JP2010162424A - 眼科装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 駆動手段を不必要に制御することなく安定した測定値を迅速に得る。
【解決手段】 被検眼の基準位置と検査部との位置合わせの領域A1〜A3を、被検眼が適正な位置に存在するときの角膜の頂点に接する検査部の光軸Oに垂直な平面内に同心円状に設ける。領域A1は測定を許容すると共に被検眼の位置基準と検査部の光軸Oとを一致させるように駆動手段を制御する測定許容駆動制御領域とする。領域A2は領域A1内に設けて測定を許容する測定許容領域とする。領域A3は領域A1、A2の外に設けて被検眼の位置基準と検査部の光軸Oとを一致させるように駆動手段を制御する駆動制御領域とする。演算処理部は被検眼の基準位置が領域A1〜A3の内のどの領域に存在するかを判断し、判断した領域A1〜A3に基づいて制御や位置合わせの方法を変える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、被検眼を観察しながら検査部を被検眼に位置合わせして、眼屈折力、眼底像、眼底血流量等の被検眼の固有情報を得る眼科装置に関するものである。
従来、この種の眼科装置において検査部を被検眼に位置合わせする際には、操作者はテレビモニタ等の表示部に映った被検眼の前眼部像を観察し、操作手段を操作して検査部を被検眼に粗く位置合わせしている。また、被検眼の角膜に投影した指標光束の角膜反射像又は瞳孔像が表示部に現れた後には、角膜反射像又は瞳孔像を光軸周りに表示した位置合わせ用マークに一致させるように操作手段を操作して、検査部を被検眼に精密に位置合わせしている。
この眼科装置では、被検眼の基準位置と検査部の光軸との一致の許容範囲は、検査部の位置ずれによる測定値のずれがどの程度まで許容できるかに関係し、それによって位置合わせの許容範囲つまり測定可能領域を定めている。
近年、検査部を駆動手段により3軸方向に駆動して被検眼に自動的に位置合わせする眼科装置が提案されている。この眼科装置は被検眼からの反射指標像を光電的に検出し、検出した反射指標像と検査部の光軸とを一致させるように駆動手段を制御している。
この眼科装置では、被検眼の基準位置が測定可能領域に入った後も駆動手段の制御を続けるか、被検眼の基準位置が測定可能領域に入ったときに駆動手段の制御を停止し、被検眼の基準位置が測定可能領域から逸脱したときに駆動手段の制御を再開している。
しかしながら、被検眼の基準位置が測定可能領域に入った後も駆動手段の制御を続ける場合には、十分な精度の測定値が得られる状態になっているにも拘わらず駆動手段を必要以上に繰り返して制御するので、測定値を迅速に得ることができないという問題が生ずる。
また、被検眼の基準位置が測定可能領域に入ったときに駆動手段の制御を停止し、被検眼の基準位置が測定可能領域から逸脱したときに駆動手段の制御を再開する場合には、被検眼の基準位置が測定可能領域の端に位置するときに駆動手段の制御を停止したときに、被検眼の眼球の僅かな運動によって被検眼の基準位置が測定可能領域から逸脱し、安定した測定値を得られないという問題が生ずる。
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、駆動手段を不必要に制御することなく安定した測定値を迅速に得ることができる眼科装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、簡素化と小型化が可能な眼科装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る眼科装置は、被検眼の固有情報を測定する測定手段と、被検眼の基準位置を検出する検出手段と、前記測定手段と前記検出手段とを含む光学部を駆動する駆動手段と、前記各手段を制御する制御手段とを備え、該制御手段は、被検眼の前記基準位置と前記測定手段との位置合わせの測定許容領域を複数の領域に分割し、被検眼の前記基準位置が前記複数の領域の内のどの領域に存在するかによって前記測定手段と前記駆動手段の少なくとも一方の制御方法を変えることを特徴とする。
