JPH09224912A - 眼科装置 - Google Patents

眼科装置

Info

Publication number
JPH09224912A
JPH09224912A JP8041346A JP4134696A JPH09224912A JP H09224912 A JPH09224912 A JP H09224912A JP 8041346 A JP8041346 A JP 8041346A JP 4134696 A JP4134696 A JP 4134696A JP H09224912 A JPH09224912 A JP H09224912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alignment
eye
light
detection
control circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8041346A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Hayashi
正和 林
Koji Nishio
幸治 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Topcon Corp filed Critical Topcon Corp
Priority to JP8041346A priority Critical patent/JPH09224912A/ja
Publication of JPH09224912A publication Critical patent/JPH09224912A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Eye Examination Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】オートアライメントとマニュアルアライメント
を複合的に利用して、両者の長所を利用し、両者の欠点
を相殺することのできる眼科装置を提供。 【解決手段】被検眼Eに対して相対移動させられ且つC
CD5を有する装置本体Bと、被検眼Eにアライメント
指標光を投影するアライメント光投影光学系8と、被検
眼Eの角膜Cにおけるアライメント指標光の反射光が結
像する光検出面4´a,47aと、光検出面4´a,4
7a上の反射光束の到達位置に基づいて被検眼Eの装置
本体Bに対する位置を検出するセンサー4´,47と、
被検眼Eと装置本体Bのアライメントを完了させるため
センサー4´,47の出力に基づいて装置本体Bを駆動
するアライメント機構Iを備えた眼科装置において、セ
ンサー4´,47が所定検出回数以内または所定時間以
内にアライメントの完了状態を検出しないときは、アラ
イメント機構Iの動作を解除する制御回路200を設け
た眼科装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オートアライメント可
能な眼科装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の眼科装置としては、眼屈折力測定
装置、角膜形状測定装置、角膜内皮細胞撮影装置等が広
く知られている。この種の眼科器械による測定、撮影に
おいては、被検眼と装置本体の位置合せ(アライメン
ト)を行うことが必須である。
【0003】このアライメントは、ジョイスティックの
様な位置調整機構により手動で行われる場合(以下、マ
ニュアルアライメントという)と、光電受像素子(光電
変換素子)からの信号に基づき自動的に位置合せを行う
もの(以下、オートアライメントという)が知られてい
る。尚、マニュアルアライメントとオートアライメント
を検者の選択により切り換え可能に構成したものも考え
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、角膜内皮細
胞撮影装置の如く微妙なアライメント調整が必要な眼科
装置では、マニュアルアライメントによる調整は熟練を
要するから、オートアライメントによりアライメントす
るように構成するのが望ましい。しかし、オートアライ
メントを採用した角膜内皮細胞撮影装置等の眼科装置で
は、被検眼の固視微動が大きいような場合に、短時間で
アライメント(位置合せ)を完了させることができない
場合がある。
【0005】そこで、本発明は、この点に鑑み、オート
アライメントとマニュアルアライメントを複合的に利用
できるようにすることにより、両者の長所を利用できる
ようにし、両者の欠点を相殺することのできる眼科装置
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1の発明は、被検眼に対して相対移動させら
れ且つ撮影手段を有する装置本体と、被検眼にアライメ
ント指標光を投影するアライメント指標光投影手段と、
該被検眼の角膜における前記アライメント指標光の反射
光が結像する光検出面と、前記光検出面上の反射光束の
到達位置に基づいて前記被検眼の前記装置本体に対する
位置を検出するアライメント検出手段と、前記被検眼と
前記装置本体のアライメントを完了させるため前記アラ
イメント検出手段の出力に基づいて前記装置本体を駆動
する駆動手段を備えた眼科装置において、前記アライメ
ント検出手段が所定検出回数以内または所定時間以内に
アライメントの完了状態を検出しないときは、前記駆動
手段の動作を解除する駆動制御解除手段を設けた眼科装
置としたことを特徴とする。
【0007】また、請求項2の発明は、被検眼に対する
装置本体の位置合せのために検者により操作されるジョ
イスティックと、前記検者が前記ジョイスティックを把
持しているか否かを検知する検知手段を備えると共に、
前記駆動制御解除手段は前記検知手段の出力に基づき、
前記駆動手段の作動を解除することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。
【0009】(i).第1実施例 図1〜図8はこの発明に係る眼科装置としての角膜内皮
細胞撮影装置の一例を示す概略斜視図である。
【0010】[器械的構成]図4において、100は電源
が内蔵された固定ベース、Bは固定ベース100上に装
着された撮影装置本体である。この撮影装置本体Bは、
固定ベース100上に配設された可動ベースB1(架
台)と、可動ベースB1上に配設されたアライメント機
構収納ケース又はアライメント機構収納カバーであるア
ライメント機構収納部B2と、アライメント機構収納部
B2上に配置された光学系収納部カバー又は光学系収納
部ケースである光学系収納部B3を有する。
【0011】この可動ベースB1は、図7に示したよう
に可動ベース本体71と、可動ベース本体71を覆うベ
ースカバー101を有する。このベース本体71は、左
右前後に摺動自在に固定ベース100上に載置されてい
る。しかも、このベース本体71には、左右方向(X方
向)に貫通する軸挿通孔71aと、軸挿通孔71aに直
角に開口すると共に上面に開口する挿通孔71bが形成
されている。
【0012】72は軸挿通孔71aを摺動自在に貫通す
るシャフト、73,73はシャフト72の両端部に固定
