JP4880829B2 - 角膜形状測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検眼の角膜に指標光束を投影し、その角膜反射像により角膜形状を測定する角膜形状測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の角膜形状測定装置は、被検眼角膜にリング状スリット等による指標を投影してその反射像を撮像素子などで撮像し、得られたリング状スリット等の角膜反射像を解析することにより、被検眼角膜形状の情報を曲率半径等の測定値として得ている。
【0003】
このような角膜形状測定装置においては、被検眼角膜と装置との距離つまり作動距離の変動によって測定誤差が生ずる。この作動距離の変動による測定誤差を軽減するために、角膜反射指標像を撮像する光学系中に、被検眼と装置との作動距離の変動による角膜反射指標像の倍率変化に対応して、倍率補正を行うために特定の光束のみを得る光束指向特性決定手段を設けた装置が、本出願人によって特公平2−5081号公報により開示されている。
【0004】
また、被検眼と装置との作動距離の変動を少なくするために、被検眼角膜に位置合わせ用の指標光束を投影し、その角膜による反射指標像を検出する手段を設けることにより、精度良く適正な作動距離を得る方法も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述の従来例においては、被検眼角膜にリング状スリット等の測定用指標を投影し、角膜による反射測定用指標像を撮像素子などに結像し、光束指向特性決定手段を有する測定手段と、被検眼角膜に位置合わせ用の指標光束を投影し、その角膜による反射指標像を検出する位置合わせ用指標像検出手段とをそれぞれ設けることにより、装置が複雑になりかつ大型化している。
【0006】
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、装置を複雑化することなく、精度良く被検眼と装置との位置合わせが可能であり、精度の高い角膜形状を測定でき、被検眼前眼部の徹照像を観察できる角膜形状測定装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る角膜形状測定装置は、被検眼前眼部観察手段と、位置合わせ用指標投影手段と、角膜形状測定用指標投影手段とを有する角膜形状測定装置において、前記位置合わせ用指標投影手段からの被検眼による反射光束を複数に分割する位置合わせ用光束制限手段と、前記測定用指標投影手段からの被検眼角膜による反射光束を制限する光束制限手段とを前記前眼部観察手段中にそれぞれ独立に挿脱可能に設けたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明を実施した角膜形状測定装置の構成を示す。被検眼Eの前方の光路O1上には、ダイクロイックミラー1、眼屈折力測定用対物レンズ2、孔あきミラー3、投影絞り4、投影レンズ5、ピンホールを有する指標板6、近赤外光を発する眼屈折力測定光源7を配列し、眼屈折力測定光投影系を構成する。
【0009】
ダイクロイックミラー1の反射方向には、前眼部観察用対物レンズ8、ダイクロイックミラー9、ミラー10を配置し、ミラー10の入射方向の光路O2上には被検眼Eが固視するための固視標投影系を設ける。ダイクロイックミラー9の反射方向の光路O3上には、図2に示すように光路上に開口11a、光路外に対称な2つの開口11a、11bを有し、これらの開口11a、11bに偏向プリズム12a、12bをそれぞれ密着させ、光路O3上に挿脱可能な位置合わせ用絞り板11、結像レンズ13、挿脱可能な角膜形状測定用絞り板14、被検眼Eの前眼部付近と略共役な位置にCCDカメラなどの撮像素子15を配列し、角膜形状測定系を構成する。角膜形状測定用絞り板14は、被検眼Eと装置との距離が変動しても撮像素子15上の角膜反射像の大きさを補正するような位置に配置されている。
【0010】
孔あきミラー3の反射方向の光路O4上には、光路O4外に6つの開口を有する6孔絞り16、6分割プリズム17、リレーレンズ18、CCDカメラなどの撮像素子19を配列し、眼屈折力測定受光系を構成する。
【0011】
被検眼Eの前眼部の斜め前方には、眼屈折力測定光源7よりも数10nm波長が短い近赤外光を発するLEDなどの前眼部照明光源20を光路O1に対し対称の位置に1個ずつ配置し、更に前眼部照明光源20の内側に略同じ波長の光束を発する少なくとも4個の角膜形状測定用光源21を配置する。