以上説明したように本発明に係る眼科装置は、被検眼の位置基準と測定手段との位置合わせの測定許容領域を複数の領域に分割し、検出した被検眼の位置基準が複数の領域の内のどの領域に存在するかを判断し、この判断した領域に基づいて測定手段と駆動手段の少なくとも一方の制御方法を変えるので、駆動手段を不必要に制御することがなく、安定した測定値を迅速に得ることができる。
また、測定光源と角膜指標用光源とを共用すると共に、角膜反射指標像撮像光学系と前眼部観察光学系とを共用して角膜反射指標像を検出する構成とすれば、簡素化と小型化が可能となる。
第1の実施の形態の光学的な構成図である。 演算処理部の演算処理手順を説明するフローチャート図である。 位置合わせの測定許容領域の説明図である。 第2の実施の形態の光学的な構成図である。 偏向プリズムを備えた絞り板の正面図である。 検査部が適正な場合の角膜反射指標光束の説明図である。 検査部が近過ぎる場合の角膜反射指標光束の説明図である。 検査部が遠過ぎる場合の角膜反射指標光束の説明図である。 検査部が適正な場合の被検眼の前眼部像の正面図である。 検査部が近過ぎる場合の被検眼の前眼部像の正面図である。 検査部が遠過ぎる場合の被検眼の前眼部像の正面図である。 立体的な位置合わせの測定許容領域の説明図である。
本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は第1の実施の形態の光学的な構成図であり、被検眼Eの前方の光路O1上にダイクロイックミラー1が被検眼Eに対向して配置されている。被検眼Eの前眼部を照明するための近赤外光を発する発光ダイオード等の前眼部照明光源2が、被検眼Eとダイクロイックミラー1の間の光軸外に配置されている。ダイクロイックミラー1の反射方向には対物レンズ3とダイクロイックミラー4が配置され、ダイクロイックミラー4の反射方向の光路O2上にはダイクロイックミラー5、結像レンズ6、CCDカメラ等の撮像素子7が配置されている。撮像素子7は被検眼Eの前眼部近傍と略共役な位置に配置されており、対物レンズ3〜撮像素子7によって前眼部観察光学系が構成されている。
また、ダイクロイックミラー5の反射方向には、結像レンズ8と撮像素子9が配置され、対物レンズ3〜撮像素子9によって角膜反射指標像撮像光学系が構成されている。撮像素子9はCCDカメラ等とされ、被検眼Eの前眼部近傍と略共役な位置に配列されている。そして、ダイクロイックミラー4の透過方向にはミラー10が配置され、ミラー10の反射方向の光路O3上には被検眼Eを固視させるための図示しない固視標投影光学系が配置されている。
一方、ダイクロイックミラー1の透過方向の光路O4上には、対物レンズ11、ハーフミラー等のビームスプリッタ12、孔あきミラー13、投影絞り14、投影レンズ15、指標板16、眼屈折力測定光源17が配置されている。眼屈折力測定光源17は前眼部照明光源2よりも波長が数10nm長い近赤外光を発する光源とされ、対物レンズ11〜眼屈折力測定光源17により眼屈折力測定光投影光学系が構成されている。
孔あきミラー13の反射方向には、光軸外に6つの開口を有する6孔絞り18、6分割プリズム19、リレーレンズ20、CCDカメラ等の撮像素子21が配置され、対物レンズ11〜撮像素子21により眼屈折力測定受光光学系が構成されている。
また、ビームスプリッタ12の反射方向には、角膜指標投影レンズ22、角膜指標板23、近赤外光を発する発光ダイオード等の角膜指標用光源24が配置され、対物レンズ11〜角膜指標用光源24により角膜指標投影光学系が構成されている。
