JPH0998951A - 眼科装置 - Google Patents

眼科装置

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JPH0998951A
JPH0998951A JP7260465A JP26046595A JPH0998951A JP H0998951 A JPH0998951 A JP H0998951A JP 7260465 A JP7260465 A JP 7260465A JP 26046595 A JP26046595 A JP 26046595A JP H0998951 A JPH0998951 A JP H0998951A
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Koji Nishio
幸治 西尾
Tsuyoshi Haraguchi
強志 原口
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Topcon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アライメントからのズレ量が大きくても短時
間でアライメントを行うことができ、しかも、より一層
正確なアライメント完了位置へ装置本体を移動させるこ
とのできる眼科装置を提供する。 【解決手段】 被検眼に対する装置本体のアライメント
を行うためのアライメント指標光を投影するアライメン
ト光学系と、前記被検眼より反射されたアライメント指
標光を受光してアライメントを検出するXYセンサ4
´,ラインセンサ47と、このセンサ4´,47の検出情
報に基づいて装置本体がアライメントされるように装置
本体を移動させるモータ104,107,112とを備え
た装置において、センサ4´,47の検出情報に基づい
て、装置本体の移動速度を変えるようにモータ104,
107,112を制御する演算制御回路201を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被検眼に対して
アライメントを行うために装置本体が左右、前後、上下
方向に移動可能な眼科装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、被検眼に対する装置本体のず
れの大きさを検出するアライメント検出光学系と、この
アライメント検出光学系の検出情報に基づいて装置本体
がアライメントされるよう、検者によるジョイスティッ
ク等の操作により装置本体を移動させる駆動手段とを備
えた眼科装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな眼科装置にあっては、ジョイスティック等の手動操
作により駆動手段が動作してアライメントを行うので装
置本体の移動速度はほぼ一定である。このため、アライ
メント位置からのズレ量が大きいと、アライメントが完
了するまで長時間要してしまうという問題があった。ま
た、移動速度が一定のため、装置本体の移動位置を細か
く制御することができず、このため、より正確なアライ
メント完了位置へ装置本体を移動制御することが難しい
という問題があった。
【0004】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、アライメント位置からのズレ量が
大きくても短時間でアライメントを行うことができ、し
かも、より一層正確なアライメント完了位置へ装置本体
を移動させることのできる眼科装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、被検眼とのアライメント状態
を検出するアライメント検出手段と、前記アライメント
検出手段の検出情報に基づいて装置本体がアライメント
されるように前記装置本体を移動させる駆動手段とを備
えた眼科装置において、前記アライメント検出手段の検
出情報に基づいて、前記装置本体の移動速度を変えるよ
うに前記駆動手段を制御する制御手段を設けたことを特
徴とする。
【0006】請求項2の発明では、被検眼に対して装置
本体を前後左右に手動で移動させて水平方向のアライメ
ントを行う水平操作部材と、前記装置本体を上下方向に
移動させて上下方向のアライメントを行うための上下操
作部材と、この上下操作部材の操作に基づいて前記装置
本体を上下動させる上下動駆動手段とを備えている眼科
装置において、前記上下操作部材の操作量に基づいて装
置本体の上下動の速度が変わるように前記上下動駆動手
段を制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
[第1実施の形態]以下、本発明にかかる眼科撮影装置
としての角膜内皮細胞観察撮影装置を図1から図9に基
づいて説明する。
【0008】[器械的構成]図7は装置本体H及びそのア
ライメント機構Iを覆うカバーを省略して図示した角膜
内皮細胞観察撮影装置の側面図、図8は図7の装置本体
H内を示す部分平面図、図9は図7に示した制御回路の
説明図である。
【0009】この図7において、100は電源が内蔵さ
れたベースである。
【0010】このベース100の上部には可動ベース1
01が配設され、この可動ベース101内には図6に示
したベース本体71が左右前後に摺動自在に載置されて
いる。このベース本体71には、左右方向(X方向)に
