JPH063380Y2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH063380Y2
JPH063380Y2 JP1987068220U JP6822087U JPH063380Y2 JP H063380 Y2 JPH063380 Y2 JP H063380Y2 JP 1987068220 U JP1987068220 U JP 1987068220U JP 6822087 U JP6822087 U JP 6822087U JP H063380 Y2 JPH063380 Y2 JP H063380Y2
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JP
Japan
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light
lens barrel
shielding frame
optical axis
shielding
Prior art date
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JP1987068220U
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JPS63177829U (ja
Inventor
一夫 長浜
孝之 坪井
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、相対変位する二部材間の擦れ違い部の隙間を
遮光するカメラの遮光装置に関するものである。
〔従来技術〕
近年、レンズシャッターカメラの分野でも変倍化が進
み、この為にレンズシャッターカメラのメリットである
携帯性が損なわれてきている。
その理由の1つとして、カメラの変倍動作に伴って鏡筒
部が大きく移動し、この鏡筒移動後の空間を通って、鏡
筒部周囲からの進入光がフイルムに到達せぬよう大がか
りな遮光機構をカメラに設ける必要がでてきたことが挙
げられる。
これに対し、鏡筒部の周囲の壁に遮光毛を施こし、鏡筒
部と上記遮光毛をこすらせることにより大がかりな遮光
機構を無くすようにするものが提案されている。しかし
乍ら、この場合、鏡筒部と周囲の壁の間では、位置精度
的に誤差が生じ、この誤差の為に鏡筒の遮光毛に対する
圧縮ムラが生じてしまう。そして、この圧縮ムラが生じ
ても遮光性が保たれるようにする為には遮光毛を余分に
設けておかなければならず、この為、鏡筒部が移動する
ときに上記遮光毛からうける摩擦力が増大し、特に鏡筒
部をモーターで移動させるようなカメラでは、モーター
の大型化を招いたり、電源を浪費してしまうといった不
都合があった。
〔考案の特徴〕
本考案は、支持部材に形成した開口位置で光軸直交方向
に移動可能に支持された遮光枠と、前記支持部材の前記
開口内を光軸方向に移動する移動鏡筒と、前記遮光枠の
内径部と前記移動鏡筒の外周部との間に隙間の遮光の為
に、該遮光枠の内径部に周方向に固着された遮光部材
と、前記遮光枠より光軸前方に位置し、開口が形成され
たカバー部材と、を有し、 前記遮光枠の外径部に段差を形成し、該開口と前記移動
鏡筒との間での該遮光枠の光軸直交方向の移動範囲内で
は、前記支持部材の開口端縁の領域と該遮光枠の段差が
光軸方向に重なるように設定したと共に、該遮光枠の段
差と前記カバー部材の開口端縁も光軸方向に重なるよう
に設定したカメラを特徴とする。
本願は上記構成によって、移動鏡筒の負荷を軽減できる
と共に、遮光性の問題にも対処したカメラを提供するこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を基に説明する。
第1図は、本考案に係わるカメラ本体とレンズ鏡筒並び
に地板の関係を示す分解斜視図、第2図は第1図のレン
ズ鏡筒並びに地板がカメラ本体に収納された状態を示す
分解斜視図、第3図はレンズ鏡筒周辺部を示す第1図の
A−A断面図である。
第1図に於いて、1はカメラ本体、2,3はカメラ本体
1と後述の地板7との間で固定されるガイドバーでレン
ズ鏡筒4に設けられる穴4a及び不図示の長溝と嵌合して
レンズ鏡筒4の光軸方向への移動をガイドするように構
成されている。
レンズ鏡筒4は、他に撮影レンズ4b、レンズ鏡筒4を繰
出し又は繰込む為の動力伝達部であるメスヘリコイドネ
ジ部4c、シャッター羽根開口キコウ4d等を有している。
5は前記レンズ鏡筒4のメスヘリコイドネジ部4cとネジ
結合するオスヘリコイドで、本体1に内蔵されている不
図示のモーターにより回動されるべくギア部5aがやはり