ダイクロイックミラー1は眼屈折力測定光源17と角膜指標用光源24から発した波長の光の大部分を透過して一部を反射すると共に、前眼部照明光源2から発した波長の光を反射する特性を有している。また、ダイクロイックミラー4は可視光を透過し、近赤外光を反射する特性を有している。更に、ダイクロイックミラー5は、眼屈折力測定光源17と角膜指標用光源24から発した波長の光を反射し、前眼部照明光源2から発した波長の光を透過する特性を有している。
撮像素子7、9、21の出力はA/Dコンバータ25、26、27をそれぞれ介して共通の演算処理部28に接続されていると共に、画像メモリ29、30、31にそれぞれ接続されている。そして、演算処理部28には眼屈折力測定光源17、角膜指標用光源24、画像メモリ29、30、31、D/Aコンバータ32を介したテレビモニタ33、駆動モータ等の駆動手段34、各種のスイッチ等が配置された信号入力手段35が接続されている。信号入力手段35のスイッチは、駆動手段34を操作するためのスイッチ、測定を開始するためのスイッチ、測定回数を設定するためのスイッチ等とされている。
前述の前眼部観察光学系、固視標投影光学系、眼屈折力測定光投影光学系、眼屈折力測定受光光学系、角膜指標投影光学系、角膜反射指標像撮像光学系等により検査部が構成されている。この検査部は3軸方向に移動可能な架台に搭載され、光軸方向のZ軸方向と、このZ軸方向に垂直で相互に垂直なX軸方向とY軸方向の双方向とに駆動手段34により電動駆動されるようになっている。
図2は演算処理部28の演算処理手順を示すフローチャート図であり、検者が信号入力手段35の測定開始スイッチをオンにすると、測定動作が開始し、前眼部照明光源2が点灯して被検眼Eを照明する。前眼部照明光源2による前眼部周辺からの反射散乱光はダイクロイックミラー1で反射し、対物レンズ3で略平行光となってダイクロイックミラー4で反射し、ダイクロイックミラー5と結像レンズ6を透過して撮像素子7上に被検眼Eの前眼部像を形成する。
撮像素子7からの出力信号はA/Dコンバータ25を介してデジタル信号に変換され、演算処理部28とD/Aコンバータ32を介してテレビモニタ33上に前眼部像E’として映出される。同時に、デジタル信号は画像メモリ29に記憶され、演算処理部28は画像メモリ29に記憶された前眼部像データから被検眼Eの瞳孔を抽出し、瞳孔の中心位置を検出する。
例えば、瞳孔の中心位置を検出する際には、被検眼Eの前眼部を十分に照明すると、前眼部像の明るさは瞳孔で最も暗くなり虹彩と強膜では順次に明るくなるので、瞳孔の明るさの境界を適当な閾値で2値化処理することにより瞳孔の中心位置を検出することができる。
演算処理部28は瞳孔の中心位置を検出した後に、瞳孔の中心位置と検査部の光軸との光軸と垂直な面内つまりXY平面内でのずれ量を算出し、このずれ量をなくすように駆動手段34を制御する。瞳孔の中心位置を検出して駆動手段34を制御すると、瞳孔の中心位置を再び検出し、ずれ量が予め設定してある許容範囲内にあるか否かを判断する。そして、ずれ量が許容範囲内にないと判断した場合には、ずれ量をなくすように駆動手段34のXY方向の制御を行い、ずれ量が許容範囲内にあるか否かを再び判断する。
ずれ量が許容範囲内にあると判断したときには、直ちに角膜指標用光源24を点灯し、角膜反射指標像の位置、強度、及びコントラストを算出する。この際に、角膜指標用光源24から発した光束は角膜指標板23を照明し、角膜指標板23の透光部を透過した角膜指標光束は角膜指標投影レンズ22を透過し、ビームスプリッタ12により対物レンズ11の手前で角膜指標板23の像を一旦形成し、対物レンズ11により略平行光とされ、その大部分がダイクロイックミラー1を透過して被検眼Eに入射する。