貫通する軸挿通孔71aと、軸挿通孔71aに直角に開
口すると共に上面に開口する挿通孔71bが形成されて
いる。
【0011】72は軸挿通孔71aを摺動自在に貫通す
るシャフト、73,73はシャフト72の両端部に固定
された車輪である。この車輪73,73は、ベース10
0上に設けられた前後に延びるレール(図示せず)に案
内されて、前後に転動移動する様になっている。この構
成は周知のものを採用しているのでその詳細な説明は省
略する。これにより、ベース100は、左右前後に移動
できるようになっている。
【0012】また、ベース本体71には軸線を上下に向
けたプッシュプルソレノイド74が固定されている。こ
のプッシュプルソレノイド74は、ソレノイド74a
と、ソレノイド74aへの通電によりソレノイド74a
から進出させられるアクチュエータロッド74bを有す
る。このアクチュエータロッド74bは、先端部が挿通
孔71b内に挿入されていて、ソレノイド74aへの通
電によりソレノイド74aから進出させられると、先端
部がシャフト72に押し付けられて、ベース本体71を
シャフト72に固定するようになっている。尚、プッシ
ュプルソレノイド74以外の駆動手段を用いて、ベース
本体71に対してシャフト72を固定することもでき
る。
【0013】架台101は、コントロールレバー(ジョ
イステックレバー)102により前後・左右にマニュア
ル操作可能に設けられている。また、このコントロール
レバー102には撮影スイッチ103が設けられてい
て、手動撮影モードのときに用いられる。コントロール
レバー102は回転操作が可能となっており、このコン
トロールレバー102を回転操作することにより装置本
体Hが上下動(Y方向へ移動)するようになっている。
【0014】アライメント機構Iは、昇降機構、横動機
構、前後動機構から構成されている。この昇降機構は、
架台101の上部に固定したモータ104(昇降駆動手
段)と、架台101に上下方向(Y方向)に移動可能
(昇降可能すなわち上下動可能)に保持された支柱10
5を有する。しかも、このモータ104と支柱105と
は図示を略すピニオン・ラック結合され、支柱105は
モータ104によって上下(昇降)されるようになって
いる。この支柱105の上端にはテーブル106が固定
されている。
【0015】横動機構は、テーブル106上に固定され
た支柱108及びモータ107(横駆動手段)を有する
と共に、支柱108の上端に左右方向(X方向)に摺動
可能に保持されたテーブル109を有する。また、横動
機構は、図8に示すように、テーブル109の後端に設
けられたラック110と、モータ107の出力軸に設け
られたピニオン111を有する。しかも、このピニオン
111はラック110に噛み合わされている。
【0016】また、前後動機構は、テーブル109の上
部に固定されたモータ112及び支柱113を有すると
共に、このモータ112の出力軸に設けたピニオン11
4、及び支柱113上に配設された装置本体Hのケース
115を有する。この装置本体Hは、このケース115
と、このケース115内に内蔵された角膜内皮細胞観察
撮影用光学系116と、装置本体Hの制御回路200を
有する。このケース115は前後方向に摺動可能に保持
されている。しかも、ケース115の側部にはラック1
17が設けられていて、このラック117はピニオン1
14と噛合されている。
【0017】制御回路200は、図9に示すように、C
PU等から構成される演算制御回路201と、モータ1
04,107,112を駆動制御するドライバ104
a,107a,112aを有する。上述のソレノイド7
4aは演算制御回路201により通電制御がされるよう
になっている。尚、モータ104は被検眼Eに対する装
置本体HのY方向のアライメントを自動的に行うために
用いられ、モータ107は被検眼Eに対する装置本体H
のX方向のアライメントを自動的に行うために用いら
れ、モータ112は被検眼Eに対する装置本体HのZ方
向のアライメントを自動的に行うために用いられ、これ
らは自動撮影モードで作動可能となる。このモータ10
4,107,112には、位置制御が可能なステッピン
グモータ即ちパルスモータが用いられている。
【0018】なお、モータ104,107,112は後
述する角膜内皮細胞観察撮影用光学系116の受光手段
の受光出力に基づき装置本体Hを駆動する駆動手段を構
成している。
【0019】尚、手動操作(マニュアル操作)による被
検眼Eと装置本体Hの上下方向(Y方向)への相対的な
位置調整機構は図示を省略しているが、この位置調整機
構としては、コントロールレバー102の軸線回りの正
逆回転操作により上下動する昇降部材を設けて、この昇
降部材に支柱105,モータ104を支持させるように
したものである。
【0020】[光学系]上述の角膜内皮細胞観察撮影用光
学系116は、図1,図8に示した前眼部観察光学系1
と、この前眼部観察光学系1の両側に位置させた照明光
学系28及び観察撮影光学系29を備えている。
【0021】<前眼部観察光学系>この前眼部観察光学
系1は、ハーフミラー2、対物レンズ3、ハーフミラー
4、CCD5から大略構成されている。このCCD5か
らの映像信号は演算制御回路(制御手段)201を介し
てモニターテレビ90に入力される。
【0022】また、図3(a)は角膜内皮細胞撮影装置の
