧値に換算されることになる。

本実施例の場合に、図示を省略したが観察用のファイン
ダを光軸０１上に設けることも可能である。また、本実
施例のようにアライメント用光源と測定用光源を共通に
し、かつハーフミラ−は波長選択特性を有するようにす
れば、アライメントと測定用のスペクトル領域を分離す
ることができる。更に、必要であればアライメントと測
定用の光源を別々に設けることもあり得る。

角膜へ入力する測定用光束が平行光束でない場合には、
前述したように角膜Ｅｃとの作動距離の変化によって、
流体の噴射時点から出力が最大値となるまでの時間、即
ち眼圧測定値にばらつきを生ずるが、本発明の場合は平
行光束であるため、作動距離の影響を受は難くなり、最
良の結果を与えることになり眼圧測定値の精度を高くで
きるのである。また、アライメント時の出力信号が所定
範囲のときに、噴射口から流体を噴射しても角膜Ｅｃの
曲率半径の影響により異なってくる作動距離の誤差を吸
収できる。

以上説明したように本発明に係る眼圧測定装置は、眼球
に対するアライメント、流体の噴射及び計測を同一の軸
で行えるようにし、しかも測定用投射光束が角膜前面で
平行光束になるようにしたため、アライメント精度及び
測定精度を従来のものよりも一段と改善することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は眼球への入射光束とその反射光束を示
し、第１図は角膜がｉ常の球面形状をなす場合の説明図
、第２図は角膜が圧平された場合の説明図、第３図は本
発明の一実施例を示す光学的配置図、第４図は出力信号
波形図である。 符号１は光源、２は絞り、３．５はハーフミラ−５６は
流体噴射機構、７．８．９はウィンド、１０は噴射口、
１１はピストン、１２はシリンダ、１３はソレノイド、
１６はアライメント用検知器、１７は測定用検出器であ
る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、被検眼の角膜に流体を噴射して角膜の変形を光学的
   に検出する非接触型の眼圧測定装置において、流体噴射
   の方向とアライメント光学系及び測定光学系の光軸が少
   なくとも被検眼から流体噴射口の間は一致するようにし
   、かつ角膜に投射する測定用光束を角膜前面で平行光束
   としたことを特徴とする眼圧測定装置。 ２、アライメント用光源と測定用光源とを共通に用いる
   ようにした特許請求の範囲第１項に記載の眼圧測定装置
   。 ３、アライメント用と測定用光束のスペクトル領域を互
   いに分離した特許請求の範囲第１項に記載の眼圧測定装
   置。