被検眼Eの角膜Ecで反射した光束は、角膜曲率中心と角膜頂点の中点の位置に反射光束の反射像を形成し、その光束の一部はダイクロイックミラー1で反射し、対物レンズ3で略平行光となり、ダイクロイックミラー4で光路O2に偏向し、ダイクロイックミラー5で反射し、結像レンズ8を介して撮像素子9に角膜反射指標像を含む画像として撮像される。
撮像素子9からの信号はA/Dコンバータ26によりデジタル化され、画像メモリ30に記憶されると同時に演算処理部28に入力する。演算処理部28は画像メモリ30に記憶された角膜反射指標像を含む画像データから角膜反射指標像を抽出し、角膜反射指標像の位置、強度、及びコントラストを算出する。そして、角膜反射指標像の相対位置からXY方向のずれ量を検出し、角膜反射指標像の強度とコントラストからZ方向の相対位置を検出する。
角膜反射視標像は次の方法で抽出することができる。即ち、角膜反射視標像は通常瞳孔内に存在するので、角膜反射指標像を含む画像データのうち、瞳孔像が最も暗く角膜反射視標像が最も明るい。従って、瞳孔の中心位置は既に検出しているので、瞳孔の中心位置に近い所定レベル以上の輝点を画像データから探せば、角膜反射指標像を容易に特定でき、その位置、強度、及びコントラストを算出することができる。
角膜反射指標像を算出すると、その強度とコントラストが所定レベルを満たしているか否かを判断する。それらが所定レベルを満たしていないと判断した場合には、それらが所定レベルを満たすように駆動手段34のZ方向の制御を行う。そして、1回目の強度とコントラストの算出と駆動手段34のZ方向の制御を行った後に、それらが所定レベルを満たすまで強度とコントラストの算出と駆動手段34の制御を繰り返す。これにより、検査部と被検眼Eとの距離を測定するために必要な作動距離にすることができる。
ここで、図3は被検眼Eの位置基準と検査部との位置合わせの許容領域A1〜A3を同心円状に分割して示しており、これらの許容領域A1〜A3は被検眼Eが適正な位置にきたときの被検眼Eの角膜の頂点に接する測定光軸Oに垂直な平面内に設けられている。領域A1は測定を許容すると共に被検眼Eの位置基準と検査部の光軸Oとを一致させるように駆動手段34を制御する測定許容駆動制御領域とされている。領域A2は領域A1内に設けられて測定を許容する測定許容領域とされている。そして、領域A3は領域A1、A2の外に設けられて被検眼Eの位置基準と検査部の光軸Oとを一致させるように駆動手段34を制御する駆動制御領域とされている。
なお、被検眼Eの位置基準と検査部の光軸Oとの相対位置に応じて測定値は或る程度変動するので、領域A1は測定値を所定の精度で得ることのできる範囲に設定する必要がある。また、領域A1、A2の範囲をテレビモニタ33に表示することが好ましい。更には、領域A1、A2を同心円状に分割したが、同心円状に限定することなく例えば矩形状に分割しても支障はない。
次に、演算処理部28は検出した角膜反射指標像の位置を被検眼Eの位置基準とし、被検眼Eの位置基準が領域A1〜A3のどの領域に存在するかを判断する。被検眼Eの位置基準が領域A1に存在すると判断した場合には、被検眼Eの位置基準が所望の測定精度を得ることのできる範囲の端に位置しているので、眼球の僅かな運動等によって領域A1から外れる虞れがある。従って、演算処理部28は直ちに既知の方法による眼屈折力の測定を開始し、同時に検出した被検眼Eの位置基準と検査部の光軸Oとのずれ量を求め、ずれ量がなくなるように駆動手段34のXY方向の制御を行う。
信号入力手段35の測定回数設定スイッチにより、任意の測定回数を設定することができるが、例えば測定回数を予め設定するか又は検者がN回と設定すれば、1回目の測定が終了した時点で演算処理部28は測定回数がN回に達しているか否かを判断し、N回に達していない場合には角膜反射指標像の強度とコントラストから駆動手段34のZ方向の制御を再び行い、角膜反射指標像の位置から被検眼Eの位置基準がどの領域A1〜A3に存在するかを判断する。