【0012】
なお、ダイクロイックミラー1は眼屈折力測定光源7から発せられる波長光の大部分を透過し一部分を反射し、前眼部照明光源20及び角膜形状測定用光源21から発せられた波長の光を反射する特性を有しており、ダイクロイックミラー9は可視光を透過し、近赤外光を反射する特性を有している。なお、偏向プリズム12a、12bは、眼屈折力測定光源7からの波長の光を透過し前眼部照明光源20からの波長の光を透過しない分光特性を有し、偏向プリズム12aは紙面奥の方に、偏向プリズム12bは紙面手前の方に光束を偏向するようになっている。
【0013】
撮像素子15及び撮像素子19の出力は、それぞれA/Dコンバータ31及びA/Dコンバータ32に接続し、これらの出力はそれぞれ画像メモリ33及び画像メモリ34に接続すると共に、装置の全ゆる制御を行う演算処理部35に接続する。演算処理部35は眼屈折力測定光源7、角膜形状測定用光源21、測定開始スイッチや駆動手段を操作するためのスイッチなどを配置した信号入力手段36、角膜形状測定用絞り板14及び位置合わせ用絞り板11を挿脱するためのモータ、D/Aコンバータ37を介したテレビモニタ38、光学系を一体化した被検眼検出部を載置した架台を3軸方向に駆動するモータなどの駆動手段39を接続する。
【0014】
検者が信号入力手段36に設けられている測定開始スイッチを押すと、装置は測定動作を開始する。光路に対称に設けられた前眼部照明光源20により被検眼Eが照明され、前眼部付近からの反射散乱光はダイクロイックミラー1で反射し、前眼部観察用対物レンズ8により略平行光とされ、ダイクロイックミラー9を反射し、位置合わせ用絞り板11の開口部11aを通り、結像レンズ13により撮像素子15上に結像する。
【0015】
そして、撮像素子15の出力信号はA/Dコンバータ31によってデジタル信号に変換され、演算処理部35、D/Aコンバータ37を介してテレビモニタ38上に前眼部像E’が映出される。同時に、デジタル信号に変換された前眼部像E’のデータは画像メモリ33に記憶され、演算処理部35は記憶された前眼部像データから被検眼Eの瞳孔を抽出して瞳孔中心位置を検出する。
【0016】
この瞳孔中心位置の検出方法は、例えば前眼部を十分に照明すると、前眼部像E’の明るさは瞳孔が最も暗く、虹彩、強膜の順で明るくなるので、適当な閾値により2値化処理することにより、瞳孔の境界を求めることができ、それにより瞳孔中心位置を算出することができる。
【0017】
演算処理部35は瞳孔中心位置が検出されると、被検眼検査部の光路と瞳孔中心位置との光路と垂直な面内でのずれ量を算出し、それらが一致するようにモータなどの駆動手段39を制御する。1回目の瞳孔中心位置検出、モータ駆動が終わると、演算処理部35は再び瞳孔中心位置検出を行い、装置測定光路とのずれ量が予め設定してある許容範囲内にあるかを判断する。
【0018】
許容範囲内にないと判断した場合に、演算処理部35は被検眼検査部の光路と瞳孔中心位置との光路が一致するように駆動手段39を制御し、再び瞳孔中心位置と装置測定光路とのずれ量が許容範囲内にあるかを判断する。
【0019】
許容範囲内にあると判断した場合に、演算処理部35は眼屈折力測定光源7を点灯する。眼屈折力測定光源7から出射した光束は指標板6を照明し、指標板6のピンホール部を透過した光束は投影レンズ5、投影絞り4を介して一旦眼屈折力測定用対物レンズ2の後側焦点面近傍で指標板6のピンホール像を作り、眼屈折力測定用対物レンズ2により略平行光とされ、その大部分がダイクロイックミラー1を透過し被検眼Eに達する。
【0020】
指標板6を通過した光束は被検眼Eに達し角膜Ecにより反射され、角膜曲率中心と角膜頂点の中点の位置に反射光束の角膜反射指標像Pを形成し、その光束の一部がダイクロイックミラー1に反射され、前眼部観察用対物レンズ8により略平行光とされ、ダイクロイックミラー9で光路O3方向に偏向される。この光束は結像レンズ13により撮像素子15上に達し、前眼部像E’と共に撮像され、A/Dコンバータ31によりデジタル化され画像メモリ33に記憶される。
【0021】
図3〜図5は眼屈折力測定光源7から発した光束が眼屈折力測定用対物レンズ2により被検眼Eの角膜Ecに投影され、角膜Ecにより反射された光束がダイクロイックミラー1、前眼部観察用対物レンズ8、ダイクロイックミラー9を通った後に、偏向プリズム12a、12b、位置合わせ用絞り板11の3つの開口部11a、11b、11cにより、3つの光束La、Lb、Lcに分割され、結像レンズ13により撮像素子15上に導かれている様子を示している。
