JP2000316810A - 眼科器械 - Google Patents

眼科器械

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JP2000316810A
JP2000316810A JP2000128027A JP2000128027A JP2000316810A JP 2000316810 A JP2000316810 A JP 2000316810A JP 2000128027 A JP2000128027 A JP 2000128027A JP 2000128027 A JP2000128027 A JP 2000128027A JP 2000316810 A JP2000316810 A JP 2000316810A
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cornea
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JP2000128027A
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Hiroshi Iijima
博 飯島
Minemoto Hayafuji
峰基 早藤
Takeyuki Kato
健行 加藤
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Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アライメント光量の閾値レベルを変更でき、被
検眼の反射光量に依らずに精度の高い被検眼データ測定
を行うことができる眼科器械を提供すること。 【解決手段】本発明は、被検眼Eに対してアライメント
光を投影し、受光センサ17で検出されたその被検眼E
の角膜Cからの反射光量が所定の光量レベル以上のと
き、角膜Cに対して自動的に測定を開始する眼科器械に
おいて、所定の光量レベルを変更するモード切換えスイ
ッチを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、非接触式
の眼圧計等のように被検眼データを測定するようにした
眼科器械に係り、特に自動測定開始のためのアライメン
ト光量レベルの閾値を変更できる眼科器械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、観察光学系により導かれた被検眼
の前眼部像をモニタや接眼レンズ等の観察手段で観察す
ると共に、測定光学系により導かれた測定光の光量を検
出器で測定して被検眼データを得るようにした眼科器械
としては非接触式の眼圧計がある。
【0003】この非接触式眼科器械は、被検眼の視軸と
前眼部観察光学系の光軸との整合を行なった後、被検眼
の角膜に向けて空気パルスを噴射し、この空気パルスの
噴射による角膜の変形開始と共に角膜反射光の受光素子
への受光量の増加を測定することにより眼圧が求められ
る。
【0004】この際、受光素子への受光量が基準値より
も著しく異なっている場合には、その異なった眼圧値と
他の眼圧値とを区別して表示することにより著しく異な
った眼圧値が信頼性の低い被検眼データであることを機
械的に示すようにしたものがある。
【0005】この従来の非接触式の眼科器械では、被検
眼に対して眼科器械が所定の範囲内にアライメントされ
ていて、被検眼に投影されたアライメント光の角膜反射
に基づく反射光量のレベルが所定の閾値以上になると自
動的に被検眼の測定を開始する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、被検眼
の角膜の状態が悪く反射光量が少ない場合などは、適正
なアライメント状態であってもアライメント光の反射光
量が少なくなり、自動測定が開始されないことがある。
このような場合を考慮して、従来の眼科器械では閾値を
小さく設定し、被検眼の角膜の状態が悪い場合でも自動
測定を開始できるようにしている。
【0007】ところが、このように設定すると、逆に角
膜の状態が良好な被検眼の場合には、アライメントが多
少ずれていても、アライメント光の角膜からの反射光量
が所定の閾値以上となり、自動測定が開始され、却って
測定精度が低下するという問題がある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、被検眼の角膜からの、アライメント光の反射光
量に応じて高い精度の被検眼データ測定を行うことがで
