JP3039228B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JP3039228B2
JP3039228B2 JP5254992A JP25499293A JP3039228B2 JP 3039228 B2 JP3039228 B2 JP 3039228B2 JP 5254992 A JP5254992 A JP 5254992A JP 25499293 A JP25499293 A JP 25499293A JP 3039228 B2 JP3039228 B2 JP 3039228B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光軸方向に相対移動する
2部材間を可撓性の配線板で電気的に接続するレンズ鏡
筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5及び6は従来のレンズ鏡筒の構成を
示す要部断面図であり、図5は変倍動作における第1の
状態図、図6は第2の状態図をそれぞれ示している。図
中1はカメラ本体(図示せず)と接続するための爪部1
aを有するマウント、2はマウント1に対して連結され
る筒状形状をしている第1の部材としての固定筒であ
り、光軸に平行な案内溝2aと内壁面にフランジ部2b
を有している。3は固定筒2に外側に回動可能に嵌合さ
れたカム筒であり、カム溝3aが設けられている。
【0003】4はレンズ群L1および電動絞り装置5を
保持している第1のレンズ枠であり、前記固定筒2の案
内溝2aとカム筒3のカム溝3aにそれぞれ係合するコ
ロ6が外径部に設けられている。7はレンズ群L2を保
持し、固定筒2のフランジ部2bに取付けられている第
2のレンズ枠である。
【0004】8はカメラ本体との電気的接点となる接点
部材であり、マウント1に取り付けられ、電気部品を搭
載し電気回路を形成している環状円板形の回路基板9と
接続されている。10は可撓性の配線板であり、その一
端は回路基板9上のコネクタ11に接続され、他端は第
1のレンズ枠4に保持されている電動絞り装置5の端子
に接続されている。そして、その中間部は第1の折り返
し部10a、第2の折り返し部10bのそれぞれで18
0°折り返されており、固定筒2のフランジ部2bに設
けられた開口部2cを貫通して配線されている。
【0005】この場合、上記開口部2cに対向する第2
のレンズ枠7のフランジ部7aは欠除されている。12
は一端を第1のレンズ枠4に取り付けられ配線板10に
沿って光軸方向に延出した保持板であり、その他端で配
線板10の第1の折り返し部10aをはさみ込んで固定
している。13はマウントに対して固定され光軸方向に
延出した筒状部を有する裏蓋である。
【0006】上記構成において、第1のレンズ枠4、レ
ンズ群L1、電動絞り装置5、保持板12はコロ6と固
定筒2の案内溝2aの関係によって光軸方向にのみ移動
可能に規制されているため、不図示の変倍手段によりカ
ム筒3を光軸回りに回転させると、カム溝3aの軌跡に
沿って図5に示す第1の状態と図6に示す第2の状態の
間で連続的に移動する。
【0007】この時、配線板10は第1の折り返し部1
0aが固定筒2の開口部2cを貫通して進退し第1のレ
ンズ枠4と同量、第2の折り返し部10bが第1のレン
ズ枠4の半分の量だけ同方向に移動することによって、
電動絞り装置5と回路基板9との相対位置変化を吸収
し、どの状態にあっても接点部材8を通じて送られてく
るカメラ本体からの信号に基づき、電動絞り装置5に対
して駆動信号を送ることができるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、図6に示す第2の状態の時には、配線板
10の第1の折り返し部10aが固定筒2の開口部2c
より退避した状態となっているため、撮影光束外の光線
が開口部2cを通過して固定筒2の内面で反射し、撮影
面にまで達してしまい、撮影結果にゴーストやフレアー
と言った光学的な悪影響と及ぼすという問題点があっ
た。
【0009】本発明は上記のような問題点を解消したレ
ンズ鏡筒を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のレンズ
鏡筒は、第1の部材とは相対的に光軸方向に移動可能に
保持された第2の部材と、前記第1と第2の部材の相対
位置変化による吸収するために少なくとも折り返し部を
有し前記第1と第2の部材の両者を電気的に接続してい
る可撓性の配線板を有するレンズ鏡筒において、前記折
り返し部を保持する保持板と前記第1と第2の部材間に
位置し前記折り返し部と前記保持板とを進退させるため
の開口部と、前記保持板が前記開口部より退避する保持
板の移動動作に連動して前記開口部を閉鎖する遮光部材
とを設けたことを特徴としている。請求項2の発明のレ
ンズ鏡筒は、第1の部材とは相対的に光軸方向に移動可
能に保持された第2の部材と、前記第1と第2の部材の
相対位置変化による吸収するために少なくとも折り返し
部を有し前記第1と第2の部材の両者を電気的に接続し
ている可撓性の配線板を有するレンズ鏡筒において、前
記折り返し部を保持する保持板と前記第1と第2の部材
間に位置し前記折り返し部と前記保持板とを進退させる
ための開口部と、前記保持板に取り付けられており前記
保持板が前記開口部より退避する保持板の移動動作に連
動して前記開口部を貫通して該開口部に入射する光を防
止するための可撓性の遮光部材とを設けたことを特徴と
している。請求項1,2の発明によれば、該開口部から
の撮影光束外の光線の通過を防止し、撮影結果にフレア
ーやゴーストといった光学的な悪影響を及ぼすことな
く、相対移動する2部材間を電気接続したレンズ鏡筒を
提供することができる。
【0011】
【実施例】
実施例1.以下に、図面を参照しながら本発明の実施例