【0022】
図3は被検眼Eと装置との距離が適正な場合、図4は近過ぎる場合、図5は遠過ぎる場合を示し、光束Laは開口11aにより制限された光束で、光束Lbは開口11bにより制限され偏向プリズム12aにより紙面奥の方へ偏向された光束、光束Lcは開口11cにより制限され偏向プリズム12bにより紙面手前の方に偏向された光束である。
【0023】
また、図6〜図8は瞳孔中心位置に位置合わせをした後のテレビモニタ38に映し出された前眼部E’を示し、像6a、6b、6cはそれぞれ眼屈折力測定光源7から発した光束が被検眼Eの角膜Ecで反射された指標板6の像の位置合わせ用絞り板11の開口11a、11b、11cにより分割された像である。図6は被検眼と装置との距離が適正な場合、図7は近過ぎる場合、図8は遠過ぎる場合を示している。
【0024】
このように実施の形態では、角膜Ecにより反射された指標板6の像6a、6b、6cの位置を検知し、駆動手段39を制御することにより、適正な被検眼Eと装置との距離に位置合わせすることができる。更に、角膜Ecにより反射された指標板6の像6aの位置を検知することにより、装置検査部の光路に垂直な面内の角膜頂点位置を求めることができる。演算処理部35は角膜頂点位置と装置検査部とが所定の位置関係になるように駆動手段39を制御する。
【0025】
上述したように、被検眼Eと装置検査部との位置合わせが終了すると、演算処理部35は既知の方法で被検眼Eの雲霧を促すために固視標投影系を制御する。被検眼Eが雲霧状態になると、演算処理部35は像6a、6b、6cの位置を検知し、被検眼Eと装置検査部とが所定の位置関係の許容範囲内にあるか否かを判断する。
【0026】
被検眼Eと装置検査部とが所定の位置関係の許容範囲内にない場合には、位置関係が許容範囲内に入るように駆動手段39を制御し、再度、像6a、6b、6cの位置を検知し、被検眼Eと装置検査部とが所定の位置関係の許容範囲内にあるか否かを判断する。被検眼Eと装置検査部とが所定の位置関係の許容範囲内にある場合に、演算処理部35は既知の方法で被検眼Eの眼屈折力を測定を開始する。
【0027】
被検眼Eの眼屈折力の測定が終わると、演算処理部35は角膜形状測定を開始する。先ず、演算処理部35は光路に対して対称な位置に4つ配置された角膜形状測定用光源21を点灯すると同時に、光路O3から位置合わせ用絞り板11を退避させ、光路O3にピンホール状の角膜形状測定用絞り板14を挿入する。
【0028】
角膜形状測定用光源21から発した光束は、角膜Ecにより反射され4つの角膜形状測定用光源像を形成し、ダイクロイックミラー1で反射し前眼部観察用対物レンズ8により略平行光とされ、ダイクロイックミラー9で反射し、結像レンズ13により撮像素子15上に結像する。この際に、ピンホール状の角膜形状測定用絞り板14によって、被検眼Eと装置との距離が変動しても、角膜Ecに投影された角膜形状測定用光源21の撮像素子15上の角膜反射像の大きさが変動しないように、角膜形状測定用光源21からの光束は制限されている。
【0029】
そして、撮像素子15の出力信号はA/Dコンバータ31によってデジタル信号に変換され、デジタル信号に変換された角膜形状測定用光源像のデータは画像メモリ33に記憶される。演算処理部35は記憶されたデータより4つの角膜形状測定用光源像の相対位置を求めることにより、被検眼Eの角膜形状である角膜曲率を求めることができる。
【0030】
本実施の形態では、上述のように被検眼Eと装置検査部との位置合わせ、眼屈折力測定、角膜形状測定が一連の流れが演算処理部35の指令により自動的に行われるようになっている。
【0031】
次に、被検眼Eの徹照像観察を行う場合には、検者が信号入力手段36に設けられているモードスイッチ及び測定開始スイッチにより、徹照観察モードを選択し測定を開始すると、演算処理部35は前述と同様に被検眼Eと装置検査部との位置合わせを自動的に行う。位置合わせが終了すると、演算処理部35は位置合わせ用絞り板11及び角膜形状測定用絞り板14を光路O3から退避させ、眼屈折力測定光源7を点灯する。
【0032】
眼屈折力測定光源7から出射した光束は指標板6を照明し、指標板6のピンホール部を透過した光束は、投影レンズ5、投影絞り4、眼屈折力測定用対物レンズ2を介して略平行光とされ、その大部分がダイクロイックミラー1を透過して被検眼Eに達し、被検眼Eの眼底に眼屈折力測定光源像を形成し二次光源となり、被検眼Eの水晶体などの中間透光体を後方から照明する。