きる眼科器械を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はその目的を達成
するために、被検眼に対して光束を投影し、その角膜反
射光量を検出するアライメント検出手段と、アライメン
ト検出手段が所定の光量レベル以上の光量を検出したと
き被検眼角膜に対し自動的に測定を開始する制御手段と
を備えた眼科器械において、所定の光量レベルを変更す
る変更手段を備えることを特徴とする。
【0010】
【作用】このような構成においては、被検眼の角膜の反
射状態が悪く、アライメント検出手段による検出光量が
小さいときには、それに応じて、アライメント光量の閾
値レベルを下げることができ、被検眼の反射状態が良好
で、アライメント検出手段による検出光量が大きいとき
には、それに応じて、アライメント光量の閾値レベルを
上げることができるので、被検眼の角膜からの、アライ
メント光の反射光量に応じて高い精度の被検眼データ測
定を行うことができる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の眼科器械の参考例を図1乃至
図5に基づいて説明する。 (参考例)図1乃至図5は本発明の眼科器械の参考例を
示すものである。
【0012】図1及び図2において、10は被検眼Eを
含めて前眼部像を観察するための前眼部観察光学系、2
0は被検眼Eに対して図示を略す装置本体を上下左右方
向に移動させて被検眼Eの視軸O’を前眼部観察光学系
10の光軸Oに整合させるアライメント光学系、30
A,30Bは対物レンズ11の光軸Oを境に対称的に配
置されて被検眼Eに対する装置本体の作動距離を設定す
るためのアライメント光学系である。
【0013】前眼部観察光学系10は、対物レンズ1
1、対物レンズ11の光軸O上に設けられて被検眼Eに
向けて空気パルスを噴射する噴射ノズル12、斜設ハー
フミラー13、結像レンズ14、ハーフミラー15、C
CD16を備えている。
【0014】前眼部像を形成する光束は、対物レンズ1
1、斜設ハーフミラー13、結像レンズ14、ハーフミ
ラー15を介してCCDカメラ16に結像される。
【0015】アライメント光学系20は、赤外光を出射
するLED21、開口絞り22、コリメータレンズ2
3、斜設ハーフミラー13を有する。
【0016】LED21は、図3に示すように、演算制
御回路51に制御される光源駆動回路52によって駆動
される。
【0017】LED21から出射された赤外光は開口絞
り22を通過してコリメータレンズ23により平行光束
とされ、斜設ハーフミラー13に反射されて噴射ノズル
12の内部を通って被検眼Eの角膜Cに投影され、この
角膜Cで反射される。
【0018】角膜Cからの反射光束は、対物レンズ11
によって集光された後、結像レンズ14、ハーフミラー
15を介してCCDカメラ16に導かれて視軸整合アラ
イメント用の指標像i3が形成される。また、角膜Cか
らの反射光束の一部は、ハーフミラー15に反射されて
CCDカメラ16と共役関係にある受光センサ17に集
光される。
【0019】CCDカメラ16には視軸許容範囲マーク
を形成するためのレチクル像(図示略)が投影される。
また、CCDカメラ16に形成された前眼部像と指標像
i3とは、映像信号処理回路53に入力されて画像化さ
れた後、モニタ54に画面表示される。
【0020】アライメント光学系30A,30Bは、角
膜Cの頂点Pから噴射ノズル12の先端Qまでの作動距
離Wを設定する。
【0021】一方のアライメント光学系30Aは、例え
ば、波長760nmの赤外光を出射するアライメント光
源としてのLED31A、コンデンサーレンズ32A、
開口絞り33A、ダイクロイックミラー34A、対物レ
ンズ35A,35B、ダイクロイックミラー34B、全
反射ミラー36A、結像レンズ37A、全反射ミラー3
8A、ハーフミラー39A、受光素子40、ハーフミラ
ー41を有する。
【0022】他方のアライメント光学系30Bは、例え
ば、波長860nmの赤外光を出射するアライメント光
源としてのLED31B、コンデンサーレンズ32B、
開口絞り33B、ダイクロイックミラー34B、対物レ
ンズ35B,35A、ダイクロイックミラー34A、全
反射ミラー36B、結像レンズ37B、全反射ミラー3
8B、ハーフミラー39B、受光素子40を有する。
【0023】LED31A,31Bは、演算制御回路5
1に制御される光源駆動回路55,56によって駆動さ
れる。また、LED31A,31Bは、図4に示すよう