不図示の動力伝達部と噛み合っており、ヘリコイド部5b
が鏡筒4のメスヘリコイド部4cとネジ結合され、オスヘ
リコイド5が回転すると鏡筒4は光軸方向へガイドバー
2,3にガイドされて移動するようになっている。
7は地板で、セツトビス10により本体1に固定され、ガ
イドバー2,3及びオスヘリコイド6を保持する他、面
7aにより変位部材としての遮光枠9がレンズ鏡筒4の光
軸と略垂直な平面方向、すなわち、レンズ鏡筒の移動方
向に対して略直角な方向へ移動可能にビス11により保持
されている。すなわち、第3図に示されるように、遮光
枠9の外径部9cと地板7の内径部7bの間には隙間が設け
られており、又、遮光枠9の鍔部9aと地板7の面7aとの
間にもわずかな隙間が設けられていることによって、遮
光枠9は鏡筒4の移動方向に対して略直角な方向へ移動
できるようになっている。
第3図で、12は遮光部材としての遮光テープで12a〜1
2dの4層にて構成されており、一番内径側の12aは、可
撓性で繊維状の遮光毛であり、鏡筒4の外周部4eに圧接
して鏡筒4のまわりの隙間から外の光がカメラ本体内へ
進入しないように遮光するものである。尚、この遮光毛
12aとしては、例えば、株式会社東レが発売している
「エクセーヌ」のような一本の繊維の太さが0.1μ程
度の細いもので材質はポリエステルのように耐候性にす
ぐれたものが良い。12cは金属板(例えば燐青銅板)等
で構成された伸びにくい材質の固定部材,12bは前述の
遮光毛12aと固定部材12cとを貼り合わせる為のホツトメ
ルト接着剤層,12dは、両面テープのような感圧接着紙
で固定部材12cを遮光枠9の内径部9dに固着するもの
である。
以上の様に構成される遮光テープ12の作成手順は、シー
ト状のホツトメルト接着剤12bをシート状の遮光毛12aと
シート状の固定部材12cとでサンドイツチして加熱し、
溶着する。その後、これらを必要な大きさに切断し、こ
れを感圧接着紙12dで遮光枠9の内径部9bに固着するも
のである。この様にシート状のホツトメルト接着剤をシ
ート状の遮光毛とシート状の固定部材とでサンドイツチ
して加熱し、溶着すると、遮光テープ12の厚みにバラツ
キが無くなり均一性が保たれる。又、遮光毛を伸びにく
い固定部材に固定して遮光枠9に固着することにより、
この固着作業に際して遮光テープを引張っても固定部材
12cの作用で遮光テープが伸びてしまうようなことがな
くなり、固着作業時に遮光毛の密度や厚みにムラが生じ
るのを防止できる。20はカバーで第1図の上方から覆い
かぶさるように構成され、光軸を中心とする開口20aが
形成されている。
第2図に於いて、13は前述のカメラ内の不図示のモー
タからピニオン8を介して駆動力が伝達されるカムギア
で、穴13aが地板7の軸7cに回動可能にガイドされピニ
オン8と噛み合うギア13bと後述の連結レバー14の腕14b
と係合するカム部13cを有する。
14は連結レバーで、穴14aによって地板7の軸7d回動可
能に軸支され前述の腕14bの他端にセクタギア14cを有し
ている。
15はレンズ保護部材としてのバリアで、穴15aによって
地板7の軸7eに回動可能に軸支され、ギア部15bが前述
の連結レバー14のセクタギア14cと噛み合っている。
又、バリア15は鏡筒14前面を覆うガード部15dを有して
いると共にバネ16がバリア15の腕15cと地板7との間に
張力をもってかけられており、ガード部15dが鏡筒4を
覆う閉方向に付勢している。
17はピニオン8,カムギア13,連結レバー14,バリア15
を間隙をもって押える押え板で、ビス18により地板7に
固着される。
19は地板7の軸7fに圧入固定されるストッパーゴムで、
バイア15が第2図の閉位置にあるときにバリア15のガー
ド部15dの端面が当接してバリア15の閉位置を決めてい
る。
以上の構成に於いて、不図示の変位信号がカメラ内のI
Cにラツチされると、不図示のモーターが回転を始め、
まず、ピニオン8が回転し、カムギア13が反時計方向に
回転して、連結レバー14を介してバリア15がバネ16の張
力に逆って時計方向に回転し、ガード部15dが鏡筒4の
前面を開放する。
次にオスヘリコイド5が公知の伝達機構を介して回転
し、鏡筒4を前方へ繰出す。鏡筒4の移動に連動して不
図示の後群レンズユニットも光軸上を移動し、倍率の切
換えを行う。この時、レンズ鏡筒4を案内するガイド部
2,3と地板7の内径部7bとの間では製造上の誤差が生
じ、又、レンズ鏡筒4の穴4aと鏡筒4の外周部4eの間
でも製造上の誤差が生じ、結果として地板7の内径部7b
と鏡筒4の外周部4eとは前記製造上の誤差分だけ偏心す
る。しかし乍ら、前述した様に遮光枠9は、鏡筒4の移