装置本体Hを覆うカバー6を正面から見た説明図で、前
眼部観察光学系1は装置本体H内に内蔵されている。こ
のカバー6の正面には、撮影窓6aが形成され、この撮
影窓6aの中央に対物レンズ3が位置している。図1
中、O1は前眼部観察光学系1の光軸、7,7は被検眼
Eの前眼部を照明する前眼部照明光源、図2中、8はア
ライメント光投影光学系である。この前眼部照明光源
7,7は演算制御回路201により発光制御回路202
を介して発光制御される様になっている。尚、前眼部照
明光源7,7は撮影窓6aの両側部に近接してカバー6
の正面に設けられ、ハーフミラー2はアライメント光投
影光学系8の一部を構成している。
【0023】しかも、このアライメント光学系8を用い
てのアライメント時には、前眼部照明光源7,7を点灯
させて被検眼Eの前眼部を照明すると、被検眼Eの前眼
部からの反射光束がハーフミラー2、対物レンズ3、ハ
ーフミラー4を介してCCD5で受光され、CCD5に
被検眼Eの前眼部像が結像される。そして、モニターテ
レビ90の画面90aには、演算制御回路201により
CCD5からの映像信号による被検眼Eの前眼部像E´
が図4の如くリアルタイムで映し出される様になってい
る。
【0024】<アライメント光投影光学系>アライメン
ト光学系(アライメント指標光投影手段)8は、図2に
示すように、アライメント用光源9、ピンホール板1
0、投影レンズ11、絞り12、ハーフミラー13を有
する。ピンホール板10は投影レンズ11の焦点に配置
されている。このアライメント用光源9からの光の一部
は、ピンホール板10を透過してアライメント指標光
(アライメント光束)となった後に、投影レンズ11に
より平行光束とされる。このアライメント指標光の一部
は、ハーフミラー13で反射された後、ハーフミラー2
で反射されて角膜Cに導かれる(投影される)。
【0025】<固視標投影光学系>このハーフミラー1
3は固視標投影光学系14の一部を構成している。この
固視標投影光学系14は、固視標光源17、ピンホール
板18を有する。
【0026】この固視標光源17は、図3(b)に示した
様に固視標としての複数の発光ダイオード17a〜17
eから構成されている。しかも、被検者が撮影窓6aか
ら装置内を覗いている状態で、固視標光源17の複数の
発光ダイオード17a〜17eを点灯させると、被検者
には複数の発光ダイオード17a〜17eのそれぞれの
発光点が図3(a)の如くA,B,C,D,Eの位置にそ
れぞれ見えるように、各発光ダイオード17a〜17e
が配置されている。尚、ピンホール板18には、各発光
ダイオード17a〜17eに対応してピンホールが設け
られている。これらの発光ダイオード17a〜17eは
演算制御回路201により発光制御回路202を介して
発光制御される様になっている。
【0027】また、モニターテレビ90の画面90aに
は、検者が被検眼Eの角膜Cを撮影する場合において、
図3(b)に示した様に、発光ダイオード17a〜17e
(固視標)の一つを選択点灯させる際に用いるチャート
92が図5に示した様に前眼部像E´との関係で表示さ
れる。このチャート92の位置A〜Eは、発光ダイオー
ド17a〜17eにそれぞれ対応させられている。
【0028】固視標投影光学系14からの固視標光はハ
ーフミラー13、ハーフミラー2を介して被検眼Eに導
かれ、固視標が被検眼Eに提示される。アライメント調
整は、被検者に固視標を固視させつつ行われる。
【0029】<XYアライメント検出手段>上述のよう
にアライメント用光源9から被検眼Eの角膜Cに向けて
投影されたアライメント光束は、角膜Cの表面で反射さ
れて、角膜頂点Pと角膜曲率中心O3との間の中間位置
に虚像を形成する。この角膜Cから反射されたアライメ
ント光束すなわち反射アライメント光束の一部は、ハー
フミラー2を透過して対物レンズ3により収束され、こ
の収束途中でハーフミラー4によって2つの光束に分離
される。
【0030】そして、ハーフミラー4により反射された
光束はXYアライメント検出センサー4´に導かれ、検
出センサ4´の受光面に輝点が結像される。このXYア
ライメント検出センサー4´には、X,Y方向の位置を
検出可能なPSDセンサー或はエリアCCD等をもちい
ることができる。このXYアライメント検出センサー4
´からの出力すなわち検出信号は演算制御回路201
(図9参照)に入力される。
【0031】ここで、検出センサ4´の受光面の中心位
置に前記輝点が合致したときの装置本体Hの位置がXY
方向におけるアライメントのXY基準位置となるように
設定されている。
【0032】一方、ハーフミラー4を通過した光束は、
CCD5に導かれて結像され、CCD5に輝点像を形成
させる。
【0033】<アライメントパターン投影光学系>アラ
イメントパターン投影光学系21は、図1に示すよう
に、アライメントパターン用光源22、アライメントパ
ターン板23、投影レンズ24から概略構成されてい
る。アライメントパターン板23には円環状パターンが
形成されている。ハーフミラー4は、アライメントパタ
ーン投影光学系21からの光束をCCD5側へ向けて反
射させ、CCD5に円環状パターン像を形成する。
【0034】このCCD5からの映像出力信号が演算制
御回路201を介してモニターテレビ90に入力され
て、モニターテレビ90の画面90aに被検眼Eの前眼