された車輪である。この車輪73,73は、固定ベース
100上に設けられた前後に延びるレール(図示せず)
に案内されて、前後に転動移動する様になっている。こ
の構成は周知のものを採用しているのでその詳細な説明
は省略する。これにより、固定ベース100は、左右前
後に移動できるようになっている。
【0013】また、ベース本体71には、軸線を上下に
向けたプッシュプルソレノイド74が電動ロック手段
(電磁ロック手段)として固定されている。このプッシ
ュプルソレノイド74は、ソレノイド74aと、ソレノ
イド74aへの通電によりソレノイド74aから進出さ
せられるアクチュエータロッド74bを有する。このア
クチュエータロッド74bは、先端部が挿通孔71b内
に挿入されていて、ソレノイド74aへの通電によりソ
レノイド74aから進出させられると、先端部がシャフ
ト72に押し付けられて、ベース本体71をシャフト7
2に固定するようになっている。尚、プッシュプルソレ
ノイド74以外の駆動手段を用いて、ベース本体71を
シャフト72を固定することもできる。
【0014】また、可動ベースB1は、コントロールレ
バー(ジョイスティック)102により前後・上下、左
右にマニュアル操作可能に設けられている。このコント
ロールレバー102には撮影スイッチ103が設けられ
ている。この撮影スイッチ103は、マニュアル操作に
よる撮影のときに用いられる。
【0015】また、手動操作(マニュアル操作)による
被検眼Eと光学系収納部B3の上下方向(Y方向)への
相対的な位置調整機構は図示を省略しているが、種々の
機構を採用できる。例えば、この位置調整機構として
は、固定ベース100を載置するテーブルに設けられる
顎受け400を上下動操作可能に設け、この顎受け40
0をハンドル等で上下操作するようにしたものを用いて
もよい。更に、上記位置調整機構としては、コントロー
ルレバー102の軸線回りの正逆回転操作により上下動
する昇降機構を設けて、この昇降部材に支柱105,モ
ータ104を支持させるようにしたものでもよい。
【0016】上述のアライメント機構収納部B2内に
は、被検眼に対してオートアライメントする時に用いら
れるアライメント機構I(駆動手段)が配設されてい
る。尚、このコントロールレバー102,シャフト7
2,車輪73等は手動操作機構を構成している。このア
ライメント機構Iは、昇降機構、横動機構、前後動機構
から構成されている。
【0017】この昇降機構は、図5に示したように、可
動ベースAの上部に固定したモータ104(昇降駆動手
段)と、可動ベースAに上下方向(Y方向)に移動可能
(昇降可能すなわち上下動可能)に保持された支柱10
5を有する。しかも、このモータ104と支柱105と
は図示を略すピニオン・ラック結合され、支柱105は
モータ104によって上下(昇降)されるようになって
いる。この支柱105の上端にはテーブル106が固定
されている。
【0018】横動機構は、テーブル106上に固定され
た支柱107及びモータ108(横駆動手段)を有する
と共に、支柱107の上端に左右方向(X方向)に摺動
可能に保持されたテーブル109を有する。また、横動
機構は、図5,図6に示すように、テーブル109の後
端に設けられたラック110と、モータ108の出力軸
に設けられたピニオン111を有する。しかも、このピ
ニオン111はラック110に噛み合わされている。
【0019】また、前後動機構は、図6に示したよう
に、テーブル109の上部に固定されたモータ112及
び支柱113を有すると共に、このモータ112の出力
軸に設けたピニオン114、及び支柱113上に配設さ
れた光学系収納部B3のケース115を有する。この光
学系収納部B3は、このケース115と、このケース1
15内に内蔵された角膜内皮細胞観察撮影用光学系11
6と、光学系収納部B3の制御回路200を有する。こ
のケース116は前後方向に摺動可能に保持されてい
る。しかも、ケース115の側部にはラック117が設
けられていて、このラック117はピニオン114と噛
合されている。
【0020】モータ104,108,112は後述する
角膜内皮細胞観察撮影用光学系116の光検出面の検出
出力に基づき光学系収納部B3を駆動する駆動手段を構
成している。しかも、モータ104は被検眼Eに対する
光学系収納部B3のY方向のアライメントを自動的に行
うために用いられ、モータ108は被検眼Eに対する光
学系収納部B3のX方向のアライメントを自動的に行う
ために用いられ、モータ112は被検眼Eに対する光学
系収納部B3のZ方向のアライメントを自動的に行うた
めに用いられ、これらは後述するXYアライメント検出
センサー4´にアライメント指標光の反射光が入射して
おり、且つ後述のモード切換スイッチ301で「オー
ト」の選択がされた場合に作動可能となる。このモータ
104,108,112には、位置制御が可能なステッ
ピングモータ即ちパルスモータが用いられている。
【0021】[光学系]上述の角膜内皮細胞観察撮影用光
学系116は、図1,図6に示した前眼部観察光学系1
と、この前眼部観察光学系1の両側に位置させた照明光
学系28及び観察撮影光学系29を備えている。
【0022】<前眼部観察光学系>この前眼部観察光学
系1は、ハーフミラー2、対物レンズ3、ハーフミラー
4、CCD5(撮像手段)等から大略構成されている。
【0023】図1中、O1は前眼部観察光学系1の光
軸、7,7は被検眼Eの前眼部を照明する前眼部照明光
源、図2中、8はアライメント指標光投影手段としての
アライメント光投影光学系である。尚、ハーフミラー2
はアライメント光投影光学系8の一部を構成している。
【0024】しかも、このアライメント光学系8を用い
てのアライメント時には、前眼部照明光源7,7を点灯
させて被検眼Eの前眼部を照明すると、被検眼Eの前眼
部からの反射光束がハーフミラー2、対物レンズ3、ハ
ーフミラー4を介してCCD5で受光され、CCD5に
被検眼Eの前眼部像が結像される。
【0025】<アライメント光投影光学系>アライメン
ト光学系8は、図2に示すように、アライメント用光源
9、ピンホール板10、投影レンズ11、絞り12、ハ
ーフミラー13を有する。ピンホール板10は投影レン
ズ11の焦点に配置されている。このアライメント用光
源9からの光の一部は、ピンホール板10を透過してア
ライメント指標光(アライメント光束)となった後に、
投影レンズ11により平行光束とされる。このアライメ
ント指標光の一部は、ハーフミラー13で反射された
後、ハーフミラー2で反射されて角膜Cに導かれる(投
影される)。
【0026】<固視標投影光学系>このハーフミラー1
3は固視標投影光学系14の一部を構成している。この
固視標投影光学系14は、固視標光源17、ピンホール
板18を有する。この固視標光源17には、固視標とし
ての発光ダイオードが用いられている。
【0027】この固視標投影光学系14からの固視標光
はハーフミラー13、ハーフミラー2を介して被検眼E
に導かれ、固視標が被検眼Eに提示される。アライメン
ト調整は、被検者に固視標を固視させつつ行われる。
【0028】<XYアライメント検出手段>上述のよう
にアライメント用光源9から被検眼Eの角膜Cに向けて