に、交互にオン・オフされる。
【0024】ダイクロイックミラー34Aは波長760
nmの赤外光を反射し、波長860nmの赤外光を透過
する特性を有する。また、ダイクロイックミラー34B
は波長860nmの赤外光を反射し、波長760nmの
赤外光を透過する特性を有する。尚、このダイクロイッ
クミラー34A,34Bの波長特性はLED31A,3
1Bから出射される赤外光の波長に応じたものが適宜使
用される。
【0025】LED31Aから出射された波長760n
mの赤外光は、コンデンサーレンズ32Aにより集光さ
れて開口絞り33Aの中心で集束された後、ダイクロイ
ックミラー34Aにより反射されて対物レンズ35Aに
導かれる。対物レンズ35Aの焦点位置は開口絞り33
Aの中心にあり、対物レンズ35Aに導かれた赤外光は
対物レンズ35Aにより平行光束とされて角膜Cに投影
され、角膜鏡面反射に基づき作動距離アライメント用の
指標像i1を形成する。
【0026】指標像i1を形成する反射光束は対物レン
ズ35Bに導かれ、この対物レンズ35Bの焦点位置が
指標像i1の形成位置にあるときに平行光束とされる。
そして、この平行光束はダイクロイックミラー34A、
ハーフミラー41、全反射ミラー36A、結像レンズ3
7A、全反射ミラー38A、ハーフミラー39Aを経て
受光素子40に結像される。
【0027】LED31Bから出射された波長860n
mの赤外光は、コンデンサーレンズ32Bにより集光さ
れて開口絞り33Bの中心で集束された後、ダイクロイ
ックミラー34Bにより反射されて対物レンズ35Bに
導かれる。対物レンズ35Bの焦点位置は開口絞り33
Bの中心にあり、対物レンズ35Bに導かれた赤外光は
対物レンズ35Bにより平行光束とされて角膜Cに投影
され、角膜鏡面反射に基づき作動距離アライメント用の
指標像i2を形成する。
【0028】指標像i2を形成する反射光束は対物レン
ズ35Aに導かれ、この対物レンズ35Aの焦点位置が
指標像i2の形成位置にあるときに平行光束とされる。
そして、この平行光束はダイクロイックミラー34A、
全反射ミラー36B、結像レンズ37B、全反射ミラー
38B、ハーフミラー39Bを経て受光素子40に結像
される。
【0029】受光素子40に結像された反射光束は出力
値として信号処理回路57に入力され、受光センサ17
に結像された反射光束は出力値として信号処理回路58
に入力される。
【0030】信号処理回路57は一対の指標像i1,i
2の重心位置を検出する。信号処理回路58は指標像i
3の重心位置を検出する。検出結果は記憶回路59に記
憶される。記憶回路59に記憶された検出データは演算
制御回路51に入力される。演算制御回路51は一対の
指標像i1,i2の重心間距離を演算する。
【0031】演算制御回路51は、映像信号処理回路5
3と、噴射ノズル12から空気パルスを噴射させる噴射
駆動回路60とを制御する機能も有する。映像信号処理
回路53にはCCDカメラ16の出力が入力される。映
像信号処理回路53の出力はモニタ54に入力される。
モニタ54には、図5(A)に示すように、前眼部像
1、作動距離許容範囲マーク2、視軸許容範囲マーク3
が表示される。
【0032】検者は指標像i3が視軸許容範囲マーク3
内に入るように、光学系の光軸Oを視軸O’に対して調
整する。一方、映像信号処理回路53は演算制御回路5
1の演算結果に基づき、作動距離Wをバーグラフ56’
により表示する。このバーグラフ56’の目標i4が作
動距離範囲マーク2内に入るように作動距離Wを調整す
る。
【0033】演算制御回路51は作動距離が許容範囲内
にあるか否かを判断すると共に視軸O’が視軸許容範囲
マーク3内にあるか否かを判断し、作動距離Wと視軸
O’との双方が許容範囲内に設定された時に流体放出駆
動開始信号を噴射駆動回路60に向かって出力する。噴
射駆動回路60は、自動的に噴射ノズル12から角膜C
に向けて空気パルスを放出開始させる。なお、手動スイ
ッチにより空気パルスを放出させることもできる。
【0034】LED31A、コンデンサーレンズ32
A、開口絞り33A、ダイクロイックミラー34A、対
物レンズ35Aは、噴射ノズル12からの空気パルスの
噴射による角膜Cの変形を光学的に検出するために角膜
Cに向けて角膜変形検出光を投影する検出光投影光学系
として機能する。角膜Cは空気パルスの噴射により圧平
される。
【0035】一方、対物レンズ35B、ダイクロイック
ミラー34B、ハーフミラー41、リレーレンズ42、