部像E´と円環状パターン像93,94とが図4の如く
同時に表示される。ここで、円環状パターン像93内は
オート撮影可能エリアS2、円環状パターン像93,9
4間はオートアライメント可能エリアS1となる。
【0035】従って、アライメント時には、前眼部を観
察しながら被検眼Eに対するアライメントを行い、角膜
Cにより反射されてアライメント輝点像95を形成する
光束が円環状パターン像93,94の中央に位置するよ
うに装置本体6を上下(Y方向)、左右(X方向)、前
後方向(Z方向)の概略位置に位置合せを手動で行う。
【0036】しかも、この際、アライメント輝点95が
オートアライメント可能エリアS1に入ると、XYアラ
イメント検出センサー4´によるアライメント検出が可
能な状態となる様設定されている。
【0037】<照明光学系>この照明光学系28は、被
検眼Eの角膜Cに向けて斜め方向から照明光束を照射す
るものである。この照明光学系28は、観察用の照明光
源30、集光レンズ31、赤外フィルター31´、撮影
用の照明光源32、集光レンズ33、スリット板34、
投光レンズ35及びダイクロイックミラー37を有す
る。しかも、このダイクロイックミラー37は赤外フィ
ルター31´とスリット板34との間に配設されてい
る。
【0038】上述の照明光源30にはキセノンランプが
用いられ、照明光源32には赤外発光LEDが用いられ
る。この照明光源30,32は演算制御回路201によ
り発光制御回路202を介して発光制御されるようにな
っている。また、スリット板34には細長い長方形状の
スリット36が形成されている。
【0039】そして、照明光源30からの赤外光束は集
光レンズ33,赤外フィルター31´及びスリット36
を通過して投光レンズ35に導かれ、照明光源32から
の照明光はダイクロイックミラー37を介して投光レン
ズ35に導かれる。しかも、アライメントが完了した状
態では、スリット板34と角膜Cとは投光レンズ35に
関してほぼ共役であり、角膜Cにはスリット光束が照射
される。このスリット光束は、一部が角膜表面を透過し
て角膜内皮に向かう。一方、残りが角膜Cの表面で反射
する。
【0040】<観察光学系>また、観察撮影光学系29
は、2枚のレンズ40、40´から構成される対物レン
ズ群、ハーフミラー41、マスク42、ミラー44、リ
レーレンズ45、ミラー46、ラインセンサー(アライ
メント検出手段)47から大略構成されている。尚、ア
ライメントが完了した状態では、マスク42と角膜Cと
は対物レンズ40、40´に関してほぼ共役である。
【0041】上述のラインセンサー47は、多数の受光
素子をライン状に配列したもので、Z方向(器械の光軸
方向)のアライメント(Zアライメント)のために設け
られている。そして、ラインセンサー47の各受光素子
は、光を受光すると、アドレス(番地)に対応して検出
信号を出力する。しかも、このラインセンサー47から
の出力(検出信号)は検出回路47´に入力される。こ
の検出回路47´は、ラインセンサー47の出力信号の
ピーク位置(角膜内皮細胞からの反射光のピーク点)が
ラインセンサー47の所定番地と一致したとき、即ちラ
インセンサー47の所定番地から出力されたピーク信号
(検出信号)を受けると、Zアライメント完了信号を出
力して、このZアライメント完了信号を演算制御回路2
01に入力する様になっている。ここで、ラインセンサ
ー47の中心位置に前記ピーク点が合致したときの装置
本体Hの位置がZ方向におけるアライメントのZ基準位
置となるように設定されている。
【0042】演算制御回路201は、検出回路47´か
らのアライメント完了信号を受けると、発光制御回路を
介して撮影光源32を発光制御する様になっている。従
って、上述の角膜Cの表面において反射されたスリット
光束が、対物レンズ40、40´により集光されてハー
フミラー41に導かれ、このハーフミラー41により反
射されてラインセンサ47に導かれ、ラインセンサー4
7の所定番地に対応する受光素子で受光されると、この
所定番地の受光素子からの検出信号が検出回路47´に
入力される。そして、検出回路47´は、所定番地の受
光素子からの検出信号から合焦と判断して、Zアライメ
ント完了信号を出力して演算制御回路201に入力す
る。
【0043】また、ハーフミラー41を通過した反射光
はマスク42に導かれ、角膜Cからの反射像がマスク4
2の配設位置に形成される。なお、マスク42は角膜内
皮細胞像を形成する以外の余分の反射光を遮光する役割
を果たす。角膜内皮細胞像を形成する反射光はミラー4
4、リレーレンズ45を介してミラー46に導かれ、反
射されて、CCD5に結像される。ミラー46は前眼部
観察光束の妨げとならない位置に配置され物面側の傾斜
角θと同じ角度をもってCCD5に入射する様になって
いる。
【0044】<光路切換手段>図1中、48はリレーレ
ンズ45とミラー46との間の光路途中(観察撮影系の
光路途中)に図9のソレノイド48aで挿脱可能に設け
られた遮光板,49はハーフミラー4とCCD5との間
の光路途中(前眼部観察系の光路途中)に図9のソレノ
イド49aで挿脱可能に設けられた遮光板である。この
ソレノイド48a,49aは演算制御回路201に駆動
制御されるようになっている。
【0045】そして、演算制御回路201は、ソレノイ
ド48a,49aを作動制御して、通常、アライメント