投影されたアライメント光束は、角膜Cの表面で反射さ
れて、角膜頂点Pと角膜曲率中心O3との間の中間位置
に虚像を形成する。この角膜Cから反射されたアライメ
ント光束すなわち反射アライメント光束の一部は、ハー
フミラー2を透過して対物レンズ3により収束され、こ
の収束途中でハーフミラー4によって2つの成分に分離
される。
【0029】そして、ハーフミラー4により反射された
光束はXYアライメント検出手段としてのXYアライメ
ント検出センサー4´(第2の受光手段)に導かれる。
このXYアライメント検出センサー4´はアライメント
指標光の反射光が結像する光検出面4´aを有する。こ
のXYアライメント検出センサー4´には、X,Y方向
の位置を検出可能なPSDセンサー或はエリアCCD等
を用いることができる。
【0030】一方、ハーフミラー4を通過した光束は、
CCD5に導かれて結像され、CCD5に輝点像を形成
させる。
【0031】<アライメントパターン投影光学系>アラ
イメントパターン投影光学系21は、図1に示すよう
に、アライメントパターン用光源22、アライメントパ
ターン板23、投影レンズ24から概略なっている。ア
ライメントパターン板23には円環状パターン(図示せ
ず)が形成されている。ハーフミラー4は、アライメン
トパターン投影光学系21からの光束をCCD5側へ向
けて反射させ、CCD5に円環状パターン像を形成す
る。このCCD5からの映像信号は、制御回路200を
介してモニターテレビ90の画面90aに被検眼像E´
と共に円環状パターン像93,94を映し出す。この円
環状パターン像93内はオート撮影可能エリア、円環状
パターン像93,94間はオートアライメント可能エリ
アS1となる。
【0032】ここで、オートアライメント可能エリア
「S1」とは、XYアライメント検出センサー4´にア
ライメント投影光学系の反射光が入射し、オートアライ
メントのためのモータ104,108,112が作動可
能な状態になったことを示すエリアであり、「オート撮
影可能エリアS2」とはオートアライメントにより被検
眼Eと器械本体Bの相対的な位置が適性となり、撮影が
可能となったことを示すエリアである。なお、「オート
撮影可能エリアS2」とはマニュアルによるアライメン
トにより被検眼Eと器械本体Bの相対的な位置が適性と
なり、撮影が可能(適正位置)となったことを示すエリ
アでもある。
【0033】<照明光学系>この照明光学系28は、被
検眼Eの角膜Cに向けて斜め方向から照明光束を照射す
るものである。この照明光学系28は、観察用の照明光
源30、集光レンズ31、赤外フィルター31´、撮影
用の照明光源32、集光レンズ33、スリット板34、
投光レンズ35及びダイクロイックミラー37を有す
る。しかも、このダイクロイックミラー37は赤外フィ
ルター31´とスリット板34との間に配設されてい
る。上述の照明光源30には赤外発光LEDが用いら
れ、照明光源32にはキセノンランプが用いられる。ま
た、スリット板34には細長い長方形状のスリット36
が形成されている。
【0034】そして、照明光源30からの赤外光束は集
光レンズ33,赤外フィルター31´及びスリット36
を通過して投光レンズ35に導かれ、照明光源32から
の照明光はダイクロイックミラー37を介して投光レン
ズ35に導かれる。しかも、アライメントが完了した状
態では、スリット板34と角膜Cとは投光レンズ35に
関してほぼ共役であり、角膜Cにはスリット光束が照射
される。このスリット光束は、一部が角膜Cを表面から
内部に向かって横切る一方、残りが角膜Cの表面で反射
する様になっている。
【0035】<観察撮影光学系>また、観察撮影光学系
29は、2枚のレンズ40、40´から構成される対物
レンズ群、ハーフミラー41、マスク42、ミラー4
4、リレーレンズ45、ミラー46、ラインセンサー4
7(Zアライメント検出手段)から大略構成されてい
る。このラインセンサー47は、多数の受光素子をライ
ン状に配列したもので、Z方向(器械の光軸方向)のア
ライメント(Zアライメント)のために設けられてい
る。また、ラインセンサー47の各受光素子は、光検出
面47aで光を受光すると、アドレス(番地)に対応し
て検出信号を出力する。尚、撮影装置本体Bの被検眼に
対するアライメントが完了した状態では、マスク42と
角膜Cとは対物レンズ40、40´に関してほぼ共役で
ある。
【0036】しかも、上述のように、被検眼Eの角膜か
らの反射は、対物レンズ40,40´を介してハーフミ
ラー41に案内されて、一部が透過し、残りが反射され
る。そして、ハーフミラー41を通過した反射光はマス
ク42に導かれ、角膜Cからの反射像がマスク42の配
設位置に形成される。なお、マスク42は角膜内皮細胞
像を形成する以外の余分の反射光を遮光する役割を果た
す。角膜内皮細胞像を形成する反射光はミラー44、リ
レーレンズ45を介してミラー46に導かれ、反射され
て、CCD5に結像される。ミラー46は前眼部観察光
束の妨げとならない位置に配置され物面側の傾斜角θと
同じ角度をもってCCD5に入射する様になっている。
【0037】<Zアライメント検出系>尚、受光光学系
は、2枚のレンズ40、40´からなる対物レンズ群及
びハーフミラー41から構成されている。そして、被検
眼Eの角膜からの反射は、対物レンズ40,40´を介
してハーフミラー41に案内されて、一部が透過し、残
りが反射されてラインセンサ47に案内される様になっ
ている。
【0038】更に、ラインセンサー47の各受光素子
は、光を受光すると、アドレス(番地)に対応して検出
信号を出力する。このラインセンサー47からの出力
(検出信号)は検出回路47´に入力される。
【0039】この検出回路47´は、ラインセンサー4
7の出力信号のピーク値(角膜内皮細胞からの反射光の
ピーク値)がラインセンサー47の所定番地と一致した
とき、即ちラインセンサー47の所定番地から出力され
たピーク信号(検出信号)を受けると、Zアライメント
完了信号を出力して、このZアライメント完了信号を演
算制御回路201に入力する様になっている。この演算
制御回路201は、検出回路47´からのアライメント
完了信号を受けると、発光制御回路202を介して撮影
光源32を発光制御する様になっている。
【0040】<光路切換手段>この光路切換手段は、リ
レーレンズ45とミラー46との間の光路途中(観察撮
影系の光路途中)に図3のソレノイド48aで挿脱可能
に設けられた遮光板48、ハーフミラー4とCCD5と
の間の光路途中(前眼部観察系の光路途中)に図3のソ
レノイド49aで挿脱可能に設けられた遮光板49を有
する。
【0041】そして、アライメント操作を始める時点で
は遮光板48を観察撮影系の光路途中に挿入させると共
に、遮光板49は前眼部観察系の光路途中から退避させ
る様になっている。
【0042】また、演算制御回路201は、アライメン
ト輝点像95が撮影可能エリアS2に入ると、ソレノイ
ド49aを作動制御して遮光板49を光路途中に挿入さ
せると共に、ソレノイド48aを作動制御して遮光板4
8を光路途中から退避させるようになっている。これに
より、被検眼Eの前眼部が観察状態から角膜内皮細胞撮