【0033】
この中間透光体を後方から照明した光束は、一部がダイクロイックミラー1に反射され、前眼部観察用対物レンズ8、ダイクロイックミラー9、結像レンズ13を介して撮像素子15上に達し、前眼部の徹照像として撮像されテレビモニタ38に映し出される。また、位置合わせ用絞り板11及び絞り板14が光路O3から退避しているので、テレビモニタ38に映し出された徹照像は焦点深度が浅い像となる。
【0034】
検者は信号入力手段36を用い駆動手段39を操作し、被検眼Eの所望の部位の徹照像が得られるように装置検査部を移動させ、必要であれば画像メモリ33に徹照像を記録する。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る角膜形状測定装置は、被検眼前眼部観察系中に、位置合わせのための指標光束を複数に分割する位置合わせ用絞り板と、被検眼と装置との距離が変動しても角膜形状測定用光源の撮像素子上の角膜反射像の大きさを補正するように、角膜形状測定用光源からの光束を制限する角膜形状測定用絞り板とを設けて独立に挿脱可能とすることにより、簡単な構成で精度の良い位置合わせと精度の良い角膜形状測定を可能にし、被検眼前眼部の徹照像観察をも可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の構成図である。
【図2】絞り板の正面図である。
【図3】作動距離が適正な場合の角膜反射指標光束の説明図である。
【図4】作動距離が近い場合の角膜反射指標光束の説明図である。
【図5】作動距離が遠い場合の角膜反射指標光束の説明図である。
【図6】モニタに表示された作動距離が適正な場合の被検眼前眼部像の説明図である。
【図7】作動距離が近い場合の被検眼前眼部像の説明図である。
【図8】作動距離が遠い場合の被検眼前眼部像の説明図である。
【符号の説明】
1、9 ダイクロイックミラー
2 眼屈折力測定用対物レンズ
3 孔あきミラー
4 投影絞り
5 投影レンズ
6 指標板
7 眼屈折力測定光源
8 前眼部観察用対物レンズ、
11 位置合わせ用絞り板
12a、12b 偏向プリズム
14 角膜形状測定用絞り板
15、19 撮像素子
20 前眼部照明光源
21 角膜形状測定用光源
31、32 A/Dコンバータ
33、34 メモリ
35 演算処理部
36 信号入力手段
37 D/Aコンバータ
38 テレビモニタ
39 駆動手段
Claims (19)
- 照明光学系を介して照明した被検眼からの反射光束に基づいて該被検眼との位置を合わせるための指標を得る光学部材と、
前記指標を用いて前記被検眼との位置を合わせた後に該被検眼の徹照像を取得する場合、前記光学部材を光路から外す制御手段と、
を有することを特徴とする測定装置。 - 前記光学部材が、前記照明光学系を介して前記被検眼に投影した光束による該被検眼からの反射光束を複数にわけ、
前記制御手段が、前記光学部材を光路に挿入した状態で前記複数にわけられた光束に基づく前記指標が所定の位置関係になると該光学部材を該光路から外すことを特徴とする請求項1に記載の測定装置。 - 前記光学部材が、前記反射光束を複数にわけるための複数の開口部を有することを特徴とする請求項1あるいは2に記載の測定装置。
- 前記光学部材が、前記複数にわけられた光束をそれぞれ偏向する複数の偏向部を有することを特徴とする請求項2あるいは3に記載の測定装置。
- 前記光学部材の光路に設けられ、前記被検眼を撮像するための撮像手段を有し、
前記光学部材を前記光路に挿入した状態で前記複数にわけられた光束を前記撮像手段に投影することにより前記指標を取得することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の測定装置。 - 前記被検眼を測定するための光束を該被検眼に投影する測定用投影手段を有し、
前記制御手段が、前記測定用投影手段により前記被検眼に光束を投影する場合に前記光学部材を前記光路から外し、
前記被検眼からの反射光束を前記撮像手段に投影することにより前記被検眼を撮像することを特徴とする請求項5に記載の測定装置。 - 前記光学部材の光路に挿脱可能に設けられ、前記測定用投影手段により前記被検眼に投影した光束による該被検眼からの反射光束を制限する測定用光束制限手段を有することを特徴とする請求項6に記載の測定装置。