について説明する。図1及び図2は本発明の実施例1を
示す要部断面図であり、前記図5及び図6に示した従来
例と同一部品には同一符号を付して重複説明を省略す
る。
【0012】21はレンズ群L2を保持し、固定筒2の
フランジ部2bに取り付けられている第3の部材として
の第2のレンズ枠である。この第2のレンズ枠21に
は、固定筒2のフランジ部2bに形成した開口部2cを
開閉する位置に、軸21aを中心として回動可能な遮光
部材22が取り付けられている。またこの軸21aに
は、遮光部材22を開口部2cを覆う方向かつ配線板1
0の折り返し部10aが開口部2cより退避する方向に
付勢するネジリコイルバネ23が取り付けられている。
【0013】この遮光部材22、ネジリコイルバネ23
を第2のレンズ枠21に組み立てた状態では、遮光部材
22は第2のレンズ枠21に一体に設けられたストッパ
ー部21bに当接した状態となるよう構成されており、
この状態に組立てた後にレンズ後方より固定筒2のフラ
ンジ部2bに固定される。
【0014】以上の構成において、図1に示す第1の状
態の時には、遮光部材22は配線板10の第1の折り返
し部10aをはさみ込んで固定している保持板12によ
って、ネジリコイルバネ23の付勢力に逆らって開口部
2cより退避した位置まで回動しており、図2に示す第
2の状態の時は、遮光部材22はネジリコイルバネ23
の付勢力によってストッパー部21bに当接する位置、
すなわち開口部2cを覆う位置に付勢されている。
【0015】つまり、本実施例1では配線板10の第1
の折り返し部10aの光軸方向位置に連動して第1の折
り返し部10aが開口部2cより退避した状態において
は、遮光部材22が開口部2cを覆って撮影光束外の光
線の通過を防止する。
【0016】実施例2.図3及び図4は本発明の実施例
2の構成を示す要部断面図であり、前記実施例1と同様
に前記図5及び図6に示した従来例と同一部品には同一
符号を付して重複説明を省略する。
【0017】31は180°の折り返し部31aを設け
て両端をそれぞれ第2のレンズ枠7と保持板12に貼り
付けられている可撓性を有した遮光部材である。この構
成により、第1のレンズ枠4が図3に示す第1の状態か
ら図4に示す第2の状態へと光軸方向に移動すると、そ
の移動に連動して折り返し部31aは第1のレンズ枠4
の移動量の半分の量だけ同方向に移動し、遮光部材31
が保持板12と共に固定筒2に設けられた開口部2cを
貫通してレンズ前方へと延出し、開口部2cへの撮影光
束外の光線の進入・通過を防止するものである。
【0018】なお、上記実施例1、2とも第2のレンズ
枠7は固定となっているが、特に固定である必要はな
く、移動可能に保持されていても本質的な変わりはな
い。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の部材と第2の部材とを電気的に接続し、両者の相
対位置の変化を吸収する少なくとも一つの折り返し部
が、上記第1の部材あるいは該第1の部材と一体または
光軸方向に相対的に移動可能に保持された第3の部材の
少なくとも一方に設けられた開口部から退避する移動動
作と連動して該開口部を覆う遮光部材を設けたので、上
記開口部からの撮影光束外の光線の通過を防止し、撮影
結果にフレアーやゴーストといった光学的な悪影響を及
ぼすことなく、相対移動する2部材間を電気接続したレ
ンズ鏡筒を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1を示すレンズ鏡筒の第1の
状態の要部断面図
【図2】 その実施例1の第2の状態要部断面図
【図3】 本発明の実施例2を示すレンズ鏡筒の第2の
状態の要部断面図
【図4】 その実施例2の第2の状態の要部断面図
【図5】 従来のレンズ鏡筒の第1の状態の要部断面図
【図6】 その第2の状態を示す要部断面図
【符号の説明】
2 固定筒(第1の部材) 4 第1のレンズ枠(第2の部材) 10 配線板 12 保持板 21 第2のレンズ枠(第3の部材) 22 遮光部材 23 ネジリコイルバネ(付勢部材) 31 遮光部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部材とは相対的に光軸方向に移動
    可能に保持された第2の部材と、前記第1と第2の部材
    の相対位置変化による吸収するために少なくとも折り返
    し部を有し前記第1と第2の部材の両者を電気的に接続
    している可撓性の配線板を有するレンズ鏡筒において、
    前記折り返し部を保持する保持板と前記第1と第2の部
    材間に位置し前記折り返し部と前記保持板とを進退させ
    るための開口部と、前記保持板が前記開口部より退避す
    る保持板の移動動作に連動して前記開口部を閉鎖する遮
    光部材とを設けたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 第1の部材とは相対的に光軸方向に移動
    可能に保持された第2の部材と、前記第1と第2の部材
    の相対位置変化による吸収するために少なくとも折り返
    し部を有し前記第1と第2の部材の両者を電気的に接続
    している可撓性の配線板を有するレンズ鏡筒において、
    前記折り返し部を保持する保持板と前記第1と第2の部
    材間に位置し前記折り返し部と前記保持板とを進退させ
    るための開口部と、前記保持板に取り付けられており前
    記保持板が前記開口部より退避する保持板の移動動作に
    連動して前記開口部を貫通して該開口部に入射する光を
    防止するための可撓性の遮光部材とを設けたことを特徴
    とするレンズ鏡筒。
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