影状態に切り替わるようになっている。
【0043】<制御回路200>この制御回路200
は、演算制御回路201と、ドライバ104a,108
a,112aとから構成される。
【0044】演算制御回路201には、CCD5,検出
回路47´、情報記録再生装置210、メモリ211、
撮影スイッチ103、モード切換スイッチ301、ソレ
ノイド48a,49a、XYセンサ4´、オートアライ
メント開始スイッチ300、ドライバ104a,108
a,112a、ソレノイド74a、発光制御回路20
2、モニターテレビ90が接続されている。
【0045】演算制御回路201には、CCD5,検出
回路47´,情報記録再生装置210、メモリ211、
撮影スイッチ103、モード切換スイッチ301、XY
センサ4´、オートアライメント開始スイッチ300等
からの信号が入力される。演算制御回路201には、こ
れら入力される種々の信号を処理し、これらの信号に基
づき種々の制御を行う。その制御の詳細は、後述の「作
用」の説明において明らかにされる。
【0046】また、演算制御回路201は、発光制御回
路202を作動制御して、前眼部照明光源7,7、アラ
イメント用光源9、固視標光源17、アライメントパタ
ーン用光源22、照明光源30,32等を発光制御する
様になっている。
【0047】また、演算制御回路201には、撮影した
角膜内皮細胞を記録する情報記録再生装置210と、メ
モリ211が接続されていると共に、オートアライメン
ト開始スイッチ300と、オート/マニュアル切換手段
としてのモード切換スイッチ301が設けられている。
【0048】[作用]次に、この様な構成の角膜内皮細胞
撮影装置の作用を他の設定条件と共に説明する。
【0049】ステップS1 図示しない電源がONされると、演算制御回路201は、
発光制御回路202を介して固視標投影光学系14の固
視標光源17,アライメントパターン光源225,9,
30を点灯させる。しかも、この際、演算制御回路20
1は、図1に示したアライメントパターン用光源22及
び図2に示したアライメント用光源9を点灯させると共
に、照明光源30を点灯させる。なお、この時点では、
演算制御回路201により、遮光板48が観察撮影系の
光路途中に挿入させられていると共に、遮光板49が前
眼部観察系の光路途中から退避させられている。この固
視標光源17からの固視標光は、ハーフミラー13、ハ
ーフミラー2を介して被検眼Eに投影され、被検眼Eに
提示させられる。
【0050】また、前眼部照明光源7,7が点灯させら
れ被検眼Eの前眼部を照明すると、被検眼Eの前眼部か
らの反射光束がハーフミラー2、対物レンズ3、ハーフ
ミラー4を介してCCD5で受光され、CCD5に被検
眼Eの前眼部像が結像される。そして、モニターテレビ
90の画面90aには、演算制御回路201によりCC
D5からの映像信号による被検眼Eの前眼部像E´が図
4の如くリアルタイムで映し出される様になっている。
【0051】この際、アライメントパターン用光源22
の光は、アライメントパターン板23の円環状パターン
を投影レンズ24,ハーフミラー4を介してCCD5に
円環状パターン像を形成させる。そして、モニターテレ
ビ90の画面90aには、演算制御回路201によりC
CD5からの映像信号による円環状パターン像93,9
4が被検眼Eの前眼部像E´と共に図4の如く同時に映
し出される。
【0052】一方、アライメント用光源9からの光は、
ピンホール板10を透過してアライメント指標光(アラ
イメント光束)となった後に、投影レンズ11により平
行光束とされ、ハーフミラー13で反射された後、ハー
フミラー2で反射されて角膜Cに導かれた後、角膜Cで
反射してハーフミラー2、対物レンズ3、ハーフミラー
4を介してCCD5で受光される。そして、モニターテ
レビ90の画面90aには、演算制御回路201により
CCD5からの映像信号による輝点像95が被検眼Eの
前眼部像E´及び円環状パターン像93,94と同時に
映し出される。また、照明光源30からの赤外光束は、
集光レンズ33,赤外フィルター31´及びスリット3
6及び投光レンズ35を介して被検眼Eの角膜Cにスリ
ット光束として投影された後、角膜Cで反射して、対物
レンズ40、40´により集光されてハーフミラー41
に導かれ、このハーフミラー41により反射されてライ
ンセンサ47に導かれる。
【0053】この様に演算制御回路201は、図示しな
い電源をONさせると、ステップS1でアライメントのた
めの準備をして、アライメント制御のルーチンをスター
トさせ、ステップS2に移行する。
【0054】ステップS2 本ステップでは、アライメントモードがマニュアルであ
るかオートであるかが判断される。即ち、本ステップで
は、オート/マニュアル切換手段としてのモード切換ス
イッチ301によるモード切換がMANUAL(手動)
であるか否かが判断されるが、通常はモード切換スイッ
チ301によるモードがAUTO(自動)になっている
ので、スタート前に予めモード切換スイッチ301をマ
ニュアル側にしていない場合には、AUTO(自動)モ
ードであるとしてステップA1に移行する。スイッチ3
01が「マニュアル」側となっている場合には、ステッ
プM1へ移行する。
【0055】ステップA1 ステップA1では、演算制御回路201は、モニターテ
レビ90の画面90aに「AUTO」の表示をさせて、
オートアライメントモードを選択されたことを検者に知
らせる。
【0056】この状態で、上述した様にコントロールレ
バー102を軸線回りに所定角度だけ時計回り方向及び
反時計回り方向に回動操作することにより、不図示の昇
降機構により支柱105を上下させ、被検眼と光学系収
納部B3とを相対的に上下方向に移動操作する。一方、
コントロールレバー102を左右に傾動操作して、可動
ベース101を左右に移動操作する。この様なアライメ
ント操作を被検眼Eの前眼部を観察しながら行って、ア
ライメント輝点95がオートアライメント可能エリアS
1に入るようにする。一方、コントロールレバー102
を前後に移動操作して、アライメント輝点像95が鮮明
になるように操作する。
【0057】この操作により、アライメント輝点95が
オートアライメント可能エリアS1に入ると、上述の様
にXYアライメント検出センサー4´によるアライメン
ト検出が可能な状態となり、ステップA2に移行する。
【0058】ステップA2 このステップA2において、演算制御回路201は、ア
ライメント輝点95がオートアライメント可能エリアS
1に入ると、ソレノイド74aへ通電して、アクチュエ
ータロッド74bをソレノイド74aから進出させるこ
とにより、このアクチュエータロッド74bの先端部を
シャフト72に押し付け、ベース本体71をシャフト7
2に固定させる。
【0059】XYアライメント検出センサー4´の出力
に基づき、ドライバー104a,108a,112aを
介してモータ104,108,112を駆動制御する。
【0060】即ち、演算制御回路201は、XYアライ
メント検出センサー4´の検出信号から、アライメント
輝点像95がオート撮影可能エリアS1の中心に向うよ
うに、モータ104,108を駆動制御して、光学系収
納部B3をXY方向に移動制御すると共に、ラインセン