被検眼Eの位置基準が領域A2に存在すると判断した場合には、被検眼Eの位置基準が所望の測定精度を得ることのできる範囲の中心近傍に位置しているので、眼球の僅かな運動等によって領域A2を出る虞れがなく、被検眼Eの位置基準と検査部の光軸Oとを一致させるために駆動手段34を無駄に制御する必要はない。従って、演算処理部28は直ちに既知の方法による眼屈折力の測定を開始し、1回目の測定が終了した後に領域A1に存在する場合と同様に駆動手段34を制御し、2回目の測定を行う。
また、被検眼Eの位置基準が領域A3に存在すると判断した場合には、演算処理部28は被検眼Eの位置基準と検査部の光軸Oとのずれ量を求め、ずれ量をなくすように駆動手段34のXY方向の制御を行う。その後に、角膜反射指標像の強度とコントラストから駆動手段34のZ方向の制御を再び行い、角膜反射指標像の位置から被検眼Eの位置基準がどの領域A1〜A3に存在するかを判断し、その領域A1〜A3に応じて駆動手段34の制御を行う。
そして、N回目の測定が終了すると、他眼の測定が未だ終了していない場合には他眼の測定動作に自動的に移行し、所定回数の測定を行う。他眼の測定が既に終了している場合には、測定結果をテレビモニタ33に表示するか、図示しないプリンタ等の印刷手段に出力して、全測定動作を終了する。
このように、第1の実施の形態では被検眼Eの位置基準を検出し、被検眼Eの位置基準と検査部との位置合わせの測定許容領域を複数の領域A1〜A3に分割し、検出した被検眼Eの位置基準が領域A1〜A3の内のどの領域に存在するかを判断して、測定や位置合わせの制御方法を変化させるので、駆動手段34を不必要に制御することがなく、最小限に制御して安定した測定を迅速に行うことができる。
なお、第1の実施の形態では被検眼Eの位置基準を角膜反射指標像に基づいて算出したが、角膜反射指標像の代りに被検眼Eの瞳孔像に基づいて被検眼Eの瞳孔の中心位置を算出し、その位置を被検眼Eの位置基準としてもよい。
また、眼屈折力測定光源17と角膜指標用光源24を別個に設けたが、ビームスプリッタ12、角膜指標投影レンズ22、角膜指標板23、角膜指標用光源24を取り除き、眼屈折力測定光源17を角膜指標用光源としてもよい。更に、角膜反射指標像撮像光学系のダイクロイックミラー5、結像レンズ8、撮像素子9の代りに、前眼部観察光学系の対物レンズ3〜撮像素子7を共用して角膜反射指標像を検出すれば、装置の簡素化と小型化が可能となる。
そして、角膜指標板23を光軸上に配置したが、複数の角膜指標を光軸外に光軸と対称に配置し、これらの複数の角膜指標によって複数の角膜反射指標像を検出し、これらの複数の角膜反射指標像の中心位置を被検眼Eの位置基準としてもよい。
図4は第2の実施の形態の光学的な構成図であり、第1の実施の形態におけるダイクロイックミラー5、結像レンズ8、撮像素子9が取り除かれ、光路O2には偏向プリズム36a、36bを備えた絞り板37が配置されている。また、第1の実施の形態のビームスプリッタ12、角膜視標投影レンズ22、角膜視標板23、角膜視標用光源24の代りに、発光ダイオード等の角膜視標用光源38、39が光路O4に対象に配置され、対物レンズ11と共働する角膜視標投影光学系が構成されている。
図5に示すように、絞り板37には光軸外に対称に位置する2つの開口37a、37bと、光軸上に位置する開口37cとが形成され、偏向プリズム36a、36bが開口37a、37bにそれぞれ密着されている。また、角膜指標用光源38、39は前眼部照明光源2が発する光の波長と異なり、眼屈折力測定光源17が発する光の波長と同様とされている。そして、絞り板37の開口37a、37bは眼屈折力測定光源17と角膜指標用光源38、39からの波長の光のみを透過するようになっており、偏向プリズム36aは光束を紙面に対する奥の方に偏向し、偏向プリズム36bは光束を紙面に対する手前の方に偏向するようになっている。