動方向に対して略直角方向に移動可能である為、鏡筒4
が繰出された際、遮光枠9は、鏡筒4の偏心にならって
鏡筒4の移動方向に対して略直角方向へ変位する。従っ
て、この遮光枠の変位が地板7の内径部7bと鏡筒4の外
周部4eとの偏心を吸収し、遮光毛に圧縮ムラを発生させ
ないように働く。よって、上記偏心の為に発生していた
遮光ムラが無くなり、従来の様に余分に遮光毛を設けな
くても済むようになるので、鏡筒の移動に対しての遮光
毛による負荷が軽減される。尚、この際遮光枠9が上述
の様に変位しても、遮光枠9の鍔部(段差部)9aと地板
7の面(開口端縁)7aを光軸方向にオーバーラップさせ
たので、遮光枠9の変位によって外からの光、特に光軸
から斜めに入ってくる迷光がカメラ内に進入することは
ない。又逆の方向、すなわち外から光軸方向に斜めに入
ってくる迷光も、遮光枠9aの鍔部(段差部)9aとカバー
20の開口端縁20aを光軸方向にオーバーラップさせたの
で、カメラ内に進入することがない。
又、遮光テープ12は、遮光毛12aが非常に柔らかく伸び
易いものであっても、伸びにくい固定部材12cを遮光毛1
2aに積層している為、遮光テープ12の貼り付け作業時に
遮光テープ12が伸びて遮光毛12aの密度や厚みにバラツ
キを発生させることも無くなる。従って、貼り付け作業
時のこれらバラツキによる遮光性の低下を防止する為に
従来の様に遮光毛を余分に設ける必要もなくなり、この
点でも鏡筒4の移動に対しての遮光毛による負荷を軽減
できる。
又、本考案は、上記遮光部材を防塵部材としても適用で
きる。
更に、上記実施例では、鏡筒移動に対しての遮光部材に
よる負荷の軽減について述べたが、本考案は負荷を軽減
するばかりでなく、ある一定値に負荷を管理するような
構造、例えば、フードの出入れの適当なフリクシヨンと
しても適用可能である。
〔考案の効果〕
以上説明した様に本考案によれば、移動鏡筒の外周部に
遮光枠を設けて、支持部材の開口と該移動鏡筒の外周と
の間を遮光するものに関し、該遮光枠を光軸直交方向に
移動可能に支持したので、移動鏡筒が偏心していても遮
光枠が光軸直交方向に変位して偏心を吸収できる。又、
前記遮光枠が光軸直交方向に移動できるようにしたこと
によって、該遮光枠の外径部からの迷光の進入が問題と
なるが、本考案では該遮光枠の外径部に段差を形成し、
該段差を支持部材の開口端縁と光軸方向に重なるように
したと共に、該段差と光軸前方のカバー部材の開口端縁
も光軸方向に重なるようにしたので、斜めに入射してく
る迷光の進入を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すカメラの分解斜視図、
第2図は第1図のレンズ鏡筒並びに地板がカメラ本体に
収納された状態を示す分解斜視図、第3図はレンズ鏡筒
周辺部を示す第1図のA−A断面図である。 1…カメラ本体、2,3…ガイドバー、4…レンズ鏡
筒、7…地板、9…遮光枠、12…遮光テープ、15…
バリア

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持部材に形成した開口位置で光軸直交方
    向に移動可能に支持された遮光枠と、前記支持部材の前
    記開口内を光軸方向に移動する移動鏡筒と、前記遮光枠
    の内径部と前記移動鏡筒の外周部との間に隙間の遮光の
    為に、該遮光枠の内径部に周方向に固着された遮光部材
    と、前記遮光枠より光軸前方に位置し、開口が形成され
    たカバー部材と、を有し、 前記遮光枠の外径部に段差を形成し、該開口と前記移動
    鏡筒との間での該遮光枠の光軸直交方向の移動範囲内で
    は、前記支持部材の開口端縁の領域と該遮光枠の段差が
    光軸方向に重なるように設定したと共に、該遮光枠の段
    差と前記カバー部材の開口端縁も光軸方向に重なるよう
    に設定したことを特徴とするカメラ。
JP1987068220U 1987-05-06 1987-05-06 カメラ Expired - Lifetime JPH063380Y2 (ja)

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JP1987068220U JPH063380Y2 (ja) 1987-05-06 1987-05-06 カメラ

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JPS63177829U JPS63177829U (ja) 1988-11-17
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