サー47の所定番地の受光素子からの出力信号が得られ
る方向にモータ112を駆動制御して光学系収納部B3
を前後方向に移動制御する。
【0061】ステップA2では、この様にオートアライ
メント動作を開始して、ステップA3に移行する。
【0062】ステップA3 被検者によっては、アライメント輝点像95がオート撮
影可能エリアS2内に入っても、顔を大きく動かして、
アライメント輝点像95がオート撮影可能エリアS2か
ら外れたり、ラインセンサ47やXYアライメント検出
センサー4´からの信号がなくなる場合がある。
【0063】従って、このステップA3においては、
「(1).アライメント輝点像95がオート撮影可能エリ
アS2内に所定時間内に入ったか否か、(2).ラインセ
ンサー47の所定番地に対応する受光素子からの検出信
号が検出回路47´に入力されて、検出回路47´から
Zアライメント完了信号が所定時間内に演算制御回路2
01に入力されたか否か、及び(3).XYアライメント
検出センサー4´からの信号があるか否か」等が演算制
御回路201201により判断される。
【0064】そして、上述のモータ104,108,1
12の作動制御により、アライメント輝点像95がオー
ト撮影可能エリアS2内に所定時間内に入ると共に、ラ
インセンサー47の所定番地に対応する受光素子からの
検出信号が検出回路47´に入力されて、検出回路47
´からZアライメント完了信号が所定時間内に演算制御
回路201に入力されると、演算制御回路201はアラ
イメント完了と判断して、ステップS3に移行する。
【0065】また、演算制御回路201は、アライメン
ト輝点像95がオート撮影可能エリアS2内に入らない
か、或は検出回路47´からZアライメント完了信号が
入力されない場合、ステップA4に移行する。
【0066】更に、演算制御回路201は、XYアライ
メント検出センサー4´からの出力がない場合には、ス
テップM1に移行する。
【0067】ステップA4 このステップA4では、本ステップに移行した回数が所
定回数(例えば3回)以内であるか否か判断される。
【0068】そして、本ステップへの移行が所定回数以
内であればステップA2,A3の動作を繰り返し、本ス
テップへの移行が所定回数を越えた場合にはステップM
1に移行する。
【0069】ステップM1 ステップS2,A3,A4から本ステップM1に移行す
ると、演算制御回路201はモニターテレビ90の画面
90aに「MANUAL」と表示させてステップM2に
移行する。
【0070】ステップM2,M3 本ステップでは、アライメント輝点95がオートアライ
メント可能エリアS1に入っても、「アクチュエータロ
ッド74bの先端部をシャフト72に押し付けて、ベー
ス本体71をシャフト72に固定させる制御」を行わ
ず、且つ、ドライバー104〜112aを作動させない
ようにして、コントロールレバー102によるアライメ
ント操作を可能として、ステップM3に移行する。
【0071】ステップM3では、アライメント輝点像9
5がオート撮影可能エリアS2内に入ったか否か、及
び、ラインセンサー47の所定番地に対応する受光素子
からの検出信号が検出回路47´に入力されて、検出回
路47´からZアライメント完了信号が所定時間内に演
算制御回路201に入力されたか否かが判断される。
【0072】そして、コントロールレバー102の操作
により、アライメント輝点像95がオート撮影可能エリ
アS2内に入ると共に、ラインセンサー47の所定番地
に対応する受光素子からの検出信号が検出回路47´に
入力されて、検出回路47´からZアライメント完了信
号が所定時間内に演算制御回路201に入力されると、
演算制御回路201はアライメント完了と判断して、ア
ライメント完了信号を出力しステップM4に移行する。
また、演算制御回路201は、アライメント完了してい
ないと判断した場合には、ステップM2に戻りループす
る。
【0073】従って、このステップM2,M3をループ
している間に、コントロールレバー102によるアライ
メント作業を行う。即ち、上述した様にコントロールレ
バー102を軸線回りに所定角度だけ時計回り方向及び
反時計回り方向に回動操作することにより、被検眼と光
学系収納部B3とを相対的に上下方向に移動操作する。
一方、コントロールレバー102を前後・左右に傾動操
作して、可動ベースB1を前後・左右に移動操作する。
【0074】そして、演算制御回路201は、ステップ
M4でアライメント完了信号がディスプレイに表示され
たのを確認した検者が撮影スイッチ103を押すのを待
ち、撮影スイッチ103が押されると撮影を行う。そし
て、この撮影により撮影された画像がステップM5でモ
ニターテレビ90に表示されて終了する。
【0075】ステップS3 演算制御回路201は、アライメント輝点95がオート
撮影可能エリアS2に入ると、アライメント完了と判断
して、ソレノイド49aを作動制御して遮光板49を光
路途中に挿入させると共に、ソレノイド48aを作動制
御して遮光板48を光路途中から退避させて、被検眼E
の前眼部の観察状態から角膜内皮細胞観察撮影状態に光
路を切り替える。そして、前眼部照明光源7,7、アラ
イメントパターン用光源22、アライメント用光源9及
び照明光源30を消灯して、照明光源32を発光制御回
路を介して点灯させて、ステップS4に移行する。
【0076】これにより、照明光源32からの照明光
は、ダイクロイックミラー37,スリット板34,投光
レンズ35を介して被検眼Eの角膜Cに投影され、角膜
Cを表面から内部に向かって透過して、角膜内皮細胞
(図示せず)の指定した位置で反射される。この角膜内
皮細胞からの反射光は、2枚のレンズ40、40´から
構成される対物レンズ群、ハーフミラー41、マスク4
2、ミラー44、リレーレンズ45、ミラー46を介し
てCCD5に角膜内皮細胞像を結像させ、角膜内皮細胞
の撮影が行われる。
【0077】ステップS4,5 そして、ステップS4において、演算制御回路201
は、モニターテレビ90の画面90aにCCD5からの
映像信号による角膜内皮細胞像(図示せず)が映し出さ
せる。
【0078】また、この撮影された角膜内皮細胞像は、
角膜Cの撮影した位置の情報と共に情報記録・再生装置
210に記録される。この様にして、撮影が終了した後
に所定時間内に次の撮影の為の条件の入力がない場合、
或は、複数箇所の撮影モードにおける全ての撮影が終了
した場合、演算制御回路201はソレノイド74aへの
通電を停止させて、ソレノイド94によるベース本体7
1のシャフト72への固定を解除させる。
【0079】この様にステップS4において角膜内皮細
胞の撮影が行われると、ステップS5に移行し角膜内皮
細胞の撮影を終了する。尚、通常は、ステップS5で撮
影が終了すると、ステップS2に戻って次の撮影を待つ
ように設定される。
【0080】(ii).第2実施例 図9,図10(a),(b)は、本発明の他の実施例を示した
ものである。本実施例では、図9に示した様に、コント
ロールレバー102が握られているか否かを検出するセ
ンサー302が検知手段として演算制御回路201に接
続されている。即ち、このコントロールレバー102が
操作者によって握られている場合にはセンサー302か