操作を始める時点では遮光板48を観察撮影系の光路途
中に挿入させると共に、遮光板49は前眼部観察系の光
路途中から退避させる様になっている。
【0046】しかも、前眼部を観察しながら被検眼Eに
対するアライメントを行うことにより、アライメント輝
点95がオートアライメント可能エリアS1に入ると、
上述の様にXYアライメント検出センサー4´によるア
ライメント検出が可能な状態となる。そして、演算制御
回路201は、アライメント輝点95がオートアライメ
ント可能エリアS1に入ると、ソレノイド49aを作動
制御して遮光板49を光路途中に挿入させると共に、ソ
レノイド48aを作動制御して遮光板48を光路途中か
ら退避させる様になっている。これにより、被検眼Eの
前眼部の観察状態から角膜内皮細胞観察撮影状態に光路
が切り替わる。
【0047】尚、演算制御回路201には、撮影した角
膜内皮細胞を記録する情報記録再生装置210と、メモ
リ211が接続されている。
【0048】また、演算制御回路201は、XYアライ
メント検出センサー4´から出力されるXY検出信号と
ラインセンサ41から出力されるZ検出信号とから、X
YZ方向のアライメントの基準位置からのズレ量を演算
して求める。すなわち、演算制御回路201は、XYア
ライメント検出センサー4´の中心点から検出センサー
4´上に結像されるアライメント輝点95までの離間距
離に基づいて、XY基準位置からの装置本体HのXY方
向のズレ量を演算し、ラインセンサー47の中心点から
ラインセンサー47の出力信号のピーク位置までの離間
距離に基づいて、Z基準位置からの装置本体HのZ方向
のズレ量を演算する。さらに、演算制御回路201は、
これらズレ量に対応した移動速度を演算し、この演算し
た移動速度に基づいて各ドライバ104a,107a,11
2aを制御し、この制御により装置本体Hがその移動速
度で前記基準位置へ移動するように装置本体HをXYZ
方向へ移動させるものである。
【0049】[作用]次に、この様な構成の角膜内皮細胞
撮影装置の作用を他の設定条件と共に説明する。
【0050】(i)1度目の撮影 a.撮影部位の選択 装置の図示しない電源をONさせて、検者が被検眼Eの角
膜Cを撮影する場合、角膜内皮細胞撮影開始前に、図示
しないモードスイッチを操作して、図3に示した発光ダ
イオード17a〜17e(固視標)の一つを選択点灯さ
せる際に用いるチャート92を図9に示した様に前眼部
像E´との関係でモニターテレビ90の画面90aに表
示させる。即ち、撮影する位置A〜Eを前眼部像E´と
の関係でモニターテレビ90の画面90aに表示させ
る。
【0051】この状態で、検者は、位置A〜Eのいずれ
の部分を撮影するかを選択スイッチ(図示せず)又はカ
ーソル、或はマウス、ライトペン等の撮影部位選択手段
で選択する。この場合は一つの撮影部位を選択する例を
説明したが、複数を選択して順番に撮影するようにして
もよい。また、被検眼Eの手術との関係で通常は観察撮
影が特に必要な3つの位置D,E,Bを一組として選択
するモードを設け、このモードが選択されたときは位置
D,E,Bを順次撮影させるようにしてもよい。
【0052】検者が、固視標投影光学系14の発光ダイ
オード17a〜17eの任意の一つを上述のようにして
選択点灯させ、この発光ダイオード17bからの固視標
光をハーフミラー13、ハーフミラー2を介して被検眼
Eに投影して、固視標光を被検眼Eに提示させて、被検
者に固視標光を固視させる。この状態で、アライメント
操作を開始する。
【0053】b.アライメント開始 このアライメント操作を始める時点では、通常、演算制
御回路201により、遮光板48が観察撮影系の光路途
中に挿入させられていると共に、遮光板49が前眼部観
察系の光路途中から退避させられている。
【0054】また、アライメント操作時には、前眼部照
明光源7,7を点灯させて被検眼Eの前眼部を照明する
と、被検眼Eの前眼部からの反射光束がハーフミラー
2、対物レンズ1、ハーフミラー4を介してCCD5で
受光され、CCD5に被検眼Eの前眼部像が結像され
る。そして、モニターテレビ90の画面90aには、演
算制御回路201によりCCD5からの映像信号による
被検眼Eの前眼部像E´が図4の如くリアルタイムで映
し出される。
【0055】しかも、この際、演算制御回路201は、
図1に示したアライメントパターン用光源22及び図2
に示したアライメント用光源9を点灯させると共に、照
明光源30を点灯させる。
【0056】この際、アライメントパターン用光源22
の光は、アライメントパターン板23の円環状パターン
をレンズ24,ハーフミラー4を介してCCD5に投影
し、CCD5に円環状パターン像が形成される。そし
て、図4に示すようにモニターテレビ90の画面90a
には、演算制御回路201によりCCD5からの映像信
号による円環状パターン像93,94が被検眼Eの前眼
部像E´と共に同時に映し出される。
【0057】一方、アライメント用光源9からの光は、
ピンホール板10を透過したアライメント指標光(アラ
イメント光束)は、ハーフミラー13で反射され、投影
レンズ11により平行光束とされる。そして、ハーフミ
ラー2で反射されて角膜Cに導かれ(投影され)た後、
角膜Cで反射してハーフミラー2、対物レンズ3、ハー
フミラー4を介してCCD5で受光される。さらに、モ
ニターテレビ90の画面90aには、演算制御回路20