例えば、一方の角膜指標用光源39から発した光束は対物レンズ11を介して被検眼Eの角膜Ecに投影され、角膜Ecで反射した光束はダイクロイックミラー1、対物レンズ3、ダイクロイックミラー4を介して偏向プリズム36a、36bと絞り板37により分割偏向され、結像レンズ6を介して撮像素子7に導かれる。
ここで、図6〜図8は角膜視標光源39から発した光束が偏向プリズム36a、36b、絞り板37、結像レンズ6を介して撮像素子7に導かれる状態を示し、図6被検眼Eに対する検査部の位置が適正である場合を示し、図7は被検眼Eに対する検査部の位置が近過ぎる場合を示し、図8は被検眼Eに対する検査部の位置が遠過ぎる場合を示している。光束Laは絞り板37の開口37aにより制限され、偏向プリズム36aにより紙面に対する奥の方に偏向される。光束Lbは開口37bにより制限され、偏向プリズム36bにより紙面に対する手前の方に偏向される。そして、光束Lcは開口37cにより制限される。
図9〜図11は検査部を瞳孔の中心位置に位置合わせした後にテレビモニタ33に映出された被検眼Eの前眼部像E’を示し、像38a、38b、38cは角膜指標用光源38からの光束が絞り板37の開口37a、37b、37cによりそれぞれ分割された角膜指標用光源像を示し、像39a、39b、39cは角膜指標用光源39からの光束が絞り板37の開口37a、37b、37cによりそれぞれ分割された角膜指標用光源像を示している。そして、図9は被検眼Eに対する検査部の位置が適正である場合を示し、図10は被検眼Eに対する検査部の位置が近過ぎる場合を示し、図11は被検眼Eに対する検査部の位置が遠過ぎる場合を示している。
このように第2の実施の形態では、角膜指標用光源38、39から被検眼Eの角膜Ecに指標光束を投影し、被検眼Eの角膜Ecで反射した光束La、Lb、Lcを偏向プリズム36a、36bと絞り板37により分割し、角膜指標用光源像38a、38b、38c、39a、39b、39cの位置を検出して、被検眼Eと検査部との相対位置を三次元で検出することができる。従って、駆動手段34を制御することにより、検査部を被検眼Eに適正に位置合わせすることができる。また、角膜指標用光源38、39は光路O4に対称に配置したので、被検眼Eの角膜Ecで反射した中央の角膜指標用光源像38c、39cの位置を検出し、それらの中点から角膜Ecの中心を求めて被検眼Eの位置基準とすることができる。
なお、この第2の実施の形態では、角膜指標用光源38、39から被検眼Eの角膜Ecに指標光束を投影し、偏向プリズム36a、36bと絞り板37とにより角膜反射指標像を分割したので、被検眼Eの基準位置と検査部との3軸の相対位置を検出することができ、被検眼Eの位置基準と検眼部との位置合わせの領域を図12に示すような測定許容領域A1〜A3に分割することができる。これらの領域A1〜A3は、検査部の光軸OであるZ軸とそれに垂直なY軸とを含むYZ平面上の検査部が被検眼Eに対して適正な位置にきたときの領域としている。
この場合に、光軸Oは被検眼Eの位置基準と検査部とを位置合わせするための基準とし、領域A1と領域A2はZ軸を回転軸とする回転対称形をした三次元の領域としている。領域A1は測定を許容しかつ被検眼Eの位置基準が光軸Oと一致するように駆動手段34を制御する測定許容駆動制御領域とし、領域A2は領域A1内にあって測定を許容する測定許容領域とし、領域A3は領域A1、A2の外にあって被検眼Eの位置基準が光軸Oと一致するように駆動手段34を制御する駆動制御領域としている。