ら信号Hが出力され、コントロールレバー102が操作
者によって握られていない場合にはセンサー302から
信号Lが出力されて、この信号H,Lは演算制御回路2
01に入力される様になっている。以下、この演算制御
回路201の作用を図10のフローチャートを用いて説
明する。
【0081】ステップS1 本ステップでは、演算制御回路201は、図示しない電
源をONさせると、図8に示したステップS1と同様にし
て、アライメントのための準備をし、アライメント制御
のルーチンをスタートさせ、ステップS2に移行する。
【0082】ステップS2 このステップS2では、コントロールレバー102(ハ
ンドル)が握られているか否かが判断される。即ち、演
算制御回路201は、コントロールレバー102に設け
たセンサー302からの検出信号Hがあるか否かを判断
する。そして、センサー302からの信号Lであればコ
ントロールレバー102は握られていないとしてループ
し、センサー302からの信号Hであればコントロール
レバー102は握られているとしてステップS3に移行
する。
【0083】ステップS3 このステップS3では、モニターテレビ90の画面90
aに「MANUAL」と表示させ、ステップS4に移行
する。
【0084】ステップS4 本ステップでは、コントロールレバー102を操作する
ことにより、マニュアル操作(手動操作)による粗アラ
イメントの制御動作が開始される。
【0085】そして、上述した様にコントロールレバー
102を軸線回りに所定角度だけ時計回り方向及び反時
計回り方向に回動操作することにより、被検眼と光学系
収納部B3とを相対的に上下方向に移動操作する。
【0086】一方、コントロールレバー102を左右に
傾動操作して、可動ベースB1を左右に移動操作する。
この様なアライメント操作を被検眼Eの前眼部を観察し
ながら行って、アライメント輝点95がオートアライメ
ント可能エリアS1に入るようにする。
【0087】この操作により、アライメント輝点95が
オートアライメント可能エリアS1に入ると、上述の様
にXYアライメント検出センサー4´によるアライメン
ト検出が可能な状態となる。
【0088】そして、演算制御回路201は、アライメ
ント輝点95がオートアライメント可能エリアS1に入
ると、ステップS5に移行する。
【0089】ステップS5 本ステップでは、演算制御回路201は、ソレノイド7
4aへ通電して、アクチュエータロッド74bをソレノ
イド74aから進出させることにより、このアクチュエ
ータロッド74bの先端部をシャフト72に押し付け、
ベース本体71をシャフト72に固定させ、粗アライメ
ントが終了したとしてステップS6に移行する。
【0090】ステップS6 本ステップでは、AUTO(自動)アライメントを開始
可能であるとして「AUTO START OK」の表
示をモニターテレビ90の画面90aに表示させ、ステ
ップS7に移行する。
【0091】ステップS7 本ステップでは、演算制御回路201は、オートアライ
メント開始スイッチ300が所定時間内にONされたか否
かを判断し、所定時間内にONされない場合にはステップ
M1に移行し、所定時間内にONされた場合にはステップ
A1に移行する。
【0092】ステップA1 本ステップでは、AUTO(自動)アライメントの「A
UTO」の表示をモニターテレビ90の画面90aに表
示させ、ステップA2に移行する。
【0093】ステップA2 本ステップでは、AUTO(自動)アライメントの「開
始」の表示をモニターテレビ90の画面90aに表示さ
せ、ステップA3に移行する。
【0094】ステップA3 被検者によっては、アライメント輝点像95がオート撮
影可能エリアS2内に入っても、顔を大きく動かして、
アライメント輝点像95がオート撮影可能エリアS2か
ら外れたり、ラインセンサ47やXYアライメント検出
センサー4´からの信号がなくなる場合がある。
【0095】従って、このステップA3においては、
「(1).アライメント輝点像95がオート撮影可能エリ
アS2内に入ったか否か、(2).ラインセンサー47の
所定番地に対応する受光素子からの検出信号が検出回路
47´に入力されて、検出回路47´からZアライメン
ト完了信号が所定時間内に演算制御回路201に入力さ
れたか否か、(3).XYアライメント検出センサー4´
からの信号があるか否か」等が演算制御回路201によ
り判断される。
【0096】そして、上述のモータ104,108,1
12の作動制御により、アライメント輝点像95がオー
ト撮影可能エリアS2内に入ると共に、ラインセンサー
47の所定番地に対応する受光素子からの検出信号が検
出回路47´に入力されて、検出回路47´からZアラ
イメント完了信号が所定時間内に演算制御回路201に
入力されると、演算制御回路201はアライメント完了
と判断して、ステップS8に移行する。
【0097】また、演算制御回路201は、アライメン
ト輝点像95がオート撮影可能エリアS2内に入らない
か、或は検出回路47´からZアライメント完了信号が
入力されない場合、ステップA4に移行する。
【0098】ステップA4 このステップA4では、コントロールレバー102(ハ
ンドル)が握られているか否かが判断される。即ち、演
算制御回路201は、コントロールレバー102に設け
たセンサー302からの検出信号Hがあるか否かを判断
する。そして、センサー302からの信号Lであればコ
ントロールレバー102は握られていないとしてステッ
プA5に移行し、センサー302からの信号Hであれば
コントロールレバー102は握られているとしてステッ
プA6に移行する。
【0099】ステップA5 本ステップでは、アライメント輝点95がオート撮影可
能エリアS2に所定時間内に入っているか否かが判断さ
れ、即ちXYアライメント検出センサー4´による微ア
ライメント検出が完了したか否かが判断される。そし
て、アライメント輝点95がオート撮影可能エリアS2
に所定時間内に入っていた場合には、ステップA3に戻
ってループし、オートアライメントを続行する。一方、
アライメント輝点95がオートアライメント可能エリア
S1に所定時間内に入らない場合にはステップA6に移
行する。
【0100】ステップA6 演算制御回路201はモニターテレビ90の画面90a
に「MANUAL」と表示させてステップM1に移行す
る。
【0101】ステップM1,M2 本ステップでは、アライメント輝点95がオートアライ
メント可能エリアS1に入っても、「アクチュエータロ
ッド74bの先端部をシャフト72に押し付けて、ベー
ス本体71をシャフト72に固定させる制御」、即ち
「アクチュエータロッド74bの先端部をシャフト72
に押し付けて、ベース本体71をシャフト72に固定さ
せる制御」を行わず、且つ、ドライバー104〜112
aを作動させないようにして、コントロールレバー10
2によるアライメント操作を可能として、ステップM2
に移行する。即ち、ステップS7,A4から本ステップ
に移行したときに、ソレノイド74aへの通電を停止さ
せて、アクチュエータロッド74bの先端部をシャフト
72から離反させ、ベース本体71をシャフト72に対
して自由にするようになっている。