受光素子43は角膜Cによる角膜変形検出光の反射を受
光する検出光受光光学系を構成している。空気パルスの
噴射により圧平された角膜Cからの反射光束は、対物レ
ンズ35B、ダイクロイックミラー34Bを介してハー
フミラー41に導かれ、ハーフミラー41により反射さ
れた後、リレーレンズ42を経て受光素子43に集束さ
れる。
【0036】受光素子43に結像された反射光束は出力
値として信号処理回路61に入力される。受光素子43
への受光量は角膜Cの変形開始と共に増加し、角膜Cの
変形に伴う受光量の増加を信号処理回路61を経て演算
制御回路51が公知の手順に従って眼圧を測定する。
【0037】他方、モニタ54には、図5(B)乃至図
5(D)に示すように、空気パルスを噴射した被検眼デ
ータの測定時の前眼部像1A,1B,1Cが表示され、
測定時の瞼や睫毛等のり込んでいないか否かの確認をし
て測定結果の信頼性を客観的に認識することができると
共に、角膜Cの変形部分の径を計ることができる。
【0038】この際、測定時の前眼部像1A,1B,1
Cは、CCDカメラ16から映像信号記憶回路62に取
り込んで記憶した信号を呼出スイッチ63の操作により
映像信号処理回路53に出力してモニタ54に表示させ
る。
【0039】図5(B)に示した前眼部像1Aは空気パ
ルスが噴射される直前のもので、測定結果と視軸許容範
囲マーク3及び指標像i3と共に合成表示される。検者
は、この指標像i3が視軸許容範囲マーク3内に位置し
ているかを確認することにより測定値の信頼性を確認す
ることができる。
【0040】図5(C)に示した前眼部像1Bは空気パ
ルスを噴射して角膜Cを変形させた最中のもので、前眼
部像1B及び測定結果が合成表示される。検者は、この
前眼部像1Bにより圧平部分の径Dを計ることができ
る。尚、このときモニタ54に径Dを目視計測するため
のスケールを合成表示してもよい。
【0041】図5(D)に示した前眼部像1Cは空気パ
ルスの噴射終了直後のもので、前眼部像1B及び測定結
果が合成表示される。検者は、これら一連の経時的撮影
像を確認することで測定値の信頼性を確実なものとする
ことができる。尚、前眼部像の記憶はこれら3つのタイ
ミングの全てでなくともよい。
【0042】映像信号記憶回路62への前眼部像を記憶
するタイミングの設定としては、受光素子43に受光さ
れた反射光束から角膜Cの圧平ピークを圧平ピーク検出
回路64が検出し、この検出結果に基づいてタイミング
発生回路65から出力された映像記憶タイミング信号に
より前眼部像を記憶する場合、装置本体に設置のタイミ
ング設定部66による手動設定により出力された映像記
憶タイミング信号により前眼部像を記憶する場合、噴射
駆動回路60に出力される噴射信号に基づいて出力され
た映像記憶タイミング信号により前眼部像を記憶する場
合等がある。
【0043】尚、圧平ピーク検出回路64は圧平最中の
前眼部像を記憶する際のタイミング設定用として使用
し、噴射駆動回路60への噴射信号は噴射直前直後の前
眼部像を記憶する際のタイミング設定用として使用する
用にしてもよい。また、この経時的な前眼部像は呼出ス
イッチ63の操作による単独或は一度に分割された状態
でモニタ54に表示される。尚、測定結果と指標像i3
とは合成表示されなくともよい。 (第1実施例)次に、本発明の眼科器械の第1実施例を
図6に基づいて説明する。
【0044】図6は本発明の第1実施例を示す光学系の
側面図である。上記参考例では受光センサ17に重心位
置を検出するものを用い、受光センサ17に結像された
アライメント反射光束の位置によってアライメント検知
するようにしたものを開示したが、受光センサ17の手
前に絞り17’を設けてアライメント反射光束の光量を
受光センサ17が検知することによりアライメントを判
断するようにしたものである。
【0045】この際、角膜Cの反射率によって検知が左
右されてしまうので、反射率が通常の場合、反射率が高
い場合、反射率が低い場合の各々に対応したモード切換
スイッチ17a(変更手段)を外部に設け、受光センサ
17が判断する光量レベルを変化させることにより、正
常眼の場合にはこの切換によって精度良く測定させるこ
とが可能となる。尚、図6において、上記参考例と同一
の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0046】(第2実施例)図7乃至図9は本発明の眼
科器械の第2実施例を示すものである。
【0047】図7,図8において、70は固視用の注視