1によりCCD5からの映像信号による輝点像95が被
検眼Eの前眼部像E´及び円環状パターン像93,94
と同時に映し出される。
【0058】また、照明光源30からの赤外光束は、集
光レンズ33,赤外フィルター31´及びスリット36
及び投光レンズ35を介して被検眼Eの角膜Cにスリッ
ト光束として投影された後、角膜Cで反射して、対物レ
ンズ40、40´により集光されてハーフミラー41に
導かれ、このハーフミラー41により反射されてライン
センサ47に導かれる。
【0059】c.アライメント操作 この様な状態で、上述した手動操作(マニュアル操作)
による被検眼Eと装置本体Hの上下方向(Y方向)への
相対的な位置調整機構(図示省)を操作して、被検眼E
と装置本体Hとを相対的に上下方向に移動操作すると共
に、ジョイステックレバー102を前後・左右に傾動操
作して、可動ベース101を前後・左右に移動操作す
る。この様なアライメント操作は、被検眼Eの前眼部を
観察しながら行って、アライメント輝点95がオートア
ライメント可能エリアS2に入るようにする。
【0060】この操作により、アライメント輝点95が
オートアライメント可能エリアS2に入ると、上述の様
にXYアライメント検出センサー4´によるアライメン
ト検出が可能な状態となる。
【0061】そして、演算制御回路201は、アライメ
ント輝点95がオートアライメント可能エリアS2に入
ると、ソレノイド74aへ通電して、アクチュエータロ
ッド74bをソレノイド74aから進出させ、このアク
チュエータロッド74bの先端部をシャフト72に押し
付け、ベース本体71をシャフト72に固定させる。一
方、演算制御回路201は、アライメント輝点95がオ
ートアライメント可能エリアS2に入ると、ソレノイド
49aを作動制御して遮光板49を光路途中に挿入させ
ると共に、ソレノイド48aを作動制御して遮光板48
を光路途中から退避させて、被検眼Eの前眼部の観察状
態から角膜内皮細胞観察撮影状態に光路を切り替える。
【0062】しかも、演算制御回路201は、アライメ
ント輝点95がオートアライメント可能エリアS2に入
ると、ドライバー104a,107a,112aを介し
てモータ104,107,112を駆動制御する。そし
て、このモータ104の駆動により支柱105が上方又
は下方に移動させられ、モータ107が駆動されると、
ピニオン111が回転してラック110との作用でテー
ブル109が左又は右に移動させられ、モータ112が
駆動されるとピニオン114が回転してラック117と
の関係で装置本体Hが前方又は後方に移動させられる。
【0063】この際、演算制御回路201は、XYアラ
イメント検出センサー4´の中心点から検出センサー4
´上に結像されるアライメント輝点95までの離間距離
に基づいて、XY基準位置からの装置本体HのXY方向
のズレ量を演算し、また、ラインセンサー47の中心点
からラインセンサー47の出力信号のピーク位置までの
離間距離に基づいて、Z基準位置からの装置本体HのZ
方向のズレ量を演算する。さらに、これらズレ量に比例
した移動速度を図10のグラフに基づいて演算し、この
演算した移動速度で装置本体Hが移動するように各ドラ
イバ104a,107a,112aを制御する。
【0064】この制御により、装置本体Hは、アライメ
ント輝点像95がオート撮影可能エリアS1の中心に向
うように、また、ラインセンサー47の中心位置に検出
信号のピークがくるように移動され、前記ズレ量が大き
いほど大きな移動速度で装置本体Hが移動される。この
ため、装置本体Hがアライメント基準位置から大きくず
れていても、装置本体Hはオート撮影可能エリアS1へ
短時間で移動されることとなる。つまり、装置本体Hの
アライメントはズレが小さい場合と同程度の時間で行わ
れる。
【0065】さらに、装置本体Hがアライメントの基準
位置に近づくにしたがって、その移動速度が小さくなっ
ていくので、装置本体Hの移動位置を細かく制御するこ
とができ、装置本体Hをより一層アライメント基準位置
へ近付けて停止させることができる。
【0066】d.角膜内皮細胞の自動撮影 アライメント輝点像95がオート撮影可能エリアS1内
に入ると共に、ラインセンサー47の中心部近辺の所定
範囲の番地から検出信号のピークが出力されると、検出
回路47´からZアライメント完了信号が出力され、演
算制御回路201はアライメント完了と判断して、装置
本体Hの移動を停止させるとともに前眼部照明光源7,
7、アライメントパターン用光源22、アライメント用
光源9及び照明光源30を消灯し、照明光源32を発光
制御回路を介して点灯させる。
【0067】これにより、照明光源32からの照明光
は、ダイクロイックミラー37,スリット板34,投光
レンズ35を介して被検眼Eの角膜Cに投影され、角膜
Cを表面から内部に向かって透過して、角膜内皮細胞で
反射される。この角膜内皮細胞からの反射光は、2枚の
レンズ40、40´から構成される対物レンズ群、ハー
フミラー41、マスク42、ミラー44、リレーレンズ
45、ミラー46を介してCCD5に角膜内皮細胞像を
結像させる。
【0068】ところで、装置本体Hをより一層アライメ
ント基準位置へ近付けて停止させることができるので、
より一層鮮明な角膜内皮像を撮影することができること
となる。
【0069】そして、モニターテレビ90の画面90a