- 前記制御手段が、前記測定用投影手段により前記被検眼に光束を投影する場合に前記測定用光束制限手段を前記光路に挿入し、
前記測定用光束制限手段により制限された光束を前記撮像手段に投影することにより前記被検眼の角膜反射像を取得することを特徴とする請求項7に記載の測定装置。 - 前記角膜反射像に基づいて前記被検眼の角膜の曲率を取得することを特徴とする請求項8に記載の測定装置。
- 前記測定用投影手段が、前記被検眼の角膜を測定するための角膜形状測定用光源であり、
前記光学部材を前記光路から外し且つ前記測定用光束制限手段を該光路に挿入している場合には、前記制御手段が前記角膜形状測定用光源を点灯することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の測定装置。 - 前記光学部材の光路で、且つ前記光学部材と前記測定用光束制限手段との間に設けられた撮像投影手段を有し、
前記光学部材を前記光路から外し且つ前記測定用光束制限手段を該光路に挿入している場合には、前記撮像投影手段が前記制限された光束を前記撮像手段に投影し、
前記光学部材を前記光路に挿入し且つ前記測定用光束制限手段を該光路から外している場合には、前記撮像投影手段が前記複数にわけられた光束を前記撮像手段に投影することを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の測定装置。 - 前記測定用投影手段が、前記被検眼の眼屈折力を測定するための眼屈折力測定用光源を有し、
前記制御手段が、前記指標が所定の位置関係になった後に前記被検眼の徹照像を取得する場合、前記光学部材及び前記測定用光束制限手段を前記光路から外した状態で前記眼屈折力測定用光源を点灯し、
前記被検眼からの反射光束を前記撮像手段に投影することにより前記被検眼の徹照像を取得することを特徴とする請求項7に記載の測定装置。 - 前記被検眼の眼屈折力を測定する眼屈折力測定手段を有し、前記被検眼の眼屈折力の測定が終了すると、前記制御手段が前記光学部材を光路から外し且つ前記測定用光束制限手段を前記光路に挿入し、
前記測定用光束制限手段により制限された光束を前記撮像手段に結像することにより前記被検眼の角膜反射像を取得することを特徴とする請求項7に記載の測定装置。 - 前記指標が所定の位置関係になると、固視標投影系を制御して前記被検眼の雲霧を促す固視標投影系制御手段と、
前記被検眼が雲霧状態になると、前記指標が所定の位置関係である場合に該被検眼の眼屈折力を測定する眼屈折力測定手段と、
を有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の測定装置。 - 前記眼屈折力測定手段が、眼屈折力測定用光源を有し、前記眼屈折力測定用光源からの光束を前記被検眼との位置を合わせるための光束として前記照明光学系を介して該被検眼に投影することを特徴とする請求項13あるいは14に記載の測定装置。
- 少なくとも前記照明光学系と前記光学部材の光学系とを一体に駆動する駆動手段と、
前記指標が所定の位置関係でない場合に、前記指標が所定の位置関係になるように前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、
を有することを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の測定装置。 - 前記被検眼との位置を合わせるための光束を前記照明光学系を介して該被検眼に投影する投影手段と、
前記被検眼の前眼部を撮像した前眼部像から瞳孔を抽出して瞳孔中心位置を検出する検出手段と、を有し、
前記瞳孔中心位置が許容範囲内にある場合に、前記駆動制御手段が、前記投影手段を制御して前記被検眼に光束を投影し、前記指標が所定の位置関係になるように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項16に記載の測定装置。 - 前記瞳孔中心位置が許容範囲内にない場合に、前記駆動制御手段が、該瞳孔中心位置が許容範囲内に位置するように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項17に記載の測定装置。
- 前記検出手段が、前記前眼部像を2値化処理して前記瞳孔中心位置を検出することを特徴とする請求項17あるいは18に記載の測定装置。
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