目標を被検眼Eに投影する固視標投影光学系、80は被
検眼Eを含めて前眼部像を観察する前眼部観察光学系、
90は被検眼Eにアライメント光束を投影するアライメ
ント光投影光学系、100は被検眼Eの視軸O’と前眼
部観察光学系80の光軸Oとの整合状態を観察するアラ
イメント観察光学系、110は被検眼Eに対する装置本
体の作動距離を含めて視軸O’と光軸Oとの整合を検出
するアライメント検出光学系、120は角膜変形検出光
の反射を受光する検出光受光光学系である。尚、この第
2実施例における各検出系は上記実施例に準ずるため詳
細な説明は省略する。
【0048】固視標投影光学系70は、可視光を出射す
るLED71、開口絞り72、可視光を透過し且つ近赤
外光を反射する波長分割フィルター73、コリメータレ
ンズ74、絞り75、斜設ハーフミラー76、チャンバ
ー窓77、噴射ノズル12を有する。
【0049】LED71から出射された注視目標となる
可視光は、図7に示すように、開口絞り72及び波長分
割フィルター73を通過してコリメータレンズ74によ
り平行光束とされ、絞り75により絞り像とされた状態
で斜設ハーフミラー76に反射された後、チャンバー窓
77を透過し、さらに、噴射ノズル12の内部を通って
被検眼Eの角膜Cに絞り像が提示される。尚、角膜Cに
反射された可視光は対物レンズ11により反射されてそ
れ以降の光学部材へは導かれないように設定されてい
る。
【0050】前眼部観察光学系80は、上下から被検眼
Eをダイレクトに照明する赤外光を出射するLED8
1、噴射ノズル12の先端に固定のカバーガラス82、
可視光を反射する対物レンズ11、チャンバー窓77、
斜設ハーフミラー76、ハーフミラー83、全反射ミラ
ー84、第1結像レンズ85、第2結像レンズ86、全
反射ミラー87、ハーフミラー88、CCDカメラ16
を有する。
【0051】被検眼Eに反射されたLED81からの赤
外光は、カバーガラス82を透過して対物レンズ11に
より平行光束とされ、チャンバー窓77及び斜設ハーフ
ミラー76を透過してハーフミラー83に反射された
後、全反射ミラー84に反射され、さらに、第1,第2
結像レンズ85,86に集光され、全反射ミラー87及
びハーフミラー88を経てCCDカメラ16に結像され
る。
【0052】アライメント光投影光学系90は、近赤外
光を出射するLED91、開口絞り92、波長分割フィ
ルター73、コリメータレンズ74、絞り75、斜設ハ
ーフミラー76、チャンバー窓77、噴射ノズル12を
有する。
【0053】LED91から出射された近赤外光は、開
口絞り92を通過して波長分割フィルター73に反射さ
れ、コリメータレンズ74により平行光束とされて絞り
75により絞り像とされた状態で斜設ハーフミラー76
に反射された後、チャンバー窓77を透過し、さらに、
噴射ノズル12の内部を通って被検眼Eの角膜Cに投影
され、この角膜Cで反射される。
【0054】アライメント観察光学系100は、カバー
ガラス82、対物レンズ11、チャンバー窓77、斜設
ハーフミラー76、ハーフミラー83、ハーフミラー8
3と交差する方向に傾斜設定されたハーフミラー10
1、結像レンズ102、ハーフミラー88、CCDカメ
ラ16を有する。
【0055】角膜Cで反射されたアライメント反射光束
は、カバーガラス82を透過して対物レンズ11により
平行光束とされた後、チャンバー窓77、斜設ハーフミ
ラー76、ハーフミラー83、ハーフミラー101を透
過して結像レンズ102に導かれてこの結像レンズ10
2で集光され、さらに、ハーフミラー88を透過してC
CDカメラ16に結像される。
【0056】アライメント検出光学系110は、アライ
メント観察光学系100により導かれたアライメント反
射光束の一部がハーフミラー101により反射されてそ
の光路へと導かれ、中心部ミラー111、結像レンズ1
12、全反射ミラー113、絞り114、受光センサ1
7を有する。
【0057】ハーフミラー101に反射されたアライメ
ント反射光束の一部は、中心部ミラー111の周縁部を
透過して結像レンズ112に集光され、全反射ミラー1
13で反射されて絞り114を通過し、受光センサ17
に結像される。
【0058】受光センサ17は、その受光光量と受光位
置とにより被検眼Eに対する装置本体の作動距離を含め
て視軸O’と光軸Oとの整合を検出する。
【0059】ところで、アライメント光投影光学系90
のLED91から噴射ノズル12に至る各光学部材は、
図8に示すように、噴射ノズル12からの空気パルスの