には、演算制御回路201によりCCD5からの映像信
号による角膜内皮細胞像(図示せず)が映し出される。
また、この撮影された角膜内皮細胞像は、角膜Cの撮影
した位置の情報と共に情報記録・再生装置210に記録
される。
【0070】(ii)2度目以降の撮影 この様にして、1度目の撮影が終了した後、連続して他
の位置(部分)の撮影を行う場合には、連続撮影のスイ
ッチをON操作する。この操作により、演算制御回路20
1は、モータ112を作動制御して装置本体Hを被検眼
Eから所定量だけ離反させて停止させ、モニターテレビ
90の画面90aに図3のチャート92を映し出させ
る。この際、演算制御回路201は、モータ112の駆
動パルス数からモータ112の移動量を求めることがで
きるので、この移動量をメモリ211に記憶させてお
く。
【0071】次に、検者はチャート92の位置A〜Eの
撮影したい箇所を指定して、撮影したい箇所の発光ダイ
オード17a〜17eの一つを点灯させ、被検者にこの
発光ダイオード17a〜17eの一つからの光(固視標
光)を注視させる。この様に、装置本体Hを被検眼Eか
ら離反(後退)させて、固視標光を注視させることで、
被検者の固視標光に対する注意力が促される。
【0072】この状態で、撮影スイッチ103をONさせ
ると、演算制御回路201は、モータ112を駆動制御
して、装置本体Hをメモリ211に記憶されている移動
量だけ被検眼E側に移動させ、照明光源32を発光制御
回路を介して点灯させて、2度目の撮影を行わせる。
【0073】この様な操作を順次行うことで、被検眼E
の角膜内皮細胞の複数箇所の撮影を連続して行う。尚、
最初に撮影したい位置を複数箇所指定しておくことによ
り、或は、設定された複数箇所の撮影モードにしておく
ことにより、1度目の撮影以降は演算制御回路201で
上述した撮影制御を順次自動的に行わせるようにしても
よい。
【0074】この様にして、撮影が終了した後に所定時
間内に次の撮影の為の条件の入力がない場合、或は、複
数箇所の撮影モードにおける全ての撮影が終了した場
合、演算制御回路201はソレノイド74aへの通電を
停止させて、ソレノイド94によるベース本体71のシ
ャフト72への固定を解除させる。
【0075】[第2実施の形態]図11は第2の実施の
形態を示したものであり、この第2の実施の形態では、
演算制御回路201を使用せずにモータ104,107,
112の制御を行うようにしたものである。
【0076】図11において、401はX方向のX基準
位置信号を発生するX基準信号発生回路、402はY方
向のY基準位置信号を発生するY基準信号発生回路、4
03はZ方向のZ基準位置信号を発生するZ基準信号発
生回路、404はX基準位置信号とXYセンサ4´が出
力する検出信号のX情報信号とからX方向のズレ量を演
算する演算回路、405はX基準位置信号とXYセンサ
4´が出力する検出信号のX情報信号とからX方向にお
けるズレ方向(プラス方向あるいはマイナス方向)を検
出する比較回路である。
【0077】406はY基準位置信号とXYセンサ4´
が出力する検出信号のY情報信号とからY方向のズレ量
を演算する演算回路、407はY基準位置信号とXYセ
ンサ4´が出力する検出信号のY情報信号とからY方向
におけるズレ方向(プラス方向あるいはマイナス方向)
を検出する比較回路である。
【0078】408はZ基準位置信号とXYセンサ4´
が出力する検出信号のZ情報信号とからZ方向のズレ量
を演算する演算回路、409はZ基準位置信号とXYセ
ンサ4´が出力する検出信号のZ情報信号とからZ方向
におけるズレ方向(プラス方向あるいはマイナス方向)
を検出する比較回路である。
【0079】410は演算回路404が演算したX方向
のズレ量に比例したX方向の移動速度に変換する速度変
換回路、411は演算回路406が演算したY方向のズ
レ量に比例したY方向の移動速度に変換する速度変換回
路、412は演算回路408が演算したZ方向のズレ量
に比例したZ方向の移動速度に変換する速度変換回路で
ある。
【0080】413は速度変換回路410が変換した移
動速度で且つ比較回路405が検出した方向へ装置本体
Hを移動させるようにモータ107を駆動制御するモー
タ駆動回路、414は速度変換回路411が変換した移
動速度で且つ比較回路407が検出した方向へ装置本体
Hを移動させるようにモータ104を駆動制御するモー
タ駆動回路、415は速度変換回路412が変換した移
動速度で且つ比較回路409が検出した方向へ装置本体
Hを移動させるようにモータ112を駆動制御するモー
タ駆動回路である。
【0081】図12および図13は第3の実施の形態を
示したものであり、この第3の実施の形態はマニュアル
操作で装置本体Hのアライメントを行うようにするとと
もに、上下方向(Y軸方向)の移動のみを電動駆動する
ようにしたものである。
【0082】図12において、501はコントロールレ
バー(水平操作部材,上下操作部材)102の下部に形
成されたプーリで、このプーリ501にはベルト502
が巻回されている。このベルト502はエンコーダ50
3にも巻回され、コントロールレバー102を回転操作
するとベルト502を介してエンコーダ503が回転す
るようになっている。
【0083】エンコーダ503は、回転角に応じた数の
パルスを発生するようになっており、図13の演算制御