【0102】従って、コントロールレバー102を用い
て手動でアライメント作業を行う。即ち、上述した様に
コントロールレバー102を軸線回りに所定角度だけ時
計回り方向及び反時計回り方向に回動操作することによ
り、被検眼と光学系収納部B3とを相対的に上下方向に
移動操作すると共に、一方、コントロールレバー102
を前後・左右に傾動操作して、可動ベースB1を前後・
左右に移動操作することにより、アライメント輝点像9
5がオート撮影可能エリアS2に入り鮮明になるように
する。
【0103】ステップM2では、アライメント輝点像9
5がオート撮影可能エリアS2内に入ると共に、ライン
センサー47の所定番地に対応する受光素子からの検出
信号が検出回路47´に入力されて、検出回路47´か
らZアライメント完了信号が演算制御回路201に入力
されたか否かが判断される。
【0104】そして、上述のモータ104,108,1
12の作動制御により、アライメント輝点像95がオー
ト撮影可能エリアS2内に入ると共に、ラインセンサー
47の所定番地に対応する受光素子からの検出信号が検
出回路47´に入力されて、検出回路47´からZアラ
イメント完了信号が演算制御回路201に入力される
と、演算制御回路201はアライメント完了と判断し
て、ディスプレイ上に「アライメント完了」の文字を表
示させて、ステップS8に移行する。また、演算制御回
路201は、アライメント完了していないと判断した場
合には、ステップM2に戻りループする。
【0105】ステップS8 本ステップでは、ソレノイド49aを作動制御して遮光
板49を光路途中に挿入させると共に、ソレノイド48
aを作動制御して遮光板48を光路途中から退避させ
て、被検眼Eの前眼部の観察状態から角膜内皮細胞撮影
状態に光路を切り替え、撮影スイッチ103の入力(ON
操作)を待つ。
【0106】演算制御回路201は、アライメント完了
と判断すると、前眼部照明光源7,7、アライメントパ
ターン用光源22、アライメント用光源9及び照明光源
30を消灯して、照明光源32を発光制御回路を介して
点灯させる。
【0107】これにより、照明光源32からの照明光
は、ダイクロイックミラー37,スリット板34,投光
レンズ35を介して被検眼Eの角膜Cに投影され、角膜
Cを表面から内部に向かって透過して、角膜内皮細胞
(図示せず)の指定した位置で反射される。この角膜内
皮細胞からの反射光は、2枚のレンズ40、40´から
構成される対物レンズ群、ハーフミラー41、マスク4
2、ミラー44、リレーレンズ45、ミラー46を介し
てCCD5に角膜内皮細胞像を結像させ、角膜内皮細胞
の撮影が行われる。
【0108】ステップS9,S10そして、ステップS
9において、演算制御回路201は、モニターテレビ9
0の画面90aにCCD5からの映像信号による角膜内
皮細胞像(図示せず)が映し出させる。
【0109】また、この撮影された角膜内皮細胞像は、
角膜Cの撮影した位置の情報と共に情報記録・再生装置
210に記録される。この様にして、撮影が終了した後
に所定時間内に次の撮影の為の条件の入力がない場合、
或は、複数箇所の撮影モードにおける全ての撮影が終了
した場合、演算制御回路201はソレノイド74aへの
通電を停止させて、ソレノイド94によるベース本体7
1のシャフト72への固定を解除させる。
【0110】この様にステップS9において角膜内皮細
胞の撮影が行われると、ステップS10に移行し角膜内
皮細胞の撮影を終了する。尚、通常は、ステップS10
で撮影が終了すると、ステップS2に戻って次の撮影を
待つように設定される。
【0111】本実施例によれば、オートアライメントか
らマニュアルの切換が操作ハンドル即ち、オートアライ
メント開始後に、ステップSA4においてコントロール
レバー102(ジョイスティック)を握れば自動的にマ
ニュアルに切り替わるので、器械に無理な力が作用しな
い。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、被検眼に対して相対移動させられ且つ撮影手段を有
する装置本体と、被検眼にアライメント指標光を投影す
るアライメント指標光投影手段と、該被検眼の角膜にお
ける前記アライメント指標光の反射光が結像する光検出
面と、前記光検出面上の反射光束の到達位置に基づいて
前記被検眼の前記装置本体に対する位置を検出するアラ
イメント検出手段と、前記被検眼と前記装置本体のアラ
イメントを完了させるため前記アライメント検出手段の
出力に基づいて前記装置本体を駆動する駆動手段を備え
た眼科装置において、前記アライメント検出手段が所定
検出回数以内または所定時間以内にアライメントの完了
状態を検出しないときは、前記駆動手段の動作を解除す
る駆動制御解除手段を設けた構成としたので、オートア
ライメントとマニュアルアライメントを複合的に利用で
きるようにして、両者の長所を利用できるようにし、両
者の欠点を相殺することができる。即ち、オートアライ
メントが困難な場合でも、自動的にマニュアルアライメ
ント操作に切り変えられるので、アライメント作業を迅
速に行うことができる。
【0113】また、請求項2の発明は、被検眼に対する
装置本体の位置合せのために検者により操作されるジョ
イスティックと、前記検者が前記ジョイスティックを把
持しているか否かを検知する検知手段を備えると共に、
前記駆動制御解除手段は前記検知手段の出力に基づき、
前記駆動手段の作動を解除する構成としたので、検者が
ジョイスティックを操作していない状態においては、ア
ライメント用のモータ等が誤って動作して、アライメン
ト動作をするのを防止をできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の眼科撮影装置の実施例としての角膜内
皮細胞観察撮影装置を示す光学系の説明図である。
【図2】本発明に係わるアライメント光学系を示す図で
ある。
【図3】図1に示した角膜内皮細胞観察撮影装置の制御
回路である。
【図4】図1,図2に示した光学系を備える角膜内皮細
胞撮影装置の斜視図である。
【図5】図4に示した角膜内皮細胞撮影装置のアライメ
ント機構の説明図である。
【図6】図5の部分平面図である。
【図7】図7に示した可動ベースのマニュアル移動機構
停止手段の説明図である。
【図8】図1〜図7に示した装置の作用を説明するフロ
ーチャートである。
【図9】図1に示した角膜内皮細胞観察撮影装置の制御
回路の他の例を示す説明図である。
【図10】(a),(b)は図9に示した制御回路の制御作用
を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
4´…XYアライメントセンサー(XYアライメント検
出手段) 4´a…光検出面 5…CCD(撮影手段) 8…アライメント光投影光学系(アライメント指標光投
影手段) 28…照明光学系 47…ラインセンサー(Zアライメント検出手段) 47a…光検出面 102…コントロールレバー(ジョイスティック) 104,108,112…モータ(駆動手段) 200…制御回路(駆動制御解除手段) 302…センサー(検知手段) B…装置本体 E…被検眼 I…アライメント機構(アライメント駆動手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼に対して相対移動させられ且つ撮