噴射による角膜Cの変形を光学的に検出するために角膜
Cに向けて角膜変形検出光を投影する検出光投影光学系
として機能する。また、被検眼Eから反射されたアライ
メント反射光をハーフミラー101に導く各光学系は検
出光受光光学系120の一部を構成する。
【0060】ハーフミラー101に導かれた検出反射光
は、その一部は中心部ミラー111に向けて反射され、
この中心部ミラー111のミラー部111aに反射され
て結像レンズ121に集光され、絞り122を経て受光
素子43に結像される。
【0061】一方、ハーフミラー101に導かれた検出
反射光のその他の一部はハーフミラー101を透過して
結像レンズ102に導かれ、この結像レンズ102、ハ
ーフミラー88を経てCCDカメラ16に結像される。
【0062】CCDカメラ16に結像された角膜変形検
出光は、図9(A),(B)に示すように、モニタ54
に指標像i4として画面表示される。また、モニタ54
には前眼部像1と視軸許容範囲マーク3とが合成表示さ
れる。
【0063】指標像i4は、図9(A)に示すように、
角膜Cが正しく圧平された状態のときには、視軸許容範
囲マーク3の中心に位置し、図9(B)に示すように、
角膜Cが寄ってしまったなどの正しく圧平されなかった
状態のときには、視軸許容範囲マーク3の中心からずれ
て位置する。検者は、この指標像i4のずれにより角膜
圧平時の被検眼Eの状態を確認することができる。
【0064】ところで、本発明の眼科器械は上述した非
接触式眼圧計のみならず、例えば、屈折力を測定するレ
フラクトメーターや角膜形状を測定するケラトメーター
等のように被検眼データを測定するようにした眼科器械
に適用することができる。また、被検眼Eは正面でなく
側方から角膜圧平状態を撮影してもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の眼科器械
にあっては、被検眼の角膜の反射状態が悪く、アライメ
ント検出手段による検出光量が小さいときには、それに
応じて、アライメント光量の閾値レベルを下げることが
でき、被検眼の反射状態が良好で、アライメント検出手
段による検出光量が大きいときには、それに応じて、ア
ライメント光量の閾値レベルを上げることができるの
で、被検眼の角膜からの、アライメント光の反射光量に
応じて高い精度の被検眼データ測定を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の眼科器械の参考例を示す光学系の平面
図である。
【図2】同じく光学系の側面図である。
【図3】同じく制御系を示すブロック図である。
【図4】同じくLEDのオン・オフ制御のタイミングチ
ャート図である。
【図5】同じくモニタの表示状態を示し、(A)はアラ
イメント操作時の前眼部表示状態、(B)は空気パルス
噴射直前の前眼部表示状態、(C)は角膜圧平中の前眼
部表示状態、(D)は空気パルス噴射直後の前眼部表示
状態である。
【図6】本発明の第1実施例を示す光学系の側面図であ
る。
【図7】本発明の第2実施例を示すアライメント時の光
学系の側面図である。
【図8】同じく角膜圧平時の光学系の側面図である。
【図9】同じくモニタの表示状態を示し、(A)は角膜
の圧平が正しく行なわれた時の前眼部表示状態、(B)
は角膜の圧平が正しく行なわれなかった時の前眼部表示
状態である。
【符号の説明】
1…前眼部像 1A…前眼部像 1B…前眼部像 1C…前眼部像 10…前眼部観察光学系 16…CCDカメラ(撮影手段) 17a…モード切換えスイッチ(変更手段) 51…演算制御回路(測定手段) 54…モニタ(表示手段) 62…映像信号記憶回路(測定状況確認手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼に対して光束を投影し、その角膜
    反射光量を検出するアライメント検出手段と、該アライ
    メント検出手段が所定の光量レベル以上の光量を検出し
    たとき被検眼角膜に対し自動的に測定を開始する制御手
    段とを備えた眼科器械において、 前記所定の光量レベルを変更する変更手段を備えること
    を特徴とする眼科器械。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015087785A1 (ja) * 2013-12-13 2015-06-18 株式会社トプコン 眼科装置

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