回路201は、そのパルスをカウントして図14に示す
グラフに基づいてそのカウント数に比例した速度を演算
する。そして、演算制御回路201は装置本体Hをその
速度で上下動するようにドライバ104aを制御する。
この制御により、装置本体Hは、コントロールレバー1
02の回転操作量が大きければ、すなわちコントロール
レバー102の回転した角度が大きければ大きいほど速
い速度で上下動し、その回転した角度が小さければ小さ
いほど遅い速度で上下動する。
【0084】したがって、装置本体HがY方向のアライ
メント基準位置から大きくずれていても、コントロール
レバー102を大きく回すことによりY方向のアライメ
ントを短時間で行なうことができる。また、コントロー
ルレバー102を回す角度が小さければ小さいほど装置
本体Hの移動速度が小さくなっていくので、装置本体H
の移動位置を細かく制御することができ、装置本体Hを
より一層アライメント基準位置へ近付けて停止させるこ
とができる。
【0085】この第3実施の形態では、モニタ90を見
ながらアライメントを行うものであり、モニタ90に
は、図15に示すように、XY方向のアライメント用の
パターン像93と、Z方向のアライメント用のスケール
90Sを表示する。スケール90S上には、ラインセン
サ47の中心位置(基準位置)を示すマーク90Mと、
ラインセンサ47が出力する検出信号のピークの位置を
示すマーク90Pとを表示する。そして、マーク90M
aマーク90Pとの距離が装置本体HのZ方向のズレ量
を示し、マーク90Pがマーク90Mの右に位置してい
るときには後ろ側にズレていることを表わし、左に位置
しているときには前方にズレていることを表わす。
【0086】モニタ15に表示されるスケール90Sお
よびマーク90P,90Mを見ながら、装置本体Hを前
後方向に移動させてマーク90Pをマーク90Mに一致
させる。この一致によりZ方向のアライメントが完了す
ることとなる。
【0087】上記実施の形態ではいずれも角膜内皮細胞
撮影装置について説明したが、他の眼科装置、例えば眼
底カメラ等であってもよいことは勿論である。
【0088】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成し
たので、装置本体がアライメント位置から大きくズレて
いても短時間でアライメントを行うことができ、しか
も、より一層正確なアライメント完了位置へ装置本体を
移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる眼科撮影装置の一つである角
膜内皮細胞撮影装置を示す光学系の説明図である。
【図2】図1の角膜内皮細胞撮影装置のアライメント光
学系を示す光学配置図である。
【図3】(a)は角膜内皮細胞撮影装置の部分正面図、(b)
は図2の固視標投影光学系の発光ダイオードの配置を示
す説明図である。
【図4】図1の角膜内皮細胞撮影装置によるアライメン
ト時のモニターテレビの画面の説明図である。
【図5】図1のモニターテレビにおける撮影箇所選択の
ためのチャート説明図である。
【図6】図7に示した可動ベースのマニュアル移動機構
停止手段の説明図である。
【図7】図1〜図6の構成を備える角膜内皮細胞撮影装
置の一部を省略した側面図である。
【図8】図7の一部を断面して示した部分平面図であ
る。
【図9】図1〜図8の角膜内皮細胞撮影装置の制御系の
構成を示したブロック図である。
【図10】装置本体Hの移動速度とズレ量との関係を示
したグラフである。
【図11】第2実施の形態の構成を示したブロック図で
ある。
【図12】第3実施の形態を示した説明図である。
【図13】第3実施の形態の制御系の構成を示したブロ
ック図である。
【図14】コントロールレバーの回転角と装置本体の移
動速度との関係を示したブロック図である。
【図15】モニタに表示される画面を示した説明図であ
る。
【符号の説明】
E…被検眼 H…装置本体 4´…XYセンサ 8…アライメント光学系 47…ラインセンサ 104…モータ 107…モータ 112…モータ 201…演算制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検眼とのアライメント状態を検出するア
    ライメント検出手段と、前記アライメント検出手段の検
    出情報に基づいて装置本体がアライメントされるように
    前記装置本体を移動させる駆動手段とを備えた眼科装置
    において、 前記アライメント検出手段の検出情報に基づいて、前記
    装置本体の移動速度を変えるように前記駆動手段を制御
    する制御手段を設けたことを特徴とする眼科装置。
  2. 【請求項2】被検眼に対して装置本体を前後左右に手動
    で移動させて水平方向のアライメントを行う水平操作部
    材と、前記装置本体を上下方向に移動させて上下方向の
    アライメントを行うための上下操作部材と、この上下操
    作部材の操作に基づいて前記装置本体を上下動させる上
    下動駆動手段とを備えている眼科装置において、 前記上下操作部材の操作量に基づいて装置本体の上下動
    の速度が変わるように前記上下動駆動手段を制御する制
    御手段を設けたことを特徴とする眼科装置。
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