    影手段を有する装置本体と、 被検眼にアライメント指標光を投影するアライメント指
    標光投影手段と、 該被検眼の角膜における前記アライメント指標光の反射
    光が結像する光検出面と、 前記光検出面上の反射光束の到達位置に基づいて前記被
    検眼の前記装置本体に対する位置を検出するアライメン
    ト検出手段と、 前記被検眼と前記装置本体のアライメントを完了させる
    ため前記アライメント検出手段の出力に基づいて前記装
    置本体を駆動する駆動手段を備えた眼科装置において、 前記アライメント検出手段が所定検出回数以内または所
    定時間以内にアライメントの完了状態を検出しないとき
    は、前記駆動手段の動作を解除する駆動制御解除手段を
    設けたことを特徴とする眼科装置。
  2. 【請求項2】 被検眼に対する装置本体の位置合せのた
    めに検者により操作されるジョイスティックと、前記検
    者が前記ジョイスティックを把持しているか否かを検知
    する検知手段を備えると共に、前記駆動制御解除手段は
    前記検知手段の出力に基づき、前記駆動手段の作動を解
    除することを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
JP8041346A 1996-02-28 1996-02-28 眼科装置 Pending JPH09224912A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8041346A JPH09224912A (ja) 1996-02-28 1996-02-28 眼科装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8041346A JPH09224912A (ja) 1996-02-28 1996-02-28 眼科装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09224912A true JPH09224912A (ja) 1997-09-02

Family

ID=12605964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8041346A Pending JPH09224912A (ja) 1996-02-28 1996-02-28 眼科装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09224912A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002119476A (ja) * 2000-10-13 2002-04-23 Topcon Corp 検眼装置
JP2006149981A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Nidek Co Ltd 眼底カメラ
US7237895B2 (en) 2002-07-12 2007-07-03 Canon Kabushiki Kaisha Ophthalmologic apparatus
JP2009066025A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Topcon Corp 眼科装置および眼科装置を用いたオートアライメント方法
JP2009291251A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Nidek Co Ltd 眼科装置
JP2014147494A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Canon Inc 眼科装置および制御方法
JP2017023646A (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 株式会社トプコン 眼科装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002119476A (ja) * 2000-10-13 2002-04-23 Topcon Corp 検眼装置
US7237895B2 (en) 2002-07-12 2007-07-03 Canon Kabushiki Kaisha Ophthalmologic apparatus
JP2006149981A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Nidek Co Ltd 眼底カメラ
JP2009066025A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Topcon Corp 眼科装置および眼科装置を用いたオートアライメント方法
JP2009291251A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Nidek Co Ltd 眼科装置
JP2014147494A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Canon Inc 眼科装置および制御方法
JP2017023646A (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 株式会社トプコン 眼科装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4268861B2 (ja) 眼底カメラ
JP3628084B2 (ja) 眼科装置
JPH08275921A (ja) 眼底カメラ
JP5554610B2 (ja) 眼底撮影装置
JPH09224912A (ja) 眼科装置
JPH0994230A (ja) 眼科装置
JP2580467B2 (ja) 角膜内皮細胞撮影装置
JP3710601B2 (ja) 眼科装置
JP2002200043A (ja) 眼科装置及び眼科装置システム
JPH07121255B2 (ja) 角膜内皮細胞観察撮影装置
JP5328517B2 (ja) 眼底撮影装置
JP3630864B2 (ja) 眼科装置
JP2580500B2 (ja) 角膜内皮細胞撮影装置
JP4481727B2 (ja) 眼底カメラ
JP5522629B2 (ja) 眼底撮影装置
JP3617708B2 (ja) 角膜内皮細胞観察撮影装置
JPH11206715A (ja) 眼科用撮影装置
JP4531190B2 (ja) 眼科装置
JPH09149888A (ja) 被検眼の眼軸方向の任意部位付近の複数部位の撮影方法とその装置
JPH0663018A (ja) 角膜内皮細胞観察撮影装置
JP2608852B2 (ja) 角膜撮影装置
JPH1147093A (ja) 眼科装置
JP2730880B2 (ja) 角膜内皮細胞撮影装置
JP6292331B2 (ja) 眼底撮影装置
JP2001346764A (ja) 眼底カメラ