そして、演算処理部28は上述した方法に基づいて検査部に対する被検眼Eの位置基準の相対位置を検出し、被検眼Eの位置基準が領域A1〜A3のどの領域に存在するかを判断して、駆動手段34の制御方法を第1の実施の形態と同様に変化させている。
従って、被検眼Eの位置基準と検査部の相対位置を三次元で検出し、被検眼Eの位置基準と検査部との位置合わせの測定許容領域を立体的に複数の領域A1〜A3に分割し、検出した被検眼Eの位置基準が領域A1〜A3の内のどの領域に存在するかを判断し、その領域A1〜A3により測定や位置合わせの制御方法を変化させるので、駆動手段34を不必要に制御することがなく、最小限に制御して安定した測定を迅速に行うことができる。
1、4、5 ダイクロイックミラー
2 前眼部照明光源
3、11 対物レンズ
6、8 結像レンズ
10 ミラー
12 ビームスプリッタ
13 孔あきミラー
14 投影絞り
15、22 投影レンズ
16、23 指標板
17 眼屈折力測定光源
18 6孔絞り
19 6分割プリズム
20 リレーレンズ
21 撮像素子
24、38、39 角膜指標用光源
25〜27 A/Dコンバータ
28 演算処理部
29〜31 画像メモリ
32 D/Aコンバータ
33 テレビモニタ
34 駆動手段
35 信号入力手段
36a、36b 偏向プリズム
37 絞り板
A1 測定許容駆動制御領域
A2 測定許容領域
A3 駆動制御領域

Claims (7)

  1. 被検眼の固有情報を測定する測定手段と、被検眼の基準位置を検出する検出手段と、前記測定手段と前記検出手段とを含む光学部を駆動する駆動手段と、前記各手段を制御する制御手段とを備え、該制御手段は、被検眼の前記基準位置と前記測定手段との位置合わせの測定許容領域を複数の領域に分割し、被検眼の前記基準位置が前記複数の領域の内のどの領域に存在するかによって前記測定手段と前記駆動手段の少なくとも一方の制御方法を変えることを特徴とする眼科装置。
  2. 測定光源と角膜視標用光源とを共用する共に、角膜反射指標像撮像光学系と前眼部観察光学系とを共用して角膜反射指標像を検出する構成とした請求項1に記載の眼科装置。
  3. 前記測定手段によって被検眼の前記固有情報を複数回測定する請求項1又は2に記載の眼科装置。
  4. 被検眼の前記基準位置と前記光学部との位置合わせの測定許容領域を、被検眼の前記基準位置と前記測定手段との相対位置の測定許容範囲である第1の領域と、該第1の領域内にあって該第1の領域よりも小さい第2の領域と、前記第1の領域と前記第2の領域外の第3の領域とに分割し、前記制御手段は、被検眼の前記基準位置が前記第1〜第3の領域の内のどの領域に存在するかを判断する第1の工程と、被検眼の前記基準位置が第2の領域内に入るように前記駆動手段を制御する第2の工程と、測定を許容する第3の工程とを有し、前記第1の工程で被検眼の前記基準位置が前記第1の領域内に存在すると判断した場合には前記第2の工程と前記第3の工程を実行し、前記第1の工程で被検眼の前記基準位置が前記第2の領域内に存在すると判断した場合には前記第3の工程を実行し、前記第1の工程で被検眼の前記基準位置が前記第3の領域に存在すると判断した場合には前記第2の工程を実行するように制御する請求項1〜3の何れか1つの請求項に記載の眼科装置。
  5. 前記検出手段は、被検眼に位置検出用の指標光束を投影する手段と、被検眼で反射した指標光束を複数に分割する手段とを有する請求項1〜4の何れか1つの請求項に記載の眼科装置。
  6. 被検眼を表示する表示手段を有し、該表示手段は前記複数の領域を表示する請求項1〜5の何れか1つの請求項に記載の眼科装置。
  7. 前記制御手段は被検眼の前記基準位置が前記測定許容領域内に存在すると判断したときに自動的に測定を開始する請求項1〜5の何れか1つの請求項に記載の眼科装置。
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